JPH07265170A - 椅子の肘掛け - Google Patents

椅子の肘掛け

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JPH07265170A
JPH07265170A JP8599394A JP8599394A JPH07265170A JP H07265170 A JPH07265170 A JP H07265170A JP 8599394 A JP8599394 A JP 8599394A JP 8599394 A JP8599394 A JP 8599394A JP H07265170 A JPH07265170 A JP H07265170A
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JP
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armrest
frame
chair
frame member
mounting member
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JP8599394A
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Hermann Locher
ロツヒヤー ヘルマン
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Giroflex Entwicklungs AG
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 椅子の肘掛け構造を簡単にする。 【構成】 同一径の鉄の丸棒で構成された第1のフレー
ム部材10と第2のフレーム部材11とを有する。第1のフ
レーム部材の先端部10a または、第2のフレーム部材の
先端部11a を水平に折曲げ水平部を形成する。第1・第
2のフレーム部材後端部に椅子への取付け部材10b 、11
b を取付け、取付け部材を椅子の背凭れ部の側部に設け
る。肘掛け部材との嵌合部を有する肘掛けパット12を肘
掛け部材に対し着脱自在に取付け、かつ、前記肘掛け部
材を前記椅子の係合部に対し着脱自在とする。各部材を
別個に製造し、組み立てることができるので、製造工程
が簡単になる。分解も容易なので、廃棄する際の処理が
簡単である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、家庭あるいはオフィス
等で使用される椅子の肘掛けに関する。
【0002】
【従来の技術】椅子は用途や価格により様々な構造をな
し、長時間座り続けても疲労が少ないものとする為に、
構成部品は木、金属、ウレタンフォーム、ビニールレザ
ー、ナイロン繊維、天然皮革等、様々な材料を組み合わ
せることにより作られている。また、長年の使用に耐え
るべく、各材料は強固に組み合わされている。この為、
溶接や接着、縫製等を多用している。又、長時間座り続
けても疲れないようにする為の構成の一手段として、肘
掛けを設けたものが多く出回っている。肘掛けは、椅子
の骨格をなすフレームと一体となっているものと、肘掛
けフレームが別体となっているものとがあり、後者は椅
子に着脱自在となっているものが多い。肘掛けには通常
クッション材を取り付け、快適性を向上させている。従
来例として、実開昭60-77451号公報等に椅子の肘掛けの
取り付け部材が開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記椅子の肘掛けの取
り付け部材においては、肘掛け部材を椅子に取り付ける
為に、座部に取付け部材を設けており、構成部品数の増
加につながっていた。座部に取付け部材を設けた為に、
椅子のフレーム構造が複雑になった。また、クッション
材と肘掛けフレームとはねじ等で固定されており、クッ
ション材もウレタンフォーム等の内包材と上張とを張り
合せる等の構成を取っていた。したがって製造工程も複
