JPH07260676A - ネマティック液晶素子の微小面積界面アンカリングエネルギ−測定方法 - Google Patents
ネマティック液晶素子の微小面積界面アンカリングエネルギ−測定方法Info
- Publication number
- JPH07260676A JPH07260676A JP4806294A JP4806294A JPH07260676A JP H07260676 A JPH07260676 A JP H07260676A JP 4806294 A JP4806294 A JP 4806294A JP 4806294 A JP4806294 A JP 4806294A JP H07260676 A JPH07260676 A JP H07260676A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- liquid crystal
- optical retardation
- applied voltage
- crystal element
- orientation distribution
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Investigating Or Analysing Materials By Optical Means (AREA)
- Liquid Crystal (AREA)
Abstract
ック液晶素子の微小な面積の界面アンカリングエネルギ
−を測定することができるネマティック液晶素子の微小
面積界面アンカリングエネルギ−測定方法を提供するこ
と。 【構成】 液晶の基礎物性定数に基づいて、連続体理論
に基づいた計算式より上記ネマティック液晶素子内の液
晶分子の配向分布を求め、その液晶分子の配向分布のう
ち上記ネマティック液晶素子の全エネルギ−を最小にす
る液晶分子の配向分布を算出し、そのネマティック液晶
素子の全エネルギ−を最小にする液晶分子の配向分布よ
りアンカリングエネルギ−をパラメ−タとした印加電圧
に対応した光学リタデ−ションとの関係を複数算出し
て、実測値と比較することにより微小領域の界面アンカ
リングエネルギ−を決定している。
Description
方法に関し、特にネマティック液晶素子の微小面積の界
面アンカリングを測定する方法に関する。
カリングを測定する方法の1つとして図9に示すように
強電場法を用いた測定装置が広く知られている。まず、
被測定素子である液晶セル10は、図10に示すように
所定ギャップd隔てて配設された2枚のガラス基板1
1,12上に対向するように電極13,14をそれぞれ
形成し、その電極13,14上の対向する面にそれぞれ
に配向膜13a,14aを形成し、電極13,14間に
液晶15を封入した構成を有する。
有する液晶セル10を恒温槽21内に載置する。この恒
温槽21は温度コントロ−ラ22に接続されており、こ
の温度コントロ−ラ22により液晶15がネマティック
相を保つように温度制御される。
−タである。このコンピュ−タ23には任意波形発生器
24が接続されている。この任意波形発生器24はコン
ピュ−タ23からの制御信号に応じて任意の波形、例え
ば任意の波高値を有する正弦波電圧をアンプ25に出力
する。
意の波高値を有する正弦波電圧の出力はインピ−ダンス
アナライザ26を介して液晶セル10に印加される。ま
た、27はヘリウム−ネオンレ−ザ光を出力するレ−ザ
光源である。このレ−ザ光源27から出力されたレ−ザ
光は偏光板28を介して直線偏光がかけられた後、光弾
性変調素子29によって、光変調がかけられた後、液晶
セル10に照射される。
偏光板30を介して検出器31に入力されて、その光振
幅信号が検出される。この検出器31で検出された光振
幅信号はロックインアンプ32に入力され、増幅・デジ
タル化された後に、コンピュ−タ23に出力される。こ
のコンピュ−タ23において信号処理がなされて、光リ
タデ−ション(弾性率)Rが検出される。
り液晶セル10の電気容量Cが計測される。次に、従来
のネマティック液晶素子の界面アンカリングエネルギ−
測定方法の動作について説明する。まず、コンピュ−タ
23の制御により任意波形発生器24により正弦波電圧
を発生させ、その正弦波電圧値を液晶セル10のしきい
値からしきい値の約10倍程度まで変化させる。その正
弦波電圧はアンプ25を介して増幅された後、インピ−
ダンスアナライザ26を介して液晶セル10に印加させ
る。
るヘリウム−ネオンレ−ザ光は偏光板28を介して直線
偏光がかけられた後、光弾性変調素子29によって、光
変調がかけられた後、液晶セル10に照射される。液晶
セル10を透過した透過光は偏光板30を介して検出器
31に入力されて、その光振幅信号が検出される。
ロックインアンプ32に入力され、増幅・デジタル化さ
れた後に、コンピュ−タ23に出力される。このコンピ
ュ−タ23において信号処理がなされて、光リタデ−シ
