JPH07247043A - ウエブ巻戻し装置 - Google Patents

ウエブ巻戻し装置

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JPH07247043A
JPH07247043A JP6668494A JP6668494A JPH07247043A JP H07247043 A JPH07247043 A JP H07247043A JP 6668494 A JP6668494 A JP 6668494A JP 6668494 A JP6668494 A JP 6668494A JP H07247043 A JPH07247043 A JP H07247043A
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JP
Japan
Prior art keywords
rewinding
roller
roll
web
elastic
Prior art date
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Pending
Application number
JP6668494A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuharu Okazaki
和治 岡崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
OKAZAKI KIKAI KOGYO KK
Original Assignee
OKAZAKI KIKAI KOGYO KK
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Publication date
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  • Controlling Rewinding, Feeding, Winding, Or Abnormalities Of Webs (AREA)
  • Registering, Tensioning, Guiding Webs, And Rollers Therefor (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 原反ロールから繰り出したウエブの両端を切
断した後、再びロール状に巻き戻す巻戻し装置におい
て、巻戻しロールに圧接するローラが接当離反を繰り返
して巻き不良を生じ、あるいはロール周面を叩打して塑
性変形させることを解消する。 【構成】 巻戻し軸9で回転駆動される巻戻しロール8
を有する。巻戻しロール8に弾性ローラ5を圧接してウ
エブWを巻き取る。弾性ローラ5は、ローラ芯16の周
面にゴムの弾性層17を有し、その外周面を金属製のロ
ーラ筒18で被覆してある。 【作用効果】 弾性ローラ5と巻戻しロール8との接触
圧の変動によって、弾性ローラ5が変位しようとするの
を、弾性層17の弾性力で吸収し、弾性ローラ5を常に
巻戻しロール8に外接させておくことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、フォイルやフォイルが
ラミネートしてあるウエブであって、弾性がなく塑性変
形しやすいウエブの巻き取りに適用して好適なウエブ巻
戻し装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、アルミニウムフォイルの製造過
程において、フォイルの原反ロールを巻き戻しながら、
その間にウエブの両端を切断してウエブ幅を調整し、あ
るいはウエブのしわや裂傷などの有無を最終確認するこ
とがある。この種の従来の巻戻し装置では、図4に示す
ように巻戻しロール30にタッチローラ31を圧接させ
て巻き戻しを行っていた。巻戻しロール30は、巻芯3
2を介して回転駆動されており、ロール径の増加に伴っ
て、ロール支持台33がタッチローラ31から離れる側
へ移動できる。タッチローラ31は巻戻しロール30と
同じ周速度で回転駆動されており、その中心軸を揺動ア
ーム34で支持し、該アーム34をエアーシリンダ35
で移動付勢することにより、巻戻しロール30にタッチ
ローラ31を圧接している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、巻戻し
ロール30とタッチローラ31との中心位置が固定化さ
れていない巻戻し装置では、両者30・31の接触圧が
絶えず変動するため、タッチローラ31が巻戻しロール
30に対して接当と離反を繰り返し、巻戻しロール30
の巻層の密度がばらついたり、ロール周面がタッチロー
ラ31でガタガタと叩打されて塑性変形し、フォイル品
質が著しく損なわれることがある。とくに、巻戻し速度
が大きい場合には、タッチローラ31の離反ストローク
が異常に大きくなって、巻き取り不能な状態に陥ること
もある。
【0004】本発明者は、このようなローラの躍りを防
ぐために、タッチローラとして弾性ローラを用いること
を検討した。すなわち、外周面にゴム層が設けてある弾
性ローラを用いることにより、巻戻しローラに対する接
触圧の変動をゴム層で吸収し、タッチローラを巻戻しロ
ーラに常時密接できるようにする形式である。このタッ
チローラを試用した結果、ローラの躍りによるフォイル
の巻き不良や塑性変形は解消できた。しかし、ゴム層が
硬く巻き締められた巻戻しロールに常時圧接することか
ら、ゴム層の周面が短時間でロールと同幅に凹み変形し
てしまい、耐久性に問題のあることを知った。つまり、
ゴム層が剥き出しでは問題がある。
【0005】そこで本発明の目的は、ウエブの巻き取り
時に、弾性ローラの躍りをこれ自体の弾性変形で吸収し
てローラの躍りに伴うウエブの巻き不良や塑性変形を一
掃し、しかも十分な耐久性を備えたウエブ巻戻し装置を
得るにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、原反ロール1
から繰り出されたウエブWを巻き戻すための巻戻し軸9
と、巻戻し軸9で支持した巻戻しロール8に圧接する弾
性ローラ5とを備えており、巻戻し軸9と弾性ロール5
とが、それぞれ互いに接離可能に支持されて、ウエブ巻
取り方向へ回転駆動されるウエブ巻戻し装置において、
弾性ローラ5がローラ芯16と、ローラ芯16の周面に
固定した弾性層17と、弾性層17の外周面を被覆する
金属製のローラ筒18とで構成されていることを特徴と
する。上記の弾性層17は天然ゴム、合成ゴム、発泡プ
ラスチック材の少なくともいずれかひとつの素材で円筒
状に形成することができる。
【0007】
【作用】使用状態において、弾性ローラ5は巻戻しロー
ル8の周面に圧接しており、両者5・8の接触圧はロー
ル径の増加に伴う巻戻し軸9の移動、および弾性ローラ
5の接離追従動作によって絶えず変動する。この圧力変
動に伴う弾性ローラ5の変位が弾性層17の圧縮変形
や、自由状態への復帰で吸収される。弾性ローラ5の外
周面の金属製ローラ筒18は、これに作用する接触圧を
均等に分散する状態で弾性層17に伝え、弾性層17が
塑性変形するのを防止する。
【0008】
【発明の効果】本発明では、巻戻しロール8に弾性ロー
ラ5を圧接させてウエブWを巻き戻すようにしたので、
巻戻しロール8と弾性ローラ5との接触圧の変動に伴っ
て弾性ローラ5が変位しようとしても、これを弾性ロー
ラ5の弾性層17で吸収してローラの躍りを解消でき
る。これにより、ローラの躍りに伴う巻き層の密度のば
らつきや巻き姿の不良などの巻き不整を解消し、さらに
ロール周面がローラに叩打されて塑性変形するのを確実
に防止して、フォイルやフォイルがラミメートされたウ
エブWを好適に巻き戻しできる。弾性ローラ5は金属製
のローラ筒18の内面に弾性層17を有するので、弾性
ローラ5を巻戻しロール8に常時圧接させているにも拘
らず、弾性層17が圧接反力で塑性変形されることを解
消でき、弾性ローラ5の耐久性を十分に向上できる。
【0009】
【実施例】図1ないし図3は本発明に係るウエブ巻戻し
装置の実施例を示す。図2において、ウエブ巻戻し装置
は原反ロール1を支持する繰出し台2と、巻戻し機3と
を有する。巻戻し機3は、原反ロール1から繰り出され
たウエブWを移行案内するための多数のロール群を備え
ており、移行経路の中途部に、ウエブWの幅方向両端を
切断してウエブ幅を調整する回転型のカッター4が配置
されている。ウエブWの移行経路の終端寄りには、図3
に示すごとく弾性ローラ5とニップローラ6、およびガ
イドローラ7を配置し、弾性ローラ5の横側に巻戻しロ
ール8と、このロール8を巻芯8aを介して回転駆動す
る巻戻し軸9が配置されている。
【0010】図3において、弾性ローラ5、ニップロー
ラ6およびガイドローラ7の三者は、前後一対の揺動ア
ーム10に軸支されており、揺動アーム10を複動型の
エアシリンダ11で移動付勢することにより、弾性ロー
ラ5を巻戻しロール8に一定圧で圧接できるようにして
いる。符号12は揺動アーム10の揺動軸である。ニッ
プローラ6のみが遊転自在に支持されていて、弾性ロー
ラ5とガイドローラ7とはそれぞれウエブWの移行方向
へ回転駆動されている。ウエブWはニップローラ6と弾
性ローラ5との間を通って上方のガイドローラ7に案内
されたのち下向きに反転されて巻戻しロール8に巻き取
られる。弾性ローラ5の上方に設けたガイドローラ7
は、ウエブWが巻戻しロール8に巻き取られるとき、空
気をかみ込んでしまうのを避けるために設けてある。
【0011】巻戻し軸9とその駆動機構はロール支持台
14上に設けてある。ロール支持台14はガイド体15
に沿って左右方向にスライド移動でき、巻戻しロール8
のロール径の増加に伴い、弾性ローラ5の押圧力を受け
てこれから離れる側(図において右側方)へ移動でき
る。図2および図3は満巻き状態の巻戻しロール8が想
像線で示されている。図3において符号20は巻戻し軸
9を押圧保持する軸押え枠、21はこの軸押え枠20を
揺動開閉操作するエアシリンダである。軸押え枠20を
時計回り方向へ開放揺動したのち、満巻き状態の巻戻し
ロール8を機外へ取り出す。
【0012】図1において弾性ローラ5は、鋼材で形成
したローラ芯16と、ローラ芯16の周面に固定した弾
性層17と、弾性層17の外周面を被覆する鋼材製のロ
ーラ筒18とで構成する。弾性層17は天然ゴム、合成
ゴム、発泡プラスチック材の少なくともいずれかひとつ
の素材で形成する。好ましくは、天然ゴムシートをロー
ラ芯16に巻き付け固定して、円筒状に形成する。な
お、実施例における弾性ローラ6の外直径は90mm、有
効ロール幅は1300mmとし、弾性層17の層厚み寸法
を8〜12mmとした。また、ローラ筒18の厚み寸法は
3〜10mm、好ましくは5〜8mmとして筒表面に硬質ク
ロームメッキ層を形成した。弾性層17を形成するゴム
の弾性率はウエブWの比重や弾性率、あるいは巻戻し速
度等に応じて適宜変更される。
【0013】上記の巻戻し装置で巻き戻し処理されるウ
エブWの形成材料としては、アルミニウム、銅、錫など
の各種フォイルの単体ウエブ、あるいは、前記フォイル
を紙やプラスチックフィルムなどにラミネートした複合
ウエブが挙げられる。弾性層17は断面円筒状とする以
外に、スプライン軸状や花びら状などの断面形に形成で
きる。必要があれば、ゴム層内にばね線材やばね板材を
インサート固定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】要部の一部縦断面図である。
【図2】全体の概略正面図である。
【図3】図2におけるA部の拡大正面図である。
【図4】従来の巻戻し機構を説明する要部の概略正面図
である。
【符号の説明】
1 原反ロール 5 弾性ローラ 8 巻戻しロール 9 巻戻し軸 16 ローラ芯 17 弾性層 18 ローラ筒

