JPH07266542A - 画像転写方法及びその装置 - Google Patents

画像転写方法及びその装置

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JPH07266542A
JPH07266542A JP8230394A JP8230394A JPH07266542A JP H07266542 A JPH07266542 A JP H07266542A JP 8230394 A JP8230394 A JP 8230394A JP 8230394 A JP8230394 A JP 8230394A JP H07266542 A JPH07266542 A JP H07266542A
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巳知夫 篠崎
Tomoyuki Marukame
知之 丸亀
Minoru Inagaki
実 稲垣
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 画像を被転写体へ転写させた後、被転写体に
折れ等を生じさせることなく、転写フィルムを被転写体
から円滑に剥すこと。 【構成】 被転写体9上に転写フィルム5をその長手方
向に搬送させる搬送機構13と、転写フィルム5を加熱
加圧して転写フィルム5の画像を被転写体9に転写する
転写ローラ35と、転写ローラ35よりも転写フィルム
5の搬送方向の下流側において転写フィルム5を被転写
体9から剥す剥離ローラ37とを備えた画像転写装置1
において、剥離ローラ37の軸心は、転写フィルム5の
面に対してほぼ平行し、且つ、転写フィルム5の幅方向
に対して斜めに配置されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は転写フィルム上の画像を
被転写体に加熱加圧して前記画像を被転写体に転写する
画像転写方法及びその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】昇華性染料を全面均一にコーティングし
た転写リボンを用い、画像データに基づいてサーマルヘ
ッドにより局所を選択的に加熱し、被転写体に所望の画
像を転写形成する方式は公知である。ただし、昇華性材
料で染色できる材質は限られており、例えば、ポリエス
テル、アクリル系樹脂、ポリ塩化ビニル等の限られた材
質の被転写体に対してしか適用できない。
【0003】そこで、昇華性染料の転写リボンとサーマ
ルヘッドを用いた画像書き込み部において、まず、接着
層を有する転写フィルムに画像を書き込み、次に、転写
部において、転写フィルム上の画像を転写ローラを用い
て前記接着層と共に被転写体に加熱加圧して前記画像を
被転写体に転写する方式が提案されている。この方式に
よれば接着層を選択することで、被転写体の材質に関わ
りなく、画像を転写形成することが可能となる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うに転写フィルムを用いた画像転写方式では、転写時に
転写フィルムが被転写体へ加熱加圧されるため、転写
後、転写フィルムを剥離する際、転写フィルムと被転写
体との間の抵抗が大きく、例えば、被転写体が薄い紙片
等の場合には転写フィルムが被転写体から剥れにくく、
被転写体が折れたり、或は、くせが付く等の不具合が生
じる。
【0005】また、転写フィルムを用いた画像転写方式
では、画像の転写前に転写テーブルに被転写体を載せ、
転写後に転写テーブルから被転写体を取り出し、新たな
被転写体を載せる被転写体の取り替え作業を要する。そ
のため、装置を大型化せずにこの被転写体の取り替え作
業を行なうためのスペースをどのように確保するかが重
要な問題となる。また、被転写体の取り替え作業を行な
えるようにするため、転写部回りの部材を動かすように
したのでは、ロスタイムを生じるため、装置に特別の動
