JPH07238569A - 油圧ショベル - Google Patents

油圧ショベル

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JPH07238569A
JPH07238569A JP3005694A JP3005694A JPH07238569A JP H07238569 A JPH07238569 A JP H07238569A JP 3005694 A JP3005694 A JP 3005694A JP 3005694 A JP3005694 A JP 3005694A JP H07238569 A JPH07238569 A JP H07238569A
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JP
Japan
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boom
pressure oil
oil supply
hydraulic excavator
hydraulic
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JP3005694A
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Inventor
Junichi Hosono
純一 細野
Toshio Hasegawa
利男 長谷川
Hiroshi Mizushima
宏 水島
Manabu Ogasawara
学 小笠原
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Hitachi Construction Machinery Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Construction Machinery Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 圧油供給管の保護カバー及び保護カバー取付
部の構成を工夫することにより、美観性、コンパクト
性、作業性、配管カバーの保護性に優れ、かつ圧油供給
管のメインテナンスも容易な油圧ショベルを構成する。 【構成】 ブーム3の断面形状を、四辺形もしくはこれ
に類似の枠形であって、その下板3aの少なくとも一側
辺が一方の側板3bの外面よりも外向きに突出する形状
に形成し、この一方の側板3bの外面に沿って圧油供給
管23〜26を配管し、この圧油供給管の周囲を、前記
下板よりも外側に突出しない形状に形成された配管カバ
ー51で覆う。ブームの上板3cを合わせて同一方向に
突出させることもできる。配管カバーは、下板3aの一
側辺より外側に突出させても良い。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、油圧ショベルに係り、
特に、ブームの形状と、このブームに沿って配管される
圧油供給管を保護するための配管カバーの取付構造とに
関する。
【0002】
【従来の技術】油圧ショベルは、走行体と、この走行体
上に旋回可能に搭載された旋回体と、この旋回体に回動
可能にピン接続されたブームと、このブームに対して回
動可能にピン接続されたアームと、このアームに対して
回動可能にピン接続されたバケットと、前記ブームを駆
動するブーム用油圧シリンダと、前記アームを駆動する
アーム用油圧シリンダと、前記バケットを駆動するバケ
ット用油圧シリンダとから主に構成されている。前記旋
回体上には、原動機及びこの原動機にて駆動される油圧
ポンプ等にて構成される油圧発生装置が搭載されると共
に、前記各油圧シリンダの動作を制御するための操作レ
バー群が配置された運転室が設けられる。油圧発生装置
と各油圧シリンダとは、ブームの側面に沿って配管され
た圧油供給管を介して接続されており、この圧油供給管
中を流れる圧油の量及び流れ方向を前記操作レバーにて
制御し、前記ブーム、アーム、バケットを選択的あるい
は複合的に動作させることによって、掘削等の所望の作
業を行うようになっている。
【0003】ところで、油圧ショベル等の大型油圧作業
機においては、従来あまり美観上の優劣やコンパクト性
が問題になることが少なく、圧油供給管が剥き出しの状
態、すなわち外部から目で見える状態で配管されている
場合が多い。しかし、近年においては、生活レベルの向
上やそれに伴う美意識の向上などから、建設機械と言え
ども単に機能的に優れているだけでは足りず、美観に優
れることが要求されるようになっている。特に、市街地
や住宅地で使用される小型かつ優美な形状の油圧ショベ
ルについては、かかる傾向が強い。
【0004】このような要求に応えるべく、圧油供給管
を外部から見えないように配管し、美観の向上を図った
油圧ショベルが従来より市場に提供されている。図11
は従来より提案されている圧油供給管の配管方法の第1