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原反ロール1から繰り出されたウエブW
    を巻き戻すための巻戻し軸9と、巻戻し軸9で支持した
    巻戻しロール8に圧接する弾性ローラ5とを備えてお
    り、 巻戻し軸9と弾性ロール5とが、それぞれ互いに接離可
    能に支持されて、ウエブ巻取り方向へ回転駆動されてい
    る巻戻し装置であって、 弾性ローラ5が、ローラ芯16と、ローラ芯16の周面
    に固定した弾性層17と、弾性層17の外周面を被覆す
    る金属製のローラ筒18とで構成されていることを特徴
    とするウエブ巻戻し装置。
  2. 【請求項2】 弾性層17が、天然ゴム、合成ゴム、発
    泡プラスチック材の少なくともいずれかひとつの素材で
    円筒状に形成されている請求項1記載のウエブ巻戻し装
    置。
JP6668494A 1994-03-09 1994-03-09 ウエブ巻戻し装置 Pending JPH07247043A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018533500A (ja) * 2015-11-05 2018-11-15 カーベーアー−ノタシ ソシエテ アノニム 箔ラミネーションユニットを有する枚葉箔押機
US10737485B2 (en) 2015-11-05 2020-08-11 Kba-Notasys Sa Sheet-fed stamping press comprising a foil laminating unit
US11697277B2 (en) 2015-11-30 2023-07-11 Kba-Notsys Sa Hot-stamping press

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018533500A (ja) * 2015-11-05 2018-11-15 カーベーアー−ノタシ ソシエテ アノニム 箔ラミネーションユニットを有する枚葉箔押機
US10737485B2 (en) 2015-11-05 2020-08-11 Kba-Notasys Sa Sheet-fed stamping press comprising a foil laminating unit
US11065865B2 (en) 2015-11-05 2021-07-20 Kba-Notasys Sa Sheet-fed stamping press having a foil laminating unit
US11697277B2 (en) 2015-11-30 2023-07-11 Kba-Notsys Sa Hot-stamping press

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