JPH0726519Y2 - 組立て式木造カーポート - Google Patents

組立て式木造カーポート

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JPH0726519Y2
JPH0726519Y2 JP1775092U JP1775092U JPH0726519Y2 JP H0726519 Y2 JPH0726519 Y2 JP H0726519Y2 JP 1775092 U JP1775092 U JP 1775092U JP 1775092 U JP1775092 U JP 1775092U JP H0726519 Y2 JPH0726519 Y2 JP H0726519Y2
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JP
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roof
wooden
carport
pillar
cloth foundation
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JP1775092U
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JPH0578829U (ja
Inventor
祐右 梶田
Original Assignee
梶田建設株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、一般家庭や事務所等で
使用する組立て式の木造カーポートに関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、金属杆からなる支柱を複数起
設し、それら支柱の上端間に亘って金属製の張り板を適
宜間隔ごとに架設すると共に、それら張り板の上縁側に
樹脂製ルーフを固定する構造の組立て式カーポートが知
られている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】上述したような従来の
カーポートは、現場への搬入の際の便宜を図るために組
立てによる構築を可能としたものであり、一度組立てた
後は半永久的に使用することを前提としているので、容
易に分解できるような構造ではなかった。
【0004】本考案はこのような従来事情に鑑みてなさ
れたものであり、その目的とするところは、一度組み立
てた後の分解を可能にすると同時に、各構成部材を、所
定の強度を備えつつ軽量な部材、即ち木材で形成して、
組立て・分解が極めて容易で、且つ所定の耐久性を備え
た、新規な組立て式の木造カーポートを提供することに
ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】前述の目的を達成するた
めに、本考案に係る組立て式カーポートは、平面コ形状
を呈する布基礎の左右縁部に、木柱の下端部が脱着可能
に嵌装着する柱受金具を適宜間隔ごとに設けて各々の柱
受金具に木柱を起立支持せしめると共に、夫々の木柱の
上端部間に亘って羽風板を架設して方形状の屋根枠を形
成し、該屋根枠の相対向せる羽風板間に多数の張り板を
架設し、さらに張り板上縁に屋根材を固定して屋根部を
構築し、且つ該屋根部における羽風板、張り板、屋根材
の接続,固定を取外し可能な固定手段で行って屋根部の
分解を可能としてなることを特徴とする。
【0006】ここでいう取外し可能な固定手段とは主と
して、ビス、ボルト・ナット等を用いた螺着手段、釘を
用いた釘着手段をさす。
【0007】
【作用】以上の構成によれば、上述の柱受金具で木柱を
起立支持することにより布基礎に対する木柱の着脱を可
能とし、且つ、屋根部を分解可能な構造としたので、一
度組み立てたカーポートを所定期間使用した後に分解す
ることが可能になる。併せて、各構成部材、即ち、屋根
部を支える支柱(木柱),羽風板,張り板等を木材で形
成したので、それら構成部分が所定の強度を備えつつ軽
量となり、組立て,分解の作業が至極容易になると共
に、カーポート全体に所定の耐久性を付与する。
【0008】
【実施例】以下、本考案に係る組立て式木造カーポート
の一実施例を図1〜8を参照して説明する。図中Aは本
実施例のカーポート、1は布基礎、2は柱受金具、3は
木柱、4は屋根部を夫々示している。
【0009】布基礎1は、車が出入り可能な幅寸法をお
いて平行に相対向する左右の縁部11,11と、それら両縁
部11,11の一端部間に横たわる車止め縁部12とを、コン
クリートにより連接状に成形してなる平面コ形状のもの
で、前記夫々の縁部11,11,12を図示の如く断面方形状
に成形し、その下半部を土中に埋設して、用地Pに移動
不能に設置される。前記左右の縁部11,11の他端部間に
は車の出入り口部A’が形成される。
【0010】尚、布基礎1は前述の如く一体成形するも
のに限られず、多数のコンクリート製ブロック(束石)
を平面コ形となるよう連接状に配置して構成するも任意
である。
【0011】上記布基礎1における左右縁部11,11及び
車止め縁部12の上面には、その長手方向へ等間隔ごとに
複数(図面では各縁部に4個づつ)の柱受金具2,2…
が設けられる。
【0012】柱受金具2は図5,6に拡大して示すよう
に、所望の金属材からなる台座部21の上面に金属杆製の
支柱部22を溶接すると共に、その支柱部22上端に有底筒
状の金属製受部23を溶接してなり、布基礎1上面側に埋
設したナット部材5aに螺嵌するボルト5bで台座部21を布
基礎1に固定して、布基礎1に脱着可能に取付けられ
る。前記受部23の周壁にはビス孔23aが開穿される。
【0013】木柱3は、所望の強度を備えた木材を用い
て適宜寸法の円柱(若しくは角柱)状に作製すると共
