JPH0724744U - 蓋等のロック装置 - Google Patents

蓋等のロック装置

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JPH0724744U
JPH0724744U JP5948793U JP5948793U JPH0724744U JP H0724744 U JPH0724744 U JP H0724744U JP 5948793 U JP5948793 U JP 5948793U JP 5948793 U JP5948793 U JP 5948793U JP H0724744 U JPH0724744 U JP H0724744U
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locking
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義裕 岩室
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アイワ株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】蓋を、隙間無く強固にロックする。 【構成】蓋13をロックするロック装置1が、リヤキャ
ビネット11に設けられている。ロック装置1では、蓋
13を閉めた状態で、蓋13の縁に設けられた凸部18
が作動板30の先端部32を押し作動板30の位置が決
まる。作動板30はその位置において、係止部38でロ
ックレバー40に設けた第2ロック部43を押し、ロッ
クレバー40を右方向に移動させ、ロックレバー40の
位置を決める。そしてロックレバー40はその位置にお
いて、その上部に設けた第1ロック部42のテーパー部
44で、蓋13に設けたロック片22をリヤキャビネッ
ト11方向に付勢しながらロックする。以上の状態にお
いて蓋13はリヤキャビネット11に対し、隙間無く強
固にロックされる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、収納ケースなどの蓋を閉じたときに蓋が不用意に開くのを防止す るための蓋等のロック装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
物品を保管したり運搬するときの収納ケースや、いわゆる携帯式カセットテー プレコーダ等の音響機器には、収納された物品やカセットテープが脱落するのを 防止するために、本体に対して開閉する蓋が設けられるとともに、この蓋の本体 に対する閉状態をロックするロック装置が設けられているのが一般的である。図 5及び図6に携帯式テープレコーダに用いられている蓋等のロック装置を示す。
【0003】 図5に示すこの種の従来のロック装置の第1例において、テープレコーダ10 はリヤキャビネット11と、このリヤキャビネット11内に設けられカセットテ ープ(図示せず)を収納するための収納室12と、収納されたカセットテープが 収納室12から脱落するのを防止したりするための蓋13などから構成されてい る。また、蓋13は後端部がリヤキャビネット11に蝶番14等で結合され、リ ヤキャビネット11に対して矢印Aで示す方向に開閉できるようになっている。 また、蓋13の閉状態において蓋13が不用意に開くことがないように、リヤキ ャビネット13等に設けたロックレバー15と蓋13に設けたロック片16から なるロック装置17がテープレコーダ10の一端部に設けられている。
【0004】 さて、このロック装置17では蓋13の開閉はロックレバー16の矢印Bで示 す方向への移動により行われる。すなわち、蓋13の開状態から閉動作に応じて 蓋13のロック片16がリヤキャビネット11のロックレバー15のテーパー面 を押圧するのでロックレバー15が矢印手前側に移動し、その後図示しない付勢 力により原位置に復帰するのでロックレバー15によりロック片16がロックさ れる。従って、蓋13がリヤキャビネット11に対してロックされた閉状態とな る。また、この閉状態より図示しない操作釦でロックレバー15を矢印手前側に 移動させることによってロックレバー15とロック片16との係合を解除させ蓋 13を開方向に移動させることにより蓋13の開状態を得ることができる。
【0005】 図7に従来のロック装置の第2例を示す。この第2例では前述の第1例に示す ロック装置17をテープレコーダ10の全面中央部に設けたものであり、詳細な 説明は省略するが第1例と同様に、ロック装置17により蓋13がリヤキャビネ ット11に対して開閉できる。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
上述のロック装置17において、第1例では、ロック装置17がテープレコー ダ10の一端部側だけに設けられているので、ロック装置の設けらていない他端 部側が浮いてしまうことがあった。 また、第2例では、テープレコーダ10の中央部にロック装置17が設けられ ているので第1例のような蓋13の浮きは発生しない。しかしながら、ロックレ バー15が蓋13に対して単に平行に動くだけであるから、ロックレバー15に よりロック片17をロックする際、ロックレバー15は蓋13をリヤキャビネッ ト11側へ引き込む作用は何等有していない。そのためロック装置17、蓋13 及びリヤキャビネット11の部品寸法や形状のばらつき及び取付誤差などにより 蓋13とリヤキャビネット11の間に隙間が生じることがあった。
