JPH07259065A - ごみ回収装置 - Google Patents

ごみ回収装置

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JPH07259065A
JPH07259065A JP6056396A JP5639694A JPH07259065A JP H07259065 A JPH07259065 A JP H07259065A JP 6056396 A JP6056396 A JP 6056396A JP 5639694 A JP5639694 A JP 5639694A JP H07259065 A JPH07259065 A JP H07259065A
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JP
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rubbish
river
dust
meshing
net body
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JP6056396A
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English (en)
Inventor
Seishirou Miyake
成司郎 三宅
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Hitachi Zosen Corp
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Hitachi Zosen Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 箱体１を河川に係留して網体８をごみ採取姿
勢Ｙとすると、河川の上流から流れて来たごみ４は、網
体８に採取され、ごみ４が適当な量だけ採取されると昇
降回動装置９を駆動し、網体８が支柱２に沿って上昇す
る際は固定手段によって網体は回動不可能に支持されて
ごみ採取姿勢Ｙを保持し、網体８が所定位置まで上昇し
た後は、網体８は開放手段によって回動可能な状態とな
り、昇降回動装置９の駆動によって回動して、ごみを箱
体１へ投入するごみ投入姿勢Ｚとなり、箱体１へごみ４
を投入する。 【効果】 河川の運搬力によってごみを網体に容易に集
めることができ、ごみが海洋に流出する前にこれを河川
において回収するため、海上における広範囲にわたるご
みの回収を不要とし、ごみの回収率を向上することがで
き、海洋汚染の防止を確実に行うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、河川におけるごみ回収
装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】一般に、河川に捨てられたごみは、河口
から海洋に流れ出て海面に浮遊する。そして従来、この
海洋に流れ出て海面に浮遊しているごみは、ごみ回収船
によって回収されている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、河川か
ら海洋に流れ出たごみは、海面の広範囲に広がってしま
う。従って、ごみ回収船によって広範囲に回収しなけれ
ばならなく、また海洋へ流れ出たごみには海底へ沈むも
のもあり、このように海底へ沈んだごみは、ごみ回収船
では回収できないため、海洋へ流れ出たごみ全体の回収
率が悪く、海洋汚染をもたらす要因となっている。
【０００４】そこで本発明は、上記課題を解決し得るご
み回収装置の提供を目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明における課題を解
決するための手段は、河川に係留されるごみ貯留用の箱
体と、該箱体の河川上流側に配置された支柱と、該支柱
に昇降自在に支持されるとともに河川上流から運ばれた
ごみを掬うための網体と、該網体を、ごみを載せたごみ
採取姿勢で所定位置まで上昇させた後に前記箱体側へ回
動させてごみを箱体へ投入するごみ投入姿勢とするため
の昇降回動装置と、前記網体の上昇時にごみ採取姿勢を
保持するために網体を回動不可能に支持する固定手段
と、前記網体が所定位置まで上昇した際にごみ投入姿勢
とするために網体を回動可能に開放するための開放手段
とが設けられたものである。
【０００６】
【作用】上記課題解決手段において、ごみ貯留用の箱体
を河川に係留して網体をごみ採取姿勢とし、河川の上流
から流れて来たごみは、ごみ採取姿勢となっている網体
に堆積し、ごみが適当な量だけ採取されると昇降回動装
置を駆動し、網体が支柱に沿って上昇する際は固定手段
によって網体は回動不可能に支持されてごみ採取姿勢を
保持し、網体が所定位置まで上昇した後は、網体は開放
手段によって回動可能な状態となり、昇降回動装置の駆
動によって回動して、ごみを箱体へ投入するごみ投入姿
勢となり、箱体へごみを投入する。
【０００７】
【実施例】以下、本発明ごみ回収装置の実施例を、図面
に基づいて説明する。本発明の実施例に係るごみ回収装
置は、図１の全体斜視図に示すように、河川の川底Ｂあ
るいは図示しないドルフィンに係留索Ｒを介して係留さ