に、下端部3aを柱受金具2の受部23に嵌合可能な小径状
に切削加工してなり、その下端部3aを受部に挿入,嵌合
すると共に、ビス孔23aに挿通するビス6で下端部3aを
受部23に固定するをもって、柱受金具2を介して布基礎
1上に脱着可能に起設・支持される。木柱3の上端部に
はボルト孔31が貫通開穿される。
【0014】木柱3の上端部間に亘っては、布基礎1の
左右縁部11,11に沿う長尺状の羽風板41と、車止め縁部
及び出入り口部A’に沿う短尺状の羽風板42とを架設し
て方形状の屋根枠4aを形成し、該屋根枠4a内に多数の張
り板43を設けると共に、その屋根枠4a上面を屋根材4bで
閉塞して屋根部4を構築する。
【0015】羽風板41,42は木柱3上端のボルト孔31に
挿通するボルト7aと、これに螺嵌するナット7bによって
木柱3に着脱可能に連結,固定される。
【0016】張り板43は長尺状の羽風板41,41間に等間
隔ごとに架設されるもので、図7中に一部拡大して示す
ように、その端部をビス8止めして羽風板41に固定され
る。
【0017】屋根材4bは、各張り板43,43…の上縁に亘
って下地材(板材)44を敷設した上に防水材45を敷き、
その上に常法によりトタン材46を葺いて形成される多層
構造のもので、下地材44及びトタン材46をビス止め手段
(不図示)により張り板43,43…に固定している。
【0018】しかして、羽風板41,42をボルト7a,ナッ
ト7bで木柱3に、張り板43をビス8で羽風板41に、下地
材44及びトタン材46をビス止め手段で張り板43に、夫々
接続,固定することにより各々の取外しを容易に行い得
るようにし、屋根部4を分解可能な構造としている。
【0019】尚、図中9は隣接する木柱相互の下端部と
上端部間に亘って架設した補強杆(ブレース)で、回動
筒9aによりその長さを適宜に調整できるようになってい
る。以上のような構成からなる本実施例カーポートAの
組立てについて説明する。
【0020】まず、用地Pに予め配設した布基礎1の所
定位置(ナット5a埋設位置)に柱受金具2,2…をボル
ト5b止めし、各柱受金具2の受部23に木柱3の下端部3a
を挿入・嵌合せしめた後、その下端部23をビス6止めし
て木柱3を起立支持する。
【0021】次に、各木柱3の上端部に羽風板41,42の
適宜箇所をボルト7a,ナット7b止めして屋根枠4aを形成
し、その屋根枠4a内に、ビス8を用いて複数の張り板4
3,43…を架設した後、それら張り板43,43…上縁に下
地材44,防水材45,トタン材46を順次ビス止めして、屋
根部4を構築する。
【0022】最後に、隣接する木柱3,3間に補強杆9
を架設してカーポートAの組立てが完了する。
【0023】またこのカーポートAを分解する場合は、
まずビスを抜いてトタン材46,防水材45,下地材44を順
次はがした後、ビス8を抜いて張り板43,43…を取り外
し、さらにボルト7aからナット7bを外して羽風板41,42
を木柱3から外す。
【0024】次にビス6を抜いて各木柱3,3…を柱受
金具2から外し、最後にボルト5bを抜いて各柱受金具
2,2…を布基礎1から取り外す。
【0025】上記取付け,取外す各構成部材(木柱3、
羽風板41,42、張り板43等)は木材で形成された軽量な
ものなので、組立て,分解作業は至極容易である。また
それら構成部材は所定の強度を有するので、組立て・分
解が容易であると同時に、カーポートA全体に所定の耐
久性を付与する。
【0026】従って、用地Pを任意な一定期間(例えば
冬季,夏季)のみ駐車場として使用し、それ以外のシー
ズンは他の目的に使用するなどして、用地Pの有効利用
が図れるようになる。同時に、カーポートA全体に豪雪
地帯などにおける使用に耐え得る程度の強度を付与で
き、使用に際して耐久性の面で劣るような虞れなく前述
の効果が得られる。
【0027】尚、上述せる実施例において、各ビス止め
手段に代えて釘打ち手段を用いても、初期の目的を達成
することは可能である。また屋根部4は、その収容スペ
ースが確保できれば、木柱3,3…から取り外した後の
さらなる細分化を実施しなくとも、前述の効果を達成す
ることは可能である。
【0028】
【考案の効果】本考案に係る組立て式木造カーポートは
以上説明したように構成したので、一度組み立てた後の
分解が可能であると同時に、各構成部材を、軽量な部
材、即ち木材で形成したことにより、組立て・分解の作
業が至極容易となる。従って、任意な一定期間、例えば
豪雪地帯などにおいては冬季のみ、また観光地などにお
いては繁忙期のみ組立ててカーポートとして使用し、そ
れ以外のシーズンは分解・収容することで、用地を駐車
場以外の目的で使用することを可能にして、用地の有効
利用を図ることができる。
【0029】また、各構成部材を木製としたことによ
り、組立て・分解を極めて容易に行い得ると同時に、組
立て使用する際には所定の強度を得ることができる。よ
って、開閉自在な幌を備えた簡易型の組立て式カーポー
トでは得られない耐久性を備え、豪雪地帯などにおける
使用にも何等支障がない等、多くの効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る組立て式木造カーポートの一実施
例を示す正面図。
【図2】図1の側面図。
【図3】図1の(3)−(3)線に沿う拡大断面図。
【図4】図3のP部拡大図。
【図5】図3のQ部拡大図。
【図6】柱受金具の拡大斜視図。
【図7】図1の(7)−(7)線に沿う断面図で一部拡
大して表す。
【図8】図7の(8)−(8)線に沿う断面図で一部省
略して表す。
【符号の説明】
A:カーポート 1:布基礎 2:柱受金具
3:木柱 4:屋根部 4a:屋根枠 4b:屋根材 41,42:羽風板 43:張り板 5a:ナット
5b:ボルト 6:ビス 7a:ボルト 7b:ナット
8:ビス