きをさせることなく被転写体の取り替え作業を行なえる
ようにすることが画像の転写効率を高める上で望まし
い。
【0006】本発明は前記事情に鑑み案出されたもので
あって、本発明の目的は、画像を被転写体へ転写させた
後、被転写体に折れ等を生じさせることなく、転写フィ
ルムを被転写体から円滑に剥すことができる画像転写方
法及び装置を提供することにある。また、本発明の目的
は、装置を大型化することなく被転写体の取り替え作業
を行なうためのスペースを簡単に確保でき、しかも、ロ
スタイムを生じることなく画像の転写を効率良く行なえ
る画像転写方法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明は、転写フィルムをその長手方
向に搬送させ画像が形成された転写フィルム部分を被転
写体上に位置させ、前記画像が形成された転写フィルム
部分を被転写体に加熱加圧して前記画像を被転写体に転
写し、画像の転写後、転写フィルムを被転写体から剥す
画像転写方法において、前記転写フィルムを剥す際、転
写フィルムの幅方向に対して斜めから剥すようにしたこ
とを特徴とする。また、請求項2記載の発明は、前記被
転写体は紙片が綴じられた冊子で、前記画像は冊子が開
かれた紙片上に転写され、前記転写フィルムは紙片が綴
じられた側から剥されることを特徴とする。
【0008】また、請求項3記載の発明は、被転写体上
に転写フィルムをその長手方向に搬送させる搬送機構
と、転写フィルムを加熱加圧して転写フィルムの画像を
被転写体に転写する転写ローラと、前記転写ローラより
も転写フィルムの搬送方向の下流側において転写フィル
ムを被転写体から剥す剥離ローラとを備えた画像転写装
置において、前記剥離ローラの軸心は、転写フィルムの
面に対してほぼ平行し、且つ、転写フィルムの幅方向に
対して斜めに配置されていることを特徴とする。また、
請求項4記載の発明は、前記剥離ローラの先端が転写フ
ィルムの外側まで延在していることを特徴とする。ま
た、請求項5記載の発明は、前記剥離ローラの近傍に
は、剥離ローラに巻回された転写フィルムの搬送方向を
変える第1ガイドローラが前記剥離ローラと平行に配設
されていることを特徴とする。また、請求項6記載の発
明は、前記第1ガイドローラよりも転写フィルムの搬送
方向の下流側において、転写フィルムの搬送方向を変え
る第2ガイドローラが前記第1ガイドローラと線対称の
向きで配設されていることを特徴とする。
【0009】また、請求項7記載の発明は、転写フィル
ムをその長手方向に搬送させ画像が形成された転写フィ
ルム部分を被転写体上に位置させ、前記画像が形成され
た転写フィルム部分を転写ローラにより被転写体に加熱
加圧して前記画像を被転写体に転写し、前記転写ローラ
よりも転写フィルムの搬送方向の下流側において剥離ロ
ーラにより転写フィルムを被転写体から剥すようにした
画像転写方法において、前記画像の転写時に、前記転写
ローラ及び剥離ローラの位置を固定しておき、被転写体
を転写フィルムと同一の速度で前記搬送方向の上流側か
ら下流側に移動させるようにしたことを特徴とする。ま
た、請求項8記載の発明は、前記剥離ローラにより転写
フィルムの搬送方向は被転写体の上方に変えられること
を特徴とする。
【0010】
【作用】請求項1乃至6記載の発明では、転写フィルム
が該転写フィルムの幅方向に対して斜めから剥されるの
で、剥離の際の抵抗を小さくでき、被転写体を折る等の
不具合を生じさせることなく、転写フィルムが被転写体
から円滑に剥れる。請求項7及び8記載の発明では、被
転写体の移動軌跡上で転写ローラ及び剥離ローラよりも
転写フィルムの搬送方向の上流側或は下流側において、
被転写体の取り替え作業を行うスペースを簡単に確保で
き、また、装置に何ら特別の動きをさせずに被転写体の
取り替え作業を行なえ、画像の転写効率が高められる。
【0011】
【実施例】以下、本発明に係る方法をその装置と共に添
付図面に従って説明する。図1は画像転写装置の正面
図、図2は同平面図を示す。画像転写装置1は、転写リ
