JPH07269504A - 空油圧変換回路 - Google Patents

空油圧変換回路

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JPH07269504A
JPH07269504A JP5762994A JP5762994A JPH07269504A JP H07269504 A JPH07269504 A JP H07269504A JP 5762994 A JP5762994 A JP 5762994A JP 5762994 A JP5762994 A JP 5762994A JP H07269504 A JPH07269504 A JP H07269504A
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JP
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oil
air
hydraulic
converter
supply
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JP5762994A
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English (en)
Inventor
Yoshikazu Mabuchi
好和 馬渕
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Suzuki Motor Corp
Original Assignee
Suzuki Motor Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 被給油部に常時確実にオイルを供給するこ
と。 【構成】 本発明では、空油圧変換器10,20のオイ
ル貯留量をビームセンサ16,26によって常に監視
し、かつ該オイル貯留量が予設定値に達した際に受入側
空油圧変換器20のオイルOを供給側空油圧変換器10
に環流させるようにしている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、空気の圧力によって被
給油部にオイルを供給するようにした空油圧変換回路に
関する。
【0002】
【従来の技術】図4は、この種の一般的な空油圧変換回
路を示したものである。ここで例示している空油圧変換
回路は、空気の圧力によって片側ロッド式複動油圧シリ
ンダアクチュエータAを比較的低速度で作動させるよう
にしたもので、一対の空油圧変換器H1 ,H2 を備えて
いる。空油圧変換器H1 ,H2 は、それぞれ空気通路a
t1 ,at2 を介して空気室ar1 ,ar2 に加えられ
た空気の圧力を油圧に変換し、該変換された油圧により
オイル通路ot1 ,ot2 を介してオイルの供給を行う
もので、各オイル通路ot1 ,ot2 が上記油圧シリン
ダアクチュエータAの伸縮各作動室D,Hに接続されて
いるとともに、上述した各空気通路at1,at2 が方
向切換バルブVを介してエアポンプ等の空気圧力源Pに
接続されている。
【0003】上記のような構成を有した空油圧変換回路
では、油圧シリンダアクチュエータAが縮退作動された
状態から上記方向切換バルブVの伸長側電磁ソレノイド
S1を励磁して該方向切換バルブVを図中の右方に付勢
すると、図中の左側に配置された空油圧変換器(以下単
に伸長側空油圧変換器H1 と称する)の空気室ar1が
空気圧力源Pに接続され、かつ図中の右側に配置された
空油圧変換器(以下単に縮退側空油圧変換器H2 と称す
る)の空気室ar2 が大気に開放される。
【0004】この状態においては、空気圧力源Pから伸
長側空油圧変換器H1 の空気室ar1 に圧縮空気が供給
され、この供給された空気の圧力により伸長側空油圧変
換器H1 からオイル通路ot1 を介して上記油圧シリン
ダアクチュエータAの伸長側作動室Dにオイルが供給さ
れるとともに、該油圧シリンダアクチュエータAの縮退
側作動室Hに充填されていたオイルがオイル通路ot2
を介して縮退側空油圧変換器H2 に返却されるため、当
該油圧シリンダアクチュエータAのピストンTが図中に
おいて右行され、その作動ロッドRが伸長作動すること
になる。
【0005】一方、油圧シリンダアクチュエータAが伸
長作動された状態から上記伸長側電磁ソレノイドS1 を
消磁するとともに、縮退側電磁ソレノイドS2 を励磁し
て上記方向切換バルブVを図中の左方に付勢すると、上
記伸長側空油圧変換器H1 の空気室ar1 が大気に開放
され、かつ上記縮退側空油圧変換器H2 の空気室ar2
が空気圧力源Pに接続される。
【0006】この状態においては、空気圧力源Pから縮
退側空油圧変換器H2 の空気室ar2 に圧縮空気が供給
