JPH0726611A - おむつ洗い器 - Google Patents

おむつ洗い器

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Publication number
JPH0726611A
JPH0726611A JP17160193A JP17160193A JPH0726611A JP H0726611 A JPH0726611 A JP H0726611A JP 17160193 A JP17160193 A JP 17160193A JP 17160193 A JP17160193 A JP 17160193A JP H0726611 A JPH0726611 A JP H0726611A
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JP
Japan
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water
diaper
cleaning
toilet bowl
washing
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Application number
JP17160193A
Other languages
English (en)
Inventor
Shoji Nakamura
庄治 中村
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NEC Home Electronics Ltd
NEC Corp
Original Assignee
NEC Home Electronics Ltd
Nippon Electric Co Ltd
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Publication date
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  • Bidet-Like Cleaning Device And Other Flush Toilet Accessories (AREA)
  • Sanitary Device For Flush Toilet (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 トイレ用便器を利用して、おむつを簡単かつ
衛生的に洗浄できるようにする。 【構成】 便器12の一部に取り付けた可動の洗浄ノズ
ル13を、退避位置から洗浄位置に移動し、便器12内
部だけに降り注ぐようから水を噴射し、便器12内で効
率よくおむつを洗浄することができる。洗浄ノズル13
は、片持ち支持された首振り自在の外筒20に、内筒2
1を伸縮自在に嵌装することにより揺動自在かつ伸縮自
在とされており、内筒21に被着したキャップ22を回
動させることで、洗浄水の噴射方向を上向きや下向きに
切り替えることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、便器内でおむつを簡
単かつ衛生的に温水洗浄できるようにしたおむつ洗い器
に関する。
【0002】
【従来の技術】おむつは、乳幼児用から寝たきり老人用
など様々な用途に、使い捨て可能な紙おむつが大量に市
販されている。しかし、地球規模での自然環境保護運動
の高まりから、使い捨て式の紙おむつと言えどもリサイ
クルに結び付かない資源消費型の使用に対し、各方面か
ら警鐘が鳴らされている。一方、紙おむつ以前にはごく
当たり前に使用されてきた布おむつは、洗濯により繰り
返し使用できる点が見直されつつある。しかし、汚物で
汚れた布おむつを洗濯するときは、他の洗濯物と一緒に
洗濯できないために専用の桶を用いて手洗いしなければ
ならないなど、洗濯に手間がかかるだけに敬遠されるき
らいがあった。
【0003】図5に示すおむつ洗い器1は、実開昭60
−172882号「洗浄蛇口付き水洗式トイレ装置」に
