JPH0725868U - プレパック型陳列台 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】収容物品をパックしたコンパクトなパッケージ
形態と、自動的に、迅速に且つ効率的に立体化する陳列
形態とに、適宜組み立て得るようになしたプレパック式
の陳列台である。 【構成】物品１２を収容するためのトレー１４と、折り
畳んだ状態から直立した状態に自動的に立ち上げうる台
３０とを一体的に含むプレパック式の陳列台であって、
陳列台における台を折り畳んだ状態において、物品の収
容されたトレーによって台の折り畳み状態を保持し、直
立した状態において台によりトレーを陳列形態に支持す
るものであり、トレーと台とは蝶番３２によって枢支連
結されており、折り畳んだ状態からトレーの上昇形態で
の立ち上がった状態まで台を自動的に直立させるべく台
に付勢手段７４を設けてなるプレパック型陳列台。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、所謂プレパック構造体に係るもので、これを陳列台に適用してなる プレパック型陳列台に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

トレーに予め陳列すべき品物をつめるプレパック型陳列台は公知である。代表 的なプレパック型陳列台は、品物を収容してあるプレパックトレーとは別に台を 準備しておき、当該台を小売店でその場で組み立て、次いで、パッケージトレー に入れた品物を陳列するために当該プレパックトレーを、組み立てた台の上に置 いて、品物の陳列に供するプレパック型陳列台としている。

【０００３】 一般に、所期の目的には満足ではあるが、経験によれば公知のプレパック型陳 列台は、多くの欠点がある。まず、第一に、店員にとって台を組み立てるのは大 変時間のかかる仕事で、台を組み立てる正しい方法を予め訓練されていない場合 は、特にその作業性の点において問題を有していた。第二に、台とトレーは別々 なので、置き場所をまちがえたり、なくしたりしがちである。それらは、また小 売店で別々に棚卸しされ、出荷され、一緒に対にされる。さらに、トレーが台か ら落ちて、品物が脱落してしまうという問題を有している。

【０００４】 プレパック式でない陳列台を自動的に組み立てることも公知である。例えば米 国特許第４４９３４２４号および第４５７０８０５号および再登録出願第９２７ ５４９号を参照されたい。

【０００５】

【考案が解決しようとする課題】

本考案の一般的目的は、プレパック式の公知の陳列台の欠点を克服することに ある。 本考案の別の目的は、訓練されていない人によっても、自動的に、迅速にかつ 効率的に組み立て得るプレパック型陳列台を提供することにある。 本考案のもう一つの目的は、被陳列物品を収容するトレーと、これを支持する 陳列のための台とを、別々に棚卸ししたり、出荷したり、あるいは、それを対に 組み合わせる等の手間を省くようにすることにある。 本考案のさらに別の目的は、トレーおよび／または台の置きまちがえおよび／ または紛失を防ぐことにある。 本考案のさらにもう一つの目的は、プレパック型陳列台を組み立てるのに要す る時間と熟練を減らすことにある。

【０００６】

【課題を解決するための手段】

本考案は、上記する目的を達成するにあたって、具体的には、被陳列物品を収 容するためのプレパック型トレーと、折り畳んだ状態から直立した状態に立ち上 げうる台とを含むプレパック型陳列台であり、直立した状態の台によってトレー を陳列形態に支持するようになしたディスプレースタンドである。本考案になる プレパック型陳列台において、被陳列物品収容トレーは、嵩の低い貯蔵形態にお いて、台の全体の上に載って、折り畳まれた状態の台の全体を支持するものであ り、台は、折り畳まれた状態で互いに実質上平らに横たわる前面および後面の平 板パネルを有し、被陳列物品収容トレーは、折り畳まれた状態で台の両平板パネ ルに対し並列に実質上平らに横たわる平らな底面パネルを有ている。被陳列物品 収容トレーは、該トレーに固定された一つの蝶番構成体および台に固定されたも う一つの蝶番構成体を有する蝶番によって前記台に枢支連結されている。蝶番は 、トレーが、貯蔵形態から台の全体の上に自由に立ち上がった上昇形態に枢支連 結されている。台には、その上部にその折り畳んだ状態からトレーの上昇形態で の立ち上がった状態まで台を自動的に直立させる付勢手段が設けてある。

【０００７】 したがって、本考案になるプレパック型陳列台は以下に記述する手順にしたが って組み立てられる。 台は、プレパック物品が収容されているトレーによって折り畳み状態に維持さ れているものであり、この状態からプレパックのトレーを台から上に持ち上げら れている間に、台は自動的に組み立てられる。台が自身で直立したあと、トレー は台の上におろされ、それで、直立した台はトレーを支持する。

