JPH07249120A - 画像処理方法 - Google Patents

画像処理方法

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JPH07249120A
JPH07249120A JP6038952A JP3895294A JPH07249120A JP H07249120 A JPH07249120 A JP H07249120A JP 6038952 A JP6038952 A JP 6038952A JP 3895294 A JP3895294 A JP 3895294A JP H07249120 A JPH07249120 A JP H07249120A
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JP6038952A
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Inventor
Atsushi Murakami
敦 村上
Muneki Hamashima
宗樹 浜島
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Nikon Corp
Original Assignee
Nikon Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 画像処理方法に関し、演算処理を簡素化し、
迅速なパターン認識を行うことができる。 【構成】 参照画像中の特定パターンTのエッジを構成
する複数の画素のうちの1つを起点T(0)とし、前記複
数の画素それぞれが位置するエッジの方向を、前記起点
T(0)より順番に登録する第1の工程と、入力画像中の
各画素を始点とし、該始点となる画素から順番に前記第
1の工程で登録した方向に隣接する画素がパターンエッ
ジを構成するか否かを判定すると共に、パターンエッジ
を構成すると判定された画素の個数をカウントする第2
の工程と、該第2の工程でカウントされた画素の個数が
最大となる始点の位置に基づいて、前記入力画素に含ま
れる複数のパターンの中から、前記特定パターンTを検
出する第3の工程と、を含む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、入力画像中から登録
された参照画像を認識するために行われるパターン認識
を行うための画像処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の画像処理方法は、登録された参照
画像と、その参照画像が含まれた入力画像とのパターン
認識を行い、これら参照画像と入力画像との相対的な位
置関係(ずれ)を求めていた。より具体的に説明する
と、上記した従来の画像処理方法では、参照画像及び入
力画像を2値化することなく、濃淡画像のままで互いの
相互相関値を求め、この相互相関値の最大値から参照画
像と入力画像との相対的な位置関係(ずれ)を求めてい
た。
【0003】上記相互相関値として、画像の明るさやコ
ントラストによる影響を除去するため、参照画像と入力
画像との分散値で、参照画像と入力画像との共分散をし
た相互係数を算出していた。すなわち、相互相関の演算
は、入力画像Sと参照画像Tについて分散Dsを下記の
式(1)により求め、参照画像Tの分散値Dtを下記の
式(2)により求め、及び画像S,Tの共分散Dstを下
記の式(3)により求め、これら求めた分散Ds、Dt
及び共分散Dstから相関係数Cstを下記の式(4)
により算出することにより行われていた。
【0004】
【数1】
【0005】ここで、Mは相互相関演算を行うべき領域
の画素のX方向の個数、NはY方向の個数であり、入力
画像Sと参照画像Tとの大きさは等しいものとしてい
る。また、相関係数Cstは、−1≦Cst≧1の範囲
の値をとり、入力画像Sと参照画像Tが一致した場合に
はCst=1、全く相関のない場合にはCst=0の値
をとる。
【0006】一般に、入力画像Sは、参照画像Tより大
きい。したがって、入力画像Sを参照画像Tと等しい大
きさに区切り、この区切りの相互相関をとるべき入力画
像Cの領域として、各区切り毎に順次走査して、相関係
数Cstが最大値をとる領域を入力画像Sと参照画像T
とが一致する箇所として判断されていた。上記した従来
の相互相関演算による画像処理方法では、パターン全体
の濃淡分布の情報そのまま用い、これを各画像の特徴と
してパターン認識しているため、入力画像Sと参照画像
Tとの間に明るさやコントラストの変化があっても比較
的確実にパターン認識が行えるとともに、パターンに多
少の欠陥があってもパターン認識できるという利点があ
った。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記した従来
の相互相関演算による画像処理方法では、前記した式
(1)〜(4)までの演算処理が複雑であり、しかも式
(1)から順に、式(2)、式(3)の順で計算し、最
後の式(4)まで計算をしないと相関値が求められない
ため、演算処理時間の短縮化が困難であるという第1の
問題点があった。
【0008】これに加え、図12(a)に示すような線
画による輪郭のみからなる画像を参照画像とした場合、
濃淡としての情報が少ないために、誤認識をする可能性
が高いという第2の問題点があった。すなわち、従来の
相互相関演算による画像処理方法では、パターン全体の
濃淡分布の一致を見てパターン認識を行うものであるた
め、このパターンの濃度分布自体が部分的に変化する
と、正確な認識が困難になる。
【0009】特に、演算処理の高速化を目的として、入
力画像或いは参照画像に対して圧縮・平均化処理を行う
と、図12(a)に示すような画像は、エッジのみで鋭
敏な濃淡分布を示す。このため、圧縮・平均化により、
濃度分布の情報が損なわれるため、参照画像に対する入
力画像の誤認識の可能性が高くなる。また、画像の輪郭
線が物体の凹凸に基づくものである場合、この物体に照
射される光の方向により、図12(a)に示す画像が、
例えば同図(b)、(c)、(d)に示すように、濃淡
分布が全部又は一部逆転してしまうことがことがある。
このため、従来の相互相関演算による画像処理方法で
は、図12(a)に示す画像と、同図(b)、(c)、
(d)に示す画像とが異なる画像として誤認識されてし
まうおそれがある。
【0010】そこで、請求項1記載の発明は、上記した
従来の技術の有する第1,第2の問題点に鑑みてなされ
たものであり、その目的とするところは、参照画像が示
すエッジの方向に沿って入力画像のパターンエッジの有
無を判定することで、演算処理を簡素化でき、迅速なパ