提案されたものであり、便器2と水洗槽3を結ぶ配管4
の途中に切換弁5を介して接続した蛇口6を、便器2の
上方から器内に向けて配設したものである。切換弁5を
切り換えると、水洗槽3から排水された水は、切換弁5
にて蛇口6側に分岐され、蛇口6から水洗槽3内に放水
される。従って、切換弁5を切り換えた状態で排水レバ
ー7を操作することにより、蛇口6から放水される水に
おむつを当てて洗浄することができ、おむつから洗い落
とされ汚物を便器2内に洗い流すことができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のおむつ洗い
器1は、おむつ洗い時に便器2内に放水する蛇口6が便
器2の開口部の奥まった箇所に固定されて開口してお
り、水は便器2の奥方から手前側にある程度放物線を描
きながら放水される。しかし、放水された水は便器2内
にシャワー状に散水されるのではなく、ただ一条の滝の
ごとく流れ落ちるだけである。このため、便器2内でお
むつを漬け洗いするならば別であるが、便器2の傾斜底
面からおむつを浮かせて揉み洗いするような用途には適
当な水流とは言えず、例えば放水された水流の当たった
箇所は汚物が弾き飛ばされるものの、飛び散った汚物が
おむつの他の箇所に再付着したり、或いはおむつにて弾
かれた水が便器2外に飛び散りやすい等の課題があっ
た。
【0005】また、蛇口6から便器2内に吐出される水
の勢いは、蛇口6と水洗槽3内の水位との高低差の平方
根にほぼ比例しており、水洗槽3内の水位の低下ととも
に放水流量も漸減するため、放水当初は便器2のほぼ中
央部まで届く勢いのあった水流も、次第に勢いが衰えて
しまい、最後には壁際を伝い落ちるだけとなる。このた
め、排水レバー7を操作して全量排水を選択したとして
も、実質的におむつ洗いに使用できるのは水洗槽3の容
量の半分以下程度の水でしかなく、洗浄効率が悪いとい
った課題があった。また、放水の勢いを安定させるた
め、全量排水ではなく少量排水側に排水レバー7を操作
し、小刻みに放水しながらおむつ洗いすることも可能で
あるが、全量排水時に比べ何回となく洗浄作業が寸断さ
れるために、実用的な方法とは言えなかった。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記課題を
解決したものであり、便器と、該便器の一部に取り付け
られ、退避位置から洗浄位置に移動して便器内にのみ洗
浄水を吐出する洗浄ノズルと、該洗浄ノズルに水を供給
する給水手段とを具備し、前記洗浄ノズルにより吐出さ
れる洗浄水により前記便器内でおむつを洗浄することを
特徴とするものである。
【0007】また、この発明は、洗浄ノズルが、前記退
避位置と洗浄位置との間で伸縮自在の噴射口付き棒状パ
イプからなること、或いは前記退避位置と洗浄位置との
間で揺動自在の噴射口付き棒状パイプからなること、さ
らには吐出する洗浄水の噴射方向を随意変えることので
きる噴射口付き棒状パイプからなること等を、他の特徴
とするものである。
【0008】
【作用】この発明は、便器の一部に洗浄ノズルを取り付
け、退避位置から洗浄位置に移動させて便器内にのみ洗
浄水を吐出させ、洗浄ノズルにより吐出される洗浄水に
より便器内でおむつを洗浄することにより、効率よく衛
生的におむつ洗浄できるようにする。
【0009】
【実施例】以下、この発明の実施例について、図1ない
し図4を参照して説明する。図1,2は、この発明のお
むつ洗い器の一実施例のそれぞれ異なる使用状態を示す
縦断面図、図3,4は、図1,2に示した洗浄ノズルの
それぞれ要部及び片持ち支持部分の断面図である。
【0010】図1,2に示すおむつ洗い器11は、排便
以外におむつ洗浄用にも使用する便器12と、この便器
12の一部に取り付けられ、退避位置から洗浄位置まで
移動して便器12内にのみ洗浄水を吐出させる可動の洗
浄ノズル13と、洗浄ノズル13に洗浄水として水又は
温水を供給する給水器14とから大略構成される。便器
12は、上面開口の縁に便座15を介して腰掛けて用を
足す洋式であり、排水管16に至る排水路を水封により
