JPH07255895A - 減衰装置、スキー及び減衰装置の製造方法 - Google Patents

減衰装置、スキー及び減衰装置の製造方法

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Publication number
JPH07255895A
JPH07255895A JP7013161A JP1316195A JPH07255895A JP H07255895 A JPH07255895 A JP H07255895A JP 7013161 A JP7013161 A JP 7013161A JP 1316195 A JP1316195 A JP 1316195A JP H07255895 A JPH07255895 A JP H07255895A
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JP
Japan
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damping
damping device
ski
skin
enclosure member
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Application number
JP7013161A
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English (en)
Inventor
Max Luitz
マックス ルイッツ
Hans Frick
ハンス フリック
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Atomic Austria GmbH
Original Assignee
Atomic Austria GmbH
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Publication date
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Publication of JPH07255895A publication Critical patent/JPH07255895A/ja
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    • AHUMAN NECESSITIES
    • A63SPORTS; GAMES; AMUSEMENTS
    • A63CSKATES; SKIS; ROLLER SKATES; DESIGN OR LAYOUT OF COURTS, RINKS OR THE LIKE
    • A63C9/00Ski bindings
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A63SPORTS; GAMES; AMUSEMENTS
    • A63CSKATES; SKIS; ROLLER SKATES; DESIGN OR LAYOUT OF COURTS, RINKS OR THE LIKE
    • A63C5/00Skis or snowboards
    • A63C5/06Skis or snowboards with special devices thereon, e.g. steering devices
    • A63C5/075Vibration dampers

Landscapes

  • Footwear And Its Accessory, Manufacturing Method And Apparatuses (AREA)
  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Vibration Dampers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、スキーの変形運動を妨げることな
く減衰し、またブーツのかかとから振動を近づけない減
衰装置を創作することを目的とする。 【構成】 減衰装置14はベアリング要素12,13に
より形成され、ベアリング要素12,13は内部に減衰
要素31,32の少なくとも一つの収容室29,30が
配置された外皮68を具備すること、プラスティック材
料の減衰要素31,32は外皮68より低い硬度と高い
弾性を有すること、減衰要素31,32の少なくとも一
つの接触表面33,34は、ベアリング要素12,13
の保持表面35,36を貫通しかつ少なくとも非緊張状
態で保持表面から突き出ている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は例えば請求項1の前提部
分で説明される結合装置のつま先クランプ及び/または
かかとクランプである結合部品のための減衰装置に係わ
り、また請求項27,28の前提部分で説明されるスキ
ー及び製造方法にも係わる。
【0002】
【従来の技術と発明が解決しようとする課題】***特許
第14124965号による同一出願人の周知の減衰装
置において、特に例えばポリウエタン、ポリ塩化ビニル
(PVC)、ポリエステルの発泡構造からなる板状のプ
ラスティック減衰要素は、詳細にはスキー・ブーツであ
るブーツの結合装置とスキーの表面との間に配置され
る。なお、結合装置は、つま先クランプとかかとクラン
プで形成される。この減衰装置の減衰特性を適合させる
ために、様々な手段が提供されている。例えば補強要素
やバネ要素が統合された装置により、大きな圧縮強さや
自然振動に対する様々な反応を得ることが達成されてい
る。これらの減衰装置の欠点は、それらが、かなり堅い
表面を有し、その結果波長の短い振動を良好な程度まで
減衰させることができないために、使用者が長い間スポ
ーツ器具を使う際、使用者に不快な影響を与える、スキ
ー・ブーツのかかと領域の振動の発達の原因を有するこ
とである。これは特に疲れるのを早めておりその結果安
全性を狭くしている。
【0003】欧州特許庁特許第0 104 185号に
よる周知の減衰装置は、例えばスキー・ビインディング
である結合装置とスキー表面との間に配置され、スキー