雑になっていた。近年廃棄物による環境汚染が叫ばれる
ようになり、廃棄物を減らすことが工業製品共通の課題
となっているが、構成部品が多いために、廃棄の際にご
みが多くなり、内包材と、クッション材とのように性質
の異なる部材どうしを一体としたものは、素材別の分別
処理を困難としていた。
【0004】本発明は、上記従来の問題点を解決するた
めになされたもので、その目的とするところは、椅子の
肘掛け部材を少数部品でかつ、簡単な構造で構成するこ
とにより、部品コストを抑え、かつ各部品が容易に着脱
できるようにすることにより、製造工程を簡単にし、廃
棄処理を容易にする椅子の肘掛けを提供するものであ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するため、同一径の鉄等の金属製の丸棒で構成され、
かつ、先端部で結合された第1のフレーム部材と第2の
フレーム部材とを有し、第1のフレーム部材または第2
フレーム部材の先端部に水平部を形成し、前記第1・第
2のフレーム部材後端部に椅子への取り付け部材を一体
に取付け、該取り付け部材を上下関係において椅子のフ
レームに着脱自在に取付け、前記肘掛け部材の水平部と
取付け部材との嵌合部を有する肘掛けパットを上方の前
記取付け部材及び前記水平部に対し着脱自在に取付けた
ことを特徴とする。
【0006】本発明において、前記取り付け部材は、内
筒部中間部に段部を設けた筒状片であり、椅子への係合
部は前記筒状片の内筒部に内嵌する径を有する棒体とす
ることが望ましい。または、前記取り付け部材は、縦方
向に2分割した円柱部材により、背凭れのフレーム構造
の一部分を挟持可能とすることもできる。
【0007】さらに、第1のフレーム部材に沿って延
び、第1のフレーム部材を内嵌する溝部を設けた本体部
と、前記筒状片の外周を摺動可能な内径を有する保持部
と、前記水平部と着脱自在な嵌合部とからなる肘掛けパ
ットを、弾性変形可能な材料で一体形成することが望ま
しい。
【0008】
【作用】椅子と肘掛け部材と肘掛けパットとを着脱自在
とすることにより、各々別個に製造することができる。
肘掛け部材のフレーム部材が丸棒であるため、曲げ加工
が容易で高剛性である。また、溶接により固着も可能で
あるため、ねじ等の係合部材を少量ですませることがで
き、長時間の使用の後に係合がゆるむこともない。さら
に、椅子の背凭れのフレーム構造を前記肘掛け部材の取
付けに用いているので、新たに取付け部材を設ける必要
がなく、構造が簡単である。背凭れの角度変化に伴って
肘掛けも移動するので、肘掛けと肘との位置関係が常に
良好に保たれる。しかも、前記肘掛け部材との嵌合部を
有する肘掛けパットを取付けることにより、肘掛けパッ
トの着脱が容易になる。
【0009】本発明において、前記取り付け部材は、中
間部に段部を設けた筒状片であり、前記係合部は前記筒
状片の内筒部に内嵌する径を有する棒体であることによ
り、取付けは前記筒状片を棒体である椅子の係合部に挿
入するだけで、位置決めが確実に行われる。また、係合
部を有する棒体を椅子の背凭れのフレームとすれば、椅
子の構成部品の数を少なくすることができる。
【0010】さらに、前記取り付け部材を縦方向に2分
割した円柱部材とし、該取付け部材で背凭れのフレーム
構造の一部分を挟持可能とした場合は、背凭れのフレー
ム構造に特に係合部を設ける必要がなくなる。よって、
肘掛け部材を椅子の背凭れのフレーム構造に直接取付け
ることが可能となる。
【0011】また、第1のフレーム部材に沿って延び、
第1のフレーム部材を内嵌する溝部を設けた本体部と、
前記筒状片の外周を摺動可能な内径を有する保持部と、
前記第2のフレーム部材の先端部と着脱自在な嵌合部と
からなる肘掛けパットを、弾性変形可能な材料で一体形
成したことにより、肘掛けパットの構造が簡単になる。
また、肘掛けパットは一体形成されているため、製造工
数が少なく安価で取扱も容易である。さらに、肘掛けパ
ットの着脱にねじ等の係合部材を用いる必要がなく、か
つ、治具等を使用する必要もない。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例を添付図面に基いて説
