JPH0725441A - 可動体使用の搬送設備 - Google Patents

可動体使用の搬送設備

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JPH0725441A
JPH0725441A JP17632393A JP17632393A JPH0725441A JP H0725441 A JPH0725441 A JP H0725441A JP 17632393 A JP17632393 A JP 17632393A JP 17632393 A JP17632393 A JP 17632393A JP H0725441 A JPH0725441 A JP H0725441A
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frame body
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Masami Murakami
雅美 村上
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 被搬送物支持部25のみ被搬送物29に合わせた
形状でよく、本体11は細長くコンパクトに形成し得る。
送りローラ49を受動面15に当接させることで、送り装置
40により可動体10に推進力を与えて、一定経路5上で移
動し得る。一定経路5の直線状経路部では、フレーム体
11,12,13を平面視ならびに側面視で直線状姿勢として
移動し得、左右や上下のカーブ経路部では、フレーム体
11,12,13を連結装置20の部分でカーブに沿って屈折し
た姿勢で移動し得る。 【効果】 可動体の本体は細長くコンパクトに形成でき
る。可動体は長尺であったとしても、直線状経路部やカ
ーブ経路部での移動を円滑に確実にかつ安定して行え
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、たとえば床側の一定経
路上で可動体群を密状に移動させるのに利用される可動
体使用の搬送設備に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、非駆動式の可動体を一定経路上で
移動させるものとして、たとえば特開平2−209309号公
報に見られる構成が提供されている。この従来構成は、
可動体が走行自在な一定経路の上手に可動体搬送装置を
設けるとともに、下手にブレーキ装置を設けている。そ
して可動体搬送装置を、可動体の側面に当接自在な左右
一対の送りローラと、これら送りローラに連動する回転
駆動装置とから構成している。またブレーキ装置を、可
動体の側面に当接自在な左右一対のブレーキローラと、
これらブレーキローラに逆送り回転力を付与するトルク
モータとから構成している。
【0003】このような従来の構成によると、可動体の
両側面に当接している両送りローラを回転駆動装置によ
り強制回転させることで、可動体に大きな推進力を与え
ることになり、以て可動体を一定経路上で移動し得る。
その際に可動体は、先行し停止している可動体群を後押
しして移動させることになる。
【0004】一定経路の下手においては、逆送り回転さ
れているブレーキローラが可動体の両側面に当接してい
ることから、この可動体に逆搬送方向の推進力が作用
し、ここで送り回転力が逆送り回転力よりも大であるこ
とから、その差に相応してブレーキローラが送り回転側
に回転される。これにより下手の可動体は、ブレーキ作
用を受けた状態で移動されることになり、したがって可
動体群は前後端間に隙間を生じめることなく密な後押し
状態で移動される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来の構成に
よると、剛体化(一体化)した台車形式の可動体である
ことから、たとえば長尺の被搬送物を取り扱う可動体の
場合、全体が大型化、重量化することになる。
【0006】また可動体に送り装置を作用させるとき、
一定経路が直線状であるときには支障なく行えるが、一
定経路が平面視において湾曲しているカーブ経路部(タ
ーン経路部など)や、側面視において水平経路部から上
昇経路へ移るカーブ経路部や、水平経路部から下昇経路
へ移るカーブ経路部などにおいては、前後の可動体が成
す相対角度が鋭角になって後押しが円滑に行えず、特に
可動体が長尺であるほど相対角度は鋭角になる。したが
って、このようなカーブ経路部を有する一定経路に採用
できない。
【0007】なお、たとえば特開昭61−166768号公報に
見られるように、複数個のキャリア(可動体)を連結し
かつ後押し移動させる構成も提供されているが、この場
合、カーブ経路においては、幅広キャリアの側縁部に設
