JPH07260451A - 3次元形状測定システム - Google Patents

3次元形状測定システム

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JPH07260451A
JPH07260451A JP6049145A JP4914594A JPH07260451A JP H07260451 A JPH07260451 A JP H07260451A JP 6049145 A JP6049145 A JP 6049145A JP 4914594 A JP4914594 A JP 4914594A JP H07260451 A JPH07260451 A JP H07260451A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 3次元形状測定システムに関し、交叉軸系の
ワンステップ位相シフト法において、比較的簡単な処理
で、3次元形状測定値を得ることのできる3次元形状測
定システムを提供する。 【構成】 基準面14に投影された格子の画像の周期が
4画素又は8画素にほぼ相当する長さになるように格子
プロジェクタ10及びCCDカメラ12を配置し、基準
面14について予め位相量の分布を測定してψconstant
(i,j)として予め格納しておき、測定対象物16に
ついて得られたψ(i,j)から差し引くことによって
補正し、高さデータz(i,j)を得る。位相量は連続
する3画素の値から計算する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、測定対象物の表面の3
次元形状を測定する3次元形状測定システム、特に、測
定対象物が生体であっても、支障なくその表面の微細な
3次元形状を測定することの可能な3次元形状測定シス
テムに関する。生体表面のしわ等の微細な3次元形状が
測定できれば、例えば、しわ取りクリームの効果の客観
的な評価が可能となる。しかしながら、測定対象が生体
である場合、種々の制約があり、また、深さが数10〜
100μmである小じわまで検出しその形状を測定する
ためには10μmまでの分解能が要求される。
【0002】本発明は、このような制約のある測定環境
下においても、要求される仕様を満足する測定が可能な
3次元形状測定システムに言及する。
【0003】
【従来の技術】本願出願人は、既に特願平2−2158
85号において、上述の測定環境下における測定に最適
な3次元形状測定システムを提案している。この装置に
よれば、黒白2値のみの濃淡を有する格子(ロンキー格
子)を用いて測定対象に格子を投影し、撮像して得られ
た信号をA/D変換したものは、正弦波状の濃淡を持つ
格子(正弦格子)とみなせるとの発見にもとづき、格子
パターン投影法(精密工学会誌、53、(3)、pp4
22−426)で使用されるロンキー格子を用いて得ら
れた信号に縞走査法における解析手法を適用することに
よって、生体にとって安全上問題のあるレーザ光を使用
することなく、除震装置が不要であるので測定上の幾何
学的制約が少なく、かつ、短時間で測定を完了すること
ができる等の、生体の3次元形状測定に最適の環境で、
縞走査法による精密な3次元形状測定値を得ることがで
きるようになった。
【0004】また、特願平4−7796号において、上
記のシステムの測定精度を一層改善するためにロンキー
格子の替わりに使用される、正弦関数の濃度分布を有す
る格子板とその製造方法を提案している。前述の縞走査
法では、測定対象物の高さ(深さ)によって生じた変形
格子画像における位相の大きさを算出するために、格子
の位相を変えて測定対象物に投影し、それぞれにおいて
得られる画像から投影格子の位相を算出しているので、
1回の3次元形状測定のために複数回撮影する必要があ
り、そのための時間を要するという問題があった。ま
た、格子の位相を精度良くシフトさせるために高価な位
相シフタが必要であるという問題もあった。さらに、複
数画面分の画像データを蓄積するために大容量のメモリ
が必要であるという問題もあった。
【0005】そこで本願発明者は、R.Gu,T.Yo
shizawa,Proc.SPIE 1720、47
0(1992)において、1枚分の画像データから変形
格子画像の位相を計算するワンステップ位相シフト法に
よる3次元形状測定法を提案した。提案された手法で
は、格子板の平面がカメラの光学系の光軸に対して垂
直、すなわち、格子の投影系の光軸と撮像系の光軸とが
平行な系(以下平行軸系と称する)について、両光軸に