れる上側開放のごみ貯留箱１と、該ごみ貯留箱１の河川
上流側壁１Ａに取付けられた左右一対の支柱２，２と、
該支柱２，２に摺動自在に嵌合する摺動部材３，３を介
して昇降自在に設けられて河川上流から運ばれたごみ４
をだ捕するための網装置５とが設けられている。
【０００８】この網装置５は、前記摺動部材３，３に両
端部が貫通された軸棒６と、該軸棒６の表面に取付けら
れて途中部分が湾曲した複数本の網取付け杆７と、該各
網取付け杆７の間に配置されたごみ掬い用の網体８とか
ら構成されている。
【０００９】またこの網体８を、該網体８が略水平状態
で水中に没したごみ採取姿勢Ｙから、前記支柱２，２上
を所定の位置まで上昇させた後にごみ貯留箱１側へ回動
させたごみ投入姿勢Ｚとするための昇降回動装置９と、
前記網体８の上昇時に網体８のごみ採取姿勢Ｙを保持す
るために、前記軸棒６を回動不可能に支持する固定手段
と、前記網体８が所定位置まで上昇した際に網体８をご
み投入姿勢Ｚとするために軸棒６を回動可能に開放する
ための開放手段とが設けられている。
【００１０】図２および図３に示すように、前記昇降回
動装置９は、前記ごみ貯留箱１の下部中央に配置された
ウィンチモーター１１と、該ウィンチモーター１１の両
側の出力軸１１ａに外嵌された駆動ドラム１２，１２
と、前記ごみ貯留箱１の側壁１Ａの上面に配置されると
ともに前記各駆動ドラム１２，１２に巻回されたワイヤ
ー１３を中間で巻回する中間ドラム１４，１４と、前記
軸棒６の途中に外嵌固定されるとともに前記ワイヤー１
３の端部を巻回した昇降ドラム１５，１５とから構成さ
れている。
【００１１】また図６〜図８に示すように、前記固定手
段は、前記各摺動部材３，３の前面から軸棒６の端部に
貫通されて軸棒６を回動不可能に支持するピン１６と、
該ピン１６を軸棒６に挿抜自在に案内する案内部材１０
と、該案内部材１０内に配置されて前記ピン１６を軸棒
６に対して挿入方向に付勢するばね１０ｂとから構成さ
れている。
【００１２】前記開放手段は、前記ピン１６の胴部に外
嵌された電磁コイル１６ａと、前記支柱２，２の上部所
定位置に取付けられるとともに前記摺動部材３，３の到
着を検出して前記電磁コイル１６ａに通電を行うための
検出スイッチ１８（図１参照）とから構成されている。
【００１３】また前記支柱２，２はその上部がごみ貯留
箱１の側壁１Ａから上方に突出され、支柱２，２の上部
は、ごみ貯留箱１の内部後方に向けて下傾斜した案内板
１９の端部に嵌合している。
【００１４】また図４および図５に示すように、前記ご
み貯留箱１の河川下流側壁２０は、ごみ貯留箱１のガイ
ド部２１を介して上下動自在に構成され、ごみ貯留箱１
内にごみ４が充分に回収されたときに下動させてごみ貯
留箱１の下流側を開放することにより、図示しないごみ
回収船に移し変えることができる。またごみ貯留箱１の
底壁部は後方へ傾斜しており、ごみ貯留箱１内に貯留さ
れたごみ４を取出し易いようにしている。
【００１５】上記構成において、図１および図２に示す
ように、まず係留索Ｒによってごみ貯留箱１を川底Ｂに
固定する。そして網体８を略水平な状態で水面下に沈め
たごみ採取姿勢Ｙとしておく。すると河川の上流からご
み４が流れて来て、ごみ４は網体８の湾曲した部分に採
取される。
【００１６】そしてごみ４を適当な量だけ採取すると、
網体８をごみ投入姿勢Ｚとするために、ウィンチモータ
ー１１を駆動する。するとワイヤー１３が駆動ドラム１
２，１２に巻取られ、軸棒６はピン１６の挿入によって
回転不可能な状態とされているので、網体８はごみ採取
姿勢Ｙを保持したまま軸棒６が摺動部材３，３を介して
支柱２，２に案内されて上昇する。
【００１７】そして摺動部材３，３が支柱２，２上の所
定位置まで上昇すると、検出スイッチ１８がこれを検出
して作動し、電磁コイル１６ａに通電し、ピン１６がば
ね１７の弾性に抗して軸棒６から抜かれ、軸棒６は回転
可能な状態となる。
【００１８】さらにワイヤー１３を巻取ることにより、
昇降ドラム１５に巻回されているワイヤー１３が引かれ
て昇降ドラム１５が回動し、これに伴って軸棒６が回動
するとともに網体８がごみ貯留箱１側に回動して、図４
に示すようにごみ投入姿勢Ｚとなり、ごみ４は網体８か
ら落下し、さらにごみ４は案内板１９に案内されてごみ
貯留箱１内に投入される。
【００１９】そして網体８を再びごみ採取姿勢Ｙに戻す
場合は、ウィンチモーター１１を逆回転して、ワイヤー
１３を駆動ドラム１２，１２から導出する。すると、ご
み投入姿勢Ｚとなっている網体８がその自重で逆方向
（河川上流側）に回動し、ワイヤー１３が昇降ドラム１
５の回動によってこれに巻取られるとともに、網装置５
全体が下降を開始し、検出スイッチ１８は作動を停止
し、ピン１６が再び軸棒６の端部に係合して軸棒６が回
動不可能となり、網装置５はさらに下降して、網体８が
水中に没してごみ採取姿勢Ｙとなり、網体８がごみ４を
採取可能な状態となる。
【００２０】そして網体８に適当量のごみ４が採取され
ると、再び上記のようにして網体８をごみ投入姿勢Ｚと
して、ごみ４をごみ貯留箱１内に投入する。このような
動作を繰り返すことにより河川上流から流れて来たごみ
４を回収し、ごみ貯留箱１内にごみ４が充分に回収され
ると側壁２０を開放して、ごみ４をごみ回収船などに移
し変え、所定の場所まで搬送して処理する。