【０００８】 こうして、本考案のプレパック型陳列台は、自動的に迅速かつ効率的に組み立 てられる。台を組み立てるに要する時間と熟練度が省力化される。前述するよう に、本考案のトレーと台は、好ましくは蝶番パネルで連結されているので、トレ ーと台とを別々に棚卸ししたり、出荷したり、あるいはまた、対にセットするよ うなことはもう必要ではない。

【０００９】 好ましい構造によれば、台は折り畳んだ状態で互いに対して実質上平らに横た わり、台を直立の状態に組み立てている間に互いに平行の状態で離れ得る前面お よび背面パネルを有する。台は、また、台の反対側において前面および背面パネ ルの間にのびる側面パネルを有する。各々の側面パネルは、折り畳んだ状態で互 いに対して実質上平らに横たわり、台を組み立てている間に共面状態に外側に折 り畳まれる一対の側面パネル部分を有する。台の上には一対の支持パネルが設け られており、この支持パネルは、台の組み立ての間に、互いに対して共通の平面 内へ動くことができる。好ましくは、完全一周の弾性バンドは支持パネル中に形 成されたそれぞれのスロット中に受け入れられた反対側の弓形の端を有する。折 り畳んだ状態では、バンドは高張力状態に引き伸ばされる。

【００１０】 当該スタンドが直立の状態である場合には、弾性バンドは低張力状態にもどさ れる。前述のパネルはすべて、折り畳んだ状態では平坦で互いに並立している。 トレーは折り畳んだ状態において、平らになったパネルに対して実質上平らに横 たわる平らな底面パネルを設けているのが有利である。

【００１１】 支持パネルは第一の上方支持表面を有するものからなっている。前面、背面お よび側面パネルは第二の上方支持表面を有し、それは、第一の上方支持表面と一 緒に、その上に平らなトレーの底面パネルが載る支持平面内に実質上横たわって いる。トレーは、前縁パネル、後縁および側縁パネルを有し、それらは各々一般 にその底面パネルに対して直角にのびる。台の側面パネルは、トレーの前縁およ び底面パネルが少なくとも部分的に、その中に載るノッチを有する。前面パネル の上にそれからのびる固定フラップを設けてもよい。固定フラップは前縁パネル を引っ掛けて、トレーが台から落ちるのを防ぐ助けとなる。

【００１２】 トレーは、蝶番フラップまたはパネルを含む連結手段によって台に連結されて いる。蝶番フラップは台に固定された一方の蝶番構成体およびトレーの底面パネ ルに固定された反対側の蝶番構成体を有する。これらの蝶番構成体は上記のトレ ーの位置の間で、蝶番軸のまわりに互いに対して回転し得る。

【００１３】 本考案の特徴と考えられる新規性は、特に、実用新案登録請求の範囲に述べら れている。しかし、本考案それ自体は、その構成およびその操作方法に関して、 追加の目的および長所とともに、添付図面と関連して読まれるとき下記の個々の 実施態様の説明から、最もよく理解されよう。

【００１４】

【実施例の説明】

以下、この考案になるプレパック型陳列台について、図面に示す具体的な実施 例にもとづいて詳細に説明する。図面を参照して、参照符号１０は、図１におい ては完全に折り畳んだ状態の、図４においては完全に直立した状態のプレパック 型陳列台を示す。図４の状態はその意図された使用位置にある陳列台を示し、こ こに簡単のために球で示した品物１２が陳列されている。図２と図３には陳列台 を組み立てる途中の二つの中間状態にある陳列台１０が示されている。

【００１５】 陳列台１０は、平らな底面パネル１６、前縁パネル１８、後縁パネル２０およ び二つの側縁パネル２２、２４をもつトレー１４を含む。各縁パネル１８、２０ 、２２、２４は、それぞれ底面パネル１６に直角にのび、一緒に底面パネル１６ の全周囲をかこむ直角の縁を形成する。品物１２は、底面パネル１６の上に置か れ、各縁パネルによってトレー中に閉じ込められる。例えば、二つの仕切りパネ ル２６、２８は、品物を分類し、整頓する目的において前記トレー１４の内部を 分割する。

【００１６】 陳列台１０には、また折り畳んだ状態から直立の状態に組み立て得る台３０も 含まれる。トレー１４は、例えば接着か止め金でトレーの底面パネル１６に固定 された一つの蝶番構成体３４および台３０をもつ蝶番パネルまたはフラップによ って台３０に回転できるように連結されている。蝶番構成体３４、３６は、蝶番 ３２の折り曲げ線に沿ってのびる蝶番軸Ａ−Ａのまわりに円周方向に角運動でき る。下記にさらに詳しく述べるように、トレー１４は、上の方へ回転でき、台の 上に手動で持ち上げられ（図２参照）、また、下方へ回転できて台の上に降ろす ことができる（図３参照）。

