JPH07237929A - 薄板ガラスの折割方法およびその装置 - Google Patents
薄板ガラスの折割方法およびその装置Info
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- JPH07237929A JPH07237929A JP3012194A JP3012194A JPH07237929A JP H07237929 A JPH07237929 A JP H07237929A JP 3012194 A JP3012194 A JP 3012194A JP 3012194 A JP3012194 A JP 3012194A JP H07237929 A JPH07237929 A JP H07237929A
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-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C03—GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
- C03B—MANUFACTURE, SHAPING, OR SUPPLEMENTARY PROCESSES
- C03B33/00—Severing cooled glass
- C03B33/02—Cutting or splitting sheet glass or ribbons; Apparatus or machines therefor
- C03B33/023—Cutting or splitting sheet glass or ribbons; Apparatus or machines therefor the sheet or ribbon being in a horizontal position
- C03B33/033—Apparatus for opening score lines in glass sheets
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- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Materials Engineering (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Re-Forming, After-Treatment, Cutting And Transporting Of Glass Products (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】厚みが約３．３ｍｍ以下の薄板ガラスに切筋線
を付与した幅狭な耳部を均整に折割する方法とその装置
に関する。 【構成】テーブル（３）の端縁より突出した薄板ガラス
（２）の端縁に付与した切筋線（１）と平行に遠近移動
自在、かつ該薄板ガラスを押圧固定する押圧具（８）を
前記テーブル上に設け、該切筋線と側縁とを一致かつそ
の反テーブル側に突出し上昇した前記薄板ガラスの上面
と当接し該テーブルより高くした固定具（１０）と、該
薄板ガラスの下面を支持し前記切筋線と側縁とを一致さ
せ、複数の昇降用シリンダー（１５）により時間差付き
の上昇連動で前記固定具と挟持する昇降具（１６）とを
配設する。
を付与した幅狭な耳部を均整に折割する方法とその装置
に関する。 【構成】テーブル（３）の端縁より突出した薄板ガラス
（２）の端縁に付与した切筋線（１）と平行に遠近移動
自在、かつ該薄板ガラスを押圧固定する押圧具（８）を
前記テーブル上に設け、該切筋線と側縁とを一致かつそ
の反テーブル側に突出し上昇した前記薄板ガラスの上面
と当接し該テーブルより高くした固定具（１０）と、該
薄板ガラスの下面を支持し前記切筋線と側縁とを一致さ
せ、複数の昇降用シリンダー（１５）により時間差付き
