JPH07261045A - 希土類元素添加ガラス導波路及びその製造方法 - Google Patents

希土類元素添加ガラス導波路及びその製造方法

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JPH07261045A
JPH07261045A JP5176794A JP5176794A JPH07261045A JP H07261045 A JPH07261045 A JP H07261045A JP 5176794 A JP5176794 A JP 5176794A JP 5176794 A JP5176794 A JP 5176794A JP H07261045 A JPH07261045 A JP H07261045A
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rare earth
earth element
glass
core
waveguide
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JP5176794A
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Masataka Nakazawa
正隆 中沢
Yasuro Kimura
康郎 木村
Seiichi Kashimura
誠一 樫村
Akishi Hongo
晃史 本郷
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Hitachi Cable Ltd
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Hitachi Cable Ltd
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】希土類元素が均一かつ高濃度に添加された高利
得の希土類元素添加ガラス導波路及びその製造方法を提
供する。 【構成】基板8a〜8n上に、電子ビーム蒸着法によりSi
2 とAlPO4 とからなる混合タブレット3a及び希土
類元素を少なくとも1種含む希土類元素タブレット4aを
同時に蒸発させて、SiO2 系コアガラス膜を形成した
後、SiO2 系コアガラス膜を加工して断面が略矩形状
のコアを形成し、そのコアを低屈折率のガラス膜で被覆
してガラス導波路を形成する。混合タブレット3a及び希
土類元素タブレット4aは、その材料として粒径が1μm
以下の材料粉末を用い、ホットプレスにより固形化して
形成する。また、タブレット3a,4a の密度は共に90%
以上とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の技術分野】本発明は、希土類元素添加ガラス
導波路及びその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ガラス導波路のコア内に希土類元素を添
加することによって、レーザや光増幅器を実現しようと
する研究が進められている。
【0003】図3はこの種のガラス導波路の従来の製造
方法であり、 (a)基板20上にバッファ層21を介して
コア部となるガラス多孔質膜22を形成し、 (b)ガラス
多孔質膜22を希土類元素と遷移金属元素から選ばれた
1種類以上の元素とを含む溶液中に液浸してその元素を
ガラス多孔質膜22に所定濃度添加し、これを乾燥、焼
結させてコアガラス膜23としたのち、 (c)フォトリソ
グラフィ、ドライエッチングプロセスによりコアガラス
膜23を加工してコア部24を形成し、 (d)コア部24
の表面にクラッド層25を堆積させて、レーザ用あるい
は光増幅器用希土類元素添加ガラス導波路を得る(例え
ば特開平2−25083号公報参照)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら前記した
従来の希土類元素添加ガラス導波路は、ガラス多孔質膜
22中に液体を含浸させる方法であるため、多孔質膜2
2の厚さ方向に濃度分布ができやすく、コア部24内に
希土類元素を均一に添加することが難しい。このコア部
24内の希土類元素の濃度勾配の存在が励起効率低下の
要因となる。また、上記方法による希土類元素の添加濃
度は、5000ppm 程度が限度であり、それ以上添加濃度を
高くすると濃度消光現象を招きやすくなる。また、液体