・ビインディングはスキーの使用位置でスキー・ブーツ
を結合する。この減衰装置は、この部材に設計されかつ
金属板と弾性外被層からなり、弾性外被層は金属板とス
キーの表面の間に配置される。結合装置は金属板に締結
され、金属板は、その中心をはずれた位置に弾性層によ
って動きながらスキーに結合されている。この周知の実
施形の欠点は、スキー・ビインディングの長さのため
に、減衰装置を形成する弾性層の組立て位置が、スキー
の中心つまり理想的な組立て位置からかなり離れてしま
うことである。そのような装置においてスキーの振動作
用が影響を与えられて不都合な挙動にならないように、
弾性層の特性はスキーの構造特性に正確に合っていなけ
ればならず、そのことによって減衰装置はとても高価に
なってしまう。
【0004】本発明の目的は、スキーの変形運動の進行
を妨げることなく変形運動を減衰させ、またブーツのか
かとに振動を近づけない減衰装置を創作することであ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の減衰装置は、上
記減衰装置はベアリング要素により形成され、上記ベア
リング要素は内部に減衰要素の少なくとも一つの収容室
が配置された外皮を具備すること、プラスティック材料
の上記減衰要素は上記外皮より低い硬度と高い弾性を有
すること、並びに上記減衰要素の少なくとも一つの接触
表面は、上記ベアリング要素の保持表面を貫通しかつ少
なくとも非緊張状態で上記保持表面から突き出ているこ
とを特徴とする。
【0006】
【作用】本発明の目的は、請求項1に説明される特徴に
よって果たされる。この構成のすばらしい効果は以下の
ことにある。減衰装置内の付加された減衰要素の配置に
より、様々な振動に対して漸進的な減衰作用が達成さ
れ、減衰要素は補助的な吸収経路を有し、その経路内で
波長の短い振動は劣化され、ベアリング要素は、変形率
および発達する波長の長い振動と有効に調和し、その結
果結合装置のためにスキー表面に関して、より高い位置
に組立位置を備える。
【0007】請求項2による構造も、減衰機能に加え
て、この減衰装置は同時に組立用型板としても利用され
ることと、付加される組立用付属物は保護されることと
が可能であるという理由から効果的である。
【0008】しかし、請求項3による実施例も、減衰装
置は様々なブーツ・サイズに対して万能に使用されるこ
とが可能であるという理由から効果的である。
【0009】請求項4に説明されているもっと進んだ効
果的な段階によると、張り出し部分の間の案内は垂直の
ベアリング表面をも形成し、ねじれの圧力が発生する
と、垂直のベアリング表面は逆のモーメントを活発化す
る。その結果この種類の圧力が発生すると、垂直のベア
リング表面は減衰効果を達成する。
【0010】請求項5による効果的な実施例は可能であ
り、多数の部品の減衰装置は組立て付属品として使用可
能である。
【0011】しかし、請求項6による実施例の変形も効
果的であり、スポーツ器具として使用される様々な条件
に対する適応を可能にする大容量減衰要素が達成され
る。
【0012】好適なもっと進んだ段階は、請求項7に説
明され、減衰材料を有するベアリング要素の大量充填を
達成し、それにより振動を劣化させる高度な吸収を達成
する。
【0013】請求項8による実施例もまた効果的であ
る。というのは、接触表面を形成するためにはっきりと
特定可能な領域は、特にブーツのかかとの下の領域内で
ある、減衰要素とスキーの表面の間に達成されるからで
ある。
【0014】請求項9による効果的な構造により、振動
すなわち波長の短い振動に対する強力な減衰作用は達成
される。その振動は、特に堅い傾面を高速で滑る際にス
キー内に発生する。
【0015】しかし、請求項10による実施例も可能で
あり、実施例では、力の制御と案内のために良好に力を
伝達するための、非常に高い表面摩擦係数値を達成して
いる。
【0016】請求項11に説明されているように、減衰
要素のショア硬度が40ショアと80ショアの間で、好
適には60ショアの場合、振動数が増加している領域
は、効果的に減衰される。
【0017】請求項12による実施例によると、費用面
で効果的な製造方法が、特に大量生産に対して達成され
る。
【0018】しかし、請求項13による実施例も可能で
あり、実施例では、かなり広い範囲で材料の再利用を保
障している。
【0019】請求項14による効果的なもっと進んだ段
階では、非常に強い表面の接触が達成される。
【0020】しかし、請求項15による実施例も可能で
あり、位置決め突起の締結要素に加えて、結合部品のた
めに限定された収容領域は、結合部品を介してスキーに
伝達されなければならない力のモーメントを吸収するこ
とが可能である。
【0021】もっと進んだ効果的な実施形は請求項16
内に説明されている。というのは、減衰要素は、スキー
の長手方向の広い領域に適合され、より大きな減衰作用
を保障するからである。
【0022】請求項17によるもっと進んだ段階も効果
的である。というのは、点での支持が達成され、減衰要
素は、スキーの構造に様々に依存している振動の経路に
適合可能になるからである。
【0023】請求項18および19で説明されている効
果的なもっと進んだ段階によると、要素の組み合わせが
可能になり、費用面において効果的な製造が可能にな
り、材料の数多くの組み合わせにより、スキー構造の様
々な振動作用に対して的確に調和できる。
【0024】請求項19に説明されている実施例も可能
であり、結合部品とスキーとの間の摩擦結合はスペーサ
を介して発生し、減衰装置はゆがめられず、減衰効果は
損なわれない。
【0025】請求項20に説明されている効果的な実施
例により、締結要素の領域においてのゆがみによる減衰
効果の減少は効果的に回避される。
【0026】もっと進んだ効果的な実施例は請求項21
に説明され、スキーの表面とスペーサとの間の直接の表
面接触は、防がれ、その結果、上記スペーサとスキーの
表面との間に延びるプラスティック層のためにスペーサ
の領域内の振動は伝えられる。
【0027】それにより、請求項22による実施例は効
果的である。というのは、減衰要素の紛失が効果的に防
がれるからである。
【0028】可能なもっと進んだ段階は請求項23に説