の上昇連動で前記固定具と挟持する昇降具（１６）とを
配設する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、厚みが約３．３ｍｍ以
下の薄板ガラスに切筋線を付与し、該線に沿って折割、
特に幅狭な耳部をも均整に折割する方法と装置に関す
る。
下の薄板ガラスに切筋線を付与し、該線に沿って折割、
特に幅狭な耳部をも均整に折割する方法と装置に関す
る。
【０００２】
【従来の技術】ガラス板の切筋に沿って折割せしめる方
法としては、通常切り口の周りに曲げモーメントを加え
ることが知られており、例えば特開昭５３−８８８１７
号の公報には、板ガラスにダイヤモンドあるいは超硬合
金製チップで切筋線を付与した短冊材の四隅を押え片で
押さえると共に、その一対の押え片に押え角を与えて前
記短冊材を押えこみ、ベンデングを起こさせると共に前
記押え片の近傍に浮上する浮上棒を配設して、クラック
を起生促進せしめるクラック促進の方法が開示され、ま
た実開昭５８−６５３２９号の公報には、ワークの切断
加工線に沿って下方に当接しうる条突起を設けたベース
と、該ベースの上面において前記条突起が出没する如く
上下動自在であって上面にワ−クを載置しうるワーク保
持板と、該ワーク保持板の上方に設けられ、前記条突起
の両側で開脚しながら前記ワークを押圧する押圧手段か
らなる板状ガラス等の切断装置が開示され、さらに特開
平５−１３２３２８号の公報には、ガラス板の切筋線を
上流側搬送ベルトと下流側搬送ベルト間の所定位置に位
置決めして、各々の挟持部がガラス板の切筋線の両側を
挟持し、一方の挟持部が上流または下流の搬送ベルトの
回動に追従し回動し、回動と同時に上流または下流の搬
送ベルトが互いに引き離されるガラス板の切断方法とそ
の装置が開示されている。
法としては、通常切り口の周りに曲げモーメントを加え
ることが知られており、例えば特開昭５３−８８８１７
号の公報には、板ガラスにダイヤモンドあるいは超硬合
金製チップで切筋線を付与した短冊材の四隅を押え片で
押さえると共に、その一対の押え片に押え角を与えて前
記短冊材を押えこみ、ベンデングを起こさせると共に前
記押え片の近傍に浮上する浮上棒を配設して、クラック
を起生促進せしめるクラック促進の方法が開示され、ま
た実開昭５８−６５３２９号の公報には、ワークの切断
加工線に沿って下方に当接しうる条突起を設けたベース
と、該ベースの上面において前記条突起が出没する如く
上下動自在であって上面にワ−クを載置しうるワーク保
持板と、該ワーク保持板の上方に設けられ、前記条突起
の両側で開脚しながら前記ワークを押圧する押圧手段か
らなる板状ガラス等の切断装置が開示され、さらに特開
平５−１３２３２８号の公報には、ガラス板の切筋線を
上流側搬送ベルトと下流側搬送ベルト間の所定位置に位
置決めして、各々の挟持部がガラス板の切筋線の両側を
挟持し、一方の挟持部が上流または下流の搬送ベルトの
回動に追従し回動し、回動と同時に上流または下流の搬
送ベルトが互いに引き離されるガラス板の切断方法とそ
の装置が開示されている。
【０００３】
【発明が解決しようとする問題点】特開昭５３−８８８
１７号の公報に記載されたベンデングを付与するもの
は、薄板ガラスにおいてはベンデング手段を手作業に因
るところが多く、昨今の省力化には追従することができ
ないという問題があり、実開昭５８−６５３２９号の公
報のものは、押圧手段によってワークに押圧力を加える
一方引張り応力を生じさせるように構成したものである
が、開脚しながらワークを押圧するため初期の折割は問
題ないが、長尺なワークにおいては切断加工線の全長に
ついて開脚をより広くする等の何らかの手段を要すると
いう問題、さらに切断加工線を挟む両脇は適度の寸法幅
を必要とし歩留の低下を来すという問題があり、機械化
されたものとして特開平５−１３２３２８号の公報のも
のは、上下流側の搬送ベルト上にガラス板が位置するた
め、搬送ベルトの回動時に挟持部も同じように回動する