を含浸するため水分が混入しやすく、水抜きを行わなけ
ればならなかった。
【0005】本発明の目的は、前記した従来技術の問題
点を解消し、希土類元素が均一かつ高濃度に添加された
高利得の希土類元素添加ガラス導波路及びその製造方法
を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の希土類元素添加ガラス導波路は、希土類元素
を少なくとも1種含むSiO2 系ガラスからなるコアを
基板上に形成してなる希土類元素添加ガラス導波路を前
提とし、上記コア中に屈折率制御用材料としてAlとP
とを添加したことを特徴とする。上記コアはSiO2
AlPO4 とを蒸着材料とした電子ビーム蒸着法より基
板上に形成されたコアガラス層を断面略矩形状に加工し
てなることが望ましい。
【0007】次に、本発明の希土類元素添加ガラス導波
路の製造方法は、低屈折率層を有する基板上に、電子ビ
ーム蒸着法によりSiO2 とAlPO4 とからなる混合
タブレット及び希土類元素を少なくとも1種含む希土類
元素タブレットを同時に蒸発させて、希土類元素を少な
くとも1種含み且つAl及びPを含むSiO2 系コアガ
ラス膜を形成した後、SiO2 系コアガラス膜をフォト
リソグラフィ及びドライエッチングにより加工して断面
が略矩形状のコアを形成し、そのコアを低屈折率のガラ
ス膜で被覆してガラス導波路を形成するようにしたこと
を特徴とする。
【0008】この場合、上記混合タブレット及び上記希
土類元素タブレットは、その材料として粒径が1μm以
下の材料粉末を用い、ホットプレスにより固形化してな
ることが望ましい。また、上記混合タブレット及び上記
希土類元素タブレットの密度は共に90%以上とするこ
とが望ましい。
【0009】また、本発明の希土類元素添加ガラス導波
路の別の製造方法は、SiO2 、AlPO4 及び希土類
元素を少なくとも1種含む焼結体を作成し、この焼結体
をターゲットとしたスパッタリング法により、希土類元
素を少なくとも1種含み且つAl及びPを含むSiO2
系コアガラス膜を基板上に形成した後、SiO2 系コア
ガラス膜をフォトリソグラフィ及びドライエッチングに
より加工して断面が略矩形状のコアを形成し、そのコア
を低屈折率のガラス膜で被覆して導波路を形成するよう
にしたことを特徴とする。
【0010】
【作用】本発明の希土類元素添加ガラス導波路によれ
ば、コア中にAlが添加されていることによりこれが濃
度消光を抑制する働きをし、またコア中にPが添加され
ていることにより希土類元素の高濃度添加がさらに容易
になる。SiO2 とAlPO4 と希土類元素とを蒸着材
料とした電子ビーム蒸着法によって形成されたコアガラ
ス膜を加工して得られるコア中には、AlとPと希土類
元素とが均一に添加されているので、高利得のガラス導
波路が実現できる。
【0011】次に、本発明の希土類元素添加ガラス導波
路の製造方法によれば、SiO2 とAlPO4 とからな
る混合タブレットを蒸着材料に用いたことにより、導波
路への水分混入による伝搬損失を小さく抑えることがで
きる。すなわち、P2 5 をそのまま混合タブレットの
材料として使用すると、その吸湿性のため蒸着前にタブ
レット中に水分が混入することになるが、AlPO4
いう複合化合物の形態をとることにより材料段階での水
分の吸着を抑制することができ、OH吸収の少ない低損
失な導波路が得られる。その場合、粒径が1μm以下の
材料粉末をホットプレスにより固形化してなるタブレッ
トを用い、また、タブレットの密度を90%以上とする
ことにより、材料段階での水分の吸着を最も効果的に抑
制できる。この方法によれば、各種元素を同時に均一に
添加することができると共に、屈折率の制御も容易に行
うことができ、高利得のガラス導波路を製造できる。
【0012】また、本発明の希土類元素添加ガラス導波
路の別の製造方法は、SiO2 、AlPO4 及び希土類
元素を少なくとも1種含む焼結体をターゲットとしたス
パッタリング法によりコアガラス膜を形成する製造方法
であるが、この製造方法によっても各種元素を同時に均
一に添加することができると共に、屈折率の制御も容易
に行うことができ、高利得のガラス導波路を製造でき
る。
【0013】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を用いて説明
する。
【0014】図1は、本発明の希土類元素添加ガラス導