遮断する臭気止め排水孔17を有する水洗式となってい
る。このため、便器12の底部に開口する臭気止め排水
孔17の入り口開口部は常時水封されており、排水管1
6側から臭気が逆流しないようになっている。水洗のた
めの水は、便器12の前端に載置された水洗槽18内に
溜められており、レバー操作によって少量水洗と全量水
洗のどちらかを随意選択できるようになっている。便座
15と便器12の蓋19は、用足し又はおむつ洗いにさ
いして図示のごとく水洗槽18の前壁に立て掛けること
ができる。
【0011】洗浄ノズル13は、伸縮自在かつ揺動自在
で噴射方向が可変の棒状パイプからなり、便器12の正
面内壁の上部に上下に首振り自在に支持した外筒20
と、外筒20に水密かつ摺動自在に嵌挿した内筒21
と、内筒21の先端に水密かつ軸周りに回動自在に被着
され、噴射方向を切り替えるキャップ22とからなる。
キャップ22は、図3に示したように、末端部内周側に
突設した鍔部22aが内筒21の環状溝21aに係合し
て抜け止めされており、内筒21の外周に嵌装したOリ
ング23によって水封されている。また、キャップ22
の側壁には、3箇所に噴射口22bが貫通形成してあ
り、これらの噴射口22bが内筒21の先端近くに穿設
した上方連通孔21b又は下方連通孔21cに選択的に
連通するようになっている。ただし、下方連通孔21c
が3箇所に穿設されているのに対し、上方連通孔21b
は1箇所にしか穿設されておらず、このためキャップ2
2を図3に示すように上方噴射位置に回動させた場合
は、3箇所ある噴射口22bのうち中央の噴射口22b
だけが上方連通孔21bに連通する。
【0012】内筒21は、案内溝21dに係合する螺子
24により外筒20に対して回り止めされており、末端
部近傍に嵌装したOリング25により外筒20に対する
摺接部分を水封されている。外筒20は、末端部に連結
される管路26を介して給水器14に接続されるが、こ
の末端部に近い箇所を、図4に示したように首振り自在
に片持ち支持される。すなわち、外筒20は、一対の半
円筒状ホルダ半体27により両側から挟持されており、
ホルダ半体27から外方に延びる支軸27aが、便器1
2の正面内壁に取り付けたシェルタ28によって支承さ
れている。一方の支軸27aには従動ギヤ29が嵌着し
てあり、この従動ギヤ29に噛合する駆動ギヤ30を正
逆転が可能な直流モータ31により正逆転駆動すること
により、外筒20の首振り角度すなわち洗浄ノズル13
の揺動角度が可変される。なお、実施例では、外筒20
に対する内筒21の伸縮は手動で行う構成としたが、例
えば洗浄水の水圧を一部利用して伸縮させる構成とする
こともできる。
【0013】給水器14は、温度調節機能を有してお
り、洗浄に必要な水が不足する場合は、水洗槽18に通
ずる同じ水道管を経由して適宜水が補給されるようにな
っている。また、給水器14の前面操作パネルには、各
種の操作釦が設けられており、おむつ洗浄にさいして洗
浄ノズル13の角度を2通りに切り替えたり、或いは用
足し後におしり洗浄するときには、洗浄ノズル13をお
しり洗浄に適した角度に揺動できるようになっている。
【0014】ところで、便器14をおむつのための洗浄
槽として使用しない非使用状態にあっては、洗浄ノズル
13は外筒20に内筒21が重なる収縮状態にあり、か
つ図1に一点鎖線で示したように、最も下を向いた状態
で退避位置にある。従って、洗浄ノズル13が用足しの
邪魔になることはなく、また仮に用足し中に汚物が付着
しても、水洗槽18の水を排水するさいに便器12の内
壁と同様きれいに洗浄される。このため、洗浄ノズル1
3が汚れたまま放置されることはなく、常に清潔な状態
に保つことができる。
【0015】一方、おむつ洗いをするため、給水器14
の上向き噴射釦を押したとする。このとき、釦操作とと
もに、まず洗浄ノズル13が退避位置から上方に首を擡
げ、図1に実線で示した洗浄位置まで揺動する。ただ
し、洗浄ノズル13は、後述するおしり洗浄のときのよ
うに伸長せず、外筒20と内筒21がもっとも重なり合
った収縮状態のまま揺動する。そして、揺動が完了した