けた緩衝部材どうしの当接による後押しであることか
ら、その変位した後押し力によりキャリアが傾斜するな
どし、以てカーブ経路においては安定した移動を行えな
い。
【0008】本発明の目的とするところは、可動体の本
体を細長くコンパクトに形成し得、しかもカーブ経路部
を有する一定経路でも、可動体群の密状(列車状)の移
動を円滑に確実にかつ安定して行える可動体使用の搬送
設備を提供する点にある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成すべく本
第1発明の可動体使用の搬送設備は、レールに支持案内
されて一定経路上を移動自在な可動体の本体を、連結装
置を介して相対回動自在に連結した複数のフレーム体に
より形成するとともに、これらフレーム体の側面を受動
面に形成し、各フレーム体のうち少なくとも一つのフレ
ーム体に、被搬送物支持部と、レールに支持案内される
一対の被案内装置とを設けるととも、残りのフレーム体
は遊端側に被案内装置を設け、前記一定経路中に、前記
受動面に当接自在な送りローラを有する送り装置を設け
ている。
【0010】そして本第2発明の可動体使用の搬送設備
は、本体の前後端を当接部に形成している。さらに本第
3発明の可動体使用の搬送設備は、本体の前後端の一方
に係合部を形成するとともに、他方に被係合部を形成し
ている。
【0011】また本第4発明の可動体使用の搬送設備
は、本体は三本のフレーム体からなり、中間のフレーム
体に被搬送物支持部を設けている。
【0012】
【作用】上記した本第1発明の構成によると、被搬送物
支持部のみ被搬送物に合わせた形状でよく、本体は細長
くコンパクトに形成し得る。そして可動体を送り装置に
対向して位置させた状態で、強制回転させている送りロ
ーラを受動面に当接させることで、送り装置により可動
体に推進力を与えることになり、以て可動体を一定経路
上で移動し得る。その際に一定経路の直線状経路部で
は、各可動体の本体、すなわち各フレーム体を平面視な
らびに側面視で直線状姿勢として移動し得、また左右や
上下のカーブ経路部では、各フレーム体を連結装置の部
分でカーブに沿って屈折した姿勢で移動し得る。
【0013】そして上記した本第2発明の構成による
と、直線状経路部では、各フレーム体が平面視ならびに
側面視で直線状姿勢になることから、先行可動体の幅方
向中央部に位置した当接部に対して後続可動体の当接部
が真後ろから当接する状態になり、その後押し移動は円
滑に確実に行える。また左右や上下のカーブ経路部で
は、各フレーム体がカーブに沿って屈折した姿勢で後押
し移動されることから、先行可動体の後部フレーム体と
後続可動体の前部フレーム体とが成す相対角度を鈍角と
し得、先行可動体の幅方向中央部に位置した当接部に対
して後続可動体の当接部が鈍角で当接する状態になっ
て、その後押し移動は円滑に確実に行える。
【0014】さらに上記した本第3発明の構成による
と、被係合部に係合部を係合させて可動体群を列車状に
接続した状態で、先行可動体に送り装置を作用させるこ
とで、後続可動体群を引っ張りにより移動し得る。
【0015】また上記した本第4発明の構成によると、
中間のフレーム体で被搬送物を支持するとともに、前後
のフレーム体に設けた被案内装置をレールに支持案内さ
せることで、この可動体を常に安定して移動し得る。
【0016】
【実施例】以下に本発明の第一の実施例を図1〜図9に
基づいて説明する。図1〜図5、図9において、床1側
からの機枠2に、チャンネル状のレール3が、その開放
部を相対向して左右一対に配設してあり、そしてレール
3の開放部側の縁部には、その上下面に四角棒状のガイ
ド部材4が固定してある。前記レール3により一定経路
5を形成するものであり、ここで一定経路5は平面視に
おいて、平行した一対の直線状経路部5aと、これら直
線状経路部5aの始終端間を接続したカーブ経路部5b
とにより無端状に形成されている。
【0017】両レール3に支持案内されて一定経路5上
を移動自在な可動体10が設けられる。この可動体10は、
その本体11を三本(複数)のフレーム体12,13,14によ
り形成している。ここで各フレーム体12,13,14は、四
角筒状体(四角棒状体)により形成され、それぞれ左右
一対の両側面を受動面15に形成している。そして前部フ
レーム体12と中間部フレーム体13との間、ならびに中間
部フレーム体13と後部フレーム体14間を、連結装置20を
介して相対回動自在に連結している。
【0018】すなわち連結装置20は、中間部フレーム体
13の前後端に一体化した端部材16と、前後のフレーム体
12,14の相対向端との間に設けられるもので、前記端部
材16に左右方向の横ピン21を介して上下揺動自在に取り