され、この供給された空気の圧力により縮退側空油圧変
換器H2 からオイル通路ot2 を介して上記油圧シリン
ダアクチュエータAの縮退側作動室Hにオイルが供給さ
れるとともに、該油圧シリンダアクチュエータAの伸長
側作動室Dに充填されていたオイルがオイル通路ot1
を介して伸長側空油圧変換器H1 に返却されるため、当
該油圧シリンダアクチュエータAのピストンTが図中に
おいて左行され、その作動ロッドRが縮退作動すること
になる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、一般の油圧
シリンダアクチュエータにおいては、ピストンの外周に
オイルリング等のシール手段を配設し、該ピストンとシ
リンダ内壁面との間のオイル漏れを防止するようにして
いるものの、その使用が長期間に渡った場合、各部の摩
耗等が影響するため、作動室相互間での直接的なオイル
の流通を完全に防止することは困難である。
【0008】このように作動室相互間で直接的にオイル
が流通した場合、上記空油圧変換回路にあっては、油圧
シリンダアクチュエータAが作動する度に一対の空油圧
変換器H1 ,H2 のオイル貯留量がそれぞれ変動するこ
とになるため、ついには一方の空油圧変換器のオイルが
空になり、上記油圧シリンダアクチュエータAを作動さ
せることが不可能になる虞れさえある。
【0009】本発明の目的は、上記実情に鑑みて、被給
油部に常時確実にオイルを供給することのできる空油圧
変換回路を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明では、空気の圧力
によって被給油部にオイルを供給するようにした空油圧
変換回路において、空気の圧力を油圧に変換し、供給通
路を介して前記被給油部にオイルを供給する空油圧変換
手段と、前記空油圧変換手段が作動している際に返却通
路を介して前記被給油部から返却されるオイルを受け入
れるオイル受入手段と、前記空油圧変換手段および前記
オイル受入手段の少なくとも一方に配設され、内部に貯
留されたオイルの量を検出するオイル検出手段と、前記
オイル検出手段によって検出されたオイルの貯留量が予
設定値になった際に作動され、前記オイル受入手段に貯
留されたオイルを前記空油圧変換手段に環流させるオイ
ル環流手段とを備えて空油圧変換回路を構成している。
【0011】
【作用】上記構成によれば、オイル受入手段から環流さ
れるオイルによって空油圧変換手段のオイル貯留量が調
整される。
【0012】
【実施例】以下、一実施例を示す図面に基づいて本発明
を詳細に説明する。図1は、本発明に係る空油圧変換回
路を概念的に示したもので、空気の圧力によって複数、
実施例においては4つの片側ロッド式複動油圧シリンダ
アクチュエータ100,200,300,400を択一
的に、かつ比較的低速度で作動させる場合に適用される
空油圧変換回路を例示している。図には明示していない
が、これら4つの油圧シリンダアクチュエータ100,
200,300,400は、個々の作動ロッド101,
201,301,401の先端部に連結されたチャック
ハンドを開閉動作させるためのもので、それぞれ個別の
動作切換バルブ110,210,310,410を介し
て共通の給油通路1および共通の返油通路2に接続され
ている。動作切換バルブ110,210,310,41
0は、それぞれが具備した電磁ソレノイド111,21
1,311,411によって作動されるもので、各油圧
シリンダアクチュエータ100,200,300,40
0の伸長側作動室102,202,302,402およ
び縮退側作動室103,203,303,403と上述
した給油通路1および返油通路2との間の接続態様を切
り換える作用を成す。なお、以下の説明においては便宜
上、図1において左方に位置するものから順次第1油圧
シリンダアクチュエータ100、第2油圧シリンダアク
チュエータ200、第3油圧シリンダアクチュエータ3
00および第4油圧シリンダアクチュエータ400と称
するとともに、これら油圧シリンダアクチュエータ10
0,200,300,400に接続されている各動作切
換バルブ110,210,310,410を左方に位置
するものから順次第1電磁ソレノイド111によって作
動する第1動作切換バルブ110、第2電磁ソレノイド
211によって作動する第2動作切換バルブ210、第
3電磁ソレノイド311によって作動する第3動作切換
バルブ310および第4電磁ソレノイド411によって
作動する第4動作切換バルブ410と称する。
【0013】また、上記空油圧変換回路は、一対の空油
圧変換器10,20を備えている。空油圧変換器10,
20は、図3(a)に示すように、それぞれ内部にオイ
ルOが貯留された円筒状のメインタンク11,21と、
各メインタンク11,21に接続された空気通路12,
22およびオイル通路13,23とを具備して構成され
