JPH07237712A - 棚設備 - Google Patents

棚設備

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Publication number
JPH07237712A
JPH07237712A JP2871994A JP2871994A JPH07237712A JP H07237712 A JPH07237712 A JP H07237712A JP 2871994 A JP2871994 A JP 2871994A JP 2871994 A JP2871994 A JP 2871994A JP H07237712 A JPH07237712 A JP H07237712A
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JP
Japan
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loading
unloading
unloading device
fitted
fitting
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Pending
Application number
JP2871994A
Other languages
English (en)
Inventor
Kanji Abu
寛二 阿武
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Daifuku Co Ltd
Original Assignee
Daifuku Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 棚の区画収納空間に出し入れ装置を正しく対
応して位置決めし得、荷の出し入れを安定して行え、荷
捌き場に対する荷搬送車の出入り走行は、他物に邪魔さ
れることなく常に円滑に行える棚設備を提供する点にあ
る。 【構成】 出し入れ装置35と荷搬送車21との間での荷16
の受け渡しは、嵌合体50を下降して被嵌合体65に上方か
ら嵌合させることで、出し入れ装置35の下部を前後左右
でロック状態として行える。荷搬送車21の荷捌き場20で
の走行は、荷捌き場20側とは反対側に設けた嵌合体50の
作用する被嵌合体65を作業スペースSの近くに設けてい
ることから、被嵌合体65に邪魔されることなく行える。
出し入れ装置35による棚1,2への入出庫は、嵌合体50
を被嵌合体60に上方から嵌合させることで、出し入れ装
置35の下部を前後左右でロック状態として行える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、固定棚と移動棚とから
なる棚設備、詳しくは、上下方向ならびに左右方向に複
数の区画収納空間を有しかつ前後方向に所定間隔を置い
て配設された一対の固定棚と、上下方向ならびに左右方
向に複数の区画収納空間を有しかつ床側レールに支持案
内されて固定棚間で前後方向に往復移動自在な移動棚と
を有し、任意の一対の棚の前面どうしの間に作業スペー
スを形成可能にするとともに、棚群の左右方向の一端外
方に荷捌き場を形成した棚設備に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の棚設備としては、たとえ
ば実公昭54−40621 号公報に見られる自動倉庫設備が提
供されている。この従来構成は、一対の固定ラックと、
これら固定ラック間において床上に敷設された複数のレ
ールと、これらレール上に移動可能に設置した複数の移
動ラックと、これらラック群を跨ぐ門型クレーンとを有
する。
【0003】この門型クレーンは、移動ラックの移動方
向に沿って移動自在な横行台車を有し、この横行台車の
下面の回転盤から垂下したマストには、このマストに沿
って昇降する昇降台が装備され、この昇降台に左右突出
可能なフォーク機構が設置される。そしてラック群の端
部外方にマストなどの横行や回転を許す作業空間が形成
され、この作業空間を中にして前記ラック群とは反対側
にローラコンベアからなるローデイングステーションを
配置している。
【0004】この従来構成によると、移動ラック群の移
動により目的とするラックの前面前方にクレーン通路を
形成し得、そして門型クレーンの移動により吊下げ状の
マストなどをクレーン通路内で移動させたのちフォーク