明する。
【0013】まず、第1の実施例を用いる椅子の構造に
ついて説明する。図1に示す本発明の第1のフレーム部
材構造には、同一径、同一材料の中実棒のみを用いてい
る。該中実棒は鉄等の金属製の丸棒であることが望まし
い。U字型に湾曲させた中実棒をベースフレーム1と
し、両端部1a、1aを前方に配す。両端部1a、1a近傍に後
方へ向けてサイドフレーム2、2を溶接する。サイドフ
レーム2、2は、第1の急傾斜部2aの上部に第1の屈曲
部2bをもうけて緩傾斜部2cを形成し、さらに緩傾斜部2c
の後方に第2の屈曲部2dを設け、その上方に第2の急傾
斜部2eを形成するものである。第2の屈曲部2d、2d間に
は第1の補強フレーム4を架設し、第2の急傾斜部2eの
中間に設けた凹部3、3間には第2の補強フレーム5を
架設する。第1・第2の補強フレーム端部4a、5aには、
めねじ部を設けている。また、前記のベースフレーム1
の両端部1a、1aには、U字型に湾曲させた前方支持フレ
ーム6の端部を溶接することにより架設する。さらに、
ベースフレームの中間部に凹部3、3を形成し凹部3と
サイドフレーム2の第1の急傾斜部2a及び前方支持フレ
ーム6とに設けた凹部3との間に第3の補強フレーム
7、7を溶接することにより架設する。
【0014】前記前方支持フレーム6の上方辺6aおよび
第1の補強フレーム4に亘って座部8を取付け、サイド
フレーム2の第2の急傾斜部2eおよび第2の補強フレー
ム5に背凭れ9を取付ける。ここで、サイドフレーム2
および第2の補強フレーム5等により構成される部位を
特に背凭れのフレーム構造と云う。
【0015】肘掛け部材は、第1・第2の補強フレーム
4、5の端部4a,5aを係合部として取付けるものであ
る。また肘掛けパット12は、前記肘掛け部材と別体にな
っている。
【0016】ここで、椅子の肘掛けの構造について説明
する。図2、図3に示す椅子の肘掛け部材は鉄等の金属
製の丸棒で構成されている。まず、第1のフレーム部材
10の先端部10a を下方に折曲げ、第2のフレーム部材11
の先端部11a を水平に折曲げて水平部11c を形成し、先
端部10a と、11a とを直交させて溶接する。また、第1
・第2のフレーム部材は端部に取り付け部材である筒状
片10b 、11b を有し、筒状片10b 、11b はフレーム部材
10、11端部に溶接されている。また、筒状片10b 、11b
の内筒部は、椅子の第1・第2の補強フレーム4、5の
端部4a、5aを内嵌する径を有している。さらに、内筒部
の中間部には小径段部が設けてある。第1のフレーム部
材10に設けた筒状片10b は、後述する肘掛けパット12の
保持部12c を取付けるために、肘掛けパット12の幅より
長く形成する。なお、前記水平部は第1フレーム部材10
の先端を水平方向に折曲げて形成してもよい。
【0017】次に、肘掛けパット12を図4〜図6に基づ
いて説明する。肘掛けパット12の本体部12a は第1のフ
レーム部材10の形状に沿って延びた形状を有するもので
ある。本体部12a の断面は、底面よりリブが複数立設し
た形状をなし、側部から中央部に向けてリブの高さが高
くなっている。これは、肘掛けパットに強度を持たせ、
かつ、手で握ったときの感触を向上させる為に適当な厚
みを持たせることが必要であり、かつ、大量生産に向く
射出成型部品とする為に必要な形状を持たせたためであ
る。すなわち、成形部品の厚みを大きくすると、ひけ、
全体の歪み等の外観不良が発生しやすくなるが、リブ形
状を形成し、溝部を設けることにより前記不良の発生を
抑え、部品単価を低くすることが可能となる。前記リブ
のうち、中央の1本のリブ高さを低く設定し、その両側
に立設したリブの側部間に、第1のフレーム部材を嵌挿
可能な幅を有する溝部12b を設ける。また、筒状片11b
の外周を摺動可能な内径を有する保持部12c と、第2の
フレーム部材11の先端部11a と着脱自在な嵌合部12d と
を一体形成している。
【0018】肘掛けパット12は合成樹脂等の弾性変形可
