JPH07269681A - 直交軸歯車減速機 - Google Patents

直交軸歯車減速機

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JPH07269681A
JPH07269681A JP5687194A JP5687194A JPH07269681A JP H07269681 A JPH07269681 A JP H07269681A JP 5687194 A JP5687194 A JP 5687194A JP 5687194 A JP5687194 A JP 5687194A JP H07269681 A JPH07269681 A JP H07269681A
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Kiichi Chiba
喜一 千葉
Tetsuo Takechi
哲雄 武智
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Sumitomo Heavy Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 歯車箱の合成を高めると共に収容される各ギ
ヤの組立てを容易にし、且つ歯車箱の据付け面の設定の
自由度を上げる。 【構成】 歯車箱205を略直方体とし、6面を一体に
形成すると共に出力軸216が突出される面に開口部2
07を形成する。この開口部207の形状はベベルギヤ
213の最外周歯先円ρ1 及び出力ギヤ215の歯先円
ρ2 をそれぞれ出力軸突出面に投影したときに、投影さ
れた歯先円ρ1 、ρ2 を同時に包含し得る形状とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、モータと組合せて物流
機器等の用途に用いるのに好適な直交軸歯車減速機、特
にその歯車箱の構造に改良を加えた直交軸歯車減速機に
関する。
【0002】
【従来の技術】モータに歯車減速機を取付けていわゆる
ギヤドモータとして使用する場合、当該モータ付歯車減
速機の最大寸法(長手方向寸法)は、一般にモータの軸
方向となる。そのため、該モータ付歯車減速機を例えば
コンベアの駆動に用いようとする場合には、この最大寸
法の方向(モータ軸の方向)をコンベアと平行に配置す
るのが最良となる。ところが、コンベアの軸を駆動する
には、当該歯車減速機の出力軸はこのコンベア軸と平行
でなければならない。従って、このような観点からモー
タ軸(入力軸)に対して出力軸を直交させた直交軸歯車
減速機が広く使用されている。
【0003】従来の直交軸歯車減速機の構成例を図6に
示す。
【0004】なお、図7は図6のVII −O1−O2−VI
I 線に沿った断面図、図8は図6のVIII−O2−VIII線
に沿った断面図である。
【0005】この減速機は、モータ100のモータ軸1
02と一体的に回転する入力軸102Aと出力軸116
との間に、入力軸102Aに一体的に成形された1段目
ピニオン109及び1段目ギヤ110からなる1段目平
行軸減速部 r1と、該1段目平行軸減速部 r1からの動
力を受ける2段目ベベルピニオン112及び該ベベルピ
ニオン112と噛合すると共に該ベベルピニオン112
に対して回転方向を90°変更する2段目ベベルギヤ1
13からなる2段目直交軸減速部 r2と、該2段目直交
軸減速部 r2からの動力を受ける3段目ピニオン114
及び出力軸116に固定された出力ギヤ(3段目ギヤ)
115からなる3段目平行軸減速部 r3とを備える。
【0006】これらの各減速部 r1〜 r3は、略直方体
の歯車箱105の中に収納されている。この歯車箱10
5は6面f1〜f6のうち入力軸102Aが突出する面f5及
びこれと対向する面f6が全面開放面とされ、面f5にはモ
ータ継カバー103が、面f6には歯車箱カバー122が
それぞれ(各減速部 r1〜 r3の組付け後に)配置され
る。
【0007】なお、各図において符号118A、118
Bはベベルピニオン軸受、119A、119Bは3段目
ピニオン軸受、120A、120Bは出力軸軸受、12
1はベベルピニオンハウジングをそれぞれ示している。
【0008】ところで、一般にこのような直交軸歯車減
速機においては、出力軸116及び歯車箱105の寸法
によって決まる相手機械への取合寸法を市場の要請に合
せて小なるものから大なるものへ何種類かの大きさに分
け、これをサブシリーズ(一般に「枠番」と称されてい
る)として予め準備し、且つ、同一の枠番で何種類かの
減速比を予め系列化して全体をシリーズとして準備し、
多様なユーザーへの対応を可能としている。
【0009】上述したような直交軸歯車減速機において