【００２１】上記のように本発明の実施例によれば、網
体８を水面下に位置させたごみ採取姿勢Ｙとすることに
より、河川の運搬力でごみ４を網体８に容易に集めるこ
とができ、この網体８は、昇降回動装置９を駆動した際
に、網体８を支柱２，２に沿って上昇する間は固定手段
によってごみ採取姿勢Ｙを保持するので、採取したごみ
４を落とすことな水面から掬うことができ、網体８が所
定高さまで上昇すると開放手段によって軸棒６が回動可
能になって、網体８がごみ貯留箱１側へ回動してごみ投
入姿勢Ｚとなり、ごみ貯留箱１へごみ４を投入すること
ができる。
【００２２】また本発明の実施例によれば、ごみ４が海
洋に流出する前にこれを河川において回収するため、海
上における広範囲にわたるごみ４の回収を不要とし、従
って、ごみ４の回収率を向上することができ、海洋に流
出したごみ４をごみ回収船で回収する場合に比べて、海
洋汚染の防止を確実に行うことができる。
【００２３】また、ごみ貯留箱１は河川に浮かべる浮体
構造としたので、河川の水位変化にかかわらず網体８の
ごみ採取姿勢Ｙにおける設置深さを一定に保持すること
ができ、ごみ４の採取を確実に行うことができ、また浮
体構造により海洋側からの波の遡上を抑制して、ごみ貯
留箱１の河川上流側に静穏水域を形成することができる
ので、ごみ４の激しい動きを抑制して容易にごみ４を回
収することができる。
【００２４】さらにごみ貯留箱１を河川に浮かべる浮体
構造とすることにより、河川の流れに対して影響を与え
ず、従って生態系への悪影響を防止することができる。
【００２５】
【発明の効果】以上の説明から明らかな通り、本発明
は、網体をごみ採取姿勢とすることにより、河川の運搬
力によってごみを網体に容易に集めることができ、この
網体は、昇降回動装置を駆動した際に、網体を支柱に沿
って上昇する間は固定手段によってごみ採取姿勢を保持
するので、採取したごみを落とすことなく掬うことがで
き、網体が所定高さまで上昇すると開放手段によって回
動可能になって箱体側へ回動してごみ投入姿勢となり、
箱体へごみを投入することができる。
【００２６】また本発明によれば、ごみが海洋に流出す
る前にこれを河川において回収するため、海上における
広範囲にわたるごみの回収を不要とし、従って、ごみの
回収率を向上することができ、海洋に流出したごみをご
み回収船で回収する場合に比べて、海洋汚染の防止を確
実に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の一実施例を示すごみ回収装置の全体斜
視図である。
【図２】同じく全体側面図である。
【図３】同じく全体正面図である。
【図４】同じく網体のごみ投入姿勢を示す概略側面図で
ある。
【図５】同じく河川下流側側壁を下動した状態の概略側
面図である。
【図６】同じくピンが軸棒に係合した状態の拡大側面図
である。
【図７】同じくピンが軸棒に係合した状態の拡大正面図
である。
【図８】同じくピンが軸棒に係合した状態の拡大平面図
である。
【符号の説明】
１ ごみ貯留箱 ２ 支柱 ３ 摺動部材 ４ ごみ ５ 網装置 ６ 軸棒 ８ 網体 ９ 昇降回動装置 １１ ウィンチモーター １２ 駆動ドラム １８ 検出スイッチ １９ 案内板 Ｙ ごみ採取姿勢 Ｚ ごみ投入姿勢

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 河川に係留されるごみ貯留用の箱体と、
    該箱体の河川上流側に配置された支柱と、該支柱に昇降
    自在に支持されるとともに河川上流から運ばれたごみを
    掬うための網体と、該網体を、ごみを載せたごみ採取姿
    勢で所定位置まで上昇させた後に前記箱体側へ回動させ
    てごみを箱体へ投入するごみ投入姿勢とするための昇降
    回動装置と、前記網体の上昇時にごみ採取姿勢を保持す
    るために網体を回動不可能に支持する固定手段と、前記
    網体が所定位置まで上昇した際にごみ投入姿勢とするた
    めに網体を回動可能に開放するための開放手段とが設け
    られたことを特徴とするごみ回収装置。
JP6056396A 1994-03-28 1994-03-28 ごみ回収装置 Pending JPH07259065A (ja)

Priority Applications (1)

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JP6056396A JPH07259065A (ja) 1994-03-28 1994-03-28 ごみ回収装置

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JP6056396A JPH07259065A (ja) 1994-03-28 1994-03-28 ごみ回収装置

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JPH07259065A true JPH07259065A (ja) 1995-10-09

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ID=13026057

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