JPH07259120A - ドーザブレードのフロート装置 - Google Patents

ドーザブレードのフロート装置

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JPH07259120A
JPH07259120A JP7152694A JP7152694A JPH07259120A JP H07259120 A JPH07259120 A JP H07259120A JP 7152694 A JP7152694 A JP 7152694A JP 7152694 A JP7152694 A JP 7152694A JP H07259120 A JPH07259120 A JP H07259120A
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JP
Japan
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bracket
hydraulic cylinder
dozer blade
sections
dozer
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Pending
Application number
JP7152694A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroyuki Okumoto
裕之 奥本
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Kobelco Construction Machinery Co Ltd
Original Assignee
Yutani Heavy Industries Ltd
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Publication date
Application filed by Yutani Heavy Industries Ltd filed Critical Yutani Heavy Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 油圧ショベルなど上部旋回式建設・作業機械
に対し、従来技術の油圧制御によるフロ−ト装置を使用
すると、上部旋回体に配設する切換弁よりスイベルジョ
イントを経由して、下部走行体に配設したド−ザブレ−
ドの昇降用油圧シリンダにいたる管路が長く、その管路
抵抗が大きくなるので、ド−ザブレ−ドの重量のみによ
る整地作業ができないため、効率的な整地作業ができに
くい。この問題点を解決する。 【構成】 ド−ザブレ−ド昇降用の油圧シリンダの両端
ボス部のいずれか一方に突出部を設け、また上記突出部
に対応してブラケット側に凹溝部を設け、上記突出部を
遊挿、案内させるようにして、構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、主として油圧ショベル
など上部旋回式建設機械、作業車両に装備しているド−
ザ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図8は、ド−ザ装置を装着した油圧ショ
ベルの側面図である。図において、1は上部旋回体、2
は作業装置、3は下部走行体、4はド−ザ装置、5は運
転室、6はエンジン・油圧機器(図示しない)などを配
設している機械室である。図9は、実開平1−1600
55号公報に記載されているブルド−ザのブレ−ド制御
回路の要部回路図である。図9における回路図では、油
圧シリンダ8を介してブレ−ドを“上”、“保”、
“下”の状態に保持する3位置切換弁7と油圧シリンダ
8のボトム側室9及びロッド側室10とをそれぞれ連結
する油路13,14の途中に、上記油路13,14を導
通・遮断するための電磁切換弁11を設けている。これ
により選択スイッチ12をONにすると電磁切換弁11
が作動し、油路13及び14が導通して油圧シリンダ8
の拘束を解き、油圧シリンダ8によって制御されるブレ
−ドをフロ−トの状態にするようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来技術のブレ−ド制
御回路を、油圧ショベルなど上部旋回式建設・作業機械
に使用すると、上部旋回体に配設する電磁切換弁よりス
イベルジョイントを経由して、下部走行体に設けたド−
ザブレ−ド昇降用の油圧シリンダにいたる管路が長いた
め、その管路抵抗が大きくなる。そのためにド−ザブレ
−ドをフロ−ト状態にしていても上記管路抵抗が大きく
影響し、ド−ザブレ−ドの重量のみによる整地作業がで