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 平面コ形状を呈する布基礎の左右縁部
    に、木柱の下端部が脱着可能に嵌装着する柱受金具を適
    宜間隔ごとに設けて各々の柱受金具に木柱を起立支持せ
    しめると共に、夫々の木柱の上端部間に亘って羽風板を
    架設して方形状の屋根枠を形成し、該屋根枠の相対向せ
    る羽風板間に多数の張り板を架設し、その屋根枠上面を
    屋根材で閉塞して屋根部を構築し、且つ該屋根部におけ
    る羽風板、張り板、屋根材の接続,固定を取外し可能な
    固定手段で行って屋根部の分解を可能としてなることを
    特徴とする組立て式木造カーポート。
JP1775092U 1992-03-30 1992-03-30 組立て式木造カーポート Expired - Lifetime JPH0726519Y2 (ja)

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JP1775092U JPH0726519Y2 (ja) 1992-03-30 1992-03-30 組立て式木造カーポート

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JP1775092U JPH0726519Y2 (ja) 1992-03-30 1992-03-30 組立て式木造カーポート

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Publication Number Publication Date
JPH0578829U JPH0578829U (ja) 1993-10-26
JPH0726519Y2 true JPH0726519Y2 (ja) 1995-06-14

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JP1775092U Expired - Lifetime JPH0726519Y2 (ja) 1992-03-30 1992-03-30 組立て式木造カーポート

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JPH0578829U (ja) 1993-10-26

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