が、回動力を付与するだけの板幅を必要とするためある
程度の面積を要し、耳部等の切断においては製品歩留の
低下、さらに搬送コンベアの回動手段を要するため複雑
な設備に問題があった。
１７号の公報に記載されたベンデングを付与するもの
は、薄板ガラスにおいてはベンデング手段を手作業に因
るところが多く、昨今の省力化には追従することができ
ないという問題があり、実開昭５８−６５３２９号の公
報のものは、押圧手段によってワークに押圧力を加える
一方引張り応力を生じさせるように構成したものである
が、開脚しながらワークを押圧するため初期の折割は問
題ないが、長尺なワークにおいては切断加工線の全長に
ついて開脚をより広くする等の何らかの手段を要すると
いう問題、さらに切断加工線を挟む両脇は適度の寸法幅
を必要とし歩留の低下を来すという問題があり、機械化
されたものとして特開平５−１３２３２８号の公報のも
のは、上下流側の搬送ベルト上にガラス板が位置するた
め、搬送ベルトの回動時に挟持部も同じように回動する
が、回動力を付与するだけの板幅を必要とするためある
程度の面積を要し、耳部等の切断においては製品歩留の
低下、さらに搬送コンベアの回動手段を要するため複雑
な設備に問題があった。
【０００４】
【問題点を解決するための手段】本発明は、簡易な構成
で互いの折割端面が衝接することなく確実な折割と切断
を目的として、薄板ガラスの上面に切筋線を付与した端
縁をテーブルの端縁より突出し、該切筋線の両脇を挟持
して曲げモーメントを付与する薄板ガラスの折割方法に
おいて、前記テーブル上で前記薄板ガラスを前記切筋線
に平行に押圧固定し、該切筋線と一致しかつ反テーブル
側の突出した前記薄板ガラスの下面端縁を前記テーブル
上より上昇せしめ、該薄板ガラスの前記切筋線からの端
縁を挟持圧接し、前記切筋線の一方側からその終点側へ
と順次前記薄板ガラスを上昇させながら挟持圧接せしめ
るようにした薄板ガラスの折割方法と、上面に切筋線を
付与した薄板ガラスの端縁をテーブルの端縁より突出し
て載置し、該切筋線と平行に前記薄板ガラスを押圧固定
する押圧具を前記テーブル上に設け、該切筋線と側縁と
を一致かつその反テーブル側に突出し上昇した前記薄板
ガラスの上面と当接する位置に該テーブルより高く横架
する固定具と、該薄板ガラスの下面を支持し前記切筋線
と側縁とを一致する上下動自在で前記固定具と挟持の昇
降具とを配設し、前記昇降具を上下動せしめる昇降用シ
リンダーを直列に複数台配設し、該昇降用シリンダーを
前記切筋線の一方側よりその終点側に時間差を付けて上
昇連動せしめるようにし、また前記薄板ガラスを挟持す
る前記固定具と前記昇降具との挟持面にウレタンゴムを
貼着、さらに前記押圧具を前記切筋線の遠近方向に微動
自在なリニアガイド上に横架するブリッジに上下動自在
なシリンダーを介して配設する薄板ガラスの折割装置を
提供する。
で互いの折割端面が衝接することなく確実な折割と切断
を目的として、薄板ガラスの上面に切筋線を付与した端
縁をテーブルの端縁より突出し、該切筋線の両脇を挟持
して曲げモーメントを付与する薄板ガラスの折割方法に
おいて、前記テーブル上で前記薄板ガラスを前記切筋線
に平行に押圧固定し、該切筋線と一致しかつ反テーブル
側の突出した前記薄板ガラスの下面端縁を前記テーブル
上より上昇せしめ、該薄板ガラスの前記切筋線からの端
縁を挟持圧接し、前記切筋線の一方側からその終点側へ
と順次前記薄板ガラスを上昇させながら挟持圧接せしめ
るようにした薄板ガラスの折割方法と、上面に切筋線を
付与した薄板ガラスの端縁をテーブルの端縁より突出し
て載置し、該切筋線と平行に前記薄板ガラスを押圧固定
する押圧具を前記テーブル上に設け、該切筋線と側縁と
を一致かつその反テーブル側に突出し上昇した前記薄板
ガラスの上面と当接する位置に該テーブルより高く横架
する固定具と、該薄板ガラスの下面を支持し前記切筋線
と側縁とを一致する上下動自在で前記固定具と挟持の昇