たもので、個々の空気通路12,22を介してメインタ
ンク11,21の空気室14,24に加えられた空気の
圧力を油圧に変換し、該変換された油圧によりそれぞれ
のオイル通路13,23を介してオイルOの供給を行う
作用を成す。
【0014】図3(a)および図3(b)に示すよう
に、上記空油圧変換器10,20は、各メインタンク1
1,21の外周部にそれぞれ連通管15,25を有して
いるとともに、各連通管15,25の周囲にそれぞれビ
ームセンサ16,26を備えている。連通管15,25
は、透明の耐圧性部材によって円環状に構成され、それ
ぞれの内部に不透明のフロート15a,25aを移動可
能に収容しており、上記メインタンク11,21の延在
方向に沿って並設され、その両端部において該メインタ
ンク11,21の内部に連通されている。ビームセンサ
16,26は、図1および図3(b)に示すように、そ
れぞれ投光部と受光部とを具備して構成され、互いの間
に上記連通管15,25を介在させる態様で後述する高
さ位置に配置されたもので、上記投光部と上記受光部と
の間にフロート15a,25aが占位された場合に図示
せぬ制御部にON信号を出力する作用を成す。これらビ
ームセンサ16,26は、図1中の左方に配置された空
油圧変換器(以下、単に供給側空油圧変換器10と称す
る)のもの(以下、単に供給側ビームセンサ16と称す
る)が後述する初期油量に対応した位置に配置され、一
方、図1中の右方に配置された空油圧変換器(以下、単
に受入側空油圧変換器20と称する)のもの(以下、単
に受入側ビームセンサ26と称する)が上記初期油量の
高さの2倍よりも若干低い位置に配置されている。
【0015】図1に示すように、これら一対の空油圧変
換器10,20は、各空気通路12,22がそれぞれ給
気切換バルブ30および空気圧操作部40を介して空気
ポンプ50に接続されている。給気切換バルブ30は、
3つの切換位置を具備するもので、常態位置において両
空油圧変換器10,20の空気室14,24をそれぞれ
大気に開放させる一方、第5電磁ソレノイド31が励磁
された場合に図中において右行され、上記供給側空油圧
変換器10の空気室14を上記空気ポンプ50に接続さ
せるとともに、上記受入側空油圧変換器20の空気室2
4を大気に開放させ、さらに第6電磁ソレノイド32が
励磁された場合に図中において左行され、受入側空油圧
変換器20の空気室24を上記空気ポンプ50に接続さ
せるとともに、供給側空油圧変換器10の空気室14を
大気に開放させる作用を成す。空気圧操作部40は、濾
過作用・減圧作用・潤滑作用を行うもので、互いに直列
に接続されたルブリケータ41、減圧バルブ42および
エアフィルタ43を具備して構成されている。
【0016】一方、上記供給側空油圧変換器10のオイ
ル通路13は、給油バルブ60を介して上述した給油通
路1に接続され、また上記受入側空油圧変換器20のオ
イル通路23は、返油用チェックバルブ70を介して上
述した返油通路2に接続されている。給油バルブ60
は、第7電磁ソレノイド61によって作動されるもの
で、上記供給側空油圧変換器10と上記給油通路1との
間を断続する作用を成す。返油用チェックバルブ70
は、オイルOの流れを一方方向に規制するもので、上記
返油通路2から上記受入側空油圧変換器20に向かうオ
イルOの流れのみを許容する作用を成す。
【0017】さらに、上記空油圧変換回路では、上記供
給側空油圧変換器10のオイル通路13と上記受入側空
油圧変換器20のオイル通路23とが環流通路3を介し
て互いに接続されている。環流通路3は、第8電磁ソレ
ノイド81によって断続作動される環流バルブ80と、
上記受入側空油圧変換器20から上記供給側空油圧変換
器10に向かうオイルOの流れのみを許容する環流用チ
ェックバルブ90とを有しており、該供給側空油圧変換
器10から上記給油バルブ60に至るオイル通路13お
よび上記返油用チェックバルブ70から上記受入側空油
圧変換器20に至るオイル通路23の間に介在されてい
る。
【0018】以下、上記のように構成された空油圧変換
回路の作用について、図2に示すタイムチャートを参照
しながら順次説明する。
【0019】まず、この空油圧変換回路では、図1に示
すように、第1乃至第4全ての油圧シリンダアクチュエ
ータ100,200,300,400がそれぞれ縮退状
態に保持され、かつ全ての電磁ソレノイド31,32,
61,81,111,211,311,411が消磁状
態にある場合が停止状態となっている。このとき、上記
供給側空油圧変換器10および上記受入側空油圧変換器
20においては、それぞれメインタンク11,21の内
部に上記4つの油圧シリンダアクチュエータ100,2
00,300,400をそれぞれ2往復作動させた際の
行程容積よりも十分に多い初期油量と称する量だけオイ
ルOが貯留されており、該供給側空油圧変換器10の連