付けた連結体22を設けるとともに、この連結体22を、前
後のフレーム体12,14の相対向端に縦ピン23を介して左
右揺動自在に連結したところの、トラニオン形式が採用
されている。
【0019】前記フレーム体12,13,14のうち少なくと
も一つのフレーム体、この実施例では中間部フレーム体
13に、被搬送物支持部25と、レール3に支持案内される
前後一対の被案内装置30とを設けるととも、残りのフレ
ーム体、この実施例における前後のフレーム体12,14に
は、遊端側に被案内装置31,32を設けている。
【0020】前記被搬送物支持部25は、前記端部材16の
上部に前後方向の継手ピン26を介して連結したブラケッ
ト27と、前後のブラケット27間に設けた支持フレーム28
とからなる。この支持フレーム28は、ブラケット27上に
取り付けた左右方向材28Aと、両左右方向材28Aの外端
間を連結する前後方向材28Bとにより、平面視で四角枠
状に形成され、そして支持フレーム28上に、被搬送物29
の支持具(図示せず)が配設される。
【0021】各被案内装置30,31,32は同様な構成であ
って、中間部フレーム体13の前後端部に設けた前記端部
材16や、前後のフレーム体12,14の遊端部に設けた端部
材17,18に回動自在に取り付けた上下方向ピン33と、こ
の上下方向ピン33の下端に左右方向ピン34を介して回動
自在に連結したトロリ本体35と、このトロリ本体35の両
側にそれぞれ前後一対に取り付けられかつ前記レール3
に嵌合して支持案内される被支持ローラ36と、前記トロ
リ本体35の上下にそれぞれ前後一対に取り付けられかつ
前記ガイド部材4に当接して案内される被ガイドローラ
37とにより、トロリ形式に構成されている。
【0022】そして本体11の前面と後面、すなわち前部
フレーム体12の端部材17の前面と、後部フレーム体14の
端部材18の後面とは、当接部38,39に形成される。両直
線状経路部5aの所定箇所には、前記受動面15に作用し
て可動体10に走行力を付与する送り装置40を設けてい
る。この送り装置40は図6、図7に示すように、前記レ
ール3の側外方において前記機枠2から連設したベース
体41に縦軸42を立設している。そして縦軸42には軸受43
を介して支持部材44が縦軸心45の周りに揺動自在に取り
付けられる。
【0023】前記支持部材44には、回転駆動装置(モー
タなど)46が配設され、この回転駆動装置46に連動する
減速機47から上方へ取り出した出力軸48に、たとえばウ
レタン製の送りローラ49が固定される。なお回転駆動装
置46は前記送りローラ49に送り回転力Aを付与する。前
記支持部材44は前方に伸びるブラケット50を一体に有
し、このブラケット50とベース体41との間に支持部材44
を揺動させるシリンダ装置51を設けている。
【0024】したがってシリンダ装置51を作動させるこ
とで支持部材44を縦軸心45の周りに揺動させ、送りロー
ラ49を一方の受動面15に対して当接離間動し得る。その
際に、最大に接近した位置を規制するために、前記支持
部材44から被ストッパ体52を連設するとともに、この被
ストッパ体52が当接自在なストッパ体53をベース体41に
位置調整自在に設けている。そして送りローラ49に対向
して、他方の受動面15が当接自在な定置ローラ54を、縦
軸55を介して遊転のみ自在に設けている。
【0025】なお図9に示すように、直線状経路部5a
の他の所定箇所には、前記受動面15に作用して可動体10
に制動力を付与する制動装置60を設けている。さらに前
記送り装置40と制動装置60との間に送り込み送り出し装
置65を設けている。なお、各装置40,60,65の配置パタ
ーンは種々変更されるものであり、また制動装置60と送
り込み送り出し装置65は、その一部あるいは全部を省略
してもよい。
【0026】前記制動装置60は前記送り装置40と同様の
構造であって、前記可動体10における一方の受動面15に
対して側方から当接離間自在で、かつたとえばウレタン
製の制動ローラ61と、この制動ローラ61に連動し、かつ
制動ローラ61に逆送り回転力Bを付与する逆回転駆動装
置(トルクモータ)62と、可動体10における他方の受動
面15が当接自在な受けローラ63などから構成される。な
お逆回転駆動装置62による逆送り回転力Bは、前記回転
駆動装置46の送り回転力Aよりも小に設定してある。ま
た前記送り込み送り出し装置65は、前記送り装置30と同
じ構造のものが採用される。
【0027】次に上記の第一の実施例において可動体10
の移動作業を説明する。たとえば送り込み送り出し装置
65を後述する送り装置40と同様に作動させることにより
送り出された可動体10は、送り装置40側が受入れ態勢に
