JPH07253917A - ファイルのバックアップ処理方法およびコンピュータシステム - Google Patents

ファイルのバックアップ処理方法およびコンピュータシステム

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JPH07253917A
JPH07253917A JP6043858A JP4385894A JPH07253917A JP H07253917 A JPH07253917 A JP H07253917A JP 6043858 A JP6043858 A JP 6043858A JP 4385894 A JP4385894 A JP 4385894A JP H07253917 A JPH07253917 A JP H07253917A
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JP
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backup
computer
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JP6043858A
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English (en)
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Takashi Arakawa
敬史 荒川
Takashi Oeda
高 大枝
Kiyoshi Honda
聖志 本田
Naoto Matsunami
直人 松並
Taisuke Kaneda
泰典 兼田
Ikuya Yagisawa
育哉 八木沢
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 サーバ用バックアップ制御部11を有する
サーバ1と、クライアント用バックアップ制御部12を
それぞれ有する転送元クライアント2および転送先クラ
イアント3は、それぞれネットワーク22によって接続
されており、転送元クライアント2のディスク15の使
用領域16に格納されているバックアップ対象ファイル
18を回復せしめるバックアップファイル19は、転送
先クライアント3のディスク15の未使用領域17にネ
ットワーク22を介して格納され、前記バックアップ対
象ファイル18の回復に用いられる。さらにサーバ用バ
ックアップ制御部11は上記それぞれのファイルについ
ての管理情報を持つ。 【効果】 ディスクの未使用領域を有効に利用するこ
とによって、バックアップ時における、交換可能な記録
媒体および該記録媒体についての記録装置に対する管
理、作業などによるユーザの負担を軽減する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は外部記憶装置を含むネッ
トワーク上のコンピュータシステムに係り、特に外部記
憶装置に格納されているデータの保護に好適なバックア
ップ方法および装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ディスク装置などの外部記憶装置を含む
コンピュータシステムにおいては、ディスク装置に格納
されているデータを障害から保護するために、そのデー
タを他の記憶媒体に退避するバックアップ処理が行なわ
れる。このようなバックアップ処理では、前記の記憶媒
体として磁気テープや光ディスク等の交換可能な記録媒
体が用いられることが多い。この場合、ディスク装置を
持つコンピュータは交換可能な記録媒体についての記録
装置も持ち、コンピュータはディスクから読み出したデ
ータを、記録装置にセットされた記録媒体に書き込むと
いう構成および方法をとり、さらに、この構成および方
法の、ネットワーク上のコンピュータへの適用を考えた
場合についても、記録装置を用いた記録媒体へのバック
アップが前提となる。特開平2−81224号に見られ
るように、記録装置を用いたバックアップ処理における
データ回復処理の高速化についての提案もなされている
が、いずれにせよ、以上のバックアップ処理において
は、記録媒体を記録装置にセットし、使用後の記録媒体
を記録装置からはずし、この記録媒体を保管しておく作
業が必要とされる。また、ディスク装置の障害に対し
て、前記の記録媒体にバックアップされたデータを用い
てディスク装置内のデータを回復する場合には、必要な
データを記録した記録媒体を記録装置にセットする作業
が必要とされる。
【0003】なお、特開平4ー288638号公報に記
載の技術のように、空き容量を超えるファイル発生が予
測された場合、ネットワーク上の他の記憶装置を利用し
て格納するものもある。
【0004】また、特開平4ー289933号公報に記
載の技術のように、リモート計算機にデータを退避しよ
うとする場合、そのリモート計算機が退避可能か否かを
確認し、不可能な場合には他のリモート計算機を選択し
て退避するものもある。
【0005】また、特開平5ー210562号公報に記
載の技術のように、コピー元ファイルのマシンとコピー
すべきファイルがどのマシン上にあるかを調べ、コピー
元,コピー先ファイルのあるマシン、およびコマンドを
実行するマシンとの関係から、効率的なコピー方法を求
めるものもある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】かかる従来の方法につ
いては、次のような課題がある。
【0007】バックアップ処理について全て交換可能な
記録媒体を用いる必要があるため、前記の記録媒体に対
する継続的なコストが生じる。
【0008】また、前記の記録媒体を用いるバックアッ
プ処理が頻繁に行なわれるため、それを行なうシステム
ユーザは前記の記録媒体および該記録媒体についての記
録装置に対する管理および繁雑な作業を頻繁に強いられ
ることになり、バックアップ処理に対するユーザの負担
が大きい。
【0009】さらに、前記の記録媒体にバックアップさ
れたデータを用いてディスク装置内のデータを回復する
場合についても同様に、ユーザの負担は大きい。
【0010】さらに、前記の記録媒体にバックアップさ
れたデータを用いてディスク装置内のデータを回復する
ためには前記の記録媒体および該記録媒体についての記
録装置に対する作業を行なう時間が必要なため、速やか
なデータの回復ができない。
【0011】さらに、前記特開平4ー288638号公
報に記載の技術においては、転送されるファイルがファ
イルのコピー(バックアップ)ではない。また、ファイ
ル転送開始の条件が、外部記憶装置の空き容量が足りな
くなった時である(バックアップ処理時でない)。
【0012】さらに、前記特開平4ー289933号公
報に記載の技術においては、バックアップファイルとし
て転送されたファイルの管理を行なっていない。また、
転送先コンピュータの探索に用いられる条件が、応答の
有無であり、未使用領域の有無が想定されていない。
【0013】さらに、特開平5ー210562号公報に
記載の技術においては、バックアップファイルとして転
送されたファイルの管理を行なっていない。また、転送
先コンピュータの検索を行なっていない。
【0014】本発明の第一の目的は、バックアップ処理
において前記の交換可能な記録媒体を用いる頻度を低減
することである。
【0015】本発明の第二の目的は、バックアップ処理
において必要とされる作業を削減し、バックアップ処理
に対するユーザの負担を軽減することである。
【0016】本発明の第三の目的は、バックアップされ
たデータを用いてディスク装置内のデータを回復する処
理において必要とされる作業を削減し、データの回復処
理に対するユーザの負担を軽減することである。
【0017】本発明の第四の目的は、バックアップされ
たデータを用いてディスク装置内のデータを回復する処
理において必要とされる作業を削減し、データの回復を
速やかに行なうことである。
【0018】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明によれば、それぞれ外部記憶装置を有する複
数のコンピュータが相互に接続されたコンピュータシス
テムにおいて、バックアップの対象となるデータを有す
る外部記憶装置を備える第1のコンピュータと、利用可
能な未使用領域を有する外部記憶装置を備える第2のコ
ンピュータと、前記第1のコンピュータの外部記憶装置
に格納されたデータのバックアップデータを、前記第2
のコンピュータの外部記憶装置に格納するためのバック
アップ制御手段とを備えることができる。
【0019】また、前記バックアップ制御手段は、バッ
クアップの対象となるデータを回復するためのバックア
ップデータを生成し、該バックアップデータを前記第2
のコンピュータの外部記憶装置に格納する際に、前記デ
ータに対する過去のバックアップ処理において生成され
たバックアップデータが、前記相互に接続されたコンピ
ュータのうちのいずれかに存在するか否かを確認し、該
過去のバックアップデータが存在する場合は、該過去の
バックアップデータを有するコンピュータに該過去のバ
ックアップデータを削除させることもできる。
【0020】さらに、前記バックアップ制御手段は、相
互に接続されたコンピュータに対して、バックアップデ
ータを格納するために利用可能な外部記憶装置の未使用
領域が存在するか否を確認し、利用可能な外部記憶装置
の未使用領域が存在しなかった場合に、前記コンピュー
タの外部記憶装置の領域に存在する、過去のバックアッ
プ処理についてのバックアップデータを選択し、該過去
のバックアップデータを削除させることもできる。
【0021】さらに、前記バックアップ制御手段は、前
記相互に接続されているのコンピュータのオペレーティ
ングシステムおよびアプリケーションが使用している外
部記憶装置の領域を拡大することによる該コンピュータ
の外部記憶装置の領域不足を検出した際に、該外部記憶
装置の未使用領域に格納されているバックアップデータ
を選択し、該バックアップデータを格納するために利用
可能な外部記憶装置の未使用領域が存在するか否かを、
前記相互に接続された他のコンピュータに確認し、前記
の利用可能な領域が存在する複数のコンピュータのなか
から前記バックアップデータを格納されるコンピュータ
を決定し、該コンピュータへ、前記バックアップデータ
を転送させ、該バックアップデータを、前記バックアッ
プデータを格納されるコンピュータの外部記憶装置の未
使用領域に格納することもできる。
【0022】さらに、前記バックアップ制御手段は、バ
ックアップデータを格納するために利用可能な外部記憶
装置の未使用領域が存在するかを、前記相互に接続され
た他のコンピュータに確認し、この際に、確認対象とな
るすべてのコンピュータに前記利用可能な外部記憶装置
の未使用領域が存在しなかった場合に、過去のバックア
ップデータを削除させることもできる。
【0023】さらに、前記バックアップ制御手段は、削
除されるべき過去のバックアップデータに対して、削除
を行なう前に、コンピュータのユーザが設定したバック
アップ対象ファイルを特定するための情報,転送元コン
ピュータを特定するための情報,バックアップの開始日
時,バックアップの最終処理の種別を少なくとも含む、
ユーザ設定情報に基づく処理を行なうこともできる。
【0024】さらに、前記バックアップ制御手段は、前
記コンピュータのユーザが設定した、バックアップ処理
を行なう対象ファイルを特定するための情報とバックア
ップ処理を行なう日時を格納するタイムテーブルを前記
ユーザ設定情報に基づいて作成し、バックアップ処理を
起動することもできる。
【0025】さらに、前記バックアップ制御手段は、バ
ックアップデータを格納している外部記憶装置に発生し
た障害を検出し、バックアップ処理を、前記バックアッ
プデータによって回復されるべきデータに対して起動す
ることもできる。
【0026】さらに、前記バックアップ制御手段は、前
記相互に接続されたコンピュータの外部記憶装置に格納
されているバックアップデータによって回復されるべき
データについて、該データが格納されている外部記憶装
置の障害を検出し、バックアップ処理を、前記データに
対して起動することもできる。
【0027】さらに、前記バックアップ制御手段は、前
記コンピュータシステムを制御するオペレーティングシ