通管15に収容されたフロート15aがこの連通管15
内のオイルOによって上述した供給側ビームセンサ16
の検出高さに合致した位置に占位されている。
【0020】上述した停止状態から回路を動作させるべ
く図示せぬ電源をONすると、上記第6電磁ソレノイド
32が励磁され、給気切換バルブ30が図中において左
行することにより、受入側空油圧変換器20のメインタ
ンク21が空気通路22および空気圧操作部40を介し
て上記空気ポンプ50に接続されるとともに、供給側空
油圧変換器10のメインタンク11が大気に開放された
起動待機状態に保持される。またこの起動待機状態にお
いては、各空油圧変換器10,20に配設されたそれぞ
れのビームセンサ16,26の作動が開始されており、
この結果、上記供給側ビームセンサ16から供給側空油
圧変換器10のメインタンク11に初期油量だけオイル
Oが貯留されていることを示すON信号が上述した図示
せぬ制御部に出力されることになる。
【0021】供給側ビームセンサ16から出力されたO
N信号が図示せぬ制御部に加えられると、上記第6電磁
ソレノイド32が消磁されると同時に上記第5電磁ソレ
ノイド31および上記第7電磁ソレノイド61がそれぞ
れ励磁され、上記供給側空油圧変換器10の空気室14
が空気通路12および空気圧操作部40を介して上記空
気ポンプ50に接続されるとともに、上記受入側空油圧
変換器20の空気室24が大気に開放され、さらに上記
給油バルブ60を介して上記供給側空油圧変換器10の
オイル通路13が上記給油通路1に接続された状態に保
持される。この状態においては、空気ポンプ50から供
給される圧縮空気の圧力が供給側空油圧変換器10によ
って油圧に変換され、該供給側空油圧変換器10のオイ
ル通路13から給油通路1へオイルOを供給することが
可能であるとともに、返油通路2のオイルOを受入側空
油圧変換器20のメインタンク21に返却することが可
能である。
【0022】したがって、上記の状態から、たとえば第
1動作切換バルブ110の第1電磁ソレノイド111を
励磁して該第1動作切換バルブ110を図中において右
行させれば、第1油圧シリンダアクチュエータ100の
伸長側作動室102が上記給油通路1に接続され、かつ
該第1油圧シリンダアクチュエータ100の縮退側作動
室103が上記返油通路2に接続されるため、上記供給
側空油圧変換器10から上記伸長側作動室102にオイ
ルOが供給されるとともに、上記縮退側作動室103に
充填されていたオイルOが上記受入側空油圧変換器20
に返却されることになり、当該第1油圧シリンダアクチ
ュエータ100が伸長作動することになる。
【0023】一方、第1油圧シリンダアクチュエータ1
00が伸長作動した状態から上記第1電磁ソレノイド1
11を消磁すると、内蔵されたリターンスプリングの押
圧力によって第1動作切換バルブ110が図中において
左行し、第1油圧シリンダアクチュエータ100の伸長
側作動室102が上記返油通路2に接続され、かつ該第
1油圧シリンダアクチュエータ100の縮退側作動室1
03が上記給油通路1に接続されるため、上記供給側空
油圧変換器10から上記縮退側作動室103にオイルO
が供給されるとともに、上記伸長側作動室102に充填
されていたオイルOが上記受入側空油圧変換器20に返
却されることになり、当該第1油圧シリンダアクチュエ
ータ100が縮退作動することになる。
【0024】以下、図2に示すようなタイミングで各動
作切換バルブ110,210,310,410の電磁ソ
レノイド111,211,311,411を順次励磁・
消磁させれば、対応する油圧シリンダアクチュエータ1
00,200,300,400が2往復ずつ択一的に比
較的低速度で伸縮作動され、個々の作動ロッド101,
201,301,401の先端部に連結された図示せぬ
チャックハンドが適宜開閉動作される。
【0025】上述した動作の間、上記空油圧変換回路に
おいては、上記各油圧シリンダアクチュエータ100,
200,300,400の作動方向に関わらず、上記供
給側空油圧変換器10が常にオイルOの供給手段として
機能する一方、上記受入側空油圧変換器20が常にオイ
ルOの受入手段として機能するため、これら油圧シリン
ダアクチュエータ100,200,300,400の伸
縮作動に伴って上記供給側空油圧変換器10のオイルO
が漸次減少し、かつこの供給側空油圧変換器10で減少
した分、上記受入側空油圧変換器20のオイルOが漸次
増大することになる。
【0026】こうした各空油圧変換器10,20におけ
るオイル貯留量の増減は、常に上述した図示せぬ制御部
によって監視されている。すなわち、上述した図示せぬ
制御部は、まず第1油圧シリンダアクチュエータ100
が1回目の伸長作動した後に上記供給側ビームセンサ1
6から加えられていたON信号が途絶えることで上記供
