JPH07257560A - ヒンジリッドボックス - Google Patents
ヒンジリッドボックスInfo
- Publication number
- JPH07257560A JPH07257560A JP6070223A JP7022394A JPH07257560A JP H07257560 A JPH07257560 A JP H07257560A JP 6070223 A JP6070223 A JP 6070223A JP 7022394 A JP7022394 A JP 7022394A JP H07257560 A JPH07257560 A JP H07257560A
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- JP
- Japan
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- lid
- main body
- closed
- box
- hinge
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Abstract
(57)【要約】
【構成】 たばこを収納する本体2と、該本体2の後壁
23上端に結合し、本体2と開閉自在に組み合い、後ろ
に倒すとたばこの上端が露出する構造となっている蓋3
とで構成され、本体2と蓋3との接触部分に再剥離部4
が形成されている。 【効果】 ヒンジリッドボックスの蓋を閉めたときに、
本体と蓋との間に隙間が生じ、容易に蓋が開いてしまう
のを防止し、特にラウンドコーナーボックスにも容易に
対応可能である。
23上端に結合し、本体2と開閉自在に組み合い、後ろ
に倒すとたばこの上端が露出する構造となっている蓋3
とで構成され、本体2と蓋3との接触部分に再剥離部4
が形成されている。 【効果】 ヒンジリッドボックスの蓋を閉めたときに、
本体と蓋との間に隙間が生じ、容易に蓋が開いてしまう
のを防止し、特にラウンドコーナーボックスにも容易に
対応可能である。
Description
【0001】
【0002】本発明はヒンジリッドボックスに関する。
【0003】更に詳細には、本発明はたばこ等を収納す
る本体と、本体と結合した開閉自在の蓋と再剥離部から
なるヒンジリッドボックスに関する。
る本体と、本体と結合した開閉自在の蓋と再剥離部から
なるヒンジリッドボックスに関する。
【0004】
【0005】箱状のヒンジリッドボックスは、たばこ・
チョコレートなどの包装に広く使用されており極めて周
知である。
チョコレートなどの包装に広く使用されており極めて周
知である。
【0006】その構造は内容物を収納する本体と、該本
体の後壁上端に結合し、本体と開閉自在に組み合い、後
ろに傾けるとたばこの上端が露出する構造となっている
蓋とで形成されている。
体の後壁上端に結合し、本体と開閉自在に組み合い、後
ろに傾けるとたばこの上端が露出する構造となっている
蓋とで形成されている。
【0007】本体は、前壁、2つの側壁、後壁、底板で
囲まれた上端開放の箱型をなす外枠と、該外枠の上端側
に突出した、蓋を閉じた際に蓋の内面側に接触する内枠
とから構成されている。
囲まれた上端開放の箱型をなす外枠と、該外枠の上端側
に突出した、蓋を閉じた際に蓋の内面側に接触する内枠
とから構成されている。
【0008】前壁に比べ後壁はやや大きく側壁は上端が
斜めに切り取られている。
斜めに切り取られている。
【0009】蓋は側壁に合わせた台形を一片とする直方
体から成り立っており、該本体の後壁の上端と結合して
おり、開閉自在の構造となっている。
体から成り立っており、該本体の後壁の上端と結合して
おり、開閉自在の構造となっている。
【0010】このようなヒンジリッドボックスは、標準
的には直角の垂直縁で形成されているが、垂直縁は丸く