なった状態で移動される。その際に一定経路5上に密な
列車状で位置している可動体10群の最後尾の可動体10に
おける後端部の当接面39に、この送り込まれた可動体10
の前端部の当接面38が当接し、以て送り込み送り出し装
置65の送り込み力で可動体10群を移動させる。
【0028】この送り込み送り出し装置65による送り込
みは、該当する可動体10の前端部が送り装置40に入るこ
とで停止される。このとき送り装置40におけるシリンダ
装置51は伸展され、支持部材44を縦軸心45の周りで外方
に揺動させ、以て送りローラ49は図6の仮想線で示すよ
うに受動面15から離間している。したがって可動体10の
移動(搬入)は何んら支障なく行われる。
【0029】その後、上述とは逆作用によって送りロー
ラ49を接近動させて図6の実線で示すように一方の受動
面15に圧接させるとともに、他方の受動面15を定置ロー
ラ54に当接させ、以て両ローラ49,54により前部フレー
ム体12を挟持するのであるが、このとき送りローラ49は
回転駆動装置46によって回転駆動されている。したがっ
て強制回転されている送りローラ49を受動面15に圧接さ
せることで、その送り回転力Aにより可動体10に移動力
を与えることになり、以て可動体10は一定経路5上にお
いて所望の速度で移動され、一定経路5に密な列車状で
位置している可動体10群を後押し移動することになる。
【0030】このような移動の際に各被案内装置30,3
1,32は、各被支持ローラ36を介してレール3に支持案
内され、そして各被ガイドローラ37が上下に振り分けた
ガイド部材4に当接することで、ガタ付きのない案内と
可動体10の横倒れ阻止とが行われる。
【0031】前述した送り装置40による可動体10の送り
量はエンコーダなどにより検出され、所定の或る送り量
を検出したときに送りローラ49が離間して移動作業が停
止される。一定経路5を移動している可動体10に対して
制動装置60によって制動がかけられている。すなわち送
り装置40による可動体10の移動作業が停止していると
き、制動装置60におけるシリンダ装置は収縮され、以て
制動ローラ61は離間している。そして送り装置40の送り
動に連動して、上述とは逆作用によって制動ローラ61を
接近動させ、受動面15に圧接させるのであるが、このと
き制動ローラ61は、送りローラ49とは反対側に回転駆動
されている。
【0032】すなわち逆回転駆動装置62の駆動により制
動ローラ61を逆方向に強制回転させている。したがって
強制回転されている制動ローラ61を受動面15に圧接させ
たとき、その逆送り回転力Bによって可動体10に逆移動
方向の推進力が作用するが、ここで送り回転力Aが逆送
り回転力Bよりも大きいことから、その差に相応して制
動ローラ61が送り回転側に回転され、そのときの負荷は
トルクモータにより吸収される。
【0033】これにより下手の制動装置60に対応した可
動体10は、制動作用を受けた状態で移動されることにな
り、したがって送り装置40から制動装置60の間では、複
数台の可動体10が、その前後端間に隙間を生じめること
なく密に後押し状態で整列されることになる。この制動
装置60による制動作用は、送り装置40による移動停止に
相前後して停止される。
【0034】このように一定経路5において可動体10が
間欠移動している間に、または停止している間に、作業
者によって、被搬送物29に対して各種の作業を遂行し得
る。なお前述したような後押しにより制動装置60から押
し出された可動体10は、送り込み送り出し装置65に達す
る。
【0035】上述した送り装置40による可動体10の移動
は、その送りローラ49を、前部フレーム体12の受動面15
から中間部フレーム体13の受動面15、ならびに後部フレ
ーム体14の受動面15へと順次作用させることで行われ
る。
【0036】その際に、送りローラ49が前部フレーム体
12に作用しているとき、中間部フレーム体13と後部フレ
ーム体14は連結装置20を介して引っ張り移動され、また
中間部フレーム体13に作用しているとき、前部フレーム
体12は連結装置20を介して押し移動されるとともに後部
フレーム体14は連結装置20を介して引っ張り移動され、
さらに後部フレーム体14に作用しているとき、中間部フ
レーム体13と前部フレーム体12は連結装置20を介して押
し移動されることになる。
【0037】上述した一定経路5上での列車状の後押し
移動において、直線状経路部5aでは、各可動体10の本
体11、すなわち各フレーム体12,13,14が平面視ならび
に側面視で直線状姿勢になることから、当接部39に対し
て当接部38が真後ろから当接する状態になり、その後押
し移動は円滑に確実に行える。