給側空油圧変換器10のオイル貯留量が減少したことを
確認し、さらに第4油圧シリンダアクチュエータ400
が2回目の縮退作動を終了した後に上記受入側ビームセ
ンサ26からON信号が加えられることで上記受入側空
油圧変換器20のオイル貯留量が増大したことを確認し
ている。
【0027】ここで、上記受入側ビームセンサ26から
ON信号が加えられた場合、上述した図示せぬ制御部
は、上記受入側空油圧変換器20のオイル貯留量が受入
側の予設定値に達したと判断し、換言すれば、上記供給
側空油圧変換器10のオイル貯留量が供給側の予設定
値、たとえば油圧シリンダアクチュエータ100,20
0,300,400を継続して作動させるのには不十分
な量であると判断し、上記第5電磁ソレノイド31およ
び上記第7電磁ソレノイド61をそれぞれ消磁させると
同時に上記第6電磁ソレノイド32を励磁させて上記供
給側空油圧変換器10からのオイルOの供給を停止さ
せ、さらにその後、上記第8電磁ソレノイド81を励磁
させることによって上記環流通路3を開成状態に保持す
る。
【0028】この状態においては、上記供給側空油圧変
換器10の空気室14が大気に開放されるとともに、上
記受入側空油圧変換器20の空気室24が空気圧操作部
40を介して上記空気ポンプ50に接続されているた
め、該空気ポンプ50から供給される圧縮空気の圧力が
受入側空油圧変換器20によって油圧に変換され、該受
入側空油圧変換器20に貯留されたオイルOが上記環流
通路3を介して上記供給入側空油圧変換器20に貯留さ
れたオイルOが上記環流通路3を介して上記供給側空油
圧変換器10に環流されることになる。このオイルOの
環流動作は、上記供給側ビームセンサ16がONした後
まで継続して行われることになり、上記供給側空油圧変
換器10のメインタンク11に上記4つの油圧シリンダ
アクチュエータ100,200,300,400をそれ
ぞれ2往復作動させた際の行程容積よりも十分に多い量
のオイルOが貯留されることになる。なお、供給側ビー
ムセンサ16がONされた後、所定の時間が経過すると
上記第8電磁ソレノイド81が消磁され、上記空油圧変
換回路が上述した起動待機状態に復帰される。
【0029】以下、上述した作用を1サイクルとした動
作が繰り返し行われ、4つの油圧シリンダアクチュエー
タ100,200,300,400が適宜回数だけ確実
に伸縮作動されることになる。
【0030】ところで、一般の油圧シリンダアクチュエ
ータにおいては、ピストンの外周にオイルリング等のシ
ール手段を配設し、該ピストンとシリンダ内壁面との間
のオイル漏れを防止するようにしているものの、その使
用が長期間に渡った場合、各部の摩耗等が影響するた
め、伸長側作動室と縮退側作動室との間で直接的にオイ
ルが流通する虞れがある。
【0031】このように作動室相互間で直接的にオイル
が流通した場合、上記空油圧変換回路においては、4つ
の油圧シリンダアクチュエータ100,200,30
0,400がそれぞれ2往復する以前においても上記供
給側空油圧変換器10のオイル貯留量が上述した予設定
値に達する虞れがある。
【0032】しかしながら、上記空油圧変換回路によれ
ば、上記供給側空油圧変換器10のオイル貯留量が予設
定値に達した場合、上述した図示せぬ制御部に受入側ビ
ームセンサ26からON信号が出力されるため、該制御
部によって上記供給側空油圧変換器10からのオイルO
の供給が停止された後、この供給側空油圧変換器10に
上記受入側空油圧変換器20に貯留されたオイルOが環
流されることになり、該供給側空油圧変換器10のオイ
ルOが空になって油圧シリンダアクチュエータ100,
200,300,400を作動させることができなくな
るような事態が招来されることがない。
【0033】以上説明したように、上記のような空油圧
変換回路によれば、空油圧変換器10,20のオイル貯
留量をビームセンサ16,26によって常に監視し、か
つ該オイル貯留量が予設定値に達した際に受入側空油圧
変換器20のオイルOを供給側空油圧変換器10に環流
させるようにしているため、油圧シリンダアクチュエー
タ100,200,300,400に常に確実にオイル
Oを供給することができるようになる。
【0034】なお、上記実施例では、空気の圧力によっ
て片側ロッド式複動油圧シリンダアクチュエータにオイ
ルを供給する空油圧変換回路を例示しているが、ロータ
リジョイント等、その他の被給油部にオイルを供給する
ものにも適用することができる。また、互いに同一の構
成を有した4つ被給油部にオイルを供給するようにして
いるが、もちろん唯一、もしくは4以外の複数の被給油
部にオイルを供給することが可能であるし、互いに異な
る構成を有した複数の被給油部にオイルを供給すること
もできる。なお、複数の被給油部にオイルを供給する場
合、上記実施例においては、これら複数の被給油部に択
