JPH0724688A - 切削加工データの工具選択方式 - Google Patents

切削加工データの工具選択方式

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JPH0724688A
JPH0724688A JP14582593A JP14582593A JPH0724688A JP H0724688 A JPH0724688 A JP H0724688A JP 14582593 A JP14582593 A JP 14582593A JP 14582593 A JP14582593 A JP 14582593A JP H0724688 A JPH0724688 A JP H0724688A
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JP
Japan
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tool
diameter
holder
machining
area
Prior art date
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Withdrawn
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JP14582593A
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Tsutomu Ando
努 安東
Katsuyoshi Takahashi
勝吉 高橋
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Jeol Ltd
Original Assignee
Jeol Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 最適な工具選択を自動的に決定することがで
きる切削加工データの工具選択方式を提供することを目
的とするものである。 【構成】 加工領域制限形状の制限寸法や基準径、上下
径等の情報を有する制限形状対応工具径テーブル8、加
工種別(工程コード)毎に複数の工具選択基準を有する
工具選択基準テーブル9、工具コード、工具略称、工具
材質、工具形状、ホルダーコード等の情報を有する工具
ファイル10、ホルダー径の情報を有するホルダーファ
イル11を備え、加工領域制限形状の最小コーナ径や壁
間距離最小値等を制限形状値として求め、しかる後、工
具径の検索範囲を決定して工具種類を検索し、工具種類
の決定に応じて工具を検索しホルダーを設定して工具お
よびホルダーが他の領域と干渉しない工具を決定する。
したがって、各テーブル、ファイルを参照して自動的に
工具種類の検索、決定、工具の検索を行い、最適な工具
選択を自動的に決定することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、各加工領域毎に輪郭形
状を構成する線分情報と加工高さ情報を有する領域デー
タからなるデータベースに基づき加工領域と加工種別を
決定した後に工具種類や工具径を決定する切削加工デー
タの工具選択方式に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、NC工作機械により任意の輪郭形
状と高さ(深さ)で切削加工を行う場合、その加工は、
荒挽加工、中挽加工、仕上加工、仕上面加工、面取加工
の順に行われるが、さらにそれぞれの加工においても、
複数の各加工領域に関して加工順位が決定され、そし
て、工具の選択等が行われNCデータが作成される。こ
のようなNCデータの作成において、加工順位や工具選
択は、加工する最終品の輪郭形状や切削深さ、各加工領
域の隣接状況等から人間が判断してその情報を対話処理
でシステムに入力するのが一般的な手法であった。した
がって、NCデータの作成で基本的な部分は、専ら判断
する人の経験や主観に頼っており、例えば最適な加工順
位や工具選択になるような自動決定処理がなされている
というものではなかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記のように
人間が判断して工具選択を行いNCデータを作成してい
るので、最適な工具選択を決定するためには、加工技術
のノウハウを必要とし、ある程度機械加工に精通してい
る人でなければならなかった。したがって、従来のシス
テムにおいて、NCデータ作成プログラムを備えていた
としても、熟練者による全体加工を把握した上での経験
的な判断が必要になり、誰でもがそれを使うことができ
るものではないという問題があった。
【0004】本発明は、上記の課題を解決するものであ
って、最適な工具選択を自動的に決定することができる