【0007】 本考案は、上述したような課題を解決するためのロック装置に関するもので、 ロック装置、蓋及びリヤキャビネットに部品寸法や形状のばらつき及び取付誤差 などがあった場合でも、蓋の閉状態において収納ケース本体と蓋の間に発生する 隙間を防止することが可能な蓋等のロック装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上述の課題を解決するため本考案においては、収納ケース等の本体に対して開 閉可能に配された蓋を閉状態にロックするため収納ケースのほぼ中央部に設けら れた蓋等のロック装置において、 上記蓋に設けられたロック片と、上記本体に設けられ前記蓋の閉動作に関連して 移動する作動板及びこの作動板によって制御されるロックレバーとから構成され 、前記作動板を介して前記ロックレバーでロック片を係止することにより前記蓋 を閉状態にロックすることを特徴とするものである。
【0009】
【作用】
図1及び図2で示す蓋13の閉状態において、作動板30はその先端部32が 蓋13の縁に設けられた凸部18に押圧され、作動板30のロック部35の係止 部38でロックレバー40の第2ロック部43が規制されるので、撓み部45を 介してロックレバー43は右方向に付勢され、第1ロック部42で蓋13のロッ ク片22をリヤキャビネット11側に引き込む作用が働き強固なロック状態を保 持することができ、リヤキャビネット11と蓋13との間に隙間が発生すること を防止できる。
【0010】
【実施例】
続いて、この考案に係わる蓋等のロック装置の一実施例について図面を参照し て詳細に説明する。尚、上述と同一の部分には同一の符号を付けて詳細な説明は 省略する。
【0011】 図1は、携帯式カセットテープレコーダ10に本考案に係る蓋等のロック装置 を適用したものであり、ロック装置1はテープレコーダ10前面のほぼ中央部に 設けられている。このロック装置1は、リヤキャビネット13の内側に固定され た矩形板状のシャーシ21に配された作動板30、ロックレバー40及びトーシ ョンバネ50と、蓋13に配されたロック片22と蓋13に設けられた凸部18 とから構成される。
【0012】 作動板30は例えば板状の材料で作られ、シャーシ21に対して軸61を中心 に回転運動可能に取り付けられる。この作動板30は、常にはトーションバネ5 0によって時計方向に付勢されており、そのためにトーションバネ50の一端を 支持する支持部31が設けられている。また、作動板30は、その先端部32が 蓋13の閉動作に関連して蓋13の縁に設けられた凸部18で押される。作動板 30は軸61を中心に回転し、トーションバネ50の付勢による時計方向の回転 は凸部23に操作部39が当たることにより規制される。
【0013】 さらに作動板30には、ロック部35が設けられこのロック部35は対向する ように設けられた一対のテーパー部36、37及びこのテーパー部36、37で はさまれた係止部38から構成される。この係止部38は軸61を中心とした円 の一部であり、その半径あるいは長さは適宜決定する。作動板30にはリヤキャ ビネット11の外側からこの作動板30を操作するための操作部39が設けられ おり、この操作部39にリヤキャビネット11に設けられたスリット24を介し て操作用のスライドノブ25が取り付けられている。そのため、スライドノブ2 5の操作によって作動板を作動させることができる。
【0014】 ロックレバー40も例えば板状の材料で作られ、常にはトーションバネ50に よって反時計方向に付勢されており、そのためにトーションバネ50の他端を支 持する支持部41が設けられている。ロックレバー40には長穴47と切欠き4 8が設けられ、シャーシ21に固定された軸61,61aが長穴47と切欠き4 8にそれぞれ挿入され、ロックレバー40は作動板30と重なった状態で左右方 向に摺動可能に配置される。そして、ロックレバー40には第1ロック部42が ロック片22の方向に、第2ロック部43がロック部35付近にそれぞれ配され ている。すなわち、ロックレバー40の一端部に設けられた第1ロック部42は 、蓋13に設けられたロック片22を係止して蓋13の閉状態をロックするため のものであり、第1ロック部42のロック片22を係止する側にはテーパー部4 4が設けられている。
【0015】 また、ロックレバー40の一部に撓み部45を介して設けられた第2ロック部 43は、作動板30のロック部35と共同しロックレバー40の制御を行うため のものである。尚、ロックレバー40は作動板30に重なっているため、撓み部 45には段差46が設けられており、この段差46により作動板30のロック部 35と係合する位置に第2ロック部43が配される。
【0016】 軸61,61aの先端には作動板30およびロックレバー40が抜け外れない ように、軸61、61aより若干大きな直径の頭部62、62aを設ける。 さ らに軸61の頭部62にはトーションバネ50のコイル部51を掛ける。軸61 の頭部62には、コイル部51が抜け外れないようさらに頭部62より直径の大 きい縁63を設ける。 トーションバネ50は前述のように一端が作動板30の支持部31に掛けられ 、他端がロックレバー40の支持部41に掛けられているので、作動板30を時 計方向、そしてロックレバー40を反時計方向にそれぞれ付勢する。
【0017】 本考案に係わる蓋等のロック装置は以上のように構成され、次に図2、図3お よび図4を用いて、本考案による蓋等のロック装置1の動作を説明する。 図4は蓋13の開状態を示す図である。この開状態では、作動板30はトーシ ョンバネ50の付勢力により時計方向に付勢されているが、シャーシ21に設け た凸部23に操作部39が当たる位置でその位置が規制されている。その時作動 板30の先端部32はリヤキャビネット11からはみ出た位置にある。