ボン3を介して転写フィルム5に画像を書き込む画像書
き込み部7と、この転写フィルム5上の画像を被転写体
9に転写させる転写部11とを備え、転写フィルム5は
搬送機構13により該転写フィルム5の長手方向に沿っ
て画像書き込み部7から転写部11へと繰り出される。
【0012】画像書き込み部7は、転写フィルム5が巻
回される回転ドラム15と、回転ドラム15上で転写フ
ィルム5を巻回した状態に固定する一対の固定用ローラ
17と、回転ドラム15に対向して配置されたサーマル
ヘッド19と、転写リボン3の供給リール21や巻き取
りリール23等で構成され、前記回転ドラム15や各リ
ール21,23は装置の基台25側で支持されている。
転写リボン3はマゼンダ、イエロー、シアン、黒の塗料
が所定の領域毎に個別にコーティングされ、供給リール
21からサーマルヘッド19のヘッドを通って巻き取り
リール23に巻回されている。画像書き込み部7では、
回転ドラム15に転写フィルム5が巻き付けられ固定用
ローラ17により固定された状態で、回転ドラム15が
4回往復回動され、回転ドラム15の正転時にサーマル
ヘッド19により転写リボン3を介して画像が転写フィ
ルム5に形成され、回転ドラム15の逆転時にサーマル
ヘッド19が回転ドラム15から離れると共に転写リボ
ン3の繰り出しがなされ、マゼンダ、イエロー、シア
ン、黒の塗料による画像が順次転写フィルム5上に重ね
て形成され、カラー画像が形成される。
【0013】転写フィルム5は透明性で、サーマルヘッ
ド19及び転写リボン3により画像が書き込まれる面に
は接着層が形成されている。前記搬送機構13は、転写
フィルム5が巻回された供給リール27と、転写フィル
ム5の巻き取りを行なう巻き取りリール29等を備え、
転写フィルム5は供給リール27から画像書き込み部
7、ガイドローラ30を経て転写部11に掛け渡された
後、巻き取りリール29に巻回されている。この実施例
では、転写フィルム5を供給リール27から繰り出して
巻き取りリール29で巻き取ることも、また、巻き取り
リール29から繰り出して供給リール27で巻き取るこ
ともできるように構成されている。尚、画像書き込み部
7における回転ドラム15の往復回動時、転写フィルム
5のたるみや切断を防止するため、画像書き込み部7の
上流側と下流側にテンション機構を設ける等任意であ
る。
【0014】前記転写部11は、被転写体9が載せられ
る転写テーブル31と、転写テーブル31を移動させる
移動手段33と、転写ローラ35、剥離ローラ37等に
より構成されている。被転写体9は、図3に斜視図で示
すように、実施例では紙を主体とする冊子901で、転
写テーブル31には冊子901がほぼ半分程埋まる程度
の凹部3101が形成され、これにより転写テーブル3
1に対する冊子901の位置決めがなされる。前記移動
手段33は、転写テーブル31の下部に螺合された送り
ねじ39と、基台25側で支持されて前記送りねじ39
に平行して延在し転写テーブル31の下部に滑動可能に
結合された一対のガイドシャフト41と、送りねじ39
を正逆転させるモータ43等で構成されている。前記モ
ータ43は不図示の制御装置により駆動され、モータ4
3の駆動により転写テーブル31は転写開始位置(イ)
と退避位置(ロ)との間を直線往復移動するように構成
され、転写テーブル31が転写開始位置(イ)から退避
位置(ロ)に移動する際には、転写フィルム5の下流方
向への移動に追従し、該転写フィルム5と同一の速度で
同期して移動するように制御される。
【0015】前記転写ローラ35はアーム45の先端で
回転可能に支持され、内部にはヒータ等が設けられてい
る。前記アーム45は基台25側で揺動可能に支持さ
れ、アーム45にはエアーシリンダ等のアクチュエータ
が連結され、アクチュエータの作動により転写ローラ3
5は圧接位置(ハ)から退避位置(ニ)へ、また、退避
位置(ニ)から圧接位置(ハ)へ移動するように構成さ
れている。そして、転写ローラ35が圧接位置(ハ)と