波路のコア用ガラス膜の製造に用いる電子ビーム蒸着装
置の一実施例を示したものである。
【0015】図示するように、チャンバ2内底部には2
つの蒸発源3,4が配置されており、1つの蒸発源3内
にはSiO2 とAlPO4 とからなるブロック状の混合
タブレット3aが入れられており、また、もう一方の蒸
発源4内には希土類元素を少なくとも一種類含んだブロ
ック状の希土類元素タブレット4aが入れられている。
【0016】この蒸発源3内のタブレット3aはSiO
2 とAlPO4 の粉末を所望重量%となるように混合
し、ホットプレスによりブロック状にした焼結体であ
る。ここで、焼結体形成後の水分吸着を防止するため、
原材料粉体の粒径は1μm以下のできるだけ細かいもの
を用い、焼結密度を90%以上まで高密度化した。ま
た、このAlPO4 は屈折率制御用添加物であり、Si
2 に対して0.1重量%から10数重量%添加されて
いる。ただし、屈折率制御範囲を拡大するため、さらに
GeO2 やTiO2 、Ta2 5 、Nb2 5 といった
材料を添加してもよい。
【0017】また、これら蒸発源3,4の近傍には電子
ガン5,6が設けられており、それぞれ電子ビームを蒸
発源3,4内のタブレット3a,4aに照射してこれら
を蒸発させる。蒸発源3,4の間には仕切板12が設け
られており、これら蒸発源3,4から発生する蒸発物が
互いに混入するのを防止している。
【0018】一方、チャンバ2内の上記蒸発源3,4の
上方には基板ホルダ7が設けられており、この基板ホル
ダ7の下面に複数の基板8a〜8nが取り付けられてい
る。また、この基板ホルダ7の上方には、基板ホルダ7
に取り付けられている基板8a〜8nを400℃の温度
で加熱するヒータ9が設けられている。
【0019】また、チャンバ2の底部には酸素ガス導入
系10と真空排気系11とが接続されており、真空排気
系11によってチャンバ2内を10-5Paまで排気減圧
した後、真空度が6.6×10-3Paとなるよう酸素流
量が調整されている。
【0020】上述の電子ビーム蒸着装置において、それ
ぞれの蒸発源3,4内のタブレット3a,4aに電子ガ
ン5,6から電子ビームを同時に照射すると、それぞれ
のタブレット3a,4aから蒸発物質が放射状に発生
し、チャンバ2内で混同しつつ基板ホルダ7に取り付け
られた複数の基板8a〜8nに達しその表面にAl,P
及び希土類元素を少なくとも1種含んだSiO2 系ガラ
ス膜が成膜されることになる。ここで、このガラス膜中
の希土類元素の添加量は電子ガン6の電流を調節して蒸
発源4からの蒸発速度を制御することによって容易に調
節するこことができる。すなわち、このガラス膜中の希
土類元素の添加量はタブレット4aの蒸発速度を調整す
ることによって容易に調整することができ、その添加量
の制御範囲は100ppmから数%の範囲にわたって実
現することが可能である。例えば、蒸発源4内にErO
2 タブレットを入れてガラス膜を試作した結果、SiO
2 系コアガラス膜中へのErの添加量は数百ppmから
2%の範囲まで上記電子ガン6の電流値を調節すること
によって変えることができた。しかも、これらの膜の伝
搬損失は0.15dB以下であり、従来のGeO2 やT
iO2 を用いた場合の損失とほぼ同程度である。
【0021】また、0.98μmの励起光を入力するこ
とによる1.53μm付近の増幅利得は、SiO2 - G
eO2 やSiO2 - TiO2 組成の導波路に比較して大
きく、かつその帯域幅も広がる。リン酸塩ガラスはケイ
酸塩ガラスのような3次元網目構造とは異なり、鎖状構
造をもつため、Er等の光の増幅作用をもたらす元素を
高濃度に添加しても濃度消光が起こりにくい。したがっ
て、ケイ酸塩ガラスと比較して単位長さ当りの利得を大
きくすることができることが知られている。本発明は、
この性質をケイ酸塩ガラスに応用したもので、ケイ酸塩
ガラスにPを添加することでリン酸塩ガラスと同様の効
果が得られる。また、Alの添加は、高濃度に添加され
たErをさらに分散性良く添加できる効果を生み、増幅
波長帯域を広げる性質を有している。
【0022】この発明において、蒸着材料としてAlP
4 を用いた理由は、第1に、AlPO4 はSiO2
融点がほぼ等しいためSiO2 との一体化タブレットを
形成でき、この一体化タブレットに電子ビームを照射す
ることによってSiO2 とAlPO4 が一様に溶かさ
れ、ほぼ同じ蒸発速度で蒸発させることができるためで