時点で、洗浄ノズル13は水平より若干下方を向いた姿
勢をとり、この姿勢で給水器14からの水が噴射口22
bから便器12内に噴射される。ただし、この場合、噴
射口22bはただ1箇所に設けられた上方連通孔21b
に連通するだけであるため、噴射口22bから噴射され
た水は、一筋の放物線を描きながらすべて便器12の内
側に落下する。すなわち、洗浄ノズル13から噴射され
た水は、斜め上方に一旦吐出されたのち、重力に従って
便器12の傾斜底壁に降り注ぐ。従って、直接斜め下方
に放水された水流と異なり、おむつに当たって弾けるよ
うな過度の勢いはなく、柔らかに降り注ぐ水流に晒しな
がらおむつを揉み洗いすることで、おむつに付着した汚
物を良好に洗浄することができる。また、噴射口22b
から噴射される洗浄水の水圧は終始安定しているため、
噴射された水が便器12外に飛び散ることはない。
【0016】こうしておむつから洗浄された汚物は、便
器12の底面に張られた水のなかに沈殿し、洗浄に使わ
れた水は溢水とともに臭気止め排水孔17から排水管1
6側に排水される。また、洗浄水として温水を使った場
合は、常温水による場合に比べ汚れ落ちがよく、短時間
でおむつ洗浄が可能である。一方また、おむつ洗浄では
なく、用足し後におしりを洗浄する場合は、おしり洗浄
釦を押す。このとき、洗浄ノズル13は、図1に二点鎖
線で示したように最大長まで伸長し、なおかつ若干下方
への傾斜を強める。このとき、噴射口22bから上向き
に噴射された水は、そのまま便器12から飛び出してし
まうような角度で噴射されるが、実際には、噴射された
水はおしりに当たった後に滴となって便器12内に滴下
するため、便器12外に水が飛び散ることはない。な
お、おしり洗浄時とおむつ洗浄時とで噴射された水の落
下点の違いは、図示の噴射軌跡から明白である。
【0017】また、上方噴射よりも多少強い水圧でおむ
つ洗浄する場合は、下向き噴射を選択するとよい。この
場合、キャップ22を180度回動し、内筒21の下方
連通孔21cがキャップ22の噴射口22bに3箇所と
も連通する状態に切り替え、さらに内筒21を中間位置
まで伸長させたのち、下向き噴射釦を押す。釦操作によ
り、図2に示したように洗浄ノズル13は水平よりも上
向きになるまで揺動し、3箇所の噴射口22bから放水
を開始する。その結果、便器12の中央に向けて便器1
2の真上から水シャワーが降り注がれる。降り注がれた
水は、便器12内にシャワー幕を形成するため、上から
降り注ぐシャワー状の水におむつを当て、便器12内で
おむつを揉み洗いすることにより、おむつに付着した汚
物を良好に洗い落とすことができる。また、おむつを便
器12の傾斜底壁に当ててシャワーを降り注ぐようにす
れば、水によって弾かれた汚物をおむつに再付着させる
ことなく、どの箇所もきれいに洗浄することができる。
【0018】このように、おむつ洗い器11は、用足し
の邪魔にならずしかも便器12にもっとも接近した箇所
として最適な場所に洗浄ノズル13の退避位置を定め、
しかも洗浄ノズル13から噴射された洗浄水はすべて便
器12内に降り注ぐよう噴射量と噴射方向を予め適切に
制限した上で洗浄位置を定めてあるため、便器12内で
安心しておむつを洗浄することができる。また、給水器
14が一定流量の水を安定的に給水するため、おむつ洗
いの経過とともに水量が減少したり、或いは一回のおむ
つ洗いに使用できる水量が制限されるといった不都合は
なく、必要なときに必要な時間だけおむつ洗いが可能で
ある。
【0019】また、洗浄ノズル13を、退避位置と洗浄
位置との間で伸縮自在の構成としたから、便器12内に
おける洗浄ノズル13の全長をおむつ洗い時の姿勢に合
わせて適宜調整し、洗浄水が飛び散りにくい態勢で、し
かも便器12内のおむつに対して洗浄水が満遍なく降り
注ぐようにし、おむつを効率よく洗浄することができ、
従って便器12外への洗浄水の跳ね返りを防止して、清
潔にしかも衛生的におむつ洗浄が可能である。
【0020】さらにまた、洗浄ノズル13を、退避位置
と洗浄位置との間で揺動自在の構成としたから、仮に洗
