JPH07244616A - アクセス制御方法及びアクセス装置 - Google Patents

アクセス制御方法及びアクセス装置

Info

Publication number
JPH07244616A
JPH07244616A JP6036680A JP3668094A JPH07244616A JP H07244616 A JPH07244616 A JP H07244616A JP 6036680 A JP6036680 A JP 6036680A JP 3668094 A JP3668094 A JP 3668094A JP H07244616 A JPH07244616 A JP H07244616A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
access
bus
resource
common bus
error
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6036680A
Other languages
English (en)
Inventor
Kiyoshi Sudo
清 須藤
Tatsuya Yamaguchi
達也 山口
Kenji Hoshi
健二 星
Yasutomo Sakurai
康智 桜井
Koichi Odawara
孝一 小田原
Takumi Nonaka
巧 野中
Eiji Kanetani
英治 金谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP6036680A priority Critical patent/JPH07244616A/ja
Publication of JPH07244616A publication Critical patent/JPH07244616A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Bus Control (AREA)
  • Techniques For Improving Reliability Of Storages (AREA)
  • Debugging And Monitoring (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 エラー発生時に、他のアクセス装置またはメ
モリ装置の使用領域の破壊を防ぐとともに、プロセッサ
が待ちの状態のままハングすることを防ぐことを目的と
する。 【構成】 共通バス5と、共通バス5に接続された資源
4と、共通バス5に接続され、資源4を、共通バス5を
占有してアクセスする複数のアクセス装置とを備えたデ
ータ処理システムにおいて、共通バス5を占有して資源
4をアクセス中にエラーが発生した場合、共通バス5へ
の出力は抑止しつつ資源へのアクセスシーケンスを実行
するように構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、アクセス制御方法及び
アクセス装置に係り、特に共通バスを占有し、その占有
した共通バスを経由して共通資源、例えばメインメモリ
等をアクセス中、エラーが発生した時、それ以後の共通
資源のアクセス制御方法及びアクセス制御を行うアクセ
ス装置に関する。
【0002】多くのデータ処理システムにおいて、コス
ト面から共通バスが採用され、共通バスにメインメモリ
等の共通資源及びCPU装置及びチャンネル装置等が接
続されている構成がとられている。この共通バスを経由
して共通資源をアクセス中にエラーが発生した場合、こ
のエラー情報を正確に通知するとともに、このエラーが
原因で他の装置の正常な動作に与える悪影響を最小限に
するような、信頼性(Reliability)及び可
用性(Availability)の高いデータ処理シ
ステムが要望されている。
【0003】
【従来の技術】図10〜図13は従来例の説明図であ
り、図10はデータ処理システムの説明図、図11はア
クセス装置の説明図、図12は従来例1のアクセス処理
フローチャート、図13は従来例2のアクセス処理フロ
ーチャートである。
【0004】図中、1、2、3はアクセス装置、4は共
通資源、5は共通バス、6はバス占有要求信号、7はバ
ス占有要求信号、8はバス占有開始信号、9はバス監視
装置、10はエラー検出信号、51はアクセスモードバ
ス、52はアドレスバス、53はデータバス、210は
プロセッサ、211はメモリアクセス要求信号、212
はアクセス装置内のアクセスモードバス、213はアク
セス装置内のアドレスバス、214はアクセス装置内の
データバス、220はバッファ回路、230はバス占有
制御回路、231は通知信号、240はエラー保持回
路、241はエラー通知信号を示す。