ステムの外部に存在することもできる。
【0028】さらに、前記バックアップ制御手段は、前
記コンピュータシステムを制御するオペレーティングシ
ステムの内部に存在することもできる。
【0029】さらに、前記バックアップ制御手段は、バ
ックアップ処理の対象となったデータおよび前記バック
アップ処理において、前記データを回復しうるべく生成
されたバックアップデータについてのバックアップファ
イル名,バックアップファイル作成日時,バックアップ
ファイルの大きさ,転送元コンピュータを識別するため
の情報,バックアップ対象ファイル名,転送元コンピュ
ータを識別するための情報を少なくとも持つ管理情報を
有することもできる。
【0030】さらに、前記バックアップ制御手段を各コ
ンピュータについて備え、バックアップ処理の対象とな
ったデータおよび前記バックアップ処理において、前記
データを回復しうるべく生成されたバックアップデータ
についてのバックアップファイル名,バックアップファ
イル作成日時,バックアップファイルの大きさ,転送元
コンピュータを識別するための情報,バックアップ対象
ファイル名,転送元コンピュータを識別するための情報
を少なくとも持つ管理情報を、前記複数のバックアップ
制御手段が分散して有することもできる。
【0031】さらに、前記外部記憶装置としてディスク
装置を用いることもできる。
【0032】
【作用】本発明では、バックアップされたデータを、ネ
ットワーク上のコンピュータのディスクの未使用領域を
有効に利用して格納するので、バックアップ処理におい
て交換可能な記録媒体を用いる頻度を低減することがで
きる。
【0033】また、バックアップ処理において必要とさ
れる作業を削減するので、バックアップ処理に対するユ
ーザの負担を軽減することができる。
【0034】さらに、バックアップされたデータを用い
てディスク装置内のデータを回復する処理において必要
とされる作業を削減するので、バックアップ処理に対す
るユーザの負担を軽減することができる。
【0035】さらに、バックアップされたデータを用い
てディスク装置内のデータを回復する処理において必要
とされる作業を削減するので、該回復処理を速やかに行
なうことができる。
【0036】
【実施例】以下、本発明の各実施例を図面によって説明
する。
【0037】<第一実施例>図1は本発明の第一実施例
による情報システムのブロック図であり、1はバックア
ップ機能についてのサーバコンピュータ(サーバ)であ
り、オペレーティングシステム(OS)14の上位に、
サーバ用バックアップ制御部11を持つ構成となってい
る。2はバックアップ対象ファイル18を持つ、バック
アップ機能についてのクライアントコンピュータ(転送
元クライアント)であり、オペレーティングシステム
(OS)14の上位に、クライアント用バックアップ制
御部12を持つ構成となっている。3はバックアップ対
象ファイル18を回復するためのバックアップファイル
19を持つ、バックアップ機能についてのクライアント
コンピュータ(転送先クライアント)であり、オペレー
ティングシステム(OS)14の上位に、クライアント
用バックアップ制御部12を持つ構成となっている。4
はバックアップ対象ファイル18を回復するための古い
バックアップファイル(旧バックアップファイル20)
を持つ、バックアップ機能についてのクライアントコン
ピュータ(旧転送先クライアント)であり、オペレーテ
ィングシステム(OS)14の上位に、クライアント用
バックアップ制御部12を持つ構成となっている。サー
バ1および転送元クライアント2および転送先クライア
ント3および旧転送先クライアント4は、それぞれディ
スク15を持ち、それぞれのディスク15の領域は、O
S14およびアプリケーションが使用している使用領域
16と、それ以外の領域である未使用領域17に分けら
れる。さらに、転送元クライアント2のディスク15の
使用領域16にはバックアップ対象ファイル18が格納
されている。また、転送先クライアント3のディスク1
5の未使用領域17にはバックアップファイル19が格
納される。さらに、旧転送先クライアント4のディスク
15の未使用領域17には旧バックアップファイル20
が格納されている。また、サーバ1および転送元クライ
アント2および転送先クライアント3および旧転送先ク
ライアント4は、ネットワーク22によって接続されて
いる。
【0038】転送元クライアント2のディスク15に格
納されているバックアップ対象ファイル18をディスク
15の障害による損失から保護するために、該バックア
ップ対象ファイル18を回復せしめる情報を持つバック
アップファイル19を作成し、前記ディスク15以外の
記憶媒体に格納する処理、いわゆるバックアップ処理に
ついて、本実施例は、前記記憶媒体として、ネットワー
ク22によって接続されている転送先クライアント3の
ディスク15の未使用領域17を用いるものである。
【0039】すなわち本実施例は、前記バックアップフ
ァイル19を、十分な大きさの未使用領域17を持つ転
送先クライアント3のディスク15の未使用領域17に
ネットワーク22を介して格納し、のちに必要に応じ
て、該バックアップファイル19を用いて、前記バック
アップ対象ファイル18を回復するものであり、これを
実現するために、前記バックアップファイル19を格納
するのに十分な大きさの未使用領域17を含むディスク
15を持つ転送先クライアント3を探索する処理、およ
び未使用領域17が不足した場合に未使用領域17を確
保する処理、および前記バックアップファイル19を格
納している転送先クライアント3のディスク15に障害
が発生した場合に、新たにバックアップファイル19を
作成し、他のディスク15に格納する処理などを行なう
ものである。
【0040】本実施例において、上記のバックアップ処
理を制御、実行するソフトウェアであるサーバ用バック
アップ制御部11およびクライアント用バックアップ制
御部12は、それぞれOS14の上位に位置し、サーバ
用バックアップ制御部11が集中して持つバックアップ
管理情報を利用して上記の処理を行なう。
【0041】図2は、上記情報処理システムにおいて
の、バックアップファイル19を格納するのに十分な大
きさの未使用領域17を持つ転送先クライアント3の探
索処理のフローを示し、図3は該探索処理に関する例に
ついてのブロック図を示す。図4は、上記情報処理シス
テムにおいての、バックアップファイル19の転送処理
時におけるフローを示す。図5は、上記情報処理システ
ムにおいての、回復処理時におけるフローを示す。図6
は、上記情報処理システムにおいての、転送先クライア
ント3のディスク15に障害が発生した際の、望ましい
処理のフローを示し、図7は、バックアップファイル1
9が格納されている転送先クライアント3の持つ未使用
領域17が不足した際の、該バックアップファイル19
に対する処理についてのブロック図を示し、図8および
図9は該処理に関するフローを示す。
【0042】図2によって、バックアップファイル19
を格納するのに十分な大きさの未使用領域17を持つ転
送先クライアント3の探索処理の動作を説明する。サー
バ用バックアップ制御部11またはクライアント用バッ
クアップ制御部12を持つ全てのコンピュータは、サー
バ用バックアップ制御部11またはクライアント用バッ
クアップ制御部12が存在かつ利用可能なコンピュータ
が登録されているコンピュータ登録テーブルを持ってい
る。このコンピュータ登録テーブルについては、図19
において示す。コンピュータ登録テーブルは、コンピュ
ータ名,コンピュータアドレス,グループ,状態から構
成される。コンピュータアドレスとは、ネットワーク上
で各コンピュータを識別するために各コンピュータに与
えられた、そのコンピュータに固有の番号である。グル
ープについては、後述する。状態には、利用可能(検索
処理について検索対象となる)であるか、利用不可(検
索処理において検索対象としない)であるかを記述す
る。転送元クライアント2のバックアップ対象ファイル
18に対するバックアップ処理が起動された場合、サー
バ1のサーバ用バックアップ制御部11は、前記のコン
ピュータ登録テーブルを用いて、クライアント用バック
アップ制御部12が存在かつ利用可能な、前記転送元ク
ライアント2以外のコンピュータ(探索対象コンピュー
タ10)の中からコンピュータを1つ選択し(10
1)、該コンピュータに対して、前記バックアップ対象
ファイル18についてのバックアップファイル19を格
納するのに十分な大きさの未使用領域17がディスク1
5に存在するか否かを、格納に必要な領域の大きさを通
知して問い合わせる(102)。
【0043】ディスク15に十分な大きさの未使用領域
17が存在する場合、該コンピュータのクライアント用
バックアップ制御部12は、必要な大きさの領域を、例
えばダミーのファイルを作成するなどして確保し(10
3)、サーバ1のサーバ用バックアップ制御部11に領
域確保を通知する。領域確保の通知を受けたサーバ用バ
ックアップ制御部11は、該コンピュータを、後述の転
送処理においてバックアップファイル19を格納するた
めの転送先クライアント3として採用する(104)。
【0044】前記の問い合わせに対して、問い合わせを
受けたコンピュータのディスク15に、十分な大きさの
未使用領域17が存在しなかった場合、該コンピュータ
のクライアント用バックアップ制御部12は、サーバ1
のサーバ用バックアップ制御部11に領域の確保の不可
能を通知する。領域確保不可能の通知を受けたサーバ用
バックアップ制御部11は、前記のコンピュータ登録テ
ーブルを用いて、まだ問い合わせを行なっていないコン
ピュータが存在するか確認する(105)。
【0045】まだ問い合わせを行なっていないコンピュ
ータが存在する場合、サーバ用バックアップ制御部11
は該コンピュータに対して上記と同様に問い合わせを行
なう。
【0046】まだ問い合わせを行なっていないコンピュ
ータが存在しない場合、すなわち、登録されているすべ
てのコンピュータに問い合わせをすでに行なってしまっ
た場合、過去のバックアップ処理によりディスク15の
未使用領域17に格納されている他のバックアップファ
イルを削除して、格納に必要な領域を該未使用領域17
に確保するために、以下の処理が行なわれる。サーバ用
バックアップ制御部11は、後述するバックアップ管理
テーブルに格納されているバックアップファイル管理情
報を用いて、ある転送先クライアント3について、領域
確保に必要なだけの大きさのバックアップファイル19
を削除対象バックアップファイルとして選択する(10
6)。さらに該削除対象バックアップファイルに関する
バックアップ対象ファイル18についてユーザがあらか
じめ設定したユーザ設定情報(これについては後述す
る)を検索し、ユーザが設定した最終処理、例えばネッ
トワーク22上の磁気テープ装置を用いた退避などの処
理を確認し(107)、選択された削除対象バックアッ
プファイルを持つ転送先クライアント3のバックアップ
制御部13に、領域確保要求と共に該最終処理を通知す
る(108)。最終処理の通知を受けた転送先クライア
ント3のバックアップ制御部13は、削除対象バックア
ップファイルについて最終処理を実行し(109)、該
削除対象バックアップファイルを削除し(110)、領
域を確保して(111)から、サーバ用バックアップ制
御部11に対して領域確保を通知する。領域確保の通知
を受けたサーバ用バックアップ制御部11は、削除処理
が行われたことについてバックアップファイル管理情報
を更新し(112)、該転送先クライアント3を、後述
の転送処理においてバックアップファイル19を格納す
るための転送先クライアント3として採用する(11
3)。
【0047】ユーザ設定情報の一例を図17に示す。ユ
ーザ設定情報は、例えば、バックアップ対象ファイルI
D,転送元クライアント名,バックアップ対象ファイル
所有ユーザ名,バックアップスケジュール,最終処理か
らなる。バックアップスケジュールとしては、例えば、
バックアップの種類,開始日,開始時刻,間隔日数,間
隔時間を有する。
【0048】図3によって、前記の、コンピュータ登録
テーブルからの1つのコンピュータを選択する方法につ
いて、望ましい一例をあげ、説明する。1つのネットワ
ーク22に接続されているコンピュータは、例えばオフ
ィスのフロアごと、または例えば企業の職制の部課ごと