切削加工データの工具選択方式を提供することを目的と
するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】そのために本発明は、各
加工領域毎に輪郭形状を構成する線分情報と加工高さ情
報を有する領域データからなるデータベースに基づき加
工領域と加工種別を決定してから工具種類や工具径を検
索し工具を決定する切削加工データの工具選択方式であ
って、加工領域制限形状の制限寸法や基準径、上下径等
の情報を有する制限形状対応工具径テーブル、加工種別
(工程コード)毎に複数の工具選択基準を有する工具選
択基準テーブル、工具コード、工具略称、工具材質、工
具形状、ホルダーコード等の情報を有する工具ファイ
ル、ホルダー径の情報を有するホルダーファイルを備
え、加工領域制限形状の最小コーナ径や壁間距離最小値
等を制限形状値として求め、しかる後、工具径の検索範
囲を決定して工具種類を検索し、工具種類の決定に応じ
て工具を検索しホルダーを設定して工具およびホルダー
が他の領域と干渉しない工具を決定することを特徴とす
るものである。また、工具選択基準テーブルにより工具
種類が決定できない場合には、工具選択基準テーブルで
最優先の理想径工具が存在するものとして工具を決定
し、工具検索の結果工具が存在しない場合、又は工具お
よびホルダーが他の領域と干渉する場合には、工具種
類、工具の検索から工具径の再設定を行うことを特徴と
するものである。
【0006】
【作用】本発明の切削加工データの工具選択方式では、
加工領域制限形状の制限寸法や基準径、上下径等の情報
を有する制限形状対応工具径テーブル、加工種別(工程
コード)毎に複数の工具選択基準を有する工具選択基準
テーブル、工具コード、工具略称、工具材質、工具形
状、ホルダーコード等の情報を有する工具ファイル、ホ
ルダー径の情報を有するホルダーファイルを備え、加工
領域制限形状の最小コーナ径や壁間距離最小値等を制限
形状値として求め、しかる後、工具径の検索範囲を決定
して工具種類を検索し、工具種類の決定に応じて工具を
検索しホルダーを設定して工具およびホルダーが他の領
域と干渉しない工具を決定するので、各テーブル、ファ
イルを参照して自動的に工具種類の検索、決定、工具の
検索を行い、最適な工具選択を自動的に決定することが
できる。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照しつつ説
明する。図1は本発明に係る切削加工データの工具選択
方式の1実施例を説明するための図、図2は図形データ
ベースの有する工程コードを説明するための図、図3は
制限形状対応工具径テーブルの例を示す図、図4は工具
選択基準テーブルの例を示す図、図5は工具ファイルの
例を示す図、図6はホルダーファイルの例を示す図であ
る。図中、1は加工領域決定部、2は加工種別決定部、
3は制限形状値計算部、4は工具種類決定部、5は工具
決定部、6は工具径再設定部、7は図形データベース、
8は制限形状対応工具径テーブル、9は工具選択基準テ
ーブル、10は工具ファイル、11はホルダーファイル
を示す。
【0008】図1において、図形データべース7は、各
加工対象閉領域(加工領域)毎にその輪郭形状を表す直
線や曲線に分割した線分等の要素情報、その現在高さ情
報、仕上がり高さ情報、工程コード等を有するものであ
る。加工領域決定部1は、この図形データべース7から
図形構成要素として線分等の要素情報を、領域表記情報
として現在高さ情報や仕上がり高さ情報、面精度等を読
み出して加工順位と加工領域を決定するものであり、加
工種別決定部2は、面切削、領域一部壁、ポケット加
工、外周、面取り等、決定された加工領域の加工種別を
決定するものである。制限形状値計算部3は、工具径が
制限されるポケットや領域一部壁、面切削のような加工
領域制限形状の形状値を計算するものである。工具種類
決定部4は、制限形状対応工具径テーブル8を参照して
工具径の検索範囲を決定しその範囲内にある工具種類を
工具選択基準テーブル9の優先順位にしたがって検索し
決定するものであり、工具決定部5は、工具種類が決定
されると、工具ファイル10から工具を検索してさらに
ホルダーファイル11に基づきホルダーを設定し、工具
およびホルダーが他の領域と干渉するか否かの干渉チェ
ックを行い干渉しないことを条件にその工具を決定する
ものである。工具径再設定部6は、工具およびホルダー
が他の領域と干渉する場合に、基準径と上下限径との間
で標準径、標準径以外で検索を行って工具径を再設定す
るものである。
【0009】図形データベース7の有する工程コード
は、図2に示すように面切削や領域一部壁、ポケット、
外周、面取り等の加工種別、底面精度、側面精度、工
程、形状の各情報を有するものである。制限形状対応工