例を示す図であって、断面形状が四辺形もしくはこれに
類似の枠形に形成されたブーム61の内部に、複数本の
圧油供給管62を貫通して配管している。図12はその
第2例を示す図であって、ブーム61を構成する側板6
1aの外面に取付具63を介して圧油供給管62を固定
配管し、その周囲を配管カバー64で覆っている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、前記した2
種類の配管方法のうち、前者は、ブーム61内に圧油供
給管62が貫通されているので、圧油供給管62の検査
や修理それに交換などが行いにくく、メインテナンスの
容易性が悪くなるといった不都合がある。一方、後者
は、ブーム61の外面に圧油供給管62及び配管カバー
64が取り付けられているため、配管カバー64が土砂
等に衝突しないように注意しながら作業を行わなくては
ならず、作業性が悪いと共に、作業者が配管カバー取付
面とは反対側のブーム61の斜め下方からしか配管カバ
ー64を視認できないタイプの油圧ショベルにおいて
は、作業によっては配管カバー64がブーム61の影に
隠れて視認できなくなるため、作業中に誤って配管カバ
ー64を傷つけやすく、最悪の場合には、圧油供給管6
2まで損傷してしまうおそれがある。特に、旋回体にピ
ン接続された第1ブームと、この第1ブームに対してオ
フセットシリンダによって横方向に移動可能にピン接続
された第2ブームとを備えたオフセット形式の油圧ショ
ベルにおいては、第2ブームのオフセット時に配管カバ
ー64が掘削部の土砂と衝突しやすくなるため、前記の
不都合を起こしやすい。
【0006】本発明は、かかる従来技術の不都合を解消
し、美観性、コンパクト性、作業性、配管カバーの保護
性に優れると共に、圧油供給管のメインテナンスが容易
な油圧ショベルを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記の目的を
達成するため、走行体と、油圧発生装置が搭載された旋
回体と、この旋回体に回動可能にピン接続されたブーム
と、このブームに対して回動可能にピン接続されたアー
ムと、このアームに対して回動可能にピン接続されたバ
ケットと、前記ブームを駆動するブーム用油圧シリンダ
と、前記アームを駆動するアーム用油圧シリンダと、前
記バケットを駆動するバケット用油圧シリンダと、前記
ブームの外面に沿って配管され、前記油圧発生装置から
の圧油を前記各油圧シリンダに供給する圧油供給管と、
この圧油供給管を保護する配管カバーとを備えた油圧シ
ョベルにおいて、前記ブームの下板を、少なくともその
一側辺が一方の側板の外面よりも外向きに突出する形状
に形成すると共に、この下板が突出する側の側板の外面
に沿って前記圧油供給管を配管し、この圧油供給管の周
囲を配管カバーで覆うという構成にした。
【0008】なお、前記ブームは、断面形状が四辺形も
しくはこれに類似の枠形に形成し、その下板の少なくと
も一側辺を一方の側板の外面よりも外向きに突出すると
いう構成にすることができる。また、前記配管カバーの
保護の万全を期するため、前記下板の突出量を、前記配
管カバーの突出量と同等又はそれ以上にすることもでき
る。さらに、配管カバーの保護効果をより高めるため、
ブームの下板のみならず、上板についてもその一側辺
を、圧油供給管が取り付けられた側板の外面よりも外向
きに突出することもできる。また、前記配管カバーの取
付方法及び取付位置については、必要に応じて適宜変更
可能であるが、構成を簡単にし、かつ取付け取外し作業
を容易にするため、少なくとも配管カバーの一側辺につ
いては、ブームを構成する下板の上面に着脱可能に締結
することが好ましい。
【0009】本発明は、一体に形成された1つのブーム
を備えた一般形式の油圧ショベルにも勿論有効である
が、配管カバーが土砂と衝突しやすい前記オフセット形
式の油圧ショベルに適用した場合に特に有効である。
【0010】
【作用】ブームを構成する側板の外面に沿って圧油供給
管を配管し、その周囲を配管カバーにて覆う構成にする
と、圧油供給管が直接目に触れなくなるので、油圧ショ
ベルの外観を優美かつコンパクトなものにできる。ま
た、配管カバーを例えばボルト締結などの方法でブーム
に着脱可能に固定すれば、配管カバーを取り外すことに
よって容易に圧油供給管の検査や修理それに交換などが
行えるので、メインテナンスの容易性がほとんど害され
ない。また、ブームの下板を圧油供給管が配管された側
板の外面よりも外向きに突出すると、仮に配管カバーを
視認できない場合にも、土砂等に対する配管カバーの位
置を推定しやすくなるため、作業時に配管カバーへの土
砂等の衝突を有効に防止でき、配管カバーの変形及び圧
油供給管の損傷を防止できる。よって、メインテナンス
の容易性をほとんど害することなく、美観性、コンパク
ト性、作業性、配管カバーの保護性に優れた油圧ショベ
ルとすることができる。
【0011】
【実施例】以下、本発明に係る油圧ショベルの一例を、