明され、製造過程が容易になり、特に振動を少ししか伝
えないプラスティックのスペーサにより可能になる。
【0029】請求項24による実施例も効果的である。
というのは、ベアリング要素内にスペーサを安全に固定
することが達成されるからである。
【0030】請求項25に説明される効果的なもっと進
んだ段階によると、費用面で非常にコスト的に効果のあ
るスペーサは、特に大量生産の際に達成される。
【0031】請求項26に説明される実施例もまた効果
的である。というのは、高品質の減衰装置が達成され、
もろい弾性材料は外皮形状の被覆の実施物により保護さ
れるからである。
【0032】しかし、請求項27による実施例もまた効
果的である。というのは、結合装置とスキーの間の締結
要素によって摩擦結合が製作される際に、減衰要素はバ
ネのような形状に加圧されるため、耐圧がスキーの表面
に加えられ、減衰要素を通じて波長の短い小さい振動の
発達が効果的に防がれるからである。
【0033】本発明は、請求項28の前提部分に説明さ
れる方法も有する。
【0034】この方法は請求項28により特徴づけられ
る。減衰要素のために材料部分の被覆は、異なる時間間
隔に異なる材料が注入されることによって生じること
と、外皮のための上記材料部分の被覆をつくることによ
って、高い技術的な品質を備える非常に経済的な製造工
程が達成されることは効果的である。
【0035】請求項29によるその他の方法も効果的で
ある。というのは、個々の領域の大きさまたは部分の量
の各々は、容易に限定可能でかつ振動減衰の様々な必要
性に適合可能だからである。
【0036】最後に、方法も請求項30に説明され、壁
の領域内のねじ切りのための非常に費用のかかる成形装
置は回避可能である。
【0037】更に、請求項31による製造工程もまた可
能である。この方法の効果は、外皮の内側のキャビティ
の大きさは、ガスまたは圧力下のもとで注入されたガス
の総量の各々により決定可能であることと、すぐその後
に、減衰装置を形成するためにそれは膨張されることが
可能であることである。それにより、低密度のプラステ
ィックの使用は可能である。というのは、外皮のプラス
ティック材料を変形または置換するためには外側の壁に
加えられる力は、減衰要素の製造のために使用されるプ
ラスティックではなくガスによって提供されるからであ
る。
【0038】より高い弾性および改良された減衰効果
は、請求項32による処置によって達成可能である。
【0039】
【実施例】図1から図4は、つま先クランプ2およびか
かとクランプ3により形成される結合装置4を示す。つ
ま先クランプ2及びかかとクランプ3は、例えばスキー
1の長手方向の長手の案内に調整可能に配置される。つ
ま先クランプ2とかかとクランプ3の間の締結用ストラ
ップ6は、調整装置7により、前もって設置可能なつま
先クランプ2とかかとクランプ3の間の距離8を保障す
る。本発明の実施例では、好適な調整を行なうために、
もっと進んだ調整装置は、おねじ形状にかかとクランプ
3内に組立てられる。それは、かかとクランプ3内に配
置され、締結用ストラップ6のめねじとかみ合う。更
に、締結用ストラップは動作中につま先クランプ2と結
合され、張力を吸収する。スキー・ブーツが、固定され
かつスキー1から伝えられるこれらの力を保持する際
に、その張力は発生する。本発明のもっと進んだ効果は
以下の点であることがよくわかる。それは、つま先クラ
ンプ2および/又はかかとクランプ3は、締結用ストラ
ップ6により設置されている距離8によってスキー1の
長手方向に一緒に置き換え可能であるということであ
る。この目的のために、スキーの長手方向にあるつま先
クランプ2を所定位置の長手の案内5と結合する周知の
位置決め装置が役に立つ。一方、例えばかかとクランプ
3であるもう一方の結合部品は、スキー1の長手方向の
長手の案内の中を自由に摺動できる。その結果もう一方
の結合部品は、振動作用により傷つけられることなく、
かつスキーの変形に適合させることより雪面状況に対し
てスキー1に関連するその位置を適合させることが可能
である。結合装置4の長手の案内5は、スキー1に対し
て締結要素9により固定される。スキー1の表面10
と、結合装置4のつま先クランプ2とかかとクランプ3
の長手の案内5の保持表面11との間に、板状ベアリン
グ要素12,13は配置され、それは減衰装置を形成し
かつ互いに向き合っている張り出し部分15,16と共
に提供される。
【0040】例えば張り出し部分16は凹部17を形成
するためにフォーク状に構成される。それによりフォー
ク状突起18はベアリング要素12,13の長手の中心
軸方向に平行に突出し、またその張り出し部分15は側
面19で重なっている。指状突起18のベアリング表面
20を共に有する側面19は、ベアリング要素12,1
3間の案内装置21を形成する。指状突起18の長さ2
2は、ベアリング要素12,13またはベアリング要素
12,13に保持される長手の案内5の各々の締結位置
25の間の距離24のための調整領域23を形成する。
【0041】ベアリング要素12,13は穴26を有
し、スキー1内に固定される長手の案内5の締結要素9
は貫通している。穴26は締結要素9より大きい直径を
有し、そのため長手の案内5の問題のない締結を、減衰
装置14のゆがみなく行なうことが可能になる。
【0042】ベアリング要素12,13の厚み27は5
mmから20mmの間で、好適には10mmである。厚み27
により、組立て面もまた、結合装置4の長手の案内5の
ために決定される。組立面に対して、より高い表面10
は、スキー1の端部のグリップの改善及び使用者により
加えられる制御する力の良好な伝達の要因になり、その
結果かなり小さい力による良好な操縦作用を達成する。
それにより、良好な滑走の快適さが達成され、快適さは
長く続きまた疲れにくくなり、その結果安全な滑走につ
ながる。
【0043】好適には、減衰装置14は、柔軟なプラス
ティックでできているが、柔軟性を有するその他の材料
もまた使用可能である。このように、減衰装置14は、
例えばポリウレタン構造の発泡体である海綿状のプラス
ティック又は十分な強さと弾性特性を有する。その他の
相応するプラスティックであることが可能である。しか
しながら、減衰装置14は、例えばゴム層またはそれと