垂直な基準面へ投影されCCDカメラで撮影された画像
における格子の周期が4画素分の長さになるように調整
し、CCDカメラで得られた画像の各画素について格子
線に直角な方向に連続する3画素の値から格子の位相を
算出している。投影系としては、タルボ効果を利用した
レーザ光による光学系が採用されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前述のワンステップ位
相シフト法では、投影系の光軸と撮像系の光軸とが本質
的に平行であるという要請があるため、投影系として安
価な点光源を用いた格子プロジェクタを採用すると、C
CDカメラの視野内に明瞭な格子パターンが投影されな
いので、精度の良い測定ができないという問題がある。
【0007】S.Toyooka et al.App
l.Opt.25、1630(1986)には、投影系
の光軸と撮像系の光軸が交叉している系(以下交叉軸系
と称する)におけるワンステップ位相シフト法に相当す
る技術が開示されている。しかしながら、位相量の計算
に複雑な処理を要するという問題がある。したがって本
発明の目的は、交叉軸系のワンステップ位相シフト法に
おいて、比較的簡単な処理で、3次元形状測定値を得る
ことのできる3次元形状測定システムを提供することに
ある。
【0008】
【課題を解決するための手段並びに作用】本発明によれ
ば、測定対象物に格子パターンを投影する格子パターン
投影装置と、測定対象物に投影された格子パターンの2
次元画像を生成する撮像装置であって、その光学系の光
軸が該格子パターン投影装置の光学系の光軸と実質的に
交叉し、該交叉点を通る基準面に投影された格子パター
ンについて生成される2次元画像における格子線の周期
が、nを4以上の整数とするとき、n画素分の長さにほ
ぼ等しくなるように設けられた撮像装置と、該撮像装置
が生成する2次元画像の各画素について、格子線に直角
な方向に近接するn画素のうちの少なくとも3画素の値
から位相量を算出する手段と、測定対象物について該位
相量算出手段が算出する位相量から、基準面について該
位相量算出手段が算出する位相量を対応する画素毎に減
算することによって位相量を画素毎に補正する手段と、
該位相量補正手段により補正された位相量に基づき、画
素毎に測定対象物の基準面からの距離を算出することに
より、測定対象物の3次元形状測定値を計算する手段と
を具備することを特徴とする3次元形状測定システムが
提供される。
【0009】
【実施例】図1は本発明に係る3次元形状測定システム
の幾何学的配置を表わす。格子プロジェクタ10の光軸
とCCDカメラ12の光軸は点Oにおいて交叉し、点O
を通りCCDカメラ12の光軸に垂直な基準面14を想
定したとき、格子プロジェクタ10の光学系の主点とC
CDカメラ12の光学系の主点とが基準面14から等距
離Lにあり、また、格子プロジェクタ10から投影され
CCDカメラ12で生成される画像における格子線の周
期がほぼ4画素又は8画素に相当するように配置され
る。なお、格子プロジェクタ10から投影される格子
は、既に述べたように、好ましくは正弦関数に従う濃度
分布を有する格子であるが、2値のみの濃淡を有するロ
ンキー格子でも良く、いずれの場合でも、精度の差こそ
あれ正弦関数に従う強度分布を有する格子画像が得られ
る。
【0010】図1に示すように、交叉点Oを原点とし、
CCDカメラ12の光軸上にz軸をとり、格子プロジェ
クタ10の主点からCCDカメラ12の主点へ向かう方
向へx軸をとり、両軸に垂直な方向へy軸(図示せず)
をとる。CCDカメラ10から測定対象16へ投影され
CCDカメラ12で撮影された変形格子画像の各点
(x,y)における輝度I(x,y)は、 I(x,y)=B+C・cos〔2πfo x+φ(x,y)〕 (1) で表わされる。(1)式中、Bは背景の輝度(オフセッ
ト)、Cは格子のコントラストを表わす。fo は、格子
プロジェクタ10から基準平面14に投影されCCDカ
メラ12で撮影された格子の画像の原点O近傍における
空間周波数、言い換えれば、図1の破線18で示す原点
Oを通り格子プロジェクタ10の光軸に垂直な面に格子
プロジェクタ10から投影される格子が、格子プロジェ
クタ10の光軸上の無限の遠方から投影されたと仮定し
たとき、すなわちテレセントリックの仮定のもとで、基
準平面14上に投影されCCDカメラ12で撮影される
格子画像の空間周波数を表わす。φ(x,y)はこの様
な格子画像を基準としたときの変形格子画像の位相量を
表わす。