図1〜図10に基づいて説明する。図1は実施例に係る
油圧ショベルの側面図、図2はブームと圧油供給管との
分解斜視図、図3は第1の配管取付具の斜視図、図4は
第2の配管取付具の斜視図、図5は第1ブームの断面
図、図6はブームと配管カバーとの分解斜視図、図7は
第2ブームの断面図、図8は掘削作業時の状態を示す平
面図、図9は他の実施例に係る第1ブーム及び第2ブー
ムの断面図、図10はさらに他の実施例に係る第1ブー
ム及び第2ブームの断面図である。
【0012】図1において、1は走行体、2は旋回体、
3は旋回体2に上下動可能にピン接続された第1ブー
ム、4は第1ブーム3の先端に左右動可能にピン接続さ
れた第2ブーム、5は第2ブーム4の先端に上下動可能
にピン接続されたアーム、6はアーム5の先端に上下動
可能にピン接続されたバケットを示しており、これら両
ブーム3,4と、アーム5と、バケット6とで作業用の
フロント部7を構成している。8は第1ブーム3を駆動
するブームシリンダ、9は第2ブーム4を駆動するオフ
セットシリンダ、10はアーム5を駆動するアームシリ
ンダ、11はバケット6を駆動するバケットシリンダで
あって、これらの各油圧シリンダ8,9,10,11
は、旋回体2上に搭載された図示しない油圧発生装置か
ら供給される圧油によって動作される。すなわち、運転
室12内に配置された操作レバー13を操作し、油圧発
生装置から供給される圧油の量及び流れの方向を制御す
ることによって、操作された操作レバーに対応する油圧
シリンダが操作レバーの操作量に応じた速度で動作され
る。
【0013】油圧発生装置から各油圧シリンダへの圧油
の供給は、圧油供給管を介して行われる。図2に、第1
及び第2のブーム3,4に配管される圧油供給管の構成
を示す。この図から明らかなように、第1ブーム3に
は、オフセットシリンダ9、アームシリンダ10、バケ
ットシリンダ11に接続される3系統、合計6本の圧油
供給管21〜26が取り付けられ、第2ブーム4には、
アームシリンダ10及びバケットシリンダ11に接続さ
れる2系統、合計4本の圧油供給管33〜36が取り付
けられる。
【0014】圧油供給管21〜26は、取付具41によ
り、第1ブーム3の外面に取り付けられる。取付具41
は、図3に拡大して示すように、管の収納凹部41aが
相平行に形成され、かつ当該管の収納凹部41a以外の
部分にボルト貫通孔41bが開設された押さえ部材41
cと、これを第1ブーム3に締結するボルト41dとか
らなり、管の収納凹部41aと第1ブーム3の外面とで
圧油供給管21〜26を挾み、ボルト貫通孔41bを貫
通して第1ブーム3に螺合されたボルト41dにて着脱
可能に固定される。この第1ブーム3の外面に取り付け
られる圧油供給管21〜26のうち、オフセットシリン
ダ9用の圧油供給管21,22は、第1ブーム3の一方
の側面から下板の下方を通って他方の側面側に回し込ま
れ、延長管27,28を介してオフセットシリンダ9に
接続される。
【0015】圧油供給管33〜36は、取付具42によ
り、第2ブーム4の外面に取り付けられる。取付具42
は、図4に拡大して示すように、4本の管を個別に貫通
可能な透孔が形成された枠形の保持部材42aと、ボル
ト貫通孔42bが開設され、保持部材42aと一体に構
成された固定部材42cと、これを第2ブーム4に締結
するボルト42dとからなり、前記保持部材42aに開
設された透孔内に4本の圧油供給管33〜36をそれぞ
れ貫通し、固定部材42cに開設されたボルト貫通孔4
2bを貫通して第2ブーム4に螺合されたボルト42d
にて着脱可能に固定される。この第2ブーム4の外面に
取り付けられる圧油供給管33〜36のうち、アームシ
リンダ10用の圧油供給管33,34は、一端が第1ア
ーム3に取り付けられたアームシリンダ用の圧油供給管
23,24に接続され、他端が接続部材37及び延長管
38,39を介してアームシリンダ10に接続される。
また、バケットシリンダ11用の圧油供給管35,36
は、一端が第1アーム3に取り付けられたバケットシリ
ンダ用の圧油供給管25,26に接続され、他端が分配
器40を介して図示しないバケットシリンダ11に接続
される。
【0016】第1ブーム3は、図5に示すように、その
断面形状が、四辺形もしくはこれに類似の枠形であっ
て、その下板3aの一側辺が、圧油供給管21〜26が
取り付けられた一方の側板3bの外面よりも外向きに突
出する形状に形成される。この第1ブーム3に取り付け
られる配管カバー51は、図5及び図6に示すように、
ボルト貫通孔51aが開設されたカバー部51bと、該
カバー部51bの両側辺を同一方向に起立してなる付き
当て部51cとからなり、その全高H1 が、下板3aの
突出量S1 よりも小さく形成されている。この配管カバ
ー51は、図5に示すように、圧油供給管23〜26を
覆うように被着され、ボルト貫通孔51aを貫通して側
板3bに螺合されたボルト52によって着脱可能に固着
される。