一的にオイルを供給するようにしているが、複数の被給
油部に同時にオイルを供給することも可能である。さら
に、実施例においては、被給油部としてシリンダアクチ
ュエータを例示しているため、直前に動作切換バルブが
必要となるが、その他の被給油部であれば、動作切換バ
ルブは必ずしも必要ではない。
【0035】また、上記実施例では、空油圧変換手段と
して変換器を例示しているが、空気の圧力によって高圧
のオイルを供給する場合には、空油圧変換手段としてブ
ースターを用いてもよい。なお、被給油部から返却され
るオイルを空油圧変換手段と同一の変換器に受け入れ、
この変換器の給油作用を利用してオイルを環流させるよ
うにしているが、被給油部から返却されたオイルをタン
クに受け入れ、このタンクからオイルポンプ等のオイル
送給手段によって空油圧変換手段にオイルを環流させる
ことも可能である。
【0036】さらに、上記実施例では、オイル受入手段
のオイル貯留量が予設定値に達した際にこのオイル受入
手段から空油圧変換手段にオイルを環流させるようにし
ているが、空油圧変換手段のオイル貯留量を基準として
オイルの環流を行ってももちろん構わない。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る空油
圧変換回路によれば、オイル受入手段から環流されるオ
イルによって空油圧変換手段のオイル貯留量が調整され
るため、被給油部へのオイル供給を常時確実に行うこと
ができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る空油圧変換回路を適用した実施例
装置の回路図である。
【図2】図1に示した実施例装置に適用されるソレノイ
ドバルブおよびオイル検出センサの作動タイミングを示
すタイムチャートである。
【図3】図1に示した実施例装置に適用される空油圧変
換手段を概念的に示したもので、(a)は側面図、
(b)は(a)における III−III 線断面図である。
【図4】従来装置に適用されている空油圧変換回路図で
ある。
【符号の説明】
1…給油通路 2…返油通路 3…環流通路 10…供給側空油圧変換器 12…供給側空油圧変換器の空気通路 13…供給側空油圧変換器のオイル通路 16…供給側ビームセンサ 20…受入側空油圧変換器 22…受入側空油圧変換器の空気通路 23…受入側空油圧変換器のオイル通路 26…受入側ビームセンサ 50…空気ポンプ 70…返油用チェックバルブ 80…環流バルブ 90…環流用チェックバルブ 100,200,300,400…油圧シリンダアクチ
ュエータ O…オイル

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 空気の圧力によって被給油部にオイルを
    供給するようにした空油圧変換回路において、 空気の圧力を油圧に変換し、供給通路を介して前記被給
    油部にオイルを供給する空油圧変換手段と、 前記空油圧変換手段が作動している際に返却通路を介し
    て前記被給油部から返却されるオイルを受け入れるオイ
    ル受入手段と、 前記空油圧変換手段および前記オイル受入手段の少なく
    とも一方に配設され、内部に貯留されたオイルの量を検
    出するオイル検出手段と、 前記オイル検出手段によって検出されたオイルの貯留量
    が予設定値になった際に作動され、前記オイル受入手段
    に貯留されたオイルを前記空油圧変換手段に環流させる
    オイル環流手段とを備えたことを特徴とする空油圧変換
    回路。
  2. 【請求項2】 前記空油圧変換手段を複数の被給油部に
    接続したことを特徴とする請求項1記載の空油圧変換回
    路。
JP5762994A 1994-03-28 1994-03-28 空油圧変換回路 Pending JPH07269504A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8005536B2 (en) * 2001-06-26 2011-08-23 Entrack, Inc. Capsule and method for treating or diagnosing conditions or diseases of the intestinal tract

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US8005536B2 (en) * 2001-06-26 2011-08-23 Entrack, Inc. Capsule and method for treating or diagnosing conditions or diseases of the intestinal tract

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