JPH072520Y2 - 線条材送り装置 - Google Patents
線条材送り装置Info
- Publication number
- JPH072520Y2 JPH072520Y2 JP1990072969U JP7296990U JPH072520Y2 JP H072520 Y2 JPH072520 Y2 JP H072520Y2 JP 1990072969 U JP1990072969 U JP 1990072969U JP 7296990 U JP7296990 U JP 7296990U JP H072520 Y2 JPH072520 Y2 JP H072520Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pressure
- roller
- upper roller
- pneumatic cylinder
- knob
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Forwarding And Storing Of Filamentary Material (AREA)
- Wire Processing (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 ＜産業上の利用分野＞ この考案は線条材送り装置に関する。
＜従来の技術＞ 例えば土建用溶接金網の縦筋、横筋を溶接機へ向けて送
る送り装置は第４図に例示するように、挟みローラの下
ローラ１を定位置で回転駆動し、駆動しない上ローラ２
を加圧バネ３で圧下している。バネ３を圧下するスライ
ド４は、カム機構５を回動させるハンドル６の回動位置
により位置決めされるから、ハンドル６の傾斜角を調節
する事により、バネ３の加圧力が調節される（第４図は
正面図ゆえ、ハンドル６は紙面に直角な面内で回動、傾
斜する。） ＜考案が解決しようとする課題＞ この種の送りローラでは上ローラを圧下して線条材を下
ローラに押付ける加圧機構に必ずバネを加えている。バ
ネは走行中の線条材の太さに多少の変動があっても、加
圧力はほとんど変わらず、異物が入込んでも柔軟に対応
して故障せず、挟みローラの挾圧部材として貴重なもの
である。しかしバネを介しての加圧力は装着の組立て精
度に大きく左右され、使用の都度、加圧力を正確に算出
する事は困難であった。上述の例ではハンドル６の傾斜
位置を目盛りに合わせて、概略の加圧力を推定してる
が、操作する人の個人差が加わる事もあって、バネ加圧
力の一応の目安とする過程であった。
る送り装置は第４図に例示するように、挟みローラの下
ローラ１を定位置で回転駆動し、駆動しない上ローラ２
を加圧バネ３で圧下している。バネ３を圧下するスライ
ド４は、カム機構５を回動させるハンドル６の回動位置
により位置決めされるから、ハンドル６の傾斜角を調節
する事により、バネ３の加圧力が調節される（第４図は
正面図ゆえ、ハンドル６は紙面に直角な面内で回動、傾
斜する。） ＜考案が解決しようとする課題＞ この種の送りローラでは上ローラを圧下して線条材を下
ローラに押付ける加圧機構に必ずバネを加えている。バ
ネは走行中の線条材の太さに多少の変動があっても、加
圧力はほとんど変わらず、異物が入込んでも柔軟に対応
して故障せず、挟みローラの挾圧部材として貴重なもの
である。しかしバネを介しての加圧力は装着の組立て精
度に大きく左右され、使用の都度、加圧力を正確に算出
する事は困難であった。上述の例ではハンドル６の傾斜
位置を目盛りに合わせて、概略の加圧力を推定してる
が、操作する人の個人差が加わる事もあって、バネ加圧
力の一応の目安とする過程であった。
この考案は、挟みローラはバネで加圧するとした従来の
固定観念から放れ、より正確で、組立て精度は厳しくな
く、個人差のない挟みローラ式送り装置の開発を課題と
して捕らえたものである。
固定観念から放れ、より正確で、組立て精度は厳しくな
く、個人差のない挟みローラ式送り装置の開発を課題と
して捕らえたものである。
＜課題を解決するための手段＞ この考案の線条材送り装置は、線条材を一対の上下ロー
ラで挟み、その下ローラだけを定位置で回転駆動し、上
ローラはその軸支部を案内機構沿いに上下調節して、線
条材挟圧力を加減するようにした線条材送り装置におい
て、 上記案内機構はその上部に、上記上ローラの軸支部を上
下動させる空気圧シリンダを立設し、またその機構外面
に、上記空気圧シリンダへ送る圧縮空気をそのピストン
の上下へ切換える弁のつまみ、その圧縮空気の圧力調整
弁のつまみ、及び圧力計表示面を前面に付けた操作板
を、操作員の手近な位置に取付けていることを特徴とす
る。
ラで挟み、その下ローラだけを定位置で回転駆動し、上
ローラはその軸支部を案内機構沿いに上下調節して、線
条材挟圧力を加減するようにした線条材送り装置におい
て、 上記案内機構はその上部に、上記上ローラの軸支部を上
下動させる空気圧シリンダを立設し、またその機構外面
に、上記空気圧シリンダへ送る圧縮空気をそのピストン
の上下へ切換える弁のつまみ、その圧縮空気の圧力調整
弁のつまみ、及び圧力計表示面を前面に付けた操作板
を、操作員の手近な位置に取付けていることを特徴とす
る。
＜作用＞ この考案は従来同様の挟み送り用上下ローラの、上ロー
ラ圧下機構にバネを加えず、空気圧シリンダにより直接
加圧する。
ラ圧下機構にバネを加えず、空気圧シリンダにより直接
加圧する。
すなわち上ローラの軸支部は従来同様の案内機構沿いに
上下動するが、その案内機構の上に空気圧シリンダを立
設し、そのピストンロッドの下端により上ローラ軸支部
を圧下したり引上げたりするようにした。これで従来の
バネの上述の欠点を解消した。
上下動するが、その案内機構の上に空気圧シリンダを立
設し、そのピストンロッドの下端により上ローラ軸支部
を圧下したり引上げたりするようにした。これで従来の
バネの上述の欠点を解消した。
また新たに加わった空気圧制御の面倒を操作員に味わゝ
せないためには、上記上ローラ用案内機構に操作板を取
付け、これに上ローラを上下駆動するシリンダへの圧縮
空気の方向切換弁のつまみ、圧力調整弁のつまみ、及び
圧力計表示面を前面に付ければ、操作員は送られる線条
材と上下ローラを見ながら、手近かな上記両つまみを操
作し、圧力計の数値と加圧力換算表とを見て、上下ロー
ラの線条材挾圧力を簡単に設計指定値に合わせられる。
せないためには、上記上ローラ用案内機構に操作板を取
付け、これに上ローラを上下駆動するシリンダへの圧縮
空気の方向切換弁のつまみ、圧力調整弁のつまみ、及び
圧力計表示面を前面に付ければ、操作員は送られる線条
材と上下ローラを見ながら、手近かな上記両つまみを操
作し、圧力計の数値と加圧力換算表とを見て、上下ロー
ラの線条材挾圧力を簡単に設計指定値に合わせられる。
＜実施例＞ 第1,2図はこの考案の一実施例の正面と側面を示し、第
３図は空気圧回路を簡単に示す。
３図は空気圧回路を簡単に示す。
回動駆動される下ローラを11、上下動する上ローラを12
とし、線条材は一点鎖線のＷで表わしている。
とし、線条材は一点鎖線のＷで表わしている。
下ローラ11の回転駆動機構の図は略した。上ローラ12の
上下動案内機構13は通常、下ローラ11の軸支機構と一体
になっている。その案内機構13の上に空気圧シリンダ14
が立設され、そのピストンロッド14aの下端が上ローラ1
2の軸支部12aに接続している。
上下動案内機構13は通常、下ローラ11の軸支機構と一体
になっている。その案内機構13の上に空気圧シリンダ14
が立設され、そのピストンロッド14aの下端が上ローラ1
2の軸支部12aに接続している。
また案内機構13の上に、空気圧シリンダ14をまたいで、
操作板15が立っており、その前面に圧力計16の表示面、
圧力調整弁のつまみ17、シリンダ14への圧縮空気をピス
トンの上か下かに切換える方向切換弁のつまみ18が付い
ている。
操作板15が立っており、その前面に圧力計16の表示面、
圧力調整弁のつまみ17、シリンダ14への圧縮空気をピス
トンの上か下かに切換える方向切換弁のつまみ18が付い
ている。
第３図に空気圧力源19からシリンダ14への空気回路に入
った圧力調整弁17、切換弁18と圧力計16を示している。
った圧力調整弁17、切換弁18と圧力計16を示している。
なお、この考案の実施態様は上記実施例に限らず、考案
の要旨を変えることなく設計者により多様に変化、応用
し得ることは言うまでもない。
の要旨を変えることなく設計者により多様に変化、応用
し得ることは言うまでもない。
＜考案の効果＞ この考案は従来、挟みローラの上ローラを圧下するカム
その他の加圧機構に必ずバネを介入させていた固定概念
を捨て、空気圧シリンダによる直接加圧とし、バネを不
要にした。空気圧による加圧はバネ加圧同様の緩衝効果
を有し、バネ加圧のように装置の組立精度、操作員の個
人差に影響される事がなく、バネ加圧では表示できない
実加圧力が圧力計により一目りよう然になる。しかも、
上ローラを引上げた状態で保持する際、バネ加圧ではロ
ック機構が必要だが、空気圧シリンダはそれ自身で上ロ
ーラを引上げ保持できる。
その他の加圧機構に必ずバネを介入させていた固定概念
を捨て、空気圧シリンダによる直接加圧とし、バネを不
要にした。空気圧による加圧はバネ加圧同様の緩衝効果
を有し、バネ加圧のように装置の組立精度、操作員の個
人差に影響される事がなく、バネ加圧では表示できない
実加圧力が圧力計により一目りよう然になる。しかも、
上ローラを引上げた状態で保持する際、バネ加圧ではロ
ック機構が必要だが、空気圧シリンダはそれ自身で上ロ
ーラを引上げ保持できる。
上ローラ加圧のための圧縮空気回路の制御は、従来の加
圧レバーの操作より面倒な感じがするが、加圧レバーが
そうであったように、上ローラの上下動案内機構に空気
圧シリンダと操作板を取付け、操作板に圧力計、圧力調
整つまみ、切換弁つまみの三者を付ければ、切換弁つま
みで空気圧シリンダを引上げから押下げに切換え、圧力
計を見ながら空気圧を調整して、所要の加圧力を簡単
に、正確に設定できる。
圧レバーの操作より面倒な感じがするが、加圧レバーが
そうであったように、上ローラの上下動案内機構に空気
圧シリンダと操作板を取付け、操作板に圧力計、圧力調
整つまみ、切換弁つまみの三者を付ければ、切換弁つま
みで空気圧シリンダを引上げから押下げに切換え、圧力
計を見ながら空気圧を調整して、所要の加圧力を簡単
に、正確に設定できる。
この考案により、従来、操作員の勘に頼っていた線条材
送り装置の挟みローラの挾圧力が、正確に設計々算値に
合致させられる事は、例えば、巻取られたコイルから線
条材を直線状にする直線機の前後の送り装置として最適
の性能である。
送り装置の挟みローラの挾圧力が、正確に設計々算値に
合致させられる事は、例えば、巻取られたコイルから線
条材を直線状にする直線機の前後の送り装置として最適
の性能である。
第1,2図はこの考案一実施例の正面図、側面図、第３図
はその圧縮空気回路図、第４図は従来技術の説明図で、
図中、12は上ローラ、14は空気圧シリンダ、16は圧力
計、17は圧力調整弁つまみ、18は切換弁つまみである。
はその圧縮空気回路図、第４図は従来技術の説明図で、
図中、12は上ローラ、14は空気圧シリンダ、16は圧力
計、17は圧力調整弁つまみ、18は切換弁つまみである。
Claims (1)
- 【請求項１】線条材を一対の上下ローラで挟み、その下
ローラだけを定位置で回転駆動し、上ローラはその軸支
部を案内機構沿いに上下調節して、線条材挟圧力を加減
するようにした線条材送り装置において、 上記案内機構はその上部に、上記上ローラの軸支部を上
下動させる空気圧シリンダを立設し、またその機構外面
に、上記空気圧シリンダへ送る圧縮空気をそのピストン
の上下へ切換える弁のつまみ、その圧縮空気の圧力調整
弁のつまみ、及び圧力計表示面を前面に付けた操作板
を、操作員の手近な位置に取付けていることを特徴とす
る線条材送り装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1990072969U JPH072520Y2 (ja) | 1990-07-11 | 1990-07-11 | 線条材送り装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1990072969U JPH072520Y2 (ja) | 1990-07-11 | 1990-07-11 | 線条材送り装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0431770U JPH0431770U (ja) | 1992-03-13 |
| JPH072520Y2 true JPH072520Y2 (ja) | 1995-01-25 |
Family
ID=31611383
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1990072969U Expired - Lifetime JPH072520Y2 (ja) | 1990-07-11 | 1990-07-11 | 線条材送り装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH072520Y2 (ja) |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5622493A (en) * | 1979-07-31 | 1981-03-03 | Seiko Instr & Electronics | Electrochromatic display drive circuit |
| JPS5830861A (ja) * | 1981-08-13 | 1983-02-23 | Nissin Kogyo Kk | 倍力装置及びマスタシリンダの間隙調整治具 |
-
1990
- 1990-07-11 JP JP1990072969U patent/JPH072520Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0431770U (ja) | 1992-03-13 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| EXPY | Cancellation because of completion of term |