にグループ分けされている。あるグループ23(例えば
グループ#1)に属するサーバ1のサーバ用バックアッ
プ制御部11は、まず、自身の属するグループ23(グ
ループ#1)に属するコンピュータについて前記の探索
処理を行ない、十分な大きさの未使用領域17を持つコ
ンピュータが得られなかった場合、次に、他のグループ
23に属するコンピュータについて前記の探索処理を行
う。すなわち、バックアップファイル19は、サーバ1
に対して物理的または論理的に近い位置にあるコンピュ
ータに格納することが望ましい。
【0049】図4によって、バックアップファイル19
の、転送元クライアント2から転送先クライアント3へ
の転送処理の動作を説明する。サーバ1のサーバ用バッ
クアップ制御部11は、転送元クライアント2のクライ
アント用バックアップ制御部12に対して、採用した転
送先クライアント3を通知する(201)。通知を受け
たクライアント用バックアップ制御部12はバックアッ
プ対象ファイル18に対してバックアップファイル19
を作成し(202)、通知された転送先クライアント3
に対して該バックアップファイル19を転送する(20
3)。転送先クライアント3のクライアント用バックア
ップ制御部12は、転送されてきたバックアップファイ
ル19を前記の転送先クライアント3のディスク15内
に確保した領域に格納し(204)、転送および格納が
終了した時点で、転送終了をサーバ1のサーバ用バック
アップ制御部11に通知する。該サーバ用バックアップ
制御部11は、転送先クライアント3のクライアント用
バックアップ制御部12からの転送終了の通知を受け
て、上記のバックアップファイル19についてバックア
ップファイル管理情報を新たに生成する(205)。
【0050】さらに、サーバ用バックアップ制御部11
は、バックアップファイル管理情報を検索し、前記のバ
ックアップ対象ファイル18に対して、過去に行なった
バックアップによって作成されたバックアップファイル
(旧バックアップファイル20)が存在するかを確認す
る(206)。
【0051】旧バックアップファイル20が存在する場
合、サーバ用バックアップ制御部11は、前記のバック
アップファイル管理情報を用いて旧バックアップファイ
ル20を持つコンピュータ(旧転送先クライアント4)
を確認し(207)、該旧転送先クライアント4に対し
て、旧バックアップファイル20の無効化を通知する
(208)。無効化の通知を受けた旧転送先クライアン
ト4は、旧バックアップファイル20をディスク15の
未使用領域17から削除し(209)、サーバ1のサー
バ用バックアップ制御部11に対して、削除終了を通知
する。削除終了の通知を受けたサーバ用バックアップ制
御部11はバックアップファイル管理情報から、旧バッ
クアップファイル20に関する情報を削除する(21
0)。
【0052】図5によって、転送先クライアント3にあ
るバックアップファイル19を用いて、転送元クライア
ント2のバックアップ対象ファイル18の回復を行な
う、回復処理の動作について説明する。回復処理が起動
されると、サーバ1のサーバ用バックアップ制御部11
は、バックアップファイル管理情報を検索して、回復さ
れるべきバックアップ対象ファイル18に対するバック
アップファイル19を格納している転送先クライアント
3を確認し(301)、該転送先クライアント3のクラ
イアント用バックアップ制御部12に対して、前記のバ
ックアップ対象ファイル18を格納している転送元クラ
イアント2を通知し(302)、さらに回復のためのバ
ックアップファイル19の転送を要求する(303)。
転送要求を受けた転送先クライアント3のクライアント
用バックアップ制御部12は、通知された転送元クライ
アント2に対してバックアップファイル19を転送する
(304)。該転送元クライアント2のクライアント用
バックアップ制御部12は転送されてきたバックアップ
ファイル19からバックアップ対象ファイル18を回復
する(305)。
【0053】図6によって、転送先クライアント3のデ
ィスク15に障害が発生した場合の、望ましい処理の動
作について説明する。転送先クライアント3のディスク
15に障害が発生した場合、該ディスク15に格納され
ているバックアップファイル19の利用ができなくなる
ため、該バックアップファイル19についてのバックア
ップ対象ファイル18の回復処理も不可能になる。その
ため、障害の検出に際して、前記バックアップ対象ファ
イル18について新たにバックアップ処理が行なわれる
ことが望ましく、よって、以下の処理が行なわれること
が望ましい。転送先クライアント3のクライアント用バ
ックアップ制御部12が、該転送先クライアント3のデ
ィスク15の障害を検出した場合、該クライアント用バ
ックアップ制御部12はサーバ1のサーバ用バックアッ
プ制御部11に対して、前記の障害が発生したことを通
知する(401)。障害発生の通知を受けたサーバ用バ
ックアップ制御部11はバックアップ管理情報を検索し
て、前記の転送先クライアント3の障害が発生したディ
スク15に格納されているバックアップファイル19に
関する、バックアップ対象ファイル18と、該バックア
ップ対象ファイル18を持つ転送元クライアント2を確
認し(402)、該バックアップ対象ファイル18につ
いて、上記の、十分な大きさの未使用領域17を持つ転
送先クライアント3の探索処理およびバックアップファ
イル19の転送処理を起動する(403)。
【0054】図7、図8、および図9によって、バック
アップファイル19が格納されている転送先クライアン
ト3において、システムおよびアプリケーションがディ
スク15の使用領域16を拡大することによって未使用
領域17が不足した場合の、望ましい処理の動作につい
て説明する。前記の転送先クライアント3において、デ
ィスク15の未使用領域17の不足が検出された場合、
該転送先クライアント3のクライアント用バックアップ
制御部12は、サーバ1のサーバ用バックアップ制御部
11に対して、未使用領域17の不足を通知する(50
1)。未使用領域17の不足の通知を受けたサーバ用バ
ックアップ制御部11は、バックアップファイル管理情
報を検索し、前記の転送先クライアント3のディスク1
5に格納されているバックアップファイル19のうち、
最も大きいバックアップファイル19を選択する(50
2)。次にサーバ用バックアップ制御部11は、図2に
よって説明した、十分な大きさの未使用領域17を持つ
転送先クライアント3の探索処理と同様に、ディスク1
5の未使用領域17が十分な大きさを持つ、前記転送元
クライアント2以外の他のコンピュータを探索する(5
03)。
【0055】ディスク15の未使用領域17が十分な大
きさを持つ他のコンピュータが存在した場合、前記のバ
ックアップファイル19を前記転送元クライアント2以
外の他のコンピュータ(新転送先クライアント5)のデ
ィスク15に移動し、前記未使用領域17を確保するべ
く、以下の処理が行なわれる。サーバ用バックアップ制
御部11は、該コンピュータを新転送先クライアント5
として採用し(505)、さらに転送先クライアント3
のクライアント用バックアップ制御部12に対して、前
記の選択したバックアップファイル19の名とともに、
採用した新転送先クライアント5を通知する(50
6)。転送先クライアント3のクライアント用バックア
ップ制御部12は、サーバ1のサーバ用バックアップ制
御部11から通知された新転送先クライアント5に対し
て前記のバックアップファイル19を転送する(50
7)。該新転送先クライアント5のクライアント用バッ
クアップ制御部12は、転送されてきたバックアップフ
ァイル19を新転送先クライアント5のディスク15内
に確保した領域に格納し(508)、転送および格納が
終了した時点で、転送終了をサーバ1のサーバ用バック
アップ制御部11に通知する。サーバ1のサーバ用バッ
クアップ制御部11は、新転送先クライアント5のクラ
イアント用バックアップ制御部12からの転送終了の通
知を受けて、バックアップファイル管理情報を新たに生
成する(509)。さらに、サーバ用バックアップ制御
部11は、転送先クライアント3に対して、バックアッ
プファイル19の無効化を通知する(510)。無効化
の通知を受けたコンピュータは、バックアップファイル
19をディスク15の未使用領域17から削除し(51
1)、サーバ1のサーバ用バックアップ制御部11に対
して、削除終了を通知する。削除終了の通知を受けたサ
ーバ用バックアップ制御部11はバックアップファイル
管理情報から、転送先クライアント3のディスク15に
格納されていたバックアップファイル19に関する情報
を削除する(512)。
【0056】前記の探索処理において、ディスク15の
未使用領域17が十分な大きさを持つ他のコンピュータ
が存在しなかった場合、サーバ用バックアップ制御部1
1は、バックアップファイル管理情報を検索し、前記の
転送先クライアント3のディスク15に格納されている
バックアップファイル19について、まだ選択されてい
ないバックアップファイル19が存在するか確認する
(514)。まだ選択されていないバックアップファイ
ル19が存在する場合、それらのバックアップファイル
19のうち最も大きいバックアップファイル19を選択
し(516)、上記の処理を行う。以上の処理は、前記
転送先クライアント3の未使用領域17の不足が解消さ
れるまで、繰り返される。
【0057】ディスク15の未使用領域17が十分な大
きさを持つ他のコンピュータが存在せず、かつ、前記の
転送先クライアント3のディスク15に格納されている
バックアップファイル19について、まだ選択されてい
ないバックアップファイル19が存在しない場合、すな
わち、前記の転送先クライアント3のディスク15に格
納されているすべてのバックアップファイル19につい
て、転送元クライアント2以外のすべてのコンピュータ
のディスク15において十分な大きさを持つ未使用領域
17が存在しなかった場合、過去のバックアップ処理に
より該ディスク15の未使用領域17に格納されている
他のバックアップファイルを削除して、未使用領域17
を確保するために、以下の処理が行なわれる。サーバ用
バックアップ制御部11は、バックアップファイル管理
情報を検索し、前記の転送先クライアント3のディスク
15に格納されているバックアップファイル19のう
ち、最も大きいバックアップファイル19を削除対象バ
ックアップファイルとして選択する(517)。さらに
該削除対象バックアップファイルに関するバックアップ
対象ファイル18についてユーザがあらかじめ設定した
ユーザ設定情報を検索し、ユーザが設定した最終処理、
例えばネットワーク22上の磁気テープ装置を用いた退
避などの処理を確認し(518)、該最終処理を転送先
クライアント3のバックアップ制御部12に通知する
(519)。最終処理の通知を受けた転送先クライアン
ト3のバックアップ制御部12は、削除対象バックアッ
プファイルについて最終処理を実行し(520)、削除
対象バックアップファイルを削除し(521)、サーバ
用バックアップ制御部11に対して削除終了を通知す
る。削除終了の通知を受けたサーバ用バックアップ制御
部11は、最終処理が行われたことについてバックアッ
プファイル管理情報を更新する(522)。上記の、デ
ィスク15の未使用領域17が十分な大きさを持つ他の
コンピュータが存在せず、かつ、前記の転送先クライア
ント3のディスク15に格納されているバックアップフ
ァイル19について、まだ選択されていないバックアッ
プファイル19が存在しない場合の処理は、前記転送先
クライアント3の未使用領域17の不足が解消されるま
で、繰り返される。
【0058】以上の処理方法において、サーバ1のサー
バ用バックアップ制御部11はバックアップファイル管
理情報を用いて、バックアップファイル19を管理す
る。サーバ用バックアップ制御部11は、バックアップ
ファイル19を管理するべく、バックアップファイル1
9の名、該バックアップファイル19が格納されている
転送先クライアント3、該バックアップファイル19に
関するバックアップ対象ファイル18の名、該バックア
ップ対象ファイル18が格納されている転送元クライア
ント2、該バックアップファイル19作成日時および該
バックアップファイル19の大きさなどをパラメータと
する、例えば図10のごとき内容を持つバックアップフ