ョンRが検出される。
り液晶セル10の静電容量Cを計測し、その計測された
静電容量Cはコンピュ−タ23に出力される。界面アン
カリングエネルギーの小さい理想的な液晶素子であれ
ば、液晶セル10に印加される正弦波電圧としての印加
電圧、静電容量C、光リタデ−ションRから図11に示
すようなグラフを作成することができる。
はアンカリングエネルギーを1/102 〜2/106 と
してシミュレーションを行った結果を示す。測定から得
られたグラフに添う近似直線を破線で示すように引き、
グラフ縦軸との交点即ちグラフ切片yより、下式から界
面アンカリングエネルギーAは求められる。 A=2(K1 cos2 θ+K3 sin2 θ)/d・y … (1) ここでK1 ,K3 は弾性定数、dはセルギャップ、θは
プレティルト角である。
を用いて界面アンカリングエネルギ−を測定する方法は
比較的簡便な方法としては優れているが、ネマティック
液晶素子の界面アンカリングエネルギーの測定法として
は十分とはいえない。
ンを同時に測定する必要がある。通常、光学リタデーシ
ョンの被測定部分の面積が数mm2 であるのに対し、電
気容量測定には被測定部分の面積が数cm2 必要である
ため、特に電気容量測定には大きな測定誤差を含む可能
性があるためである。
に配向されている必要性があり、アンカリングエネルギ
ーが弱い液晶セルにおいて発生するマルチドメインや、
リバースティルト、ディスクリネーション等の配向欠陥
を有するサンプルの測定においては、正しいアンカリン
グエネルギーを求めることは不可能であった。
ら得た近似直線の縦軸切片より計算を行う。しかし、測
定値グラフは図11に示すように本来直線ではない。連
続体理論に基づくシミュレーションにおいても、このグ
ラフは曲線を描くことは明らかである。このために、近
似直線の引き方によって切片はy〜y′のように変化し
てしまい、求められるアンカリングエネルギーの値も大
きく異なってしまうという問題点があった。
で、その目的は、光リタデ−ションを測定するのみでネ
マティック液晶素子の微小領域の界面アンカリングエネ
ルギ−を測定することができるネマティック液晶素子の
微小面積界面アンカリングエネルギ−測定方法を提供す
ることにある。
ィック液晶素子の界面アンカリングエネルギ−測定方法
は、ネマティック液晶素子の液晶層を挟む電極間に所定
の正弦波電圧を印加した状態における印加電圧に対する
上記液晶層の光学リタデ−ションを測定する光学リタデ
−ション測定工程と、液晶の基礎物性定数に基づいて、
連続体理論に基づいた計算式より上記ネマティック液晶
素子内の液晶分子の配向分布を求める配向分布算出工程
と、この配向分布算出工程で算出された液晶分子の配向
分布のうち上記ネマティック液晶素子の全エネルギ−を
最小にする液晶分子の配向分布を算出する工程と、この
工程で算出した上記ネマティック液晶素子の全エネルギ
−を最小にする液晶分子の配向分布よりアンカリングエ
ネルギ−をパラメ−タとした印加電圧に対応した光学リ
タデ−ションとの関係を複数算出するシミュレ−ション
工程と、上記光学リタデ−ション測定工程で測定された
印加電圧に対する光学リタデ−ションの対応関係に近い
関係を上記シミュレ−ション工程で算出された印加電圧
に対応した光学リタデ−ションとの関係から求め、その
パラメ−タをネマティック液晶素子の界面アンカリング
エネルギ−とする界面アンカリングエネルギ−決定工程
とを具備したことを特徴とする。
界面アンカリングエネルギ−測定方法は、強いアンカリ
ングを有する液晶素子の液晶層を挟む電極間に所定の正
弦波電圧を印加し印加電圧に対する電気容量の変化を計
測する電気容量計測工程と、連続体理論に基づいて計算
式より基礎物性定数をパラメ−タとして印加電圧に対す
る電気容量との関係をシミュレ−ションする第1のシミ
ュレ−ション工程と、上記電気容量計測工程と上記シミ
ュレ−ション工程とでそれぞれ求められた印加電圧と電
気容量との関係で一致する基礎物性のパラメ−タを上記
液晶素子の基礎物性値とする基礎物性値算出工程と、こ
の基礎物性値算出工程で求められた基礎物性値に基づい
て連続体理論に基づいた計算式より上記ネマティック液
晶素子内の液晶分子の配向分布を求める配向分布算出工
程と、この配向分布算出工程で算出された液晶分子の配
向分布のうち上記ネマティック液晶素子の全エネルギ−
を最小にする液晶分子の配向分布を算出する工程と、こ
の工程で算出した上記ネマティック液晶素子の全エネル
ギ−を最小にする液晶分子の配向分布よりアンカリング
エネルギ−をパラメ−タとした印加電圧に対応した光学
リタデ−ションとの関係を複数算出する第2のシミュレ
−ション工程と、上記光学リタデ−ション測定工程で測
定された印加電圧に対する光学リタデ−ションの対応関
係に近い関係を上記第2のシミュレ−ション工程で算出
された印加電圧に対応した光学リタデ−ションとの関係