は、重要な性能項目である低騒音性において平行軸歯車
減速部の方が有利であるために、多くの減速比をシリー
ズ化する場合には、上記従来例のように1段目を平行軸
歯車減速部、2段目をベベルギヤセットのような直交軸
歯車減速部、3段目を平行軸歯車減速部とすると共に、
2、3段目の減速部よりもトルクが小さいために相対的
には小型で安価な1段目の減速部において減速比を調整
するためのギヤの種類を多数用意し、2段目、3段目は
1種類又は2種類程度の減速比を用意するのがコスト
面、性能面において有利であるとされている。この場
合、出力軸に固定又は一体成形される3段目ギヤ(出力
ギヤ)が最も大きな歯車となる。
【0010】一方、各歯車及び軸、軸受等を収納する歯
車箱は、軽量、且つ高剛性が要求され、そのためには開
口部は少ない方が有利である。上記従来例における直交
軸歯車減速機にあっては、モータ100が付く面f5及び
モータ軸102と平行する面のうち出力軸を支持してい
る面f2、f4には必然的に開口部130、132が設けら
れる。
【0011】ところが、2段目にベベルギヤセットを用
いた減速機の場合においては、モータ側の開口部を有す
る面f5から出力ギヤ115を収納しようとした場合に、
ベベルピニオンハウジング121と干渉するため当該出
力ギヤ115を組み込んだ出力軸116を収納すること
ができない。
【0012】そこでこの従来例にあっては、上述したよ
うにモータ取付面の対向面f6に開口部134を設け、こ
こから出力ギヤ115及びベベルギヤ113を収納し、
歯車箱カバー122で蓋をする構造を採用している。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな構成の従来の直交軸歯車減速機にあっては、出力軸
116については、これを開口した面f6から収納するこ
とができないため、面f2又は面f4から挿入し、且つこの
挿入時に、面f6の側から入れた出力ギヤ115を「歯車
箱105の中で」組み立てる必要があるという問題があ
った。
【0014】又、同様に、ベベルギヤ113及び3段目
ピニオン114についても「歯車箱の中」で組み立てる
必要があり、組立が非常にやり難く作業時間がかかると
共に、作業結果の確認や分解が極めて困難であるという
問題があった。
【0015】又、面f6が開口していて歯車箱カバー12
2で蓋をしてボルト(図示せず)で固定する構造である
ため、剛性がそれだけ低下する上に、この面を据付面と
することが困難になり、据付けの自由度が低下するとい
う問題もあった。
【0016】本発明は、このような従来の問題に鑑みて
なされたものであって、剛性が高く、しかも出力軸と出
力ギヤ(3段目ギヤ)との組付けやベベルギヤと3段目
ピニオンとの組付けを「歯車箱の外」で行うことを可能
とし、その結果作業時間の短縮、作業結果の確認の容易
性、及び分解再組立の容易性を確保することをその目的
としている。
【0017】又、基本的にモータを取付ける面と対向す
る面にカバーやボルトが存在しないようにすることによ
り、この面を据付面とすることを可能とし、それだけ据
付けに関する自由度の大きな歯車箱を得ることをその目
的としている。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明は、入力軸及び出
力軸と、前記入力軸に固定又は一体成形された1段目ピ
ニオン及び該1段目ピニオンと噛合する1段目ギヤを含
む1段目平行軸減速部と、該1段目平行軸減速部からの
動力を受ける2段目ピニオン及び該2段目ピニオンと噛
合すると共に2段目ピニオンに対して回転方向を90°
変更する2段目ギヤを含む2段目直交軸減速部と、該2
段目直交軸減速部からの動力を受ける3段目ピニオン、
及び該3段目ピニオンと噛合すると共に前記出力軸に固
定又は一体成形された3段目ギヤを含む3段目平行軸減
速部と、を備えた3段形の直交軸歯車減速機において、
前記1段目〜3段目減速部を収納すると共に、全体外観
が略直方体に形成され、且つ、該直方体の6つの面が基
本的に一体で形成された歯車箱と、該歯車箱の前記出力
軸が突出される面に形成され、且つ、その形状が、前記
2段目直交軸減速部の2段目ギヤの最外周歯先円及び前
記3段目平行軸減速部の3段目ギヤの歯先円をそれぞれ
当該出力軸突出面に投影したときに、該投影された2つ
の歯先円を同時に包含し得る形状とされた開口部と、を
備えたことにより、上記課題を解決したものである。
【0019】なお、前記開口部の形状が、前記投影され
た2つの歯先円を、それぞれの歯先円の共通接線で結ん
でできる形状と相似であって、且つこれより若干大きな
寸法の形状とされていると、剛性の確保と組立易さとを
合理的に両立させることができる。