降具とを配設し、前記昇降具を上下動せしめる昇降用シ
リンダーを直列に複数台配設し、該昇降用シリンダーを
前記切筋線の一方側よりその終点側に時間差を付けて上
昇連動せしめるようにし、また前記薄板ガラスを挟持す
る前記固定具と前記昇降具との挟持面にウレタンゴムを
貼着、さらに前記押圧具を前記切筋線の遠近方向に微動
自在なリニアガイド上に横架するブリッジに上下動自在
なシリンダーを介して配設する薄板ガラスの折割装置を
提供する。
【０００５】
【作用】固定具と昇降具との開口したウレタンゴム間に
切筋線を付与した薄板ガラスの端縁を挿入し、該昇降具
のテーブル側寄りの側縁に前記切筋線を一致させ、挿入
した反対側の薄板ガラスを前以て位置決めしたそのテー
ブル上に配設する押圧具により押圧固定し、前記昇降具
を前記テーブル面よりわずかに高く上昇せしめると薄板
ガラスの端縁はウレタンゴムを介して挟持、さらに上昇
して該ウレタンゴムを収縮させると前記押圧具と昇降具
との側面間の薄板ガラスは、該押圧具を軸としての曲げ
モーメントと共に引張りを受け、固定具に上昇押圧する
昇降具は、該昇降具と前記固定具との間に見掛け上、わ
ずかに持ち上げられて斜めに挿入した状態にある挟持し
た薄板ガラスの端縁を、切筋線を境として前記曲げモー
メントの反対方向に曲げ荷重を付与し、該荷重と前記曲
げモーメントとは配設する昇降用シリンダーの片側端か
ら隣接の他の昇降用シリンダーへの連動により、昇降具
は固定具に対して斜めに上昇して前記固定具に圧接し、
該圧接によって生ずる折割力は切筋線に縦の割れ目、通
称ニューを発生させ、該ニューはガラスエッジ、切筋線
の一方側からその終点側へと順次移動し、テーブル側に
ある切断された薄板ガラスの端縁は、切断されて生ずる
曲げモーメントの解除と共に極ぐわずかな距離、薄板ガ
ラス端縁の上昇位置からテーブル面まで復動するが、復
動する切断面は未折割切断側の上昇により発生する前記
引張りの作用から、固定具と昇降具とに挟持されて残さ
れた薄板ガラスの切断面とは衝接することなく復微動
し、薄板ガラスへ曲げと引張りとの作用の組み合わせに
加え、ウレタンゴムを介在させて挟持することにより滑
りもなく密着性を高めて切筋線と固定具、昇降具の側縁
との位置ずれを防止し、薄板ガラスの同一厚みに対して
押圧具の位置を常に一定にすれば、昇降具の上昇による
前記曲げモーメント、曲げ荷重は常に一定となり、同一
条件により切断面に流れの無いクリーンカットが得られ
る。
切筋線を付与した薄板ガラスの端縁を挿入し、該昇降具
のテーブル側寄りの側縁に前記切筋線を一致させ、挿入
した反対側の薄板ガラスを前以て位置決めしたそのテー
ブル上に配設する押圧具により押圧固定し、前記昇降具
を前記テーブル面よりわずかに高く上昇せしめると薄板
ガラスの端縁はウレタンゴムを介して挟持、さらに上昇
して該ウレタンゴムを収縮させると前記押圧具と昇降具
との側面間の薄板ガラスは、該押圧具を軸としての曲げ
モーメントと共に引張りを受け、固定具に上昇押圧する
昇降具は、該昇降具と前記固定具との間に見掛け上、わ
ずかに持ち上げられて斜めに挿入した状態にある挟持し
た薄板ガラスの端縁を、切筋線を境として前記曲げモー
メントの反対方向に曲げ荷重を付与し、該荷重と前記曲
げモーメントとは配設する昇降用シリンダーの片側端か
ら隣接の他の昇降用シリンダーへの連動により、昇降具
は固定具に対して斜めに上昇して前記固定具に圧接し、
該圧接によって生ずる折割力は切筋線に縦の割れ目、通
称ニューを発生させ、該ニューはガラスエッジ、切筋線
の一方側からその終点側へと順次移動し、テーブル側に
ある切断された薄板ガラスの端縁は、切断されて生ずる
曲げモーメントの解除と共に極ぐわずかな距離、薄板ガ
ラス端縁の上昇位置からテーブル面まで復動するが、復
動する切断面は未折割切断側の上昇により発生する前記
引張りの作用から、固定具と昇降具とに挟持されて残さ
れた薄板ガラスの切断面とは衝接することなく復微動
し、薄板ガラスへ曲げと引張りとの作用の組み合わせに