【００１７】 図３に最もよく示されるように、台３０には、折り畳んだ状態（図１）で互い に対して実質上平らに横たわり、直立の状態（図３）に台を組み立てている間に 、互いに平行状態で離れて行く前面パネル３８および後面パネル４０を含む。台 ３０は、また、台の反対側で前面および後面パネルの間にのびる側面パネルを含 む。各々の側面パネルは一対の側面パネル部分４２、４４および４６、４８を含 むものからなっている。各々の側面パネル部分は折り畳んだ状態では互いに対し て実質上平らに横たわり、台の組み立ての間に、共面状態に互いに相手から外側 に折り畳まれる。直立した状態では、共面の側面パネル部分４２、４４は、概し て、共面の側面パネル部分４６、４８に平行にのびる。

【００１８】 前面パネル３８は、折り曲げ線５０、５２に沿って、側面パネル部分４２、４ ６に蝶番結合される。後面パネル４０は、折り曲げ線５４、５６に沿って、側面 パネル部分４４、４８に蝶番結合される。側面パネル部分４２、４４は、垂直の 折り曲げ線５０の所でつながり、ここで折り畳み得るようになっている。側面パ ネル部分４６、４８は、垂直の折り曲げ線６６の所でつながって、ここで折り畳 み得る。図５に最もよく示されているように、折り曲げ線５８、６０は、同一平 面Ｂ−Ｂ上にある。前面および後面パネルは、側面パネルを互いの上に一緒に折 り畳んだり、または側面パネルをそれぞれの共面状態に開けることによって、そ の共通平面Ｂ−Ｂの方へ動いたり、それから離れたりすることができる。

【００１９】 それぞれ一対の支持パネル部分６２、６４および６６、６８からなる一対の支 持パネルは、それぞれ側面パネル部分４２、４４および４６、４８に蝶番結合さ れる（図５参照）。支持パネル部分６２、６４は、支持パネル部分６６、６８と 共面であり、同一平面Ｂ−Ｂ内に横たわる。支持パネル部分６２、６４は、折り 畳んだ状態では、支持パネル部分６６、６８からさらに離れて位置し、直立の状 態では支持パネル部分６６、６８に近い方へ動くようになっている。

【００２０】 スロット７０は、支持パネル部分６２、６４の上方の縁部分に開口するように 形成されている。スロット７２は、支持パネル部分６６、６８の上方の縁部分に 開口するように形成されている。完全一周の弾性バンド７４、好ましくはゴムバ ンドは、スロット７０、７２中に摩擦によって受け入れられ、保持される反対側 の弓状の端を有する。弾性バンド７４は、支持パネル部分対６２、６４および６ ６、６８が離れている折り畳んだ状態での高張力の引っ張られた状態と、支持パ ネル部分対が近くに位置する直立状態での低張力状態との間に伸び縮みできる。 引っ張られた弾性バンド７４に貯えられたエネルギーは、常に支持パネル部分対 をくっつけようとする。

【００２１】 それ故、外部の保持力によって拘束されない限り、弾性バンド７４は支持パネ ル部分対をくっつけて、側面パネルが互いに平行状態にあるそれぞれの共面状態 に側面パネル部分対を広げるように働き、弾発的付勢手段として働く。この弾発 的付勢手段は、図３および図４に示す台の直立の状態が得られるまで、前面パネ ルと背面パネルを互いに離れるように動かす。外部の保持力が、図示していない 留め金やこれに類似する保持手段によって与えられるようになっている。別の方 法として台３０に、台を上部と下部に分ける横の折り曲げ線または折り目７６を 設けることもできる。折り目７６の上の上方の平らにした台を、折り目７６の下 の下方の平らにした台の部分と平らな噛み合いの上および中へ折り込むことによ り、つぎに、好ましくはその中に品物をプレパックしたトレー１４をスタンドの 並立した上部と下部に載せることによって、図１の矢印Ｃで示される方向に働く 。トレーの重量およびそれにつめた品物の重量は、台３０が自動的にぱっと開い て、弾発的付勢手段の影響下に自分で直立するような心配なしに図１に示すコン パクトな保持位置に台を保持するに充分である。