【0020】又、前記歯車箱は、前記入力軸が突出され
る面と対向する面が開口部のない面で構成され、且つ当
該対向面には、この面を該歯車箱を相手機械又はベース
に据付けるための据付面とするための肉盛部が形成され
ているとよい。
【0021】あるいは、前記歯車箱は、前記入力軸が突
出される面及び出力軸が突出される面以外の少なくとも
1つの面に、該歯車箱を相手機械又はベースに据付ける
ための据付面とするための肉盛部が形成されているとよ
い。
【0022】更に、前記出力軸が中空とされ、且つこの
中空部に相手機械の従動軸が挿入可能とされているとよ
い。
【0023】このような構成を採用することにより、本
発明の歯車箱がその6面が基本的に連続していることと
相まって剛性が高く、しかも一層自由度の高い据付えを
行うことができるようになる。
【0024】
【作用】本発明においては、歯車箱をほぼ直方体に形成
し、且つ、この直方体の6つの面を基本的に一体で形成
するようにした。
【0025】その上で、この歯車箱の出力軸が突出され
る面に開口部を形成した。この開口部は、2段目直交軸
減速部の2段目ギヤの最外周歯先円及び3段目平行軸減
速部の出力ギヤ(3段目ギヤ)の歯先円をそれぞれ当該
出力軸突出面に投影したときに、該投影された2つの歯
先円を同時に包含し得る形状とされている。
【0026】この結果、出力軸、出力ギヤ、及び出力軸
軸受を歯車箱の外で組立て、一方、2段目ギヤ、3段目
ピニオン、及び3段目ピニオンの軸受を歯車箱の外で組
立たて、この状態において各々のセットを歯車箱に収納
し、最後にこの開口部を被う出力カバーを取付けるとい
う方法で組立てることができる。
【0027】又、分解時には、出力カバーを外すことに
より各々のセットを歯車箱からそっくり取り出すことに
より分解を容易に行うことができる。
【0028】出力軸が突出する面は、従来もともと据付
面として利用するのは困難なため、ここに(蓋に相当す
る)出力カバーをボルト等によって被せる構造を採用し
たとしても、特に新たな支障が生じることはない。むし
ろモータの取付けられる面を除く他の4面を全て据付面
として有効に利用できる可能性を良好に維持することが
できる。
【0029】又、6面全体が基本的に一体構造とされて
いるため、剛性を非常に高く維持することもできる。
【0030】
【実施例】以下図面に基づいて本発明の実施例を詳細に
説明する。
【0031】図1は本発明が適用された直交軸歯車減速
機をモータと組合せた正面図、図2は図1を背面から見
ると共に、歯車箱の最前面(面F2 )側を取り除いて示
した一部破断の拡大背面図、図3は図2における出力軸
部分の構造を示すIII −O−III拡大断面図、図4は図
2のIV−IV拡大視図、図5は図2のV −V 線に沿う拡大
断面図である。
【0032】この直交軸歯車減速機は、モータ軸兼用の
入力軸202と、出力軸216と、1段目平行軸減速部
R1、2段目直交軸減速部R2、及び3段目平行軸減速
部R3とを備える。
【0033】1段目平行軸減速部R1は、入力軸202
に圧入された1段目ピニオン209と、この1段目ピニ
オン209と噛合する1段目ギヤ210とを備える。
【0034】2段目直交軸減速部R2は、1段目平行軸
減速部R1からの動力を受けるベベルピニオン(2段目
ピニオン)212と該ベベルピニオン212と噛合する
と共にベベルピニオン212の回転方向を90°変更す
るベベルギヤ(2段目ギヤ)213とを備える。
【0035】3段目平行軸減速部R3は、2段目直交軸
減速部R2からの動力を受ける3段目ピニオン214と
該3段目ピニオン214と噛合すると共に出力軸216
に固定された出力ギヤ(3段目ギヤ)215とを備え
る。
【0036】ここにおいて、歯車箱205は、鋳造によ
って製造される。即ち、1段目〜3段目減速部R1〜R
3を収納し得る大きさで、全体がほぼ直方体に形成さ
れ、且つ、該直方体の6つの面F1 〜F6 が基本的に一
体で形成される。
【0037】なお、この歯車箱205において「基本的
に一体」という語は、面全体がそっくり開放しいる面が
1つも存在しないということを意味するものである。
又、「一体」の語は、必ずしも1回の鋳造によって製造
することを意味するものではなく、例えば歯車箱を2つ
に分けて鋳造し、これを溶接等によって一体化するよう
な場合を含むものである。要するにボルト等によって
「組立」の段階で一体化するのではなく、「歯車箱単体
の製品」の段階で既に一体化されていればよいものであ
る。
【0038】この歯車箱205の出力軸216が突出さ
れる面F4 には、開口部207が形成されている。この
開口部207は、2段目直交軸減速部R2のベベルギヤ
(2段目ギヤ)の最外周歯先円ρ1 及び出力ギヤ215