能な材料で一体形成されており、例えばポリプロピレ
ン、ポリエチレン、ポリスチレン、スチレンコポリマ、
ポリアミド、ABS樹脂等が望ましい。保持部12c は、
筒状片10b を2/3周以上包囲するものであり、かつ第
1のフレーム部材10が通過可能なように、全周をつなげ
ていない。嵌合部12d には溝部12b に沿ってガイド13を
立設させ、第1のフレーム部材10の先端部10a をくわえ
込むための爪14を設けている。また、ガイド13には第2
のフレーム部材11が嵌合するための切り欠き15を設けて
いる。
【0019】前記肘掛け部材の取付け方法を図1にて説
明する。椅子の第1・第2の補強フレーム端部4a、5aを
肘掛け部材との係合部として用い、筒状片10b 、11b の
内筒部を第1・第2の補強フレーム端部4a、5aに挿入す
る。筒状片の中間部に設けたフランジ部が端部4a、5aの
端面に当接することにより位置決めがなされる。筒状片
10b 、11b と、端部4a、5aとを固定ねじB1、B2でねじ止
めすることにより肘掛け部材は椅子の背もたれに固定さ
れる。
【0020】次に肘掛けパット12の取り付け方法につい
て図7をもとに説明する。肘掛けパット12の保持部12c
を第1のフレーム部材10に設けた筒状片10b に挿入し、
矢印A方向に回転させて溝部12b に第1のフレーム部材
を嵌め合わせる。そのまま回転させると、嵌合部12d が
第1・第2のフレーム部材10、11の先端部10a 、11aが
交差した部分に嵌り、ガイド13に設けた爪14が先端部10
a をくわえ込み、切欠き15が先端部11a に嵌合する。よ
って、肘掛けパット12は保持部12c と嵌合部12d とで肘
掛け部材に強固に固定される。先端部が湾曲した第1の
フレーム部材に沿って固定されるため、肘掛けパット12
は回転することなく取りつく。
【0021】取りはずすときは、肘掛けパット12の嵌合
部12d の爪14の係合を解除して矢印A方向と逆方向に回
転させ、保持部12c を筒状片10b から抜き取る。また、
肘掛け部材と第1・第2の補強フレームとは、ねじ止め
により係合されているので、取りはずしは容易である。
【0022】また、肘掛けを取り付けない状態では、第
1・第2の補強フレーム端部が露出しないように、めね
じ部に化粧ねじを取り付けておく。肘掛けを取り付けた
状態では、筒状片端部が露出しないようにカバーキャッ
プ16をはめ込む。カバーキャップは肘掛けパットと同じ
材料を用いる。
【0023】以上のように構成した本実施例の作用につ
いて説明する。
【0024】肘掛け部材のフレーム部材10、11が鉄等の
金属製の丸棒であるため、椅子の構造体としてよく用い
られるパイプ材と比べて、曲げ加工が容易で高剛性であ
る。また、各部材が溶接により固着されている為、ねじ
等の係合部材を必要とせず、構成部品の数を最小限に抑
えることができる。しかも、長時間の使用の後に係合が
ゆるむこともなく、メンテナンスを必要としない。さら
に、椅子の背凭れのフレーム構造を肘掛け部材の取付け
に利用しているため、新たに取付け部材を設ける必要が
なく、構造が簡単である。また、背凭れの角度変化に伴
って肘掛けも移動し、肘掛けと肘との位置関係が良好に
保たれる。前記肘掛け部材との嵌合部を有する肘掛けパ
ット12を用いるので、取付けにねじ等の係合部材を使用
する必要がなく、取付け工具も特に用いる必要がない。
よって肘掛けパットの着脱が容易になる。
【0025】次に、第2の実施例を用いる椅子の構造を
図8に示す。フレーム部材をU字形に湾曲させ、開口部
を上方に配し、両端部を水平に屈曲させ、該両端部を溶
接により固着してベースフレーム17とする。ベースフレ
ーム17の前方辺17a 、17a に凹部3を設け、凹部3に端
部を溶接したサイドフレーム18、18を後方に延ばす。サ
イドフレーム18は前記凹部3より端を発する第1の急傾
斜部18a に第1の屈曲部18b を設け、緩傾斜部18c を形
成する。緩傾斜部18c を後方に延ばして第2の屈曲部18
d を設け、第2の急傾斜部18e を形成する。第2の屈曲