ある。その結果、材料の混合比を変えるだけで、形成す
る膜の屈折率を精密に制御することができる。第2に、
AlとPとを同時に添加でき、Erなど希土類元素の高
濃度かつ分散性良い添加が可能なためである。その結
果、従来のSiO2 - GeO2 系やSiO2 - TiO2
系の希土類元素添加導波路よりも高利得の導波路を得る
ことができる。第3に、Pを添加するためのタブレット
原材料にP2 5 を用いる場合と比較して、材料段階お
よびタブレット化した段階においても水分の吸着がない
ためである。その結果、最終的に形成された導波路もO
H振動による損失がない。第4に、AlPOA4 を用い
てなるガラスの組成はリン酸塩ガラスを材料として用い
る場合よりも機械的強度が高いためである。その結果、
コアガラス膜の信頼性が向上する。
【0023】また、上記の希土類元素添加コア用ガラス
膜の製造方法において、AlとPだけではErの高濃度
化と屈折率制御の目的を同時に果たすことができない場
合には、AlやP以外にGeO2 やTiO2 、Ta2
5 、Nb2 5 、MgF等の屈折率制御のための材料を
添加してもよい。また、SiO2 、AlPO4 及び上記
屈折率制御のための材料及び希土類元素を含んだターゲ
ットを上述製法により製作し、これをスパッタリングの
材料として、同様にAl、P及び希土類元素を少なくと
も1種含んだSiO2 系ガラス膜を形成することができ
る。
【0024】図2は本発明の希土類元素添加ガラス導波
路の実施例を示したものである。同図(a)のガラス導
波路15aは、上述した方法によって基板8上に得られ
たAl、P及び希土類元素を少なくとも1種含んだSi
2 系コア用ガラス膜をエッチングマスク形成後、フォ
トリソグラフィ及びドライエッチングにより、略矩形状
に加工してコア13を形成し、そのコア13を埋めるよ
うにして、それよりも低屈折率のクラッドガラス層14
を形成したものであり、(b)のガラス導波路15b
は、基板8上にバッファ層16を形成し、このバッファ
層16の上面に上述したような方法によって得られたコ
ア13とクラッドガラス層14を形成したものであり、
また、(c)のガラス導波路15cは(b)のガラス導
波路15bのクラッドガラス層14の代わりにクラッド
ガラス層17を被覆したものである。これらのクラッド
ガラス層14及び17は、火炎堆積法、化学的蒸着法
(CVD法)、プラズマCVD法によって形成される。
【0025】いずれの構造もコア2は、Al、P及び希
土類元素を少なくとも1種含んだSiO2 系ガラスで構
成されており、このガラスは、電子ピーム蒸着法により
形成されたことを特徴とするものである。
【0026】
【発明の効果】以上要するに、本発明の希土類元素添加
ガラス導波路及びその製造方法によれば次のような効果
が発揮できる。
【0027】(1) 請求項1記載の希土類元素添加ガ
ラス導波路によれば、コア中に添加されるAlが濃度消
光を抑制する働きをするので、コア部に希土類元素を均
一かつ高濃度に添加でき、利得を向上できる。またコア
中にPを添加することにより希土類元素の高濃度添加が
さらに容易になる。
【0028】(2) 請求項2記載の希土類元素添加ガ
ラス導波路によれば、そのコアがSiO2 とAlPO4
と希土類元素とを蒸着材料とした電子ビーム蒸着法より
基板上に形成されたコアガラス層を加工して形成される
ので、コア中にAl、P及び希土類元素が同時に添加さ
れることになり、各元素の分散性を高め、利得をさらに
向上できる。
【0029】(3) 請求項3記載の希土類元素添加ガ
ラス導波路の製造方法によれば、蒸着材料として互いの
融点が略等しいSiO2 とAlPO4 とを混合したタブ
レットを使用することにより、そのタブレットに電子ビ
ームを照射した場合、SiO2 とAlPOA4 とが一様
に溶かされ、ほぼ同じ蒸発速度で蒸発して基板に蒸着さ
れる。従って、これら材料元素の混合比率を変えるだけ
で、形成するコアガラス膜、ひいてはコアの希土類元素
添加濃度及び屈折率を精密に制御でき、高利得の導波路
を製造できる。また、Pを添加するためのタブレット原
材料にAlPO4 という複合化合物を使用することによ
り、O2 5 を使用する場合に比較して、材料段階及び
タブレット化した段階においても水分の吸着がないた
め、形成した導波路もOH振動による損失がない。
【0030】(4) 請求項4記載の希土類元素添加ガ
