JPH07266245A - ボルト又はナットの締付・弛緩装置 - Google Patents
ボルト又はナットの締付・弛緩装置Info
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- JPH07266245A JPH07266245A JP5573394A JP5573394A JPH07266245A JP H07266245 A JPH07266245 A JP H07266245A JP 5573394 A JP5573394 A JP 5573394A JP 5573394 A JP5573394 A JP 5573394A JP H07266245 A JPH07266245 A JP H07266245A
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Abstract
トルクで締付けることが出来るボルトとナットの締付・
弛緩装置に関する。 【構成】 工具本体2のチャック部4内に嵌入突起10
を突設し、ソケット軸部7の差込基端部17に嵌入孔1
8を設ける。また、軸部7の軸径を変化させて外面が軸
方向に傾斜する外周テーパ部15を設け、この外周テー
パ部15を、チャック部4先端で締付けて把持する。そ
して、チャック部4が外周テーパ部15の把持力を強め
た際、ソケット3が差込み方向に押圧され、同時に嵌入
孔18が嵌入突起10に深く入り込んで軸部7基端部が
半径方向に拡がり、チャック部4内周との隙間が無くな
るようにする。
Description
した締付けトルクで締付けることが出来るボルトとナッ
トの締付・弛緩装置に関する。
緩作業を頻繁に繰り返すような際、例えば図5に示すよ
うな締付・弛緩装置51を使用している。
に対してソケットの断面角形の軸部53が着脱自在にさ
れており、この軸部53をチャック部54のほぼ同じ断
面形状の差込孔54aに差込んで、ボール55を軸部5
3の係合溝53aに係合させて抜け出し防止を図ってい
る。
のボール孔54bから出没自在となり、チャック部54
の外周に沿って摺動自在なホルダ56によって出没が規
制される。
2との間に弾装されたスプリング57によって図中右方
に付勢されており、また、基端側内周部には、ボール5
5を没入させることの出来る凹部56aを設けている。
操作リング58が螺合して一体化されており、ソケット
を装着する際は、この操作リング58を引張り出してホ
ルダ56の凹部56aをボール55の位置に臨ませ、軸
部53を挿入した後、操作リング58を離してスプリン
グ57力でホルダ56を復帰させ、ボール55の没入を
規制する。そして、不図示のスピンドルの回転をチャッ
ク部54に伝達し、このチャック部54を回転させるこ
とでソケットに回転を伝達する。
うな装置ではソケット軸部53とチャック部54との嵌
合隙間が比較的大きく、しかもボール55と係合溝53
aとの係合隙間も大きいため、回転方向、軸線方向とも
にガタがあり、締付けトルクに誤差が生じやすいという
問題があった。このため、時にはその後の振動等に起因
してボルトやナットが弛むような不具合が生ずることが
あった。従って、簡易な構成でソケットと工具本体を確
固として連結し、締付けトルクの安定化を図ることの出
来るような装置が望まれていた。
め、本発明は、工具本体のチャック部にソケットの軸部
を差込んで外周を締付け把持し、スピンドルの正・逆回
転を前記チャック部を介してソケットに伝達するように
したボルト又はナットの締付・弛緩装置において、ソケ
ットの軸部の軸径を変化させて外面に外周テーパ部を設
けるとともに、軸部の差込基端部にスリット溝付の嵌入
孔を設けて工具本体の嵌入突起に嵌合可能とした。そし
て、チャック部が外周テーパ部に対する把持力を強めた
際、ソケットが差込み方向に押圧されて嵌入孔が嵌入突
起に深く入り込み、これによって軸部基端部が半径方向
に拡がってチャック部との差込み間隙が無くなるように
した。
を、チャック部の外周に螺合するホルダの締付け部によ
ってチャック部端部を締め付けることによって行うよう
にし、このホルダの締付け部を、外周テーパ部の傾斜方
向とは逆方向に傾斜する内周テーパ部として構成した。
ケットを奥深くまで差込み、これによって差込基端部の
嵌入孔を工具本体の嵌入突起に深く入り込ませ、スリッ
ト溝を開かせて軸部基端部を半径方向に拡開させる。従
って、ソケットは軸方向に確固として保持されるばかり
でなく、軸部とチャック部の間の隙間もなくなって回転
方向にも確固として保持され、安定した締付けトルクで
締結することが出来る。
を締付け把持する際の締付け把持力の調整は、チャック
部の外周に螺合するホルダの内周テーパ部でチャック部
端部を締付けることで行うが、軸部の外周テーパ部とホ
ルダの内周テーパ部の傾斜方向が逆方向であるため、ホ