【0011】位相量φ(x,y)は、次の(2)式に示
すように、測定対象物の基準面14からのz方向の偏位
に関連する位相量φobjectと、両光軸が平行でないこと
による位相量であって、zには無関係の位相量φ
constantの和で表わすことができる(M.Takeda
et al.Appl.Opt.22、3977(1
983))。
【0012】 φ(x,y)=φobject+φconstant (2) (2)式はφ(x,y)、φconstantが得られればそれ
らからφobjectが得られることを意味する。φobject
得られればそれから対象物の深さ(高さ)を表わすzが
計算される。ところで、平行軸系においてはφconstant
はゼロであるから、(2)式は φ(x,y)=φobject (3) となり、φ(x,y)の値が得られれば直ちにzが計算
される。さらに、平行軸系において、基準面に投影され
た格子の画像の周期が4画素分の長さになるように配置
するとき、各画素(i,j)に対する位相シフト量φ
(i,j)は、x軸方向に連続する3画素の値を使って φ(i,j)=tan-1〔{I(i+2,j)−I(i+1,j)} /{I(i,j)−I(i+1,j)}〕 −(π/2)i (4) から計算される(前述のR.Gu,T.Yoshiza
wa,Proc.SPIE 1720、470(199
2))。
【0013】そこで、図1の交叉軸系についても基準面
14に投影された格子の像の間隔が4画素にできるだけ
近くなるように配置し(例えば原点Oの近傍において4
画素とする)、(4)式の右辺の第1項と同じ計算によ
り、 ψ(i,j)=tan-1〔{I(i+2,j)−I(i+1,j)} /{I(i,j)−I(i+1,j)}〕 (5) を計算する。
【0014】 ψ(i,j)=φobject+ψconstant (6) と書き表わすとすると、(6)式の右辺の第2項のψ
constantには(2)式の右辺第2項のφconstantの他
に、(4)式の右辺の第2項に相当する成分、及び、実
際の格子画像の周期が4画素分の長さからずれることに
よる成分が含まれる。しかしながら、基準面14の近傍
ではいずれもzに依存しないと考えることができるか
ら、最初に、基準面14についてψ(i,j)を測定す
れば、基準面についてはφobject=0であるから、この
値がψconstantに相当し、ψconstantの値が各画素
(i,j)について得られる。これらを位相マップψ
constant(i,j)の形でメモリに格納しておき、測定
対象物について得られたψ(i,j)の値からψ
constant(i,j)の値を対応する画素毎に減算するこ
とにより、各画素(i,j)についてφobjectが計算さ
れる。
【0015】測定対象物から得られるψ(i,j)とψ
constant(i,j)との対応関係について詳細に説明す
ると、測定対象物が基準面14の近傍に置かれた凹凸の
あるものであるとき、同じ位置(i,j)にある画素ど
うしが対応する。基準面14から離れた位置に置かれた
凹凸のある物体であるときは、格子像は全体的にx軸方
向へシフトするので、格子に付されたマークを基準とし
てψ(i,j)とψco nstant(i,j)のいずれか一方
を相対的にシフトさせて対応付ける、各画素についてφ
objectが得られれば、測定対象物の高さ(深さ)の分布
z(i,j)は次の(7)式により計算される、 φobject=2πfo W・Z(i,j)/{L+Z(i,j)} (7) (7)式中、Wは格子プロジェクタ10の主点とCCD
カメラ12の主点との距離を表わす。
【0016】1周期を8画素とした場合、(5)式から
単純に ψ(i,j)=tan-1〔{I(i+4,j)−I(i+2,j)} /{I(i,j)−I(i+2,j)}〕 (8) が導かれる。(8)式によりψ(i,j)を算出する場
合、6画素にわたって測定対象物の高さが変化しないと
いう仮定が必要であるから、空間分解能は(5)式の4
画素1周期の場合の1/2になる。
【0017】本発明によれば、8画素1周期の場合にお
いても、次式に従って連続する3画素からψ(i,j)
を算出することができる。 ψ(i,j)=tan-1〔(√2−1)・{I(i,j) −I(i+2,j)}/{2I(i+1,j) −I(i,j)−I(i+2,j)}〕 (9) (9)式によれば(5)式による場合と同じ空間分解能
が得られるとともに、2倍の周期を有する格子が使用さ
れるので、4画素1周期の場合よりもより急激な起伏を
有する対象物の測定が可能である。しかしながら、連続
