JPH0725416Y2 - シリンダ錠 - Google Patents

シリンダ錠

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JPH0725416Y2
JPH0725416Y2 JP6246089U JP6246089U JPH0725416Y2 JP H0725416 Y2 JPH0725416 Y2 JP H0725416Y2 JP 6246089 U JP6246089 U JP 6246089U JP 6246089 U JP6246089 U JP 6246089U JP H0725416 Y2 JPH0725416 Y2 JP H0725416Y2
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JP
Japan
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key cylinder
rotor
case
key
cylinder
Prior art date
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Application number
JP6246089U
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JPH032158U (ja
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千年 池田
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Alpha Corp
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Alpha Corp
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この考案は、シリンダ錠、特にキーシリンダの抜取りに
よる不正解錠を防止するシリンダ錠に関連する。
従来の技術 シリンダ錠は建築物及び車両を含む種々の分野において
使用され、ケースと、ケース内に配置されたキーシリン
ダと、キーシリンダの内端に取付けられかつロック装置
に作動連結されたレバーとを有する。キーシリンダに
は、タンブラスプリングによりキーシリンダの外側に付
勢された複数のタンブラが設けられる。特定のキーをキ
ーシリンダ内に挿入することによりタンブラがキーシリ
ンダ内に引き込まれ、キーを回転して解錠することがで
きる。
ケース及びキーシリンダの材料としては、形成が容易で
かつ十分な破壊強度をもつ亜鉛ダイカストが多く用いら
れる。亜鉛ダイカスト製のケース及びキーシリンダは、
融解した亜鉛を金型のキャビティ内に加圧下で鋳造する
ことにより形成される。この場合、鋳造品が大型になる
と「湯まわり」が悪くなり、鋳造品に巣又はボイド等の
未充填部が生じ易くなる。このような未充填部の発生を
防止するため、鋳造品の最大長さは通常約30mmに設定さ
れる。
例えば、特公昭55−50147号公報に示される自動車のド
アロック装置は、ケーシング内にキーロータとリアロー
タとを設けたシリンダ錠を使用している。キーロータ内
にキーを挿入して回転することにより、自動車のドアを
施錠又は解錠することができる。
考案が解決しようとする課題 前記のシリンダ錠は、ケーシング内に移動可能に押圧体
を配置し、押圧体の内部にキーロータを設けている。キ
ーロータは金属製のカバーにより押圧体の内部に保持さ
れる。カバーはステンレス製の薄いプレートをプレス加
工して形成される。ところが、このカバーは薄いため、
破壊されやすい欠点を有する。このため、従来のリアロ
ータを有するシリンダ錠は、カバーを工具等により破壊
し、キーロータを取出してリアロータを回転することに
より容易に解錠することができるので、盗難を十分に防
止することができない。一方、前述のように、亜鉛ダイ
カスト鋳造では鋳造品の長さが制限されるから、キーロ
ータとリアロータとを一体に鋳造できないという問題が
あった。
そこで、この考案は前記の欠点を解消して付勢解錠防止
性能を高めたシリンダ錠を提供することを目的とする。
課題を解決するための手段 この考案のシリンダ錠は、ケースと、ケース内に配置さ
れかつキー孔が設けられた一端を有するキーシリンダ
と、ケース内に配置されかつキーシリンダと同軸上に設
けられたロータと、ロータの一端に取付けられかつロッ
ク装置に作動連結されるレバーとを有する。キーシリン
ダ又はロータに設けられた段部とケースに設けられた段
部とが当接してキーシリンダの軸方向内側移動を阻止す
る。また、ロータの他端に設けた受部に係合する突出部
をキーシリンダの他端に径方向に突出して形成し、受部
と突出部との係合によりキーシリンダの回転力をロータ
に伝達すると共に、レバーとケースとの当接によりキー
シリンダの軸方向外側移動を防止する。キーシリンダの
他端に設けた突出部と同一形状の突出部をロータの一端
に設ける。
作用 キーシリンダの他端に設けた突出部とロータの一端に設
けた突出部とが同一形状であるため、従来のキーシリン
ダを設計変更することなくそのまま使用できる利点があ
る。また、キーシリンダとロータとをケース内に配置す
るとき、ロータの他端に設けた受部にキーシリンダの他
端に設けた突出部を係合した後、ケース内に挿入する。
キーをキーシリンダのキー孔内に挿入して回転すると、
受部と突出部との係合によりキーシリンダの回転がロー
タに伝達される。また、キーシリンダとロータとの連結
及びレバーとケースとの当接によりキーシリンダの軸方
向外側移動が防止される。従って、キーシリンダの前部
に設けられたカバーを除去しても、キーシリンダをケー
スから取り出せず、ドアの不正解錠が阻止される。
実施例 以下、この考案の実施例を第1図及び第2図について説
明する。
第1図に示すように、この考案のシリンダ錠では、ケー
ス10と、ケース10内に配置されかつキー孔34が設けられ
た一端を有するキーシリンダ30と、ケース10内に配置さ
れかつキーシリンダ30と同軸上に設けられたロータ20
と、ロータ20の一端26に取付けられかつ図示しないロッ
ク装置に作動連結されるロッドが接続されるレバー51と
を有する。レバー51はEリング52によりロータ20の一端
26に設けられた突出部27に取付けられる。レバー51には
リターンスプリング50の一端が取付けられ、リターンス
プリング50の他端はケース10に固定される。リターンス
プリング50はキーシリンダ30を解錠方向に回転したとき
に、回転前の初期の位置に復帰させる弾性力をレバー51
に与える。
ケース10は前方スリーブ14と、前方スリーブ14から径方
向に突出するフランジ11と、フランジ11から後方に延び
る後方フランジ15とを有する。フランジ11はケース10を
図示しない自動車に取付けるため孔11aが形成される。
また、前方スリーブ14にはカバー40が装着されるが、カ
バー40の回転を阻止する突起13が設けられる。後方スリ
ーブ15には図示しないクリップを固定する突起16が設け
られる。
ロータ20は、ロータ本体21と、ロータ本体21の一端26に
設けられレバー51を支える突出部27と、ロータ本体21の
他端23に設けられた凹部24と、他端23に更に設けられか
つ貫通孔として受部25aを形成する係合部25とを有す
る。ロータ本体21には軽量化のため肉抜部22が形成され
る。
キーシリンダ30はシリンダ本体31と、シリンダ本体31の
一端に設けられたヘッド部33と、シリンダ本体31の他端
35から突出しかつロータ本体21の凹部24に挿入される突
起部36と、ヘッド部33及びシリンダ本体31に形成された
キー孔34とを有する。公知のように、シリンダ本体31に
は複数のタンブラ32が装着されるタンブラ溝32aが形成
される。シリンダ本体31の一端35には径方向外側に突出
する突出部37が形成される。
組立の際には、突出部37がロータ20の受部25aに嵌合さ
れ、ロータ20とキーシリンダ30がケース10内に装着され
る。ケース10内に装着された状態では、ロータ本体21の
段部23aがケース10の段部17に当接すると共に、シリン
ダ本体31の段部32bがケース10の段部18に当接する。従
って、ロータ20及びキーシリンダ30の軸方向内側への移
動が阻止される。また、レバー51がケース10に当接する
ため、ロータ20及びキーシリンダ30の軸方向外側への移
動が阻止される。
上記の構成において、リターンスプリング50の弾力に抗
して、キーKをキーシリンダ30のキー孔34内に挿入して
回転すると、受部25aと突出部37との係合によりキーシ
リンダ30の回転がロータ20に伝達される。その後、キー
Kはリターンスプリング50により自動的に初期の位置に
戻される。カバー40を除去して不正にキーシリンダ30を
抜き出そうとするとき、キーシリンダ30がロータ20に連
結されており、レバー51がケース10に当接することによ
りキーシリンダ30の軸方向外側移動が防止される。従っ
て、キーシリンダ30の前部に設けられたカバー40を除去
してもキーシリンダ30をケース10から取り出すことがで
きないから、ドアの不正解錠が阻止される。加えて、キ
ーシリンダ30の突出部37とロータ20のレバー51取り付け
用の突出部27とが同一形状であるため、従来のキーシリ
ンダを設計変更することなくそのまま使用できる。
前記の実施例では自動車のバックドアに取付けるシリン
ダ錠について説明したが、本考案は自動車以外の車両又
は建築物等の閉鎖部のドア又は開閉部にも適用が可能で
ある。
考案の効果 以上のように、この考案ではキーシリンダの不正な抜取
りを防止できるので、不正侵入又は盗難を防止できる利
点がある。また、キーシリンダの突出部とロータの突出
部とが同一形状であるため、従来のキーシリンダをその
まま使用でき、コスト低減が可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は自動車のバックドアに取付けた実施例を示すこ
の考案によるシリンダ錠の断面図、第2図はこの分解斜
視図である。 10……ケース、20……ロータ、30……キーシリンダ、34
……キー孔、51……レバー、23a,32b……段部、25a……
受部、27,37……突出部、