から求め、そのパラメ−タをネマティック液晶素子の界
面アンカリングエネルギ−とする界面アンカリングエネ
ルギ−決定工程とを具備したことを特徴とする。
学リタデーションの変化を観測し、同時に連続体理論に
基づいた計算機シミュレーションを行い、測定結果とシ
ミュレーションをフィッティングさせることにより、ネ
マティック液晶素子の微小領域の界面アンカリングエネ
ルギーを決定するようにしている。
るネマティック液晶素子の界面アンカリングエネルギ−
測定方法について説明する。図1は本発明の測定方法を
採用した界面アンカリングエネルギ−測定方法により微
小面積界面アンカリングエネルギ−を測定するための測
定装置を示すブロック図、図2は液晶セルを3次元座標
中に示した図、図3は印加電圧と光学リタデ−ションと
の関係を示す図、図4は印加電圧の逆数と光学リタデ−
ションとの関係を示す図、図5は印加電圧の逆数と光学
リタデ−ションとの関係を示す図に計測値をプロットし
た図、図6は弾性定数比κをパラメ−タにした場合の規
格化された印加電圧とC/Co との関係を示す図、図7
は比誘電率異方性γをパラメ−タとした場合の規格化さ
れた印加電圧とC/Co との関係を示す図、図8は液晶
に印加される印加電圧と電気容量(A.U.)との関係
を示す図である。
構成を有する液晶セル10が恒温槽21内に載置され
る。この恒温槽21は温度コントロ−ラ22に接続され
ており、この温度コントロ−ラ22により液晶セル10
がネマティック相を保つように温度制御される。
−タである。このコンピュ−タ23には任意波形発生器
24が接続されている。この任意波形発生器24はコン
ピュ−タ23からの制御信号に応じて任意の波形、例え
ば任意の波高値を有する正弦波電圧をアンプ25に出力
する。
意の波高値を有する正弦波電圧の出力は液晶セル10に
印加される。また、27はヘリウム−ネオンレ−ザ光を
出力するレ−ザ光源である。このレ−ザ光源27から出
力されたレ−ザ光は偏光板28を介して直線偏光がかけ
られた後、光弾性変調素子29によって、光変調がかけ
られた後、液晶セル10に照射される。
偏光板30を介して検出器31に入力されて、その光振
幅信号が検出される。この検出器31で検出された光振
幅信号はロックインアンプ32に入力され、増幅・デジ
タル化された後に、コンピュ−タ23に出力される。こ
のコンピュ−タ23において信号処理がなされて、光リ
タデ−ションが検出される。
明する。まず、本測定方法の測定原理について説明す
る。通常、ネマティック液晶セルの全エネルギ−は下式
で表される。
誘電エネルギ−である。液晶の弾性エネルギ−はフラン
クの自由エネルギ−の式で表されるが、ここで取り扱っ
ているのは電圧印加による液晶分子のスプレ−変形及び
ベンド変形であるので、フランクの式における第2項は
不要である。ここで、図2に示すようにθはz軸上(セ
ル厚方向)でのみ変化するものとし、θはx軸とダイレ
クタのなす角とすると弾性エネルギ−felasは、
fd は
電率ε(θ)、比誘電率異方性γは下式で表される。
である。系の全体エネルギ−が最小となる点で前述した
(2)式の全エネルギ−Fの偏微分値δF=0であるの
で、基本方程式として次式が求められる。ただし、θ
(0)=θ0 とする。
入してdθ/dzを求めると、次式のようになる。
になる。
度で β=Ad/K1 となる。そして、(14)式を(15)式に代入する
と、次式が求められる。
関数として求めることができる。このようにして液晶セ
ル10内の液晶分子の配向θの分布を求めることができ
るので、液晶のリタデ−ションRを次式より求めること
ができる。
は不可能であり、実際の計算ではニュ−トンラプソン法
を用いた収束計算を行っている。そして、この収束計算
によって得られた配向分布を(2)式及び(9)式に戻
すことにより、全エネルギ−Fが最小となる配向分布を
見つけるようにしている。
る。まず、微小面積の界面アンカリングを測定する前
に、多くの未知数を求めておく必要がある。屈折率異方
性、誘電率異方性については教科書等に載っているので
省略する。ここでは、弾性定数比κ(=K33−K11/K
11)の求め方について説明する。
アンカリング強度Aとして1/102 (N/m)の液晶
セル10を用意し、プレティルト角を事前に測定してお
く。
3の制御により任意波形発生器24から正弦波電圧発生
器24から正弦波電圧値を液晶セル10のしきい値から
しきい値の約10倍程度まで変化させる。その正弦波電
圧はアンプ25を介して増幅された後、液晶セル10に
印加させる。
計測された静電容量Cはコンピュ−タ23に出力され
る。そして、コンピュ−タ23において、印加電圧V及
び静電容量Cを規格化する。つまり、しきい値Vthとし
てV/Vthとし、印加電圧Vが零の時の静電容量CをC
o として、V/Vthをx軸、C/Co をy軸として図6
に示すようなグラフを描いておく。
定数比κとして−0.9、−0.7−0.5、−0.