ルダの内周テーパ部とチャック部端部間の緊締力を高め
ることが出来る。
よって確固として保持され、例えば締付・弛緩作業のよ
うにチャック部の正・逆回転を繰り返しても、ホルダの
螺合が弛むようなことはない。また、ホルダを螺合構造
にすることで簡易に構成出来る。
の実施例について添付した図面に基づき説明する。図1
は本装置の全体概要図、図2はソケットの結合状態を示
す一部断面図、図3はソケットを抜いた状態を示す一部
断面図、図4はソケットの差込基端部の正面図である。
ットの締付・弛緩装置1は、工具本体2に対して着脱自
在なソケット3を備え、工具本体2側に設けた不図示の
スピンドルの回転をソケット3に伝達するにあたり、ソ
ケット3に先端ブレを生じさせることがなく、また、正
・逆回転を繰り返してもソケット3が確固として保持さ
れるよう構成している。
具本体2にはスピンドルに連なるチャック部4が設けら
れ、このチャック部4はフロントカバー5から前面に突
出するとともに、回転軸受部6によって回転自在に支え
られている。
軸部7を挿入させることが出来るように筒状に構成さ
れ、突出側先端部には、図3に示すように、直径方向に
複数のスリット溝8aを備えた把持部8が設けられてい
る。
状は六角形状部9とされ、更にその奥には嵌入突起10
が突設されている。そしてこの嵌入突起10は先端側が
先細りになるテーパ形状とされている。
溝が刻設され、このねじ溝にホルダ11が螺合してい
る。
の面積が狭まるような内周テーパ部12が形成されてい
る。
この内周テーパ部12がチャック部4の先端外周部に当
接して、チャック部4を締め付けることが出来るように
している。
すように、ナット又はボルト頭部に嵌合する角穴部14
が設けられ、また、後端側に延出する軸部7には、軸径
を変化させた外周テーパ部15と、複数のスリット溝1
6aを備えた六角柱部16が形成されている。
に向かう程軸径が太くなるように変化しており、このた
め、外面は軸方向に沿って後端側に向けて拡がるような
傾斜面とされている。
に示すような嵌入孔18を設け、この嵌入孔18は、前
記工具本体2側の嵌入突起10を嵌入せしめることが出
来るようにしている。
差込んだ際、軸部7の六角柱部16がチャック部4の六
角形状部9に嵌合し、軸部7の外周テーパ部15がチャ
ック部4の把持部8に嵌合し、差込基端部17の嵌入孔
18が嵌入突起10に嵌合するようにしている。
いて、工具本体2のチャック部4にソケット3の軸部7
を差込み、次いでホルダ11を回転させて内周テーパ部
12でチャック部4の把持部8先端を締め付ける。
ト溝8aの間隔を狭めながら縮径し、軸部7の外周テー
パ部15を締付け把持する。
の傾斜角の作用で差込み方向に向けて押圧され、締付け
把持力が高まるに連れて嵌入突起10が嵌入孔18の奥
深くまで入り込む。そして、嵌入突起10は基端側ほど
大径であることから、嵌入突起10が深く入り込むに連
れてスリット溝16aの間隔が開いて軸部7基端部が半
径方向に拡開する。
と、軸部7の六角柱部16外周との間のクリアランスが
なくなって両者が密着し合う。また、ソケット3はチャ
ック部4の把持部8から受ける後方圧と嵌入突起10か
ら受ける前方圧によって軸方向に対しても確固として保
持される。
をチャック部4を介してソケット3に伝達するが、ソケ
ット3の軸部7とチャック部4は緊密に結合しているた
め、回転方向にも軸方向にもガタつきはなく、安定した
締付けトルクで締め付けることが出来る。
部12がチャック部4の先端外周部を締付け、このチャ
ック部4が軸部7の外周テーパ部15を締め付けている
状態は、逆にチャック部4が外周テーパ部15から反力
を受け、また、内周テーパ部12もチャック部4から反
力を受けている状態でもある。
パ部12と外周テーパ部15の傾斜方向を逆にすること
によって、内周テーパ部15とチャック部4先端外周部
との緊密度を高めることが出来る。
常に密着するような力が作用し、仮令ホルダ11が弛む
ような方向にチャック部4を回転させたとしても、ホル
ダ11の螺合は弛みにくくなる。
のように正・逆回転を伴うような装置では、回転締付け
方式は採用されないのであるが、本案の場合は螺合方式
のホルダ11を採用することが可能となり、かかる螺合
方式を採用することで構成の簡素化が図れた。
トの締付・弛緩装置は、チャック部で軸部の外周テーパ
部を締付けることでソケットを差込み方向の奥深くまで
押込み、これによって差込基端部の嵌入孔を工具本体の
嵌入突起に深く入り込ませ、スリット溝を開かせて軸部
基端部を半径方向に拡開させるようにしたため、ソケッ
トを軸方向に確固として保持出来るだけでなく、軸部外
周とチャック部内周の間のクリアランスもなくなって回
転方向にも確固として保持することが出来る。つまり、
安定した締付けトルクで締結することが出来る。また、