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ケースと、ケース内に配置されかつキー孔
    が設けられた一端を有するキーシリンダと、ケース内に
    配置されかつキーシリンダと同軸上に設けられたロータ
    と、ロータの一端に取付けられかつロック装置に作動連
    結されるレバーとを有し、キーシリンダ又はロータに設
    けられた段部とケースに設けられた段部とが当接してキ
    ーシリンダの軸方向内側移動を阻止し、ロータの他端に
    設けた受部に係合する突出部をキーシリンダの他端に径
    方向に突出して形成し、受部と突出部との係合によりキ
    ーシリンダの回転力をロータに伝達すると共に、レバー
    とケースとの当接によりキーシリンダの軸方向外側移動
    を防止するシリンダ錠において、 キーシリンダの他端に設けた突出部と同一形状の突出部
    をロータの一端に設けたことを特徴とするシリンダ錠。
JP6246089U 1989-05-31 1989-05-31 シリンダ錠 Expired - Lifetime JPH0725416Y2 (ja)

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JP6246089U JPH0725416Y2 (ja) 1989-05-31 1989-05-31 シリンダ錠

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JPH032158U JPH032158U (ja) 1991-01-10
JPH0725416Y2 true JPH0725416Y2 (ja) 1995-06-07

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2519058Y2 (ja) * 1991-09-24 1996-12-04 川崎重工業株式会社 培養装置
JP4549904B2 (ja) * 2005-03-15 2010-09-22 株式会社ユーシン シリンダ錠及びシリンダ錠の取付構造。

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH0444770Y2 (ja) * 1987-07-22 1992-10-21

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JPH032158U (ja) 1991-01-10

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