3、0をそれぞれ代入してコンピュ−タ23でシミュレ
−ションを行い図6に示すようにC/Co とV/Vthと
の関係を計算で求めて、図6に示すように複数のグラフ
を描く。
求められた測定結果に近い特性曲線を求め、その弾性定
数比κを求める。また、同様にして比誘電率異方性γと
して0.18、0.19、0.194、0.2、0.2
1をコンピュ−タ23でシミュレ−ションを行う図7に
示すようにC/Co とV/Vthとの関係を計算で求め
て、図7に示すように複数のグラフを描く。
求められた測定結果に近い特性曲線を求め、その誘電率
異方性γを求める。未知数の実際の導出においては、初
めにγを求める。なぜなら、γは液晶固有の値でありア
ンカリング強度等に依存しない独立な変数だからであ
る。γが決定された後、κを求める。このようにして
(18)式にその値を代入する。
温槽21に載置し、液晶セル10がネマティック相を保
つように温度制御する。そして、コンピュ−タ23の制
御により任意波形発生器24から正弦波電圧発生器24
から正弦波電圧値を液晶セル10のしきい値からしきい
値の約10倍程度まで変化させる。その正弦波電圧はア
ンプ25を介して増幅された液晶セル10に印加され
る。
るヘリウム−ネオンレ−ザ光は偏光板28を介して直線
偏光がかけられた後、光弾性変調素子29によって、光
変調がかけられた後、液晶セル10に照射される。液晶
セル10を透過した透過光は偏光板30を介して検出器
31に入力されて、その光振幅信号が検出される。
ロックインアンプ32に入力され、増幅・デジタル化さ
れた後に、コンピュ−タ23に出力される。このコンピ
ュ−タ23において信号処理がなされて、光リタデ−シ
ョンRが検出される。
な印加電圧(V)に対応する光リタデ−ションR(deg
)のグラフを作成する。次に、前述した(18)式に
関して、アンカリング強度Aを1/103 、1/10
4 、1/105 、2/106 [N/m]としてコンピュ
−タ23でシミュレ−ションを行い、各アンカリング強
度Aに対応した曲線を描いておく。
Vと光学リタデ−ションR(deg)から、印加電圧Vと光
学リタデ−ションRのいずれも規格化としてプロット
し、点線Aを図5に示すように、コンピュ−タ23でシ
ミュレ−ションした曲線に重ねる。
線のアンカリング強度を被測定対象の液晶セル10のア
ンカリング強度Aとすることができる。以上のようにし
て、アンカリング強度を求めることができる。
°、5°としてコンピュ−タ23のシミュレ−ションに
より印加電圧と電気容量(A.U.)との関係を図8に
示すように求めておく。そして、実際に前述したように
液晶セル10に印加する印加電圧を変化させて、電気容
量を計測する。
量を図8に示すようにプロットする。 そして、そのプ
ロットに一番近い曲線はプレティルト角が5°の曲線で
あるので、液晶のプレティルト角が5°であると判定さ
れる。
リタデ−ションを測定するのみでネマティック液晶素子
の界面アンカリングエネルギ−を測定することができる
ので、ネマティック液晶素子の微小領域の界面アンカリ
ングエネルギ−を測定することができる。
カリングエネルギ−測定方法により界面アンカリングエ
ネルギ−を測定するための測定装置を示すブロック図。
図。
を示す図。
を示す図に計測値をプロットした図。
電圧とC/Co との関係を示す図。
電圧とC/Co との関係を示す図。
U.)との関係を示す図。
ための測定装置を示すブロック図。
関係を示す図。
ュ−タ、24…任意波形発生器、25…アンプ、26…
インピ−ダンスアラナイザ、27…レ−ザ光源、28,
30…偏光板、29…光弾性変調素子、31…検出器。
Claims (2)
- 【請求項1】 ネマティック液晶素子の液晶層を挟む電
極間に所定の正弦波電圧を印加した状態における印加電
圧に対する上記液晶層の光学リタデ−ションを測定する
光学リタデ−ション測定工程と、 液晶の基礎物性定数に基づいて、連続体理論に基づいた
計算式より上記ネマティック液晶素子内の液晶分子の配
向分布を求める配向分布算出工程と、 この配向分布算出工程で算出された液晶分子の配向分布
のうち上記ネマティック液晶素子の全エネルギ−を最小
にする液晶分子の配向分布を算出する工程と、 この工程で算出した上記ネマティック液晶素子の全エネ
ルギ−を最小にする液晶分子の配向分布よりアンカリン
グエネルギ−をパラメ−タとした印加電圧に対応した光
学リタデ−ションとの関係を複数算出するシミュレ−シ
ョン工程と、 上記光学リタデ−ション測定工程で測定された印加電圧
に対する光学リタデ−ションの対応関係に近い関係を上
記シミュレ−ション工程で算出された印加電圧に対応し
た光学リタデ−ションとの関係から求め、そのパラメ−
タをネマティック液晶素子の界面アンカリングエネルギ
−とする界面アンカリングエネルギ−決定工程とを具備
したことを特徴とするネマティック液晶素子の微小面積