【００２２】 下の方に平らに折り畳まれた台をもつプレパック型のトレーは、図１に示した 形で、陳列場所に出荷される。陳列場所で陳列台を組み立てたいときは、単にト レー１４を、折り畳まれた台３０の上に手で持ち上げるだけでよい。台を折り畳 んだ状態に保つように働く下向きの力を除くことによって、台３０は、図２の矢 印Ｄの方向に働く弾性バンド７４の付勢作用のもとに、パネルを開き、展開する ことによって勝手に自分で直立する。台３０が完全に直立すると、トレー１４は 図３の矢印Ｅの方向に直立した台の上へ降ろされる。トレーは自動的に台の上の 真中に来る。トレーは主として蝶番パネル３２のおかげで台の上に中心をはずれ て、すなわち横にずれて載ることはできない。

【００２３】 台パネルの各々は、その上にトレーを支持する上縁または支持表面を有する。 すなわち、前面パネル３８、４０は上方の支持表面３８ａ、４０ａを有する。側 面パネル部分４２、４４、４６、４８は、それぞれ、上方の支持表面４２ａ、４ ４ａ、４６ａ、４８ａを有する。上述の支持表面のすべては、四面の支持の境界 を形づくり、その上にトレーは前後左右の方向に傾くことなく、下から確実に支 持され得る。さらに、支持パネルは、トレーの底面パネル１６とうまく接触して その中央部を横切ってそれの支持を助ける上方の支持表面３０、３２を有するよ うに形成されている。

【００２４】 支持を増強するために、前縁パネル１８をその横の端の領域で引っ掛け、かつ 、少くとも部分的に底面パネル１６を引っ掛けるために上方の支持表面４２ａ、 ４６ａに８４、８６のところにノッチをつけてもよい。さらに、トレーの背面は 蝶番パネル３２によって、位置を保たれ、それによって台から下へすべり落ちた りするのを防ぐだけでなく、トレーの前面は、前面パネル３８の上方の支持表面 ３８ａと一体であり、それの上にのびる固定フラップ８８によって位置に保たれ る。固定フラップ８８は前縁パネル１８を引っ掛け、図４に示された位置にトレ ーを有効に固定する。台の上方の支持表面は水平面に対して傾けて、トレー自体 が傾いた形で支持されるようにするのが有利である。トレーの傾斜角度は、陳列 する品物が一番よく目につくような角度を選ぶのがよい。

【００２５】 スタンドを折り畳むには、台の上にトレーを持ち上げ、弾性バンドを引っ張っ て台を平面Ｂ−Ｂに沿って折り畳み、台を折り目７６のところで折り、トレーを 折り畳んだ台の上にもどすだけでよい。折り畳んだスタンドは、望みにより、便 利に廃棄したり、再パックできる。 トレー自体ならびにディスプレー・スタンドはボール紙または段ボール紙で構 成してもよい。 上述の構成要素のそれぞれまたは二つ以上が一緒になって、上述のタイプと異 なった他のタイプの構成において有用な用途を見出すこともできると理解されよ う。

【００２６】 本考案はプレパック・ディスプレー・スタンドを例として説明記述されたが、 本考案の精神から離れることなく種々の改変および構造的変更ができるので、示 された詳細に限定されることを意図したものではない。 それ以上の解析なしに前述の事項は、充分に本考案の要旨を示しているので、 他の人々は、現在の知識を応用して、本考案の一般的および特定の観点の主要の 特性を、先行技術の観点から、公平に構成するという特徴を省略することなしに 、それを種々の用途に適用でき、それ故、このような適用は、下記の実用新案登 録請求の範囲の等価物の意味および範囲以内に包括されるべきであり、そのよう に意図されるべきものである。

【図面の簡単な説明】

【図１】 本考案による、コンパクトな保管位置のトレ
ーを持った折り畳んだ状態のプレパック型陳列台の概略
的な斜視図である。

【図２】 図１に示す陳列台にあって、組み立ての間、
トレーを持ち上げている状態を示す概略的な斜視図であ
る。

【図３】 図１に示す陳列台にあって、台が完全に直立
した状態であり、トレーを持った状態を示す概略的な斜
視図である。

【図４】 図１に示す陳列台にあって、台が完全に直立
した状態にあり、トレーを降ろした状態を示す概略的な
斜視図である。

【図５】 図３における５−５線で断面にして示す概略
的な断面図である。

【符号の説明】

１０ プレパック型陳列台 １２ 被陳列物品 １４ プレパック型トレー １６ 底面パネル １８ 前縁パネル ２０ 後縁パネル ２２、２４ 側縁パネル ２６、２８ 仕切りパネル ３０ 台 ３４、３６ 蝶番構成体 ３８ 前面パネル ４０ 後面パネル ４２、４４、４６、４８ 側面パネル ６２、６４、６６、６８ 支持パネル ７０、７２ スロット ７４ 弾性バンド ８０、８２ 支持表面 ８８ 固定フラップ