【0017】第2ブーム4も、図7に示すように、その
断面形状が、四辺形もしくはこれに類似の枠形であっ
て、その下板4aの一側辺が、圧油供給管33〜36が
取り付けられた一方の側板4bの外面よりも外向きに突
出する形状に形成される。この第2ブーム4に取り付け
られる配管カバー53は、図6及び図7に示すように、
平板状のカバー部53aと、該カバー部53aの両側辺
を同一方向に起立してなり、かつ所定の間隔でボルト貫
通孔53bが開設された固定部53cとからなり、その
全高H2 は、下板4aの突出量S2 よりも小さく形成さ
れる。この配管カバー53は、図7に示すように、圧油
供給管33〜36を覆うように被着され、側板4bより
突出された下板4aの一側辺及び側板4bに突出形成さ
れたカバー取付部4cに、ボルト52によって着脱可能
に固着される。
【0018】図6中の符号54及び55は、それぞれ第
3及び第4の配管カバーであって、第2アーム4の先端
部近傍に露出する圧油供給管を覆って保護する。これら
第3及び第4の配管カバー54,55については、第2
アーム4の外面から突出しても、実用上差し支えない。
【0019】本実施例の油圧ショベルは、第1及び第2
のブーム3,4を構成する側板3b,4bの外面に沿っ
て圧油供給管21〜26,33〜36を配管し、その周
囲を配管カバー51,53,54,55にて覆ったの
で、圧油供給管の露出部を少なくすることができ、油圧
ショベルの外観を優美かつコンパクトなものにできる。
また、これらの各配管カバーをブーム3,4にボルト締
結したので、必要に応じてこれらの配管カバーをブーム
3,4から容易に取り外すことができ、メインテナンス
も容易に行うことができる。さらに、ブーム3,4の下
板3a,4aを圧油供給管21〜26,33〜36が配
管された側板3b,4bの外面よりも外向きに突出した
ので、図8に示すように、仮にブーム3,4を斜め下方
から見ているために配管カバー51,53を直接視認で
きない場合にも、土砂等に対するこれらの配管カバーの
位置を推定しやすく、これら配管カバーへの土砂等の衝
突を有効に防止できるので、掘削作業を正確かつ効率的
に行えると共に、配管カバーひいては圧油供給管の損傷
を未然に防止できる。また、配管カバー51,53を前
記下板の側端部から外側に突出しない形状にしたので、
ブーム3,4の下げ動作時及びオフセット時に配管カバ
ーへの土砂等の衝突も有効に防止することができ、配管
カバーの変形及び圧油供給管の損傷を防止できる。よっ
て、メインテナンスの容易性をほとんど害することな
く、美観性、コンパクト性、作業性、配管カバーの保護
性に優れた油圧ショベルとすることができる。
【0020】なお、本発明の要旨は、ブームの下板を、
圧油供給管が取り付けられる側板の外面よりも外側に突
出させる点にあるのであって、ブーム及び配管カバーの
形状それに圧油供給管の配列等については、前記の実施
例に限定されるものではない。以下に、本発明の他の実
施例を列挙する。
【0021】図9に示すように、ブーム3の下板3a
のみならず、上板3cについても、その一側辺を、圧油
供給管21〜26が取り付けられた側板3bの外面より
外側に突出することができる。このようにすると、配管
カバーの保護効果をより一層高めることができる。もち
ろん、第2ブーム4についても同様に構成できる。
【0022】図10に示すように、ブーム3の下板3
aの左右両側辺を、各側板3b,3dの外面より外側に
突出し、各側板の外面に圧油供給管を分散して配管する
こともできる。勿論、ブームの下板と上板の各左右両側
辺を、各側板の外面より外側に突出することもできる。
また、第2ブーム4についても同様に構成できる。
【0023】前記各実施例においては、いわゆるオフ
セット型の油圧ショベルを例にとって説明したが、1つ
のブームと、これに連結されるアームとを構成要素とす
る通常の油圧ショベルにも応用できる。
【0024】前記各実施例においては、ブームの断面
形状を四辺形もしくはこれに類似の枠形としたが、その
他任意の形状とすることもできる。
【0025】前記各実施例においては、下板の突出量
を配管カバーの突出量よりも大きくしたが、下板の突出
量を配管カバーの突出量と同等にすることもできるし、
下板の突出量を配管カバーの突出量より小さくすること
もできる。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によると、
ブームを構成する側板の外面に沿って圧油供給管を配管
し、その周囲を配管カバーにて覆ったので、圧油供給管
の露出部を少なくすることができ、油圧ショベルの外観
を優美かつコンパクトなものにできる。また、これらの
各配管カバーをブームにボルト締結したので、必要に応
じてこれらの配管カバーをブームから容易に取り外すこ
とができ、メインテナンスも容易に行うことができる。
また、ブームの下板を圧油供給管が配管された側板の外
面よりも外向きに突出したので、仮にブームを斜め下方
から見ているために配管カバーを直接視認できない場合
にも、土砂等に対するこれらの配管カバーの位置を推定
しやすく、これら配管カバーへの土砂等の衝突を有効に
防止できるので、掘削作業を正確かつ効率的に行えると
共に、配管カバーひいては圧油供給管の損傷を未然に防
止できる。よって、メインテナンスの容易性をほとんど
害することなく、美観性、コンパクト性、作業性、配管
カバーの保護性に優れた油圧ショベルとすることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例に係る油圧ショベルの側面図である。
【図2】ブームと圧油供給管との分解斜視図である。
【図3】第1の配管取付具の斜視図である。
【図4】第2の配管取付具の斜視図である。
【図5】第1ブームの断面図である。
【図6】ブームと配管カバーとの分解斜視図である。
【図7】第2ブームの断面図である。
【図8】掘削作業時の状態を示す平面図である。
【図9】図9は他の実施例に係る第1ブーム及び第2ブ
ームの断面図である。
【図10】さらに他の実施例に係る第1ブーム及び第2
ブームの断面図である。
【図11】従来より提案されている圧油供給管の配管方
法の第1例を示す断面図である。
【図12】従来より提案されている圧油供給管の配管方
法の第2例を示す断面図である。
【符号の説明】
1 走行体 2 旋回体 3 第1ブーム 3a 下板 3b 側板 4 第2ブーム 4a 下板 4b 側板 5 アーム 6 バケット 8 ブームシリンダ 9 オフセットシリンダ 10 アームシリンダ 11 バケットシリンダ 21〜26,33〜36 圧油供給管 51,53,54,55 配管カバー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小笠原 学 茨城県土浦市神立町650番地 日立建機株 式会社土浦工場内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走行体と、油圧発生装置が搭載された旋
    回体と、この旋回体に回動可能にピン接続されたブーム
    と、このブームに対して回動可能にピン接続されたアー
    ムと、このアームに対して回動可能にピン接続されたバ
    ケットと、前記ブームを駆動するブーム用油圧シリンダ
    と、前記アームを駆動するアーム用油圧シリンダと、前
    記バケットを駆動するバケット用油圧シリンダと、前記
    ブームの外面に沿って配管され、前記油圧発生装置から
    の圧油を前記各油圧シリンダに供給する圧油供給管と、
    この圧油供給管を保護する配管カバーとを備えた油圧シ
    ョベルにおいて、前記ブームの下板を、少なくともその
    一側辺が一方の側板の外面よりも外向きに突出する形状
    に形成すると共に、この下板が突出する側の側板の外面
    に沿って前記圧油供給管を配管し、この圧油供給管の周
    囲を配管カバーで覆ったことを特徴とする油圧ショベ
    ル。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の油圧ショベルにおい
    て、前記ブームを、断面形状が四辺形もしくはこれに類
    似の枠形に形成し、その下板の少なくとも一側辺を一方
    の側板の外面よりも外向きに突出したことを特徴とする
    油圧ショベル。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の油圧ショベルにおい
    て、前記下板の突出量を、前記配管カバーの突出量と同
    等にしたことを特徴とする油圧ショベル。
  4. 【請求項4】 請求項1又は2のいずれかに記載の油圧
    ショベルにおいて、前記ブームの上板を、少なくともそ
    の一側辺が前記一方の側板の外面よりも外向きに突出す
    る形状に形成したことを特徴とする油圧ショベル。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至4のいずれかに記載の油圧
    ショベルにおいて、前記配管カバーの一側辺が、前記ブ
    ームの下板の上面に、着脱可能に締結されていることを
    特徴とする油圧ショベル。
  6. 【請求項6】 請求項1乃至5のいずれかに記載の油圧
    ショベルにおいて、前記ブームが、前記旋回体に回動可
    能にピン接続された第1ブームと、この第1ブームに対
    してオフセットシリンダによって横方向に移動可能にピ
    ン接続された第2ブームとからなることを特徴とする油
    圧ショベル。
JP3005694A 1994-02-28 1994-02-28 油圧ショベル Pending JPH07238569A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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