同様のものを含む複数の異なる層を有するサンドイッチ
構成により形成されることも可能である。減衰装置の実
施例のその他の可能なことは、減衰装置は、どの様な材
料からも製造可能なこと、または変形することなく、締
結要素9の領域内で高圧の荷重を吸収できるようなサン
ドイッチ構造に製造可能なことである。しかしながら、
減衰装置14の材料は、スキー1が表面10に対して直
角に変形した際に、少なくとも張り出し部分が、突き出
て曲がったロッドとして作用する様に構成されなければ
ならない。つま先とかかとクランプ2,3およびスキー
1の表面10の間に配置される減衰装置を通じてのみ、
張り出し部分は、延長線に沿って延びかつお互いの方に
向けられる。表面10又は滑走表面の方向に加圧される
時に、スキー1がつま先またはかかとの各々のクランプ
2,3の間を通じて曲げられる場合、長手のバランス
は、二つのベアリング要素12間の適当な長手の距離に
おいて、スキー1とベアリング要素12,13の異なる
円弧により可能になる。しかしながら、張り出し部分1
5,16は、ベアリング要素12,13の曲げ抵抗に相
当する逆方向の力と共にこの変形に対して逆方向に作用
する。ベアリング要素12,13の厚さ、またはスキー
の長手方向の面に対して垂直な面内の変形抵抗の各々を
選択することにより、スキーの変形の増加と共に強まる
抵抗を生じさせることが可能である。
【0044】減衰装置14を利用する際、静かで振動の
ないスキーにすることが可能である。スキー・ブーツか
ら振動を計画的に取り除くために、凹部28により形成
される収容室29,30は、特にベアリング要素12,
13内のかかとおよび球状部分内に提供され、そこには
減衰要素31,32が満たされる。
【0045】図3および図4でもっとよくわかるよう
に、ベアリング要素12,13は凹部28により形成さ
れる収容室29,30を具備し、それはスキー1の表面
10を向いておりかつその中には減衰要素31,32が
配置される。これらの減衰要素31,32は接触表面3
3,34を形成し、その上では、減衰要素31,32は
表面10にもたれかかっている。それにより、減衰要素
31,32が接触表面33,34と共にわずかにベアリ
ング要素12,13の保持表面35,36に重なるよう
に減衰要素31,32は構成される。
【0046】つま先クランプ2とかかとクランプ3また
はスキー1上の長手の案内5の各々を固定する際は、減
衰要素31は、収容室29,30の方向の締結要素9の
圧力により圧縮され、それによりスキー1の表面上に固
定接触する圧力が生じる。減衰装置31,32は、弾性
材料またはゴムによりつくられ、特に振動を効果的に減
衰する材料によってもつくられる。
【0047】減衰要素31,32により、特にスキー1
の高振動数の振動は、つま先クランプ2とかかとクラン
プ3の間の領域内で減衰される。さらに、減衰要素3
1,32の弾性特性を適正にした場合、スキー1を介し
てスキー1の表面10の長手方向に作用する、使用者ま
たはスキー・ブーツ38のかかと37のそれぞれに対す
る振動は、効果的に減衰される。
【0048】上記これらの効果は、調整領域の大きさ
が、スキー・ブーツ38の様々な長さつまり様々なスキ
ー・ブーツのサイズに従って設計される際に、本発明に
より減衰装置14において達成可能である。従って、結
合装置4またはスキー・ビインディングの各々を使用す
る際、通常ありうるブーツのサイズの変化に対して、減
衰装置14の設計は十分に対応可能である。
【0049】さらに、図3および図4は、締結要素9の
ためのベアリング要素12,13内の穴26を示す。こ
の締結要素9により、例えばかかとクランプ3のための
長手の案内5は、スキー1に締めつけられる。それによ
って、ベアリング要素12は、かかとクランプ3とスキ
ー1の間に固定される。穴26と同一中心を有し、スリ
ーブ形状でかつ例えばアルミニウム、プラスティック、
鉄などでできているスペーサ39はベアリング要素12
内に固定され、スペーサ39の長さ40はベアリング要
素12の厚さ27に一致する。従って、スペーサ39の
端面41,42は、ベアリング要素12の表面43とベ
アリング要素12の保持表面35とによって形成される
保持面44を有する一つの面内に延びている。
【0050】保持面44は、少なくともフランジ形状を
なす位置決め要素45によって、長手の案内5の両側に
長手の方向に収容される。保持面44は、長手の案内5
を収容するための限定された領域をつくる。
【0051】この実施例は、つまり締結要素9が摩擦結
合部材として作用する前に、減衰要素31が、ある距離
46だけ保持表面45を起えて圧迫されない領域内に突
き出ていることを示す。さらに、ベアリング要素12の
保持表面35は、少し凹状に設計され、縁部領域で表面
10とベアリング要素12とが接触し、表面10と共に
密卦を形成している。
【0052】締結要素9がしっかり締められ、それによ
り組立部に摩擦結合を生じさせた場合、減衰要素31は
適切な距離46により圧迫され、ベアリング要素12の
縁部領域には均一な厚みが形成される。それは表面10
上の保持表面35の滑り嵌合を達成する。
【0053】スキー1の方向の減衰要素31の圧迫によ
り達成される初期の圧力は、テニス・ラケットのカバー
の結び目領域において使用される振動ストッパと同様
に、波長の短い振動の抑圧を引き起こす。従って、静か
な振動のないスキー作用が達成され、接合部の圧迫やけ
がの危険が防止される。
【0054】さらに、例えばエラストマ、ゴムなど減衰
要素31の材料により接触表面33上の高い摩擦の値が
達成され、その材料は、ベアリング要素12とスキー1
の間の良好な摩擦端部を供給し、かつ制御及び案内を行
なう力のための最適な力の伝達を保障する。表面10に
対して、より高い結合装置4の組立て面は、スキー1の
滑走表面に対する制御及び案内を行なう力の十分な伝達
に帰着する。より高い結合装置4の組立て面により、同
量の力を消費する際、制御および案内作用は改善され
る。
【0055】図5は、減衰装置14のベアリング要素1
2,13のその他の実施例を示す。この装置では、ベア
リング要素12,13は、板状の下囲い部材47と杯状
の上囲い部材48を有し、それらは衝撃領域内でお互い
結合され、例えば溶接される。例えば成形プラスティッ
ク部材または射出成型部材である上囲い部材48上に、
フランジ形状を有する位置決め要素45は、欠くことな
く形成される。下囲い部材47内に、壁の開口部50を
形成する穴49が配置される。この壁の開口部50通じ
て、下囲い部材47と上囲い部材48に接する内側の室
51は、弾性材料によって完全に注入されることが可能
である。この材料は大量の減衰要素52を形成し、それ
は保持表面35またはベアリング要素12の下側部53
のそれぞれを起えて距離46だけ壁の開口部50の領域
内に突き出ている。
【0056】距離46を決定することにより、スキー1
の表面10に関連する減衰装置14の振動の最大振幅が
決定可能であり、反射運動および関連の動きを除いた減
衰が可能になる。距離46に関連して、弾性材料の硬度
の適切な調和または弾性変形特性により、振幅および振
動数の大きい振動、または振幅および振動数の小さい振
動のそれぞれに対する減衰特性が設置可能である。従っ
て、振幅および振動数の大きい振動の減衰は、例えば比
較的ショア硬度の小さい弾性材料が比較的大きな距離4
6のもとで使用される際、可能になる。一方、大きなエ
ネルギを有する振動が良好に減衰されるのは、ショア硬
度の大きな弾性材料が選択されかつ距離46が小さい時
に可能であり、その結果振動エネルギは良好に減じられ
る。
【0057】穴26の領域においてスペーサ54は配置
され、詳細には弾性材料の中に埋められ、固定される。
スペーサ54の長さ55は、下囲い部材47と上囲い部
材48の間隔56とそれに上囲い部材48の厚み57を
加えたものに相当する。下囲い部材47内に、楕円穴6
0形状の開口部59は、スペーサ54の縦の中心軸58
と同中心に提供され、楕円穴60の長さ61はスペーサ
54の内径62より大きく、図6に見られるように、楕
円穴60の幅63はスペーサ54の内径62より小さ
く、断面内の締結要素9の外径よりも小さい。
【0058】内径62に対して、より小さい幅63を有
する楕円穴60形状の開口部59の実施例により、締結
固定装置は達成され、締結固定装置は、それらがゆるい
場合に、効果的にねじの無駄を防止する。その結果ベア
リング要素12,13は、締結要素9が紛失された場合
以外の組立の前に、すでに長手の案内5はおよび締結要
素9と共に提供されることが可能である。
【0059】図6および図7は、減衰装置14のもっと
進んだ実施例を示す。減衰装置14は、例えば一部材か
らなるプラスティックの射出成型部材またはトランスフ
ァ成形部材などにより形成される。ここでは、以下の実
施例が可能である。減衰装置14は板状下囲い部材47
と杯状上部材により形成され、例えばそれらは接着材ま
たは溶接などで互いに結合される。複数の部材を有する
実施例においては、さらに下囲い部材47と上囲い部材
48の間の例えば留め金である結合装置が提供されるこ
とが可能である。その結合装置により、それらは取りは
ずし可能に結合される。これにより減衰要素の交換も用
意され、様々な減衰作用への急な適応も達成可能であ
る。
【0060】減衰装置14の表面43は保持面44を形
成し、それは結合装置4のための位置決め要素45によ
って境をなされる。減衰装置14の厚み27を横切っ
て、スペーサ39は配置される。下囲い部材47と上囲
い部材48の間の内側の室51は、弾性材料によって満
たされる。下囲い部材47の中の、総長さ48の至る所
に、例えば異なった形状の、いくつかの壁の開口部6
5,66は配置され、その中で弾性材料は、下側部53
と重なりかつ点による接触表面を形成し、それによって
減衰装置14はスキー1の表面10に対して保持され
る。これらの接触表面67は、図5で説明されたように
保持表面35またはベアリング要素12の下側部53の
それぞれを起える距離46ほど突き出ている。同様に、
上記実施例によれば、様々な使用状況に対して弾性材料
を選定することが可能である。
【0061】一般に、少なくともスキー1の表面10に
向かって面している表面の領域内で、接触表面67は、
例えばスキーの表面10または保持表面35またはベア
リング要素12の下側部53のそれぞれよりも高い摩擦
係数値を有することに注目しなければならない。このよ
うに減衰は、スキーの表面10とベアリング要素12の
間の関連した動作の際にも達成され、減衰装置は、スキ
ーの長手の方向のこれらの関連する動作に対して、例え
ばこの変形運動を低下させるために、スキーが曲げられ
る際にも使用可能である。しかしこの表面粗さは、例え
ば以下の場合にも達成可能である。接触表面67を形成
している弾性材料からなる材料の最上層は、フライス削
りまたは剪断工程によって取り除かれ、その結果連続気
泡構造があらわれ、その組織はいわゆる吸着盤効果によ
り適当な時期に増加された粘着効果を示す。
【0062】その結果、以下のことが可能になる。ま
ず、様々な幾何学形状に接触表面67を形成することが
可能になる。また弾性材料または一定の表面領域を有す
るゴムのそれぞれの計画的な減衰効果を関連させること
が、一方で振動の発達を妨げるために、他方では結合装
置4またはブーツのそれぞれから発生する振動を取り去
るために、可能になる。
【0063】図8は、製造装置による減衰装置14の製
造工程を図式で説明する。この方法によると、ベアリン
グ要素12,13または一部材の減衰装置14のそれぞ
れからなる減衰装置14は、成形用金型72の成形用キ
ャビティ71内で、外皮68のための様々な材料と減衰
要素69のための核70のための弾性材料が注入される
製造工程で製造される。成形用キャビティ71は、スプ
ルの入口73,74で突出したダイス75,76と結合
される。切換えバルブ77により、スプルの入口73,
74または突出したダイス75,76のそれぞれは、バ
レル押出機78,79により、外皮68のためのプラス
ティック材料および核70のための弾性材料が提供さ
れ、バレル押出機78,79の駆動モータ80は制御シ
ステム81を有する線によって結合される。制御システ
ム81は、タイマ記録器および硬化要素83と例えばマ
イクロプロセッサ84の形状の入力端末装置85を有す
る。
【0064】硬化要素83または入力端末装置85のそ
れぞれを通して、様々なコース・プログラムは制御シス
テム81に送られ、それは短いまたは長い期間駆動モー
タ80を例えば交互または同時または突出したダイス7
5,76内の異なる圧力をつくるために作動させる。従
って、切換えバルブ77により、バレル押出機78,7
9のプラスティック材料が成型用キャビティ71に注入
される方法が確立される。このように、成型用キャビテ
ィ71へ流れる材料の制御および様々な材料の特性に関
連する制御が、核70を形成する弾性材料を完全におお
う外皮が製造するために可能になる。それによって、外
皮68のためのたくさんの商用プラスティックが材料と
して使用可能であるが、好適にはポリエチレン(PE)
である。
【0065】このようにして、減衰要素69を囲う、囲
い部材86の一体の実施物が可能になる。
【0066】射出工程の時間の長さを変えることおよび
突出したダイス75,76の射出圧を変えることによっ
ても、様々な材料の大量な流れは制御可能で、また弾性
材料および外皮68の材料の材料分配も制御可能であ
る。その結果、例えば弾性材料は主に減衰装置14の領
域において配置され、それをスキー・ブーツ38のかか
と及び/または球状領域に一致させることができる。減
衰装置を製造する際、例えば外皮68の製造のための材
料だけを成型用キャビティ71内に押し込むことと、例
えば外皮材料だけの端部領域を製造することが可能であ
り、その結果弾性プラスティック材料が外皮の内側に配
置されるためのこれらの領域内に、外皮材料に囲まれか
つ減衰要素69を形成する核70のための弾性材料の通
路が配置される。それにより、膨張可能な材料つまり通
路の提供の中断中に、領域は、独占的に外皮材料をなす
減衰要素の長さ以上につくられることもできる。
【0067】しかし、その他の工程も可能で、外皮68
の製造のための材料は、成型用キャビティ71内に注入
され、その後詳細には窒素である圧力をかけられたガス
がブロー成型工程によって導入される際に、支持胴部の
内部に空洞を形成する。その空洞は、その工程内に、液
体プラスティック、特に高い再調整の値の弾性変形特性
を有する膨張可能なプラスティックを満たされ、その結
果空洞内に配置されたガスを押退ける。
【0068】異なる射出位置を選択することにより、被
覆の内側の減衰要素のための弾性材料の分配は、もっと
進んで影響を受けることが可能になる。
【0069】内に弾性材料が被覆を突き出している接触
表面67を達成するために、被覆領域は、次の作用工程
の間に取り除かれる。この方法によって、これらの領域
は、過度に取り除かれかつ冷却後に近接領域の表面に沿
って分離過程によって削除される。
【0070】図8による工程によって、とても経済的な
減衰装置14の製造が達成され、それは、全面を囲われ
かつ異なる構成要素間にさらなる結合工程を必要としな
い統合物を保障する。
【0071】減衰装置14上のスペーサ54の配置は、
射出工程の後に成形工程の間使用されている穴の中にス
ペーサ39を圧入または押し込むことによって行なわれ
る。
【0072】図2からわかるように、案内装置21また
は張り出し部分15および突起部18のそれぞれの領域
内に、お互い向かい合っている印が、あらかじめ調整さ
れた距離8に対応する様々なブーツ・サイズのために使
用される場合、減衰装置14は、スキー1に締結用穴を
あけるための組立用ゲージとしても使用可能である。
【0073】図9は、減衰装置14の製造中に、保持表
面35または下側部53のそれぞれから距離46ほど突
き出ている持ち上げられた減衰要素52が一つの動作で
同時に製造可能であるその方法を示す。
【0074】この端部に、ベアリング要素12は不均一
に出っ張っている外皮領域88と共に提供され、ベアリ
ング要素12は外皮材料の壁の厚み90よりも大きな高
さ89分ほど外皮領域88内に突出する。高さ89と壁
の厚み90の差は少なくとも距離46に相当する。
【0075】製造中、減衰装置は一部材に製造され、そ
の上、側壁91と一緒の外皮領域88は取り除かれかつ
減衰装置の弾性材料は距離46ほど突出する高さ分だけ
残るという一つのことが進行可能である。
【0076】これは次のことで達成可能である。弾性お
よび材料の固有の弾性再調整特性により、減衰要素52
の材料は、取り去る過程の間可塑性の変形材料を加圧す
ること。さらに外皮領域88または側壁91のそれぞれ
の中の外皮を剪断した後、固有の再調整特性により、上
記変形材料は、ベアリング要素12の下側部53の上
に、高さ89または90または少なくとも距離46に相
当する部分の間で異なる量ほどあふれ出ることである。
これにより、減衰要素52のための減衰経路はつくら
れ、スキー上で作動する良好な打撃の減衰は、スキー・
ビインディングの方向に達成可能である。
【0077】より明確な説明のために、部分的に互いに
調和のとれていない構成要素の説明が選択されることも
注意されなければならない。
【0078】完全を期するために、従属の請求項での特
徴または実施例内で説明される特徴の個々の構成要素
は、請求項1の特徴とは独立して、本発明による独自の
解決のための要素を形成するものである。
【0079】詳細には、図1,2,3,4;5;6,
7;8;9に示される個々の実施例は、本発明による独
自の解決を目的とする。関連する問題点と解決方法はこ
れらの詳細な図の説明により明らかである。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、スキーと結合装置の間に配置された本
発明による減衰装置の側面図である。
【図2】図2は、結合装置を除く、図1による減衰装置
の平面図である。
【図3】図3は、側面図であり、断面部は結合装置のか
かとクランプのための減衰装置の本発明によるベアリン
グ要素の図2における断面 III−III を示す。
【図4】図4は、側面図であり、断面部は結合装置のつ
ま先クランプのための減衰装置の本発明によるベアリン
グ要素の断面を示す。
【図5】図5は、側面図であり、断面部は減衰要素のも
っと進んだ実施例の断面である。
【図6】図6は、減衰要素のもっと進んだ実施例の平面
図である。
【図7】図7は、図6による減衰要素の側面図である。
【図8】図8は、減衰要素および外皮を形成する異なる
プラスティック材料からなる領域を備える減衰装置の製
造装置を示す。
【図9】図9は、減衰要素を放出する手順を示す。
【符号の説明】
12,13…ベアリング要素 29,30…収容室 31,32,52…減衰要素 33,34…接触表面 35,36…保持表面 68…外皮
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 フリック ハンス ドイツ連邦共和国,デー−87487 ビッゲ ンシュバッハ,バイセン 1

Claims (32)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 例えばスキー・ブーツとスキーとの間の
    結合装置のつま先及び/又はかかとクランプのような、
    結合部品とスキー表面との間に配置される減衰装置にお
    いて、上記減衰装置(14)はベアリング要素(12,
    13)により形成され、上記ベアリング要素(12,1
    3)は内部に減衰要素(31,32;52)の少なくと
    も一つの収容室(29,30)が配置された外皮(6
    8)を具備すること、プラスティック材料の上記減衰要
    素(31,32;52)は上記外皮(68)より低い硬
    度と高い弾性を有すること、並びに上記減衰要素(3
    1,32;52)の少なくとも一つの接触表面(33,
    34)は、上記ベアリング要素(12,13)の保持表
    面(35,36)を貫通しかつ少なくとも非緊張状態で
    上記保持表面(36)から突き出ていることを特徴とす
    る減衰装置。
  2. 【請求項2】 上記ベアリング要素(12,13)は、
    一つの部品で形成されかつ上記結合装置(4)の、スキ
    ーの長手方向に互い離れて配置されている二つの結合部
    品の保持面を有することを特徴とする請求項1記載の減
    衰装置。
  3. 【請求項3】 上記各結合部品とスキー(1)の表面
    (10)との間にベアリング要素(12,13)が配置
    されること、及び上記ベアリング要素(12,13)
    は、互い向かい合っている張り出し部分(15,16)
    により重なっていることを特徴とする請求項1または2
    記載の減衰装置。
  4. 【請求項4】 上記ベアリング要素(12,13)また
    はそれらの張り出し部分(15,16)の各々は、スキ
    ーの長手方向に相互に調整可能に案内装置(21)に締
    め付けられていることを特徴とする請求項1〜3のいず
    れか一つの項に記載の減衰装置。
  5. 【請求項5】 上記案内装置(21)の領域に、様々な
    ブーツ・サイズに対応して印が配置されていることを特
    徴とする請求項1〜4のいずれか一つの項に記載の減衰
    装置。
  6. 【請求項6】 上記ベアリング要素(12,13)は、
    収容室(29,30)を形成する下囲い部材(47)お
    よび上囲い部材(48)により形成されることを特徴と
    する請求項1〜5のいずれか一つの項に記載の減衰装
    置。
  7. 【請求項7】 上記下囲い部材(47)と上記上囲い部
    材(48)は、特に接着剤または溶接などで互い結合さ
    れていることを特徴とする請求項1〜6のいずれか一つ
    の項に記載の減衰装置。
  8. 【請求項8】 上記収容室(29,30)内に配置され
    る上記減衰要素(31,32;52)は、穴(49)の
    領域において上記ベアリング要素(12,13)の上記
    保持表面(36)から突き出していることを特徴とする
    請求項1〜7のいずれか一つの項に記載の減衰装置。
  9. 【請求項9】 プラスティックの上記減衰要素(31,
    32;52)は、例えばポリウレタン(PUR)または
    それと同等の弾性材料により形成されることを特徴とす
    る請求項1〜8のいずれか一つの項に記載の減衰装置。
  10. 【請求項10】 上記減衰要素(31,32;52)は
    ゴム材料により形成されることを特徴とする請求項1〜
    9のいずれか一つの項に記載の減衰装置。
  11. 【請求項11】 上記減衰要素(31,32;52)の
    ショア硬度は、40ショアと80ショアの間、好適には
    60ショアであることを特徴とする請求項1〜10のい
    ずれか一つの項に記載の減衰装置。
  12. 【請求項12】 上記収容室(29,30)は弾性材料
    を注入して満たされることを特徴とする請求項1〜11
    のいずれか一つの項に記載の減衰装置。
  13. 【請求項13】 上記ベアリング要素(12,13)ま
    たは、上記下囲い部材や上囲い部材の各々のような上記
    ベアリング要素(12,13)の囲い部材の各々は、特
    に、ポリウレタン、ポリアミドなどのプラスティックに
    よりつくられることを特徴とする請求項1〜12のいず
    れか一つの項に記載の減衰装置。
  14. 【請求項14】 上記減衰要素(31,32;52)
    は、上記ベアリング要素(12,13)の材料の摩擦係
    数より大きい摩擦係数を呈することを特徴とする請求項
    1〜13のいずれか一つの項に記載の減衰装置。
  15. 【請求項15】 上記ベアリング要素(12,13)は
    位置決め要素(45)を具備し、上記位置決め要素(4
    5)は、つま先及び/又はかかとクランプ(2,3)の
    保持面(44)の領域内に上記結合部品のためのフラン
    ジ形状が形成されることを特徴とする請求項1〜14の
    いずれか一つの項に記載の減衰装置。
  16. 【請求項16】 上記減衰装置(14)の長手延長方向
    に、互い距離をおいた上記収容室(29,30)が、上
    記減衰要素のために配置されることを特徴とする請求項
    1〜15のいずれか一つの項に記載の減衰装置。
  17. 【請求項17】 上記減衰要素(31,32;52)
    は、互い離れて配置される複数の接触表面(67)を具
    備することを特徴とする請求項1〜16のいずれか一つ
    の項に記載の減衰装置。
  18. 【請求項18】 上記下囲い部材(47)および上記上
    囲い部材(48)は射出成形品により形成されることを
    特徴とする請求項1〜17のいずれか一つの項に記載の
    減衰装置。
  19. 【請求項19】 上記下囲い部材(47)および上記上
    囲い部材(48)は互い異なる材料、例えばアルミニウ
    ム、鉄、プラスティックからなることを特徴とする請求
    項1〜18のいずれか一つの項に記載の減衰装置。
  20. 【請求項20】 上記結合部品の上記保持面(44)の
    領域内に、スリーブ形状のスペーサ(39,54)を備
    えた締結要素(9)のために上記ベアリング要素(1
    2,13)が提供され、上記締結要素(9)は外被を突
    き出して垂直方向に上記表面まで達していることを特徴
    とする請求項1〜19のいずれか一つの項に記載の減衰
    装置。
  21. 【請求項21】 上記スペーサ(39,54)は、上記
    下囲い部材(47)の内側表面と上記上囲い部材(4
    8)の外側表面または上記保持面(44)の各々の間に
    延びることを特徴とする請求項1〜20のいずれか一つ
    の項に記載の減衰装置。
  22. 【請求項22】 上記締結要素(9)のための上記下囲
    い部材(47)内の上記穴(49)は、楕円穴(60)
    として上記スペーサ(39,54)の穴(26)の領域
    内に構成され、楕円穴(60)の長さ(61)はおおよ
    そ上記スペーサ(39,54)の内径(62)に一致
    し、幅は、上記内径(62)より小さいことを特徴とす
    る請求項1〜21のいずれか一つの項に記載の減衰装
    置。
  23. 【請求項23】 上記スペーサ(39,54)の長さ
    (55)は上記ベアリング要素(12,13)の厚さ
    (27)に相当することを特徴とする請求項1〜22の
    いずれか一つの項に記載の減衰装置。
  24. 【請求項24】 上記スペーサ(39,54)の外周に
    固定装置が配置され、この固定装置は特に周りを取り囲
    む溝、糸、節などによって形成されることを特徴とする
    請求項1〜23のいずれか一つの項に記載の減衰装置。
  25. 【請求項25】 上記スペーサ(39,54)は、圧力
    に対して高い抵抗力を有する材料、例えばアルミニウ
    ム、鉄、強度の高いプラスティックなどからなることを
    特徴とする請求項1〜24のいずれか一つの項に記載の
    減衰装置。
  26. 【請求項26】 上記減衰要素(69)は、特にポリエ
    チレン(PE)であるプラスティックの被覆の内側に配
    置され、上記被覆は単一部材の外皮(68)として形成
    されていることを特徴とする請求項1〜25のいずれか
    一つの項に記載の減衰装置。
  27. 【請求項27】 上記減衰要素(31,32;52)の
    上記接触表面(33,34)を介してスキー(1)の表
    面(10)上にもたれている上記ベアリング要素(1
    2,13)の上記保持表面(35)は、上記スキー
    (1)の上記表面(10)から非緊張状態である距離
    (46)離れて配置されることを特徴とする請求項1〜
    26のいずれか一つの項に記載のスキー。
  28. 【請求項28】 少なくとも二種類の異なる材料からな
    る可塑性のプラスティック材料を射出成形用キャビティ
    内に射出し、かつ異なる材料の硬化後にこの複合の構成
    部材を射出成形用キャビティから取り出すことの出来
    る、特にスキーとスキー・ブーツ間の振動を減衰するた
    めの減衰装置の製造方法において、少なくとも二種類の
    異なるプラスティック材料は、減衰要素(31,32;
    52;69)を形成するたの核(70)とこれらの減衰
    要素(31,32;52;69)となるプラスティック
    材料を包囲する外皮(68)として硬化され、上記外皮
    (68)のプラスティック材料で上記射出成形用キャビ
    ティが満たされる所定時間の少なくともその間で、上記
    減衰要素(31,32;52;69)のためのプラステ
    ィック材料が直後に上記射出成形用キャビティ内に注入
    されることを特徴とする減衰装置の製造方法。
  29. 【請求項29】 上記外皮(68)と上記核(70)の
    ための上記異なるプラスティック材料は、異なる圧力下
    で上記射出成形用キャビティ(71)内に注入されるこ
    とを特徴とする請求項28記載の減衰装置の製造方法。
  30. 【請求項30】 上記減衰要素(31,32;52;6
    9)を取り囲む外皮領域(88)は上記射出成形工程の
    後に取り除かれ、そして上記減衰要素(31,32;5
    2;69)が上記減衰要素(31,32;52;69)
    の上記表面の方向に延張するのを可能にし、この延張部
    は、上記外皮(68)内に配置されかつ上記接触表面
    (33,34)を形成することを特徴とする請求項28
    記載の減衰装置の製造方法。
  31. 【請求項31】 上記外皮(68)のためのプラスティ
    ック材料は可塑的状態で上記射出成形用キャビティ内に
    注入されかつ圧力下でガスが上記射出成形用キャビティ
    内の上記プラスティック材料内に吹き込まれ、上記外皮
    (68)の上記プラスティック材料は、上記成形型の壁
    上に移されかつそれにより中空の空間が形成され、その
    上、上記外皮(68)が予備硬化する短い時間の後の適
    当な時期に、上記減衰要素(31,32;52;69)
    を形成する上記核(70)のための上記プラスティック
    材料が、可塑化されかつ上記外皮(68)の内側のキャ
    ビティに注入され、その結果上記ガスが上記キャビティ
    から押し出されることを特徴とする請求項28または2
    9記載の減衰装置の製造方法。
  32. 【請求項32】 上記核(70)のための上記可塑化さ
    れたプラスティック材料に、圧力および高温のもとで上
    記ガスを発生する添加物が混ぜられ、上記核(70)は
    上記外皮(68)内側のキャビティ内で泡立つことを特
    徴とする請求項31記載の減衰装置の製造方法。
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