なった状態で、転写開始位置(イ)に待機する転写テー
ブル31上の被転写体9の下流側に位置し、転写テーブ
ル31が下流方向へ移動する際、転写テーブル31上の
被転写体9に圧接するように配設されている。
【0016】前記剥離ローラ37は基台25側で回転可
能に支持され、前記転写ローラ35における転写フィル
ム5の下流側に配設されている。前記剥離ローラ37
は、その軸心が転写フィルム5の上面と平行し、且つ、
転写フィルム5の幅方向に対して斜めに配設されてい
る。詳細に説明すると、前記冊子901は、画像を転写
すべき紙片901Aが開かれた状態で、且つ、紙片90
1Aが綴じられた側901Bが基台25から離間する向
きで転写テーブル31に置かれている。そして、剥離ロ
ーラ37は、紙片901Aが綴じられた側901Bに位
置する部分が、小口側に位置する部分よりも、転写フィ
ルム5の搬送方向上流に位置するように斜めに配設され
ている。尚、転写フィルム5の幅方向に対する剥離ロー
ラ37の傾斜角度は45度以下であることが望ましい。
更に、実施例では、このように斜めに配設された状態
で、剥離ローラ37の先端37Aが転写フィルム5の外
縁よりも転写フィルム5の幅方向外方に突出する長さで
形成されている。
【0017】前記剥離ローラ37の上方には第1ガイド
ローラ47が配設され、この第1ガイドローラ47より
も下流箇所には上下に第2,第3ガイドローラ49,5
1が配設され、前記転写フィルム5はこれら搬送機構1
3を構成するガイドローラ47,49,51を経て巻き
取りリール29に巻回されている。前記第1ガイドロー
ラ47は、剥離ローラ37と平行し、転写フィルム5の
幅方向に対して斜めに配設されている。また、前記第
2,第3ガイドローラ49,51は、前記剥離ローラ3
7とは逆の向きで、転写フィルム5の幅方向に対して斜
めに配設され、前記剥離ローラ37及び第1ガイドロー
ラ47に対して第2,第3ガイドローラ49,51は、
平面視した場合、線対称となる向きで配設されている。
【0018】次に、画像転写装置1の動きについて説明
する。転写テーブル31の退避位置(ロ)において、転
写テーブル31に冊子901が開かれた状態で載せら
れ、該状態で転写テーブル31は移動手段33により、
転写開始位置(イ)に移動され、この時、転写ローラ3
5は退避位置(ニ)に位置している。一方、転写フィル
ム5は、画像書き込み部7でカラー画像が書き込まれた
後、搬送機構13により下流へと搬送され、カラー画像
が書き込まれた転写フィルム5部分は、転写開始位置
(イ)に位置する転写テーブル31の紙片901A上に
搬送され、カラー画像が書き込まれた転写フィルム5部
分と紙片901Aの位置合わせが行なわれる。
【0019】次いで、転写ローラ35が圧接位置(ハ)
に移動し、転写フィルム5の下流方向への送りと転写テ
ーブル31の退避位置(ロ)側への移動が同期して且つ
同一の速度で行なわれる。そして、転写ローラ35の下
方を転写テーブル31及び紙片901Aが移動する際、
転写ローラ35により転写フィルム5は加熱されつつ紙
片901Aに圧接され、転写フィルム5上の画像が紙片
901Aに転写される。
【0020】画像の転写後も、転写フィルム5及び転写
テーブル31は同一の速度で下流側に移動し続け、転写
ローラ35は紙片901Aが通過した後、退避位置
(ニ)に移動する。転写テーブル31の移動に伴い紙片
901Aが剥離ローラ37に臨む箇所に至ると、転写フ
ィルム5は剥離ローラ37により転写フィルム5の幅方
向に対して斜めから剥離され、転写フィルム5は剥離ロ
ーラ37から第1ガイドローラ47に巻回され、上方へ
と搬送されていき、図中(ホ)はカラー画像が転写フィ
ルム5に転写された抜け部分を示す。そして、転写フィ
ルム5は第1ガイドローラ47から第2,第3ガイドロ
ーラ49,51に巻回された後、巻き取りリール29に
巻き取られ、剥離ローラ37から第1ガイドローラ47
に巻回される際、及び第2ガイドローラ49から第3ガ