【0005】(1)データ処理システムの説明 図10は従来のデータ処理システムの説明図であり、共
通資源4に共通バス5を介してアクセス装置1〜3とバ
ス監視装置9が接続されている。
【0006】アクセス装置1〜3は、プロセッサ等によ
り構成され、この例ではアクセス装置1が最も優先順位
が高く次にアクセス装置2が高く、アクセス装置3は最
も優先順位が低くなっている。
【0007】共通資源4は、アクセス装置1〜3により
アクセスされるメインメモリ等である。バス監視装置9
は、共通バス5の監視をしエラー検出信号の出力等を行
うものである。
【0008】(2)従来のアクセス装置の説明 図11は従来のアクセス装置の説明図であり、図10の
アクセス装置2を示す。このアクセス装置2には、プロ
セッサ210、バッファ回路220、バス占有制御回路
230、エラー保持回路240が設けてある。
【0009】バッファ回路220は、プロセッサ210
からアクセスモードバス212、アドレスバス213、
データバス214を介して送られてくるそれぞれのアク
セスモード信号、アドレス信号、データ信号をバッファ
リングし、所定のタイミングで共通バス5であるアクセ
スモードバス51、アドレスバス52、データバス53
にそれぞれ出力するものである。
【0010】バス占有制御回路230は、プロセッサ2
10からのメモリアクセス要求信号211をバッファリ
ングし、所定のタイミングで共通バス占有要求信号6を
生成するとともに、他装置のバス占有要求信号7を受信
するものであり、そして、この共通バス占有要求受け付
け判定を行うとともに、要求が受け付けられたと判定し
た場合は、バス占有開始信号8を出力するものである。
【0011】エラー保持回路240は、エラー検出信号
10を受信して保持し、プロセッサ210にエラー通知
信号241を出力するものである。 (3)従来例1の説明 図12は従来例1のアクセス処理フローチャートであ
る。図中、S21〜S29は各処理番号を示す。以下図
12に基づきアクセス装置2のバス占有制御回路が行う
メモリアクセス処理を説明する。
【0012】S21:バス占有制御回路230は、プロ
セッサ210がメモリアクセス要求信号211を発生中
か、又はメモリアクセス要求がバス占有制御回路230
内に蓄積中(ペンディング中)かを判断する。もし、メ
モリアクセス要求信号211が発生中、又はバス占有制
御回路230内にメモリアクセス要求が蓄積中でなけれ
ば、前記メモリアクセス要求が発生又は蓄積されるまで
待つ。
【0013】S22:この処理では、S21で、メモリ
アクセス要求が発生中か、又はメモリアクセス要求が蓄
積中であった場合、他のアクセス装置が共通バス(以下
単に「バス」という)を占有中であるかどうかを判断す
る。もし、他のアクセス装置がバスを占有中の場合は、
占有が終了するまで待つ。
【0014】S23:S22で、他のアクセス装置がバ
ス占有中でなかった場合、バス占有要求信号6を出力す
る。 S24:この処理では、他に自装置であるアクセス装置
2より優先順位の高いバス占有要求があるかどうかを判
断する。もし他に自装置より優先順位の高いバス占有要
求があればS22に戻る。
【0015】S25:S24で、他に自装置より優先順
位の高いバス占有要求がなければ、バス占有要求受け付
け判定を行う。 S26:S25で、バス占有要求が受け付けられたと判
定した後、バス占有開始信号8を発生する。
【0016】S27:S26で、バス占有開始信号8が
発生した後、バッファ回路220よりアクセスモードバ
ス51、アドレスバス52、データバス53にそれぞれ
アクセスモード、アドレス、データ信号等を出力する。
【0017】S28:この処理では、S27で、アクセ
スモード、アドレス、データ信号等の出力後、エラー検
出信号10を受信したかどうかを判断する。もし、エラ
ー検出信号を受信しない場合はS21に戻る。
【0018】S29:S28で、エラー検出信号10を
受信した場合、エラー保持回路240にそのエラー情報
を保持するとともに、プロセッサ210に通知信号24
1で通知し、S21に戻る。
【0019】(4)従来例2の説明 図13は従来例2のアクセス処理フローチャートであ
る。図中、S21〜S29は各処理番号を示す。図13
は、従来例1である図12の処理番号S29以降が相違
しているのでこの部分の説明をする。
【0020】図13の処理番号S29では、S28で、
エラー信号10を受信した場合、エラー保持回路240
にそのエラー情報を保持するとともに、プロセッサ21
0に通知し、以降のメモリアクセス処理を一切行わず、
メモリアクセス処理を終了していた。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】上記の従来のものにお
いては、次のような課題があった。 上記従来例1のアクセス処理では、エラーが発生して