する3画素における位相の変化が4画素1周期の場合と
比べて少ないので、精度の点では劣っている。したがっ
て、測定対象物の特性に応じて、格子を使い分けて測定
することが望ましい。
【0018】図2及び図3は図1に示した測定システム
において得られる画像データを処理して3次元計測デー
タを得るための処理のフローチャートである。この処理
は図1のシステムに接続されたパーソナルコンピュータ
等によりオンラインで行なわれる。図2は基準面14
(図1)についての位相量を測定してψconstant(i,
j)としてメモリへ格納するまでの処理のフローチャー
トである。まず所定の位置に基準面14(図1)をセッ
トし(ステップa)、格子プロジェクタ10から格子を
投影し、CCDカメラ12により画像データI(i,
j)を取り込む(ステップb)。I(i,j)の値か
ら、式(5)又は式(9)に従ってψ(i,j)を計算
する(ステップc)。tan-1の計算にはルックアップ
テーブルを使用することが演算速度の点で好ましい。
(5)式又は(9)式により算出される位相量ψ(i,
j)は−π〜+πの範囲に折り返されているので、同じ
次数の格子どうしを接続することによって各格子の次数
を決定し、位相の接続を行なう(ステップd)。位相の
接続後の位相量ψ(i,j)をψconstantとしてメモリ
へ格納する(ステップe)。
【0019】図3は測定対象物16の画像の各画素
(i,j)について高さ(深さ)データZ(i,j)を
得る処理のフローチャートである。測定対象物16を所
定の位置にセットした後(ステップa)、図2のステッ
プb〜dの処理と同一の処理により、位相接続された位
相量ψ(i,j)を得る(ステップb〜d)。次に、メ
モリに格納されているψconstantの値を対応する画素毎
に減算してψobjectを計算する(ステップe)。さらに
式(7)によりZ(i,j)の値を計算する(ステップ
f)。
【0020】以下に、実際に行なわれる3次元計測の手
順の詳細について説明する。
【0021】光学系の初期設定 光学系の設定の際の誤差は求めた位相に含まれるため、
光学系の設定は厳密に行わなければならない、設定は以
下の(1)から(4)の順序でおこなう。 1)観察系(CCDカメラ)と基準面の設定方法 CCDカメラ12の光軸と基準面14を直角に設定す
る。基準面は以後の設定においても重要であるのでまず
最初にこれを行う。
【0022】基準面14上に一定のピッチの格子パター
ンを描き、それをCCDカメラで撮り込む。理想の格子
パターンをモニタ上に描きこの基準面上の画像をモニタ
上で重ね合わせる、そのとき両格子線によってモアレ縞
が発生する。そのモアレ縞が平行かつモアレ縞の間隔が
一定になるようにCCDカメラ12の向きをx,y,z
各々の軸に対して調整し設定する。
【0023】2)観察系と投影系(格子および投影レン
ズ)の設定方法 格子プロジェクタ10から基準面14に格子パターンを
投影しCCDカメラ12で撮り込む。その画像と画面上
に描いた理想の格子パターン画像とをモニタ上で重ね合
わせる。そのとき発生するモアレ縞が平行になるように
格子プロジェクタ10内の格子、投影レンズの向きを
x,y,z各々の軸に対して調整し設定する。
【0024】3)CCDカメラのレンズと投影レンズの
主点の位置の設定方法 CCDカメラ12のレンズと投影レンズの主点の位置
(基準面からの距離)を合わせる。格子パターンの代わ
りに縦2本のみの縞のパターンを基準面14に投影し、
それをCCDカメラで撮り込む。基準面を前後に位置を
変え、同様にそれぞれの画像を撮り込む。ここでカメラ
レンズと投影レンズの主点の位置が一致していれば、C
CDカメラ12で撮り込んだそれぞれの画像上で2本の
縞の間隔は等しいことになる。したがって、この間隔が
等しくなるように格子プロジェクタ10の投影レンズの
位置をz軸方向に調整し設定する。
【0025】4)パラメータの決定 三次元座標の算出のためL,w,fo を決定する。レン
ズの主点から基準面までの距離Lは、直接測定すること
はできないので次のように求める。CCDカメラ12と
基準面14を前方にl1 及び後方にl2 動かして、それ
ぞれについて基準面14にあらかじめ印した2点間の距
離d1 ,d2 をそれぞれ測定すると、Lは幾何学的な関
係から次式によって求められる。
【0026】 wは投影レンズとCCDカメラのレンズとの主点間の距
離を測定することによって得られる。
【0027】fo は基準面14に投影された格子パター
ンの1周期に相当する実際の長さの逆数であるが、次の
ようにして求める。格子を90°回転させて投影すると
ピッチが一定になるので、その像をCCDカメラ12で
取込みフーリエ変換することによって空間周波数fo
決定することができる。
【0028】形状計測手順 三次元座標を算出するためには基準面、物体表面上とも
に基準となる点が必要となる。ある縞に注目したとき、
物体表面による縞の変形量を求めるにはその縞がどれだ
けずれているのか、算出しなければならない。したがっ
て、三次元座標を算出するためには投影する格子にラベ
リングを行う必要がある。そこで、ガラスにマーク(基
準面上で約0.3×3mmの長方形状)をつけたものを格
子と同時に投影する。
【0029】まず基準面の位置でのマークの位置(原
点)をマークの重心を求めることによって求め、それか
ら物体表面上のマークの位置(基準点)を同様に求める
ことによって物体上の基準点の座標を算出する。計測手
順としては、投影する格子パターンのピッチの補正およ
び原点を決めるために格子パターンを基準平面に投影
し、CCDカメラで画像を撮り込む。そして基準平面の
位相分布をあらかじめ求めておく。また、マークの中心
の位置をその強度の重心から求め、それを原点としてお
く。
【0030】次に、測定対象物を設置し、その変形格子
像をCCDカメラで撮り込み、位相分布、基準点の位置
を求める。位相計算、位相つなぎを行い、原点からの基
準点の変位に基いて、基準面の位相分布と測定対象物に
ついて求められた位相分布とを相互に対応付けて減算す
ることにより補正を行ない、三次元座標を算出する。結
果は等高線図、ワイヤーフレーム、サーフェイスモデル
で表示をおこなう。
【0031】図4には目尻付近の皮膚のレプリカの3次
元形状測定の結果をワイヤーフレームモデルにより示
す。
【0032】
【発明の効果】以上述べてきたように本発明によれば、
比較的簡単な処理により、交叉軸系のワンステップ位相
シフト法による3次元形状測定が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の3次元形状測定装置の光学系の幾何学
配置を表わす図である。
【図2】基準面の位相分布ψconstantを得るための処理
のフローチャートである。
【図3】測定対象物の高さ分布を得るための処理のフロ
ーチャートである。
【図4】本発明の3次元形状測定装置による測定結果の
一例をワイヤーフレームモデルにより表わす図である。
【符号の説明】
10…格子プロジェクタ 12…CCDカメラ 14…基準面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G06T 7/00

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 測定対象物に格子パターンを投影する格
    子パターン投影装置と、 測定対象物に投影された格子パターンの2次元画像を生
    成する撮像装置であって、その光学系の光軸が該格子パ
    ターン投影装置の光学系の光軸と実質的に交叉し、該交
    叉点を通る基準面に投影された格子パターンについて生
    成される2次元画像における格子線の周期が、nを4以
    上の整数とするとき、n画素分の長さにほぼ等しくなる
    ように設けられた撮像装置と、 該撮像装置が生成する2次元画像の各画素について、格
    子線に直角な方向に近接するn画素のうちの少なくとも
    3画素の値から位相量を算出する手段と、 測定対象物について該位相量算出手段が算出する位相量
    から、基準面について該位相量算出手段が算出する位相
    量を対応する画素毎に減算することによって位相量を画
    素毎に補正する手段と、 該位相量補正手段により補正された位相量に基づき、画
    素毎に測定対象物の基準面からの距離を算出することに
    より、測定対象物の3次元形状測定値を計算する手段と
    を具備することを特徴とする3次元形状測定システム。
  2. 【請求項2】 前記整数nは4であり、前記位相量算出
    手段は、格子線に直角な方向に連続する3画素の値から
    位相量を算出する請求項1記載の3次元形状測定システ
    ム。
  3. 【請求項3】 前記整数nは8であり、前記位相量算出
    手段は、格子線に直角な方向に連続する3画素の値から
    位相量を算出する請求項1記載の3次元形状測定システ
    ム。
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