部18d とベースフレーム17の後上方辺17b を溶接により
固着する。急傾斜部18e には凹部3を設け、凹部3、3
間に補強フレーム19を溶接することにより架設する。
【0026】前記ベースフレーム17の前・後上方辺17b
に座部8を取り付け、サイドフレーム18の第2の急傾斜
部18e および補強フレーム19に背凭れ9を取り付ける。
サイドフレーム18の第2の急傾斜部及び補強フレーム等
により構成される部位を特に背凭れのフレーム構造と云
う。
【0027】次に、第2の椅子の肘掛けの構造について
説明する。第1の実施例とは取り付け部材が異なる。図
8および図9に示すように、第2のフレーム部材11の端
部に設けた取り付け部材20は、縦方向に2分割した円柱
部材によりなる。第2のフレーム部材11に溶接した円柱
部材の一方の片20a と、円柱部材のもう一方の片20bと
で椅子の前記第2の急傾斜部18e を挟持し、固定ねじB3
で20a 、20b を固定する。第1のフレーム構造10の端部
に設けた取り付け部材11b に関しては、第1の実施例と
同一のものである。また、肘掛けの構造および取付け方
法も第1の実施例と同様である。
【0028】本実施例によると、椅子の背凭れのフレー
ム構造を直接挟持することにより固定されるので、特に
背凭れのフレーム構造に係合部を設けることなく、直接
肘掛け部材を取付けることができる。その他の作用につ
いては第1実施例と同様であり、その説明は省略する。
【0029】その他、図10、図11に示すような構造の椅
子にも本発明の肘掛けを用いることができる。本実施例
の椅子は、独立したベース21と支柱22と座部8とを有
し、ベースにはキャスター23を設けて、座ったまま移動
が可能であり、かつ、支柱22がベース21に対し伸縮自在
であり座部8の高さ調整ができるものである。背凭れの
フレーム構造は、平行な2本のサイドフレーム24、24
に、第1の補強フレーム25及び第2の補強フレーム26を
サイドフレーム24、24間に架設することによりなる。背
凭れ9のフレーム構造は、支柱22と座部8との係合部に
設けた角度調整機構によりリクライニング自在となって
いる。第1・第2の補強フレーム端部には雌ねじ部を設
けている。肘掛け部材は第1の実施例に用いたものと同
一である。すなわち、背凭れのフレーム構造が露出した
ものであれば、いかなる構造を有する椅子に対しても、
本発明を実施することが可能となる。
【0030】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明に
かかる椅子の肘掛けによると、椅子と肘掛け部材と肘掛
けパットとを容易に着脱することができる構造を持つの
で、各々別個に製造し、組み立てることができる。した
がって製造工程が簡単になる。しかも、肘掛けを後付け
することにより、椅子の使用目的が使用当初と変わった
場合でも、対応が自在であり、さまざまなデザインの肘
掛けを用意することにより、豊富な商品展開をすること
ができる。また、肘掛けが硬いものを好む人の場合に
は、肘掛けパットを取外しフレームを直に出して使用す
ることも可能である。
【0031】また、肘掛け部材は鉄の丸棒を折曲げて作
られており、なおかつ各部材は溶接により固着されてい
るので、高剛性を持ち、耐久性も優れている。デザイン
も自由に設定でき、従来には無い外観を得ることができ
る。
【0032】肘掛け部材を背凭れに取付けているので、
背凭れの角度変化に伴って肘掛けも移動し、肘掛けと肘
との位置関係を常に良好に保つことができるので、座り
心地が良く、長時間座り続けても疲れにくい椅子とする
ことができる。
【0033】背凭れのフレーム構造を肘掛け部材の取付
けに用いているので、新たに取付け部材を設ける必要が
なく、構造が簡単なので、製造工数を低減し、部品コス
トも抑えることができる。また、背凭れのフレーム構造
が露出したものであれば、いかなる構造を有する椅子に
対しても、本発明を実施することが可能となる。
【0034】肘掛けパットを弾性変形可能な材料で一体
形成したことにより、肘掛けパットの構造が簡単にな