機構を作用させることで、目的とするラックとの間で荷
物の搬入出を行える。また作業空間において、回転盤を
介してマストなどを回転させたのちフォーク機構を作用
させることで、ローデイングステーションとの間で荷物
の受け渡しを行える。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来の構成に
よると、マストなどをクレーン通路内で移動させる際
に、このマストなどは吊下げ状であることから上部を支
点として揺れ易く、したがってラックの収納空間に昇降
台を正しく対応させて停止させることが難しくなって、
ラックとの間での荷物の搬入出を正確に安全に行えな
い。またマストなどの揺れが停止するまでは時間が掛か
り、全体として能率的な作業を行えない。しかも荷物の
搬入出を行う際に、偏荷重によってマストなどの下部が
揺れ、所期の搬入出作業を安定して行えなかった。
【0006】本発明の目的とするところは、棚の区画収
納空間に出し入れ装置を正しく対応して位置決めし得、
そして荷の出し入れを安定して行えるとともに、荷捌き
場に対する荷搬送装置の出入り走行は、他物に邪魔され
ることなく常に円滑に行える棚設備を提供する点にあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本第1発明の棚設備は、上下方向ならびに左右方向に
複数の区画収納空間を有しかつ前後方向に所定間隔を置
いて配設された一対の固定棚と、上下方向ならびに左右
方向に複数の区画収納空間を有しかつ床側レールに支持
案内されて固定棚間で前後方向に往復移動自在な移動棚
とを有し、任意の一対の棚の前面どうしの間に作業スペ
ースを形成可能にするとともに、前記棚群の左右方向の
一端外方に荷捌き場を形成した棚設備であって、前記両
固定棚の上端にそれぞれ取り付けられてこれら固定棚に
支持された左右方向の天井側レールと、これら天井側レ
ールに支持案内されてこの天井側レールの方向に走行自
在なガーダーと、このガーダーの走行により作業スペー
ス内から荷捌き場に亘って吊下げ状で移動自在でありか
つガーダーに支持案内されて荷捌き場内を移動自在な出
し入れ装置と、前記荷捌き場に対して出入り自在な荷搬
送車とを設け、前記出し入れ装置の下部で前記荷捌き場
側とは反対側の端部に昇降自在な嵌合体を設けるととも
に、出し入れ装置を停止させたとき前記嵌合体が上方か
ら対向自在な被嵌合体を床側に配設している。
【0008】そして本第2発明は、上記した第1発明の
棚設備において、出し入れ装置の下部で移動方向の両端
部に嵌合体を昇降自在に設けるとともに、区画収納空間
に対向して出し入れ装置を停止させたとき両嵌合体が上
方から対向自在な被嵌合体をそれぞれ床側に配設してい
る。
【0009】さらに本第3発明は、上記した第2発明の
棚設備において、左右方向で隣接した区画収納空間に対
応する被嵌合体を兼用している。
【0010】
【作用】上記した本第1発明の構成において、荷を入出
庫させるに、出し入れ装置と荷搬送車との間での荷の受
け渡しは次のようにして行える。すなわち、まず嵌合体
を上昇して被嵌合体から離脱させた状態で、天井側レー
ルの支持案内によりガーダーを走行させることで、出し
入れ装置を荷捌き場内に位置させ得る。次いで出し入れ
装置を、必要に応じて前後方向に移動させて、目的とす
る位置に停止させる。そして嵌合体を下降して被嵌合体
に上方から嵌合させることで、出し入れ装置の下部をロ
ック状態として前後方向(ガーダー走行方向)ならびに
左右方向の両方向での揺れを防止し得る。
【0011】この前後において、荷搬送車を走行して荷
捌き場へ入れ、目的とする位置に停止させる。このとき
荷搬送車の走行は、出し入れ装置の下部で荷捌き場側と
は反対側に嵌合体を設け、そして荷捌き場内の被嵌合体
を作業スペースとの連通部の近くに設けていることか
ら、これら被嵌合体など他物に邪魔されることなく円滑
に行える。
【0012】この状態で出し入れ動することにより、荷
搬送車と出し入れ装置との間で荷の受け渡しを行え、そ
の際に出し入れ装置の下部がロック状態であることか
ら、荷の受け渡しは安定して行える。そして受け渡し
後、荷搬送車を走行して荷捌き場から出すとともに、嵌
合体を上昇して被嵌合体から離脱させる。
【0013】次に、出し入れ装置による棚への入出庫が
行われる。すなわち必要に応じて移動棚を移動させ、目
的とする区画収納空間の前面前方に作業スペースを形成
する。次いで、必要に応じて荷捌き場で出し入れ装置を
移動させ、作業スペースの端部外方に位置させる。そし
てガーダーの走行により出し入れ装置を作業スペース内
で移動させて、出し入れ装置を目的とする区画収納空間
の前方に対向して停止させる。
【0014】このとき目的とする区画収納空間に対応し
た被嵌合体に対して嵌合体が上方から対向しており、し
たがって嵌合体を下降して被嵌合体に嵌合させること
で、出し入れ装置の下部の前後方向ならびに左右方向の
両方向での揺れを止めるとともに、下部を固定状にし得
る。このような固定状態で、出し入れ作動させることに
より、目的とする区画収納空間に対して荷の出し入れを
行える。その際に出し入れ装置の下部がロック状態で揺
れ止めされていることから、出し入れは安定して行われ
る。その後に、嵌合体を上昇して被嵌合体から離間動さ
せることで、出し入れ装置の下部の固定を解放して、こ
の出し入れ装置を再び移動させ得、以て所期の入出庫を
行え得る。
【0015】そして本第2発明の構成によると、出し入
れ装置を作業スペース内で移動させ、目的とする区画収
納空間の前方に対向して停止させることで、目的とする
区画収納空間に対応した一対の被嵌合体に、それぞれ嵌
合体を上方から対向させ得る。したがって両嵌合体を下
降して被嵌合体に上方から嵌合させることで、出し入れ
装置の下部両端をロック状態として前後方向ならびに左
右方向の両方向での揺れを防止し得る。このように下部
両端をロック状態とすることで、特に長尺の荷の取り扱
いを容易に安定して行える。
【0016】さらに本第3発明の構成によると、被嵌合
体を、一対の嵌合体の嵌合用に兼用することで、構造の
簡略化と経済性の向上を図り得る。
【0017】
【実施例】以下に本発明の第一の実施例を、図1〜図7
に基づいて説明する。1は所定間隔を置いて配設された
前後一対の固定棚で、これら固定棚1間に、固定棚間方
向である前後方向で往復移動自在な複数の移動棚2が配
設される。各棚1,2には、上下方向ならびに左右方向
に複数の区画収納空間3が形成されている。そして各移
動棚2には、左右両端の側下部フレームにそれぞれ前後
一対のつば付き車輪4が設けられ、また内側に位置する
複数の中間下部フレームにそれぞれ前後複数のつば無し
車輪5が設けられる。
【0018】前記移動棚2は、床15に敷設した床側レー
ル6,7上に車輪4,5を介して載置されるとともに、
それぞれ搭載したモータ(走行駆動装置)8をつば無し
車輪5に連動連結させることで、前後方向である一定経
路9上において各別に往復移動自在となる。ここで固定
棚1間の所定間隔は、任意の一対の棚1,2の前面どう
しの間に、前記区画収納空間3の奥行寸法(前後寸法)
よりも少し長い寸法の作業スペースSを形成すべく設定
されている。
【0019】前記中間下部フレームは門型レール状であ
って、その前後端部には、移動制御信号を伝達するため
の送受信器の一例である光電スイッチ10や、この光電ス
イッチ10を投受光するための反射板11が取り付けられ
る。なお固定棚1の対応位置にも、光電スイッチ10また
は反射板11が取り付けられている。
【0020】前記棚1,2群の左右方向の一端外方には
荷捌き場20が形成される。そして荷捌き場20に対して出
入り自在でかつ出し入れ装置(後述する。)との間で荷
16を受け渡し自在な荷搬送車21が設けられる。この荷搬
送車21は、本体22の下部に複数の車輪23が設けられると
ともに、上部には荷支持部24が設けられる。そして荷搬
送車21はバッテリ搭載の自走形式に構成され、その走行
は、たとえば左右方向に沿って床15側に敷設した誘導体
を検出しながら、左右方向に沿った一定の分岐経路25上
で往復走行自在に行われる。
【0021】その際に分岐経路25は、形成される複数の
作業スペースSに対応して複数が形成され、そして各分
岐経路25の荷捌き場20内に位置した端部分がホームポジ
ションHに形成される。また各分岐経路25は、荷捌き場
20外に形成した主経路26から分岐、ならびに合流されて
いる。
【0022】両固定棚1の上端には、それぞれ左右方向
の天井側レール(クレーンレール)30が取り付けられ、
これら天井側レール30の長さ方向における一端側は前記
荷捌き場20の上方へ延び、また他端側は前記固定棚1の
他端面より設定距離Lだけ外方へ延ばされている。両天
井側レール30に輪体31を介して支持案内されるガーダー
32は、搭載した走行駆動装置33の正逆駆動により、棚
1,2群と荷捌き場20との上方間に亘って左右方向に往
復走行自在に構成されている。
【0023】前記ガーダー32には、そのガイド部32aに
吊下げ状で支持案内されて前後方向に往復移動自在な出
し入れ装置35が設けられる。この出し入れ装置35の本体
は、ガイド部32aに輪体36を介して支持案内される上部
フレーム37と、この上部フレーム37の左右両端部からそ
れぞれ垂設したポスト38と、これらポスト38の下部間を
連結する下部フレーム39とにより、前後面が開放の枠組
み状に形成されている。そして前後方向での長さは前記
作業スペースSの長さよりも少し短く設定してあり、以
て出し入れ装置35は前記ガーダー32の走行により、作業
スペースS内から荷捌き場20に亘って吊下げ状で左右方
向に移動自在に構成される。
【0024】前記出し入れ装置35の上部フレーム37に
は、前記輪体36に連動する横行動装置40が搭載されてい
る。両ポスト38間には、前記上部フレーム37に配置され
た昇降動装置41の作動により昇降自在なキャリッジ42が
設けられ、そしてキャリッジ42には、出退動装置43の作
動により前後方向(横方向)に出退自在な出し入れ具44
が設けられる。
【0025】前記天井側レール30に支持案内されるガー
ダー32を一端側へ走行させることにより、出し入れ装置
35の全部を荷捌き場20に位置させ得、以て出し入れ装置
35は、ガーダー32に支持案内されて荷捌き場20内を前後
方向に移動自在に構成されるとともに、ホームポジショ
ンHの荷搬送車21との間で荷16の受け渡しを可能とされ
る。またガーダー32が他端側へ走行されることにより、
上部フレーム37の一部や他方のポスト38などを設置空間
45に突入させ得、以て左右方向においてガーダー32より
も短尺の出し入れ具44を、棚1,2の他端に位置する区
画収納空間3に対向させ得る。
【0026】前記ガーダー32に吊下げ支持された出し入
れ装置35の下部で前記荷捌き場20側とは反対側の端部に
は昇降自在な嵌合体50が設けられる。すなわち、下部フ
レーム39の近傍におけるポスト38の下端部にはブラケッ
ト51が取り付けられ、このブラケット51に、ピストンロ
ッド52が下向きに伸びる上下方向のシリンダー装置(昇
降動装置の一例であって、電動スクリュウ形式やエア形
式などが採用される。)53が取り付けられている。前記
ピストンロッド52の下端には、下部フレーム39に取り付
けたガイド部材54に昇降案内される作用ロッド55の上端
がピン56などを介して連結され、そして作用ロッド55の
下端に前記嵌合体50が固定される。
【0027】ここで嵌合体50は、その上半部が下窄まり
円錐状の嵌合面50Aに形成され、そして下半部が、上半
部よりもさらに鋭角状で下窄まり円錐状のガイド面50B
に形成されている。
【0028】前記作業スペースSが形成される箇所で床
15側には、目的とする区画収納空間3に対応して出し入
れ装置35を停止させたとき、前記嵌合体50が上方から対
向自在な被嵌合体60が、形成された作業スペースSの前
後方向の中央部分でかつ左右方向において所定ピッチ置
きに設けられている。
【0029】すなわち床15上には、箱枠状の位置決めベ
ース体61がアンカーボルト62などを介して固定され、そ
して位置決めベース体61に前記被嵌合体60が、ボルトナ
ットなどの連結具63を介して連結されている。これら被
嵌合体60には下窄まり円錐状の被嵌合孔64が上下方向で
貫通して形成され、以て被嵌合体60に対して前記嵌合体
50が、上方から嵌合離脱自在に構成される。その際に被
嵌合孔64の上部は圧肉で内方への突出部とされ、その内
周面により、前記嵌合面50Aが密状で当接自在な被嵌合
面60Aが形成される。
【0030】ここで床面から被嵌合体60の上面までの高
さは、移動棚2の本体下面2aよりも下位として、衝突
しないように設定してある。なお荷捌き場20内でかつ形
成された作業スペースSとの連通部の近くで床15側に
は、前記作業スペースSの前記被嵌合体60群の列に延長
した位置に、これら被嵌合体60と同様な形状の被嵌合体
65が設けられている。そして、これら被嵌合体65に対し
て前記嵌合体50が上方から嵌合離脱自在となる。
【0031】前記天井側レール30の長さ方向における他
端側が設定距離Lだけ外方へ延びることにより前記棚
1,2の他端面の外方にデッドスペースが形成され、こ
のデッドスペースを設置空間45として床面側に、各移動
棚2の制御装置70がそれぞれ配設されている。ここで制
御装置70は、対応する移動棚2に分岐ケーブル71を介し
て接続され、隣接した制御装置70間は副ケーブル72によ
り相互に接続され、そして一方の固定棚1に対向して配
設された集中制御装置73に、隣接した制御装置70が主ケ
ーブル74を介して接続されている。なお各ケーブル71,
72,74は、信号の授受や給電などを行うものである。
【0032】前記荷搬送車21の移動は従来の自走台車制
御方式により、前記ガーダー32の走行と出し入れ装置35
の移動とは従来の天井クレーン制御方式により、前記キ
ャリッジ42の昇降動と出し入れ具44の出退動とは従来の
自動倉庫のクレーン制御方式により、それぞれ好適に制
御される。
【0033】次に上記した一実施例の作用を説明する。
荷16を入庫させるに、まず天井側レール30の一端側の支
持案内によりガーダー32を荷捌き場20の上方に走行さ
せ、空の出し入れ装置35を荷捌き場20内に位置させる。
このときシリンダー装置53のピストンロッド52は収縮動
されて、嵌合体50は作用ロッド55とともに上昇してお
り、以て図5ならびに図6の実線で示すように被嵌合体
60から離脱して、ガーダー32の走行は何ら支障なく行わ
れる。
【0034】次いで横行動装置40の作動により空の出し
入れ装置35を、ガイド部32aの支持案内により前後方向
に移動させ、目的とするホームポジションHに対向した
位置で停止させる。そしてシリンダー装置53のピストン
ロッド52は伸展動させて、嵌合体50を作用ロッド55とと
もに下降させると、まずガイド面50Bが被嵌合孔64に嵌
合し、その際に位置ずれしていたとき、ガイド面50Bが
被嵌合面60Aに当接して自動調芯される。
【0035】作用ロッド55をさらに下降させることで、
図5ならびに図6の仮想線や図7で示すように嵌合面50
Aが被嵌合面60Aに当接して、嵌合体50を被嵌合体65に
上方から嵌合させることになり、以て出し入れ装置35の
下部をロック状態として、前後方向ならびに左右方向の
両方向での揺れを防止し得る。この前後において、荷支
持部24で荷16を支持している荷搬送車21が、主経路26か
ら分岐経路25へと走行されて荷捌き場20へ入り、目的と
するホームポジションHに停止される。
【0036】このとき、出し入れ装置35の下部で荷捌き
場20側とは反対側に嵌合体50が設けられ、そして荷捌き
場20内の被嵌合体65は作業スペースSとの連通部の近く
に設けられていることから、荷搬送車21の走行は、これ
ら被嵌合体65など他物に邪魔されることなく円滑に行え
る。
【0037】この状態で、前記キャリッジ42の昇降動と
出し入れ具44の出退動との組み合わせ動作を行い、以て
荷搬送車21上の荷16を出し入れ装置35が受け取る。その
際に出し入れ装置35の下部がロック状態であることか
ら、荷16の受け渡しは安定して行われる。この作業の前
後において、目的とする区画収納空間3の前方に作業ス
ペースSが生じるように移動棚2群を移動させる。この
移動棚2群の移動は、集中制御装置73からの指示信号
を、主ケーブル74や副ケーブル72を介して目的とする制
御装置70に与え、この制御装置70からの指示信号を、分
岐ケーブル71を介して移動棚2側に与えることで行え
る。
【0038】すなわち指示信号に基づいて、モータ8に
よりつば無し車輪5を強制回転させることになり、移動
は、車輪4,5を介して床レール6,7に支持されて一
定経路9上で行われる。その際に光電スイッチ10からの
投光が反射板11で反射されるなどして移動制御信号の授
受が行われ、以て移動棚2は衝突などすることなく移動
制御される。
【0039】このように作業スペースSを形成した状態
で、シリンダー装置53のピストンロッド52は収縮動によ
り嵌合体50を上昇させ、被嵌合体65に対して上方へ離脱
させて出し入れ装置35の下部のロックを開放させるとと
もに、荷支持部24が空の荷搬送車21を、分岐経路25から
主経路26へと走行させて荷捌き場20から出す。
【0040】次いで、横行動装置40の作動により実の出
し入れ装置35を、ガイド部32aの支持案内により前後方
向に移動させて作業スペースSの端部外方に位置させ
る。なお、停止させている出し入れ装置35の真横に作業
スペースSが生じるように、使用する分岐経路25などを
予め設定し制御している場合、この出し入れ装置35を、
前後方向に移動させて作業スペースSの端部外方に位置
させる工程は省略し得る。そして走行駆動装置33により
ガーダー32を走行させ、出し入れ装置35を作業スペース
S内で移動させる。そして出し入れ装置35を目的とする
区画収納空間3の前方に対向して停止させる。
【0041】このとき、目的とする区画収納空間3に対
応した被嵌合体60に嵌合体50が上方から対向される。し
たがって、前述と同様に、シリンダー装置53のピストン
ロッド52を伸展動させ、嵌合体50を作用ロッド55ととも
に下降して被嵌合体60に上方から嵌合させることで、出
し入れ装置35の下部をロック状態として、前後方向なら
びに左右方向の両方向での揺れを防止し得る。このよう
な固定状態で、前記キャリッジ42の昇降動と出し入れ具
44の出退動との組み合わせ動作を行い、以て目的とする
区画収納空間3に対して荷16の入庫を安定して行える。
そしてシリンダ装置53を逆作動して嵌合体50を上昇させ
ることで、被嵌合体65に対して上方へ離脱させて出し入
れ装置35の下部のロックを解放し得る。
【0042】また荷16の出庫は、まず前述と同様にして
作業スペースSの端部外方に位置させた空の出し入れ装
置35を、この作業スペースS内で移動させて目的とする
区画収納空間3の前方に対向して停止させるとともに、
下部を固定状にした出し入れ装置35を作動させることに
より、目的とする区画収納空間3から荷16を取り出す。
そして出し入れ装置35の下部の固定を解放したのち、荷
16を支持した出し入れ装置35を作業スペースS内で移動
させて荷捌き場20に停止させる。
【0043】次いで荷捌き場20に出てきた出し入れ装置
35を、必要に応じて荷捌き場20内で前後方向に移動さ
せ、目的とするホームポジションHに停止している空の
荷搬送車21に対向した位置で停止させる。この状態で、
前記キャリッジ42の昇降動と出し入れ具44の出退動との
組み合わせ動作を行い、以て出し入れ装置35上の荷16を
荷搬送車21上に渡す。次いで荷搬送車21を分岐経路25か
ら主経路26へと走行させることで出庫を行える。
【0044】なお出し入れ装置35が作業スペースS内に
位置しているとき、荷捌き場20は他の無人車の走行通路
に利用し得、その際に無人車が被嵌合体65など他物に接
触などしない。
【0045】図8は本発明の別の実施例を示す。すなわ
ち出し入れ装置35の下部で移動方向の両端部に、嵌合体
50,57を各別に昇降自在に設けるとともに、区画収納空
間3に対向して出し入れ装置35を停止させたとき両嵌合
体50,57が上方から対向自在な被嵌合体60をそれぞれ床
15側に配設している。そして左右方向で隣接した区画収
納空間3に対応する被嵌合体60を、一対の嵌合体50,57
の嵌合用に兼用している。
【0046】この別の実施例によると、出し入れ装置35
を作業スペースS内で移動させ、そして出し入れ装置35
を目的とする区画収納空間3の前方に対向して停止させ
ることで、目的とする区画収納空間3に対応した一対の
被嵌合体60に、それぞれ嵌合体50,57を上方から対向さ
せ得る。したがって、シリンダー装置53の作動で両嵌合
体50,57を下降して被嵌合体60に上方から嵌合させるこ
とで、出し入れ装置35の下部で両端をロック状態とし
て、前後方向ならびに左右方向の両方向での揺れを防止
し得る。
【0047】このように出し入れ装置35の下部で両端を
ロック状態とすることで、特に長尺の荷の取り扱いを容
易に安定して行える。また図8の実線や仮想線で示すよ
うに被嵌合体60を、一対の嵌合体50,57の嵌合用に兼用
することで、構造の簡略化と経済性の向上を図り得る。
なお、荷捌き場20においては、一方の嵌合体50を被嵌合
体65にに作用させ、他方の嵌合体57を非作用とすること
で、荷搬送車21の走行は何ら支障なく行える。
【0048】上記の両実施例では、複数の分岐経路25を
並設した形式を示したが、本発明においては分岐経路25
が単数の実施例であってもよい。さらに上記の両実施例
では分岐経路25の方向を左右方向としているが、本発明
においては分岐経路25を荷捌き場20内で前後方向に形成
してもよい。
【0049】また上記の両実施例では矩形の荷16を取り
扱っているが、これは車両(自動車)などを取り扱う棚
設備であってもよい。そして上記の両実施例で示すよう
に床側レール6,7を床面上に設置したときには、床面
下に埋め込む形式に比べて、溝形成や補強材などを不要
として、設置を容易に行うことができる。
【0050】
【発明の効果】上記構成の本第1発明によると、嵌合体
を下降して被嵌合体に上方から嵌合させることで、出し
入れ装置の下部をロック状態として、前後方向ならびに
左右方向の両方向での揺れを防止でき、したがって、棚
に対する出し入れ作動や荷搬送車に対する受け渡し動
は、出し入れ装置を正しく対応して正確に安全に行うこ
とができるとともに、短時間で振れを止めて、全体とし
て能率的な作業を行うことができる。また荷搬送車の荷
捌き場での走行は、出し入れ装置の下部で荷捌き場側と
は反対側に嵌合体を設け、そして荷捌き場内の被嵌合体
を作業スペースとの連通部の近くに設けていることか
ら、これら被嵌合体など他物に邪魔されることなく常に
円滑に行うことができる。
【0051】そして上記構成の本第2発明によると、出
し入れ装置を目的とする区画収納空間の前方に対向して
停止させたとき、この出し入れ装置の下部両端をロック
状態として、前後方向ならびに左右方向の両方向での揺
れをより確実に防止でき、特に長尺の荷の取り扱いを容
易に安定して行うことができる。
【0052】さらに上記構成の本第3発明によると、被
嵌合体を、一対の嵌合体の嵌合用に兼用することで、構
造の簡略化と経済性の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示し、棚設備の一部切り欠
き斜視図である。
【図2】同棚設備の平面図である。
【図3】同棚設備の側面図である。
【図4】同棚設備の要部の正面図である。
【図5】同棚設備における位置決め部分の正面図であ
る。
【図6】同棚設備における位置決め部分の側面図であ
る。
【図7】同棚設備における位置決め嵌合部分の縦断面図
である。
【図8】本発明の別の実施例を示し、棚設備の要部の正
面図である。
【符号の説明】
1 固定棚 2 移動棚 3 区画収納空間 6 床側レール 7 床側レール 9 一定経路 15 床 16 荷 20 荷捌き場 21 荷搬送車 24 荷支持部 25 分岐経路 26 主経路 30 天井側レール 32 ガーダー 33 走行駆動装置 35 出し入れ装置 40 横行動装置 41 昇降動装置 42 キャリッジ 43 出退動装置 44 出し入れ具 50 嵌合体 53 シリンダー装置(昇降動装置) 55 作用ロッド 57 嵌合体 60 被嵌合体 65 被嵌合体 S 作業スペース H ホームポジション

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上下方向ならびに左右方向に複数の区画
    収納空間を有しかつ前後方向に所定間隔を置いて配設さ
    れた一対の固定棚と、上下方向ならびに左右方向に複数
    の区画収納空間を有しかつ床側レールに支持案内されて
    固定棚間で前後方向に往復移動自在な移動棚とを有し、
    任意の一対の棚の前面どうしの間に作業スペースを形成
    可能にするとともに、前記棚群の左右方向の一端外方に
    荷捌き場を形成した棚設備であって、前記両固定棚の上
    端にそれぞれ取り付けられてこれら固定棚に支持された
    左右方向の天井側レールと、これら天井側レールに支持
    案内されてこの天井側レールの方向に走行自在なガーダ
    ーと、このガーダーの走行により作業スペース内から荷
    捌き場に亘って吊下げ状で移動自在でありかつガーダー
    に支持案内されて荷捌き場内を移動自在な出し入れ装置
    と、前記荷捌き場に対して出入り自在な荷搬送車とを設
    け、前記出し入れ装置の下部で前記荷捌き場側とは反対
    側の端部に昇降自在な嵌合体を設けるとともに、出し入
    れ装置を停止させたとき前記嵌合体が上方から対向自在
    な被嵌合体を床側に配設したことを特徴とする棚設備。
  2. 【請求項2】 出し入れ装置の下部で移動方向の両端部
    に嵌合体を昇降自在に設けるとともに、区画収納空間に
    対向して出し入れ装置を停止させたとき両嵌合体が上方
    から対向自在な被嵌合体をそれぞれ床側に配設したこと
    を特徴とする請求項1記載の棚設備。
  3. 【請求項3】 左右方向で隣接した区画収納空間に対応
    する被嵌合体を兼用したことを特徴とする請求項2記載
    の棚設備。
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