ァイル管理テーブルを有し、上記の処理においてこれを
用いる。図10においては、ID,バックアップファイ
ル名,バックアップファイル作成日時,バックアップフ
ァイルの大きさ,転送先クライアント,バックアップ対
象ファイル名,転送元クライアント,状態を記憶する領
域を有する。
【0059】また、以上の処理方法において、サーバ1
のサーバ用バックアップ制御部11はユーザ設定情報を
持つ。該ユーザ設定情報はバックアップ対象ファイル1
8ごとに設定され、該バックアップ対象ファイル18を
持つ転送元クライアント2、該バックアップ対象ファイ
ル18を所有するユーザ、該ユーザが設定したバックア
ップスケジュール、該ユーザが設定した、上記情報処理
システムに存在するディスク15の未使用領域17を確
保できなかった場合の、前記の最終処理などの内容から
なり、サーバ用バックアップ制御部11は上記の処理に
おいてこれを用いる。なお、該ユーザ設定情報に対する
登録/削除/編集などの作業は、前記ユーザが手元のロ
ーカルなコンピュータから、ネットワーク22を介して
行なえることが望ましい。
【0060】また、以上の処理方法において、全てのク
ライアント用バックアップ制御部12の機能は等しく、
クライアント用バックアップ制御部12を持つ全てのコ
ンピュータは、転送元クライアント2としても、転送先
クライアント3としても、動作することが望ましい。ま
たサーバ用バックアップ制御部11は、クライアント用
バックアップ制御部12の機能を併せて持ち、クライア
ントとしても動作することが望ましい。
【0061】以上の処理方法によって、上記情報処理シ
ステムに存在するディスク15の未使用領域17を利用
して、バックアップ対象ファイル18のバックアップを
実現することができる。また、上記情報処理システムに
存在するディスク15の未使用領域17の確保が可能な
限り、前記バックアップ対象ファイル18の回復処理に
おいては、ネットワーク22上の磁気テープ装置および
磁気テープに対する管理、作業を特に必要としないこと
を実現できる。
【0062】ここで、以上の処理方法において、転送元
クライアント2のバックアップ対象ファイル18に対す
るバックアップ処理の起動は、前記のユーザ設定情報に
設定されたバックアップスケジュールに基づくタイムテ
ーブル(後述する)によって行なわれることが望まし
い。これによって、前記ユーザが必要と認めた、前記バ
ックアップ対象ファイル18のバックアップを自動的に
実行することができる。
【0063】タイムテーブルは、ユーザ設定情報のバッ
クアップスケジュールに基づいて、バックアップ制御部
により作成されるものであり、図18に示すように、バ
ックアップ実行番号,バックアップ開始日,バックアッ
プ開始時刻,バックアップ対象ファイルIDが、バック
アップを実行する順に格納されている。
【0064】また、以上の処理方法において、前記のバ
ックアップ処理の起動は、上記情報システムのユーザ
が、バックアップ対象ファイル18のバックアップが必
要と判断した場合には、前記ユーザが手元のローカルな
コンピュータから、ネットワーク22を介して、コマン
ドを実行することなどによって行なえることが望まし
い。
【0065】また、以上の処理方法において、バックア
ップファイル19を用いたバックアップ対象ファイル1
8の回復処理の起動については、該バックアップ対象フ
ァイル18に対するアクセス時の異常を、クライアント
用バックアップ制御部12またはサーバ用バックアップ
制御部11が検出した場合に、サーバ用バックアップ制
御部11に対して自動的に起動されることが望ましい。
これによって、障害の発生したファイルの回復処理を自
動的に行なうことが可能になる。
【0066】また、以上の処理方法において、前記の回
復処理の起動については、上記情報システムのユーザ
が、バックアップ対象ファイル18の回復が必要と判断
した場合には、前記ユーザが手元のローカルなコンピュ
ータから、ネットワーク22を介して、コマンドを実行
することなどによって行なえることが望ましい。
【0067】また、以上の処理方法において、バックア
ップ対象ファイル18からバックアップファイル19を
作成する際に、ファイルの圧縮を行ない、バックアップ
ファイル19の大きさを小さくすることが望ましい。こ
れによって、ディスク15内の領域を有効に利用するこ
とが可能になると共に、ネットワーク22を介した該バ
ックアップファイル19の転送時の、ネットワーク22
の負荷を低減することができる。
【0068】また、以上の処理方法において、各コンピ
ュータ間の、ネットワーク22を介した通信において
は、暗号を用いた認証処理が行なわれることが望まし
く、また、ネットワーク22を介したバックアップファ
イル19の転送においては、該バックアップファイル1
9は暗号化されていることが望ましく、また、転送先ク
ライアント3に格納されているバックアップファイル1
9に対するアクセス権の所有者は、上記情報システムの
管理者のみに制限されていることが望ましい。これによ
って、上記情報システムにおける不正なユーザのアクセ
スに対するセキュリティを高めることができ、また、バ
ックアップファイル19が誤って削除されることを防ぐ
ことができる。
【0069】また、以上の処理方法での、最終処理実行
後に削除対象バックアップファイルを削除する処理にお
いて、ユーザがユーザ設定情報に設定した、個々のバッ
クアップ対象ファイル18についての重要度の低い順
に、サーバ用バックアップ制御部11が、削除対象バッ
クアップファイルを選択してもよい。
【0070】また、以上の処理方法での、バックアップ
ファイル19を格納するのに十分な大きさの未使用領域
17を持つ転送先クライアント3の探索処理において、
サーバ用バックアップ制御部11およびクライアント用
バックアップ制御部12が監視している、各ディスク1
5のアクセス頻度の少ない順に、サーバ用バックアップ
制御部11が転送先クライアント3を選択してもよい。
【0071】<第二実施例>図11は本発明の第二実施
例による情報システムのブロック図であり、6はバック
アップ対象ファイル18を持つコンピュータ(転送元コ
ンピュータ)で、オペレーティングシステム(OS)1
4の上位に、バックアップ制御部13を持つ構成となっ
ている。7はバックアップ対象ファイル18を回復する
ためのバックアップファイル19を持つコンピュータ
(転送先コンピュータ)で、オペレーティングシステム
(OS)14の上位に、バックアップ制御部13を持つ
構成となっている。8はバックアップ対象ファイル18
を回復するための古いバックアップファイル(旧バック
アップファイル20)を持つコンピュータ(旧転送先コ
ンピュータ)で、オペレーティングシステム(OS)1
4の上位に、バックアップ制御部13を持つ構成となっ
ている。サーバ1および転送元コンピュータ6および転
送先コンピュータ7および旧転送先コンピュータ8は、
それぞれディスク15を持ち、それぞれのディスク15
の領域は、OS14およびアプリケーションが使用して
いる使用領域16と、それ以外の領域である未使用領域
17に分けられる。さらに、転送元コンピュータ6のデ
ィスク15の使用領域16にはバックアップ対象ファイ
ル18が格納されている。また、転送先コンピュータ7
のディスク15の未使用領域17にはバックアップファ
イル19が格納される。さらに、旧転送先コンピュータ
8のディスク15の未使用領域17には旧バックアップ
ファイル20が格納されている。また、転送元コンピュ
ータ6および転送先コンピュータ7および旧転送先コン
ピュータ8は、ネットワーク22によって接続されてい
る。
【0072】転送元コンピュータ6のディスク15に格
納されているバックアップ対象ファイル18をディスク
15の障害による損失から保護するために、該バックア
ップ対象ファイル18を回復せしめる情報を持つバック
アップファイル19を作成し、前記ディスク15以外の
記憶媒体に格納する処理、いわゆるバックアップ処理に
ついて、本実施例は、前記記憶媒体として、ネットワー
ク22によって接続されている転送先コンピュータ7の
ディスク15の未使用領域17を用いるものである。
【0073】すなわち本実施例は、前記バックアップフ
ァイル19を、十分な大きさの未使用領域17を持つ転
送先コンピュータ7のディスク15の未使用領域17に
ネットワーク22を介して格納し、のちに必要に応じ
て、該バックアップファイル19を用いて、前記バック
アップ対象ファイル18を回復するものであり、これを
実現するために、前記バックアップファイル19を格納
するのに十分な大きさの未使用領域17を含むディスク
15を持つ転送先コンピュータ7を探索する処理、およ
び未使用領域17が不足した場合に未使用領域17を確
保する処理、および前記バックアップファイル19を格
納している転送先コンピュータ7のディスク15に障害
が発生した場合に、新たにバックアップファイル19を
作成し、他のディスク15に格納する処理などを行なう
ものである。
【0074】本実施例において、上記のバックアップ処
理を制御、実行するソフトウェアであるバックアップ制
御部13は、それぞれのコンピュータにおいてOS14
の上位に位置し、バックアップ制御部13が持つ、それ
ぞれのコンピュータのディスク15に格納されている、
バックアップファイル19についての転送先用バックア
ップ管理情報およびバックアップ対象ファイル18につ
いての転送元用バックアップ管理情報を、各コンピュー
タ間で相互に利用して上記の処理を行なう。
【0075】図12は、バックアップファイル19が格
納されている転送先コンピュータ7の持つ未使用領域1
7が不足した際の、該バックアップファイル19に対す
る処理についてのブロック図を示す。
【0076】初めに、バックアップファイル19を格納
するのに十分な大きさの未使用領域17を持つ転送先コ
ンピュータ7の探索処理の動作を説明する。バックアッ
プ制御部13を持つ全てのコンピュータは、バックアッ
プ制御部13が存在かつ利用可能なコンピュータが登録
されているコンピュータ登録テーブルを持っている。転
送元コンピュータ6のバックアップ対象ファイル18に
対するバックアップ処理が起動された場合、該転送元コ
ンピュータ6のバックアップ制御部13は、前記のコン
ピュータ登録テーブルを用いて、バックアップ制御部1
3が存在かつ利用可能な、前記転送元コンピュータ6以
外のコンピュータ(探索対象コンピュータ10)の中か
らコンピュータを1つ選択し、該コンピュータに対し
て、前記バックアップ対象ファイル18についてのバッ
クアップファイル19を格納するのに十分な大きさの未
使用領域17がディスク15に存在するか否かを、格納
に必要な領域の大きさを通知して問い合わせる。
【0077】ディスク15に十分な大きさの未使用領域
17が存在する場合、該コンピュータのバックアップ制
御部13は、必要な大きさの領域を、例えばダミーのフ
ァイルを作成するなどして確保し、前記転送元コンピュ
ータ6のバックアップ制御部13に領域確保を通知す
る。領域確保の通知を受けた前記転送元コンピュータ6
のバックアップ制御部13は、該コンピュータを、後述
の転送処理においてバックアップファイル19を格納す
るための転送先コンピュータ7として採用する。
【0078】前記の問い合わせに対して、問い合わせを
受けたコンピュータのディスク15に、十分な大きさの
未使用領域17が存在しなかった場合、該コンピュータ
のバックアップ制御部13は、前記転送元コンピュータ
6のバックアップ制御部13に領域の確保の不可能を通
知する。領域確保不可能の通知を受けた前記転送元コン
ピュータ6のバックアップ制御部13は、前記のコンピ
ュータ登録テーブルを用いて、まだ問い合わせを行なっ
ていないコンピュータが存在するか確認する。
【0079】まだ問い合わせを行なっていないコンピュ
ータが存在する場合、前記転送元コンピュータ6のバッ
クアップ制御部13は該コンピュータに対して上記と同
様に問い合わせを行なう。
【0080】まだ問い合わせを行なっていないコンピュ
ータが存在しない場合、すなわち、登録されているすべ
てのコンピュータに問い合わせをすでに行なってしまっ
た場合、過去のバックアップ処理によりディスク15の
未使用領域17に格納されている他のバックアップファ
イルを削除して、格納に必要な領域を該未使用領域17
に確保するために、以下の処理が行なわれる。前記の転