浄ノズル13の長さが固定されていたとしても、普段は
用足しの邪魔にならない退避位置に退避させておき、お
むつ洗いに使用するときにだけ退避位置から洗浄位置ま
で揺動し、便器12内のおむつに対して洗浄水を満遍な
く降り注ぐことができる。また、洗浄ノズル13の末端
部を片持ち支持した状態でそこに回動力を付与する揺動
機構を設けたので、洗浄ノズル13を退避位置と洗浄位
置との間で遠隔的に揺動させることができ、しかも揺動
機構自体は便器12内に目隠しされた位置に配設するこ
とができる。また、おむつ洗浄後には退避位置にある洗
浄ノズル13を水洗水により水洗することができ、これ
により常に清潔な状態に保つことができる。
【0021】さらに、洗浄ノズル13を、吐出する洗浄
水の噴射方向を上向きや下向き以外にも随意変えられる
よう構成すれば、棒状パイプの姿勢を変えずに噴射口の
向きを変えるだけで洗浄水の噴射方向を様々な方向に切
り替えることができ、これにより便器12内に保持した
おむつに対して上方或いは斜め上方からさらには斜め下
方或いは下方から洗浄水を噴射し、手揉みでは落ちにく
い箇所に付着した汚物も簡単かつ的確に洗浄することが
できる。
【0022】なお、上記実施例において、内筒21に形
成する上方連通孔21bは、2箇所以上に設けてもよ
く、その場合上向き噴射時にもシャワー状の水によりお
むつ洗浄することができる。また、内筒21に形成する
下方連通孔21cも、3箇所に限定されず、1箇所又は
2箇所或いは4箇所以上に設けることもできる。また、
洗浄ノズル13を揺動する動力源としては、直流モータ
31以外に、例えばプランジャ・ソレノイド機構或いは
給水ポンプ等を利用してもよい。
【0023】また、上記各実施例において、おむつ洗い
器11に使用する便器12は、洗い落とし式に限らず、
サイホン式やセミサイホン式或いはサイホンゼット式、
さらにはサイホンボルテックス式等の他の洋式便器でも
よく、洋式に限らず和式であってもよい。さらに、給水
手段は給水器14に限定されず、水道水を何ら加熱する
ことなく直接供給する構成のものでもよい。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように、この発明のおむつ
洗い器は、便器と、便器の一部に取り付けられ、退避位
置から洗浄位置まで移動させて便器内にのみ洗浄水を吐
出させる洗浄ノズルと、洗浄ノズルに水を供給する給水
手段とを具備し、洗浄ノズルにより吐出される洗浄水に
より便器内でおむつを洗浄する構成としたから、用足し
の邪魔にならずしかも便器にもっとも接近した箇所とし
て最適な場所に洗浄ノズルの退避位置を定め、しかも洗
浄ノズルから噴射された洗浄水はすべて便器内に降り注
ぐよう噴射量と噴射方向を予め適切に制限した上で洗浄
位置を定めることにより、便器内で安心しておむつを洗
浄することができ、また洗浄ノズルへは給水手段が一定
流量の水を安定的に給水するため、おむつ洗いの経過と
ともに水量が減少したり、或いは一回のおむつ洗いに使
用できる水量が制限されるといった不都合はなく、必要
なときに必要な時間だけおむつ洗いが可能である等の優
れた効果を奏する。
【0025】また、この発明は、洗浄ノズルを、退避位
置と洗浄位置との間で伸縮自在の噴射口付き棒状パイプ
から構成したから、便器内における洗浄ノズルの全長を
おむつ洗い時の姿勢に合わせて適宜調整し、洗浄水が飛
び散りにくい態勢で、しかも便器内のおむつに対して洗
浄水が満遍なく降り注ぐようにし、おむつを効率よく洗
浄することができ、また便器内部に配設するのに最も邪
魔にならない棒状の洗浄ノズルを用いるため、噴射口の
位置をおむつ洗浄に最も適した位置に合わせさえすれ
ば、おむつ洗いに適した所望の水シャワーが簡単に生成
でき、便器外への洗浄水の跳ね返りを防止して、清潔に
しかも衛生的におむつ洗浄が可能である等の効果を奏す
る。
【0026】また、この発明は、洗浄ノズルを、退避位
置と洗浄位置との間で揺動自在の噴射口付き棒状パイプ
から構成したから、洗浄ノズルの長さが固定されたもの
であっても、普段は用足しの邪魔にならない退避位置に