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (71)出願人 594176730 マイケル スミス Ｍｉｃｈａｅｌ Ｓｍｉｔｈ アメリカ合衆国、ニューヨーク州 10462、 ブロンクス、ホワイト プレインズ ロー ド 2020 アロー アート フィニシャー ズ カンパニイ内 (72)考案者 ジェラルド エイ、スミス アメリカ合衆国、ニューヨーク州 10462、 ブロンクス、ホワイト プレインズ ロー ド 2020 アロー アート フィニシャー ズ カンパニイ内

Claims (7)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 被陳列物品１２を収容するためのトレー
   １４と、折り畳んだ状態から直立した状態に自動的に立
   ち上げうる台３０とを含み、その直立した状態において
   前記台３０により前記トレー１４を陳列形態（図４）に
   支持するディスプレースタンドであって、 (a) 前記トレー１４は、コンパクトに貯蔵可能な貯蔵
   形態（図１）において、前記台３０の全体の上に載っ
   て、前記台３０の全体を折り畳まれた状態に保持するも
   のからなっており、 (b) 前記台３０は、折り畳まれた状態で互いに実質上
   平らに横たわる前面および後面の平板パネル３８、４０
   を有し、 (c) 前記トレー１４は、折り畳まれた状態で前記台３
   ０の両平板パネル３８、４０に対し並列に実質上平らに
   横たわる平らな底面パネル１６を有し、 (d) 前記トレー１４は、トレー１４に固定された一つ
   の蝶番構成体３４および前記台３０に固定されたもう一
   つの蝶番構成体３６を有する蝶番３２によって前記台３
   ０に枢支連結され、 (e) 前記蝶番３２は、トレー１４が、前記貯蔵形態か
   ら前記台の全体の上に自由に立ち上がった上昇形態（図
   ２）に枢支連結されていて、 (f) その折り畳んだ状態からトレー１４の上昇形態で
   の立ち上がった状態まで前記台３０を自動的に直立させ
   るべく台３０に設けた付勢手段７４を有することを特徴
   とするプレパック型陳列台。
2. 【請求項２】 台３０は、スタンド１０の向かい合う側
   部において、前記前面の平板パネル３８および後面の平
   板パネル４０の間にのびる側面パネルを有し、その各側
   面パネルは、折り畳まれた状態で互いに実質上平らに横
   たわり、同一平面の状態に折り畳まれた対の側面パネル
   部分４２、４４；４６、４８を有することを特徴とする
   請求項１に記載のプレパック型陳列台。
3. 【請求項３】 直立させる手段が、前記台３０を直立状
   態まで直立させる間に相互に同一平面で動き得る一対の
   支持パネル６２、６４；６６、６８および相互にその支
   持パネル６２、６４；６６、６８を常に相互に付勢させ
   る手段７４を有することを特徴とする請求項２に記載の
   プレパック型陳列台。
4. 【請求項４】 前記支持パネル６２、６４；６６、６８
   が、スロット７０、７２を有し、前記付勢手段７４がス
   ロット７０、７２に受け入れられる相対するアーチ形の
   端を有する完全円周の弾性バンドを含み、前記弾性バン
   ドは折り畳んだ状態では強く引っ張られた状態に伸長し
   ていて、直立状態では弱い引っ張りの状態に戻ることを
   特徴とする請求項３に記載のプレパック型陳列台。
5. 【請求項５】 前記支持パネル６２、６４；６６、６８
   が、第一の上部支持面８０、８２を有し、前面パネル３
   ８、後面パネル４０および側面パネル４２、４４；４
   ６、４８が、第二の上部支持面３８ａ、４０ａ、４２
   ａ、４４ａ、４６ａ、４８ａを有し、それらは前記トレ
   ー１４の平らな底面パネル１６が支持されて載る支持平
   面に、第一の上部支持面８０、８２とともに実質上横た
   わることを特徴とする請求項４に記載のプレパック型陳
   列台。
6. 【請求項６】 前記トレー１４が、前記トレー底面パネ
   ル１６に対し一般に直角にのびる前縁パネル１８を有
   し、前記側面パネルが、トレー１４の前面仕切り１８お
   よび底面パネル１６を少なくとも部分的に支持して受け
   る切れ込み８４、８６を有することを特徴とする請求項
   ５に記載のプレパック型陳列台。
7. 【請求項７】 前記台３０が、前記前面パネル３８の上
   にのび前縁パネル１８と掛かり合う固定フラップ８８を
   含むことを特徴とする請求項６に記載のプレパック型陳
   列台。