り、大量生産が容易になる。また、製造工数が少なく安
価で取扱も容易である。廃棄するときには、肘掛けパッ
トを構成する部品数が1点であるので、廃棄物の少量化
に貢献する。さらに、肘掛けパットの着脱にねじ等の係
合部材を用いる必要がなく、かつ、治具等を使用する必
要もないので、組み立て及び交換作業を簡単にすること
ができるので、低価格の椅子を提供することができる。
【0035】さらに、各部材が容易に分解できるので、
椅子を廃棄するときには、素材ごとに分別しリサイクル
や処分をすることが可能であり、環境問題に対応した製
品として、消費者に対するアピール度は高い。また、破
損した場合には、破損した部品のみを交換することがで
きるので、経済的であり、椅子としての寿命を延ばすこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の肘掛けを用いる椅子の摸
式図である。
【図2】本発明の第1実施例の肘掛け部材を示す平面図
である。
【図3】本発明の第1実施例の肘掛け部材を示す正面図
である。
【図4】本発明の第1実施例を示す肘掛けの肘掛けパッ
トの摸式図である。
【図5】図4の−線における断面図である。
【図6】図4の−線における断面図である。
【図7】本発明の第1実施例を示す椅子の肘掛けの取付
け方法を示す摸式図である。
【図8】本発明の第2実施例の肘掛けを用いる椅子の摸
式図である。
【図9】本発明の第2実施例の肘掛けの取り付け部材を
示す摸式図である。
【図10】その他の実施例を示す椅子の側面図である。
【図11】その他の実施例を示す椅子の裏面図である。
【符号の説明】
4 第1の補強フレーム 4a 端部 5 第2の補強フレーム 5a 端部 9 背凭れ 10 第1のフレーム部材 10a 先端部 10b 取り付け部材(筒状片) 11 第2のフレーム部材 11a 先端部 11b 取り付け部材(筒状片) 11c 水平部 12 肘掛けパット 12c 保持部 12d 嵌合部 20 取り付け部材

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 同一径の鉄等の金属製の丸棒で構成さ
    れ、かつ、先端部で結合された第1のフレーム部材と第
    2のフレーム部材とを有し、第1のフレーム部材または
    第2のフレーム部材の先端部に水平部を形成し、前記第
    1・第2のフレーム部材後端部に椅子への取り付け部材
    を一体に取付け、該取り付け部材を上下関係において椅
    子のフレームに着脱自在に取付け、前記肘掛け部材の水
    平部と取付け部材との嵌合部を有する肘掛けパットを上
    方の前記取付け部材及び前記水平部に対し着脱自在に取
    付けたことを特徴とする椅子の肘掛け。
  2. 【請求項2】 前記取り付け部材は、内筒部中間部に段
    部を設けた筒状片であり、椅子への係合部は前記筒状片
    の内筒部に内嵌する径を有する棒体であることを特徴と
    する請求項1に記載の椅子の肘掛け。
  3. 【請求項3】 前記取り付け部材は、縦方向に2分割し
    た円柱部材により、背凭れのフレーム構造の一部分を挟
    持可能としたことを特徴とする請求項1または2のいず
    れか1項に記載の椅子の肘掛け。
  4. 【請求項4】 第1のフレーム部材に沿って延び、第1
    のフレーム部材を内嵌する溝部を設けた本体部と、前記
    筒状片の外周を摺動可能な内径を有する保持部と、前記
    水平部と着脱自在な嵌合部とからなる肘掛けパットを、
    弾性変形可能な材料で一体形成したことを特徴とする請
    求項1ないし3のいずれか1項に記載の椅子の肘掛け。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017086366A (ja) * 2015-11-09 2017-05-25 株式会社イトーキ 肘掛及び椅子

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