の歯先円ρ2 をそれぞれ当該出力軸突出面F4 に投影し
たときに、該投影された2つの歯先円を同時に包含し得
る形状とされている。
【0039】具体的には、この開口部207の形状は、
前記歯先円ρ1 、ρ2 をそれぞれの共通接線Sで結んで
できる形状を基本とし、且つ「円」の部分の大きさを若
干大きな寸法とした形状とされている。
【0040】以下、より具体的な構造を詳細に説明する
と、図3において前記出力軸216は、中心線を境にし
て中実出力軸216Aと中空出力軸216Bの2通りが
図示されている。中実出力軸216Aとした場合には相
手機械の従動軸(図示省略)とは一般的な軸継手を介し
て連結されるか、又は相手機械の従動軸を中空として該
中実出力軸216Aに被せるようにして連結される。一
方、中空出力軸216Bとした場合は、相手機械の従動
軸をこの中空部に挿入することによって連結が行われ
る。この場合は、歯車箱205全体が回転しないよう
に、該歯車箱205を適当な手段で相手機械側の固定部
分に固定するだけで相手機械側への据付けが完了する。
【0041】前記ベベルピニオン212及びベベルギヤ
213は、図3及び図5において中心線を境にして高減
速比用のベベルピニオン212A及びベベルギヤ213
Aと低減速比用のベベルピニオン212B及びベベルギ
ヤ213Bの2通りが図示されている。この実施例にお
いては、高減速比用のベベルギヤセットの減速比は1/
2.9であり、低減速比用のベベルギヤセットの減速比
は1/1.5である。
【0042】出力軸216の突出する面F4 には、出力
ギヤ215の歯先円ρ2 及びベベルギヤ(高減速比用の
ベベルギヤ)213Aの最外周歯先円ρ1 を出力軸21
6の突出する面F4 に投影したものを、共通接線Sで結
んだ形状で、且つ2つの「円」の部分の大きさを若干大
きくした寸法の開口部207が形成されている。この開
口部207は出力カバー206の印籠部を兼用してい
る。出力カバー206は出力軸軸受220A及び3段目
ピニオン軸受219Aを収納するハウジングを兼用して
おり、この印籠部を介してボルト等によって歯車箱20
5の面F4 の開口部207を塞ぐようにして固定され
る。
【0043】モータ取付面(面F5 )の対向面F6 は開
口部のない面とし、ここに据付面加工用肉盛222とね
じ孔加工用肉盛223が設けられている。又、出力軸2
16と平行な面のうちF1 にはフランジ部260及びボ
ルト孔262が形成され、いわゆる脚取付による据付け
ができるようになっている。
【0044】なお、図の符号204は入力カバー、21
1はベベルピニオン軸、218A、218Bはベベルピ
ニオン軸受、219A、219Bは3段目ピニオン軸
受、220A、220Bは出力軸軸受、221はベベル
ピニオンハウジングをそれぞれ示している。
【0045】次にこの実施例の作用を説明する。
【0046】出力軸216、出力ギヤ(3段目ギヤ)2
15、出力軸軸受220A、220Bは歯車箱205の
外で組立てる。又、ベベルギヤ213、3段目ピニオン
214、及び3段目ピニオン軸受219A、219Bも
歯車箱205の外で組立てる。そして各々のセットを歯
車箱205に面F4 の開口部207から収納した後出力
カバー206をボルト等によって取付ければ組立が完了
する。
【0047】分解時には、出力カバー206を外すこと
により各々のセットを歯車箱205から取出すことがで
き、容易に分解ができる。
【0048】一方、ベベルピニオン軸211及びベベル
ピニオン軸受218A、218B、1段目ギヤ210
は、これも歯車箱205の外でベベルピニオンハウジン
グ221に組立てることができ、そのまま歯車箱205
に収納できる。これにより、ベベルピニオン軸受218
A、218Bの(バックラッシを低減するための)与圧
調整も歯車箱の外で行うことができる。
【0049】更に、歯車箱205は基本的には6つの面
F1 〜F6 が一体で構成されているため、非常に剛性が
高く、又、必要に応じてモータ取付面の対向面F6 の肉
盛部222、あるいは223を利用して例えばここにボ
ルト孔を加工する等の追加工を行うことにより、この面
F6 を容易に据付面とすることができる。又、開口部が
最小限に抑えられているため、例えば脚取付型のフラン
ジを形成する面を多く確保することができ、それだけ取
付けの自由度を高めることができる。その結果、必要に
応じて据付面を容易に変えることができ、例えば出力軸
の中心から歯車箱端までの張出寸法を小さくしてコーナ
ー部分への据付けをコンパクトにすることも容易にでき
るようになる。
【0050】なお、上記実施例においては2段目直交軸
減速部R2をベベルピニオン212及びベベルギヤ21
3で構成していたが、これを軸中心をオフセットしたハ
イポイドピニオン及びハイポイドギヤで構成することも
できる。ハイポイドピニオン及びハイポイドギヤの組合
せの場合は、効率は若干低下するが、低騒音化を図るこ
とができる。又、減速比をベベルギヤより大きくとれる
ため、同じ減速比を得る場合は、特に出力ギヤの大きさ
を小さくできるというメリットも得られる。
【0051】
【発明の効果】以上説明したとおり、本発明によれば、
歯車箱の剛性を高めながら収納される各ギヤ等の組立、
分解を非常に容易に行うことができ、又、歯車箱の据付
けの自由度を高く維持できるという優れた効果が得られ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用された直交軸歯車減速機をモータ
と組合せた状態を示す正面図
【図2】図1を背面から見ると共に歯車箱の最前面を取
除いて示した拡大背面図
【図3】図2のIII −III 線に沿う拡大断面図
【図4】図2の矢示IV−IV線拡大視図
【図5】図2のV−V線に沿う拡大断面図
【図6】従来の直交軸歯車減速機の歯車箱の最前面を取
除いて示した正面図
【図7】図6のVII −O1−O2−VII 線に沿う断面図
【図8】図6のVIII−VIII線に沿う断面図
【符号の説明】
202…入力軸(モータ軸) 216(216A、216B)…出力軸 R1…1段目平行軸減速部 R2…2段目直交軸減速部 R3…3段目平行軸減速部 207…開口部 209…1段目ピニオン 210…1段目ギヤ 212(212A、212B)…ベベルピニオン(2段
目ピニオン) 213(A)、213(B)…ベベルギヤ(2段目ギ
ヤ) 214…3段目ピニオン 215…出力ギヤ(3段目ギヤ) 222、223…肉盛部 F1 〜F6 …面

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】入力軸及び出力軸と、 前記入力軸に固定又は一体成形された1段目ピニオン及
    び該1段目ピニオンと噛合する1段目ギヤを含む1段目
    平行軸減速部と、 該1段目平行軸減速部からの動力を受ける2段目ピニオ
    ン及び該2段目ピニオンと噛合すると共に2段目ピニオ
    ンに対して回転方向を90°変更する2段目ギヤを含む
    2段目直交軸減速部と、 該2段目直交軸減速部からの動力を受ける3段目ピニオ
    ン、及び該3段目ピニオンと噛合すると共に前記出力軸
    に固定又は一体成形された3段目ギヤを含む3段目平行
    軸減速部と、 を備えた3段形の直交軸歯車減速機において、 前記1段目〜3段目減速部を収納すると共に、全体外観
    が略直方体に形成され、且つ、該直方体の6つの面が基
    本的に一体で形成された歯車箱と、 該歯車箱の前記出力軸が突出される面に形成され、且
    つ、その形状が、前記2段目直交軸減速部の2段目ギヤ
    の最外周歯先円及び前記3段目平行軸減速部の3段目ギ
    ヤの歯先円をそれぞれ当該出力軸突出面に投影したとき
    に、該投影された2つの歯先円を同時に包含し得る形状
    とされた開口部と、 を備えたことを特徴とする直交軸歯車減速機。
  2. 【請求項2】請求項1において、前記開口部の形状が、
    前記投影された2つの歯先円を、それぞれの歯先円の共
    通接線で結んでできる形状と相似であって、且つこれよ
    り若干大きな寸法の形状とされたことを特徴とする直交
    軸歯車減速機。
  3. 【請求項3】請求項1又は2において、前記歯車箱は、
    前記入力軸が突出される面と対向する面が開口部のない
    面で構成され、且つ当該対向面には、この面を該歯車箱
    を相手機械又はベースに据付けるための据付面とするた
    めの肉盛部が形成されていることを特徴とする直交軸歯
    車減速機。
  4. 【請求項4】請求項1〜3のいずれかにおいて、前記歯
    車箱は、前記入力軸が突出される面及び出力軸が突出さ
    れる面以外の少なくとも1つの面に、該歯車箱を相手機
    械又はベースに据付けるための据付面とするための肉盛
    部が形成されていることを特徴とする直交軸歯車減速
    機。
  5. 【請求項5】請求項1〜4のいずれかにおいて、前記出
    力軸が中空とされ、且つこの中空部に相手機械の従動軸
    が挿入可能とされたことを特徴とする直交軸歯車減速
    機。
JP5687194A 1994-03-28 1994-03-28 直交軸歯車減速機 Expired - Fee Related JP2922776B2 (ja)

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