具径テーブル8は、図3に示すようにコーナー径か幅か
の制限形状区分、制限寸法、理想となる径の指標とする
基準径、どこまで小さくしてよいかの指標とする下限
径、どこまで大きくしてよいかの指標とする上限径の情
報を有し、この制限形状対応工具径テーブル8を設定
し、図形制限形状値に対応して使用可能工具径範囲を設
け、理想径が存在しない場合にその範囲内で工具選択が
実施できるようにしている。工具選択基準テーブル9
は、図4に示すように素材グループコード、加工種別
(工程コード)、第1から第10までの工具選択基準を
有し、加工領域の素材/加工種別に応じて使用可能工具
種別に優先順位を設定することで、理想工具種別が工具
ファイルに存在しない場合に優先順に工具の選択を実施
するものである。工具ファイル10は、図5に示すよう
に工具コード、工具略称、工具材質、工具形状、ホルダ
ーコード等の情報を有する。ホルダーファイル11は、
図6に示すようにホルダー径の情報を有する。
【0010】図7は制限形状値について説明するための
図である。制限形状値計算部3で求める制限形状値とし
ては、例えば図7(A)に示すようなエッジが全部壁の
ポケットの場合には、最小コーナ半径bと壁間の距離最
小値aとを比較して小さい方の値を求め、図7(B)〜
(D)に示すような領域一部壁の場合には、最小コーナ
半径aと壁間の距離最小値bと壁から開放面までの距離
最大値cの中で最も小さい値を求める。また、図7
(E)に示すような面切削の場合には、領域の最小外接
長方形の長手方向に垂直な幅aを求める。このように工
具径が加工種別により一義的に決定できる場合を除き、
図形の制限形状を求めることで工具理想径を決定してい
る。
【0011】次に、具体的な処理の流れを説明する。図
8は本発明に係る切削加工データの工具選択方式の処理
の流れを説明するための図、図9は工具再設定の方法に
ついて説明するための図である。
【0012】本発明に係る切削加工データの工具選択方
式では、図8に示すようにまず、図形データベース7か
らこれら図形構成要素と領域表記情報を読み込む(ステ
ップS1)。
【0013】次に、加工領域、加工種別を決定する(ス
テップS2〜S3)。なお、この処理は、切削加工デー
タの加工順位決定方式として既に本出願人が提案してい
るものが適用できるが、その内容については後述する。
そして、加工領域の制限形状値を計算する(ステップS
4)。
【0014】次に、制限形状対応工具径テーブル8を参
照して工具径の検索範囲を決定する(ステップS5)。
続けて工具選択基準テーブル9を参照して工具種類を検
索する(ステップS6)。
【0015】ここで、工具種類が決定できたか否かを判
断し(ステップS7)、既に工具選択基準テーブル9の
第1から第10までの工具選択基準が検索された後でN
Oとなった場合には、第1優先工具の理想径工具が存在
するものとして工具を決定する(ステップS8)。YE
Sの場合には、工具ファイル10を参照して工具検索を
行う(ステップS9)。
【0016】その結果、工具が存在するか否かを判断し
(ステップS10)、YESの場合には、図6に示すよ
うなホルダー径の情報を有するホルダーファイル11を
参照してホルダーの設定を行い(ステップS11)、工
具・ホルダー干渉チェックを行う(ステップS12)。
干渉したか否かを判断し(ステップS13)、干渉しな
ければ工具決定を行い、干渉した場合、または先のステ
ップS10で工具が存在しなかった場合には、工具径再
設定を行う(ステップS14)。そして、工具径再設定
が可能か否かを判断し、可能であれば(YESの場合)
ステップS9から工具検索を再び繰り返して行い、可能
でなければ(NOの場合)ステップS6からの工具種類
の検索を再び繰り返して行う。
【0017】工具径再設定は、図9に示すようにまず、
基準径から下限値の中で標準径を検索し、次に基準
径から上限値の中で標準径を検索する。標準径での設定
ができなければ、さらに基準径から下限値の中で標準
径以外を検索し、次に基準径から上限値の中で標準径
以外を検索する。
【0018】次に、本出願人が既に提案している切削加
工データの加工順位決定方式を説明する。図10は切削
加工データの加工順位決定方式の1実施例を説明するた
めの図、図11はブロックデータの構成例を説明するた
めの図、図12はブロックデータとなる加工領域を説明
するための図である。
【0019】図10において、ブロックデータ抽出部2
2は、図形データベース21から隣接する加工対象閉領
域群をブロックデータとして抽出するものであり、その
抽出したブロックデータを格納するのがブロックデータ
記憶部23である。ブロックデータは、例えば図12に
示すように加工対象領域でない高さZ0の領域で分離さ
れて隣接する加工対象閉領域群A、B、C、やF、G、
Hからなり、データ構造としては、例えば図11に示す
ように加工対象閉領域群を構成する各領域データ名A、
B、C、D、……のリスト31とそれぞれの領域データ
32からなり、リスト31の領域データ名A、B、C、
D、……のそれぞれに領域データ32のアドレスのポイ
ンタを有している。領域データ32は、各領域データ毎
に少なくとも現在高さ情報Zs1、仕上がり高さ情報Ze
1、輪郭の形状を表す直線や曲線に分割した線分line-01
、02、03、……からなる要素情報を有している。この
要素情報は、例えば直線であれば始点s01,終点e01 、s0
2,e02 、s03,e03 、……や始点と直線方程式と長さ、曲
線であれば半径と始点、終点、中心等の情報からなる。
【0020】加工順位決定部24は、ブロックデータ2
3の加工対象閉領域群の中から加工高さの高い(切削深
さで浅い)順に領域データを取り出し、高さと壁の接続
の連続性を考慮して展開領域を判定した上で、加工順位
を決定して加工順位の木図データ25を作成し出力する
ものである。この基本的な思想は、加工領域の高さの高
い順に加工し、加工領域に隣接する高さの低い領域があ
る場合には、隣接する領域との壁の接続状態を調べて加
工領域に加えられるものは含めて加工し、そうでないも
のは後加工にすることである。また、開放面があり開放
されていない場合には後加工とする。隣接する領域との
壁の接続状態については、壁同士の接線が連続している
場合には隣接領域を加えて加工領域を決定し、連続して
いない場合には後加工とする。順位管理テーブル26
は、加工順位を決定する際に各領域データの処理状態を
管理するものである。
【0021】次に、具体的な加工順位決定例について説
明する。図13は壁の接線連続を説明するための図、図
14は開放面を説明するための図、図15は加工図とそ
の加工順位木図データの例を示す図、図16は順位管理
テーブルの例を説明するための図である。
【0022】壁の接続の連続性とは、隣接する領域が壁
で繋がっている場合、共有する壁のエッジデータ(直線
又は円弧)の端点における接線の傾きを計算し、その傾
きが同一であれば連続とみなすことである。例えば図1
3(イ)に示すようにエッジ1の直線にエッジ2の円弧
が1点で接している場合や、(ロ)に示すようにエッジ
1の円弧とエッジ2の円弧が1点で接している場合、
(ハ)に示すようにエッジ1の直線とエッジ2の直線が
同一の直線方程式である場合には、隣接領域との壁の接
続状態が連続しているとみなす。
【0023】また、開放面は、加工領域を構成するエッ
ジの一部が開放されている場所をいい、図14に示すよ
うに最終仕上げ形状で結果的に壁とならない部分のエッ
ジを指している。言い換えれば切削する場合、工具がア
プローチする可能性のあるエッジである。この開放面が
開放していない(未開放)とは、開放面に対して工具が
アプローチできない状態をいう。例えば図14(ハ)に
示すように加工領域43において、最終仕上がり形状で
壁とはならないのが開放面45であるが、この領域を切
削する場合、加工領域44の切削が先に終了していなけ
れば、加工領域43の開放面45から工具のアプローチ
はできない。したがって、加工領域44の切削が終了し
ていなければ開放面45は開放していないことになり、
加工領域44の切削が終了することによって開放面45
は開放したことになる。なお、図14(ニ)に示すよう
に全部壁のポケット加工の場合には、工具のアプローチ
は上から行うため、ポケット領域を含む領域の切削が終
了していれば開放として扱う。
【0024】図15(イ)において、A、B、C、D
は、それぞれ加工領域であり、輪郭線で示す範囲を深さ
Z0、Z3、……に切削加工することを示している。し
たがって、高さで言えば、Z0が最も高く切削加工をし
ない領域となり、Z15が最も低い領域となる。この加
工図に基づいて図形データベースを作成すると、例えば
領域データAについては、それぞれ上下左右の直線から
なる輪郭線と左右上隅の円弧からなる輪郭線が要素情報
として、Z0が現在高さ、Z3が仕上げ高さとして登録
される。
【0025】この加工図での加工順位の決定は、以下の
ように行われる。まず、1番高いZ3の加工領域Aを取
り出すと、その隣接する加工領域Cと壁が接線不連続で
あるので加工領域Aを後加工とし、次の高さZ5の加工
領域Bについても同様であるので後加工とする。さらに
その次の高さZ10の加工領域Cは、Z15と低い方の
加工領域Dを含み、壁同士が隣接しないので、Z10の
高さでZ15の加工領域Dも含めた領域で加工順位を1
位として決定する。次に、Z15の加工領域Dは、それ
より低い加工領域がないため、2位の加工順位として決
定する。そして、後加工になったZ3の加工領域Aに戻
り、隣接する高さZ10の加工領域Cが展開済みになり
隣接領域が外にないため2位の加工順位として決定し、
