JPH07253193A - 温調トラップ - Google Patents

温調トラップ

Info

Publication number
JPH07253193A
JPH07253193A JP7139894A JP7139894A JPH07253193A JP H07253193 A JPH07253193 A JP H07253193A JP 7139894 A JP7139894 A JP 7139894A JP 7139894 A JP7139894 A JP 7139894A JP H07253193 A JPH07253193 A JP H07253193A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
valve
passage
trap
inlet
outlet
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7139894A
Other languages
English (en)
Inventor
Hidenori Kubo
窪  英範
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TLV Co Ltd
Original Assignee
TLV Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by TLV Co Ltd filed Critical TLV Co Ltd
Priority to JP7139894A priority Critical patent/JPH07253193A/ja
Publication of JPH07253193A publication Critical patent/JPH07253193A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Temperature-Responsive Valves (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 弁口が閉塞した場合でもトラップ機能を維持
できる温調トラップを得ること。 【構成】 入口1と出口2の間に連通路20,21を形
成する。連通路20,21の間にボ―ル弁22を回動自
在に配置する。ボ―ル弁22には90度の角度を隔て
て、貫通孔23とブロ―通路24とオリフィス通路25
を設ける。弁口12が閉塞した場合に、ボ―ル弁22を
回動することにより、入口1と出口2をブロ―通路24
あるいはオリフィス通路25を介して連通することがで
きる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、所定温度以下の復水を
自動的に排出する温調トラップに関し、特に弁口等が詰
った場合でもトラップとしての機能を維持することがで
きるものに関する。
【0002】温調トラップは、石油プラント等において
油送パイプの保温を目的として設置される蒸気トレ―ス
管の端部に取り付けられて、所定温度以下に下がった蒸
気の復水を排出して、保温温度を所望値に維持するもの
であり、大規模プラントにおいては数百個から数千個の
温調トラップが使用されている。
【0003】
【従来の技術】従来の温調トラップとしては、例えば実
公平6−3274号公報に示されているようなものが用
いられていた。これは、復水溜めと出側配管接続口とに
対して選択的に開通し得る付加接続口を備えると共に、
この接続口に開閉弁を取り付けて、ストレ―ナとしての
スクリ―ンに付着滞積した異物を上記開閉弁から外部に
排除することができるようにしたものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のものでは、
ストレ―ナのブロ―はできるが、弁口が閉塞した場合に
はトラップとしての機能を果せない問題があった。温調
トラップの内部へは配管中のゴミや錆等の異物が混入す
ることがあり、ストレ―ナはもちろんのこと弁口も閉塞
することが多々発生していた。弁口が閉塞してトラップ
としての機能を果せなくなると、蒸気トレ―ス管の温度
を所望値に維持することができなくなり、パイプ内の油
の凝固等の不都合を生じるのである。
【0005】また上記従来の温調トラップにおいては、
弁口が閉塞した場合に、付加接続口の開閉弁を開弁する
ことにより復水を排出することができるが、復水と共に
多量の蒸気をも排出してしまい蒸気損失を招く問題もあ
った。
【0006】従って本発明の技術的課題は、蒸気損失を
招くことが無いと共に、ゴミ等の異物が流入してもトラ
ップとしての機能を維持して蒸気トレ―ス管の温度を所
望値に維持することのできる温調トラップを得ることで
ある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の技術的課題を解決
するために講じた本発明の技術的手段は、入口と出口を
有する弁ケ―シング内に弁室を形成し、弁室と出口を連
通する弁口を開けた弁座部材を弁ケ―シングに取り付
け、弁室内に配置した感温部材で弁手段を駆動して弁口
を開閉するものにおいて、弁ケ―シングに入口と出口を
連通する連通路を形成して、該連通路に通路を連通遮断
する弁部材を回動自在に配置し、該弁部材にブロ―通路
とオリフィス通路を設けたものである。
【0008】
【作用】上記の技術的手段の作用は下記の通りである。
連通路に回動自在な弁部材を配置してこの弁部材にブロ
―通路とオリフィス通路を設けたことにより、弁口がゴ
ミ等の異物によって閉塞した場合であっても、弁部材を
回動することにより、トラップの入口と出口をブロ―通
路とオリフィス通路で連通することができる。
【0009】ブロ―通路でトラップの入口と出口を連通
することによりトラップ部をブロ―することができると
共に、適宜径のオリフィスを設けたオリフィス通路で連
通することにより蒸気トレ―ス管に発生した復水を排出
してトラップ機能を維持することができる。オリフィス
径を蒸気トレ―ス管で発生する復水を排出できるだけの
大きさとすることにより、復水をほとんど滞留すること
なく、且つ、蒸気の排出を防止することのできるトラッ
プとすることができる。
【0010】
【実施例】上記の技術的手段の具体例を示す実施例を説
明する。入口1と出口2を有する本体3と蓋4とで弁ケ
―シングを形成し、内部に弁室5を形成する。弁室5と
入口1は通路30を介して連通すると共に、弁室5と出
口2は通路31を介して連通する。弁室5内に円筒状で
多数の細孔を有するスクリ―ン32を配置し、その内部
に感温部材としての複数のバイメタル板6,7を弁棒8
の中央部に取り付ける。バイメタル板6,7は、所望高
温時に図1に示すように上下に凸形状に変形し、低温時
に平坦状に変形するものである。弁棒8の上部は温度調
節ねじ9の中心に形成したガイド孔10内に摺動自在に
配置する。弁棒8の下端を弁体11とし、弁座部材13
に形成した弁口12上に配置する。弁座部材13には貫
通孔14,15を設けて弁室5内の復水を排出すること
ができるようにする。弁座部材13の周囲で弁室5の下
端とバネ受け16の間に圧縮状態のコイルバネ17を配
置する。バネ受け16は弁棒8のフランジ部18により
上方向の変位を防止されており、コイルバネ17のバネ
力は弁棒8と弁体11を開弁方向に付勢する。
【0011】本体3内で入口1と出口2の間に連通路2
0,21を形成すると共に、連通路20,21の間に球
形の弁部材としてのボ―ル弁22を配置する。ボ―ル弁
22は、図示しないが図面の手前側に設けたハンドルに
より時計方向あるいは反時計方向へ回動自在に配置し、
内部にそれぞれ90度の角度を隔てて連通孔23とブロ
―通路24とオリフィス通路25を設ける。ボ―ル弁2
2の周囲には合成樹脂や合成ゴムやカ―ボン等で製作し
たリング状の弁座環26を取り付けて、ボ―ル弁22と
弁ケ―シングとの間の気密を維持する。
【0012】次に作用を説明する。入口1から弁室5内
に流入した復水の温度が低下すると複数のバイメタル板
6,7は図1に示す状態から平坦状に変形し、弁棒8が
コイルバネ17のバネ力により上方向へ変位することに
より、弁体11が弁口12から離れて開口し、低温復水
は貫通孔14,15と通路31を通って出口2へ排出さ
れる。低温復水が排出されて復水の温度が所望値まで上
昇すると、バイメタル板6,7は図1に示すように上下
に凸形状に変形して弁棒8を押し下げることにより弁口
12は閉口し、復水の排出を停止する。このように流入
してくる復水の温度に応じて弁口12が開閉して、入口
1側に位置する図示しない蒸気トレ―ス管の温度を所定
の範囲に維持して油送パイプを保温するのである。
【0013】油送パイプの保温は、1年間を通じて連続
的に行なわれるものではなく、油送時のみに行なわれる
ことが多く、油送が行なわれない場合は蒸気トレ―ス管
及び温調トラップは休止状態となる。休止状態の期間が
長期間に及ぶと弁ケ―シング内で錆等が発生しやすくな
り、この錆により弁体11が弁座部材13に固着してし
まい弁口12が閉塞状態となる。また、油送を再開した
場合にパイプ内に発生していた微小な錆やゴミ等の異物
がスクリ―ン32を通過して弁室5内へ流入してきて弁
口12を閉塞状態としてしまうこともある。
【0014】弁口12が閉塞状態となった場合、ボ―ル
弁22を図1に示す状態から90度だけ時計方向へ回転
してやることにより、入口1と出口2が、連通路20と
連通孔23とブロ―通路24と連通路21を介して、連
通されることによって、入口1側の蒸気トレ―ス管内に
滞留していた低温復水とゴミ等の異物を短時間でブロ―
することができる。ブロ―が終了すると、ボ―ル弁22
を更に90度時計方向へ回転することにより、入口1と
出口2はブロ―通路24とオリフィス通路25を介して
連通されることとなり、入口1側で発生した復水を排出
することができる。オリフィス通路25の径の大きさを
適宜設計することにより、入口1側の復水をほとんど滞
留することなく、また、蒸気の排出をも防止することの
できるトラップ機能を果すことができる。
【0015】
【発明の効果】上記の様に本発明によれば、弁口がゴミ
等の異物で閉塞した場合でも、回動自在な弁部材を回動
することにより、トラップの入口と出口をブロ―通路と
オリフィス通路で連通することができ、ブロ―通路とす
ることによりトラップ内部をブロ―することができると
共に、オリフィス通路とすることによりオリフィスを介
して発生した復水を排出するトラップ機能を維持して蒸
気トレ―ス管の保温を行なうことができ、且つ、蒸気損
失を生じることもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の温調トラップの実施例を示す断面図で
ある。
【符号の説明】
1 入口 2 出口 3 本体 5 弁室 6,7 バイメタル板 8 弁棒 11 弁体 12 弁口 20,21 連通路 22 ボ―ル弁 23 貫通孔 24 ブロ―通路 25 オリフィス通路

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入口と出口を有する弁ケ―シング内に弁
    室を形成し、弁室と出口を連通する弁口を開けた弁座部
    材を弁ケ―シングに取り付け、弁室内に配置した感温部
    材で弁手段を駆動して弁口を開閉するものにおいて、弁
    ケ―シングに入口と出口を連通する連通路を形成して、
    該連通路に通路を連通遮断する弁部材を回動自在に配置
    し、該弁部材にブロ―通路とオリフィス通路を設けたこ
    とを特徴とする温調トラップ。
JP7139894A 1994-03-15 1994-03-15 温調トラップ Pending JPH07253193A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7139894A JPH07253193A (ja) 1994-03-15 1994-03-15 温調トラップ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7139894A JPH07253193A (ja) 1994-03-15 1994-03-15 温調トラップ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07253193A true JPH07253193A (ja) 1995-10-03

Family

ID=13459376

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7139894A Pending JPH07253193A (ja) 1994-03-15 1994-03-15 温調トラップ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH07253193A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006083908A (ja) * 2004-09-15 2006-03-30 Tlv Co Ltd 温度応動弁
JP2010096251A (ja) * 2008-10-15 2010-04-30 Tlv Co Ltd スチームトラップを具備したボール弁
JP2010164137A (ja) * 2009-01-15 2010-07-29 Tlv Co Ltd 熱応動式スチームトラップ
JP2012002269A (ja) * 2010-06-15 2012-01-05 Tlv Co Ltd フロート式スチームトラップ

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006083908A (ja) * 2004-09-15 2006-03-30 Tlv Co Ltd 温度応動弁
JP4602724B2 (ja) * 2004-09-15 2010-12-22 株式会社テイエルブイ 温度応動弁
JP2010096251A (ja) * 2008-10-15 2010-04-30 Tlv Co Ltd スチームトラップを具備したボール弁
JP2010164137A (ja) * 2009-01-15 2010-07-29 Tlv Co Ltd 熱応動式スチームトラップ
JP2012002269A (ja) * 2010-06-15 2012-01-05 Tlv Co Ltd フロート式スチームトラップ

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5433243A (en) Fluid flow control device and method
US4106562A (en) Wellhead apparatus
US4940206A (en) Faucet
JP3655318B2 (ja) 調節可能な注入弁組立体
JP3189902B2 (ja) トイレのタンクバルブ
US4893644A (en) Non-return valve for supply cocks
JPH07253193A (ja) 温調トラップ
AT392341B (de) Druckminderventil mit einem fluessigkeitsabscheider
US2811169A (en) Liquid level control valve
US2555452A (en) Gas distillate trap
JP2002372166A (ja) 温度応動弁
US5120336A (en) Flow constriction device in radiator steam trap
USRE20246E (en) Valve
US2189594A (en) Filter device for control valves
JPH07253194A (ja) 故障時に閉弁するトラップ
US3108866A (en) Gas filter
US648180A (en) Rotary float-valve.
JP4738646B2 (ja) 温度応動弁
JPH06280243A (ja) 自動給水装置
US2602464A (en) Double float-valve device
KR200277168Y1 (ko) 정수기용 취수꼭지
JPH0513368Y2 (ja)
JPH0224065Y2 (ja)
JPH1089594A (ja) オリフィストラップ
US1487477A (en) Valve