も、エラー情報を保持し、プロセッサ210に通知する
のみで、そのプロセッサ210がそのエラー通知を受け
て、停止するまでは、すでにバス占有制御回路230に
蓄積中のメモリアクセス要求がある場合は、引き続きア
クセス処理、例えばバス占有処理、バスへのデータの出
力などを行うため、共通資源であるメインメモリの誤っ
たアドレスにデータを書き込んだりして、他のアクセス
装置の使用領域を破壊する危険性があった。
【0022】上記従来例2のアクセス処理では、エラ
ーが発生した場合、エラー情報を保持し、プロセッサ2
10に通知すると共に、すでにバス占有制御回路230
に蓄積中のメモリアクセス要求があっても、それ以降の
アクセス処理を一切行わないため、例えば、プロセッサ
210がリードアクセス中でリードデータが到達するま
でクロック抑止などで待ち状態にある場合、そのリード
アクセスより前のアクセスでエラーが発生した場合は以
降のアクセスは実行されなくなる。このため、プロセッ
サ210は待ちの状態のままとなり、ユーザに対して、
何の異常状態も通知できずダンマリ状態(ハング状態)
になる。このような状態は、装置の故障の発見を遅らせ
るため、ユーザ業務に甚だしい悪影響を与えていた。
【0023】本発明は、このような従来の課題を解決
し、他のアクセス装置又はメモリ装置の使用領域の破壊
を防ぐとともに、プロセッサが待ちの状態のままハング
する、すなわち応答なしとなるようなことを防ぐことを
目的とする。
【0024】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の原理説明
図であり、図1中、図10、図11と同じものは、同じ
符号で示してある。また、242はエラー保持信号、2
60は抑止回路を示す。
【0025】本発明は上記の課題を解決するため、次の
ように構成した。共通バス5と、共通バス5に接続され
た共通資源4と、前記共通バス5に接続され前記共通資
源4を共通バス5を占有してアクセスする複数のアクセ
ス装置とを備えたデータ処理システムのアクセス制御方
法において、前記共通バス5を占有して共通資源4をア
クセス中にエラーが発生した場合、前記共通バス5への
出力は抑止回路260で抑止しつつ、バス占有制御回路
により共通資源4へのアクセスシーケンスを実行するよ
うに構成した。
【0026】
【作用】上記構成に基づく本発明の作用を、図1に基づ
いて説明する。アクセス装置2が共通バス5を占有及び
経由して共通資源4をアクセス中にエラーが発生した場
合、以後のアクセス要求があっても共通バス5への出力
を抑止回路260で抑止しつつ、プロセッサ210に対
しては、アクセス要求が受け付けられたのと同様の動作
を行うようにする。
【0027】以上のようにして、エラー発生時に他のア
クセス装置又はメモリ装置に悪影響を及ぼすことを防ぐ
ことができ、またプロセッサ210が待ち状態のままハ
ングするようなことを防ぐことができる。
【0028】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図2〜図9は、本発明の実施例を示した図であ
り、図2〜図6中、図1、図10、図11と同じもの
は、同じ符号で示してある。また、232は要求受け付
け判定回路、250は第1の抑止回路、260は第2の
抑止回路、270は第3の抑止回路、JK1はJKタイ
プのフリップフロップ(FF)、D1〜D3はDタイプ
のフリップフロップ(FF)、G1〜G3、G5〜G1
0はアンドゲート、G4はオアゲート、TRVは双方向
トライステートバッファ(トランシーバ)、ADVはア
ドレスバスドライバ、AMDVはアクセスモードバスド
ライバ、DIRは方向指示信号、WDBFはライトデー
タバッファ、ABFはアドレスバッファ、AMBFはア
クセスモードバッファ、RDBFはリードデータバッフ
ァ、ST2はバス占有開始信号8の次のタイミング信
号、ST3はST2の次のタイミング信号、RQBFは
メモリアクセス要求バッファを示す。なお、JK1、D
1〜D3の同期クロックは図示せず、またアンドゲート
の「白丸」の記号は論理反転を示す。
【0029】(1)アクセス装置の説明 図2、図3はアクセス装置の説明図である。なお、本発
明の前提となるデータ処理システムの構成は、図10の
従来例と同じであるので説明を省略してある。
【0030】図2の実施例において、アクセス装置2に
は、プロセッサ210、バッファ回路220、バス占有
制御回路230、エラー保持回路240、第1の抑止回
路250、第2の抑止回路260が設けてある。そし
て、バス占有制御回路230には、要求受け付け判定回
路232が設けてある。
【0031】上記各部の機能等は、次の通りである。バ
ッファ回路220は、プロセッサ210からアクセスモ
ードバス212、アドレスバス213、データバス21
4を介して送られてくるそれぞれのアクセスモード信
号、アドレス信号、データ信号をバッファリングし、所
定のタイミングで共通バス5であるアクセスモードバス
51、アドレスバス52、データバス53にそれぞれ出
力するものである。
【0032】バス占有制御回路230は、プロセッサ2
10からのメモリアクセス要求信号211をバッファリ
ングし、所定のタイミングでバス占有要求信号6を生成
するとともに、他の装置のバス占有要求信号7を受信す
るものであり、そして、要求受け付け判定回路232で
バス占有要求受け付け判定を行うとともに、要求が受け
付けられたと判定した場合は、バス占有開始信号8を出
力するものである。なお通知信号231は、メモリアク
セスの完了をプロセッサ210に伝えるものである。
【0033】エラー保持回路240は、エラー検出信号
10を受信して保持し、プロセッサ210にエラー通知
信号241を出力するとともに、エラー保持信号242
を出力するものである。
【0034】第1の抑止回路250は、エラー保持信号
242が出力されている時に、バス占有開始信号8を抑
止するものである。第2の抑止回路260は、エラー保
持信号242が出力されている時に、アクセスモードバ
ス51、アドレスバス52、データバス53にバッファ
回路220から出力されるのを抑止するものである。
【0035】図3は第3の抑止回路を設けたアクセス装
置説明図である。図3の実施例は、図2に第3の抑止回
路270を設けたものである。第3の抑止回路270
は、エラー保持信号242が出力されている時に、バス
占有要求信号6を抑止するものである。他の機能等は図
2と同じである。
【0036】(2)アクセス装置の詳細説明 図4はアクセス装置の詳細説明図である。以下図4に基
づいてアクセス装置を説明する。
【0037】バッファ回路220には、ライトデータバ
ッファWDBF、リードデータバッファRDBF、アド
レスバッファABF、アクセスモードバッファAMBF
が設けてある。
【0038】ライトデータバッファWDBFは、プロセ
ッサ210からのライトデータを一時バッファリングし
ておくためのものであり、先に書き込んだデータを先に
出す方式(以下「FIFO」という)で構成されている
ものである。
【0039】リードデータバッファRDBFは、メイン
メモリから読み出したデータをプロセッサ210へ入力
するために一時保持しておくためのものである。アドレ
スバッファABFは、プロセッサ210からのアドレス
を一時バッファリングしておくためのものであり、FI
FOで構成されているものである。
【0040】アクセスモードバッファAMBFは、プロ
セッサ210からのアクセスモードを一時バッファリン
グしておくためのものであり、FIFOで構成されてい
るものである。
【0041】エラー保持回路240には、JKタイプの
フリップフロップ(以下「FF」という)JK1とオア
ゲートG4が設けてある。JKタイプFFであるJK1
は、例えばアクセスモードパリティエラーAMPEがエ
ラー検出信号10としてJ入力に入力され、再起動やリ
トライのためクリア指示CLCMがK入力に入力され、
エラー保持信号242であるアドレスモードパリティエ
ラー保持信号AMPESTSがQ出力として出力される
ものである。
【0042】オアゲートG4は、アクセスモードパリテ
ィエラー保持信号AMPESTSと例えばリード時のパ
リティエラー等の他装置への影響の少ない他のエラー信
号との論理和を、プロセッサ210への通知信号241
として出力するものである。
【0043】第2の抑止回路260には、アンドゲート
G1、G2、G3、双方向トライステートバッファTR
V、トライステートバッファADV、AMDVが設けて
ある。アンドゲートG1、G2は双方向トライステート
バッファTRVのイネーブルを抑止するものである。ア
ンドゲートG3は、トライステートバッファADV、A
MDVのイネーブルを抑止するものである。
【0044】双方向トライステートバッファTRVは、
方向指示信号DIRが「1」の時バッファ220からデ
ータバス53に出力し、逆に方向指示信号DIRが
「0」の時データバス53からバッファ220へデータ
が入力されるものである。
【0045】トライステートバッファADVは、アドレ
スバス52のドライバである。トライステートバッファ
AMDVは、アクセスモードバス51のドライバであ
る。次にアクセス装置2がメモリアクセス中、アクセス
モード例えばリード、ライト、ブロックリードなどのア
クセスモードに対するパリティエラーがバス監視装置9
により検出された場合について説明する。まず、アクセ
スモードパリティエラー信号AMPE(エラー検出信号
10)が、JKタイプFFであるJK1のJ入力に入力
され、保持される。このアクセスモードのエラーはリー