送元コンピュータ6のバックアップ制御部13は、転送
元用バックアップファイル管理情報を用いて、ある転送
先コンピュータ7について、該転送元コンピュータ6の
持つバックアップ対象ファイル18に関するバックアッ
プファイル19の中から領域確保に必要なだけの大きさ
のバックアップファイル19を削除対象バックアップフ
ァイルとして選択し、該削除対象バックアップファイル
を格納している転送先コンピュータ7を確認し、また、
削除対象バックアップファイルに関するバックアップ対
象ファイル18についてユーザがあらかじめ設定したユ
ーザ設定情報を検索し、ユーザが設定した最終処理、例
えばネットワーク22上の磁気テープ装置を用いた退避
などの処理を確認し、領域確保要求と共に該最終処理を
前記の転送先コンピュータ7のバックアップ制御部13
に通知する。最終処理の通知を受けた転送先コンピュー
タ7のバックアップ制御部13は、該最終処理を実行
し、削除対象バックアップファイルを削除し、領域を確
保し、転送先用バックアップファイル管理情報を更新
し、前記の転送元コンピュータ6のバックアップ制御部
13に対して領域確保を通知する。領域確保の通知を受
けた転送元コンピュータ6のバックアップ制御部13
は、削除処理が行われたことについて転送元用バックア
ップファイル管理情報を更新し、該転送先コンピュータ
7を、後述の転送処理においてバックアップファイル1
9を格納するための転送先コンピュータ7として採用す
る。
【0081】次に、バックアップファイル19の、転送
元コンピュータ6から転送先コンピュータ7への転送処
理の動作を説明する。転送元コンピュータ6のバックア
ップ制御部13はバックアップ対象ファイル18に対し
てバックアップファイル19を作成し、採用した転送先
コンピュータ7に対して該バックアップファイル19を
転送する。転送先コンピュータ7のバックアップ制御部
13は、転送されてきたバックアップファイル19を前
記の転送先コンピュータ7のディスク15内に確保した
領域に格納し、転送および格納が終了した時点で、バッ
クアップファイル19について転送先用バックアップフ
ァイル管理情報を生成し、転送終了を前記転送元コンピ
ュータ6のバックアップ制御部13に通知する。該転送
元コンピュータ6のバックアップ制御部13は、転送先
コンピュータ7のバックアップ制御部13からの転送終
了の通知を受けて、上記のバックアップファイル19に
ついて転送元用バックアップファイル管理情報を新たに
生成する。
【0082】さらに、前記転送元コンピュータ6のバッ
クアップ制御部13は、転送元用バックアップファイル
管理情報を検索し、前記のバックアップ対象ファイル1
8に対して、過去に行なったバックアップによって作成
されたバックアップファイル(旧バックアップファイル
20)が存在するかを確認する。
【0083】旧バックアップファイル20が存在する場
合、前記転送元コンピュータ6のバックアップ制御部1
3は、前記の転送元用バックアップファイル管理情報を
用いて、旧バックアップファイル20を持つコンピュー
タ(旧転送先コンピュータ8)を確認し、該旧転送先コ
ンピュータ8に対して、旧バックアップファイル20の
無効化を通知する。無効化の通知を受けた旧転送先コン
ピュータ8は、旧バックアップファイル20をディスク
15の未使用領域17から削除し、さらに転送先用バッ
クアップファイル管理情報から旧バックアップファイル
20に関する情報を削除し、最後に前記転送元コンピュ
ータ6のバックアップ制御部13に対して、削除終了を
通知する。削除終了の通知を受けた前記転送元コンピュ
ータ6のバックアップ制御部13は転送元用バックアッ
プファイル管理情報から、旧バックアップファイル20
に関する情報を削除する。
【0084】次に、転送先コンピュータ7にあるバック
アップファイル19を用いて、転送元コンピュータ6の
バックアップ対象ファイル18の回復を行なう、回復処
理の動作について説明する。回復処理が起動されると、
回復されるべきバックアップ対象ファイル18を持つ転
送元コンピュータ6のバックアップ制御部13は、転送
元用バックアップファイル管理情報を検索して、回復さ
れるべきバックアップ対象ファイル18に対するバック
アップファイル19を格納している転送先コンピュータ
7を確認し、該転送先コンピュータ7のバックアップ制
御部13に対して、回復のためのバックアップファイル
19の転送を要求する。転送要求を受けた転送先コンピ
ュータ7のバックアップ制御部13は、前記転送元コン
ピュータ6に対してバックアップファイル19を転送す
る。前記転送元コンピュータ6のバックアップ制御部1
3は転送されてきたバックアップファイル19からバッ
クアップ対象ファイル18を回復する。
【0085】次に、転送先コンピュータ7のディスク1
5に障害が発生した場合の、望ましい処理の動作につい
て説明する。転送先コンピュータ7のディスク15に障
害が発生した場合、該ディスク15に格納されているバ
ックアップファイル19の利用ができなくなるため、該
バックアップファイル19についてのバックアップ対象
ファイル18の回復処理も不可能になる。そのため、障
害の検出に際して、前記バックアップ対象ファイル18
について新たにバックアップ処理が行なわれることが望
ましく、よって、以下の処理が行なわれることが望まし
い。転送先コンピュータ7のバックアップ制御部13
が、該転送先コンピュータ7のディスク15の障害を検
出した場合、該バックアップ制御部13は転送先用バッ
クアップ管理情報を検索して、前記の障害が発生したデ
ィスク15に格納されているバックアップファイル19
に関する、バックアップ対象ファイル18と、該バック
アップ対象ファイル18を持つ転送元コンピュータ6を
確認し、該バックアップ対象ファイル18について、上
記の、十分な大きさの未使用領域17を持つ転送先コン
ピュータ7の探索処理およびバックアップファイル19
の転送処理を起動する。
【0086】図12によって、バックアップファイル1
9が格納されている転送先コンピュータ7において、シ
ステムおよびアプリケーションがディスク15の使用領
域16を拡大することによって、ディスク15の未使用
領域17が不足した場合の、望ましい処理の動作につい
て説明する。前記の転送先コンピュータ7において、デ
ィスク15の未使用領域17の不足が検出された場合、
該転送先コンピュータ7のバックアップ制御部13は、
転送先用バックアップファイル管理情報を検索して、該
転送先コンピュータ7のディスク15に格納されている
バックアップファイル19のうち、最も大きいバックア
ップファイル19を選択し、該バックアップファイル1
9に関するバックアップ対象ファイル18を格納してい
る転送元コンピュータ6を確認する。次に前記転送先コ
ンピュータ7のバックアップ制御部13は、上に説明し
た、十分な大きさの未使用領域17を持つ転送先コンピ
ュータ7の探索処理において転送元コンピュータ6のバ
ックアップ制御部13が行なった動作と同様に、ディス
ク15の未使用領域17が十分な大きさを持つ、前記転
送元コンピュータ6以外の他のコンピュータを探索す
る。
【0087】ディスク15の未使用領域17が十分な大
きさを持つ他のコンピュータが存在した場合、前記のバ
ックアップファイル19を前記転送元コンピュータ6以
外の他のコンピュータ(新転送先コンピュータ9)のデ
ィスク15に移動し、前記未使用領域17を確保するべ
く、以下の処理が行なわれる。該コンピュータを新転送
先コンピュータ9として採用し、さらに前記転送先コン
ピュータ7のバックアップ制御部13は、新転送先コン
ピュータ9に対して前記のバックアップファイル19を
転送する。新転送先コンピュータ9のバックアップ制御
部13は、転送されてきたバックアップファイル19を
新転送先コンピュータ9のディスク15内に確保した領
域に格納し、転送および格納が終了した時点で、自身の
所有する転送先用バックアップファイル管理情報を生成
し、転送終了を前記の転送先コンピュータ7のバックア
ップ制御部13に通知する。該転送先コンピュータ7の
バックアップ制御部13は、新転送先コンピュータ9の
バックアップ制御部13からの転送終了の通知を受け
て、前記転送元コンピュータ6に対して、バックアップ
ファイル19を持つコンピュータの変更を通知する。バ
ックアップファイル19を持つコンピュータの変更の通
知を受けた転送元コンピュータ6は、転送元用バックア
ップファイル管理情報を更新する。最後に前記転送先コ
ンピュータ7のバックアップ制御部13は、バックアッ
プファイル19をディスク15の未使用領域17から削
除し、転送先バックアップファイル管理情報から、該転
送先コンピュータ7のディスク15に格納されていたバ
ックアップファイル19に関する情報を削除する。
【0088】前記の探索処理において、ディスク15の
未使用領域17が十分な大きさを持つ他のコンピュータ
が存在しなかった場合、前記の転送先コンピュータ7の
バックアップ制御部13は、転送先用バックアップファ
イル管理情報を検索して、該転送先コンピュータ7のデ
ィスク15に格納されているバックアップファイル19
について、まだ選択されていないバックアップファイル
19が存在するか確認する。まだ選択されていないバッ
クアップファイル19が存在する場合、それらのバック
アップファイル19のうち最も大きいバックアップファ
イル19を選択し、上記の処理を行う。以上の処理は、
前記転送先コンピュータ7の未使用領域17の不足が解
消されるまで、繰り返される。
【0089】ディスク15の未使用領域17が十分な大
きさを持つ他のコンピュータが存在せず、かつ、前記の
転送先コンピュータ7のディスク15に格納されている
バックアップファイル19について、まだ選択されてい
ないバックアップファイル19が存在しない場合、すな
わち、前記転送先コンピュータ7のディスク15に格納
されているすべてのバックアップファイル19につい
て、転送元コンピュータ6以外のすべてのコンピュータ
のディスク15において十分な大きさを持つ未使用領域
17が存在しなかった場合、過去のバックアップ処理に
よりディスク15の未使用領域17に格納されている他
のバックアップファイルを削除して、未使用領域17を
確保するために、以下の処理が行なわれる。前記の転送
先コンピュータ7のバックアップ制御部13は、転送先
用バックアップファイル管理情報を検索して、該転送先
コンピュータ7のディスク15に格納されているバック
アップファイル19のうち、最も大きいバックアップフ
ァイル19を削除対象バックアップファイルとして選択
し、該削除対象バックアップファイルに関するバックア
ップ対象ファイル18を格納している転送元コンピュー
タ6を確認し、該転送元コンピュータ6のバックアップ
制御部13に対して、未使用領域17の確保の不可能を
通知する。未使用領域17の確保の不可能の通知を受け
た転送元コンピュータ6のバックアップ制御部13は、
前記のバックアップ対象ファイル18に関してユーザが
あらかじめ設定したユーザ設定情報を検索し、ユーザが
設定した最終処理、例えばネットワーク22上の磁気テ
ープ装置を用いた退避などの処理を確認し、該最終処理
を前記の転送先コンピュータ7のバックアップ制御部1
3に折り返し通知する。最終処理の通知を受けた転送先
コンピュータ7のバックアップ制御部13は、削除対象
バックアップファイルに対して最終処理を実行し、削除
対象バックアップファイルを削除し、転送先用バックア
ップファイル管理情報を更新し、前記の転送元コンピュ
ータ6のバックアップ制御部13に対して削除終了を通
知する。削除終了の通知を受けた転送元コンピュータ6
のバックアップ制御部13は、該最終処理が行われたこ
とについて転送元用バックアップファイル管理情報を更
新する。上記の、ディスク15の未使用領域17が十分
な大きさを持つ他のコンピュータが存在せず、かつ、前
記の転送先コンピュータ7のディスク15に格納されて
いるバックアップファイル19について、まだ選択され
ていないバックアップファイル19が存在しない場合の
処理は、前記転送先コンピュータ7の未使用領域17の
不足が解消されるまで、繰り返される。
【0090】以上の処理方法において、転送先コンピュ
ータ7のバックアップ制御部13は転送先用バックアッ
プファイル管理情報を用いて、バックアップファイル1