同様にZ5の加工領域Bについても2位の加工順位とし
て決定する。その結果、作成された加工順位木図データ
の例を示したのが図15(ロ)である。
【0026】管理テーブル26は、例えば図16に示す
ように各領域データに順位決定のための管理情報として
例えば順位決定フラグと後加工フラグを設定して、順位
決定領域データと後加工とする領域データを識別できる
ようにするものである。すなわち、初めに各領域データ
の管理情報を全て「0」に設定して1番高い加工領域を
取り出して各領域データを判定しながら、加工順位が1
位の決定処理を行い、加工順位が1位の領域データCの
管理情報の順位決定フラグを「1」に、後加工とする領
域データA,Bの管理情報の後加工フラグを「1」にそ
れぞれ設定する。同様にして高さが次に高い(低い方へ
順次)加工領域を取り出して加工順位が2位の決定処理
を行い、該当する順位決定フラグと後加工フラグを制御
する。より低い加工領域がなくなると、後加工フラグが
「1」の領域データA,Bを順次取り出して同様の決定
処理を行う。順位決定フラグが全て「1」になれば決定
処理が終了する。なお、この管理テーブル6は、リスト
31を読み込んでフラグを設定してもよい。
【0027】上記のような切削加工データの加工順位決
定方式による加工順位決定処理の流れ示したのが図17
である。まず、未展開切削閉領域データの中より高さが
一番高い領域を抽出し(ステップS21)、未展開切削
領域が存在するかを調べる(ステップS22)。未展開
切削領域がなければ処理終了となるが、存在する場合
(YES)には、さらに展開領域に含まれ或いは隣接し
高さが等しいか低い他の加工領域が存在するかを調べる
(ステップS23)。該当する加工領域が存在する場合
には(YES)、さらに、隣接領域との壁の接続状態で
接線が連続しているか、又は壁同士で隣接していないか
を調べる(ステップS24)。その結果、接線が連続
し、又は壁同士で隣接していない場合には(YES)、
その加工領域を加えて展開領域とした後ステップS23
に戻って処理を繰り返し(ステップS25)、接線が連
続してなく壁同士で隣接している場合には(NO)、そ
の展開高さ領域を後加工としてから、ステップS21に
戻って処理を繰り返す(ステップS27)。ステップS
23で該当する加工領域が存在しない場合には(N
O)、さらに展開領域の開放面は開放されているかを調
べる(ステップS26)。その結果、開放されている場
合には(YES)、その展開領域で加工を決定し(ステ
ップS28)、開放されていない場合には(NO)、そ
の展開高さ領域を後加工としてから、ステップS21に
戻って処理を繰り返す(ステップS27)。
【0028】図18は全体の加工順位決定処理の流れを
説明するための図である。加工図から図形データベース
が作成されると、まず図形データベースよりブロックデ
ータを読み込む(ステップS31)。次に、未展開ブロ
ックがあるか否かを調べ(ステップS32)、未展開ブ
ロックがあれば荒挽加工領域、中挽加工領域、仕上加工
領域のそれぞれの領域の各加工順位木図データを作成す
る(ステップS33〜S35)。そして、ブロックデー
タ内の各領域、各工程の工具を選択して(ステップS3
6)ステップS31に戻り、未展開ブロックがなくなる
まで同様の処理を繰り返す。
【0029】未展開ブロックがなくなると(NO)、図
形データベースから仕上面上加工データを入力して仕上
面上加工工具を選択し(ステップS37〜S38)、続
いて図形データベースから面取エッジデータを入力して
面取工具を選択する(ステップS39〜S40)。
【0030】そして、各工程内での加工順位を維持し、
工具交換が最小でかつ加工原点より切削領域の近い順に
加工順を決定し(ステップS41)、加工順位データを
加工順位ファイルに出力する(ステップS42)。
【0031】なお、本発明は、上記の実施例に限定され
るものではなく、種々の変形が可能である。例えば上記
の実施例では、第1から第10までの工具選択基準工具
コードを有する工具選択基準ファイルを示したが、複数
の工具で対応できれば2つ以上でもよいし、加工種別に
よってその数は異なってもよい。
【0032】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、制限形状対応工具径テーブル、工具選択基準
テーブル、工具ファイル、ホルダーファイルを備え、各
テーブル、ファイルを参照して加工領域制限形状の最小
コーナ径や壁間距離最小値等を制限形状値として求め、
しかる後、工具径の検索範囲を決定して工具種類を検索
し、工具種類の決定に応じて工具を検索しホルダーを設
定して工具およびホルダーが他の領域と干渉しない工具
を決定するので、自動的に工具種類の検索、決定、工具
の検索を行い、最適な工具選択を自動的に決定すること