【0018】 ロックレバー40はトーションバネ50の付勢力により左方向に位置しており 、そのとき第2ロック部43は作動板のロック部35より上方に位置している。 上述したように、ロックレバー40の左右方向の動きは、長穴47、切欠き48 と軸61,61aによって規制されているので、この場合ロックレバー40は左 側に押され、長穴47の縁が軸61に当たる位置で止まっている。
【0019】 この図4で示す蓋13の開状態より、蓋13を閉動作し図2で示す蓋13の閉 状態とするには、蓋13の閉動作に伴い蓋13の縁に設けられた凸部18が作動 板30の先端部32を押圧し、作動板30が反時計方向へ回転することにより行 われる。すなわち、蓋13の閉動作に伴う作動板30の反時計方向への回転によ り、蓋13のロック片22ががロックレバー40の第1ロック部42のテーパー 部44より下方に位置したとき、作動板30に設けたロック部35のテーパー部 37に、ロックレバー40の第2ロック部43が当接する。さらに蓋13を閉じ ていくと作動板30がさらに反時計方向へ回転し、第2ロック部43がロック部 35のテーパー部37から係止部部38へ向けて移動するので、全体としてロッ クレバー40を右方向に移動させる。ロックレバー40が右方向へ移動すること によりロックレバー40の第1ロック部42がロック片22のロックを開始する 。
【0020】 さらに蓋13を閉め、蓋16がリヤキャビネット13に当接した時点で作動板 30の回転が停止する。この時第2ロック部43がロック部35の係止部38に により位置が規制されるとともに、ロック片22は第1ロック部42のテーパー 部44で発生する分力によりリヤキャビネット11側へ押しつけられる。また、 各々の部品寸法のばらつきや取付誤差などによりテーパー部44によってロック 片22に無理な力が加わった場合でも、ロックレバー40に設けた撓み部45の バネ性によりその力を吸収することができる。従って、ロック装置、蓋及びリヤ キャビネットに部品寸法や形状のばらつき及び取付誤差などがあった場合でも、 蓋の閉状態においてリヤキャビネット11と蓋13の間に発生する隙間を防止す ることが可能となる。図1及び図2は蓋13の閉状態を示している。
【0021】 次に、蓋13の閉状態からロック装置2のロックを解除する動作について説明 する。 図1に示すスライドノブ25を右方へスライドさせると、作動板30が図1及 び図2に示す位置よりさらに反時計方向へ回転する。そうするとロックレバー4 0の第2ロック部43が作動部30のロック部35の係止部38からテーパー部 36に移動するため、ロックレバー40がトーションバネ50により左方向に移 動する。このため、図3に示すようにロックレバー40の第1ロック部42がロ ック片22から離れ蓋13の閉状態のロックが解除される。
【0022】 その後スライドノブ25の左方向への移動を解除すると、作動板30はトーシ ョンバネ50の付勢力により時計方向へ回転する。その際ロックレバー40の第 2ロック部43が作動板30のロック部35を乗り越えて移動し、図4に示す蓋 13の開状態となる。尚、ロックレバー40の第2ロック部43が作動板30の ロック部35を乗り越えて移動するとき、作動板30に負荷がかかるがテーパー 部36を滑らかにするなどの方法により、この負荷を軽減することができる。
【0023】 また、本実施例においては蓋13の縁に設けた凸部18で作動板30の先端部 32を押しているが、先端部32を押す方法としてはこの限りではない。例えば 蓋13の縁を用い、それに合わせ先端部32の形状を適宜変えて使用することも できる。
【0024】
【考案の効果】
以上説明したように、この考案に係わる蓋等のロック装置を使用すると、収納 ケースなどの蓋を閉じたときに、強固にロックできるため蓋が不用意に開くのを 防止できる。そして蓋をリヤキャビネット方向に引き込む付勢力が作用するので 蓋とリヤキャビネットの間にできる隙間を無くすことができる等の効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係わる蓋等のロック装置を適用したテ
ープレコーダの構成図である。
【図2】実施例の動作を説明する図である。
【図3】実施例の動作を説明する図である。
【図4】実施例の動作を説明する図である。
【図5】従来の蓋等のロック装置の第1例を示すテープ
レコーダの構成図である。
【図6】従来の蓋等のロック装置の第2例を示すテープ
レコーダの構成図である。
【符号の説明】
1、17 ロック装置 10 テープレコーダ 11 リヤキャビネット 12 収納室 13 蓋 14 蝶番 15、40 ロックレバー 16、22 ロック片 30 作動板 50 トーションバネ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】収納ケース等の本体に対して開閉可能に配
    された蓋を閉状態にロックするため収納ケースのほぼ中
    央部に設けられた蓋等のロック装置で、上記蓋に設けら
    れたロック片と、上記本体に設けられ前記蓋の閉動作に
    関連して移動する作動板及びこの作動板によって制御さ
    れるロックレバーとから構成され、前記作動板を介して
    前記ロックレバーでロック片を係止することにより前記
    蓋を閉状態にロックすることを特徴とする蓋等のロック
    装置において、 上記作動板が回転運動をし、上記ロックレバーが直線運
    動をすることを特徴とする蓋等のロック装置。
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