9を管理する。転送先コンピュータ7のバックアップ制
御部13は、該転送先コンピュータ7のディスク15に
格納されているバックアップファイル19を管理するべ
く、バックアップファイル19の名、該バックアップフ
ァイル19に関するバックアップ対象ファイル18の
名、該バックアップ対象ファイル18が格納されている
転送元コンピュータ6、該バックアップファイル19作
成日時および該バックアップファイル19の大きさなど
をパラメータとする、例えば図13のごとき内容を持つ
転送先用バックアップファイル管理テーブルを有し、上
記の処理においてこれを用いる。
【0091】また、以上の処理方法において、転送元コ
ンピュータ6のバックアップ制御部13は転送元用バッ
クアップファイル管理情報を用いて、バックアップ対象
ファイル18を管理する。転送元コンピュータ6のバッ
クアップ制御部13は、該転送元コンピュータ6の持つ
バックアップ対象ファイル18を管理するべく、バック
アップ対象ファイル18の名、該バックアップ対象ファ
イル18に関するバックアップファイル19の名、該バ
ックアップファイル19が格納されている転送先コンピ
ュータ7、該バックアップファイル19作成日時および
該バックアップファイル19の大きさなどをパラメータ
とする、例えば図14のごとき内容を持つ転送元用バッ
クアップファイル管理テーブルを有し、上記の処理にお
いてこれを用いる。
【0092】また、以上の処理方法において、転送元コ
ンピュータ6のバックアップ制御部13はユーザ設定情
報を持つ。該ユーザ設定情報はバックアップ対象ファイ
ル18ごとに設定され、該バックアップファイル対象1
8を所有するユーザ、該ユーザが設定したバックアップ
スケジュール、該ユーザが設定した、上記情報処理シス
テムに存在するディスク15の未使用領域17を確保で
きなかった場合の、前記の最終処理などの内容からな
り、サーバ用バックアップ制御部11は上記の処理にお
いてこれを用いる。なお、該ユーザ設定情報に対する登
録/削除/編集などの作業は、前記ユーザが手元のロー
カルなコンピュータから、ネットワーク22を介して行
なえることが望ましい。
【0093】また、以上の処理方法において、全てのバ
ックアップ制御部13の機能は等しく、バックアップ制
御部13を持つ全てのコンピュータは、転送元用バック
アップファイル管理情報および転送先用バックアップフ
ァイル管理情報を持ち、転送元コンピュータ6として
も、転送先コンピュータ7としても、動作することが望
ましい。
【0094】以上の処理方法によって、上記情報処理シ
ステムに存在するディスク15の未使用領域17を利用
して、バックアップ対象ファイル18のバックアップを
実現することができる。また、上記情報処理システムに
存在するディスク15の未使用領域17の確保が可能な
限り、前記バックアップ対象ファイル18の回復処理に
おいては、ネットワーク22上の磁気テープ装置および
磁気テープに対する管理、作業を特に必要としないこと
を実現できる。
【0095】ここで、以上の処理方法において、転送元
コンピュータ6のバックアップ対象ファイル18に対す
るバックアップ処理の起動は、前記のユーザ設定情報に
設定されたバックアップスケジュールに基づく、例えば
図18のごとき内容を持つタイムテーブルによって行な
われることが望ましい。これによって、前記ユーザが必
要と認めた、前記バックアップ対象ファイル18のバッ
クアップを自動的に実行することができる。
【0096】また、以上の処理方法において、前記のバ
ックアップ処理の起動は、上記情報システムのユーザ
が、バックアップ対象ファイル18のバックアップが必
要と判断した場合には、前記ユーザが手元のローカルな
コンピュータから、ネットワーク22を介して、コマン
ドを実行することなどによって行なえることが望まし
い。
【0097】また、以上の処理方法において、バックア
ップファイル19を用いたバックアップ対象ファイル1
8の回復処理の起動については、該バックアップ対象フ
ァイル18に対するアクセス時の異常を、バックアップ
制御部13が検出した場合に、自動的に起動されること
が望ましい。これによって、障害の発生したファイルの
回復処理を自動的に行なうことが可能になる。
【0098】また、以上の処理方法において、前記の回
復処理の起動については、上記情報システムのユーザ
が、バックアップ対象ファイル18の回復が必要と判断
した場合には、前記ユーザが手元のローカルなコンピュ
ータから、ネットワーク22を介して、コマンドを実行
することなどによって行なえることが望ましい。
【0099】また、以上の処理方法において、バックア
ップ対象ファイル18からバックアップファイル19を
作成する際に、ファイルの圧縮を行ない、バックアップ
ファイル19の大きさを小さくすることが望ましい。こ
れによって、ディスク15内の領域を有効に利用するこ
とが可能になると共に、ネットワーク22を介した該バ
ックアップファイル19の転送時の、ネットワーク22
の負荷を低減することができる。
【0100】また、以上の処理方法において、各コンピ
ュータ間の、ネットワーク22を介した通信において
は、暗号を用いた認証処理が行なわれることが望まし
く、また、ネットワーク22を介したバックアップファ
イル19の転送においては、該バックアップファイル1
9は暗号化されていることが望ましく、また、転送先コ
ンピュータ7に格納されているバックアップファイル1
9に対するアクセス権の所有者は、上記情報システムの
管理者のみに制限されていることが望ましい。これによ
って、上記情報システムにおける不正なユーザのアクセ
スに対するセキュリティを高めることができ、また、バ
ックアップファイル19が誤って削除されることを防ぐ
ことができる。
【0101】また、以上の処理方法での、最終処理実行
後に削除対象バックアップファイルを削除する処理にお
いて、ユーザがユーザ設定情報に設定した、個々のバッ
クアップ対象ファイル18についての重要度の低い順
に、バックアップ制御部13が、削除対象バックアップ
ファイルを選択してもよい。
【0102】また、以上の処理方法での、バックアップ
ファイル19を格納するのに十分な大きさの未使用領域
17を持つ転送先コンピュータ7の探索処理において、
各バックアップ制御部13が監視している、各ディスク
15のアクセス頻度の少ない順に、バックアップ制御部
13が転送先コンピュータ7を選択してもよい。
【0103】<第三実施例>図15は本発明の第三実施
例による情報システムのブロック図であり、1はバック
アップ機能についてのサーバコンピュータ(サーバ)
で、オペレーティングシステム(OS)14の内部に、
サーバ用バックアップ制御部11を持つ構成となってい
る。2はバックアップ対象ファイル18を持つ、バック
アップ機能についてのクライアントコンピュータ(転送
元クライアント)で、オペレーティングシステム(O
S)14の内部に、クライアント用バックアップ制御部
12を持つ構成となっている。3はバックアップ対象フ
ァイル18を回復するためのバックアップファイル19
を持つ、バックアップ機能についてのクライアントコン
ピュータ(転送先クライアント)で、オペレーティング
システム(OS)14の内部に、クライアント用バック
アップ制御部12を持つ構成となっている。4はバック
アップ対象ファイル18を回復するための古いバックア
ップファイル(旧バックアップファイル20)を持つ、
バックアップ機能についてのクライアントコンピュータ
(旧転送先クライアント)で、オペレーティングシステ
ム(OS)14の内部に、クライアント用バックアップ
制御部12を持つ構成となっている。サーバ1および転
送元クライアント2および転送先クライアント3および
旧転送先クライアント4は、それぞれディスク15を持
ち、それぞれのディスク15の領域は、OS14および
アプリケーションが使用している使用領域16と、それ
以外の領域である未使用領域17に分けられる。さら
に、転送元クライアント2のディスク15の使用領域1
6にはバックアップ対象ファイル18が格納されてい
る。また、転送先クライアント3のディスク15の未使
用領域17にはバックアップファイル19が格納され
る。さらに、旧転送先クライアント4のディスク15の
未使用領域17には旧バックアップファイル20が格納
されている。また、サーバ1および転送元クライアント
2および転送先クライアント3および旧転送先クライア
ント4は、ネットワーク22によって接続されている。
【0104】転送元クライアント2のディスク15に格
納されているバックアップ対象ファイル18をディスク
15の障害による損失から保護するために、該バックア
ップ対象ファイル18を回復せしめる情報を持つバック
アップファイル19を作成し、前記ディスク15以外の
記憶媒体に格納する処理、いわゆるバックアップ処理に
ついて、本実施例は、前記記憶媒体として、ネットワー
ク22によって接続されている転送先クライアント3の
ディスク15の未使用領域17を用いるものである。
【0105】すなわち本実施例は、前記バックアップフ
ァイル19を、十分な大きさの未使用領域17を持つ転
送先クライアント3のディスク15の未使用領域17に
ネットワーク22を介して格納し、のちに必要に応じ
て、該バックアップファイル19を用いて、前記バック
アップ対象ファイル18を回復するものであり、これを
実現するために、前記バックアップファイル19を格納
するのに十分な大きさの未使用領域17を含むディスク
15を持つ転送先クライアント3を探索する処理、およ
び未使用領域17が不足した場合に未使用領域17を確
保する処理、および前記バックアップファイル19を格
納している転送先クライアント3のディスク15に障害
が発生した場合に、新たにバックアップファイル19を
作成し、他のディスク15に格納する処理などを行なう
ものである。
【0106】本実施例において、上記のバックアップ処
理を制御、実行するソフトウェアであるサーバ用バック
アップ制御部11およびクライアント用バックアップ制
御部12は、それぞれOS14の内部に位置し、サーバ
用バックアップ制御部11が集中して持つバックアップ
管理情報を利用して上記の処理を行なう。
【0107】本実施例において、上記情報システムは、
第一実施例において説明した動作と同様の動作を行なう
ことによって、第一実施例で実現できた機能と同様の機
能を実現できる。
【0108】ただし、第一実施例において図2によって
説明した、バックアップファイル19を格納するのに十
分な大きさの未使用領域17を持つ転送先クライアント
3の探索処理における、転送先クライアント3のクライ
アント用バックアップ制御部12がディスク15に対し
て行なうバックアップファイル19を格納するための領
域の確保の処理において、該処理は転送先クライアント
3のOS14の内部で行なわれるため、該領域の存在を
ユーザに対して隠したまま確保の処理を行なうことがで
きる。また、第一実施例において図4によって説明し
た、バックアップファイル19の転送処理における、転
送先クライアント3のクライアント用バックアップ制御
部12によるディスク15へのバックアップファイル1
9の格納処理において、該処理は転送先クライアント3
のOS14の内部で行なわれるため、バックアップファ
イル19の存在をユーザに対して隠したまま、バックア
ップファイル19の格納処理を行なうことができる。以
上の処理によって、転送先クライアント3のユーザに対
して、バックアップ処理の実行を意識させずに該バック
アップ処理を実行することができ、また、ユーザによる
不必要な操作を防ぐことができる。
【0109】また、以上の処理方法において、各コンピ
ュータ間の、ネットワーク22を介した通信において暗
号を用いた認証処理が行なう場合、またはネットワーク
22を介したバックアップファイル19の転送において
該バックアップファイル19に対する暗号化を行なう場
合、または転送先クライアント3に格納されているバッ
クアップファイル19に対するアクセス権の管理および
制限を行なう場合、これらの処理を転送先クライアント
3のOS14の内部で行なうことが可能なため、これら
の処理について、バックアップ処理専用の処理、例えば
バックアップファイル19に対する特殊なアクセス権の
設定などの処理を行なうことができる。これによって、
上記情報システムにおける不正なユーザのアクセスに対
するセキュリティを高めることができ、また、ユーザに
よる誤った操作を防ぐことができる。
【0110】また、OS14のファイルシステムを経由
せずに、ディスク15に対してリードおよびライトが行
なえるので、ストライピングを行なったディスクアレイ
装置で必然的に生じる、前記ファイルシステム経由では
利用できない領域を有効に利用することができる。
【0111】<第四実施例>図16は本発明の第四実施
例による情報システムのブロック図であり、6はバック
アップ対象ファイル18を持つコンピュータ(転送元コ
ンピュータ)で、オペレーティングシステム(OS)1
4の内部に、バックアップ制御部13を持つ構成となっ
ている。7はバックアップ対象ファイル18を回復する
ためのバックアップファイル19を持つコンピュータ
(転送先コンピュータ)で、オペレーティングシステム
(OS)14の内部に、バックアップ制御部13を持つ
構成となっている。8はバックアップ対象ファイル18
を回復するための古いバックアップファイル(旧バック
アップファイル20)を持つコンピュータ(旧転送先コ
ンピュータ)で、オペレーティングシステム(OS)1
4の内部に、バックアップ制御部13を持つ構成となっ
ている。サーバ1および転送元コンピュータ6および転
送先コンピュータ7および旧転送先コンピュータ8は、
それぞれディスク15を持ち、それぞれのディスク15
の領域は、OS14およびアプリケーションが使用して
いる使用領域16と、それ以外の領域である未使用領域
17に分けられる。さらに、転送元コンピュータ6のデ
ィスク15の使用領域16にはバックアップ対象ファイ
ル18が格納されている。また、転送先コンピュータ7
のディスク15の未使用領域17にはバックアップファ
イル19が格納される。さらに、旧転送先コンピュータ
8のディスク15の未使用領域17には旧バックアップ
ファイル20が格納されている。また、転送元コンピュ
ータ6および転送先コンピュータ7および旧転送先コン
ピュータ8は、ネットワーク22によって接続されてい
る。
【0112】転送元コンピュータ6のディスク15に格
納されているバックアップ対象ファイル18をディスク
15の障害による損失から保護するために、該バックア
ップ対象ファイル18を回復せしめる情報を持つバック
アップファイル19を作成し、前記ディスク15以外の
記憶媒体に格納する処理、いわゆるバックアップ処理に
ついて、本実施例は、前記記憶媒体として、ネットワー
ク22によって接続されている転送先コンピュータ7の
ディスク15の未使用領域17を用いるものである。
【0113】すなわち本実施例は、前記バックアップフ
ァイル19を、十分な大きさの未使用領域17を持つ転
送先コンピュータ7のディスク15の未使用領域17に
ネットワーク22を介して格納し、のちに必要に応じ
て、該バックアップファイル19を用いて、前記バック
アップ対象ファイル18を回復するものであり、これを
実現するために、前記バックアップファイル19を格納
するのに十分な大きさの未使用領域17を含むディスク
15を持つ転送先コンピュータ7を探索する処理、およ
び未使用領域17が不足した場合に未使用領域17を確
保する処理、および前記バックアップファイル19を格
納している転送先コンピュータ7のディスク15に障害
が発生した場合に、新たにバックアップファイル19を
作成し、他のディスク15に格納する処理などを行なう
ものである。
【0114】本実施例において、上記のバックアップ処
理を制御、実行するソフトウェアであるバックアップ制
御部13は、それぞれのコンピュータにおいてOS14
の内部に位置し、バックアップ制御部13が持つ、それ
ぞれのコンピュータのディスク15に格納されている、
バックアップファイル19についての転送先用バックア
ップ管理情報およびバックアップ対象ファイル18につ
いての転送元用バックアップ管理情報を、各コンピュー
タ間で相互に利用して上記の処理を行なう。
【0115】本実施例において、上記情報システムは、
第二実施例において説明した動作と同様の動作を行なう
ことによって、第二実施例で実現できた機能と同様の機
能を実現できる。
【0116】ただし、第二実施例において説明した、バ
ックアップファイル19を格納するのに十分な大きさの
未使用領域17を持つ転送先コンピュータ7の探索処理
における、転送先コンピュータ7のバックアップ制御部
13がディスク15に対して行なうバックアップファイ
ル19を格納するための領域の確保の処理において、該
処理は転送先コンピュータ7のOS14の内部で行なわ
れるため、該領域の存在をユーザに対して隠したまま確
保の処理を行なうことができる。また、第二実施例にお
いて説明した、バックアップファイル19の転送処理に
おける、転送先コンピュータ7のバックアップ制御部1
3によるディスク15へのバックアップファイル19の
格納処理において、該処理は転送先コンピュータ7のO
S14の内部で行なわれるため、バックアップファイル
19の存在をユーザに対して隠したまま、バックアップ
ファイル19の格納処理を行なうことができる。以上の
処理によって、転送先コンピュータ7のユーザに対し
て、バックアップ処理の実行を意識させずに該バックア
ップ処理を実行することができ、また、ユーザによる不
必要な操作を防ぐことができる。
【0117】また、以上の処理方法において、各コンピ
ュータ間の、ネットワーク22を介した通信において暗
号を用いた認証処理が行なう場合、またはネットワーク
22を介したバックアップファイル19の転送において
該バックアップファイル19に対する暗号化を行なう場
合、または転送先コンピュータ7に格納されているバッ
クアップファイル19に対するアクセス権の管理および
制限を行なう場合、これらの処理を転送先コンピュータ
7のOS14の内部で行なうことが可能なため、これら
の処理について、バックアップ処理専用の処理、例えば
バックアップファイル19に対する特殊なアクセス権の
設定などの処理を行なうことができる。これによって、
上記情報システムにおける不正なユーザのアクセスに対
するセキュリティを高めることができ、また、ユーザに
よる誤った操作を防ぐことができる。
【0118】また、OS14のファイルシステムを経由
せずに、ディスク15に対してリードおよびライトが行
なえるので、ストライピングを行なったディスクアレイ
装置で必然的に生じる、前記ファイルシステム経由では
利用できない領域を有効に利用することができる。
【0119】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、バ
ックアップされたデータを、ネットワーク上のコンピュ
ータのディスクの未使用領域を有効に利用して格納する
ので、バックアップ処理において交換可能な記録媒体を
用いる頻度を低減できる。また、これと相まって、バッ
クアップ処理において必要とされる作業を削減し、バッ
クアップ処理に対するユーザの負荷を軽減できる。同様
に、バックアップされたデータを用いてディスク装置内
のデータを回復する処理において必要とされる作業を削
減し、前記回復処理に対するユーザの負荷を軽減できる
とともに、速やかに回復処理を行なうことができる。さ
らに交換可能な記録媒体に対する継続的なコストが小さ
くできる。さらに、例えば50台のディスク装置を含む
ネットワークにおいて個々のディスク装置に50MBの
未使用領域が存在した場合にネットワーク全体で2.5
GBになるような、未使用領域を有効に利用することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施例に係る情報処理システムの
ブロック図である。
【図2】本発明の第一実施例による転送先クライアント
探索処理フローを示す図である。
【図3】本発明の第一実施例に係る情報処理システムの
探索処理に関するブロック図である。
【図4】本発明の第一実施例によるバックアップファイ
ルの転送処理フローを示す図である。
【図5】本発明の第一実施例によるバックアップ対象フ
ァイルの回復処理フローを示す図である。
【図6】本発明の第一実施例による転送先クライアント
のディスクに障害が発生した場合の処理フローを示す図
である。
【図7】本発明の第一実施例に係る情報処理システムの
未使用領域が不足した場合の処理に関するブロック図で
ある。
【図8】本発明の第一実施例による未使用領域が不足し
た場合の処理フローを示す1枚目の図である。
【図9】本発明の第一実施例による未使用領域が不足し
た場合の処理フローを示す2枚目の図である。
【図10】本発明の第一実施例によるバックアップファ
イル管理テーブルの1例を示す図である。
【図11】本発明の第二実施例に係る情報処理システム
のブロック図である。
【図12】本発明の第二実施例に係る情報処理システム
の未使用領域が不足した場合の処理に関するブロック図
である。
【図13】本発明の第二実施例による転送先用バックア
ップファイル管理テーブルの1例を示す図である。
【図14】本発明の第二実施例による転送元用バックア
ップファイル管理テーブルの1例を示す図である。
【図15】本発明の第三実施例に係る情報処理システム
のブロック図である。
【図16】本発明の第四実施例に係る情報処理システム
のブロック図である。
【図17】本発明におけるユーザ設定情報の例を示す説
明図である。
【図18】本発明におけるタイムテーブルの例を示す説
明図である。
【図19】本発明におけるコンピュータ登録テーブルの
例を示す説明図である。
【符号の説明】
1 サーバ 2 転送元クライアント 3 転送先クライアント 4 旧転送先クライアント 5 新転送先クライアント 6 転送元コンピュータ 7 転送先コンピュータ 8 旧転送先コンピュータ 9 新転送先コンピュータ 10 探索対象コンピュータ 11 サーバ用バックアップ制御部 12 クライアント用バックアップ制御部 13 バックアップ制御部 14 OS 15 ディスク 16 使用領域 17 未使用領域 18 バックアップ対象ファイル 19 バックアップファイル 20 旧バックアップファイル 21 新バックアップファイル 22 ネットワーク 23 グループ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松並 直人 神奈川県川崎市麻生区王禅寺1099 株式会 社日立製作所システム開発研究所内 (72)発明者 兼田 泰典 神奈川県川崎市麻生区王禅寺1099 株式会 社日立製作所システム開発研究所内 (72)発明者 八木沢 育哉 神奈川県川崎市麻生区王禅寺1099 株式会 社日立製作所システム開発研究所内

Claims (23)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ネットワークによって接続されているコン
    ピュータの持つ外部記憶装置に格納されているデータ
    を、該外部記憶装置の障害時に回復するためのバックア
    ップ処理の方法であって、 前記外部記憶装置に格納されているデータのバックアッ
    プデータを格納するために、前記ネットワークに接続さ
    れている複数のコンピュータについて利用可能な外部記
    憶装置の未使用領域が存在するかを確認し、 利用可能な未使用領域が存在する外部記憶装置を有する
    複数のコンピュータのなかからバックアップデータを格
    納するためのコンピュータを決定し、 バックアップの対象となるデータを有する外部記憶装置
    を持つコンピュータから、前記バックアップデータを格
    納すると決定されたコンピュータへ、ネットワークを介
    して前記バックアップデータを転送し、 該バックアップデータを前記決定されたコンピュータの
    外部記憶装置の未使用領域に格納し、 前記バックアップデータを用いて前記バックアップの対
    象となるデータの回復処理を行なう際に、 前記バックアップデータを有する外部記憶装置を備える
    コンピュータがいずれのコンピュータであるかを確認
    し、 該コンピュータから、前記バックアップの対象となるデ
    ータを持つコンピュータへ、ネットワークを介して前記
    バックアップデータを転送し、 該バックアップデータを用いて前記バックアップの対象
    となるデータを回復することを特徴とするバックアップ
    処理方法。
  2. 【請求項2】請求項1に記載のバックアップ処理方法に