【0038】またカーブ経路部5bでは、各フレーム体
12,13,14は、平面視において連結装置20の部分でカー
ブに沿って屈折した姿勢で後押し移動されることにな
る。これにより、平面視において、先行可動体10の後部
フレーム体14と後続可動体10の前部フレーム体12とが成
す相対角度Θが鈍角となり、当接部39に対して当接部38
が鈍角で当接することになって、その後押し移動は円滑
に確実に行える。なお屈曲は、連結装置20において、縦
ピン23の周りで相対回動することで行われる。
【0039】上記実施例では、可動体10の本体11とし
て、三本のフレーム体12,13,14からなる形式を示した
が、これは前部フレーム体12と中間部フレーム体13から
なる二本形式、中間部フレーム体13と後部フレーム体14
からなる二本形式、前部フレーム体12の前方や後部フレ
ーム体14の後方に単数または複数のフレーム体を連結し
た三本以上の形式などであってもよい。
【0040】上記実施例では、連結装置20として、中間
部フレーム体13側に横ピン21を設けるとともに前後のフ
レーム体12,14側に縦ピン23を設けた形式を示したが、
これは中間部フレーム体13側に縦ピンを設けるとともに
前後のフレーム体12,14側に横ピンを設けた形式や、球
継手により自由回動自在に連結した形式などであっても
よい。
【0041】上記実施例では、送り装置40や送り込み送
り出し装置65や制動装置60において、一方の送りローラ
49や制動ローラ61を強制駆動形式としかつ他方の定置ロ
ーラ54や受けローラ54遊転形式としたが、これは両方の
ローラの全てを強制駆動形式としてもよい。さらに他方
のローラも受動面15に対して当接離間自在に構成しても
よい。
【0042】上記実施例では、床1側からの機枠2にレ
ール3を配設しているが、これは図3の仮想線で示すよ
うに、床面1a下のピット内にレール3を配設した構成
であってもよい。これによると、可動体10を含めた全体
の高さを低く形成できる。またレール3は、チェーンな
どメンテナンスを必要とする部分がないので、床面1a
下のピット内配設は何ら支障なく行える。
【0043】上記実施例では、床1側を走行自在な可動
体10を示したが、これは天井側に配設したレールに支持
案内されて移動自在な可動体であってもよい。図10は本
発明の第二の実施例を示す。すなわち一定経路5中に、
側面視において上方(または下方)へのカーブ経路部5
bを形成したもので、この場合も側面視において、先行
可動体10の後部フレーム体14と後続可動体10の前部フレ
ーム体12とが成す相対角度Θが鈍角となり、当接部39に
対して当接部38が鈍角で当接することになって、その後
押し移動は円滑に確実に行える。なお屈曲は、連結装置
20において、横ピン21の周りで相対回動することで行わ
れる。
【0044】図11は本発明の第三の実施例を示す。すな
わち可動体10群の後押し移動を引っ張り移動に変更した
もので、前部フレーム体12の前端である端部材17に、上
方へ突出する被係合部70を設けるとともに、後部フレー
ム体14の後端である端部材18に、前記被係合部70に対し
て上方から係脱自在な係合部(係合突起)71を横ピン72
を介して上下揺動自在に設けている。ここで係合部71
は、自重により係合付勢してもよいし、ばねなどにより
弾性的に係合付勢してもよい。
【0045】この第三の実施例によると、被係合部70に
係合部71を係合させて可動体10群を列車状に接続した状
態で、先行可動体10に送り装置40を作用させることで、
後続可動体10群を引っ張りにより移動し得る。
【0046】図12は本発明の第四の実施例を示す。すな
わち本体11に対して被搬送物支持部25を左右のいずれか
一方へ変位して設け、被搬送物支持部25の変位側の下部
に遊転輪(車輪やローラ)75を取り付けるとともに、こ
の遊転輪75を下方から支持するガイドレール76を一定経
路5に沿って配設している。
【0047】図13は本発明の第五の実施例を示す。すな
わち本体11の両側方で、被搬送物支持部25の下部に遊転
輪75を取り付けるとともに、これら遊転輪75を下方から
支持する一対のガイドレール76を一定経路5に沿って配
設している。なおガイドレール76は一定経路5の全長に
設けてもよく、また主として被搬送物29を支持して作業
を行う直線状経路部5aにのみ設けてもよい。
【0048】図14は本発明の第六の実施例を示す。すな
わち一定経路5に沿って左右一対の遊転ローラ装置77を
配設し、これら遊転ローラ装置77により被搬送物支持部
25の両側部を下方から支持している。なお遊転ローラ装
置77は一定経路5の全長に設けてもよく、また主として
被搬送物29を支持して作業を行う直線状経路部5aにの