イドローラ51に巻回される際、図2に示すように、各
ローラ37,47,49,51の軸心を転写フィルム5
の幅方向に対して傾斜した関係上、転写フィルム5の幅
方向における位置は傾斜角度に対応してずらされ、ま
た、元の位置に戻される。
【0021】転写テーブル31が退避位置(ロ)に至る
と、転写フィルム5の繰り出しが停止され、退避位置
(ロ)において冊子901の入れ替えが行なわれ、次の
冊子901が転写テーブル31に載せられる。そして、
転写テーブル31は移動手段33により、転写開始位置
(イ)に移動され、前記と同様にカラー画像が順次冊子
901に転写されていく。
【0022】このように本実施例によれば、剥離ローラ
37を転写フィルム5の幅方向に対して斜めに配設し、
画像の転写後に転写フィルム5を剥す際、転写フィルム
5の幅方向に対して斜めから剥すようにしたので、剥離
の際の抵抗が小さくなり、紙片901Aを折る等の不具
合を生じさせることなく、転写フィルム5を紙片901
Aから円滑に剥すことができる。
【0023】また、実施例では、剥離ローラ37の先端
37Aを転写フィルム5の外縁よりも外方に突出する長
さで形成したので、紙片901Aから転写フィルム5を
剥す際、紙片901Aの端部を剥離ローラ37により押
えつつ剥すことができ、紙片901Aから転写フィルム
5を円滑に剥す上で有利となる。更に、実施例では、転
写フィルム5は、紙片901Aが綴じられた側901B
に位置する部分から剥されるので、紙片901Aの小口
側から剥す場合に較べ、紙片901Aは変形しにくく、
従って、紙片901Aに変形を生じさせず転写フィルム
5を円滑に剥す上で有利となる。また、剥離ローラ37
及び第1ガイドローラ47に対して第2,第3ガイドロ
ーラ49,51を線対称に配置したので、剥離後の転写
フィルム5の搬送を円滑に行う上で有利となる。
【0024】また、画像の転写時に、転写ローラ35及
び剥離ローラ37の位置を固定しておき、被転写体9を
転写フィルム5と同一の速度で前記搬送方向の上流側か
ら下流側に移動させるようにしたので、被転写体9の移
動軌跡上で剥離ローラ37の下流側において、被転写体
9の取り替え作業を行うスペースを簡単に確保すること
ができ、装置の小型化を図ることが可能となる。また、
剥離ローラ37の下流側では、転写を行なうための構成
部材は存在しないため、装置の構成部材に何ら特別の動
きをさせることなく、被転写体9の取り替え作業を行な
えるようになり、ロスタイムを生じることなく、画像の
転写効率を一層高めることが可能となる。
【0025】尚、本発明は図4に示すように被転写体9
が身分証や学生証などのようなカード903等である場
合にも無論適用可能である。また、前記第2,第3ガイ
ドローラ49,51は、図5に示すように、剥離ローラ
37及び第1ガイドローラ47に対して線対称に配置せ
ず、転写フィルム5の幅方向に平行させて配置してもよ
く、或は、図6に示すように、第2,第3ガイドローラ
49,51を省略し、第1ガイドローラ47に巻回され
た転写フィルム5を、転写フィルム5の幅方向に平行さ
せて配置した巻き取りリール29により直接巻き取るよ
うにしてもよい。更に、実施例では、剥離ローラ37の
下流側で被転写体9の取り替え作業を行なうようにした
が、被転写体9の取り替え作業を転写ローラ35の上流
側で行なうようにしてもよい。
【0026】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明
は、転写フィルムを用いた画像転写方式において、剥離
ローラの軸心を転写フィルムの幅方向に対して斜めに配
置し、転写フィルムを剥す際、転写フィルムの幅方向に
対して斜めから剥すようにした。そのため、転写フィル
ムを被転写体から円滑に剥すことが可能となる。また、
本発明は、転写フィルムを用いた画像転写方式におい
て、画像の転写時に、前記転写ローラ及び剥離ローラの
位置を固定しておき、被転写体を転写フィルムと同一の
速度で前記搬送方向の上流側から下流側に移動させるよ