チャック部を締め付けるホルダの内周テーパ部と、チャ
ック部によって締付け把持される軸部の外周テーパ部の
傾斜方向を逆方向にすることで、ホルダの内周テーパ部
とチャック部外周端部の緊締力を高めることが出来、ホ
ルダの弛み防止が図られる。そして、ホルダを螺合方式
にすることで、簡素な構成が可能となる。
Claims (2)
- 【請求項1】 工具本体のチャック部にソケットの軸部
を差込んで外周を締付け把持し、スピンドルの正・逆回
転を前記チャック部を介してソケットに伝達するように
したボルト又はナットの締付・弛緩装置において、前記
ソケットの軸部の軸径を変化させて外面に外周テーパ部
を設けるとともに、軸部の差込基端部にスリット溝付の
嵌入孔を設けて工具本体の嵌入突起に嵌合可能とし、前
記チャック部が前記外周テーパ部に対する把持力を強め
た際、ソケットが差込み方向に押圧されて前記嵌入孔が
前記嵌入突起に深く入り込み、これによって軸部基端部
が半径方向に拡がってチャック部との差込み間隙を無く
すようにしたことを特徴とするボルト又はナットの締付
・弛緩装置。 - 【請求項2】 前記チャック部の締付け把持力の調整
は、該チャック部の外周に螺合するホルダの締付け部に
よってチャック部端部を締め付けることによって行い、
このホルダの締付け部は、前記外周テーパ部の傾斜方向
とは逆方向に傾斜する内周テーパ部であることを特徴と
する請求項1に記載のボルト又はナットの締付・弛緩装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP05573394A JP3600265B2 (ja) | 1994-03-25 | 1994-03-25 | ボルト又はナットの締付・弛緩装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP05573394A JP3600265B2 (ja) | 1994-03-25 | 1994-03-25 | ボルト又はナットの締付・弛緩装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07266245A true JPH07266245A (ja) | 1995-10-17 |
JP3600265B2 JP3600265B2 (ja) | 2004-12-15 |
Family
ID=13007066
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP05573394A Expired - Fee Related JP3600265B2 (ja) | 1994-03-25 | 1994-03-25 | ボルト又はナットの締付・弛緩装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3600265B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009255227A (ja) * | 2008-04-17 | 2009-11-05 | Ingu:Kk | トルクソケット |
JP2015193062A (ja) * | 2014-03-31 | 2015-11-05 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | インパクト工具用アタッチメント及びインパクト工具 |
-
1994
- 1994-03-25 JP JP05573394A patent/JP3600265B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009255227A (ja) * | 2008-04-17 | 2009-11-05 | Ingu:Kk | トルクソケット |
JP2015193062A (ja) * | 2014-03-31 | 2015-11-05 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | インパクト工具用アタッチメント及びインパクト工具 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3600265B2 (ja) | 2004-12-15 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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Effective date: 20031224 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 |
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