ド、ライト、ブロックリードなどのアクセス種別が誤っ
ていることを示している。これは、他のエラーと異な
り、特に重大なエラーである。
【0046】そのため、JKタイプFFであるJK1の
Q出力となるアクセスモードパリティエラー保持信号A
MPESTS(242)がオンの時には、アンドゲート
G1、G2により、双方向トライステートバッファTR
Vのイネーブルを抑止し、以後のデータがデータバス5
3に出力されるのを抑止する。
【0047】さらに、上記アクセスモードパリティエラ
ー保持信号AMPESTSがオンの時には、アドレスバ
スドライバであるトライステートバッファADVとアク
セスモードバスドライバであるトライステートバッファ
AMDVにもアンドゲートG3によりそのイネーブルを
抑止し、以後のアドレスとアクセスモードがアドレスバ
ス52とアクセスモードバス51に出力されるのを抑止
する。
【0048】(3)バス占有制御回路の説明 図5はバス占有制御回路の説明図である。バス占有制御
回路230には、メモリアクセス要求バッファRQB
F、DタイプFFであるD2、D3、要求受け付け判定
回路232が設けてあり、要求受け付け判定回路232
にはアンドゲートG5とDタイプFFであるD1が設け
てある。
【0049】メモリアクセス要求バッファRQBFは、
プロセッサ210からのメモリアクセス要求を一時バッ
ファリングしておくためのものであり、FIFOで構成
されているものである。アンドゲートG5は、他の優先
順位の高いバス占有要求信号7である要求信号REQ1
と自己のバス占有要求信号6である要求信号REQ2が
入力され、DタイプFFであるD1に出力するものであ
る。
【0050】DタイプFFであるD1は、アンドゲート
G6とDタイプFFであるD2に出力するものである。
DタイプFFであるD2は、バス占有開始信号8(BU
SST1)の次のタイミング信号ST2を出力するもの
である。DタイプFFであるD3は、タイミング信号S
T2の次のタイミング信号(通知信号231となる)を
出力するものである。
【0051】第1の抑止回路250には、アンドゲート
G6が設けてあり、このアンドゲートG6はバス占有開
始信号8(BUSST1)を抑止するものである。次
に、アクセス装置2が、メモリアクセス中、アクセスモ
ードパリティエラーがバス監視装置9により検出された
場合について説明する。
【0052】まず、アクセスモードパリティエラー保持
信号AMPE(エラー保持信号10)がアンドゲートG
6に入力され、以後のバス占有開始信号8(BUSST
1)がアクセス装置2から出力されるのを防止する。
【0053】一方、要求受け付け判定回路232内のア
ンドゲートG5とDタイプFFであるD1では、他の優
先度の高いバス占有要求信号7(REQ1)がオフの
時、通常(エラーのない時)通り、自己のバス占有要求
信号6(REQ2)を受け付ける。
【0054】このDタイプFFであるD1の出力で、D
タイプFFであるD2とD3からタイミング信号ST
2、ST3をつくり、これをアクセスシーケンスのタイ
ミング信号として、通常通り、メモリアクセス完了の応
答信号である通知信号231(ST3と同じになる)を
プロセッサに返す。
【0055】このように、重大なエラーが発生した時
に、プロセッサ210に対しては、アクセス要求が受け
付けられたのと同様の動作を行うことにより、通常通り
応答信号を返すことになる。このため例えばバッファ回
路220内に転送待ちのデータがある等のためプロセッ
サが待ち状態のままハングする(応答なし)ようなこと
を防ぐことができる。
【0056】(4)第3の抑止回路の説明 図6は第3の抑止回路の説明図である。。図6(A)
は、自己のバス占有要求信号REQ2(6)に第3の抑
止回路270を設けたものである。この抑止回路270
には、アンドゲートG9が設けてある。
【0057】図6(A)で、アクセスモードパリティエ
ラー保持信号AMPESTS(242)が出力された
時、アンドゲートG9により自己(アクセス装置2)の
バス占有要求信号REQ2(6)も外部に出力されるの
を抑えている。
【0058】このように、バス占有要求信号REQ2
(6)の出力を抑止しながら、プロセッサ210に対し
ては図5の場合と同様にバス占有要求が受け付けられた
のと同様の動作を行うことができる。これにより、自己
より優先順位の低い装置へバスを使わせることも可能と
なる。
【0059】図6(B)は、図6(A)にアンドゲート
G10を設けたものである。図6(B)で、アクセスモ
ードパリティエラー保持信号AMPESTS(242)
が出力された時、アンドゲートG10により、他のバス
占有要求信号REQ1(7)の有無にかかわらず、自己
のバス占有要求信号REQ2(6)は常に受け付けられ
るようになっている。