ができる。したがって、加工技術のノウハウを持ってい
ない作業者であっても最適な工具の設定を行うことがで
き、熟練者でなくても容易に切削加工データ(NCデー
タ)の作成を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る切削加工データの工具選択方式
の1実施例を説明するための図である。
【図2】 図形データベースの有する工程コードを説明
するための図である。
【図3】 制限形状対応工具径テーブルの例を示す図で
ある。
【図4】 工具選択基準テーブルの例を示す図である。
【図5】 工具ファイルの例を示す図である。
【図6】 ホルダーファイルの例を示す図である。
【図7】 制限形状値について説明するための図であ
る。
【図8】 本発明に係る切削加工データの工具選択方式
の処理の流れを説明するための図である。
【図9】 工具再設定の方法について説明するための図
である。
【図10】 切削加工データの加工順位決定方式の1実
施例を説明するための図である。
【図11】 ブロックデータの構成例を説明するための
図である。
【図12】 ブロックデータとなる加工領域を説明する
ための図である。
【図13】 壁の接線連続を説明するための図である。
【図14】 開放面を説明するための図である。
【図15】 加工図とその加工順位木図データの例を示
す図である。
【図16】 順位管理テーブルの例を説明するための図
である。
【図17】 切削加工データの加工順位決定方式による
加工順位決定処理の流れ示す図である。
【図18】 全体の加工順位決定処理の流れを説明する
ための図である。
【符号の説明】
1…加工領域決定部、2…加工種別決定部、3…制限形
状値計算部、4…工具種類決定部、5…工具決定部、6
…工具径再設定部、7…図形データベース、8…制限形
状対応工具径テーブル、9…工具選択基準テーブル、1
0…工具ファイル、11…ホルダーファイル

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各加工領域毎に輪郭形状を構成する線分
    情報と加工高さ情報を有する領域データからなるデータ
    ベースに基づき加工領域と加工種別を決定してから工具
    種類や工具径を検索し工具を決定する切削加工データの
    工具選択方式であって、加工領域制限形状の制限寸法や
    基準径、上下径等の情報を有する制限形状対応工具径テ
    ーブル、加工種別(工程コード)毎に複数の工具選択基
    準を有する工具選択基準テーブル、工具コード、工具略
    称、工具材質、工具形状、ホルダーコード等の情報を有
    する工具ファイル、ホルダー径の情報を有するホルダー
    ファイルを備え、加工領域制限形状の最小コーナ径や壁
    間距離最小値等を制限形状値として求め、しかる後、工
    具径の検索範囲を決定して工具種類を検索し、工具種類
    の決定に応じて工具を検索しホルダーを設定して工具お
    よびホルダーが他の領域と干渉しない工具を決定するこ
    とを特徴とする切削加工データの工具選択方式。
  2. 【請求項2】 工具選択基準テーブルにより工具種類が
    決定できない場合には、工具選択基準テーブルで最優先
    の理想径工具が存在するものとして工具を決定すること
    を特徴とする請求項1記載の切削加工データの工具選択
    方式。
  3. 【請求項3】 工具検索の結果工具が存在しない場合、
    又は工具およびホルダーが他の領域と干渉する場合に
    は、工具種類、工具の検索から工具径再設定を行うこと
    を特徴とする請求項1記載の切削加工データの工具選択
    方式。
  4. 【請求項4】 工具径再設定では、標準径の検索を行
    い、次に標準径以外を検索することを特徴とする請求項
    3記載の切削加工データの工具選択方式。
  5. 【請求項5】 工具径再設定では、基準径から下限値の
    中を基準径から上限値の中より優先して検索することを
    特徴とする請求項3記載の切削加工データの工具選択方
    式。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6065858A (en) * 1995-12-20 2000-05-23 Fujitsu Limited Milling machine and methods of milling and menu selection
JP2019030918A (ja) * 2017-08-04 2019-02-28 株式会社スギノマシン バニシング工具の型式の選択方法、選択装置及びプログラム

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