うにした。そのため、装置の小型化を図りつつ、被転写
体の取り替え作業を行うスペースを簡単に確保でき、ま
た、ロスタイムを生じることなく、画像の転写効率を一
層高めることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】画像転写装置の正面図である。
【図2】画像転写装置の平面図である。
【図3】転写部の斜視図である。
【図4】別実施例に係る転写部の斜視図である。
【図5】別実施例に係る転写部の斜視図である。
【図6】別実施例に係る転写部の平面図である。
【符号の説明】
1 画像転写装置 3 転写リボン 5 転写フィルム 7 画像書き込み部 9 被転写体 11 転写部 13 搬送機構 31 転写テーブル 33 移動手段 35 転写ローラ 37 剥離ローラ 901 冊子 901A 紙片

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 転写フィルムをその長手方向に搬送させ
    画像が形成された転写フィルム部分を被転写体上に位置
    させ、 前記画像が形成された転写フィルム部分を被転写体に加
    熱加圧して前記画像を被転写体に転写し、 画像の転写後、転写フィルムを被転写体から剥す画像転
    写方法において、 前記転写フィルムを剥す際、転写フィルムの幅方向に対
    して斜めから剥すようにした、 ことを特徴とする画像転写方法。
  2. 【請求項2】 前記被転写体は紙片が綴じられた冊子
    で、前記画像は冊子が開かれた紙片上に転写され、前記
    転写フィルムは紙片が綴じられた側から剥される請求項
    1記載の画像転写方法。
  3. 【請求項3】 被転写体上に転写フィルムをその長手方
    向に搬送させる搬送機構と、 転写フィルムを加熱加圧して転写フィルムの画像を被転
    写体に転写する転写ローラと、 前記転写ローラよりも転写フィルムの搬送方向の下流側
    において転写フィルムを被転写体から剥す剥離ローラと
    を備えた画像転写装置において、 前記剥離ローラの軸心は、転写フィルムの面に対してほ
    ぼ平行し、且つ、転写フィルムの幅方向に対して斜めに
    配置されている、 ことを特徴とする画像転写装置。
  4. 【請求項4】 前記剥離ローラの先端は転写フィルムの
    外側まで延在している請求項3記載の画像転写装置。
  5. 【請求項5】 前記剥離ローラの近傍には、剥離ローラ
    に巻回された転写フィルムの搬送方向を変える第1ガイ
    ドローラが前記剥離ローラと平行に配設されている請求
    項3または4記載の画像転写装置。
  6. 【請求項6】 前記第1ガイドローラよりも転写フィル
    ムの搬送方向の下流側において、転写フィルムの搬送方
    向を変える第2ガイドローラが前記第1ガイドローラと
    線対称の向きで配設されている請求項5記載の画像転写
    装置。
  7. 【請求項7】 転写フィルムをその長手方向に搬送させ
    画像が形成された転写フィルム部分を被転写体上に位置
    させ、 前記画像が形成された転写フィルム部分を転写ローラに
    より被転写体に加熱加圧して前記画像を被転写体に転写
    し、 前記転写ローラよりも転写フィルムの搬送方向の下流側
    において剥離ローラにより転写フィルムを被転写体から
    剥すようにした画像転写方法において、 前記画像の転写時に、前記転写ローラ及び剥離ローラの
    位置を固定しておき、 被転写体を転写フィルムと同一の速度で前記搬送方向の
    上流側から下流側に移動させるようにした、 ことを特徴とする画像転写方法。
  8. 【請求項8】 前記剥離ローラにより転写フィルムの搬
    送方向は被転写体の上方に変えられる請求項7記載の画
    像転写方法。
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