【0060】このように、他のアクセス装置のバス占有
要求の有無に関係なく、速やかにメモリアクセス要求バ
ッファRQBF等に溜まっているバス占有要求を受け付
けられたのと同様の動作(シーケンス)を行うことがで
きる。このため、エラー状態の表示などの次のエラー処
理動作への移行を早く行うことができる。
【0061】(5)アクセス処理の説明 図7〜図9はアクセス処理フローチャートである。図
中、S1〜S15は各処理番号を示す。図7はアクセス
処理フローチャート1であり、以下図7に基づいて、バ
ス占有制御回路が行うメモリアクセス処理を説明する。
【0062】S1:この処理では、エラー保持回路24
0にエラー信号が保持中かどうかを判断する。 S2:この処理では、S1で、エラー信号が保持中でな
かった場合、プロセッサ210がメモリアクセス要求信
号211を発生中か、または、バス占有制御回路230
内にメモリアクセス要求が蓄積中かを判断する。もし、
メモリアクセス要求信号211が発生中またはバス占有
制御回路230内にメモリアクセス要求が蓄積中でなけ
れば、前記メモリアクセス要求が発生または蓄積される
まで待つ。
【0063】S3:この処理では、S1で、エラー信号
が保持中の場合、プロセッサ210がメモリアクセス要
求信号211を発生中か、または、メモリアクセス要求
がバス占有制御回路230内に蓄積中かを判断する。も
し、メモリアクセス要求信号211が発生中またはバス
占有制御回路230内にメモリアクセス要求が蓄積中で
なければ、このメモリアクセス処理を終了する。
【0064】S4:この処理では、S2及びS3で、メ
モリアクセス要求が発生中かまたはメモリアクセス要求
が蓄積中の場合、他のアクセス装置がバスを占有中であ
るかどうかを判断する。もし他のアクセス装置がバスを
占有中の場合は、その占有が終了するまで待つ。
【0065】S6:S4で、他のアクセス装置がバス占
有中でなかった場合、バス占有要求信号6を出力する。 S7:この処理では、他に自装置であるアクセス装置2
より優先順位の高いバス占有要求があるかどうかを判断
する。もし、他に自装置より優先順位の高いバス占有要
求があればS4に戻る。
【0066】S8:S7で、他に自装置より優先順位の
高い要求がなければ、バス占有要求受け付け判定を行
う。 S9:この処理では、S8で、バス占有要求が受け付け
られたと判定した後、エラー保持回路240にエラー信
号が保持中かどうかを判断する。
【0067】S10:S9で、エラー保持回路240に
エラー信号が保持中でない場合、バス占有開始信号8を
発生する。 S11:S10で、バス占有開始信号8が発生した後、
バッファ回路220よりアクセスモードバス51、アド
レスバス52、データバス53にそれぞれアクセスモー
ド、アドレス、データ信号等を出力する。
【0068】S12:この処理では、S11で、アクセ
スモード、アドレス、データ信号等の出力後、エラー検
出信号10を受信したかどうかを判断する。もし、エラ
ー検出信号10を受信しなかった場合はS1に戻る。
【0069】S13:S12で、エラー検出信号10を
受信した場合、エラー保持回路240にそのエラー情報
を保持するとともに、プロセッサ210にエラー通知信
号241で通知し、S1に戻る。
【0070】S14:S9で、エラー保持回路240に
エラー信号が保持中の場合、第1の抑止回路250でバ
ス占有開始信号8の出力を抑止し、バス占有開始のシー
ケンスのみ進ませる。
【0071】S15:S14で、バス占有開始信号8の
出力を抑止した後、第2の抑止回路260でアクセスモ
ード、アドレス、データ信号などがそれぞれアクセスモ
ードバス51、アドレスバス52、データバス53に出
力されるのを抑止し、アクセスシーケンスのみ進ませて
S1に戻る。
【0072】図8はアクセス処理フローチャート2であ
る。図8は、図7の処理番号S4とS6の間に処理番号
S5を設けた点で相違するものである。この処理番号S
5は、図7のS4で他のアクセス装置がバス占有中でな
かった場合、エラー保持回路240にエラー信号が保持
中かどうかを判断するものである。そして、もしこのエ
ラー保持回路240にエラー信号が保持中であれば、処
理番号S6のバス占有要求信号6を出力しないように、
処理番号S7に移行するものである。
【0073】なお、この他の処理は、図7のものと同様
であるので説明を省略する。この図8の処理では、エラ
ー発生の場合、自己より優先順位の低い装置へバスを使
わせることが可能となる。
【0074】図9はアクセス処理フローチャート3であ
る。図9は、図8の処理番号S3で、プロセッサ210
がメモリアクセス要求信号211を発生中か、または、
メモリアクセス要求がバス占有制御回路230に蓄積中
の場合、他のアクセス装置がバス占有中かまたは、他に
自装置より優先順位の高いバス占有要求があるかどうか
にかかわらず処理番号S8に移行するものである。
【0075】なお、この他の処理は、図8のものと同様
である。この図9のような処理を行うことによりエラー
発生の場合、処理番号S14、S15に早く移行するこ
とができエラー状態の表示などの次のエラー処理動作へ
の移行を早く行うことができる。
【0076】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば次
のような効果がある。アクセスモードパリティエラーの
ような重大なエラーが発生した時に、他のアクセス装置
またはメモリ装置に悪影響を及ぼすことを防ぐことがで
きると同時に、プロセッサに対しては、バス占有要求が
受け付けられたと同様の動作を行うことにより、プロセ
ッサが待ち状態のままハングすることを防ぐことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理説明図である。
【図2】実施例におけるアクセス装置説明図である。
【図3】第3の抑止回路を設けたアクセス装置説明図で
ある。
【図4】アクセス装置の詳細説明図である。
【図5】バス占有制御回路の説明図である。
【図6】第3の抑止回路の説明図である。
【図7】アクセス処理フローチャート1
【図8】アクセス処理フローチャート2
【図9】アクセス処理フローチャート3
【図10】従来のデータ処理システムの説明図である。
【図11】従来のアクセス装置の説明図である。
【図12】従来例1のアクセス処理フローチャート
【図13】従来例2のアクセス処理フローチャート
【符号の説明】
2 アクセス装置 4 共通資源 5 共通バス 6 バス占有要求信号 7 バス占有要求信号 8 バス占有開始信号 10 エラー検出信号 210 プロセッサ 211 メモリアクセス要求信号 220 バッファ回路 230 バス占有制御回路 231 通知信号 240 エラー保持回路 241 エラー通知信号 242 エラー保持信号 260 抑止回路
フロントページの続き (72)発明者 桜井 康智 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内 (72)発明者 小田原 孝一 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内 (72)発明者 野中 巧 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内 (72)発明者 金谷 英治 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 共通バス(5)と、 前記共通バス(5)に接続された資源(4)と、 前記共通バス(5)に接続され、前記資源(4)を、前
    記共通バス(5)を占有してアクセスする複数のアクセ
    ス装置とを備えたデータ処理システムにおいて、 前記共通バス(5)を占有して前記資源(4)をアクセ
    ス中にエラーが発生した場合、 前記共通バス(5)への出力は抑止しつつ前記資源
    (4)へのアクセスシーケンスを実行することを特徴と
    するアクセス制御方法。
  2. 【請求項2】 共通バス(5)と、 前記共通バス(5)に接続された資源(4)と、 前記共通バス(5)に接続され、前記資源(4)を、前
    記共通バス(5)を占有してアクセスする複数のアクセ
    ス装置とを備えたデータ処理システムにおいて、 前記共通バス(5)を占有して前記資源(4)をアクセ
    ス中にエラーが発生した場合、 前記資源(4)をアクセス中のアクセス装置(2)は、
    以後の前記資源(4)をアクセスするための前記共通バ
    ス(5)へのバス占有要求の出力を抑止するとともに、 前記共通バス(5)への出力は抑止しつつ前記資源
    (4)へのアクセスシーケンスを実行することを特徴と
    するアクセス制御方法。
  3. 【請求項3】 共通バス(5)のバス占有要求を行うバ
    ス占有制御手段(230)と、 エラーを検出、保持するエラー保持手段(240)と、 アクセス要求を発生するプロセッサ(210)とを備え
    たアクセス装置(2)において、 前記アクセス装置(2)が前記共通バス(5)を占有及
    び経由して資源(4)をアクセス中に前記エラー保持手
    段(240)にエラー情報が保持されている場合、 以後の前記資源(4)をアクセスするための前記共通バ
    ス(5)への出力を抑止するための抑止手段(260)
    とを設けたことを特徴とするアクセス装置。
  4. 【請求項4】 前記エラー保持手段(240)にエラー
    情報が保持されている場合、 前記バス占有制御手段(230)により、前記資源
    (4)へのアクセスシーケンスを実行することを特徴と
    した請求項3記載のアクセス装置。
  5. 【請求項5】 前記エラー保持手段(240)にエラー
    情報が保持されている場合、 前記バス占有制御手段(230)により、前記資源
    (4)へのアクセスシーケンスを実行して前記プロセッ
    サ(210)へ通知信号(231)を送出することを特
    徴とした請求項4記載のアクセス装置。
JP6036680A 1994-03-08 1994-03-08 アクセス制御方法及びアクセス装置 Pending JPH07244616A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6036680A JPH07244616A (ja) 1994-03-08 1994-03-08 アクセス制御方法及びアクセス装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6036680A JPH07244616A (ja) 1994-03-08 1994-03-08 アクセス制御方法及びアクセス装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07244616A true JPH07244616A (ja) 1995-09-19

Family

ID=12476571

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6036680A Pending JPH07244616A (ja) 1994-03-08 1994-03-08 アクセス制御方法及びアクセス装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH07244616A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5682551A (en) System for checking the acceptance of I/O request to an interface using software visible instruction which provides a status signal and performs operations in response thereto
US6134625A (en) Method and apparatus for providing arbitration between multiple data streams
US5313591A (en) Computer bus arbitration for N processors requiring only N unidirectional signal leads
JP2634130B2 (ja) バスの使用を制御する方法及びコンピュータ・システム
JP2015530679A (ja) 高効率アトミック演算を使用した方法および装置
JPS6237428B2 (ja)
JP2006268753A (ja) Dma回路及びコンピュータシステム
US7120828B2 (en) System and method for in-order queue draining
US6502150B1 (en) Method and apparatus for resource sharing in a multi-processor system
JP4625549B2 (ja) 調停システム、およびアクセスを調停する方法
EP0550976B1 (en) Memory accessing device using address pipeline
JPH07244616A (ja) アクセス制御方法及びアクセス装置
JP2972491B2 (ja) バス制御機構及び計算機システム
JPH10320348A (ja) キャッシュ・ストリーミングを可能にするための方法および装置
JPH06324957A (ja) バス監視装置
JPH10307788A (ja) バスブリッジ
JP2000082019A (ja) データ転送制御装置
JP2713204B2 (ja) 情報処理システム
JPH06337838A (ja) ユニット実装/非実装検出方法
JP2002082901A (ja) バス制御装置
JP2001125880A (ja) リアルタイムマルチプロセッサシステム
JPS6153753B2 (ja)
JP2981618B2 (ja) パイプラインコンピュータシステムでの書き込み順序保存方法
JP2860733B2 (ja) バス接続装置
JPH0784933A (ja) 入出力制御ボード

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20030826