界面アンカリングエネルギ−測定方法。 - 【請求項2】 強いアンカリングを有する液晶素子の液
晶層を挟む電極間に所定の正弦波電圧を印加し印加電圧
に対する電気容量の変化を計測する電気容量計測工程
と、 連続体理論に基づいて計算式より基礎物性定数をパラメ
−タとして印加電圧に対する電気容量との関係をシミュ
レ−ションする第1のシミュレ−ション工程と、 上記電気容量計測工程と上記シミュレ−ション工程とで
それぞれ求められた印加電圧と電気容量との関係で一致
する基礎物性のパラメ−タを上記液晶素子の基礎物性値
とする基礎物性値算出工程と、 この基礎物性値算出工程で求められた基礎物性値に基づ
いて連続体理論に基づいた計算式より上記ネマティック
液晶素子内の液晶分子の配向分布を求める配向分布算出
工程と、 この配向分布算出工程で算出された液晶分子の配向分布
のうち上記ネマティック液晶素子の全エネルギ−を最小
にする液晶分子の配向分布を算出する工程と、 この工程で算出した上記ネマティック液晶素子の全エネ
ルギ−を最小にする液晶分子の配向分布よりアンカリン
グエネルギ−をパラメ−タとした印加電圧に対応した光
学リタデ−ションとの関係を複数算出する第2のシミュ
レ−ション工程と、 上記光学リタデ−ション測定工程で測定された印加電圧
に対する光学リタデ−ションの対応関係に近い関係を上
記第2のシミュレ−ション工程で算出された印加電圧に
対応した光学リタデ−ションとの関係から求め、そのパ
ラメ−タをネマティック液晶素子の界面アンカリングエ
ネルギ−とする界面アンカリングエネルギ−決定工程と
を具備したことを特徴とするネマティック液晶素子の微
小面積界面アンカリングエネルギ−測定方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4806294A JP2597463B2 (ja) | 1994-03-18 | 1994-03-18 | ネマティック液晶素子の微小面積界面アンカリングエネルギ−測定方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4806294A JP2597463B2 (ja) | 1994-03-18 | 1994-03-18 | ネマティック液晶素子の微小面積界面アンカリングエネルギ−測定方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07260676A true JPH07260676A (ja) | 1995-10-13 |
JP2597463B2 JP2597463B2 (ja) | 1997-04-09 |
Family
ID=12792870
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4806294A Expired - Fee Related JP2597463B2 (ja) | 1994-03-18 | 1994-03-18 | ネマティック液晶素子の微小面積界面アンカリングエネルギ−測定方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2597463B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101952307B1 (ko) | 2018-11-01 | 2019-02-26 | (주)피엘시스템즈 | 표면에너지 측정 시스템 |
-
1994
- 1994-03-18 JP JP4806294A patent/JP2597463B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101952307B1 (ko) | 2018-11-01 | 2019-02-26 | (주)피엘시스템즈 | 표면에너지 측정 시스템 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2597463B2 (ja) | 1997-04-09 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
Bogi et al. | Elastic, dielectric and optical constants of 4'-pentyl-4-cyanobiphenyl | |
JP3910352B2 (ja) | プレチルト角検出方法及び検出装置 | |
CN105675186A (zh) | 基于动态光弹性***的应力测量方法 | |
US20180329238A1 (en) | Liquid crystal molecule orientation control method and liquid crystal device | |
Madigosky et al. | A method for modeling polymer viscoelastic data and the temperature shift function | |
