JPH0724902A - 押出成形装置 - Google Patents

押出成形装置

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Publication number
JPH0724902A
JPH0724902A JP5174087A JP17408793A JPH0724902A JP H0724902 A JPH0724902 A JP H0724902A JP 5174087 A JP5174087 A JP 5174087A JP 17408793 A JP17408793 A JP 17408793A JP H0724902 A JPH0724902 A JP H0724902A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
barrel
screw shaft
extrusion molding
inner face
molding apparatus
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5174087A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshinori Shimozaki
良典 下崎
Masahiro Murata
雅弘 村田
Keiichi Nakamoto
圭一 中元
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Sekisui Chemical Co Ltd filed Critical Sekisui Chemical Co Ltd
Priority to JP5174087A priority Critical patent/JPH0724902A/ja
Publication of JPH0724902A publication Critical patent/JPH0724902A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Extrusion Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 溶融樹脂が高度に圧縮されるスクリュウ軸の
先端部付近のバレル内面が磨耗し、腐食する恐れのない
押出成形装置を提供するにある。 【構成】 バレル1内に押出用スクリュウ軸2が設けら
れた押出成形装置において、バレル1内面のスクリュウ
軸2の先端部付近の内面をジルコニア層11で形成し
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、バレル内に押出用スク
リュウ軸が設けられた押出成形装置に関するものであ
り、特に、バレル内面の耐磨耗性及び耐食性の向上を図
ったものである。
【0002】
【従来の技術】従来、バレル内に押出用スクリュウ軸が
設けられた押出成形装置において、バレル内面の耐磨耗
性、耐食性を向上させるために、例えば、特開昭61−
241104号公報に記載されているように、バレル内
面にセラミック層が設けられたものが知られている。
【0003】特開昭61−241104号公報に記載さ
れている押出成形装置においては、バレル内面のスクリ
ュウ軸の先端部付近を除く全面にセラミック層が設けら
れているものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開昭
61−241104号公報に記載されているように、バ
レル内面のスクリュウ軸の先端部付近を除く全面にセラ
ミック層が設けられているものでは、セラミック層が設
けられているバレル内面は耐磨耗性、耐食性が向上して
いるが、スクリュウ軸の先端部付近のバレル内面は耐磨
耗性、耐食性が向上していない為にスクリュウ軸の先端
部付近のバレル内面が磨耗し、原料である塩化ビニル樹
脂の熱分解等による酸性ガス等により腐食し易い。とこ
ろで、スクリュウ軸の先端部付近のバレル内面は押出口
に近い箇所であり、溶融樹脂が高度に圧縮される箇所で
あるため最も磨耗し易く且つ腐食し易い箇所である。
【0005】本発明は、従来の押出成形装置における、
このような問題点に着目してなされたものであり、その
目的とするところは、上記の問題を解決し、溶融樹脂が
高度に圧縮されるスクリュウ軸の先端部付近のバレル内
面が磨耗し、腐食する恐れのない押出成形装置を提供す
るにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明押出成形装置は、バレル内に押出用スクリュ
ウ軸が設けられた押出成形装置において、バレル内面の
スクリュウ軸の先端部付近の内面をジルコニア層で形成
したことを特徴とするものである。
【0007】本発明押出成形装置において、バレル内面
をジルコニア層で形成するのは、ジルコニアが他のアル
ミナ系、窒化珪素系等のセラミックに比較して高強度、
高靱性、鉄とほぼ同等の熱膨張係数を持つ等の特性を備
えているからであり、特に部分安定化ジルコニアを使用
するのが望ましい。
【0008】本発明において、バレル内面をジルコニア
層で形成する手段としては、ジルコニア製板を貼付けて
もよく、ジルコニアのコーティング処理を施してもよ
い。
【0009】
【作用】本発明押出成形装置においては、バレル内面の
最も磨耗し易い、スクリュウ軸の先端部付近の内面をジ
ルコニア層で形成したものであるから、バレル内面の最
も磨耗し易い、スクリュウ軸の先端部付近の内面の耐磨
耗性、耐食性が向上したものとなる。
【0010】
【実施例】次に、本発明の実施例を、図面を参照しなが
ら説明する。 〔実施例1〕図1は本発明押出成形装置の一例を示す断
面図、図2は図1のII−II線における断面図であ
る。
【0011】図1、2において、1は本発明押出成形装
置のバレルであり、バレル1内に2本のスクリュウ軸
2、2が回転可能に挿入されている。バレル1の内面の
スクリュウ軸2の先端部付近を含む全面にイットリア部
分安定化ジルコニアからなるジルコニア層11がコーテ
ィングにより形成されている。バレル1の周囲にはヒー
ター12が設けられている。13はバレル1の先端押出
口に設けられたブレーカープレート、14はその先端に
設けられた押出成形用金型、15はバレル1の後端部に
設けられた合成樹脂原料投入用ホッパーである。21は
スクリュウ軸2の後端部に設けられたドライブギヤであ
る。
【0012】〔実施例1の作用〕次に、図1、2に示す
本発明押出成形装置の作用について説明する。ホッパー
15からバレル1内に投入された塩化ビニル樹脂等の合
成樹脂原料はヒーター12により加熱されスクリュウ軸
2の回転により混練溶融されながら前方に押し出され、
ブレーカープレート13を経由して押出成形用金型14
から押し出される。
【0013】この際、合成樹脂原料はスクリュウ軸2の
回転により圧縮され、スクリュウ軸2の先端部付近にお
いて最高に圧縮された状態となるが、バレル1の内面が
ジルコニア層11により形成されているので、バレル1
の内面が磨耗したり塩化ビニル樹脂等の熱分解等による
酸性ガスにより腐食することがない。
【0014】〔実施例2〕図3は本発明押出成形装置の
他の一例を示す説明図、図4は図3のIV−IV線にお
ける断面図である。図3、4に示す本発明押出成形装置
においては、ベントタイプの押出成形装置であって、バ
レル1aの内面のスクリュウ軸2aの先端部付近及びバ
レル1aのベント口12a付近の内面がイットリア部分
安定化ジルコニアからなるジルコニア層11aで形成さ
れている。又、スクリュウ軸2aの表面もイットリア部
分安定化ジルコニアからなるジルコニア層21aで形成
されている。尚、図3において、13aはバレル1aに
設けられた原料供給口、22aはスクリュウ軸2aのメ
ーターリングゾーン、23aはスクリュウ軸2aのベン
トゾーン、24aはスクリュウ軸2aのシールゾーン、
25aはスクリュウ軸2aのプリヒートゾーン、26a
はスクリュウ軸2aのフィードゾーンである。
【0015】〔実施例2の作用〕次に、図3に示す本発
明押出成形装置の作用について説明する。原料供給口1
3aからバレル1a内に投入された塩化ビニル樹脂等の
合成樹脂原料はスクリュウ軸2aの回転により混練溶融
されながら前方に移送され、ベント口12a付近におい
て高度に圧縮されるが、ベント口12a付近のバレル1
aの内面はジルコニア層11aで形成されているので、
バレル1aの内面が磨耗したり、塩化ビニル樹脂等の熱
分解等による酸性ガスにより腐食することがない。
【0016】更に、塩化ビニル樹脂等の合成樹脂原料は
スクリュウ軸2aの回転により前方に移送され、スクリ
ュウ軸2aの先端部付近において最高に圧縮されるが、
この付近のバレル1aの内面もジルコニア層11aで形
成されているので、バレル1aの内面が磨耗したり、塩
化ビニル樹脂等の熱分解等による酸性ガスにより腐食す
ることがない。
【0017】
【発明の効果】本発明押出成形装置においては、バレル
内面の最も磨耗し易い、スクリュウ軸の先端部付近の内
面をジルコニア層で形成したものであるから、バレル内
面の最も磨耗し易い、スクリュウ軸の先端部付近の内面
の耐磨耗性、耐食性が向上したものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明押出成形装置の一例を示す断面図。
【図2】図1のII−II線における断面図。
【図3】本発明押出成形装置の他の一例を示す断面図。
【図4】図3のIV−IV線における断面図。
【符号の説明】
1、1a バレル 11、11a ジルコニア層 12 ヒーター 12a ベント口 13 ブレーカープレート 13a 原料投入口 14 押出成形用金型 15 ホッパー 2、2a スクリュウ軸 21 ドライブギア 21a ジルコニア層 22a メーターリングゾーン 23 ベントゾーン 24 シールゾーン 25 プリヒーターゾーン 26 フィードゾーン

