JPH0723975A - 高周波切開具 - Google Patents

高周波切開具

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JPH0723975A
JPH0723975A JP5167216A JP16721693A JPH0723975A JP H0723975 A JPH0723975 A JP H0723975A JP 5167216 A JP5167216 A JP 5167216A JP 16721693 A JP16721693 A JP 16721693A JP H0723975 A JPH0723975 A JP H0723975A
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JP
Japan
Prior art keywords
incision
slider
frequency
sheath
wire
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP5167216A
Other languages
English (en)
Inventor
Tsutomu Okada
勉 岡田
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Olympus Optical Co Ltd filed Critical Olympus Optical Co Ltd
Priority to JP5167216A priority Critical patent/JPH0723975A/ja
Publication of JPH0723975A publication Critical patent/JPH0723975A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】操作部に設けたスライダを操作することによっ
て複数の切開部形状を形成する高周波切開具を提供する
こと。 【構成】高周波切開具1は、シース2と、このシース2
の内部に挿入されるワイヤ3と、この導電性ワイヤ3の
端部を接続した第1スライダ41及び第2スライダ42
を備えた操作部4などから構成されている。シース2に
挿通しているワイヤ3は、シース2の先端部に穿設した
通孔21及び22から外部に露出して切開部31を形成
している。そして、ワイヤ3の端部3aは、接続管43
を介して第1スライダ41に接続され、端部3bは接続
棒44を介して第2スライダ42に接続されている。す
なわち、高周波切開具1の操作部4にはシース2の基端
部に接続された操作部本体45の前方側に進退自在な第
1スライダ41が、この第1スライダ41の後方に進退
自在な第2スライダ42が設けてある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、経内視鏡的に体腔内に
挿入し、例えば、十二指腸乳頭部などを切開する高周波
切開具に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、体腔内に細長の挿入部を挿入し
て、目視観察、或は、モニタ観察したり、必要に応じて
処置具チャンネル内に挿通させた各種処置具によってさ
まざまな治療・処置を行なうことのできる医療用内視鏡
が広く利用されている。
【0003】例えば、内視鏡を介して十二指腸乳頭内に
挿入する処置具には、造影チューブ,バルーンカテーテ
ル,高周波切開具などがある。
【0004】例えば、実公昭58−18887号公報や
実公昭59−17290号公報や実公昭60−3169
0号公報、或は、USP4485812号などには高周
波電流を用いて体腔内の患部を切開する高周波切開具が
示されている。
【0005】これらの高周波切開具は、電気絶縁性を有
する可撓性シース内に導電性ワイヤを挿通し、この導電
性ワイヤの先端部をシースの先端部近傍の外周面に露出
させ、このワイヤの末端部を操作部に設けた進退自在な
スライダに固定している。
【0006】そして、前記高周波切開具にはスライダを
牽引操作してシース先端部を湾曲させて切開部を形成す
るいわゆるプル式のものやワイヤを押し出してワイヤを
山状にたるませて切開部を形成するいわゆるプッシュ式
のもの、或は、鮫の背ビレ状に切開部を形成するいわゆ
るフカヒレ式ものなどがあり、術者の好みに応じてこれ
らの種類の切開具を選択的に使い分け、切開部を患部に
接触させて導電性ワイヤに高周波電流を流して患部を切
開していた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
複数の切開部形状を有する高周波切開具を使用する場
合、術者は、これら複数の切開部形状のなかからいずれ
かの形状の切開部を有する高周波切開具を選択して使用
していた。
【0008】このため、処置の途中で他の切開部形状を
有する高周波切開具に交換した方が効率良く処置を行え
るような事態が発生した際、今まで使用していた高周波
切開具を一度内視鏡処置具チャンネルから抜去してか
ら、新たに所望の切開部形状を有する高周波処置具を内
視鏡処置具チャンネルに挿通しなければならないので、
手間のかかる煩わしい作業であった。
【0009】本発明は、操作部に設けたスライダを操作
することによって複数の切開部形状を形成する高周波切
開具を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
め本発明の高周波切開具は、電気絶縁性を有する可撓性
シースと、この可撓性シース内を挿通し一部が前記可撓
性シース先端近傍の外周面に露出し切開部を形成する導
電性ワイヤと、前記可撓性シースの基端部に配設した操
作部に進退自在に設けた前記導電性ワイヤの一端部を接
続した第1スライダ及びこの導電性ワイヤの他端部を接
続した第2スライダとを具備する。
【0011】
【作用】この構成で、操作部に設けた第1スライダ及び
第2スライダのうち、例えば、第2スライダを後退させ
て導電性ワイヤを牽引操作することによって可撓性シー
スが湾曲してプル式の切開部を形成する。また、この第
2スライダを前進させて導電性ワイヤを押し出すことに
よってプッシュ式の切開部を形成する。さらに、第1ス
ライダを前進させて導電性ワイヤを押し出すことによっ
て鮫の背ビレ状の切開部を形成する。
【0012】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。図1ないし図5は本発明の第1実施例に係り、図
1は高周波切開具の概略構成を示す断面図、図2は高周
波処置具に切開部を形成していない状態を示す図、図3
は高周波処置具にプル式の切開部を形成した図、図4は
高周波処置具に鮫の背びれ状の切開部を形成した図、図
5は高周波処置具にプッシュ式の切開部を形成した図で
ある。
【0013】図1に示すように高周波切開具1は、体腔
内に挿入される挿入部となる電気絶縁性を有する可撓性
シース2(以下シース2と略記)と、このシース2の内
部に挿入される導電性ワイヤ3(以下ワイヤ3と略記)
と、この導電性ワイヤ3の端部を接続した操作部4のシ
ース側に位置する第1スライダ41と、手元側に位置す
る第2スライダ42とを備えて構成されている。
【0014】前記シース2に挿通しているワイヤ3は、
シース2の先端部に軸方向に沿って所定の間隔で離間し
て穿設した通孔21及び22から外部に露出して切開部
31を形成している。
【0015】そして、このワイヤ3の端部3aは、接続
管43を介してシース2の基端部に配設した操作部4の
第1スライダ41に接続され、ワイヤ3の端部3bは接
続棒44を介してシース2の基端部に配設した操作部4
の第2スライダ42に接続され、第1スライダ41、或
は、第2スライダ42の一方を介して図示しない高周波
電源に接続されている。
【0016】すなわち、本実施例の場合、高周波切開具
1の操作部4にはシース2の基端部に接続された操作部
本体45の前方側に進退自在な第1スライダ41を設
け、この第1スライダ41の後方にワイヤ3の移動距離
を考慮して間隔aを開けて進退自在な第2スライダ42
を設けている。
【0017】また、第1スライダ41に固定した接続管
43にはシース先端部に穿設した通孔21を挿通したワ
イヤ端部3aが接続され、第2スライダ42に固定した
接続棒44にはシース先端部に穿設した通孔22を挿通
したワイヤ端部3bが接続されている。
【0018】上述のように構成した高周波切開具1の作
用を説明する。まず、高周波切開具1を用いて例えば十
二指腸乳頭の切開などの処置を行う場合、高周波切開具
1のシース2を経内視鏡的に体腔内に挿入する。そし
て、内視鏡の先端から突出したシース2の先端部を総胆
管に挿入して切開部31を乳頭括約筋近傍に配設する。
このとき、図2に示すように高周波切開具1の切開部3
1は、術者が操作部4に設けた第1スライダ41及び第
2スライダ42を移動していないので乳頭括約筋近傍に
配設したワイヤ3は直線状態となっている。
【0019】次に、高周波切開具1の切開部31をプル
式の切開部形状とするときには操作部4に設けた第2ス
ライダ42を手元側に引いてワイヤ3を牽引する。する
と、図3に示すようにシース2の先端部を湾曲させて切
開部31がプル式の切開部形状になる。
【0020】また、高周波切開具1の切開部形状をプッ
シュ式の切開部形状とするときには操作部4に設けた第
2スライダ42を前進させてワイヤ3を透孔22から押
し出せば切開部31がプッシュ式の切開部形状になる。
【0021】さらに、高周波切開具1の切開部形状を鮫
の背びれ状の切開部形状とするときには操作部4に設け
た第1スライダ41を前進させてワイヤ3を透孔21か
ら押し出せば切開部31が鮫の背びれ状の切開部形状に
なる。
【0022】そして、術者の選択した切開部形状の切開
部31を形成するワイヤ3に高周波電流を通電して乳頭
括約筋を切開する。
【0023】このように、高周波切開具の操作部に設け
た第1スライダ、或は、第2スライダを操作することに
よって、術者は、高周波切開具のシースを内視鏡に挿入
した状態でシース先端部に設けた切開部の切開部形状を
所望の形状に形作って適切な手術を行うことができる。
【0024】また、シース先端部に設けた切開部の切開
部形状を高周波切開具のシースを内視鏡に挿入したまま
の状態で変化させることができるので、今までのように
切開部形状の異なる高周波切開具に交換する手間が省
け、手術を迅速に行うことができる。
【0025】なお、操作部に配設される第1スライダと
第2スライダの位置関係は、実施例の位置関係に限定さ
れるものではなく、第1スライダと第2スライダとの前
後関係が逆の位置関係になっても良い。また、各スライ
ダと接続されるワイヤ端部との関係も実施例の接続関係
に限定されるものではない。
【0026】図6は本発明の第2実施例に係る高周波切
開具の概略構成を示す断面図である。図に示すように本
実施例の高周波切開具10は、可撓性シース内に第1の
管腔11及び第2の管腔12を形成し、この第1の管腔
11と第2の管腔12とを透孔13によって連通して、
第1の管腔11及び第2の管腔12にワイヤ3を挿通し
ている。そして、この第1の管腔11を挿通するワイヤ
3は操作部4の下方側に設けた進退自在な第1スライダ
41aに接続され、第2の管腔12を挿通するワイヤ3
は操作部4の上方側に設けた進退自在な第2スライダ4
2aに接続されている。なお、第1スライダ41a及び
第2スライダ42aは、前記第1実施例と異なり、各ス
ライダを操作するときに挿入する指穴が各スライダに一
つだけ設けられている。その他の構成は前記実施例と同
様であり、同部材には同符号を付して説明を省略する。
【0027】このように、本実施例の高周波処置具は、
操作部に第1スライダ及び第2スライダを前後に配設す
る代わりに上下に配設しているので、スライダの移動距
離を十分長くとることができるので操作性が向上する。
【0028】
【発明の効果】本発明によれば、操作部に設けたスライ
ダを操作することによって複数の切開部形状を形成する
高周波切開具を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1ないし図5は本発明の第1実施例に係り、
図1は高周波切開具の概略構成を示す断面図
【図2】高周波処置具に切開部を形成していない状態を
示す図
【図3】高周波処置具にプル式の切開部を形成した図
【図4】高周波処置具に鮫の背びれ状の切開部を形成し
た図
【図5】高周波処置具にプッシュ式の切開部を形成した
【図6】本発明の第2実施例に係る高周波切開具の概略
構成を示す断面図
【符号の説明】
1…高周波切開具 2…可撓性シース(シース) 3…導電性ワイヤ(ワイヤ) 4…操作部 31…切開部 41…第1スライダ 42…第2スライダ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電気絶縁性を有する可撓性シースと、 この可撓性シース内を挿通し一部が前記可撓性シース先
    端近傍の外周面に露出し切開部を形成する導電性ワイヤ
    と、 前記可撓性シースの基端部に配設した操作部に進退自在
    に設けた前記導電性ワイヤの一端部を接続した第1スラ
    イダ及びこの導電性ワイヤの他端部を接続した第2スラ
    イダと、 を具備することを特徴とする高周波切開具。
JP5167216A 1993-07-06 1993-07-06 高周波切開具 Withdrawn JPH0723975A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5167216A JPH0723975A (ja) 1993-07-06 1993-07-06 高周波切開具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5167216A JPH0723975A (ja) 1993-07-06 1993-07-06 高周波切開具

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0723975A true JPH0723975A (ja) 1995-01-27

Family

ID=15845589

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5167216A Withdrawn JPH0723975A (ja) 1993-07-06 1993-07-06 高周波切開具

Country Status (1)

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JP (1) JPH0723975A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011251140A (ja) * 2005-12-01 2011-12-15 Olympus Medical Systems Corp 細長医療部材

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20001003