加え、ウレタンゴムを介在させて挟持することにより滑
りもなく密着性を高めて切筋線と固定具、昇降具の側縁
との位置ずれを防止し、薄板ガラスの同一厚みに対して
押圧具の位置を常に一定にすれば、昇降具の上昇による
前記曲げモーメント、曲げ荷重は常に一定となり、同一
条件により切断面に流れの無いクリーンカットが得られ
る。
【０００６】
【実施例】以下、本発明に係わる薄板ガラスの折割装置
の構成について図面に基づき詳細に説明する。
の構成について図面に基づき詳細に説明する。
【０００７】図１は薄板ガラスの折割装置の一部を切欠
省略した斜視図を示し、図２は図１のＡ−Ａ切断し一部
を切欠した側断面図を示す。テーブル３上に載置し上面
に切筋線１を付与した薄板ガラス２は、該テーブルの前
後方向となる一端部側に配設の折割装置４により折割切
断される。
省略した斜視図を示し、図２は図１のＡ−Ａ切断し一部
を切欠した側断面図を示す。テーブル３上に載置し上面
に切筋線１を付与した薄板ガラス２は、該テーブルの前
後方向となる一端部側に配設の折割装置４により折割切
断される。
【０００８】折割装置４はテーブル３の前後方向の片端
部に近い位置で、その両横側面にリニアガイド５を設
け、該リニアガイドにより前後方向に移動可能な立設す
る脚部にブリッジ６を横架し、テーブル３上に架設の前
記ブリッジ６にはシリンダー７、７を介して上下動自在
で、テーブル３上に載置する前記薄板ガラス２を押圧固
定する押圧具８を配設し、該押圧具の下面には擦り傷と
滑り止め防止の弾性体の例えばゴム板１８を貼着する。
部に近い位置で、その両横側面にリニアガイド５を設
け、該リニアガイドにより前後方向に移動可能な立設す
る脚部にブリッジ６を横架し、テーブル３上に架設の前
記ブリッジ６にはシリンダー７、７を介して上下動自在
で、テーブル３上に載置する前記薄板ガラス２を押圧固
定する押圧具８を配設し、該押圧具の下面には擦り傷と
滑り止め防止の弾性体の例えばゴム板１８を貼着する。
【０００９】押圧具８の近傍側のテーブル３端縁からわ
ずかに離れた位置に、下面を該テーブル面より高く配設
し、その下面にゴム硬度９０°のウレタンゴム９を貼着
した固定具１０を、テーブルの脚部１１、１１に固着し
たブラケット１２、１２を介して立設する支柱１３、１
３間に前記押圧具８と平行に配設し、該固定具に対向す
る下方位置にはテーブル３の側面に固着する座板１４上
に配設した複数の昇降シリンダー１５，１５・・・を介
して上下動自在で、押圧具８側に面した前記固定具１０
の側縁と同一位置の側縁を設けた昇降具１６を配設する
が、固定具１０と同様に上面にガラスと馴染みのよいゴ
ム硬度９０°のウレタンゴム１７を貼着した昇降具１６
は、配設端から連鎖状に次々と作動する昇降シリンダー
１５、１５・・により傾斜しながら上昇して固定具１０
に接近し、該固定具に昇降具１６の傾斜した片端が到達
し押圧すると順次他端側も上昇、最終的には昇降具１６
の全長が固定具１０に圧接するようにした制御機構を組
み入れたものである。
ずかに離れた位置に、下面を該テーブル面より高く配設
し、その下面にゴム硬度９０°のウレタンゴム９を貼着
した固定具１０を、テーブルの脚部１１、１１に固着し
たブラケット１２、１２を介して立設する支柱１３、１
３間に前記押圧具８と平行に配設し、該固定具に対向す
る下方位置にはテーブル３の側面に固着する座板１４上
に配設した複数の昇降シリンダー１５，１５・・・を介
して上下動自在で、押圧具８側に面した前記固定具１０
の側縁と同一位置の側縁を設けた昇降具１６を配設する
が、固定具１０と同様に上面にガラスと馴染みのよいゴ
ム硬度９０°のウレタンゴム１７を貼着した昇降具１６
は、配設端から連鎖状に次々と作動する昇降シリンダー
１５、１５・・により傾斜しながら上昇して固定具１０
に接近し、該固定具に昇降具１６の傾斜した片端が到達
し押圧すると順次他端側も上昇、最終的には昇降具１６
の全長が固定具１０に圧接するようにした制御機構を組
み入れたものである。
【００１０】以下、本発明の設定値と作動を説明する。
テーブル３上に載置し上面に切筋線１を付与した薄板ガ
ラス２を該テーブルの所定の位置に、すなわち該切筋線
をテーブル３面よりわずかに低い位置に設定された昇降
具１６の側縁まで移動し、前もってリニヤガイド５、５
により位置決めしたブリッジ６に配設するシリンダー
７、７を作動して押圧具８を降下させ、該押圧具はテー
ブル３上の薄板ガラスを押圧固定する。
テーブル３上に載置し上面に切筋線１を付与した薄板ガ
ラス２を該テーブルの所定の位置に、すなわち該切筋線
をテーブル３面よりわずかに低い位置に設定された昇降
具１６の側縁まで移動し、前もってリニヤガイド５、５
により位置決めしたブリッジ６に配設するシリンダー
７、７を作動して押圧具８を降下させ、該押圧具はテー
ブル３上の薄板ガラスを押圧固定する。
【００１１】引き続き座板１４、１４、・上に配設する
複数台の昇降シリンダー１５、１５、・を作動させる
が、制御機構に組み込まれた図示されない遅延リレーに
より該昇降シリンダーは一方の支柱１３側より順次作動
し、各昇降シリンダーと連設する昇降具１６をわずかに
傾斜させ、薄板ガラス２の端縁を支持しながらテーブル
３面より高く上昇すると、該薄板ガラスの端縁はその切
筋線１の例えば始発側から、テーブルの脚部１１、１１
よりブラケット１２、１２を介して立設の支柱１３、１
３に横架する固定具１０と前記昇降具１６とにウレタン
ゴム９、１７を介して挟まれ、傾斜した該昇降具の全長
は薄板ガラス２の端縁を介して固定具１０に挟持圧接し
て水平になるが、固定具１０に圧接挟持する昇降具１６
の垂直上昇によりテーブル３上で押圧具８により押圧固
定された反対側、すなわち薄板ガラス２の端部側は持ち
上げられ、該ガラス面には曲げと共に前後方向への引張
力が作用し、切筋線１より反テーブル側の挟持された薄
板ガラス２の端縁は、該昇降具および固定具１０の側縁
を切筋線１との位置が一致し、その上下間に極わずかな
斜めの挿入状態で固定具１０と昇降具１６とを圧接する
と、該切筋線を境として屈曲状に荷重が作用し割れ目の
ニューを起源し、該ニューは傾斜した昇降具１６の片端
から他端側へと固定具１０への圧接により進展して順次
移動し、押圧具８側に切断分離した薄板ガラス２の切断
端面は、持ち上がった位置からテーブル３面迄への反撥
時に、前記引張力により固定具１０と昇降具１６に挟持
した反対側の切断端面とは接触することは無く、また前
もって切筋線１から押圧具８の距離をリニアガイドによ
りセットすれば、同一厚みの薄板ガラス２おける切断端
面は、ガラス面に対して垂直で段差や突片の無いクリー
ンカットが得られ、該クリーンカットは薄板ガラス２の
厚みに対して固定具１０と押圧具８を下記のように設定
して得られた。
複数台の昇降シリンダー１５、１５、・を作動させる
が、制御機構に組み込まれた図示されない遅延リレーに
より該昇降シリンダーは一方の支柱１３側より順次作動
し、各昇降シリンダーと連設する昇降具１６をわずかに
傾斜させ、薄板ガラス２の端縁を支持しながらテーブル
３面より高く上昇すると、該薄板ガラスの端縁はその切
筋線１の例えば始発側から、テーブルの脚部１１、１１
よりブラケット１２、１２を介して立設の支柱１３、１
３に横架する固定具１０と前記昇降具１６とにウレタン
ゴム９、１７を介して挟まれ、傾斜した該昇降具の全長
は薄板ガラス２の端縁を介して固定具１０に挟持圧接し
て水平になるが、固定具１０に圧接挟持する昇降具１６
の垂直上昇によりテーブル３上で押圧具８により押圧固
定された反対側、すなわち薄板ガラス２の端部側は持ち
上げられ、該ガラス面には曲げと共に前後方向への引張
力が作用し、切筋線１より反テーブル側の挟持された薄
板ガラス２の端縁は、該昇降具および固定具１０の側縁
を切筋線１との位置が一致し、その上下間に極わずかな
斜めの挿入状態で固定具１０と昇降具１６とを圧接する
と、該切筋線を境として屈曲状に荷重が作用し割れ目の
ニューを起源し、該ニューは傾斜した昇降具１６の片端
から他端側へと固定具１０への圧接により進展して順次
移動し、押圧具８側に切断分離した薄板ガラス２の切断
端面は、持ち上がった位置からテーブル３面迄への反撥
時に、前記引張力により固定具１０と昇降具１６に挟持
した反対側の切断端面とは接触することは無く、また前
もって切筋線１から押圧具８の距離をリニアガイドによ
りセットすれば、同一厚みの薄板ガラス２おける切断端
面は、ガラス面に対して垂直で段差や突片の無いクリー
ンカットが得られ、該クリーンカットは薄板ガラス２の
厚みに対して固定具１０と押圧具８を下記のように設定
して得られた。
【００１２】薄板ガラスの厚み・・・・・・・・０．７
ｍｍ： １．１ｍｍ： ２．０ｍｍ テーブル面からの固定具の高さ・・３．５ｍｍ： ３．
５ｍｍ： ３．５ｍｍ 固定具と押圧具との側面距離・・３２．０ｍｍ：４７．
０ｍｍ：７７．０ｍｍ 切筋線１を付与する自動切断機を設けたテーブルに送り
機構と位置決め手段とを設け、その端部に折割装置４を
配設すれば一連の流れ機構のラインとなり、より効率的
な切断作業ができ、昇降シリンダー１５はスピードコン
トロール付きが望ましく、また該昇降シリンダー１５は
昇降具１６両端の下方に配設して、一方の該シリンダー
を作動させ昇降具１６が固定具１０に到達し圧接した
ら、他方のシリンダーを作動させるようにしてもよく、
さらに前もって固定具１０と昇降具１６とが薄板ガラス
２の端縁を挟持して、シリンダー７、７により薄板ガラ
ス２を押圧する押圧具８に代わりガラスエッジ側から前
記押圧具８の押圧面上を押圧回転移動するローラーを配
設してもよい。
ｍｍ： １．１ｍｍ： ２．０ｍｍ テーブル面からの固定具の高さ・・３．５ｍｍ： ３．
５ｍｍ： ３．５ｍｍ 固定具と押圧具との側面距離・・３２．０ｍｍ：４７．
０ｍｍ：７７．０ｍｍ 切筋線１を付与する自動切断機を設けたテーブルに送り
機構と位置決め手段とを設け、その端部に折割装置４を
配設すれば一連の流れ機構のラインとなり、より効率的
な切断作業ができ、昇降シリンダー１５はスピードコン
トロール付きが望ましく、また該昇降シリンダー１５は
昇降具１６両端の下方に配設して、一方の該シリンダー
を作動させ昇降具１６が固定具１０に到達し圧接した
ら、他方のシリンダーを作動させるようにしてもよく、
さらに前もって固定具１０と昇降具１６とが薄板ガラス
２の端縁を挟持して、シリンダー７、７により薄板ガラ
ス２を押圧する押圧具８に代わりガラスエッジ側から前
記押圧具８の押圧面上を押圧回転移動するローラーを配
設してもよい。
【００１３】
【発明の効果】本発明は、薄板ガラスの折割に最適な曲
げ作用力を調整して切筋線を挟みその端部を該切筋線の
例えば始発側から押圧挟持し、かつ薄板の曲げによる引
張力を付与することにより割れ目が切筋線に沿って確実
に進行し、その切断した端面同士の衝接はなく切断面は
クリーンカットが得られ、簡易な構成による装置で幅の
狭い耳折りを可能とし、生産歩留の向上が図れるもので
ある。
げ作用力を調整して切筋線を挟みその端部を該切筋線の
例えば始発側から押圧挟持し、かつ薄板の曲げによる引
張力を付与することにより割れ目が切筋線に沿って確実
に進行し、その切断した端面同士の衝接はなく切断面は
クリーンカットが得られ、簡易な構成による装置で幅の
狭い耳折りを可能とし、生産歩留の向上が図れるもので
ある。
【図１】薄板ガラスの折割装置の一部を切欠省略した斜
視図を示す。
視図を示す。
【図２】図１のＡ−Ａ切断した一部を切欠した側断面図
を示す。
を示す。
１・・・・・切筋線 ２・・・・・薄板ガラス ３・・・・・テーブル４ ・・・・・折割装置 ８・・・・・押圧具 １０・・・・・固定具 １５・・・・・昇降シリンダー １６・・・・・昇降具
Claims (6)
- 【請求項１】薄板ガラスの上面に切筋線を付与した端縁
をテーブルの端縁より突出し、該切筋線の両脇を挟持し
て曲げモーメントを付与する薄板ガラスの折割方法にお
いて、前記テーブル上で前記薄板ガラスを前記切筋線に
平行に押圧固定し、該切筋線と一致しかつ反テーブル側
の突出した前記薄板ガラスの下面端縁を前記テーブル上
より上昇せしめ、該薄板ガラスの前記切筋線からの端縁
を挟持圧接するようにした薄板ガラスの折割方法。 - 【請求項２】前記切筋線の一方側よりその終点側へと順
次前記薄板ガラスを上昇させながら挟持圧接せしめるよ
うにした請求項１記載の薄板ガラスの折割方法。 - 【請求項３】上面に切筋線を付与した薄板ガラスの端縁
をテーブルの端縁より突出して載置し、該切筋線と平行
に前記薄板ガラスを押圧固定する押圧具を前記テーブル
上に設け、該切筋線と側縁とを一致かつその反テーブル
側に突出し上昇した前記薄板ガラスの上面と当接する位
置に該テーブルより高く横架する固定具と、該薄板ガラ
スの下面を支持し前記切筋線と側縁とを一致する上下動
自在で前記固定具と挟持の昇降具とを配設する薄板ガラ
スの折割装置。 - 【請求項４】前記昇降具を上下動せしめる昇降用シリン
ダーを直列に複数台配設し、該昇降用シリンダーを前記
切筋線の一方側よりその終点側に時間差を付けて上昇連
動せしめるようにした請求項３記載の薄板ガラスの折割
装置。 - 【請求項５】前記薄板ガラスを挟持する前記固定具と前
記昇降具との挟持面にウレタンゴムを貼着する請求項３
乃至４記載の薄板ガラスの折割装置。 - 【請求項６】前記押圧具を前記切筋線の遠近方向に微動
自在なリニアガイド上に横架するブリッジに上下動自在
なシリンダーを介して配設する請求項３乃至５記載の薄
板ガラスの折割装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3012194A JPH07237929A (ja) | 1994-02-28 | 1994-02-28 | 薄板ガラスの折割方法およびその装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3012194A JPH07237929A (ja) | 1994-02-28 | 1994-02-28 | 薄板ガラスの折割方法およびその装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07237929A true JPH07237929A (ja) | 1995-09-12 |
Family
ID=12294954
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3012194A Pending JPH07237929A (ja) | 1994-02-28 | 1994-02-28 | 薄板ガラスの折割方法およびその装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07237929A (ja) |
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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| CN109790058A (zh) * | 2017-08-01 | 2019-05-21 | 坂东机工株式会社 | 玻璃板的折断机 |
| CN114644452A (zh) * | 2022-03-01 | 2022-06-21 | 广东旭业光电科技股份有限公司 | 一种手机镜片自动开料装置 |
-
1994
- 1994-02-28 JP JP3012194A patent/JPH07237929A/ja active Pending
Cited By (13)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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