JPH07252805A - アスファルト舗装発生材の再生方法 - Google Patents

アスファルト舗装発生材の再生方法

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JPH07252805A
JPH07252805A JP4155894A JP4155894A JPH07252805A JP H07252805 A JPH07252805 A JP H07252805A JP 4155894 A JP4155894 A JP 4155894A JP 4155894 A JP4155894 A JP 4155894A JP H07252805 A JPH07252805 A JP H07252805A
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JP
Japan
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asphalt
waste
asphalt pavement
generating material
heated
Prior art date
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Pending
Application number
JP4155894A
Other languages
English (en)
Inventor
Takanobu Fukuyama
隆信 福山
Yoshio Noshiro
義雄 野白
Yasuaki Nakao
靖明 中尾
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Chugoku Asufuaruto Hosou Kk
Tanaka Iron Works Co Ltd
Maeda Road Construction Co Ltd
Original Assignee
Chugoku Asufuaruto Hosou Kk
Tanaka Iron Works Co Ltd
Maeda Road Construction Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Chugoku Asufuaruto Hosou Kk, Tanaka Iron Works Co Ltd, Maeda Road Construction Co Ltd filed Critical Chugoku Asufuaruto Hosou Kk
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 アスファルト舗装発生材中のアスファルト分
を劣化させることなく、かつある程度の投入率を確保可
能なアスファルト舗装発生材の再生方法を見出す。 【構成】 アスファルト舗装発生材と加熱されたアスフ
ァルト新材とを混合してアスファルト合材を製造するア
スファルト舗装発生材の再生方法において、アスファル
ト舗装発生材を60〜100℃に加熱した後、アスファ
ルト新材と混合する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、アスファルト舗装発生
材と新材とを混合してアスファルト合材を製造するアス
ファルト舗装発生材の再生方法に関する。
【0002】
【従来の技術】道路の舗装材として最も広く採用されて
いるアスファルト舗装は、整地された路床上に、粒調砕
石等の路盤を設け、さらにこの表面にアスファルト合材
を敷き均し転圧して形成される。
【0003】アスファルト合材は、工場内のアスファル
トプラントよって、一定速度で回転するドライヤー内で
加熱乾燥された砕石と、石粉、及び加熱溶融したアスフ
ァルトをミキサで混合することによって製造される。
【0004】一方、近年の都市部を中心とした交通量の
激増により、アスファルト舗装の損傷も激しく、損傷が
軽い場合にはオーバーレイによって修理されるものの、
損傷が酷い場合には、舗装全体を掘り起こして再舗装が
必要となる。
【0005】その際発生するアスファルト舗装発生材
は、産業廃棄物としての処分が必要となり、また省資源
あるいは公害の発生防止等の観点から、近年、アスファ
ルト新材の中に加熱したアスファルト舗装発生材を混合
して再利用されるようになった。
【0006】このようなアスファルト舗装発生材の再生
方法は、大きく分け、常温のアスファルト舗装発生材を
加熱されたアスファルト新材に投入する常温投入方式、
及び、実公昭62−18263号公報,実公昭62−3
2282号公報,実公昭62−177095号公報など
に開示されたように、アスファルト舗装発生材用のドラ
イヤを設け、これによって加熱したアスファルト舗装発
生材を同じく加熱されたアスファルト新材に投入する加
熱投入方式がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、常温投
入方式は、混合後の温度を155〜165℃に確保する
ために、アスファルト新材の砕石温度を高温の220〜
250℃まで上昇させる必要があり燃料消費量が多くな
る。特に、アスファルト舗装発生材の温度が15℃程度
の場合、アスファルト新材に対して15%までしか投入
することができない。さらにアスファルト舗装発生材中
の水分が混合時に多量の水蒸気となり、水蒸気を処理す
る装置も必要となる。
【0008】この点、後者の加熱投入方式の場合、アス
ファルト舗装発生材を150℃程度まで加熱することに
より、アスファルト新材の砕石の加熱温度は170〜1
80℃程度で投入率を60%程度まで上げることができ
る。
【0009】しかしながら、150℃以上まで加熱する
際に、アスファルト舗装発生材中の有効なアスファルト
分が劣化したり、また過燃焼によりいわゆるブルースモ
ークが発生する。
【0010】そこで、本発明において解決すべき課題
は、アスファルト舗装発生材中のアスファルト分を劣化
させることなく、ブルースモークの発生を抑え、ある程
度の投入率を確保可能なアスファルト舗装発生材の再生
方法を見出すことにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明者は、アスファル
ト舗装発生材及びアスファルト新材の加熱温度と、投入
率との関係について種々研究を重ねた結果、アスファル
ト舗装発生材中の水分を蒸発させる程度に加熱すること
で、アスファルト舗装発生材の投入率を極端に落とすこ
となく舗装発生材と新材とを混合可能なことを知見し、
本発明を完成するに至ったものである。
【0012】すなわち、本発明は、アスファルト舗装発
生材と加熱されたアスファルト新材とを混合してアスフ
ァルト合材を製造するアスファルト舗装発生材の再生方
法において、前記アスファルト舗装発生材を60〜10
0℃に加熱した後、前記アスファルト新材と混合するこ
とを特徴とする。
【0013】アスファルト舗装発生材の温度が60℃未
満では、混合後のアスファルト合材の温度を155〜1
65℃に確保するために投入率が低下し、また150℃
以上まで加熱すると投入率は上昇するが、アスファルト
舗装発生材中のアスファルトが劣化し、あるいはブルー
スモークが発生する。
【0014】この場合、アスファルト新材のうち、従来
通り、砕石は180〜200℃、またアスファルトは従
来通り150℃まで加熱することにより、30%までア
スファルト舗装発生材を投入することが可能となる。
【0015】なお、舗装発生材の加熱方式は、従来知ら
れている、向流式あるいは並流式のいずれも使用可能で
あるが、アスファルトの劣化、ブルースモーク発生の点
からは並流式が望ましい。
【0016】
【作用】アスファルト舗装発生材を60〜100℃に加
熱することにより、舗装発生材中のアスファルト分を劣
化させることがなくなり、かつ舗装発生材中の水分を効
果的に蒸発させることができるため、アスファルト新材
と混合した際に急激な温度の低下を防ぐことができる。
【0017】
【実施例】以下本発明の特徴を図面に示す実施例に基づ
いて具体的に説明する。
【0018】図1は本発明を実施するための、アスファ
ルト舗装発生材のリサイクルプラントを示す概略図であ
る。
【0019】同図において、1はアスファルト新材用の
ドライヤで、このドライヤで180〜200℃まで加熱
乾燥された砕石は、ホットエレベータ2から振動篩2a
を通り貯蔵用のホッパ3に投入される。
【0020】一方、アスファルト分を含むアスファルト
舗装発生材は、舗装発生材用コールドビン5に貯蔵さ
れ、ここから所定量がベルトフィーダ6、ベルトコンベ
ア7を通り、下流側に向かって水平線に対し傾斜した舗
装発生材用のドライヤ8へと送られる。このドライヤ8
は発生材の進行方向に向かって、必要量の燃焼量を持つ
バーナー9が配設された並流式であり、アスファルト舗
装発生材を60〜100℃に加熱することができる。ド
ライヤ8の先端部には、内部にダンパ10aを備えた排
気用のダクト10が取付けられている。
【0021】さらに、ドライヤ8の排出口8aの下方位
置には、第2のベルトコンベア11が設けられ、その先
端は、アスファルト舗装発生材用のエレベータ12に達
している。
【0022】エレベータ12の上端に達した舗装発生材
は、レベラ13及びシュート14を通って、ホッパ3の
下方に設けられた計量ホッパ15に投入される。さらに
この下方に位置する開閉可能なミキサ16で、60〜1
00℃に加熱された所定量のアスファルト舗装発生材
と、180〜200℃に加熱されたアスファルト新材の
砕石と、150℃に加熱されたアスファルトが混合さ
れ、これによって、アスファルト舗装発生材を利用した
アスファルト合材が製造される。
【0023】上記装置を用い、アアスファルト舗装発生
材の加熱温度が60〜100℃、アスファルト新材のう
ち、砕石を180〜200℃、またアスファルトを15
0℃まで加熱して再生処理したところ、アスファルト発
生材中のアスファルトにはなんらの劣化も認めららず、
また再生中にブルースモークも発生しなかった。さらに
は、投入率も30%まで上げることができた。
【0024】表1は、アスファルト舗装発生材1tを再
生処理した場合の、本実施例による再生方法と、常温
投入方法、及び従来の加熱投入方法によるそれぞれ
の燃料消費量を示す。
【0025】
【表1】 これからも判る通り、本発明によると、少ない消費燃料
でアスファルト舗装発生材の再生が可能となる。
【0026】
【発明の効果】本発明によって、アスファルト舗装発生
材中の水分を蒸発させるだけの熱量で舗装発生も加熱さ
れ、ミキサへの混入量が30%まで増し省エネが実現で
きた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施するための、アスファルト舗装発
生材のリサイクルプラントの概略図である。
【符号の説明】
1 新材用ドライヤ 2 ホットエレベータ 2a 振動篩 3 貯蔵用ホッパ 5 コールドビン 6 ベルトフィーダ 7 ベルトコンベア 8 ドライヤ 8a 排出口 9 バーナー 10 ダクト 10a ダンパ 11 第2のベルトコンベア 12 エレベータ 13 レベラ 14 シュート 15 計量ホッパ 16 ミキサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 野白 義雄 広島県三次市高杉町205番地 中国アスフ ァルト舗装株式会社内 (72)発明者 中尾 靖明 佐賀県三養基郡基山町小倉629−7 田中 鉄工株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アスファルト舗装発生材と加熱されたア
    スファルト新材とを混合してアスファルト合材を製造す
    るアスファルト舗装発生材の再生方法において、 前記アスファルト発生材を60〜100℃に加熱した
    後、前記アスファルト新材と混合することを特徴とする
    アスファルト舗装発生材の再生方法。
JP4155894A 1994-03-11 1994-03-11 アスファルト舗装発生材の再生方法 Pending JPH07252805A (ja)

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JP4155894A JPH07252805A (ja) 1994-03-11 1994-03-11 アスファルト舗装発生材の再生方法

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR200458276Y1 (ko) * 2009-02-02 2012-02-15 대명산업(주) 도심형 배처플랜트
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KR102152812B1 (ko) * 2019-12-04 2020-09-07 주식회사 가온플랜트 수직형 골재 이송장치

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