退避させておき、おむつ洗いに使用するときにだけ退避
位置から洗浄位置まで揺動し、便器内のおむつに対して
洗浄水を満遍なく降り注ぐことができ、また洗浄ノズル
の末端部を片持ち支持した状態でそこに回動力を付与す
る揺動機構を設けることにより、洗浄ノズルを退避位置
と洗浄位置との間で遠隔的に揺動させることができるた
め、揺動機構自体は便器内に目隠しされた位置に配設す
ることができ、またおむつ洗浄後には退避位置にある洗
浄ノズルを水洗水により水洗することができ、これによ
り常に清潔な状態に保つことができる等の効果を奏す
る。
【0027】さらにまた、この発明は、洗浄ノズルを、
吐出する洗浄水の噴射方向が随意可変の噴射口付き棒状
パイプから構成したから、棒状パイプの姿勢を変えずに
噴射口の向きを変えるだけで洗浄水の噴射方向をあらゆ
る方向に切り替えることができ、従って便器内に保持し
たおむつに対して上方或いは斜め上方からさらには斜め
下方或いは下方から洗浄水を噴射し、手揉みでは落ちに
くい箇所に付着した汚物も簡単かつ的確に洗浄すること
ができる等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明のおむつ洗い器の一実施例を示す縦断
面図である。
【図2】図1に示したおむつ洗い器の異なる使用状態を
示す縦断面図である。
【図3】図1,2に示した洗浄ノズルの要部断面図であ
る。
【図4】図1,2に示した洗浄ノズルの片持ち支持部分
の断面図である。
【図5】従来のおむつ洗い器の一例を示す斜視図であ
る。
【符号の説明】
11 おむつ洗い器 12 便器 13 洗浄ノズル 14 給水手段(給水器) 22b 噴射口

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 便器と、該便器の一部に取り付けられ、
    退避位置から洗浄位置に移動して便器内にのみ洗浄水を
    吐出する洗浄ノズルと、該洗浄ノズルに水を供給する給
    水手段とを具備し、前記洗浄ノズルにより吐出される洗
    浄水により前記便器内でおむつを洗浄することを特徴と
    するおむつ洗い器。
  2. 【請求項2】 前記洗浄ノズルは、前記退避位置と洗浄
    位置との間で伸縮自在の噴射口付き棒状パイプからなる
    ことを特徴とする請求項1記載のおむつ洗い器。
  3. 【請求項3】 前記洗浄ノズルは、前記退避位置と洗浄
    位置との間で揺動自在の噴射口付き棒状パイプからなる
    ことを特徴とする請求項1記載のおむつ洗い器。
  4. 【請求項4】 前記洗浄ノズルは、吐出する洗浄水の噴
    射方向を随意変えることのできる噴射口付き棒状パイプ
    からなることを特徴とする請求項1記載のおむつ洗い
    器。
JP17160193A 1993-07-12 1993-07-12 おむつ洗い器 Pending JPH0726611A (ja)

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JP17160193A JPH0726611A (ja) 1993-07-12 1993-07-12 おむつ洗い器

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JP17160193A Pending JPH0726611A (ja) 1993-07-12 1993-07-12 おむつ洗い器

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003278233A (ja) * 2002-03-25 2003-10-02 Toto Ltd 衛生洗浄装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003278233A (ja) * 2002-03-25 2003-10-02 Toto Ltd 衛生洗浄装置

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