ターン認識を行うことができるばかりでなく、線画によ
る輪郭のみからなる画像についても確実にパターン認識
が行え、しかも画像の輪郭線が物体の凹凸に基づくもの
であっても確実にパターン認識が行えるようにした画像
処理方法を提供しようとするものである。
【0011】これに加え、請求項2記載の発明は、演算
処理の途中で相関が低いと判断された場合は、演算処理
を中止し、別の平均化画素を起点とする演算処理に移る
ことにより、無駄な演算処理時間を省き、迅速なパター
ン認識が行えるようにした画像処理方法を提供しようと
するものである。請求項3記載の発明は、請求項1及び
請求項2記載の発明の上記した目的に加え、隣接する複
数の画素のそれぞれ求めた複数の階調値の最大値と最小
値に基づいて、パターンエッジの判定を行っているの
で、入力画像の明るさやコントラストによる影響を除去
することができるようにした画像処理方法を提供しよう
とするものである。
【0012】さらに、請求項4記載の発明は、請求項1
及び請求項2記載の発明の上記した目的に加え、隣接す
る複数の画素のそれぞれ求めた各階調値に基づいて平滑
化微分をそれぞれ行っているので、請求項3記載の発明
と同様に、入力画像の明るさやコントラストによる影響
を確実に除去することができるばかりでなく、エッジが
ぼやけている場合にも、当該エッジの有無を確実に判定
できるようにした画像処理方法を提供しようとするもの
である。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記した目的
を達成するためのものであり、以下にその内容を図面に
示した実施例を用いて説明する。請求項1記載の発明
は、図3に示すように、つぎの3つの各工程(100〜300)
を含むことを特徴とする。
【0014】まず、第1の工程(100)は、例えば図1に
例示する参照画像中の特定パターンTのエッジを構成す
る複数の画素のうちの1つを起点T(0)とし、前記複数
の画素それぞれが位置するエッジの方向を、前記起点T
(0)より順番に登録する工程である。第2の工程(200)
は、入力画像中の各画素を始点とし、該始点となる画素
から順番に前記第1の工程(100)で登録した方向に隣接
する画素がパターンエッジを構成するか否かを判定する
と共に、パターンエッジを構成すると判定された画素の
個数をカウントする工程である。
【0015】第3の工程300は、該第2の工程(200)でカ
ウントされた画素の個数が最大となる始点の位置に基づ
いて、前記入力画素に含まれる複数のパターンの中か
ら、前記特定パターンTを検出する工程である。請求項
2記載の発明は、図8に示すように、前記第2の工程(2
00)において、入力画像中のパターンエッジを構成する
と判定された画素のカウントされた個数が、所定の基準
値に満たない場合には、当該始点に対するパターンエッ
ジの判定を途中で中断し、前記当該始点の位置を変更す
るようにしたことを特徴とする。
【0016】請求項3記載の発明は、図7に示すよう
に、前記第2の工程(200)において、前記隣接する複数
の画素の階調値をそれぞれ求め、求めた各階調値の最大
値と最小値との差が、予め設定された基準値を越えた場
合に、パターンエッジを構成するものと判定するように
したことを特徴とする。請求項4記載の発明は、図8に
示すように、前記第2の工程(200)において、前記隣接
する複数の画素の階調値をそれぞれ求め、求めた各階調
値に基づいて平滑化微分をそれぞれ行い、これらの平滑
化微分を行って得た結果の最大値と最小値との差が、予
め設定された基準値を越えた場合に、パターンエッジを
構成するものと判定するようにしたことを特徴とする。
【0017】
【作 用】したがって、請求項1記載の発明によれば、
従来の必要としていた複雑な相互相関演算処理が不要と
なる。すなわち、第1の工程(100)で登録された、例え
ば図1に例示する参照画像中の特定パターンTのエッジ
の方向を、第2の工程(200)で判定する画素の移動情報
として使用している。
【0018】このため、第2の工程(200)では、隣接す
る画素がパターンエッジを構成するか否かの単純な比較
処理を行い、その結果を単にカウントすれば足る。ま
た、第3の工程(300)でも、第2の工程(200)でカウント
された各始点毎のカウント値を単純に比較するだけで足
る。請求項2記載の発明によれば、第2の工程(200)に
おいて、入力画像中のパターンエッジを構成すると判定
された画素のカウントされた個数が、所定の基準値に満
たない場合には、当該始点を含むパターンと参照画像中
の特定パターンTとのマッチング度が低いと予想され
る。
【0019】このため、当該始点に対するパターンエッ
ジの判定を途中で中断させることで、以後の判定を省略
できる。請求項3記載の発明によれば、隣接する複数の
画素の階調をそれぞれ求め、求めた複数の階調値の最大
値と最小値とを比較しているので、入力画像の明るさや
コントラストによる階調変化を除くことができる。
【0020】請求項4記載の発明によれば、求めた複数
の階調値に基づいて平滑化微分をそれぞれ行い、それら
の最大値と最小値とを比較しているので、入力画像の明
るさやコントラストによる階調変化を除くことができ
る。これに加え、平滑化微分を行うことで、求めた複数
の階調値の変化量を強調することができる。
【0021】
【実施例】図1〜11は、本発明の一実施例を示すもの
であり、図1は参照画像の一例を示す説明図、図2は画
像処理装置を示すブロック図、図3は画像処理方法を示
すフローチャート、図4は図3の第1の工程を示すフロ
ーチャート、図5は図1の参照画像のパターンエッジの
方向を示す説明図、図6は図1の参照画像の一部を拡大
した説明図、図7は入力画像の明暗の判定方法を示す説
明図、図8は入力画像の明暗の他の判定方法を示す説明
図、図9は入力画像の一例を示す説明図、図10は入力
画像の明暗の判定方向を示す説明図、図11は図3の第
2の工程及び第3の工程を示すフローチャートをそれぞ
れ示す。
【0022】まず、本発明の画像処理方法は、参照画像
の特定パターンの輪郭、すなわちエッジと、入力画像に
含まれるであろう複数のパターンのパターンエッジとを
比較することにより、参照画像の特定パターンが、入力
画像中のどの部分に存在するかの判定を行っている。す
なわち、参照画像の特定パターンのエッジのある1つの
A点と、このA点とマッチングするであろう入力画像中
の1つのB点とを比較した場合に、入力画像中のB点の
周囲には、パターンエッジを構成するための必ず明暗差
が存在との考え方に基づいている。
【0023】このため、参照画像中のA点と入力画像中
のB点とを直接対比するのでなく、参照画像の特定パタ