アールが施されているものもあるし、箱自体が五角形・
八角形をしているものもある。
的には直角の垂直縁で形成されているが、垂直縁は丸く
アールが施されているものもあるし、箱自体が五角形・
八角形をしているものもある。
【0011】以上のようにヒンジリッドボックスの蓋は
開閉自在であるが、蓋が途中で開くと内容物がこぼれた
り、例えば内容物がシガレットの場合、ヒンジリッドボ
ックス内にシガレット先端から脱落した刻みがポケット
の中にこぼれたりするので、一度閉じた蓋は手で開けな
い限り開かないようにする工夫が必要である。
開閉自在であるが、蓋が途中で開くと内容物がこぼれた
り、例えば内容物がシガレットの場合、ヒンジリッドボ
ックス内にシガレット先端から脱落した刻みがポケット
の中にこぼれたりするので、一度閉じた蓋は手で開けな
い限り開かないようにする工夫が必要である。
【0012】前述の内枠の1つの重要な機能は、蓋の開
け閉めの際、蓋との干渉を生じることである。
け閉めの際、蓋との干渉を生じることである。
【0013】この干渉は蓋の閉まりをしっかりとしたき
ちんとしたものとする一助となり、蓋がたまたま開く危
険性を少なくする。
ちんとしたものとする一助となり、蓋がたまたま開く危
険性を少なくする。
【0014】内枠のこの機能を更に高めるために、例え
ば特公平4−62937号公報においては、内枠の横方
向前部に蓋を固定するU字状あるいは台形状の内枠の外
側より僅かに突出した舌片を有し、該舌片が蓋を閉めた
とき、蓋内面と係合し、蓋を固定するものが示されてい
る。
ば特公平4−62937号公報においては、内枠の横方
向前部に蓋を固定するU字状あるいは台形状の内枠の外
側より僅かに突出した舌片を有し、該舌片が蓋を閉めた
とき、蓋内面と係合し、蓋を固定するものが示されてい
る。
【0015】また、特開平5−262349号公報にお
いては、蓋の完全な閉まりを助けるために内枠の各壁に
形成された保持タブを有する本体の外枠、内枠、蓋の各
垂直壁で形成される垂直な角にアールが施されているヒ
ンジリッドボックスが示されている。
いては、蓋の完全な閉まりを助けるために内枠の各壁に
形成された保持タブを有する本体の外枠、内枠、蓋の各
垂直壁で形成される垂直な角にアールが施されているヒ
ンジリッドボックスが示されている。
【0016】いずれも、内枠に舌片または保持タブ等の
突起部を設けることにより、蓋を閉めたときの蓋と内枠
の抵抗力を増し、蓋を固定しようとするものであった。
突起部を設けることにより、蓋を閉めたときの蓋と内枠
の抵抗力を増し、蓋を固定しようとするものであった。
【0017】
【0018】しかし、前記に示す従来の技術は、内枠に
形成された舌片または保持タブは、内枠の一部をスタン
ピングによりカットした切り込み部を蓋内側方向に折り
曲げ、内枠の外側より僅かに突出させたものであり、蓋
の開閉を繰り返すたびに突出部分が変形または摩耗し、
蓋を閉めたときの蓋と内枠の抵抗力が減少し次第に蓋閉
まりが悪くなる傾向にあった。
形成された舌片または保持タブは、内枠の一部をスタン
ピングによりカットした切り込み部を蓋内側方向に折り
曲げ、内枠の外側より僅かに突出させたものであり、蓋
の開閉を繰り返すたびに突出部分が変形または摩耗し、
蓋を閉めたときの蓋と内枠の抵抗力が減少し次第に蓋閉
まりが悪くなる傾向にあった。
【0019】また、コスト低減を図るためにヒンジリッ
ドボックスの紙材の薄層化を行う場合、形成される舌片
または保持タブは、従来品より薄いために強度が劣るの
で、蓋閉まりが悪化する傾向にあった。
ドボックスの紙材の薄層化を行う場合、形成される舌片
または保持タブは、従来品より薄いために強度が劣るの
で、蓋閉まりが悪化する傾向にあった。
【0020】更に内枠を小形化し、紙材を節約しようと
する場合、舌片または保持タブが小さく強度が劣る、あ
るいは舌片または保持タブ自体を設けることが困難とな