US20130021609A1 (en) | Modulated ellipsometer for the determination of the properties of optical materials | |
CN100381877C (zh) | 检出对象的参数检出方法以及检出装置 | |
JP2597463B2 (ja) | ネマティック液晶素子の微小面積界面アンカリングエネルギ−測定方法 | |
CN102566092B (zh) | 测定液晶参数的方法及装置 | |
TWI405959B (zh) | 利用穿透式外差干涉術量測異方性物質之物理參數的裝置及方法 | |
Urban III et al. | Numerical ellipsometry: Use of parameter sensitivity to guide measurement selection for transparent anisotropic films | |
CN112067907B (zh) | 基于线性电光效应耦合波理论的电场方向测量方法及*** | |
CN104502281A (zh) | 光弹调制测量*** | |
Zhou et al. | An improved stokes parameter method for determination of the cell thickness and twist angle of twisted nematic liquid crystal cells | |
JP3855080B2 (ja) | 液晶素子の光学特性測定方法及び液晶素子の光学特性測定システム | |
JP2778935B2 (ja) | ネマチック液晶素子の方位角方向のアンカリングエネルギ−測定方法 | |
CN106383000B (zh) | 一种基于单晶体双电光调制实时测量光学材料微观应力的装置 | |
Nishioka et al. | Novel pretilt angle measurement method for twisted-nematic liquid-crystal cells by apparent retardation measurement | |
JP4202619B2 (ja) | プレチルト角測定方法およびプレチルト角測定装置 | |
JPH0894445A (ja) | プレチルト角測定装置 | |
JP2001074649A (ja) | 旋光角測定方法および尿検査方法 | |
JP2009085887A (ja) | 測定装置及び方法 | |
JP4303075B2 (ja) | 液晶性材料の物性測定方法及び液晶性材料の物性測定装置 | |
JP2004028710A (ja) | プレチルト角検出方法及びプレチルト角検出装置 | |
JPH06110027A (ja) | 液晶セルの特性測定方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080109 Year of fee payment: 11 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090109 Year of fee payment: 12 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100109 Year of fee payment: 13 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Year of fee payment: 14 Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110109 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110109 Year of fee payment: 14 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120109 Year of fee payment: 15 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120109 Year of fee payment: 15 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130109 Year of fee payment: 16 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130109 Year of fee payment: 16 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |