JPH07237731A - ベルトコンベヤの落荷回収装置 - Google Patents

ベルトコンベヤの落荷回収装置

Info

Publication number
JPH07237731A
JPH07237731A JP2579494A JP2579494A JPH07237731A JP H07237731 A JPH07237731 A JP H07237731A JP 2579494 A JP2579494 A JP 2579494A JP 2579494 A JP2579494 A JP 2579494A JP H07237731 A JPH07237731 A JP H07237731A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
belt conveyor
storage tank
coal
traveling
conveyor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2579494A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3339165B2 (ja
Inventor
Akira Kawase
晃 川瀬
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
IHI Corp
Original Assignee
IHI Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by IHI Corp filed Critical IHI Corp
Priority to JP02579494A priority Critical patent/JP3339165B2/ja
Publication of JPH07237731A publication Critical patent/JPH07237731A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3339165B2 publication Critical patent/JP3339165B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Structure Of Belt Conveyors (AREA)
  • Auxiliary Methods And Devices For Loading And Unloading (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 落下防止板上に積もった落荷を安全に且つ容
易に回収する。 【構成】 粉炭C(粉粒状の荷)を搬送するベルトコン
ベヤの下部に落下防止板11を設けた落荷回収装置であ
って、ベルトコンベヤの側部に沿って走行自在の走行台
車12と、走行台車12から落下防止板11上に進出し
て落炭C0 を集荷位置Pまで集める掻き寄せ手段13
と、集められた落炭C0 を走行台車12内の貯蔵タンク
14に運び入れる搬入手段15とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、粉炭等の粉粒状の荷を
搬送するベルトコンベヤに備えられる落荷回収装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】図16に示すように、石炭火力発電所な
どに設けられる粉炭搬送用のベルトコンベヤ1は、トラ
ス構造のガーダ2により例えば貯炭槽3からホッパ4ま
で乗継部5を経由して延長され、建屋6及び支柱7によ
りヘッド側が高くなるように傾斜した状態で構築されて
いる。ベルトコンベヤ1のヘッドプーリ8の位置には、
ベルトに付着した粉炭を落とすための水噴射ノズルやブ
ラシなどが設けられている。またガーダ2には、ベルト
コンベヤ1に沿う落下防止板が設けられ、ベルトに残っ
た粉炭がリターン中に剥がれて地上にまで落ちるのを防
止するようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところでその落下防止
板上には、粉炭の搬送が進行するに伴って落炭が積もっ
てゆくので、これが地上へ落ちることなどがないよう
に、作業者が定期的にガーダ2上に登って、この落炭を
回収するようにしていた。このため高所でしかも高速走
行しているベルトコンベヤの下に手を伸ばすといった作
業が必要になり、危険で困難な仕事になると共に、省力
化を図る上での課題になっていた。
【0004】そこで本発明は、上記事情に鑑み、落下防
止板の上に積もった落荷を安全に且つ容易に回収できる
装置を新規に提供すべく創案されたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、粉粒状の荷を
搬送するベルトコンベヤの下部に落下防止板を設けた落
荷回収装置であって、ベルトコンベヤの側部に沿って走
行自在の走行台車と、走行台車から落下防止板上に進出
して落荷を集荷位置まで集める掻き寄せ手段と、集めら
れた落荷を走行台車内の貯蔵タンクに運び入れる搬入手
段とを備えたものである。
【0006】上記搬入手段は、貯蔵タンクの近傍に設け
られたファンと、ファンから集荷位置まで伸びた吸引ノ
ズルとを有した構成としてよい。或いは貯蔵タンクと集
荷位置との間で循環する搬送体を有したコンベヤ装置と
してよい。
【0007】
【作用】上記構成によって、走行台車が走行して適宜な
位置に停止すると、掻き寄せ手段は走行台車からコンベ
ヤ側に進出してリターン側のベルトから落下防止板上に
落ちた落荷を掻き寄せ、集荷位置に集める。搬入手段
は、集荷位置にある落荷を貯蔵タンクに運び入れて回収
する。
【0008】搬入手段がファン及び吸引ノズルを有した
構成によって、集荷位置に集められた落荷はファンの吸
引力により吸引され、吸引ノズルを通って貯蔵タンクに
運び入れられる。コンベア装置を有した構成は、搬送体
の循環により落荷を集荷位置から貯蔵タンクまで移送す
る。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を添付図面に従って説
明する。
【0010】図1及び図2は、本発明に係わるベルトコ
ンベヤの落荷回収装置の第一の実施例を示したものであ
り、粉炭搬送用のベルトコンベヤに適用した場合を示し
ている。この落荷回収装置は、ベルトコンベヤの下部に
落下防止板11が設けられ、ベルトコンベヤの側部に沿
って走行する走行台車12と、走行台車12から落下防
止板11上に進出して落炭C0 を落下防止板11と走行
台車12との間の集荷位置Pまで集める掻き寄せ手段1
3と、集められた落炭C0 を走行台車12内の貯蔵タン
ク14に運び入れる搬入手段15とにより主として構成
されている。
【0011】ベルトコンベヤは、ガーダ16にプーリ
(図示せず)間で張架された無端ベルト17が設けられ
て構成され、粉炭Cを乗せるキャリヤ側のベルト17a
を支えるキャリヤローラ18と、下方に折り返されたリ
ターン側のベルト17bを支えるリターンローラ19と
が長手方向に所定の間隔で設けられている。ガーダ16
は、長手方向で見て略正方形に組まれた上下部材20,
21及び左右側部材22,23と、その四隅の位置で長
手方向に伸びたチャネル材24,25,26,27とで
主に構成され、上部材20の上にキャリヤローラ18
が、左右の上チャネル材24,25間にリターンローラ
19が、それぞれブラケット28,29,30を介して
軸支されている。キャリヤローラ18は、ベルト17の
幅方向に連ねられた三本のローラで成り、キャリヤ側の
ベルト17aを適宜なトラフ角で曲げて粉炭Cがこぼれ
ないように保持している。リターンローラ19は、幅方
向に伸びた一本のゴムリング付きのローラで成り、ベル
ト搬送面側に接触している。また側部材22,23には
ベルト17の幅方向両側に張り出した横架材31が取り
付けられ、この横架材31上に敷板32が載置されて、
ベルトコンベヤの両側部に沿う歩廊33が形成されてい
る。歩廊33の幅は作業者が歩行し点検作業等ができる
程度に形成され、その外側に上部材20のレベルまでの
高さの手摺34が設けられている。そして横架材31か
ら上方に僅かに隔てられた高さで、落下防止板11が両
側部材22,23間にフランジチャネル35を介して取
り付けられている。落下防止板11の幅はベルト17の
幅よりも若干広くなっている。また落下防止板11から
上部材20にかけての側部材22,23にはサイドカバ
ー36が設けられ、落下防止板11よりも上方の空間を
囲っていると共に、長手方向に適宜な間隔で分割され、
それぞれが上下にスライド可能に形成されている。各サ
イドカバー36の上部には、スライド操作用の把手37
が一対取り付けられている。
【0012】走行台車12は、ハウジング板38で直方
体状に区画成形され、歩廊33よりも若干狭い幅と、手
摺34に略等しい高さと、サイドカバー36の一枚の長
さに相当する長さとを有している。また走行台車底部に
は、歩廊33上を一方向Eに走行するための走行車輪3
9及びガイド輪40が四隅に設けられている。後方の走
行車輪39には電動モーター41が連結され、その駆動
により車輪回転軸に回転力を伝達するようになっている
と共に、走行台車12の前方端部に設けられたセンサー
42の動作により駆動停止されるようになっている。す
なわち上チャネル材24,25には、サイドカバー36
の長さに相応した間隔で位置マーク43が設けられてお
り、センサー42はこの位置マーク43により、走行台
車12がサイドカバー36に正対する停止すべき位置を
検知するものである。ガイド輪40は、敷板32の縁が
上方に折り曲げられて形成されたフランジ44に係合し
て、走行を規制している。
【0013】このほか走行台車12には、図3及び図4
に示すように、サイドカバー36を開閉するための鉛直
シリンダー45と、落炭受板46を支持する水平シリン
ダー47とが設けられている。鉛直シリンダー45は、
ベルト17に近い側に一対設けられ、その進退ロッド4
8の先端に、サイドカバー36の把手37に掛かる鉤状
の爪49が取り付けられている。すなわち鉛直シリンダ
ー45の伸長によってサイドカバー36を上昇させ、落
下防止板11とリターンローラ19との間の空間を開放
するものである。なお爪49は、走行台車走行時にはサ
イドカバー36と平行な格納状態にしておくことが望ま
しい(図4中二点鎖線にて示す)。この状態にするに
は、例えば進退ロッド48に爪49を軸回りに回転自在
に支持させると共に、サイドカバー36側へ突出するよ
うに付勢するスプリング(図示せず)を備えておき、下
降して爪49が把手37から離脱した後にガイド等に当
接させ、爪49を回転させるものとすればよい。また落
炭受板46は、走行台車12の長さよりも若干狭い幅の
平板で成り、走行台車12の底板下面に基端が枢支され
た二本の水平シリンダー47の進退ロッド50の先端に
支持されている。そしてこれら水平シリンダー47の伸
長により、落下防止板11と走行台車12との隙間の下
方に掛け渡されるようになっている。すなわちこの落炭
受板46が、落炭C0 の集荷位置Pを実質的に区画形成
するものである。
【0014】図5及び図6に示すように、掻き寄せ手段
13は、走行台車12の下半部の区画室51内に固定さ
れベルト17の幅方向に伸びた二本の平行なスライドレ
ール52と、スライドレール52に沿ってそれぞれ移動
する一対の中空アーム53と、これら中空アーム53内
に設けられその長手方向に沿って伸縮する伸縮アーム5
4とにより主として構成されている。スライドレール5
2は、図7に示すように断面略正方形の中空の柱体で成
り、その内方に、スクリューロッド55が回転自在に設
けられている。スライドレール52の外周には連結部材
(スライダー)56が軸方向に摺動自在に嵌合され、小
型の昇降シリンダー57を介して中空アーム53の基端
部58と接続している。そして連結部材56にはスライ
ドレール52側に突出した駆動爪59が取り付けられ、
スライドレール52に形成された軸方向の長穴60を通
ってスクリューロッド55の溝に係合している。従って
スクリューロッド55がモーター(図示せず)により正
逆回転すると、連結部材56がスライドレール52の軸
方向に移動し、中空アーム53が走行台車12から出没
することになる。中空アーム53は、断面正方形の基端
部58以外は下面が開放したコ字状の断面で成る。伸縮
アーム54は、図6に示したように、縮小した状態で中
空アーム53内に略収容されるようなシリンダーとして
形成され、中空アーム53が最もガーダ16内に進出し
た位置で最大に伸ばすとその先端がベルトコンベヤのセ
ンターOを越えるようなストロークを有している。その
進退ロッド61は、長手方向略中央で水平方向に屈折自
在に形成され、関節の位置に設けられた回転機構(サー
ボモーター等)62の駆動により内側に直角に折れて先
端同士が近接或いは当接するようになっている。ここで
関節よりも先の部分を中空アーム53間の距離よりも若
干長くして、折り曲げたときにオーバーラップするよう
にしてもよい。中空アーム53及び伸縮アーム54の進
退ロッド61の下面には、図8に示すようにライナー
(又はブラシ)63が設けられ、昇降シリンダー57の
伸長により落下防止板11上に接する位置まで下降し、
屈折揺動及びその後の走行台車12側への後退により、
アーム53,54の内側及びセンターOよりも手前の範
囲にある落炭C0 の大部分を集めるようになっている。
【0015】搬入手段15は、図4に示したように、貯
蔵タンク14の近傍に設けられたファン64と、ファン
64から集荷位置Pまで伸びた吸引ノズル65とにより
主として構成されている。貯蔵タンク14は、走行台車
12の上半部の区画室66前方に設置され、上面が開口
した直方体の箱体として形成されている。ファン64
は、貯蔵タンク14の開口に吸入側が臨むように区画室
66後方のハウジング67内に設けられ、ファン64を
回転させるための駆動部(モーター)68と、駆動部6
8の後方に位置された排気部69とが備えられている。
ファン64の吸入側には長方形の板状のフィルター70
が設けられている。吸引ノズル65は、図9及び図10
に示すように、断面円形のパイプ71と走行方向Eに伸
びた先端開口部72とで成り、パイプ71が走行台車1
2の長手方向(走行方向E)中央においてフィルタ70
の前面の位置から屈折して走行台車12側面に沿って垂
下され、先端開口部72に連なっている。先端開口部7
2は、パイプ71に接続された水平板73と、側外方へ
傾斜して水平板73に連なる長板74と、走行台車12
の側面下端に形成された開口75とで区画され、集荷位
置Pに近接して配置されている。従って、ファン64の
回転により吸引ノズル65にサクションエアが供給され
ると、落炭受板46上に集められた落炭C0 が先端開口
部72からパイプ71へと吸い込まれて貯蔵タンク14
まで移送されることになる。
【0016】このほか図4に示したように、走行台車1
2には制御盤76が設けられ、各シリンダー45,47
及び電動モーター41等をプログラムに従って順次駆動
させるようになっている。
【0017】次に本実施例の作用を説明する。
【0018】駆動プーリの回転によりベルトコンベヤの
ベルト17が回行されると、キャリヤ側のベルト17a
に載置された粉炭Cは例えば貯炭槽からホッパまで搬送
される。そしてリターン側のベルト17bには、ヘッド
プーリの近傍にて取り除かれること無く残った粉炭Cが
付着しており、リターンローラ19との接触などによっ
て、リターンの途中で剥離し、落下防止板11上に積も
る。この堆積が限界に達する前に、或いは定期的に、落
荷回収装置の走行台車12を歩廊33にセットして落炭
0 の回収を行う。
【0019】まず電動モーター41の駆動により走行車
輪39を回転させて、歩廊33上を走行させ、センサー
42が位置マーク43を検知することにより停止させ
る。この位置決めされた走行台車12から水平シリンダ
ー47を伸長させ、落炭受板46をガーダ16との隙間
に掛け渡す。次に鉛直シリンダー45を伸長させて、そ
の爪49を把手37に掛けてサイドカバー36を上昇さ
せ、落下防止板11の上方空間を開放する。
【0020】次にスクリュー55を回転させて中空アー
ム53をガーダ16の内方へと伸ばし、さらに伸縮アー
ム54の伸長により先端をベルトコンベヤのセンターO
の位置まで届かせてから、昇降シリンダー57を伸長さ
せてアーム53,54を落下防止板11の表面に載置す
る。この状態で左右の伸縮アーム54の進退ロッド61
を内側に回転させ、直角に折り曲げた状態にしてから走
行台車12側に引き寄せ、囲った範囲の落炭C0 を集荷
位置Pの落炭受板46上に落とす。
【0021】そしてファン64を回転させることにより
吸引ノズル65内にサクションエアを供給し、先端開口
部72から落炭C0 を吸い上げ、フィルター70で落炭
0 だけを貯蔵タンク14に落とす。適当な時間だけ吸
引したならファン64を止め、アーム53,54を上げ
てから屈折を戻して直線状にし、走行台車12内に引き
込む。そして鉛直シリンダー45を縮退させてサイドカ
バー36を閉じ、落炭受板46を走行台車12側に収納
した後、電動モーター41を駆動させる。以降、センサ
ー42の検知により隣接した次の回収位置へ移動して上
記動作を繰り返し、ベルトコンベヤの全長に渡って落炭
0 の回収を行う。片側の回収が終わったなら、他方の
歩廊33に移り、反対側の落炭回収を行う。回収した落
炭は、正規に搬送した粉炭Cと一緒に供用される。
【0022】このように、歩廊33を走行する走行台車
12に、落炭C0 を走行台車12側に集める掻き寄せ手
段13と、集めた落炭C0 を吸引して貯蔵タンク14に
搬入するファン64及び吸引ノズル65とを設けて、落
下防止板11上を順次清掃するようにしたので、リター
ン側のベルト17bから落ちた粉炭Cを自動的に且つ確
実に回収することができる。すなわち危険な重労働であ
った落炭回収の手作業を廃止することができ、安全性の
向上及び省人員化が達成される。また歩廊33を利用し
て走行台車12を走行させるようにしたので、既設のベ
ルトコンベヤにも容易に設置でき、極めて汎用性に富
む。
【0023】なお本実施例ではファン64を走行台車1
2内に設けるものとしたが、サクションエア源を別の場
所に設けて、伸縮自在のエアホース等で走行台車12と
連結し、吸引ノズル65に接続するようにしてもよい。
またアーム53,54の高さは落炭防止板11上に余裕
のない狭い空間であっても挿入できるように、できる限
り小さいものとすることが望ましい。
【0024】図11乃至図13は、本発明の第二の実施
例を示したものである。この実施例では、前記第一の実
施例と同様に構成された走行台車81及び掻き寄せ手段
13が備えられていると共に、搬入手段82として、落
炭受板46上に設けられた小コンベヤ83と、小コンベ
ヤ83の搬送端部と貯蔵タンク84との間に設けられた
縦コンベヤ85とが備えられている。小コンベヤ83は
走行方向Eに伸びたプーリ86,87と落炭受板46に
相応した幅のベルト88とで成り、両側端には搬送下流
側が適宜窄められたガイド板89が立設されている。縦
コンベヤ85は、ベルトコンベヤの幅方向に伸び走行台
車81内の前方及び後方の上下に配置されたプーリ90
と、これらプーリ90間で矩形の循環路を辿る板付きベ
ルト91とで構成されている。そのかき板92は上行
(図13中の矢印F)する際に落炭C0 が漏れないよう
に適宜傾斜しており、貯蔵タンク84の上方を通過する
過程で移送した落炭C0 を放出するようになっている。
【0025】このように構成することで、掻き寄せ手段
13によって集められた落炭C0 は、落炭受板46上の
小コンベヤ83上に落ち、その駆動により縦コンベヤ8
5の底部区間に移される。そして縦コンベヤ85の循環
駆動で上方に持ち上げられ、貯蔵タンク84に収納され
る。この構成により、例えば比較的大きな塊状の落炭C
0 があっても確実に回収でき、またファンによる騒音の
懸念もない。この他の構成及び作用効果は前記第一の実
施例と同様である。
【0026】図14及び図15は、本発明の第三の実施
例を示したもので、貯蔵タンク101を走行台車102 の底
部に設け、落炭受板46上にスライドコンベヤ103 を設
けている。貯蔵タンク101 は、落炭受板46のレベルで
略走行台車102 底部に相応する大きさで開口しており、
歩廊33の敷板31に近接して底面104 が位置してい
る。スライドコンベヤ103 は、走行方向Eに伸びた両端
のプーリ105 ,106 のほかに、これと平行な中間プーリ
107 を下方に有し、搬送下流側のプーリ106 の水平移動
及び中間プーリ107 の昇降により搬送長さを増減させる
ものである。すなわちスライドコンベヤ103 の搬送下流
端は、貯蔵タンク101 の手前(ガーダ側)から奥まで万
遍無く移動することができる。
【0027】従って、掻き寄せ手段(図示略)による落
炭C0 の掻き寄せと並行して、或いは掻き寄せが終了し
た時点でスライドコンベヤ103 を駆動させることによ
り、落炭C0 を順次貯蔵タンク101 へと収納できる。こ
の構成では、貯蔵タンク101 の容量が限られたものとな
るが、一台のスライドコンベア103 だけで落炭C0 の搬
入ができるので、構成が簡単になる。また貯蔵タンク10
1 を走行台車102 に対して着脱自在に支持させておけ
ば、収容した落炭C0 の取り出しが簡単になり、容易に
処理できる。このほかの構成及び作用効果は前記実施例
と同様である。なお搬入手段としてのコンベヤ装置は、
どのような形式のものでもよい。
【0028】そして以上の実施例では、走行台車12,
81,102 が自動的に歩廊33を走行して清掃していく
ものとしたが、作業員が手押しで走行台車を走行移動さ
せ、ボタン操作などにより順次回収動作を行わせるよう
にしてもよい。さらに、粉炭Cを搬送するベルトコンベ
ヤに適用した場合を示したが、他の粉粒体を搬送するベ
ルトコンベヤにも本発明は当然適用できるものである。
【0029】
【発明の効果】以上要するに本発明によれば、リターン
側のベルトから落下防止板に落ちた荷を容易に回収で
き、回収作業の省力化及び安全性向上が達成されるとい
う優れた効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わるベルトコンベヤの落荷回収装置
の第一の実施例を示した正面断面図である。
【図2】図1の平面図である。
【図3】図1の要部拡大図である。
【図4】図3の平面図である。
【図5】図1の掻き寄せ手段を示した正面図である。
【図6】図5の平面図である。
【図7】図5のA−A線矢視断面図である。
【図8】図5のB−B線矢視断面図である。
【図9】図1の搬入手段を示した正面図である。
【図10】図9の平面図である。
【図11】本発明の第二の実施例を示した正面図であ
る。
【図12】図11の平面図である。
【図13】図11のD−D線矢視断面図である。
【図14】本発明の第三の実施例を示した正面図であ
る。
【図15】図14の平面図である。
【図16】ベルトコンベヤの全体を示した側面図であ
る。
【符号の説明】
11 落下防止板 12,81,102 走行台車 13 掻き寄せ手段 14,84,101 貯蔵タンク 15 搬入手段 64 ファン 65 吸引ノズル 83 小コンベヤ(コンベヤ装置) 85 縦コンベヤ(コンベヤ装置) 88 ベルト(搬送体) 91 板付きベルト(搬送体) 103 スライドコンベヤ(コンベヤ装置) P 集荷位置 C 粉炭(粉粒状の荷) C0 落炭(落荷)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 粉粒状の荷を搬送するベルトコンベヤの
    下部に落下防止板を設けた落荷回収装置であって、上記
    ベルトコンベヤの側部に沿って走行自在の走行台車と、
    該走行台車から上記落下防止板上に進出して落荷を集荷
    位置まで集める掻き寄せ手段と、集められた落荷を走行
    台車内の貯蔵タンクに運び入れる搬入手段とを備えたこ
    とを特徴とするベルトコンベヤの落荷回収装置。
  2. 【請求項2】 上記搬入手段が、上記貯蔵タンクの近傍
    に設けられたファンと、該ファンから上記集荷位置まで