ーンのエッジの方向を1つの起点から順番に記憶してお
き、この方向に基づいて、明暗差の判定箇所を移動して
いる。すなわち、入力画像中の各画素を始点として、該
始点となる画素から、先に記憶された参照画像の特定パ
ターンのエッジの方向に従って順番に画素を移動させ、
当該画素を中心に明暗差の判定を行っている。
【0024】そして、明暗差の最も多く存在する入力画
像中のある始点を、参照画像の特定パターンの起点と一
致するものと判定している。つぎに、図2を用いて、本
発明の画像処理方法に用いられる画像処理装置について
説明する。図2中、10は、画像処理装置を示し、この画
像処理装置10は、中央制御部11、画像メモリ部12、画像
演算処理部13を有する。そして、中央制御部11、画像メ
モリ部12、画像演算処理部13は、それぞれシステムバス
14及びデータバス15を介して相互に接続されている。
【0025】上記中央制御部11は、図示しないが、CP
Uを中心にRAM及びROM等から構成され、画像の入
出力操作や演算処理操作等のコントロールを行うための
ものである。前記画像処理装置10のデータバス15側に
は、図2に示すように、オペレータが画像の入出力操作
をするとともに、処理結果を表示するためのアプリケー
ション部20が、インターフェース部21を介して接続され
ている。また、TVモニタ等の表示装置30がD/Aコン
バータ31を介して画像処理装置10のデータバス15側に接
続されている。さらに、TVカメラ等の撮像素子40が、
A/Dコンバータ41を介して画像処理装置10のデータバ
ス15側に接続されている。
【0026】つぎに、図3のフローチャートを用いて、
本発明の画像処理方法を説明する。本発明の画像処理方
法は、図3に示すように、つぎの4つの各工程100〜400
から構成されている。まず、第1の工程100は、図1に
例示する参照画像中の特定パターンTのエッジを構成す
る複数の画素のうちの1つを起点T(0)とし、前記複数
の画素それぞれが位置するエッジの方向を、前記起点T
(0)より順番に登録する工程である。そして、エッジの
方向を示すデータは、参照画像データとして、図2に示
す中央制御部11中のメモリ内に格納される。
【0027】上記第1の工程100の終了後、図3に示す
ように、次の第2の工程200に進む。上記第2の工程200
は、図9に例示する入力画像中の各画素を始点とし、該
始点となる画素から順番に前記第1の工程で登録した方
向に隣接する画素がパターンエッジを構成するか否かを
判定すると共に、パターンエッジを構成すると判定され
た画素の個数をカウントする工程である。
【0028】すなわち、図9に例示する入力画像は、図
2に示すように、撮像装置40で撮像され、その入力画像
データは、A/Dコンバータ41を介して画像処理装置10
に送出され、その画像メモリ部12内に格納される。一
方、中央制御部11中のメモリ内に格納された参照画像デ
ータが読み出され、この読み出された参照画像データ
と、画像メモリ部12内に格納された入力画像データと
が、画像演算処理部13で演算処理される。
【0029】上記第2の工程200の終了後、図3に示す
ように、次の第3の工程300に進む。上記第3の工程300
は、該第2の工程でカウントされた画素の個数が最大と
なる始点の位置に基づいて、前記入力画素に含まれる複
数のパターンの中から、前記特定パターンTを検出する
工程である。この第3の工程300も、前記第2の工程200
と同様に、図2に示す画像演算処理部13で演算処理され
る。
【0030】上記第3の工程300の終了後、図3に示す
ように、次の出力工程400に進む。上記出力工程400は、
第3の工程300の処理結果を、図2に示すように、イン
ターフェース部21を介してアプリケーション部20に出力
して表示する工程である。つぎに、上記した第1の工程
100の詳細を、図4に示したフローチャートを用いて具
体的に説明する。
【0031】まず、参照画像とすべき特定パターンTが
刻まれたサンプルを撮像する。撮像して得られた参照画
像データは、演算処理時間の短縮化のために、図1に示
すように、p×q画素で構成される領域に分割される。
そして、p×q画素で構成される領域のデータの平均値
で代表する等の演算処理により、参照画像データの圧縮
平均化が行われる。
【0032】その後、図4に示すように、第1ステップ
101に進み、起点画素T(0)の指定が行われる。具体的に
は、オペレータがディスプレイ上の任意の平均化画素
を、例えばマウス等を用いて指定することにより行われ
る。上記第1ステップ101終了後、図4に示すように、
第2ステップ102に進む。
【0033】上記第2ステップ102では、図6に示すよ
うに、指定された起点画素T(0)を中心とした3×3の
計9個の平均化画素A〜Iの各階調値G(A)〜G(I)の平
均値Gh(0)を算出する。具体的に図6の中心に位置す
る平均化画素Eは、起点画素T(0)がp×q画素で構成
される領域内に位置するので、図1中では、(p=3,
q=4)の座標で表せる。同様に、平均化画素Aは、
(p=2,q=3)、平均化画素Bは(p=2,q=
4)、平均化画素Cは(p=2,q=5)、平均化画素
Dは(p=3,q=3)、平均化画素Fは(p=3,q
=5)、平均化画素Gは(p=4,q=3)、平均化画
素Hは(p=4,q=4)、平均化画素Iは(p=4,
q=5)の座標で図1においてそれぞれ示すことができ
る。
【0034】ここで、階調値G(A)は、図6の平均化画
素Aの階調値を示している。同様に、階調値G(B)は、
平均化画素B、階調値G(C)は平均化画素C、階調値G
(D)は平均化画素D、階調値G(E)は平均化画素E、階調
値G(F)は平均化画素F、階調値G(G)は平均化画素G、
階調値G(H)は平均化画素H、階調値G(I)は平均化画素
Iの各階調値をそれぞれ示す。
【0035】上記第2ステップ102の終了後、第3ステ
ップ103及び第4ステップ104に進み、起点画素T(0)に
おける方向D(0)が判定される。方向D(0)は、起点画素
T(0)における次に進むべき方向を示している。具体的
には、図5に示すように、各方向「1」〜「4」の番号
を付して、当該番号に特定される。
【0036】第3ステップ103では、方向D(0)が「1」
であるか否かが判定される。すなわち、階調値G(A)〜
G(I)が、以下の条件を満足する場合には、方向D(0)が
「1」と判定される。 (1) G(D)>Gh(0),G(E)>Gh(0),G(F)>Gh(0)
の全ての条件を満足する場合。
【0037】(2) G(D)<Gh(0),G(E)<Gh(0),G
(F)<Gh(0)の全ての条件を満足する場合。ここで、上