み設けてもよい。
【0049】
【発明の効果】上記構成の本第1発明によると、可動体
は、被搬送物支持部のみ被搬送物に合わせた形状でよ
く、本体は細長くコンパクトに形成することができる。
また可動体は、直線状経路部では各フレーム体を平面視
ならびに側面視で直線状姿勢として移動できるととも
に、左右や上下のカーブ経路部では各フレーム体を連結
装置の部分でカーブに沿って屈折した姿勢で移動でき、
したがって可動体が長尺であったとしても移動は円滑か
つ確実に行うことができる。
【0050】そして上記した本第2発明の構成による
と、直線状経路部では各フレーム体が直線状姿勢になる
ことから、先行可動体の幅方向中央部に位置した当接部
に対して後続可動体の当接部を真後ろから当接でき、そ
の後押し移動を円滑に確実に行うことができる。またカ
ーブ経路部では各フレーム体がカーブに沿って屈折した
姿勢になることから、先行可動体の後部フレーム体と後
続可動体の前部フレーム体とが成す相対角度を鈍角とし
て、先行可動体の幅方向中央部に位置した当接部に対し
て後続可動体の当接部を鈍角で当接でき、その後押し移
動は円滑に確実にかつ安定して行うことができる。
【0051】さらに上記した本第3発明の構成による
と、被係合部に係合部を係合させて可動体群を列車状に
接続した状態で、後続可動体群を引っ張りにより移動す
ることができる。
【0052】また上記した本第4発明の構成によると、
中間のフレーム体で被搬送物を支持するとともに、前後
のフレーム体に設けた被案内装置をレールに支持案内さ
せることで、この可動体を常に安定して移動することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施例を示し、可動体使用の搬
送設備における可動体部分の側面図である。
【図2】同可動体部分の平面図である。
【図3】同可動体部分の縦断正面図である。
【図4】同連結装置部分の縦断側面図である。
【図5】同連結装置部分の平面図である。
【図6】同送り装置部分の平面図である。
【図7】同送り装置部分の側面図である。
【図8】同カーブ経路移動状態を示す平面図である。
【図9】同全体の配置を示す概略平面図である。
【図10】本発明の第二の実施例を示し、カーブ経路移動
状態を示す側面図である。
【図11】本発明の第三の実施例を示し、連結装置部分の
側面図である。
【図12】本発明の第四の実施例を示し、可動体部分の縦
断正面図である。
【図13】本発明の第五の実施例を示し、可動体部分の縦
断正面図である。
【図14】本発明の第六の実施例を示し、可動体部分の縦
断正面図である。
【符号の説明】
1 床 1a 床面 3 レール 4 ガイド部材 5 一定経路 5a 直線状経路部 5b カーブ経路部 10 可動体 11 本体 12 前部フレーム体 13 中間部フレーム体 14 後部フレーム体 15 受動面 20 連結装置 25 被搬送物支持部 29 被搬送物 30 被案内装置 31 被案内装置 32 被案内装置 36 被支持ローラ 37 被ガイドローラ 38 当接部 39 当接部 40 送り装置 46 回転駆動装置 49 送りローラ 54 定置ローラ 60 制動装置 62 逆回転駆動装置 65 送り込み送り出し装置 70 被係合部 71 係合部 A 送り回転力 B 逆送り回転力 Θ 相対角度

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レールに支持案内されて一定経路上を移
    動自在な可動体の本体を、連結装置を介して相対回動自
    在に連結した複数のフレーム体により形成するととも
    に、これらフレーム体の側面を受動面に形成し、各フレ
    ーム体のうち少なくとも一つのフレーム体に、被搬送物
    支持部と、レールに支持案内される一対の被案内装置と
    を設けるととも、残りのフレーム体は遊端側に被案内装
    置を設け、前記一定経路中に、前記受動面に当接自在な
    送りローラを有する送り装置を設けたことを特徴とする
    可動体使用の搬送設備。
  2. 【請求項2】 本体の前後端を当接部に形成したことを
    特徴とする請求項1記載の可動体使用の搬送設備。
  3. 【請求項3】 本体の前後端の一方に係合部を形成する
    とともに、他方に被係合部を形成したことを特徴とする
    請求項1記載の可動体使用の搬送設備。
  4. 【請求項4】 本体は三本のフレーム体からなり、中間
    のフレーム体に被搬送物支持部を設けたことを特徴とす
    る請求項1〜3記載の可動体使用の搬送設備。
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