    伸びた吸引ノズルとを有した請求項1記載のベルトコン
    ベヤの落荷回収装置。
  3. 【請求項3】 上記搬入手段が、上記貯蔵タンクと集荷
    位置との間で循環移動する搬送体を有したコンベヤ装置
    である請求項1記載のベルトコンベヤの落荷回収装置。
JP02579494A 1994-02-24 1994-02-24 ベルトコンベヤの落荷回収装置 Expired - Fee Related JP3339165B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP02579494A JP3339165B2 (ja) 1994-02-24 1994-02-24 ベルトコンベヤの落荷回収装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP02579494A JP3339165B2 (ja) 1994-02-24 1994-02-24 ベルトコンベヤの落荷回収装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH07237731A true JPH07237731A (ja) 1995-09-12
JP3339165B2 JP3339165B2 (ja) 2002-10-28

Family

ID=12175750

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP02579494A Expired - Fee Related JP3339165B2 (ja) 1994-02-24 1994-02-24 ベルトコンベヤの落荷回収装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3339165B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012121684A (ja) * 2010-12-08 2012-06-28 Nippon Steel Corp ベルトコンベア

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012121684A (ja) * 2010-12-08 2012-06-28 Nippon Steel Corp ベルトコンベア

Also Published As

Publication number Publication date
JP3339165B2 (ja) 2002-10-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN208789561U (zh) 一种自卸式运输车
US20180079595A1 (en) Rake Device on Friction-Driven Sweep Conveyor
US3750339A (en) Pipe cleaning apparatus
KR101353322B1 (ko) 탄두의 탄대부 제청기와 분진흡수장치
CN111791838A (zh) 吸料执行机构及余料清除***
US8132282B2 (en) Mechanical sweeper
CA2987537C (en) Sewer cleaning device and/or street cleaning device
CN111071209A (zh) 一种车厢余料清扫收集设备
TWI552938B (zh) 用於回收細屑的系統及相關方法
CN111470340B (zh) 一种火车余料清扫收集装置
CN205616262U (zh) 一种自移式卸料车
FI107820B (fi) Kone soran imemiseksi raiteiden sorapenkereestä
CN111994666A (zh) 一种散料清理装置
JPH07237731A (ja) ベルトコンベヤの落荷回収装置
JP3367193B2 (ja) ベルトコンベヤの落荷回収装置
CN105800341A (zh) 一种散料卸料车
KR102466427B1 (ko) 쓰레기 이송장치 및 이를 이용하는 청소차
CN111791837A (zh) 吸料执行机构及余料清除***
CN211365914U (zh) 一种带除尘装置的刮板机
CN210507259U (zh) 垃圾转运站卸料平台的自动行走清扫车
CA3012208C (en) Mat washing system
JP3432785B2 (ja) 傾斜ベルトコンベヤの落荷回収装置
CN101654192A (zh) 水泥熟料卸车***
JPH0977238A (ja) ベルトコンベヤの落荷清掃装置
US1110239A (en) Portable elevator.

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees