JPH07270053A - 冷蔵庫のキャビネットの製造方法 - Google Patents

冷蔵庫のキャビネットの製造方法

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Publication number
JPH07270053A
JPH07270053A JP6360294A JP6360294A JPH07270053A JP H07270053 A JPH07270053 A JP H07270053A JP 6360294 A JP6360294 A JP 6360294A JP 6360294 A JP6360294 A JP 6360294A JP H07270053 A JPH07270053 A JP H07270053A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
foaming
foaming agent
inner box
tape
inner casing
Prior art date
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Pending
Application number
JP6360294A
Other languages
English (en)
Inventor
Masaru Kimura
勝 木村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP6360294A priority Critical patent/JPH07270053A/ja
Publication of JPH07270053A publication Critical patent/JPH07270053A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 【構成】 外箱12とこの外箱と対向する面15に熱剥
離テープまたはシート18を貼付けてなる内箱14との
間にウレタンなどの発泡剤16を注入して発泡させ、発
泡後に、内箱14における熱剥離テープまたはシート1
8を貼付けた個所を加熱して、その接着力を失わせるこ
とを特徴とする冷蔵庫のキャビネットの製造方法であ
る。 【効果】 発泡後の発泡剤の収縮による内箱の変形を防
止できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は冷蔵庫のキャビネット
の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】冷蔵庫のキャビネットにおいては、内外
二重の箱の間に断熱材としてウレタンなどの合成樹脂を
注入して発泡させている。内箱は合成樹脂により形成さ
れており、発泡剤との接着性がよい。したがって、発泡
直後のまたは冷蔵庫を長期間使用する際の発泡剤の収縮
にともなって、内箱も収縮して歪む現象がみられた。
【0003】これを防止するために、従来は、次のよう
にして発泡後の発泡剤と内箱との分離を図っている。す
なわち、図4に示すように、内箱4における外箱2と対
向する面5における歪みの起りやすい個所に、粘着テー
プ8a,8bを貼り付けている。詳細にいえば、内箱の
面における比較的平坦な個所には、図5に示すようなそ
の両側9,9においてのみ接着力を有する粘着テープ8
aを貼り付けている。この場合には、粘着テープ8aを
貼り付けた個所には連通孔7が設けられており、これに
より、内箱と発泡剤との間が負圧になることがなく、し
たがって、両者の分離が図られている。また、内箱4に
おける凹凸などの比較的形状が複雑な個所には、図6に
示すような全面的に接着剤を塗付した粘着テープ8bが
用いられる。この場合には、図6に示すように、粘着テ
ープ8bと発泡剤6との間に強制的に空気を流し込ん
で、両者の分離を図っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、粘着テ
ープ8aの場合には、図5に示すように、発泡剤6が粘
着テープ8aと内箱4との間に進入し、発泡剤6と内箱
4とが直接的に接着する。このような難点を避けるため
には、前記の図6に示す粘着テープ8bを用いることが
考えられるが、粘着テープ8bには全面に接着剤が塗付
されているので、空気を吹込むだけでは、発泡剤6と内
箱4とが充分に分離できないきらいがあった。
【0005】この発明は、粘着テープを貼った個所にお
いても、内箱と発泡剤とが充分に分離し、発泡後の発泡
剤の収縮にともなって内箱が変形することがない冷蔵庫
キャビネットの製造方法を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の冷蔵庫
のキャビネットの製造方法は、外箱とこの外箱と対向す
る面に熱剥離テープまたはシートを貼付けてなる内箱と
の間にウレタンなどの発泡剤を注入して発泡させ、発泡
後に、内箱における熱剥離テープまたはシートを貼付け
た個所を加熱して、その接着力を失わせることを特徴と
するものである。
【0007】この発明において「熱剥離テープまたはシ
ート」とは、常温においては接着力を有し、加熱するこ
とにより接着力を失なう粘着テープまたはシートであ
る。
【0008】請求項2に記載の冷蔵庫のキャビネットの
製造方法においては、発泡後に、内箱に当接する発泡治
具を昇温することを特徴とするものである。
【0009】
【作 用】請求項1の冷蔵庫キャビネットの製造方法に
おいては、発泡剤の注入時において熱剥離テープまたは
シートの接着力を保持させておき、注入が終了し、発泡
剤の収縮が始まる前に、熱剥離テープまたはシートを貼
付けた個所を加熱してその接着力を無くする。これによ
り、発泡剤と内箱とが完全に分離する。
【0010】請求項2に記載の冷蔵庫キャビネットの製
造方法においては、発泡後に、容易な方法により、熱剥
離テープまたはシートを加熱してその接着力を失わせ
る。
【0011】
【実施例】10は冷蔵庫のキャビネットであって、外箱
12と、内箱14とを所定間隔を介して組合わせ、両者
間にウレタンなどの発泡剤16を注入して発泡させたも
のである。18は、内箱14の外箱12と対向する面1
5の所用個所に貼り付けた熱剥離テープである。熱剥離
テープ18は発泡剤16を注入発泡させる前に内箱に貼
り付けられ、このテープ18を貼り付けた個所に連通孔
17を設ける。
【0012】発泡剤16の注入が終了してその収縮が始
まる前に、熱剥離テープ18を貼り付けた内箱14の個
所を内箱の内面側から適当な加熱手段19により加熱す
る。これにより、熱剥離テープ18の接着力が失なわれ
て、内箱14と熱剥離テープ18とは分離する。また、
連通孔17から空気が進入するので、発泡後の発泡剤1
6の収縮によって内箱14と発泡剤16との間が負圧に
なることがなく、両者は完全に分離される。
【0013】このように、内箱14と接着テープ18と
の間が完全に分離しているので、発泡終了後に発泡剤1
6が収縮しても、内箱14がこれに伴って収縮すること
はなく、したがって内箱14の変形が防止できる。
【0014】熱剥離テープ18を加熱してその接着力を
失わせる前記手段19としては、発泡剤の発泡熱を利用
してもよく、温風を吹付けるなどの非接触の方法を採用
してもよく、さらに、後述の前記の発泡治具30として
加熱手段を有したものを用い、発泡後にこの治具を加熱
することもできる。また、発泡治具30とは別に、加熱
したその他の部材を内箱14における熱剥離テープ18
を接着した個所に当接してもよい。
【0015】図3は内箱14の内面側に発泡治具30を
当接した状態を示している。図示を省略するが、発泡治
具30には、温度調整手段が設けられている。これによ
り、発泡治具30は冷却される。冷却温度は発泡剤16
の反応熱を相殺する程度のものであることが好ましい。
熱剥離テープ18はこれを加熱することにより接着力が
失なわれるので、発泡時における発泡剤16の反応熱に
よって発泡中に接着力が失なわれて、この時点で既に熱
剥離テープが剥れてしまう危険がある。熱剥離テープ1
8が剥れると、テープ18と内箱14との間にも発泡剤
16が侵入して、結局、内箱14の表面全体が発泡剤1
6と接触しこれと接着される。しかし、前記のように発
泡治具30を冷却することにより、熱剥離テープ18の
温度上昇を防止することができ、熱剥離シート18の剥
離を防止できる。もっとも、熱剥離テープ18は発泡時
の反応熱によっては接着力が失われず、発泡後に、さら
に高温に加熱することにより接着力を失うように形成す
れば、このような治具30の冷却は不要である。
【0016】前記実施例においては、熱剥離素材として
テープすなわち細幅長尺片を用いたが、これに代えて、
広幅のシート状のものを用いてもよい。
【0017】
【発明の効果】請求項1に記載の冷蔵庫のキャビネット
の製造方法によれば、内箱と発泡剤との間が完全に分離
されるので、発泡後に発泡剤が収縮しても、収縮に伴な
う引張力が熱剥離テープまたはシートの接着力を介して
内箱に伝わることを防ぐことができ、内箱に歪みが発生
することを防止できる。
【0018】請求項2の冷蔵キャビネットの製造方法に
よれば、発泡後に、容易な方法で、熱剥離テープまたは
シートの接着力を失なわせることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例の製造方法において用いる
冷蔵庫の内箱の斜視図。
【図2】前記実施例の方法により製造された冷蔵庫のキ
ャビネットを示す部分拡大断面図。
【図3】内箱の内面側に発泡治具を当接した状態を示す
断面図。
【図4】粘着テープを貼り付けた従来の内箱を示す斜視
図。
【図5】従来のキャビネットにおいて粘着テープが貼り
付けられた状態を示す断面図。
【図6】従来のキャビネットにおいて、別の粘着テープ
を貼り付けた状態を示す断面図。
【符号の説明】
10 キャビネット 12 外箱 14 内箱 16 発泡剤 18 熱剥離テープ 30 発泡治具

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外箱とこの外箱と対向する面に熱剥離テ
    ープまたはシートを貼付けてなる内箱との間にウレタン
    などの発泡剤を注入して発泡させ、発泡後に、内箱にお
    ける熱剥離テープまたはシートを貼付けた個所を加熱し
    て、その接着力を失わせることを特徴とする冷蔵庫のキ
    ャビネットの製造方法。
  2. 【請求項2】 発泡後に、内箱に当接する発泡治具を昇
    温することを特徴とする請求項1に記載の冷蔵庫のキャ
    ビネットの製造方法。
JP6360294A 1994-03-31 1994-03-31 冷蔵庫のキャビネットの製造方法 Pending JPH07270053A (ja)

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JP6360294A JPH07270053A (ja) 1994-03-31 1994-03-31 冷蔵庫のキャビネットの製造方法

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JPH07270053A true JPH07270053A (ja) 1995-10-20

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ID=13234002

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JP6360294A Pending JPH07270053A (ja) 1994-03-31 1994-03-31 冷蔵庫のキャビネットの製造方法

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JP (1) JPH07270053A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017003183A (ja) * 2015-06-09 2017-01-05 東芝ライフスタイル株式会社 断熱箱体

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2017003183A (ja) * 2015-06-09 2017-01-05 東芝ライフスタイル株式会社 断熱箱体

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