ラス導波路の製造方法によれば、粒径が1μm以下の材
料粉末をホットプレスにより固形化してなるタブレット
を用いることにより水分の吸着を効果的に抑制できる。
【0031】(5) 請求項5記載の希土類元素添加ガ
ラス導波路の製造方法によれば、タブレットの密度を9
0%以上とすることにより、水分の吸着をさらに効果的
に抑制できる。
【0032】(6) 請求項6記載の希土類元素添加ガ
ラス導波路の製造方法によれば、SiO2 、AlPO4
及び希土類元素を少なくとも1種含む焼結体をターゲッ
トとしたスパッタリング法によりコアガラス膜を形成す
ることにより、各種元素を同時に均一に添加することが
できると共に、屈折率の制御も容易に行うことができ、
高利得のガラス導波路を製造できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の希土類元素添加ガラス導波路のコア用
ガラス膜の製造に用いる電子ビーム蒸着装置の一実施例
を示す概略側断面図である。
【図2】本発明の希土類元素添加ガラス導波路の実施例
を示す概略図である。
【図3】従来の希土類元素添加ガラス導波路の製造方法
示す概略工程図である。
【符号の説明】
3a 混合タブレット 4a 希土類元素タブレット 8a〜8n 基板 13 コア 14 クラッド(低屈折率のガラス層) 16 低屈折率層(バッファ層)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 樫村 誠一 茨城県土浦市木田余町3550番地 日立電線 株式会社アドバンスリサーチセンタ内 (72)発明者 本郷 晃史 茨城県土浦市木田余町3550番地 日立電線 株式会社アドバンスリサーチセンタ内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板上に希土類元素を少なくとも1種含
    むSiO2 系ガラスのコアを形成すると共にそのコア中
    に屈折率制御用材料としてAlとPとを添加したことを
    特徴とする希土類元素添加ガラス導波路。
  2. 【請求項2】 上記コアは、SiO2 とAlPO4 と希
    土類元素とを蒸着材料とした電子ビーム蒸着法より基板
    上に形成されたコアガラス層を断面略矩形状に加工して
    なる請求項1記載の希土類元素添加ガラス導波路。
  3. 【請求項3】 低屈折率層を有する基板上に、電子ビー
    ム蒸着法によりSiO2 とAlPO4 とからなる混合タ
    ブレットと、希土類元素を少なくとも1種含む希土類元
    素タブレットとを同時に蒸発させて希土類元素を少なく
    とも1種含み且つAl及びPを含むSiO2 系コアガラ
    ス膜を形成した後、そのSiO2 系コアガラス膜をフォ
    トリソグラフィ及びドライエッチングにより加工して断
    面が略矩形状のコアを形成し、そのコアを低屈折率のガ
    ラス膜で被覆して導波路を形成するようにしたことを特
    徴とする希土類元素添加ガラス導波路の製造方法。
  4. 【請求項4】 上記混合タブレット及び上記希土類元素
    タブレットは、その材料として粒径が1μm以下の材料
    粉末を用い、ホットプレスにより固形化してなる請求項
    3記載の希土類元素添加ガラス導波路の製造方法。
  5. 【請求項5】 上記混合タブレット及び上記希土類元素
    タブレットの密度を共に90%以上とした請求項4記載
    の希土類元素添加ガラス導波路の製造方法。
  6. 【請求項6】 SiO2 、AlPO4 及び希土類元素を
    少なくとも1種含む焼結体を作成し、この焼結体をター
    ゲットとしたスパッタリング法により、希土類元素を少
    なくとも1種含み且つAl及びPを含むSiO2 系コア
    ガラス膜を基板上に形成した後、SiO2 系コアガラス
    膜をフォトリソグラフィ及びドライエッチングにより加
    工して断面が略矩形状のコアを形成し、そのコアを低屈
    折率のガラス膜で被覆して導波路を形成するようにした
    ことを特徴とする希土類元素添加ガラス導波路の製造方
    法。
JP5176794A 1994-03-23 1994-03-23 希土類元素添加ガラス導波路及びその製造方法 Pending JPH07261045A (ja)

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