る。
する場合、舌片または保持タブが小さく強度が劣る、あ
るいは舌片または保持タブ自体を設けることが困難とな
る。
【0021】特に角を丸めたラウンドコーナーボックス
の場合、もともと蓋の閉まりが悪い上に、舌片または保
持タブ自体を設けるのが難しいという問題があった。
の場合、もともと蓋の閉まりが悪い上に、舌片または保
持タブ自体を設けるのが難しいという問題があった。
【0022】従って、本発明の目的は上記の問題点に鑑
み、ヒンジリッドボックスの蓋を閉めたときに、本体と
蓋との間に隙間が生じ、容易に蓋が開いてしまうのを防
止し、特にラウンドコーナーボックスにも容易に対応可
能なヒンジリッドボックスを提供することにある。
み、ヒンジリッドボックスの蓋を閉めたときに、本体と
蓋との間に隙間が生じ、容易に蓋が開いてしまうのを防
止し、特にラウンドコーナーボックスにも容易に対応可
能なヒンジリッドボックスを提供することにある。
【0023】
【0024】本発明の課題を解決するための手段は、下
記のとおりである。
記のとおりである。
【0025】第1に、内容物を収納可能な上端開放の本
体と、該本体の後壁上端に結合し、本体と開閉自在に組
み合う蓋とを有し、本体と蓋との接触部分に再剥離部を
形成した、ヒンジリッドボックス。
体と、該本体の後壁上端に結合し、本体と開閉自在に組
み合う蓋とを有し、本体と蓋との接触部分に再剥離部を
形成した、ヒンジリッドボックス。
【0026】第2に、再剥離部を本体側に形成した上記
第1に記載のヒンジリッドボックス。
第1に記載のヒンジリッドボックス。
【0027】第3に、再剥離部を蓋側に形成した上記第
1に記載のヒンジリッドボックス。
1に記載のヒンジリッドボックス。
【0028】第4に、再剥離部が着離性を有する粘着剤
を塗布することにより形成した上記第1に記載のヒンジ
リッドボックス。
を塗布することにより形成した上記第1に記載のヒンジ
リッドボックス。
【0029】第5に、再剥離部が再剥離紙を貼布するこ
とにより形成した上記第1に記載のヒンジリッドボック
ス。
とにより形成した上記第1に記載のヒンジリッドボック
ス。
【0030】第6に、本体が、外枠と、該外枠の上端側
に突出した、蓋を閉じた際に蓋の内面側に接触する内枠
とからなり、内枠の外側面の少なくとも一部に再剥離部
を形成した上記第1に記載のヒンジリッドボックス。
に突出した、蓋を閉じた際に蓋の内面側に接触する内枠
とからなり、内枠の外側面の少なくとも一部に再剥離部
を形成した上記第1に記載のヒンジリッドボックス。
【0031】第7に、本体が、外枠と、該外枠の上端側
に突出した、蓋を閉じた際に蓋の内面側に接触する内枠
とからなり、蓋の内枠と内接する面の少なくとも一部に
再剥離部を形成した上記第1に記載のヒンジリッドボッ
クス。
に突出した、蓋を閉じた際に蓋の内面側に接触する内枠
とからなり、蓋の内枠と内接する面の少なくとも一部に
再剥離部を形成した上記第1に記載のヒンジリッドボッ
クス。
【0032】ここで、本体は、内容物を収納可能な外枠
と、該外枠の上端側に突出した内枠とからなる。
と、該外枠の上端側に突出した内枠とからなる。
【0033】再剥離部は、蓋側に形成することもできる
し、本体側に形成することもできるし、蓋と本体の双方
に形成しても良い。
し、本体側に形成することもできるし、蓋と本体の双方
に形成しても良い。
【0034】再剥離部を本体側に形成する場合、本体の
外枠に形成することもできるし、本体の内枠に形成する
こともできる。
外枠に形成することもできるし、本体の内枠に形成する
こともできる。
【0035】再剥離部は、左右対称に2カ所設けても良
いが、1カ所または3カ所以上でも良いし、全面あるい
は任意の箇所に設けても良く、特に限定はない。
いが、1カ所または3カ所以上でも良いし、全面あるい
は任意の箇所に設けても良く、特に限定はない。
【0036】再剥離部は、着離性を有する粘着剤を塗布
することにより形成しても良いし、再剥離紙を貼布する
ことにより形成しても良い。
することにより形成しても良いし、再剥離紙を貼布する
ことにより形成しても良い。
【0037】着離性を有する粘着剤の例として、アクリ
ル系樹脂、ゴム系樹脂、ウレタン系樹脂またはポリ酢酸
ビニル系樹脂などがあげられる。
ル系樹脂、ゴム系樹脂、ウレタン系樹脂またはポリ酢酸
ビニル系樹脂などがあげられる。
【0038】貼り合わせる再剥離紙の例としては、ポス
トイット(登録商標)などがあげられる。
トイット(登録商標)などがあげられる。
【0039】また、粘着剤の反対側の蓋または本体は、
シリコン等の剥離剤で処理して粘着部の再剥離性を高め
ても良い。
シリコン等の剥離剤で処理して粘着部の再剥離性を高め
ても良い。
【0040】着離性を有する再剥離部の粘着剤は通常、
本体に収納されたたばこ等を取り出すために手で蓋を開
ける程度の力で蓋を離脱するが、ヒンジリッドボックス
をポケットあるいはバッグ等に入れ、持ち運ぶときに受
ける僅かな衝撃では蓋を離脱することはない程度の粘着
力を有している。
本体に収納されたたばこ等を取り出すために手で蓋を開
ける程度の力で蓋を離脱するが、ヒンジリッドボックス
をポケットあるいはバッグ等に入れ、持ち運ぶときに受
ける僅かな衝撃では蓋を離脱することはない程度の粘着
力を有している。
【0041】粘着力が強すぎると蓋が開かなくなり不便
であり、特に製造されてから初回に開けるまでに再剥離
部は数日間粘着され続けることとなるので、蓋が開かな
くなると実用に適さなくなる。
であり、特に製造されてから初回に開けるまでに再剥離
部は数日間粘着され続けることとなるので、蓋が開かな
くなると実用に適さなくなる。
【0042】また、粘着力が強すぎると反対側の紙が破
け、美観を損なう原因となる。
け、美観を損なう原因となる。
【0043】一方、粘着力が弱すぎると蓋を閉めた時に
本体と蓋の間に隙間が生じので、蓋の閉まり具合が悪く
なり、蓋が途中で開いてしまい本発明の目的を達成する
ことができなくなる。
本体と蓋の間に隙間が生じので、蓋の閉まり具合が悪く
なり、蓋が途中で開いてしまい本発明の目的を達成する
ことができなくなる。
【0044】再剥離部は、たばこの製造工場の包装機で
ヒンジリッドボックスが成形される工程の前後で粘着剤
を塗布することで形成しても良いし、あるいはそれ以前
の製紙・印刷の工程において粘着剤を塗布することで形
成しても良い。
ヒンジリッドボックスが成形される工程の前後で粘着剤
を塗布することで形成しても良いし、あるいはそれ以前
の製紙・印刷の工程において粘着剤を塗布することで形
成しても良い。
【0045】この再剥離部を備えたヒンジリッドボック
スの形態は、直方体の箱に限らず、本体と蓋の各垂直壁
で形成される垂直な角にアールが施されているラウンド
コーナー形ヒンジリッドボックス、五角形・八角形等の
多角形のヒンジリッドボックスにおいても同様に適用可
能である。
スの形態は、直方体の箱に限らず、本体と蓋の各垂直壁
で形成される垂直な角にアールが施されているラウンド
コーナー形ヒンジリッドボックス、五角形・八角形等の
多角形のヒンジリッドボックスにおいても同様に適用可
能である。
【0046】更に公知のヒンジリッドボックスにおい
て、本体の内枠に形成された舌片・保持タブとは別にあ
るいはあわせて使用し蓋を固定できる。
て、本体の内枠に形成された舌片・保持タブとは別にあ
るいはあわせて使用し蓋を固定できる。
【0047】
【0048】本発明の作用は下記の通りである。
【0049】蓋を閉めた状態では、再剥離部が該再剥離
部に接する蓋の内面または本体の外面を粘着することと
なり、本体上端部辺と蓋の下端部辺との間隙が少ない状
態で整合することができ、強固に保持することができ
る。
部に接する蓋の内面または本体の外面を粘着することと
なり、本体上端部辺と蓋の下端部辺との間隙が少ない状
態で整合することができ、強固に保持することができ
る。
【0050】また、再剥離性を有する粘着剤等を使用し
ているために内容物を取り出す際、蓋は容易に開けるこ
とができ、その後蓋をしてもきっちりと整合することが
できる。
ているために内容物を取り出す際、蓋は容易に開けるこ
とができ、その後蓋をしてもきっちりと整合することが
できる。
【0051】蓋が開く様子は、以下の通りである。
【0052】本体を押さえて蓋をつかんで引き上げる
と、蓋と本体は再剥離部が離れて蓋の前面側が本体との
結合部を基準として円弧状に開く。
と、蓋と本体は再剥離部が離れて蓋の前面側が本体との
結合部を基準として円弧状に開く。
【0053】蓋が開くと、本体に収納した内容物の取り
出しが可能となる。
出しが可能となる。
【0054】蓋を閉じる場合は、蓋をつまんで閉めると
蓋の前面側が本体との結合部を中心として円弧状に閉じ
られる。蓋が閉じると、蓋と本体との再剥離部が接触
し、本体と蓋が再剥離部により粘着される。
蓋の前面側が本体との結合部を中心として円弧状に閉じ
られる。蓋が閉じると、蓋と本体との再剥離部が接触
し、本体と蓋が再剥離部により粘着される。
【0055】本体と再剥離部とは、隙間なく閉まり、本
発明の目的が達成される。
発明の目的が達成される。
【0056】以上の開閉動作は何回繰り返しても良く、
再剥離性は維持される。
再剥離性は維持される。
【0057】本発明の再剥離部は、繰り返し使用可能で
あり、何回開閉しても粘着力は変わらない。
あり、何回開閉しても粘着力は変わらない。
【0058】それに比べ従来技術の舌片・保持タブは繰
り返し使用するとだんだん保持力が弱くなる。
り返し使用するとだんだん保持力が弱くなる。
【0059】
【0060】以下、図面を参照しつつ本発明の一実施例
について説明するが、本発明の特許請求の範囲がこれに
限定されるものではない。
について説明するが、本発明の特許請求の範囲がこれに
限定されるものではない。
【0061】図1は本発明の一実施例の斜視図、図2は
図1の実施例の蓋を閉じた状態の斜視図、図3は本発明
の別の実施例の斜視図である。
図1の実施例の蓋を閉じた状態の斜視図、図3は本発明
の別の実施例の斜視図である。
【0062】本実施例のヒンジリッドボックス1は、た
ばこを収納する本体2と、該本体2の後壁23上端に結
合し、本体2と開閉自在に組み合い、後ろに倒すとたば
この上端が露出する構造となっている蓋3とで構成さ
れ、本体2と蓋3との接触部分に再剥離部4が形成され
ている。
ばこを収納する本体2と、該本体2の後壁23上端に結
合し、本体2と開閉自在に組み合い、後ろに倒すとたば
この上端が露出する構造となっている蓋3とで構成さ
れ、本体2と蓋3との接触部分に再剥離部4が形成され
ている。
【0063】本体2は、前壁21、2つの側壁22、後
壁23、底板24で囲まれた上端開放の箱形をなす外枠
25と、該外枠25の上端側に突出した、蓋3を閉じた
際に蓋3の内面側に接触する内枠26とから構成されて
いる。
壁23、底板24で囲まれた上端開放の箱形をなす外枠
25と、該外枠25の上端側に突出した、蓋3を閉じた
際に蓋3の内面側に接触する内枠26とから構成されて
いる。
【0064】本体2の外枠25の後壁23は、前壁21
に比べやや大きく、側壁22は、上端が斜めに切り取ら
れている。
に比べやや大きく、側壁22は、上端が斜めに切り取ら
れている。
【0065】本体2の内枠26は、前壁21の上方に位
置する凹状の前面部26aと、側壁22の上方に位置す
る側面部26bとからなる。
置する凹状の前面部26aと、側壁22の上方に位置す
る側面部26bとからなる。
【0066】蓋3は、側壁22に合わせた台形を一辺と
する直方体から成り立っており、本体2の後壁23の上
端と結合部31で結合しており、開閉自在の構造となっ
ている。
する直方体から成り立っており、本体2の後壁23の上
端と結合部31で結合しており、開閉自在の構造となっ
ている。
【0067】再剥離部4は、本実施例では、本体2の内
枠26の前面部26aの両側2箇所に、再剥離紙を貼る
ことで形成されているが、図3の他の実施例に示すよう
に、蓋3の内枠26の前面部26aとの接触箇所に形成
することもできる。
枠26の前面部26aの両側2箇所に、再剥離紙を貼る
ことで形成されているが、図3の他の実施例に示すよう
に、蓋3の内枠26の前面部26aとの接触箇所に形成
することもできる。
【0068】次に、作用について説明する。
【0069】蓋3を閉めた状態では、図2に示すよう
に、再剥離部4が該再剥離部4に接する蓋3の内面と、
本体2の内枠26の前面部26aの外面を粘着すること
となり、本体2の上端部辺と蓋3の下端部辺との間隙が
少ない状態で整合することができ、強固に保持すること
ができる。
に、再剥離部4が該再剥離部4に接する蓋3の内面と、
本体2の内枠26の前面部26aの外面を粘着すること
となり、本体2の上端部辺と蓋3の下端部辺との間隙が
少ない状態で整合することができ、強固に保持すること
ができる。
【0070】また、再剥離紙を使用しているためにたば
こを取り出す際、蓋3は容易に開けることができ、その
後蓋3をしてもきっちりと整合することができる。
こを取り出す際、蓋3は容易に開けることができ、その
後蓋3をしてもきっちりと整合することができる。
【0071】蓋3が開く様子は、以下の通りである。
【0072】本体2を押さえて蓋3をつかんで引き上げ
ると、蓋3と本体2とは再剥離部4が離れて蓋3の前面
部が本体2との結合部31を基準として円弧状に開く。
ると、蓋3と本体2とは再剥離部4が離れて蓋3の前面
部が本体2との結合部31を基準として円弧状に開く。
【0073】蓋3が開くと、本体2に収納したたばこの
取り出しが可能となる。
取り出しが可能となる。
【0074】蓋3を閉じる場合は、蓋3をつまんで閉め
ると蓋3の前面側が本体2との結合部31を中心として
円弧状に閉じられる。
ると蓋3の前面側が本体2との結合部31を中心として
円弧状に閉じられる。
【0075】蓋3を閉じると、蓋3と本体2との再剥離
部4が接触し、本体2と蓋3が再剥離部4により粘着さ
れる。
部4が接触し、本体2と蓋3が再剥離部4により粘着さ
れる。
【0076】
【0077】本発明のヒンジリッドボックスは、蓋およ
び/または本体に着離性を有する再剥離部を有すること
により蓋の閉まり具合を向上することができる。
び/または本体に着離性を有する再剥離部を有すること
により蓋の閉まり具合を向上することができる。
【0078】以上より、持ち運び中に容易に蓋が開くこ
となく、ポケット等の内側で転倒してもたばこ等の内容
物がこぼれずに、またボックス内の例えばたばこの先端
部から脱落した刻みがボックス外にこぼれることもな
い。
となく、ポケット等の内側で転倒してもたばこ等の内容
物がこぼれずに、またボックス内の例えばたばこの先端
部から脱落した刻みがボックス外にこぼれることもな
い。
【0079】更に、舌片または保持タブを必要としなく
なるために、ヒンジリッドボックスの紙材の薄層化や本
体の内枠の小形化が図られコスト低減が期待できる。
なるために、ヒンジリッドボックスの紙材の薄層化や本
体の内枠の小形化が図られコスト低減が期待できる。
【0080】従って、本発明のヒンジリッドボックス
は、ヒンジリッドボックスの蓋を閉めたときに、本体と
蓋との間に隙間が生じ、容易に蓋が開いてしまうのを防
止し、特にラウンドコーナーボックスにも容易に対応可
能である。
は、ヒンジリッドボックスの蓋を閉めたときに、本体と
蓋との間に隙間が生じ、容易に蓋が開いてしまうのを防
止し、特にラウンドコーナーボックスにも容易に対応可
能である。
【図1】本発明の一実施例の斜視図である。
【図2】図1の実施例の蓋を閉じた状態の斜視図であ
る。
る。
【図3】本発明の別の実施例の斜視図である。
1 ヒンジリッドボックス 2 本体 21 前壁 22 側壁 23 後壁 24 底板 25 本体の外枠 26 本体の内枠 26a 内枠の前面部 26b 内枠の側面部 3 蓋 31 結合部 4 再剥離部
Claims (7)
- 【請求項1】 内容物を収納可能な上端開放の本体と、
該本体の後壁上端に結合し、本体と開閉自在に組み合う
蓋とを有し、本体と蓋との接触部分に再剥離部を形成し
た、ヒンジリッドボックス。 - 【請求項2】 再剥離部を本体側に形成した請求項1記
載のヒンジリッドボックス。 - 【請求項3】 再剥離部を蓋側に形成した請求項1記載
のヒンジリッドボックス。 - 【請求項4】 再剥離部が着離性を有する粘着剤を塗布
することにより形成した請求項1記載のヒンジリッドボ
ックス。 - 【請求項5】 再剥離部が再剥離紙を貼布することによ
り形成した請求項1記載のヒンジリッドボックス。 - 【請求項6】 本体が、外枠と、該外枠の上端側に突出
した、蓋を閉じた際に蓋の内面側に接触する内枠とから
なり、内枠の外側面の少なくとも一部に再剥離部を形成
した請求項1記載のヒンジリッドボックス。 - 【請求項7】 本体が、外枠と、該外枠の上端側に突出
した、蓋を閉じた際に蓋の内面側に接触する内枠とから
なり、蓋の内枠と内接する面の少なくとも一部に再剥離
部を形成した請求項1記載のヒンジリッドボックス。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6070223A JPH07257560A (ja) | 1994-03-16 | 1994-03-16 | ヒンジリッドボックス |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6070223A JPH07257560A (ja) | 1994-03-16 | 1994-03-16 | ヒンジリッドボックス |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07257560A true JPH07257560A (ja) | 1995-10-09 |
Family
ID=13425343
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6070223A Pending JPH07257560A (ja) | 1994-03-16 | 1994-03-16 | ヒンジリッドボックス |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07257560A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014534935A (ja) * | 2011-11-09 | 2014-12-25 | ジェイティー インターナショナル エス.エイ.JT International S.A. | 粘着性の閉鎖機構を備える再閉可能パック |
-
1994
- 1994-03-16 JP JP6070223A patent/JPH07257560A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014534935A (ja) * | 2011-11-09 | 2014-12-25 | ジェイティー インターナショナル エス.エイ.JT International S.A. | 粘着性の閉鎖機構を備える再閉可能パック |
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