きないため作業能率が低下する。また電磁切換弁及び油
圧配管の増設、改造工事が必要となりコストアップとな
る。また管路抵抗を小さくするために電磁切換弁を下部
走行体に配設すると、上部旋回体に配設した操作盤より
下部走行体に配設した電磁切換弁にいたる電気配線のた
めのスリップリングが必要となりコストアップとなる。
本発明では、上記の問題点を解決できるド−ザブレ−ド
のフロ−ト装置を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明のド−ザブレ−ドのフロ−ト装置において
は、ド−ザブレ−ド昇降用の油圧シリンダの両端ボス部
のいずれか一方に突出部を設け、また上記突出部に対応
してブラケット側に凹溝部を設け、上記突出部を遊挿、
案内させるようにした。
【0005】上記突出部を、上記油圧シリンダの両端ボ
ス部のいずれか一方の左右両側面部に、ピン取付け穴と
同軸に円形で対称に形成し、また上記凹溝部を、上記ボ
ス部取付け用のブラケットの相対する内面部に、上記突
出部の直径よりも若干大きい幅に形成し、かつ上記ブラ
ケットに穿設しているピン取付け穴が凹溝部内に位置す
るようにした。
【0006】上記油圧シリンダのボス部に、そのボス部
の幅寸法よりも長寸のブッシュを貫挿し、上記ボス部の
左右両側部に突出部を形成した。
【0007】
【作用】上記のように構成されたフロ−ト装置では、通
常のド−ザ作業をするときは、ド−ザブレ−ド昇降用の
油圧シリンダの両端ボス部を、下部走行体及びド−ザブ
レ−ドに固設したブラケットにそれぞれピンを介して枢
着しているので、上記油圧シリンダの伸縮によりド−ザ
ブレ−ドを昇降させることができる。また上記油圧シリ
ンダのいずれか一方のボス部及びそれに対応するブラケ
ットに突出部及び凹溝部を設け、上記突出部を凹溝部に
遊挿、案内させているので、上記ピンを取り外しても突
出部がブラケットの凹溝部に支持され、前後方向に移動
できるのでド−ザブレ−ドのフロ−ト状態が構成され
る。したがってド−ザブレ−ドが地面の凹凸によって上
下すると、それに対応して上記突出部は凹溝部内を往復
移動する。このとき油圧シリンダの伸縮がなく、管路内
抵抗が発生しないので、ド−ザブレ−ドの自重のみによ
る整地作業ができるため、作業効率も良く、仕上がりの
良い整地作業ができる。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。図1は、本発明請求項1及び請求項2のフ
ロ−ト装置を設けたド−ザ装置の要部側面図である。図
において、15は下部走行体を形成するロワフレ−ム、
16はド−ザブレ−ド、17はド−ザブレ−ド16の昇
降用の油圧シリンダ、18はピン、19,20はロワフ
レ−ム15に固設したブラケットである。図2は、図1
のAより見た要部平面図である。図3は、図2のB−B
より見た一部切欠側面図である。図4は、図3のCより
見た一部切欠断面図である。図において、21,22は
ブラケット20の相対する内面部に形成した凹溝部、2
3,24は油圧シリンダ17のボス部に形成した突出部
である。図5は、同じく図3のCより見た一部切欠断面
図で、ド−ザブレ−ド16のフロ−ト状態を示す。本実
施例では、図1及び図2に示すように、ロワフレ−ム1
5に固設したブラケット19にド−ザブレ−ド16を上
下方向に回動できるように取付け、油圧シリンダ17の
一方のボス部をド−ザブレ−ド16のブラケットに枢着
し、他方のボス部をピン18を介してブラケット20に
取付け、ド−ザブレ−ド16を昇降させるようにしてい
る。図3〜図5に示すように、ブラケット20の相対す
る内面部に長円状の凹溝部21,22を形成し、油圧シ
リンダ17のボス部に形成した突出部23,24を、上
記凹溝部21,22の長手方向に往復移動ができるよう
に保持し、ド−ザブレ−ド16のフロ−ト状態を形成し
ている。つまり図4に示すように、ピン18を挿着すれ
ば通常のド−ザ作業となり、図5に示すように、ピン1
8を挿着しないとフロ−ト作業となる。
【0009】図6は、本発明請求項3のフロ−ト装置の
一部切欠平面図である。図において、25はド−ザブレ
−ド16の昇降用の油圧シリンダ、26は油圧シリンダ
25のボス部に貫挿したブッシュである。図6に示すよ
うに、本実施例では、油圧シリンダ25のボス部に、そ
のボス幅よりも長寸のブッシュ26を貫挿して突出部を
形成し、その突出部を上記凹溝部21,22に前後方向
に移動できるように保持させ、油圧シリンダ25すなわ
ちド−ザブレ−ド16のフロ−ト状態を構成している。
【0010】また図7に示すように、ブラケット27の
ピン取付け穴の軸心上に油圧シリンダ28を設け、その
ロッド29を介して油圧シリンダ17をブラケット27
に枢着させる方法もある。
【0011】
【発明の効果】本発明のフロ−ト装置は、ド−ザブレ−
ドの昇降用の油圧シリンダのロワフレ−ム側の取付けピ
ンを抜取り、油圧シリンダの一端の拘束を除去すること
によりド−ザブレ−ドのフロ−ト状態をつくりだしてい
る。したがって、フロ−トによる整地作業をするとき、
地面の凹凸によってド−ザブレ−ドが上下するとき、油
圧シリンダの伸縮がないため管路抵抗による影響がない
ので、ド−ザブレ−ドの自重のみによるフロ−ト状態を
得ることができる。これにより、効率良く、仕上がりも
良い整地作業ができる。また電磁切換弁及び油圧配管の
増設、改造などの必要がなくコストダウンができる。ま
た、ド−ザブレ−ド昇降用の油圧シリンダ取付ピンの脱
着に油圧シリンダを用いれば、運転席より容易にピンの
脱着ができ、なお一層便利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明請求項1及び請求項2のフロ−ト装置を
設けたド−ザ−装置の要部側面図である。
【図2】図1のAより見た要部平面図である。
【図3】図2のB−Bより見た側面断面図である。
【図4】図3のCより見た一部切欠断面図である。
【図5】図3のCより見た一部切欠断面図で、フロ−ト
状態を示す。
【図6】本発明請求項3のフロ−ト装置の一部切欠平面
図である。
【図7】本発明他実施例のフロ−ト装置の一部切欠平面
図である。
【図8】ド−ザ装置を装備した油圧ショベルの要部側面
図である。
【図9】従来技術のブルド−ザのブレ−ド制御回路の要
部回路図である。
【符号の説明】
7 3位置切換弁 8,17,25,28 油圧シリンダ 11 電磁切換弁 13,14 油圧管路 15 ロワフレ−ム 16 ド−ザブレ−ド 18 ピン 19,20,27 ブラケット 26 ブッシュ 21,22 凹溝部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下部走行体に固設したブラケットにド−
    ザブレ−ドを上下方向に回動できるように連結し、また
    上記ド−ザブレ−ド及び下部走行体に固設したブラケッ
    トに油圧シリンダの両端ボス部をそれぞれピンを介して
    枢着し、上記ド−ザブレ−ドを昇降させるようにしてい
    る上部旋回式建設・作業機械のド−ザ装置において、上
    記油圧シリンダの両端ボス部のいずれか一方に突出部を
    設け、また上記突出部に対応してブラケット側に凹溝部
    を設け、上記突出部を遊挿、案内させるようにしたこと
    を特徴とするド−ザブレ−ドのフロ−ト装置。
  2. 【請求項2】 上記突出部を、上記油圧シリンダの両端
    ボス部のいずれか一方の左右両側面部に、ピン取付け穴
    と同軸に円形で対称に形成し、また上記凹溝部を、上記
    ボス部取付け用のブラケットの相対する内面部に、上記
    突出部の直径よりも若干大きい幅に形成し、かつ上記ブ
    ラケットに穿設しているピン取付け穴が凹溝部内に位置
    するようにしたことを特徴とする、請求項1記載のド−
    ザブレ−ドのフロ−ト装置。
  3. 【請求項3】 上記油圧シリンダのボス部に、そのボス
    部の幅寸法よりも長寸のブッシュを貫挿して上記ボス部
    の左右両側部に突出部を形成したことを特徴とする、請
    求項2記載のド−ザブレ−ドのフロ−ト装置。
JP7152694A 1994-03-15 1994-03-15 ドーザブレードのフロート装置 Pending JPH07259120A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2213803A3 (de) * 2009-01-29 2013-07-24 Rheinmetall Landsysteme GmbH Kraftfahrzeug mit einer an einem Basisfahrzeug bugseitig angeordneten Stützanlage

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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EP2213803A3 (de) * 2009-01-29 2013-07-24 Rheinmetall Landsysteme GmbH Kraftfahrzeug mit einer an einem Basisfahrzeug bugseitig angeordneten Stützanlage

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