JPH072516U - 姿勢制御機能付き浮橋 - Google Patents

姿勢制御機能付き浮橋

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JPH072516U
JPH072516U JP3235393U JP3235393U JPH072516U JP H072516 U JPH072516 U JP H072516U JP 3235393 U JP3235393 U JP 3235393U JP 3235393 U JP3235393 U JP 3235393U JP H072516 U JPH072516 U JP H072516U
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floating bridge
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富行 西澤
久則 上原
修三 宇野
拓也 原
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本考案の目的は、浮橋において、河川の流れに
よる浮橋の傾きを防止し、車両が安全に走行できるよう
にすることにある。 【構成】浮橋は内部浮体５，６とその両側の外部浮体
７，８からなり展開した状態で車両が走行する。外部浮
体７，８の下面にはガスボンベ１１およびそれに接続す
るゴム袋１２等からなる姿勢制御手段を有する。浮橋が
傾斜する場合はその傾斜する側のガスボンベ１１を開い
てゴム袋１２をふくらませる。

Description

【考案の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】
本考案は、折り畳んだ状態で輸送し、河川等の水面において自動的に展開して 浮橋となる折り畳み式の浮橋に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
この種の浮橋は、緊急時に車両等の渡河を可能にするため、折り畳んだ状態で 車両により輸送し、河川に投入することによって展開し、浮橋となるものである 。
【０００３】 このような浮橋は、ソルダット アンド テクニク（SOLDAT UND TECHNIK）１ ９７９年５月号第２３６頁〜第２４３頁（ドイツで発行）に示されている。この 浮橋には浮力調整可能な機構は付設されていない。
【０００４】
【考案が解決しようとする課題】
上記従来技術は、河川の流れにより浮橋が傾くため、通過車両が斜行し安全な 通過ができないという問題があった。
【０００５】 更に、橋節が被弾した際の緊急的に必要な補助浮力を有していないことも問題 であった。
【０００６】 本考案の目的は、浮橋の傾きの調整により、車両が安全に走行できるようにす ることにある。
【０００７】
【課題を解決するための手段】
上記目的は、外部浮体の下面に圧縮ガスボンベおよびそれに接続するゴム袋等 の姿勢制御手段を備えることにより、達成される。
【０００８】
【作用】
上記構成によれば、圧縮ガスボンベを開口し、ガスをゴム袋に充填することに より、浮橋の姿勢制御が可能となる。この姿勢制御手段は水の流れを制御するブ レードでもよい。
【０００９】
【実施例】
以下、本考案の一実施例を図１〜図４により説明する。 図１は浮橋として使用中の展開された状態であり、折り畳む場合はピン９を中 心に内部浮体５，６に対して外部浮体７，８を回転し、また、ピン１０を中心に 内部浮体５と６を回転する。それにより、浮体５，６，７，８は互に重なり合っ て全幅長が縮小され、車両で輸送可能な状態となる。水は左右方向に流れる。
【００１０】 図４に示すように、外部浮体７，８の端部の下面には圧縮ガスが充填されたガ スボンベ１１が取付けられ、このガスボンベ１１は固定具１３に保持されたゴム 袋１２に接続されている。
【００１１】 浮橋が傾いて姿勢制御の必要がある場合、ガスボンベ１１を開いてガスをゴム 袋１２に充填すると、ゴム袋１２はガスによりふくらんで図１右側，図３，図４ に示すようになる。これにより、ゴム袋１２には浮力が生じて補助浮力を有する ものとして利用でき、浮橋の姿勢制御を行なうことができ、また、緊急時の浮力 として効果がある。
【００１２】 図５〜図６の実施例について説明する。この実施例は水の流れを制御して浮橋 の姿勢を制御するものである。外部浮体７，８の下部に軸４３に固定されボス１ ４に支持され回転自在なブレード４２を備える。軸４３の一端にはギヤ１５が固 定されている。ギヤ１５は軸１９に固定され軸受１８に支持された中間ギヤ１６ と噛み合う。更に中間ギヤ１６は軸２０に固定され軸受２１に支持されたギヤ１ ７と噛み合う。軸２０の他端には手動式のハンドル２２が固定されている。
【００１３】 かかる構成により、手動式のハンドル２２を回転操作することによりギヤ１７ ，１６，１５を介しブレード４２が回転しこの部分の水抵抗を変化させることに より浮橋の姿勢を制御することができる。
【００１４】 図７の実施例について説明する。ブレード３１は下端側の軸３２を中心として 上方側が回動するようになっている。ブレード３１を後退させると、外部浮体８ （７）の外面とほぼ同一になる。３３はブレード３１を回動させるためのスクリ ューロッド、３４はトラニオンである。本実施例も前述の例と同じ効果を有する 。
【００１５】
【考案の効果】
本考案によれば浮橋が河川の流速に対応して傾くことなく、浮橋の姿勢をコン トロールできるので、通過車両の安全通過に効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図１】本考案の一実施例の浮橋の使用状態の正面図で
ある。
【図２】図１の側面図である。
【図３】ガスボンベおよびゴム袋の使用状態を示す図１
の側面図である。
【図４】図３の４−４部断面図である。
【図５】本考案の他の実施例の要部の正面図である。
【図６】図５の右側面図である。
【図７】本考案の他の実施例の要部の正面図である。
【符号の説明】
５，６…内部浮体、７，８…外部浮体、１１…ガスボン
ベ、１２…ゴム袋、１２，３１…ブレード。
フロントページの続き (72)考案者 上原 久則 山口県下松市大字東豊井794番地 株式会 社日立製作所笠戸工場内 (72)考案者 宇野 修三 山口県下松市大字東豊井794番地 株式会 社日立製作所笠戸工場内 (72)考案者 原 拓也 東京都千代田区神田駿河台四丁目６番地 株式会社日立製作所内

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項１】並列に並べた２個の内部浮体と、この２個
    の内部浮体の外側にそれぞれ１個ずつ並列に並べた外部
    浮体からなる折り畳み式の浮橋において、外部浮体の下
    面に姿勢制御手段を備えたことを特徴とする姿勢制御機
    能付き浮橋。
JP1993032353U 1993-06-16 1993-06-16 姿勢制御機能付き浮橋 Expired - Lifetime JP2597801Y2 (ja)

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JPH072516U true JPH072516U (ja) 1995-01-13
JP2597801Y2 JP2597801Y2 (ja) 1999-07-19

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111115124A (zh) * 2019-12-30 2020-05-08 郑继文 一种应急物资转运送平台

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN111115124A (zh) * 2019-12-30 2020-05-08 郑继文 一种应急物资转运送平台

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JP2597801Y2 (ja) 1999-07-19

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