    おいて、バックアップの対象となるデータを回復するた
    めのバックアップデータを生成し、該バックアップデー
    タをネットワーク上のコンピュータに格納する際に、該
    データに対する過去のバックアップ処理において生成さ
    れた古いバックアップデータが、ネットワーク上のいず
    れかのコンピュータに存在するかを確認し、過去のバッ
    クアップデータが存在する場合は、該コンピュータの過
    去のバックアップデータを削除することを特徴とするバ
    ックアップ処理方法。
  3. 【請求項3】請求項1または2に記載のバックアップ処
    理方法において、ネットワーク上のコンピュータに対し
    てバックアップデータを格納するために利用可能な外部
    記憶装置の未使用領域が存在するかを確認する際に、問
    い合わせ対象となるネットワーク上のすべてのコンピュ
    ータに前記の利用可能な外部記憶装置の未使用領域が存
    在しなかった場合、前記の問い合わせ対象となるコンピ
    ュータの外部記憶装置の領域に存在する、過去の任意の
    データに対するバックアップ処理によって生成されたバ
    ックアップデータを選択し、該バックアップデータを削
    除し、必要な未使用領域の確保を行なうことを特徴とす
    るバックアップ処理方法。
  4. 【請求項4】請求項1,2または3に記載のバックアッ
    プ処理方法において、ネットワーク上のコンピュータの
    オペレーティングシステムおよびアプリケーションが使
    用している外部記憶装置の領域を拡大することによる該
    コンピュータの外部記憶装置の領域不足を検出した際
    に、該外部記憶装置の未使用領域に格納されているバッ
    クアップデータを選択し、該バックアップデータを格納
    するために利用可能な外部記憶装置の未使用領域が存在
    するかを、ネットワーク上の他のコンピュータに問い合
    わせ、前記の利用可能な未使用領域が存在するコンピュ
    ータのなかから前記バックアップデータを格納するコン
    ピュータを決定し、該コンピュータへ、前記バックアッ
    プデータを転送し、該バックアップデータを、前記コン
    ピュータの外部記憶装置の未使用領域に格納することを
    特徴とするバックアップ処理方法。
  5. 【請求項5】請求項1,2,3または4に記載のバック
    アップ処理方法において、バックアップデータを格納す
    るために利用可能な外部記憶装置の未使用領域が存在す
    るか否かをネットワーク上の他のコンピュータに問い合
    わせた際に、問い合わせ対象となるネットワーク上のす
    べてのコンピュータに前記の利用可能な外部記憶装置の
    未使用領域が存在しなかった場合、過去のバックアップ
    データを削除し、必要な未使用領域の確保を行なうこと
    を特徴とするバックアップ処理方法。
  6. 【請求項6】請求項3または5に記載のバックアップ処
    理方法において、削除されるべきバックアップデータに
    対して、削除を行なう前に、コンピュータのユーザが設
    定した、バックアップ対象ファイルを特定するための情
    報,転送元コンピュータを特定するための情報,バック
    アップの開始日時,バックアップの最終処理の種別を少
    なくとも含むユーザ設定情報に基づく処理を行なうこと
    を特徴とするバックアップ処理方法。
  7. 【請求項7】請求項6に記載のバックアップ処理におい
    て、コンピュータのユーザが設定した、バックアップ処
    理を行なう対象ファイルを特定するための情報とバック
    アップ処理を行なう日時を格納するタイムテーブルを、
    前記ユーザ設定情報に基づいて作成し、バックアップ処
    理を起動することを特徴とするバックアップ処理方法。
  8. 【請求項8】請求項1〜6のいずれかに記載のバックア
    ップ処理において、バックアップデータを格納している
    外部記憶装置に発生した障害を検出した場合に、前記バ
    ックアップデータによって回復されるべきデータに対し
    てバックアップ処理を起動することを特徴とするバック
    アップ処理方法。
  9. 【請求項9】請求項1〜8のいずれかに記載のバックア
    ップ処理において、ネットワーク上のコンピュータの外
    部記憶装置に格納されているバックアップデータによっ
    て回復されるべきデータについて、該データが格納され
    ている外部記憶装置の障害を検出した場合に、前記バッ
    クアップ処理を、前記データに対して起動することを特
    徴とするバックアップ処理方法。
  10. 【請求項10】それぞれ外部記憶装置を有する複数のコ
    ンピュータが相互に接続されたコンピュータシステムに
    おいて、 バックアップの対象となるデータを有する外部記憶装置
    を備える第1のコンピュータと、 利用可能な未使用領域を有する外部記憶装置を備える第
    2のコンピュータと、 前記第1のコンピュータの外部記憶装置に格納されたデ
    ータのバックアップデータを、前記第2のコンピュータ
    の外部記憶装置に格納するためのバックアップ制御手段
    と、 を備えることを特徴とするコンピュータシステム。
  11. 【請求項11】請求項10において、前記バックアップ
    制御手段は、バックアップの対象となるデータを回復す
    るためのバックアップデータを生成し、該バックアップ
    データを前記第2のコンピュータの外部記憶装置に格納
    する際に、前記データに対する過去のバックアップ処理
    において生成されたバックアップデータが、前記相互に
    接続されたコンピュータのうちのいずれかに存在するか
    否かを確認し、該過去のバックアップデータが存在する
    場合は、該過去のバックアップデータを有するコンピュ
    ータに該過去のバックアップデータを削除させることを
    特徴とするコンピュータシステム。
  12. 【請求項12】請求項10または11において、前記バ
    ックアップ制御手段は、相互に接続されたコンピュータ
    に対して、バックアップデータを格納するために利用可
    能な外部記憶装置の未使用領域が存在するか否を確認
    し、利用可能な外部記憶装置の未使用領域が存在しなか
    った場合に、前記コンピュータの外部記憶装置の領域に
    存在する、過去のバックアップ処理についてのバックア
    ップデータを選択し、該過去のバックアップデータを削
    除させることを特徴とするコンピュータシステム。
  13. 【請求項13】請求項10,11,または12におい
    て、前記バックアップ制御手段は、前記相互に接続され
    ているのコンピュータのオペレーティングシステムおよ
    びアプリケーションが使用している外部記憶装置の領域
    を拡大することによる該コンピュータの外部記憶装置の
    領域不足を検出した際に、該外部記憶装置の未使用領域
    に格納されているバックアップデータを選択し、 該バックアップデータを格納するために利用可能な外部
    記憶装置の未使用領域が存在するか否かを、前記相互に
    接続された他のコンピュータに確認し、 前記の利用可能な領域が存在する複数のコンピュータの
    なかから前記バックアップデータを格納されるコンピュ
    ータを決定し、 該コンピュータへ、前記バックアップデータを転送さ
    せ、 該バックアップデータを、前記バックアップデータを格
    納されるコンピュータの外部記憶装置の未使用領域に格
    納することを特徴とするコンピュータシステム。
  14. 【請求項14】請求項10,11,12,または13に
    おいて、前記バックアップ制御手段は、バックアップデ
    ータを格納するために利用可能な外部記憶装置の未使用
    領域が存在するかを、前記相互に接続された他のコンピ
    ュータに確認し、この際に、確認対象となるすべてのコ
    ンピュータに前記利用可能な外部記憶装置の未使用領域
    が存在しなかった場合に、過去のバックアップデータを
    削除させることを特徴とするコンピュータシステム。
  15. 【請求項15】請求項12または14において、前記バ
    ックアップ制御手段は、削除されるべき過去のバックア
    ップデータに対して、削除を行なう前に、コンピュータ
    のユーザが設定したバックアップ対象ファイルを特定す
    るための情報,転送元コンピュータを特定するための情
    報,バックアップの開始日時,バックアップの最終処理
    の種別を少なくとも含む、ユーザ設定情報に基づく処理
    を行なうことを特徴とするコンピュータシステム。
  16. 【請求項16】請求項15において、前記バックアップ
    制御手段は、前記コンピュータのユーザが設定した、バ
    ックアップ処理を行なう対象ファイルを特定するための
    情報とバックアップ処理を行なう日時を格納するタイム
    テーブルを前記ユーザ設定情報に基づいて作成し、バッ
    クアップ処理を起動することを特徴とするコンピュータ
    システム。
  17. 【請求項17】請求項10〜15のいずれかにおいて、
    前記バックアップ制御手段は、バックアップデータを格
    納している外部記憶装置に発生した障害を検出し、バッ
    クアップ処理を、前記バックアップデータによって回復
    されるべきデータに対して起動することを特徴とするコ
    ンピュータシステム。
  18. 【請求項18】請求項10〜17のいずれかにおいて、
    前記バックアップ制御手段は、前記相互に接続されたコ
    ンピュータの外部記憶装置に格納されているバックアッ
    プデータによって回復されるべきデータについて、該デ
    ータが格納されている外部記憶装置の障害を検出し、バ
    ックアップ処理を、前記データに対して起動することを
    特徴とするコンピュータシステム。
  19. 【請求項19】請求項10〜18のいずれかにおいて、
    前記バックアップ制御手段は、前記コンピュータシステ
    ムを制御するオペレーティングシステムの外部に存在す
    ることを特徴とするコンピュータシステム。
  20. 【請求項20】請求項10〜18のいずれかにおいて、
    前記バックアップ制御手段は、前記コンピュータシステ
    ムを制御するオペレーティングシステムの内部に存在す
    ることを特徴とするコンピュータシステム。
  21. 【請求項21】請求項10〜20のいずれかにおいて、
    前記バックアップ制御手段は、バックアップ処理の対象
    となったデータおよび前記バックアップ処理において、
    前記データを回復しうるべく生成されたバックアップデ
    ータについてのバックアップファイル名,バックアップ
    ファイル作成日時,バックアップファイルの大きさ,転
    送元コンピュータを識別するための情報,バックアップ
    対象ファイル名,転送元コンピュータを識別するための
    情報を少なくとも持つ管理情報を有することを特徴とす
    るコンピュータシステム。
  22. 【請求項22】請求項10〜20のいずれかにおいて、
    前記バックアップ制御手段を各コンピュータについて備
    え、バックアップ処理の対象となったデータおよび前記
    バックアップ処理において、前記データを回復しうるべ
    く生成されたバックアップデータについてのバックアッ
    プファイル名,バックアップファイル作成日時,バック
    アップファイルの大きさ,転送元コンピュータを識別す
    るための情報,バックアップ対象ファイル名,転送元コ
    ンピュータを識別するための情報を少なくとも持つ管理
    情報を、前記複数のバックアップ制御手段が分散して有
    することを特徴とするコンピュータシステム。
  23. 【請求項23】請求項10〜22のいずれかにおいて、
    前記外部記憶装置としてディスク装置を用いることを特
    徴とするコンピュータシステム。
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