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バレル内に押出用スクリュウ軸が設けら
    れた押出成形装置において、バレル内面のスクリュウ軸
    の先端部付近の内面をジルコニア層で形成したことを特
    徴とする押出成形装置。
JP5174087A 1993-07-14 1993-07-14 押出成形装置 Pending JPH0724902A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5174087A JPH0724902A (ja) 1993-07-14 1993-07-14 押出成形装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5174087A JPH0724902A (ja) 1993-07-14 1993-07-14 押出成形装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0724902A true JPH0724902A (ja) 1995-01-27

Family

ID=15972430

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5174087A Pending JPH0724902A (ja) 1993-07-14 1993-07-14 押出成形装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0724902A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104369412A (zh) * 2014-11-15 2015-02-25 河南天冠纤维乙醇有限公司 一种新型秸秆压缩成型设备
CN113895014A (zh) * 2021-10-26 2022-01-07 雄县顺财塑胶制品有限公司 Pe管用挤出机

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104369412A (zh) * 2014-11-15 2015-02-25 河南天冠纤维乙醇有限公司 一种新型秸秆压缩成型设备
CN104369412B (zh) * 2014-11-15 2016-01-27 河南天冠纤维乙醇有限公司 一种秸秆压缩成型设备
CN113895014A (zh) * 2021-10-26 2022-01-07 雄县顺财塑胶制品有限公司 Pe管用挤出机

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