記条件(1)又は(2)のいずれかの条件を満足する場合に
は、当該起点画素T(0)の方向D(0)が「1」の方向か
「3」の方向か区別できない。そこで、本実施例では、
「1」の方向を優先させている。
【0038】なお、「1」の方向でなく、逆に「3」の
方向を優先させてもよい。上記条件(1)、(2)のいずれを
も満足しない場合には、第4ステップ104に進む。第4
ステップ104では、方向D(0)が「4」であるか否かが判
定される。すなわち、階調値G(A)〜G(I)が、以下の条
件を満足する場合には、方向D(0)が「4」と判定され
る。
【0039】(3) G(B)>Gh(0),G(E)>Gh(0),G
(H)>Gh(0)の全ての条件を満足する場合。 (4) G(B)<Gh(0),G(E)<Gh(0),G(H)<Gh(0)
の全ての条件を満足する場合。ここで、上記条件(3)又
は(4)のいずれかの条件を満足する場合には、当該起点
画素T(0)の方向D(0)が「2」の方向か「4」の方向か区
別できない。
【0040】そこで、本実施例では、「4」の方向を優
先させている。なお、「4」の方向でなく、逆に「2」
の方向を優先させてもよい。上記(1)〜(4)のいずれかの
条件を満足する場合には、次の第5ステップ105に進
む。また、上記(1)〜(4)のいずれの条件をも満足しない
場合には、起点画素T(0)の指定が不適切であり、第1
ステップ101に戻る。
【0041】上記第4ステップ104の終了後、図4に示
すように、次の第5ステップ105に進み、初期化が行わ
れる。具体的には、参照画像データ中の特定パターンT
の参照画像データ数Lを「0」とするとともに、特定パ
ターンTのエッジの方向D(L)(L>0)を「0」とす
る。
【0042】ここで、上記参照画像データ数Lは、処理
をする指定画素T(L)が、起点T(0)となる画素、すなわ
ち起点画素T(0)から数えて何番目の画素にあたるかを
示している。当然のことながら、指定画素T(0)は起点
画素T(0)と同一である。また、前記方向D(L)は、参照
画像データ数L番目の指定画素T(L)における次に進む
べき方向を示している。具体的には、方向D(L)は、図
5に示すように、各方向に「1」〜「4」の番号を付し
て、当該番号により特定される。
【0043】上記第5ステップ105の終了後、図4に示
すように、次の第6ステップ106に進む。上記第6ステ
ップ106では、前記第2ステップ102で平均階調値G(0)
を求めたと同様にして、図6に示すように、参照画像デ
ータ数L番目の指定画素T(L)を中心とした3×3の計
9個の平均化画素A〜Iの各階調値G(A)〜G(I)の平均
値Gh(L)を算出する。
【0044】具体的に図6の中心に位置する平均化画素
Eは、起点画素T(0)がp×q画素で構成される領域内
に位置するので、図1中では、(p=3,q=4)の座
標で表せる。同様に、平均化画素Aは、(p=2,q=
3)、平均化画素Bは(p=2,q=4)、平均化画素
Cは(p=2,q=5)、平均化画素Dは(p=3,q
=3)、平均化画素Fは(p=3,q=5)、平均化画
素Gは(p=4,q=3)、平均化画素Hは(p=4,
q=4)、平均化画素Iは(p=4,q=5)の座標で
図1においてそれぞれ示すことができる。
【0045】ここで、階調値G(A)は、図6の平均化画
素Aの階調値を示している。同様に、階調値G(B)は、
平均化画素B、階調値G(C)は平均化画素C、階調値G
(D)は平均化画素D、階調値G(E)は平均化画素E、階調
値G(F)は平均化画素F、階調値G(G)は平均化画素G、
階調値G(H)は平均化画素H、階調値G(I)は平均化画素
Iの各階調値をそれぞれ示す。
【0046】また、平均階調値Gh(L)は、参照画像デ
ータ数L番目の指定画素T(L)を中心とした3×3の計
9個の平均化画素A〜Iの各階調値G(A)〜G(I)の平均
値を示す。上記第6ステップ106の終了後、第7ステッ
プ107〜第10ステップ110に進み、各ステップ107〜110
においては、指定画素T(L)における方向D(L)が判定さ
れる。
【0047】まず、第7ステップ107では、図4に示す
ように、方向D(L)が「1」であるか否かが判定され
る。すなわち、各階調値G(A)〜G(I)が、以下の条件a
〜cの計3つの条件の何れか1つの条件を満足する場合
には、方向D(L)が「1」と判定される。 条件a (i) G(D)>Gh(L),G(E)>Gh(L),G(F)>Gh
(L)の全ての条件を満足し、 かつ1つ前の指定画
素T(L-1)の方向D(L-1)が「1」の場合。
【0048】(ii) G(D)<Gh(L),G(E)<Gh(L),
G(F)<Gh(L)の全ての条件を満足し、かつ1つ前の指
定画素T(L-1)の方向D(L-1)が「1」の場合。すなわ
ち、上記条件aの(i)又は(ii)のいずれかの条件を満足
する場合には、1つ前の指定画素T(L-1)の方向D(L-1)
が「1」で、かつ当該指定画素T(L)の方向D(L)が
「1」であり、方向D(L)が直線的に「1」の方向に延
びていることわかる。 条件b (i) G(E)>Gh(L),G(F)>Gh(L),G(H)>Gh
(L)の全ての条件を満足し、 かつ1つ前の指定画
素T(L-1)の方向D(L-1)が「4」の場合。
【0049】(ii) G(E)<Gh(L),G(F)<Gh(L),
G(H)<Gh(L)の全ての条件を満足し、かつ1つ前の指
定画素T(L-1)の方向D(L-1)が「4」の場合。すなわ
ち、上記条件bの(i)又は(ii)のいずれかの条件を満足
する場合には、1つ前の指定画素T(L-1)の方向D(L-1)
が「4」で、又、当該指定画素T(L)の方向D(L)が
「1」であり、「4」から「1」に向かってL字形に屈
曲して、「1」の方向に延びていることわかる。 条件c (i) G(B)>Gh(L),G(E)>Gh(L),G(F)>Gh
(L)の全ての条件を満足し、かつ1つ前の指定画素T(L-
1)の方向D(L-1)が「2」の場合。
【0050】(ii) G(B)<Gh(L),G(E)<Gh(L),
G(F)<Gh(L)の全ての条件を満足し、かつ1つ前の指
定画素T(L-1)の方向D(L-1)が「2」の場合。すなわ
ち、上記条件cの(i)又は(ii)のいずれかの条件を満足
する場合には、1つ前の指定画素T(L-1)の方向D(L-1)
が「2」で、又、当該指定画素T(L)の方向D(L)が
「1」であり、「2」から「1」に向かってL字形に屈
曲して、「1」の方向に延びていることわかる。
【0051】なお、1つ前の指定画素T(L-1)の方向D
(L-1)が「3」の場合について除いたのは、方向「3」
は、方向「1」と逆向きになるので、指定画素T(L)が
逆進することがないためである。上記した条件a〜cの
計3つの条件の何れをも満足しない場合には、図4に示
すように、第7ステップ107から次の第8ステップ108に
進む。
【0052】上記第8ステップ108では、図4に示すよ
うに、方向D(L)が「2」であるか否かが判断される。
すなわち、各階調値G(A)〜G(I)が、以下の条件d〜f
の計3つの条件の何れか1つのを満足する場合には、方
向D(L)が「2」と判定される。 条件d (i) G(B)>Gh(L),G(E)>Gh(L),G(H)>Gh
(L)の全ての条件を満足し、かつ1つ前の指定画素T(L-
1)の方向D(L-1)が「2」の場合。
【0053】(ii) G(B)<Gh(L),G(E)<Gh(L),
G(H)<Gh(L)の全ての条件を満足し、かつ1つ前の指
定画素T(L-1)の方向D(L-1)が「2」の場合。すなわ
ち、上記条件dの(i)又は(ii)のいずれかの条件を満足
する場合には、1つ前の指定画素T(L-1)の方向D(L-1)
が「2」で、かつ当該指定画素T(L)の方向D(L)が
「2」であり、方向D(L)が直線的に「2」の方向に延
びていることわかる。 条件e (i) G(D)>Gh(L),G(E)>Gh(L),G(H)>Gh
(L)の全ての条件を満足し、かつ1つ前の指定画素T(L-
1)の方向D(L-1)が「1」の場合。
【0054】(ii) G(D)<Gh(L),G(E)<Gh(L),
G(H)<Gh(L)の全ての条件を満足し、かつ1つ前の指
定画素T(L-1)の方向D(L-1)が「1」の場合。すなわ
ち、上記条件eの(i)又は(ii)のいずれかの条件を満足
する場合には、1つ前の指定画素T(L-1)の方向D(L-1)
が「1」で、又、当該指定画素T(L)の方向D(L)が
「2」であり、「1」から「2」に向かってL字形に屈
曲して、「2」の方向に延びていることわかる。 条件f (i) G(E)>Gh(L),G(F)>Gh(L),G(H)>Gh
(L)の全ての条件を満足し、かつ1つ前の指定画素T(L-
1)の方向D(L-1)が「3」である場合。
【0055】(ii) G(E)<Gh(L),G(F)<Gh(L),
G(H)<Gh(L)の全ての条件を満足し、かつ1つ前の指
定画素T(L-1)の方向D(L-1)が「3」である場合。すな
わち、上記条件fの(i)又は(ii)のいずれかの条件を満
足する場合には、1つ前の指定画素T(L-1)の方向D(L-
1)が「3」で、又、当該指定画素T(L)の方向D(L)が
「2」であり、「3」から「2」に向かってL字形に屈
曲して、「2」の方向に延びていることわかる。
【0056】なお、1つ前の指定画素T(L-1)の方向D
(L-1)が「4」の場合について除いたのは、方向「4」
は、方向「2」と逆向きになるので、指定画素T(L)が
逆進することがないためである。上記した条件e〜fの
計3つの条件の何れをも満足しない場合には、図4に示
すように、第8ステップ108から次の第9ステップ109に
進む。
【0057】上記第9ステップ109では、図4に示すよ
うに、方向D(L)が「3」であるか否かが判断される。
すなわち、各階調値G(A)〜G(I)が、以下の条件g〜i
の計3つの条件の何れか1つのを満足する場合には、方
向D(L)が「3」と判定される。 条件g (i) G(D)>Gh(L),G(E)>Gh(L),G(F)>Gh
(L)の全ての条件を満足し、かつ1つ前の指定画素T(L-
1)の方向D(L-1)が「3」である場合。
【0058】(ii) G(D)<Gh(L),G(E)<Gh(L),
G(F)<Gh(L)の全ての条件を満足し、 かつ1つ
前の指定画素T(L-1)の方向D(L-1)が「3」である場
合。すなわち、上記条件gの(i)又は(ii)のいずれかの
条件を満足する場合には、1つ前の指定画素T(L-1)の
方向D(L-1)が「3」で、かつ当該指定画素T(L)の方向
D(L)が「3」であり、方向D(L)が直線的に「3」の方
向に延びていることわかる。 条件h (i) G(B)>Gh(L),G(D)>Gh(L),G(E)>Gh
(L)の全ての条件を満足し、かつ1つ前の指定画素T(L-
1)の方向D(L-1)が「2」の場合。
【0059】(ii) G(B)<Gh(L),G(D)<Gh(L),
G(E)<Gh(L)の全ての条件を満足し、かつ1つ前の指
定画素T(L-1)の方向D(L-1)が「2」の場合。すなわ
ち、上記条件hの(i)又は(ii)のいずれかの条件を満足
する場合には、1つ前の指定画素T(L-1)の方向D(L-1)
が「2」で、又、当該指定画素T(L)の方向D(L)が
「3」であり、「2」から「3」に向かってL字形に屈
曲して、「3」の方向に延びていることわかる。 条件i (i) G(D)>Gh(L),G(E)>Gh(L),G(H)>Gh
(L)の全ての条件を満足し、かつ1つ前の指定画素T(L-
1)の方向D(L-1)が「4」の場合。
【0060】(ii) G(D)<Gh(L),G(E)<Gh(L),
G(H)<Gh(L)の全ての条件を満足し、かつ1つ前の指
定画素T(L-1)の方向D(L-1)が「4」の場合。すなわ
ち、上記条件iの(i)又は(ii)のいずれかの条件を満足
する場合には、1つ前の指定画素T(L-1)の方向D(L-1)
が「4」で、又、当該指定画素T(L)の方向D(L)が
「3」であり、「4」から「3」に向かってL字形に屈
曲して、「3」の方向に延びていることわかる。
【0061】なお、1つ前の指定画素T(L-1)の方向D
(L-1)が「1」の場合について除いたのは、方向「1」
は、方向「3」と逆向きになるので、指定画素T(L)が
逆進することがないためである。上記した条件g〜iの
計3つの条件の何れをも満足しない場合には、図4に示
すように、第9ステップ109から次の第10ステップ110
に進む。
【0062】上記第10ステップ110では、図4に示す
ように、方向D(L)が「4」であるか否かが判断され
る。すなわち、各階調値G(A)〜G(I)が、以下の条件j
〜lの計3つの条件の何れか1つの条件を満足する場合
には、方向D(L)が「4」と判定される。 条件j (i) G(B)>Gh(L),G(E)>Gh(L),G(H)>Gh
(L)の全ての条件を満足し、かつ1つ前の指定画素T(L-
1)の方向D(L-1)が「4」の場合。
【0063】(ii) G(B)<Gh(L),G(E)<Gh(L),
G(H)<Gh(L)の全ての条件を満足し、かつ1つ前の指
定画素T(L-1)の方向D(L-1)が「4」の場合。すなわ
ち、上記条件jの(i)又は(ii)のいずれかの条件を満足
する場合には、1つ前の指定画素T(L-1)の方向D(L-1)
が「4」で、かつ当該指定画素T(L)の方向D(L)が
「4」であり、方向D(L)が直線的に「4」の方向に延
びていることわかる。 条件k (i) G(B)>Gh(L),G(D)>Gh(L),G(E)>Gh
(L)の全ての条件を満足し、かつ1つ前の指定画素T(L-
1)の方向D(L-1)が「1」の場合。
【0064】(ii) G(B)<Gh(L),G(D)<Gh(L),
G(E)<Gh(L)の全ての条件を満足し、かつ1つ前の指
定画素T(L-1)の方向D(L-1)が「1」の場合。すなわ
ち、上記条件kの(i)又は(ii)のいずれかの条件を満足
する場合には、1つ前の指定画素T(L-1)の方向D(L-1)
が「1」で、又、当該指定画素T(L)の方向D(L)が
「4」であり、「1」から「4」に向かってL字形に屈
曲して、「4」の方向に延びていることわかる。 条件l (i) G(B)>Gh(L),G(E)>Gh(L),G(F)>Gh
(L)の全ての条件を満足し、かつ1つ前の指定画素T(L-
1)の方向D(L-1)が「3」の場合。
【0065】(ii) G(B)<Gh(L),G(E)<Gh(L),
G(F)<Gh(L)の全ての条件を満足し、かつ1つ前の指
定画素T(L-1)の方向D(L-1)が「3」の場合。すなわ
ち、上記条件lの(i)又は(ii)のいずれかの条件を満足
する場合には、1つ前の指定画素T(L-1)の方向D(L-1)
が「3」で、又、当該指定画素T(L)の方向D(L)が
「4」であり、「3」から「4」に向かってL字形に屈
曲して、「4」の方向に延びていることわかる。
【0066】なお、1つ前の指定画素T(L-1)の方向D
(L-1)が「2」の場合について除いたのは、方向「2」
は、方向「4」と逆向きになるので、指定画素T(L)が
逆進することがないためである。上記した条件j〜lの
計3つの条件の何れをも満足しない場合には、図4に示
すように、参照画像データの作成が不能であるため、処
理を終了する。
【0067】これに対し、第7ステップ107〜第10ス
テップ110において、各条件a〜lのいずれかの満足す
る場合には、図4に示すように、第11ステップ111に
進む。上記第11ステップ111においては、図4に示す
ように、指定画像T(L)を方向D(L)に従って平均化画素
の1個分、移動する。上記第11ステップ111の終了
後、図4に示すように、第12ステップ112に進む。
【0068】上記第12ステップ112においては、図4
に示すように、参照画像データ数Lの値に「1」を加算
することで、指定画像T(L)が平均化画素の1個分移動
したことを明示する。上記第12ステップ112の終了
後、図4に示すように、第13ステップ113に進む。
【0069】上記第13ステップ113では、指定画像T
(L)が、起点画素T(0)の位置まで戻り、特定パターンT
のパターンエッジに沿って一巡したか否かを判定してい
る。上記第13ステップ113において、指定画像T(L)が
一巡していないと判定された場合には、第6ステップ10
6に戻り、上記したステップを繰り返す。
【0070】これに対し、指定画像T(L)が一巡した判
定された場合には、図4に示すように、第13ステップ
113から第14ステップ114に進む。第14ステップ114
では、図4に示すように、参照画像データ数Lと、起点
画素T(0)の方向D(0)から順番に、指定画素T(1)の方
向D(1)、指定画素T(2)の方向D(2)、・・・起点画素
T(0)の手前に位置する指定画素T(L-1)の方向D(L-1)
を記憶する。
【0071】すなわち、参照画像データ数Lと、方向D
(0)・・・D(L-1)を参照画像データとして、図2に示す
中央制御部11のメモリ内に格納する。例えば、図1に示
す特定パターンTを例に挙げると、そのエッジを構成す
る参照画像データ数Lは、「20」となる。また、参照
画像データの方向は、「4,1,1,1,2,2,2,
1,1,2,2,3,3,3,4,4,3,3,4,
4」となる。
【0072】つぎに、図7,8を用いて、入力画像の明
暗差の判定方法について説明する。まず、明暗差の判定
に先立ち、入力画像データの画像処理について、図9に
例示する入力画像を例にとって説明する。まず、入力画
像を、図2に示すように、撮像装置40で撮像し、得られ
た入力画像データを、A/Dコンバータ41を介して画像
処理装置10に取り込み、その内部の画像メモリ部12内に
格納する。
【0073】上記格納された入力画像データは、図2に
示す画像処理装置10の内部の画像演算処理部13で、参照
画像データと同様に、平均圧縮化が行われる。平均圧縮
化の手法は、先に参照画像データの箇所で説明したのと
同様に、図9に示すように、p×q画素で構成される領
域に分割され、該p×q画素で構成される領域のデータ
の平均値で代表する等の演算処理により、入力画像デー
タの圧縮平均化が行われる。
【0074】以下に、入力画像データの平均化画素に対
する明暗の判定方法について、図7,8を用いて説明す
る。上記明暗の判定方法としては、つぎの2通りの方法
がある。まず、第1の判定方法は、図7に示すように、
中心となる平均化画素からそれぞれ前後n個離れた位置
の、中心となる平均化画素を除いた計2n個の平均化画
素の階調をそれぞれ求めている。
【0075】上記中心となる平均化画素の前後とは、参
照画像のエッジの方向に基づいて決定され、該方向に直
交する方向を指している。例えば、図10に示すよう
に、中心となる平均化画素に対応する、参照画像のエッ
ジの方向が縦方向、すなわち上下方向に延びている場合
には、その横方向、すなわち左右方向に位置する。これ
に対し、中心となる平均化画素が横方向、すなわち左右
方向に延びている場合には、その縦方向、すなわち上下
方向に位置する。
【0076】前記n個とは、図7の例では、n=4に設
定されている。このため、中心となる平均化画素から前
後4個分、離れた計8個の平均化画素の階調がそれぞれ
求められる。前記階調は、8ビットデータで表され、計
256階調となる。つぎに、求めた計2n個の平均化画
素の階調データのうちから、最大値と最小値とを抽出
し、抽出した最大値と最小値との差R、すなわち階調差
を求める。
【0077】そして、求めた差Rと予め設定された基準
値Thとを比較して、明暗有り・無しを決定している。
上記基準値Thの値は、入力画像データの始点(Xi,
Yj)とされた平均化画素を中心に上記した手順で求め
られた差R0、すなわち階調差に等しい値に設定されて
いる。
【0078】ただし、基準値Thには、その最低値Th
_minが予め設定されており、例えば本実施例の8ビット
階調では、その1割程度の20程度に設定されている。
このため、前記始点(Xi,Yj)を中心として求めら
れた差R0が、最低値Th_min未満の場合には、基準値
Thの値が最低値Th_minに等しい値となる。すなわ
ち、基準値Thは、次の関係式で表される。 Th=max(R0,Th_min) したがって、基準値Thの値は、始点(Xi,Yj)毎
に変化する可能性がある。
【0079】そして、第1の判定方法では、前記求めた
差Rが、予め設定された基準値Th以上の場合には、明
暗差有りと判定している。これに対し、階調差Rが、予
め設定された基準値Th未満の場合には、明暗差無しと
判定している。つぎに、第2の判定方法について、図8
を用いて説明する。まず、第2の判定方法では、先に説
明した第2の判定方法と同様の手順で、図8に示すよう
に、計2n個の平均化画素の階調データa〜jをそれぞ
れ求めている。
【0080】そして、求めた階調データa〜jを、下記
の式に従って平滑化微分を行っている。 A=|(c−e)+2(b−f)+3(a−g)| B=|(d−f)+2(c−g)+3(b−h)| C=|(e−g)+2(d−h)+3(c−i)| D=|(f−h)+2(e−i)+3(d−j)| 求めた平滑化微分データA〜Dのうちから、最大値と最
小値とを抽出し、抽出した最大値と最小値との差Rを求
める。
【0081】そして、求めた差Rと予め設定された基準
値Thとを比較して、第1の判定方法と同様に、明暗有
り・無しを決定している。上記基準値Thは、その差R
0が、始点(Xi,Yj)を中心として求められた平滑
化微分データの最大値と最小値との差である点を除き、
第1の判定方法と同様に求められる。
【0082】まず、第1ステップ201に進み、図11に
示すように、入力画像データ中の1つの平均化画素を始
点(Xi,Yj)として特定する。ここで、始点(X
i,Yj)とは、一度も始点とされていない、平均化画
素のメモリ上での座標を示す。これに加え、始点(X
i,Yj)は、入力画像データ中の平均化画素の全てに
ついて行われる。ただし、処理範囲が入力画像データの
範囲を越えてしまう場合には、始点(Xi,Yj)から
除かれる。例えば、図9に例示する入力画像でいえば、
p×q画素で構成される領域中の(p=1,q=1)の
座標で表せる平均化画素を起点とした場合には、参照画
像データの方向、例えば「4」の方向に移動した際に、
入力画像データの範囲を越えてしまうことが明かである
ので、予め始点からは除かれている。
【0083】上記第1ステップ201の終了後、図11に
示すように、第2ステップ202に進み、初期化が行われ
る。具体的には、参照画像データの番地Nを「1」とす
るとともに、相関値S(i,j)を「0」とする。ここ
で、参照画像データの番地Nには、方向が記憶されてい
る。すなわち、図1に示す特定パターンTを例に挙げる
と、その参照画像データの番地Nの1番目には、方向
「4」が記憶されている。また、相関値S(i,j)
は、明暗有りと判定された画素数の累積値である。
【0084】上記第2ステップ202の終了後、図11に
示すように、第3ステップ203に進む。 上記第3ステ
ップ203では、図11に示すように、始点(Xi,Y
j)とした入力画像データの平均化画素についての明暗
の有無の判定が行われる。すなわち、始点(Xi,Y
j)における差R0が、図11に示すように、基準値T
hの最低値Th_min以上のときは、明暗有りと判定さ
れ、第3ステップ203から第4ステップ204に進み、現在
の相関値S(i,j)に「1」が加算される。
【0085】これに対し、差R0が基準値Thの最低値
Th_min未満の場合には、当該始点(Xi,Yj)に基
づく以後の明暗の有無の判定処理を断念するが、以後の
処理については後述する。すなわち、差R0が基準値T
hの最低値Th_min未満の場合には、当該始点(Xi,
Yj)の位置の平均化画素には、参考画像データの特定
パターンTの起点画像T(0)と比較すべき、パターンエ
ッジが存在しないことが明らかであるためである。
【0086】上記第4ステップ204の終了後、図11に
示すように、次の第5ステップ205に進み、基準値Th
が決定される。すなわち、始点(Xi,Yj)における
差R0と最低値Th_minとの最大値を、基準値Thと決
定する。もちろん、始点(Xi,Yj)における差R0
は、先の第3ステップ103で最低値Th_min以上である
ことが明らかなので、始点(Xi,Yj)における差R
0の値をそのまま基準値Thと考えてもよい。
【0087】上記第5ステップ205の終了後、図11に
示すように、次の第6ステップ206に進む。上記第6ス
テップ206では、明暗の判定の中心となる平均化画素
を、参照画像データのN番目に記憶されて方向に従っ
て、平均化画素1個分だけ移動する。例えば、図1に示
す特定パターンTを例に挙げると、その参照画像データ
の1番目には、方向「4」が記憶されている。このた
め、始点(Xi,Yj)に位置する平均化画素を、図9
において上方に1個分だけ移動する。
【0088】上記第6ステップ206の終了後、図11に
示すように、次の第7ステップ207に進み、参照画像デ
ータの現在の番地Nに「1」が加算される。上記第7ス
テップ207の終了後、図11に示すように、次の第8ス
テップ208に進む。上記第8ステップ208では、図11に
示すように、参照画像データの現在の番地Nが参照画像
データ数の総数Lに一致したか否かが判定される。すな
わち、参照画像データの番地Nが参照画像データ数の総
数Lを越えた場合には、一周分の明暗の有無の判定処理
が終了したことを意味し、当該始点(Xi,Yj)に基
づく明暗の有無の判定が終了しているが、以後の処理に
ついては後述する。
【0089】これに対し、参照画像データの番地Nが参
照画像データ数の総数Lを越えていない場合には、一周
分の明暗の有無の判定処理が終了していないので、次の
第9ステップ209に進む。第9ステップ209では、図11
に示すように、先の第6ステップ206で移動した平均化
画素の明暗の有無の判定が行われる。
【0090】すなわち、明暗有りの場合には、図11に
示すように、次の第10ステップ210に進み、現在の相
関値S(i,j)に「1」が加算された後、第11ステ
ップ211に進む。これに対し、明暗無し場合には、図1
1に示すように、次の第9ステップ209から直接、第1
1ステップ211に進む。
【0091】上記第11ステップ211では、図11に示
すように、現在の相関値S(i,j)と、予め設定され
た最低値S_minとが比較され、明暗の有無の判定処理を
継続するか否かが判定される。上記S_minは、参考画像
の特定パータンの大きさに関係なく、入力画像のパター
ンマッチング度が判定できるように、明暗有りと判定さ
れる平均化画素の割合で設定され、例えば0.7〜0.
8以上の値が設定されている。
【0092】そして、現在の相関値S(i,j)と最低
値S_minとは、次の式により判定されている。 N−S(i,j)<L(1−Smin) すなわち、上記式の左辺により、現在の明暗無しと判定
された平均化画素数が求められる。例えばN=2で、現
在の相関値S(i,j)が「1」であれば、左辺の値
は、「1」となり、現在の明暗無しと判定された平均化
画素数は、1個なる。したがって、左辺の値は、平均化
画素が移動する度に変化する可能性がある。
【0093】また、前記式の右辺により、最低値S_min
に基づいた最終的な明暗無しと判定される平均化画素数
が求められる。例えば、S_min=0.8と設定し、図1
に例示する参考画像データの特定パターンTを例に挙げ
ると、L=20であるので、右辺の値は、「4」とな
り、明暗無しと判定される平均化画素数が4個となる。
そして、前記式を満足する場合には、相関が低いと判断
し、当該始点(Xi,Yj)に基づく以後の明暗の有無
の判定処理を中止するが、以後の処理については後述す
る。
【0094】上記式を満足しない場合には、相関が低く
ないと判断し、第11ステップ211から第6ステップ206
に進み、当該始点(Xi,Yj)に基づく以後の明暗の
有無の判定処理を継続する。つぎに、第3ステップ203
で、始点(Xi,Yj)における明暗が無い場合、第8
ステップ208で、一周分の明暗の有無の判定処理が終了
している場合、先の第11ステップ211で、相関が低い
と判断された場合には、各々次の第12ステップ212に
進む。
【0095】上記第12ステップ212では、第11に示
すように、現在の始点数Mから「1」が減算される。上
記始点数Mは、入力画像データ中の始点(Xi,Yj)
とできる平均化画素の総数であり、予め設定されてい
る。すなわち、始点(Xi,Yj)は先に説明したよう
に、入力画像データ中の平均化画素の全てについて行わ
れる。このため、図9に例示する入力画像でいえば、p
×q画素で構成されているため、始点数Mは、p×q個
になる。しかし、処理範囲が入力画像データの範囲を越
えて場合には、予め始点(Xi,Yj)から除かれるた
め、これらの除かれた始点数を引いた数が、始点数Mと
なる。
【0096】上記第12ステップ212の終了後、図11
に示すように、第13ステップに進み、入力画像データ
中の始点(Xi,Yj)とすべき全ての平均化画素につ
いて明暗の判定処理が終了した否かが判定される。すな
わち、図11に示すように、現在の始点数Mが「0」に
なった場合には、入力画像データ中の始点(Xi,Y
j)とすべき全ての平均化画素について明暗の判定処理
が終了したものと判断し、第2の工程200を終了し、第
3の工程300に移行する。
【0097】これに対し、現在の始点数Mが「0」にな
っていない場合には、図11に示すように、第13ステ
ップ213から次の第14ステップ214に進む。上記第14
ステップ214では、一度も始点(Xi,Yj)とされて
いない、残る平均化画素に始点を移動し、その後、第1
ステップ201に戻り、当該新たな始点(Xi,Yj)に
ついて上記した手順に従って明暗の有無の判定処理を行
う。
【0098】つぎに、第3の工程300について、続いて
図11を用いて説明する。すなわち、第2の工程200の
第13ステップ213から第3の工程300の第1ステップ30
1に進む。上記第1ステップ301では、第2の工程200で
得た各始点(Xi,Yj)毎の相関値S(i,j)を比
較し、その最大値を求める。その結果、最大値を得た当
該始点(Xi,Yj)を、参照画像データの特定パター
ンTの起点画像T(0)に一致したものと判定する。
【0099】
【発明の効果】本発明は、以上のように構成されている
ので、以下に記載されるような効果を奏する。請求項1
記載の発明によれば、従来の必要としていた複雑な相互
相関演算処理が不要となるので、演算処理を簡素化で
き、迅速なパターン認識を行うことができる。
【0100】これに加え、請求項1記載の発明によれ
ば、従来必要とされていた濃淡としての情報を用いる必
要がないので、線画による輪郭のみからなる画像につい
ても確実にパターン認識が行え、しかも画像の輪郭線が
物体の凹凸に基づくものであっても確実にパターン認識
を行うことができる。請求項2記載の発明によれば、演
算処理の途中で相関が低いと判断された場合は、演算処
理を中止し、別の平均化画素を起点とする演算処理に移
ることにより、無駄な演算処理時間を省き、迅速なパタ
ーン認識を行うことができる。
【0101】請求項3記載の発明によれば、入力画像の
明るさやコントラストによる影響を除去できるので、入
力画像のパターンエッジの判定を確実に行うことができ
る。請求項4記載の発明によれば、請求項3記載の発明
と同様に、入力画像の明るさやコントラストによる影響
を確実に除去することができるばかりでなく、エッジが
ぼやけている場合にも、当該エッジの有無を確実に判定
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】参照画像の一例を示す説明図である。
【図2】画像処理装置を示すブロック図である。
【図3】画像処理方法を示すフローチャートである。
【図4】図3の第1の工程を示すフローチャートであ
る。
【図5】図1の参照画像のエッジの方向を示す説明図で
ある。
【図6】図1の参照画像の一部を拡大した説明図であ
る。
【図7】入力画像の明暗の判定方向を示す説明図であ
る。
【図8】入力画像の明暗の他の判定方法を示す説明図で
ある。
【図9】入力画像の一例を示す説明図である。
【図10】入力画像の明暗の判定方向を示す説明図であ
る。
【図11】図3の第2の工程及び第3の工程を示すフロ
ーチャートである。
【図12】同図の(a)〜(d)は、従来の画像処理方
法の問題点を説明するための各種画像を示す説明図であ
る。
【符号の説明】
10 画像処理装置 11 中央制御部 12 画像メモリ部 13 画像演算処理
部 14 システムバス 15 データバス 20 撮像素子 21 A/Dコンバ
ータ 30 表示装置 31 D/Aコンバ
ータ 30 表示装置 41 A/Dコンバ
ータ 100〜114 第1の工程 200〜214 第2の工程 300〜301 第3の工程 400 出力工程 T 入力画像 T(0) 起点

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力画像に含まれる複数のパターンの中
    から、複数方向にエッジが形成された特定パターンを検
    出する画像処理方法において、 参照画像中の前記特定パターンのエッジを構成する複数
    の画素のうちの1つを起点とし、前記複数の画素それぞ
    れが位置するエッジの方向を、前記起点より順番に登録
    する第1の工程と、 前記入力画像中の各画素を始点とし、該始点となる画素
    から順番に前記第1の工程で登録した方向に隣接する画
    素がパターンエッジを構成するか否かを判定すると共
    に、パターンエッジを構成すると判定された画素の個数
    をカウントする第2の工程と、 該第2の工程でカウントされた画素の個数が最大となる
    始点の位置に基づいて、前記入力画素に含まれる複数の
    パターンの中から、前記特定パターンを検出する第3の
    工程と、 を含むことを特徴とする画像処理方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の画像処理方法において、 前記第2の工程において、入力画像中のパターンエッジ
    を構成すると判定された画素のカウント数が、所定の基
    準値に満たない場合には、当該始点に対するパターンエ
    ッジの判定を途中で中断し、前記当該始点の位置を変更
    するようにしたことを特徴とする画像処理方法。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2のいずれかに記載
    の画像処理方法において、 前記第2の工程において、前記隣接する複数の画素の階
    調値をそれぞれ求め、求めた各階調値の最大値と最小値
    との差が、予め設定された基準値を越えた場合に、パタ
    ーンエッジを構成するものと判定するようにしたことを
    特徴とする画像処理方法。
  4. 【請求項4】 請求項1又は請求項2のいずれかに記載
    の画像処理方法において、 前記第2の工程において、前記隣接する複数の画素の階
    調値をそれぞれ求め、求めた各階調値に基づいて平滑化
    微分をそれぞれ行い、これらの平滑化微分を行って得た
    結果の最大値と最小値との差が、予め設定された基準値
    を越えた場合に、パターンエッジを構成するものと判定
    するようにしたことを特徴とする画像処理方法。
JP6038952A 1994-03-10 1994-03-10 画像処理方法 Withdrawn JPH07249120A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7130086B2 (en) 2000-01-31 2006-10-31 Canon Kabushiki Kaisha Image processing apparatus and method with forgery and/or fraud control
CN109919847A (zh) * 2017-12-13 2019-06-21 彩优微电子(昆山)有限公司 改善放大图像品质的方法

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