JPH07237306A - プリンターに於ける印字ヘッドの識別装置 - Google Patents

プリンターに於ける印字ヘッドの識別装置

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JPH07237306A
JPH07237306A JP2963994A JP2963994A JPH07237306A JP H07237306 A JPH07237306 A JP H07237306A JP 2963994 A JP2963994 A JP 2963994A JP 2963994 A JP2963994 A JP 2963994A JP H07237306 A JPH07237306 A JP H07237306A
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JP2963994A
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Masaru Okuki
大 奥木
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 単一の制御装置を使用して、複数種の互いに
異なる印字ヘッドでも制御する事が可能な、印字ヘッド
の識別装置を提供する。 【構成】 印字ヘッド2と該印字ヘッド2の駆動制御を
行う制御手段3とから構成されたプリンターに於いて、
制御手段3は、制御手段3に接続されている印字ヘッド
2の構成を識別する印字ヘッド識別手段4、複数の異な
る種類の印字ヘッドのそれぞれに関する構成パラメータ
を記憶した記憶手段5、印字ヘッド識別手段4からの識
別情報に基ずいて、記憶手段5から、所定の構成パラメ
ータを選択して、構成パラメータに対応した制御条件に
応答して該印字ヘッドを駆動させる印字ヘッド駆動手段
6、及び上記各手段を制御する中央演算制御手段7とか
ら構成された印字ヘッドの識別装置1。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プリンターに於ける印
字ヘッドの識別装置に関するものであり、更に詳しく
は、使用されている印字ヘッドの種類を自動的に判別
し、使用されている印字ヘッドに適合した制御を自動的
に設定する事の出来るプリンターに於ける印字ヘッドの
識別装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、各種の産業分野に於いて、多種多
様の情報処理機器が普及しており、それに従って、印刷
される用紙の種類、例えば用紙の長さ或いは用紙の幅、
印字の幅、印字の大きさ、印字の間隔、印字のエネルギ
ー等それぞれの条件を適宜の組み合わせた印刷物が、用
途に応じて適宜に作成される環境となっている。
【0003】その結果、それぞれの目的、用途に応じた
印刷物を作成する為に、それぞれの印刷分野毎に対応し
たプリンターが必要となってきており、その為、プリン
ト操作を実行する印字ヘッドや、該印字ヘッドを駆動制
御する駆動制御手段も、種々の目的に対応した構成を持
つ様にそれぞれ設計されているのが実情である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】処で、従来に於いて
は、例えば、プリンタの該印字ヘッドや該制御手段から
なる機構部は、通常、使用される用紙の大きさに合わせ
て設計されており、換言すれば、使用される用紙と、プ
リンタの機構部とは、1:1に対応して設計されている
ものである。
【0005】従って、例えば、使用すべき用紙の幅が変
更される場合、用紙の送り量を変更する必要が生じた場
合、或いは、印字体のドット構成を変更したい場合等機
構部に何らかの変更を必要とする場合には、当該変更さ
れる印字条件に適合する様に該制御手段の回路或いは、
制御プログラムを変更する必要がある。その為、従来に
於いては、係る印刷条件に変更が発生した場合には、そ
の都度、制御手段の回路の設計変更を行い、改めて、新
しい制御回路を製造する必要があり、又、係る制御手段
に於けるマイコンがプログラムROM内蔵型の場合にあ
っては、制御プログラムを書き換える為に、新たにマス
ク化(プログラムの書換え操作)を行う必要があった。
【0006】更に、係る用途の変更を見越して、予め複
数種の制御回路、或いは制御プログラムを準備しておく
必要があり、製造コストが上昇すると共に、管理費も増
加すると言う問題が有った。又、従来に於いては、係る
印字ヘッドと制御手段とが、使用目的に応じて適切に組
み合わされないと、正常な印字操作が実行されない危険
があると言う問題も有った。
【0007】本発明の目的は、上記した従来技術の欠点
を改良し、単一の制御装置を使用して、複数種の互いに
異なる印字ヘッドの何れが使用された場合でも、当該印
字ヘッドを制御する事が可能な、プリンターに於ける印
字ヘッドの識別装置を提供するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は上記した目的を
達成するため、以下に記載されたような技術構成を採用
するものである。即ち、印字ヘッドと該印字ヘッドの駆
動制御を行う制御手段とから構成されたプリンターに於
いて、該制御手段は、該制御手段に接続されている該印
字ヘッドの構成を識別する印字ヘッド識別手段、複数の
異なる種類の印字ヘッドのそれぞれに関する構成パラメ
ータを記憶した記憶手段、当該印字ヘッド識別手段から
の識別情報に基ずいて、該記憶手段から、所定の該構成
パラメータを選択して、該構成パラメータに対応した制
御条件に応答して該印字ヘッドを駆動させる印字ヘッド
駆動手段、及び上記各手段を有機的に制御する中央演算
制御手段とから構成されている印字ヘッドの識別装置で
ある。
【0009】
【作用】本発明に係るプリンターに於ける印字ヘッドの
識別装置は、上記した様な技術構成を採用しているの
で、一つの制御手段を準備するだけで、係る制御手段に
接続される印字ヘッドの構成を自動的に識別し、その識
別情報に基づいて、当該制御手段によって、当該印字ヘ
ッドの構成パラメータに適合した印字駆動条件を選択し
て、該印字ヘッドの印字操作を制御する様にしたもので
あるから、複数の印字機構、即ち、印字ヘッドの構成パ
ラメータを異にする各種の印字ヘッドを、正確に印字操
作する事が可能である。
【0010】従って、本発明に於いては、従来技術の問
題点に示した様に、印字ヘッドが異なる毎に個別に当該
印字ヘッド駆動制御装置を作成し、準備する必要が無く
なるので、開発費用が節減されると共に、製造コスト、
管理費用の低減にも大きく寄与する事になる。
【0011】
【実施例】以下に、本発明に係るプリンターに於ける印
字ヘッドの識別装置の具体例を図面を参照しながら詳細
に説明する。即ち、図1は、本発明に係るプリンターに
於ける印字ヘッドの識別装置1の一具体例の構成の概略
を説明する図であり、図中、印字ヘッド2と該印字ヘッ
ド2の駆動制御を行う制御手段3とから構成されたプリ
ンターに於いて、該制御手段3は、該制御手段3に接続
されている該印字ヘッド2の構成を識別する印字ヘッド
識別手段4、複数の異なる種類の印字ヘッドのそれぞれ
に関する構成パラメータを記憶した記憶手段5、当該印
字ヘッド識別手段4からの識別情報に基ずいて、該記憶
手段5から、所定の該構成パラメータを選択して、該構
成パラメータに対応した制御条件に応答して該印字ヘッ
ドを駆動させる印字ヘッド駆動手段6、及び上記各手段
を有機的に制御する中央演算制御手段7とから構成され
ているプリンターに於ける印字ヘッドの識別装置1が示
されている。
【0012】即ち、本発明に係るプリンターに於ける印
字ヘッドの識別装置1に於いては、前記した様に、一つ
の制御手段により、異なるメカ構成を有する複数種の印
字ヘッド2を個別に、且つ自由に印字制御する様に構成
されている事が必要であるので、その為、該制御手段3
には、該印字ヘッド2が、如何なる印字機構を有するも
のであるか、具体的には、如何なる構成パラメータを有
しているかを識別する必要があり、その為に、印字ヘッ
ド識別手段4が設けられるものである。
【0013】本発明に於ける該印字ヘッド識別手段4
は、該印字ヘッドの構成パラメータを識別し得る機能を
有するものであれば、如何なる構成を有するものであっ
ても良い。尚、本発明に係る印字ヘッド2を構成する機
構部を代表する構成パラメータとしては、例えば、印字
ヘッドの幅、つまり印字ヘッドの長さ、印字体の濃淡を
変化させる印字エネルギィー、1字を構成する印字ドッ
ト数、用紙を移動させる為、入力パルス何個分で印字1
ライン分用紙を移動させるかを示すパルスモーターの送
り量等からなる印字ヘッド構成情報から構成されるもの
であり、係る構成情報の中から選択された少なくとも一
つの構成情報を構成パラメータとして使用するものであ
る。
【0014】係る本発明の構成パラメータには、当該印
字ヘッドのメカ構成に関する情報と当該印字ヘッドを駆
動させる為の、例えば、1ライン分を構成する字数、パ
ルスモータの送り量、印字エネルギー等の印字駆動制御
情報とが含まれている。従って、本発明に係る該印字ヘ
ッド識別手段4は、該制御手段3に接続された印字ヘッ
ド2に関する上記した構成パラメータの少なくとも一つ
を検出する事が出来る様な機能、構成を有するものであ
れば良い。
【0015】即ち、本発明に係る該印字ヘッド識別手段
4は、該印字ヘッド2側に設けられた該構成パラメータ
情報を、適宜の手段を用いて読み取る様に構成されてい
る事が望ましい。例えば、該印字ヘッド識別手段4は、
該制御手段3側から該印字ヘッド2に対して適宜の識別
信号を送信し、その応答信号を受信する事により該制御
手段3に接続されている印字ヘッド2の構成パラメータ
情報を確認する様に構成されているもので有っても良
い。
【0016】一例をあげるならば、該制御手段3に接続
されている該印字ヘッド2側に、当該印字ヘッド2の構
成パラメータを示す、特殊識別記号、符号が取り付けら
れており、該印字ヘッド識別手段4が、その特殊識別記
号、符号を電気的、磁気的、或いは光学的手段によっ
て、識別する様に構成されたものであっても良い。つま
り、該印字ヘッド識別手段4は、該印字ヘッド2に対し
て、所定の識別信号を送信した場合に、該印字ヘッド側
から当該印字ヘッドの構成パラメータを示す識別コード
データが出力され、当該印字ヘッド識別手段が、該識別
コードデータを判別する様に構成されているものであ
る。
【0017】或いは、該印字ヘッド識別手段4から、適
宜の質問データを該制御手段3に接続されている印字ヘ
ッド2に送信し、該質問データを受けた当該印字ヘッド
2が、その質問に対して回答データを該印字ヘッド識別
手段4に対して送信し、該印字ヘッド2からの回答デー
タを該印字ヘッド識別手段4が受信して、それを解析す
る事により、該印字ヘッド2の構成パラメータを判断す
る様にしたものであっても良い。
【0018】本発明に係る該プリンターに於ける印字ヘ
ッドの識別装置1の具体例として、当該印字ヘッド2の
横幅に関する構成パラメータを検出する場合の例を以下
に説明する。係る具体例としては、例えば、該印字ヘッ
ド識別手段4は、該印字ヘッド2に対して、所定のシリ
アルデータを送信し、当該シリアルデータを該印字ヘッ
ド2から受信する迄のデータの量に基づいて当該印字ヘ
ッド2の構成パラメータを判断する様に構成する事が出
来る。
【0019】例えば、印字ヘッド2を構成する印字デー
タバッファに対して、該印字ヘッド識別手段4から適宜
の識別信号、例えば“1”を送信し、当該識別信号を適
宜のクロックパルスでシフトさせ、該識別信号が、印字
データバッファから該印字ヘッド識別手段4に戻ってく
る迄の、時間若しくはパルス数等を検出して、その結果
から該制御手段に接続されている印字ヘッド2の横幅を
特定する事が可能である。
【0020】又、他の具体例としては、例えば、該印字
ヘッド識別手段4は、該印字ヘッド2に対して、所定の
パラレルデータを送信し、当該パラレルデータを該印字
ヘッド2から受信する迄のデータの量に基づいて当該印
字ヘッド2の構成パラメータを判断する様に構成する事
が出来る。更に、別の具体例としては、該印字ヘッド2
が、複数個の印字ブロック群21で構成されており、且
つ該制御手段3に、当該各印字ブロック21を個別に駆
動させるイネーブル信号発生手段が設けられているプリ
ンターに於ける印字ヘッドの識別装置に於いて、該印字
ヘッド識別手段4は、該各イネーブル信号発生手段から
のイネーブル信号の出力状態に基づいて、該印字ヘッド
2の構成パラメータを識別する様に構成されていても良
い。
【0021】尚、上記イネーブル信号発生手段は、前記
印字ヘッド駆動手段6に設けられたものである。次に、
本発明に係る印字ヘッドの識別装置1に於いては、該制
御手段3内に、当該制御手段3に接続可能な複数種の印
字ヘッド2のそれぞれに関する構成パラメータを予め適
宜のアドレスを付して記憶させておく記憶手段5が設け
られているものである。
【0022】係る記憶手段5は、図2に示される様な、
ルックアップテーブルの形式に構成され、印字ヘッド2
の種類P1、P2、P3・・・のそれぞれに付いて、各
印字ヘッド2を構成するメカニズムの特徴的事項を、適
宜のデータ或いはコードにより記憶させておくものであ
る。例えば、図2の例に於いては、各印字ヘッド2のそ
れぞれについて、A欄には、印字ヘッドの横幅値である
例えば1ラインのドット数、448、640、832等
が記載され、B欄には、パルスモータの1パルス毎の送
り量として例えば、4mm、5mm、6mm等が記載され、C
欄には、印字ドット数として6ドット、8ドット、10
ドット等のデータがそれぞれ記載されるものであり、更
にD欄には、例えば印字エネルギー等の情報が記憶され
ているものであり、又ADD欄は適宜のアドレスデータ
が指定されているテーブルが示されている。
【0023】係るルックアップテーブルに記憶される各
印字ヘッド2に関する構成パラメータの種類は、上記の
構成パラメータに限定されるものではなく、必要に応じ
た適宜の構成パラメータを任意に選択して記憶させてお
く事が必要である。従って、前記した印字ヘッド識別手
段4により、該制御手段3に接続されている印字ヘッド
2の,横幅、ドット数等の各種構成パラメータの内から
少なくとも一つの構成パラメータを検出すれば、該制御
手段3に接続されている印字ヘッド2の構造が判別出来
るので、以後の印字操作を実行するに際して、前記印字
ヘッド2の印字ヘッド駆動手段6は、前記した記憶手段
5のルックアップテーブルから必要な制御条件情報を選
択し、該選択された制御条件を使用して、該印字ヘッド
2の印字操作を実行する事になる。
【0024】係る印字ヘッド駆動手段6は、前記した様
に、該印字ヘッド2の印字データバッファ21を駆動す
る為の印字データ供給手段と各印字ブロックに対するイ
ネーブル信号発生手段及び印刷用紙の送り量を決めるパ
ルスモータ24に対して所定のパルス信号を出力手段と
を有するものである。図3は、本発明に於けるプリンタ
ーに於ける印字ヘッドの識別装置1の制御方法の概略を
例示した図であり、複数個の印字ブロックを含む印字デ
ータバッファ21とヘッドドライバ22と印字用発熱体
23とで構成された印字ヘッド部2に接続された制御配
線25により該制御手段3の印字ヘッド駆動手段6から
印字データバッファ21に対する制御信号が供給される
と共に、制御配線26により、該パルスモータ24の駆
動制御信号が供給される様に構成されている。
【0025】つまり、本発明に於いては、一つの制御手
段3に接続される印字ヘッドの種類、或いはその構成
を、当該プリンターに於ける印字ヘッドの識別装置1の
電源立ち上げ時、又はリセット時に於ける初期化段階に
於いて識別し、その識別された印字ヘッド2に適した印
字制御条件を該記憶手段5から選択して該印字ヘッド駆
動手段6に予め定められたパラメータを設定する事が出
来るので、該制御手段3に接続される印字ヘッドの構成
パラメータが異なるもので有っても、同一の制御手段3
により印字操作を実行する事が出来るので、マイコンの
マスク化も一種類で済み、又、印字ヘッド機構部2と該
制御手段3との組み合わせが適切でなく、印字操作が正
常に実行出来ないと言う問題は回避する事が可能とな
る。
【0026】本発明に於いては、上記した様に、一つの
制御手段3によって、複数種の印字ヘッド2の何れかが
接続されても、所定の印字操作を正常に実行することが
可能であるが、現実には、該一つの制御手段3によって
印字操作を制御しえる印字ヘッドとしては、互いに関連
した或いは近似した機構、構成パラメータを有する複数
の異なる印字ヘッド群の中で選択使用する様に設計する
事が効率的である。
【0027】以下に本発明に係る印字ヘッドの識別装置
1を用いて印刷操作を実行する場合の具体例を図4から
図6を参照しながら説明する。図4は、本発明に於ける
感熱方式の印字ヘッド識別装置1に於いて、制御手段3
に接続される印字ヘッド2の機構を判断する構成パラメ
ータとして、当該印字ヘッドに使用されている印字デー
タバッファの横幅を、適宜のシリアルデータを該制御手
段から該印字ヘッド2に送信し、その応答信号を検出し
て識別する場合を示したものである。
【0028】図4に於いては、複数個の印字ブロック2
1─1〜21─4を含む印字データバッファ21とヘッ
ドドライバ22と印字用発熱体23とで構成された印字
ヘッド2と用紙送り用のパルスモータ24とで印字部4
0が構成されたものであり、又、制御手段3には、該印
字ヘッド2の印字データバッファへ所定のデータ例えば
“1”の信号を送信するシリアルデータ送信ポート4
1、該シリアルデータ送信ポート41から送信された所
定のデータを該印字データバッファ21内を順次シフト
させる為の同期クロック信号送信ポート42及び該印字
データバッファ21から溢れて出てきた当該所定のデー
タ信号を受信する為のシリアルデータ受信ポート43と
を有する印字ヘッド識別手段4が設けられたおり、又該
印字データバッファ21を構成する複数個の印字ブロッ
ク21─1〜21─4のそれぞれに対して必要に応じて
所定のイネーブル信号を出力する出力端子部61〜64
を有すると共にパルスモータを駆動す為の制御パルスを
出力する出力端子65を有する印字ヘッド駆動手段6が
設けられている。
【0029】更に、該制御手段3には、図2に示す様な
印字ヘッド2の構成パラメータを記憶させた記憶手段5
と上記した各手段を制御する中央制御演算手段であるコ
ンピュータCPU7を有している。本具体例に於いて
は、先ず該印字ヘッドの識別装置1の電源投入時に、該
印字ヘッド識別手段4から前記した所定のデータ信号を
該印字データバッファ21に送信し、当該データ信号
が、該印字データバッファ21から出力されて該印字ヘ
ッド識別手段4で受信される迄のクロック信号の数を該
印字ヘッド識別手段4に設けられた適宜のカウンタでカ
ウントしておき、該データ信号が、印字ヘッド識別手段
4で受信された時点での該カウンタ値から、該印字デー
タバッファの横幅を確認するものである。
【0030】この場合、複数種の異なる印字ヘッド2に
関して、予め定められた印字データバッファの横幅値と
カウント値との対応を定めたテーブルを適宜の記憶手段
に記憶させておき、当該カウント値から、現在制御手段
3に接続されている印字ヘッド2の横幅値がいくつの印
字ヘッドであるかを確認し、適宜のオフセットデータを
設定する。
【0031】該オフセットデータは、現在制御手段3に
接続されている印字ヘッド2の機構の種類を確定する情
報データであり、前記した記憶手段5のルックアップテ
ーブルに於けるアドレス値と対応させておく事が望まし
い。上記の操作により、現在制御手段3に接続されてい
る印字ヘッド2の機構の種類が決定されると、次に、該
印字ヘッド駆動手段6は、該オフセットデータに基づい
て、該記憶手段5のアドレス値を参照する事により、当
該印字ヘッド2を印字操作させるに必要な制御データ情
報をルックアップテーブルから選択する事になる。
【0032】例えば、今、該印字ヘッド識別手段4が、
該制御手段3に接続されている印字ヘッド2の横幅値が
448であると認識した場合には、当該印字ヘッド2の
オフセットデータを0と定める。次いで、印字ヘッド駆
動手段6が、該オフセットデータに基づいて、前記ルッ
クアップテーブルのアドレスデータの0番地の各データ
を読みに行き、印字操作を実行する場合におけるパルス
モータの送り量は1ドットが4パルスである事を記憶す
ると同時に、一字を構成するドットが6ドットである事
も記憶した後に所定の印字操作を該印字ヘッド2に対し
て実行する事になる。
【0033】上記各操作の手順を図5及び図6のフロー
チャートに示す。図5に於いて、スタート後、ステップ
(1)に於いて、印字データバッファをクリヤしステッ
プ(2)に於いて該印字ヘッド識別手段4から所定の識
別データ信号“1”を出力する。ステップ(3)に於い
て、所定のカウンタのカウントアップ動作を開始させ、
ステップ(4)に於いて、該同期クロック信号に同期さ
せて、該印字ヘッド識別手段4から“0”信号を順次に
出力させる。
【0034】次いでステップ(5)に移り、該印字ヘッ
ド識別手段4が前記識別データ信号“1”を受信したか
否かが判断され、NOであれば、ステップ(4)に戻っ
て、上記の各操作が繰り返されるが、YESとなれば、
ステップ(6)からステップ(8)に於いて、該カウン
タ値の値が読み出され、ステップ(6)に於いて、当該
カウンタ値の値が448か否かが判断され、YESであ
れば、ステップ(9)に進んで、適宜に設けられた判別
レジスタに前記したオフセットデータとして0をセット
する。
【0035】一方、ステップ(6)でNOであれば、ス
テップ(7)に進み、当該カウンタ値の値が640か否
かが判断され、YESであれば、ステップ(10)に進
んで、該判別レジスタにオフセットデータとして1をセ
ットする。一方、ステップ(7)でNOであれば、ステ
ップ(8)に進み、当該カウンタ値の値が832か否か
が判断され、YESであれば、ステップ(11)に進ん
で、該判別レジスタにオフセットデータとして2をセッ
トする。尚、ステップ(8)でNOであれば、ステップ
(12)に進んでハードウェアエラーを出力しENDと
なる。
【0036】一方、ステップ(13)において、該印字
ヘッド駆動手段6が、ステップ(9)〜ステップ(1
1)に於いて設定されたオフセットデータを基にして、
該記憶手段5のルックアップテーブルから、該オフセッ
トデータ値と対応するアドレス番地を読みに行き、当該
印字ヘッド2の印字操作に必要とされる制御データを記
憶する。
【0037】今、当該印字ヘッド2に於ける印字データ
バッファ21の横幅のみで、以後の印字操作を実行する
ものと仮定すると、ステップ(14)に進んで、該印字
ヘッド駆動手段6が、現在該制御手段3に接続されてい
る印字ヘッド2のオフセット値が0であると確認した場
合には、該印字ヘッド駆動手段6内に設けられた適宜の
印字データバッファ幅レジスタ内に、前記ルックアップ
テーブルのアドレス番地0のデータを読みに行き、当該
印字ヘッドの構成パラメータの内、印字データバッファ
21の横幅が、1ラインで448ドットである事を記憶
する。
【0038】次に、ステップ(15)に進み、該印字ヘ
ッド駆動手段6から、所定の印字データの内から第1ラ
インを印字する印字データの先頭データを該印字データ
バッファ21に出力し、ステップ(16)に於いて、以
後の印字データを出力しながら該印字データバッファを
インクレメントし、ステップ(17)に於いては、該印
字データバッファ21に設けられた印字ヘッド幅レジス
タのカウント値を1ずつデクレメントする。
【0039】その後ステップ(18)に於いて、該印字
ヘッド幅レジスタのカウント値が0となったか否かを判
断し、NOであれば、ステップ(16)に戻って、上記
した各操作が繰り返され、YESであれば、印字すべき
1ライン分の印字データが、当該印字データバッファに
入力された事になるので、ステップ(19)に於いて、
該印字ヘッド駆動手段6から前記した該印字データバッ
ファを構成する複数個の印字ブロックを個別に駆動させ
るイネーブル信号が出力され、ステップ(20)で1ラ
イン分の印字操作が実行される。
【0040】その間、用紙は、パルスモータが、予め定
められたパルス数に応答して所定の距離移動する事にな
る。次いで、ステップ(21)に移り、予め定められた
所定のライン数が印字完了されたか否かが判断され、Y
ESであれば、ENDとなり、NOであれば、ステップ
(22)に於いて、次ラインのデータを読出、ステップ
(15)に戻って上記した各工程が繰り返される。
【0041】
【発明の効果】本発明に係るプリンターに於ける印字ヘ
ッドの識別装置は、上記した様な技術構成を採用してい
るので、従来の様に、印字ヘッド2と制御手段3とを一
品一様に対応させる様に、該制御手段3を複数種、予め
用意しておく必要がなく、一つの制御手段3により、複
数種の互いに異なる印字ヘッド2を制御する事が可能と
なるので、開発費用が節減されると共に、製造コスト、
管理費用を低減させる事が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明に係るプリンターに於ける印字
ヘッドの識別装置の構成の一例を示すブロックダイアグ
ラムである。
【図2】図2は、本発明に於いて使用されるルックアッ
プテーブルの構成例を示すものである。
【図3】図3は、本発明に係るプリンターに於ける印字
ヘッドの識別装置の構成の一例を示す斜視図である。
【図4】図4は、本発明に係るプリンターに於ける印字
ヘッドの識別装置の構成の他の構成例を示すブロックダ
イアグラムである。
【図5】図5は、本発明に係る印字ヘッドの識別装置を
用いて、印字操作を実行する場合の操作手順の例を説明
するフローチャートである。
【図6】図6は、本発明に係る印字ヘッドの識別装置を
用いて、印字操作を実行する場合の操作手順の例を説明
するフローチャートである。
【符号の説明】
1…印字ヘッドの識別装置 2…印字ヘッド 3…制御手段 4…印字ヘッド識別手段 5…記憶手段 6…印字ヘッド駆動手段 7…中央演算手段、CPU 21…印字データバッファ 22…ヘッドドライバ 23…発熱体 24…パルスモータ 61〜64…イネーブル信号出力端子

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 印字ヘッドと該印字ヘッドの駆動制御を
    行う制御手段とから構成されたプリンターに於いて、該
    制御手段は、該制御手段に接続されている該印字ヘッド
    の構成を識別する印字ヘッド識別手段、複数の異なる種
    類の印字ヘッドのそれぞれに関する構成パラメータを記
    憶した記憶手段、当該印字ヘッド識別手段からの識別情
    報に基ずいて、該記憶手段から、所定の該構成パラメー
    タを選択して、該構成パラメータに対応した制御条件に
    応答して該印字ヘッドを駆動させる印字ヘッド駆動手
    段、及び上記各手段を有機的に制御する中央演算制御手
    段とから構成されている事を特徴とするプリンターに於
    ける印字ヘッドの識別装置。
  2. 【請求項2】 該構成パラメータは、印字ヘッドの幅、
    印字エネルギィー、印字ドット数、パルスモーターの送
    り量等から選択された少なくとも一つの印字ヘッドの構
    成情報である事を特徴とする請求項1記載のプリンター
    に於ける印字ヘッドの識別装置。
  3. 【請求項3】 該構成パラメータには、当該印字ヘッド
    の構成情報と当該印字ヘッドを駆動させる駆動制御情報
    が含まれている事を特徴とする請求項2記載のプリンタ
    ーに於ける印字ヘッドの識別装置。
  4. 【請求項4】 該印字ヘッドは、感熱式プリンタ用の印
    字ヘッドである事を特徴とする請求項1記載のプリンタ
    ーに於ける印字ヘッドの識別装置。
  5. 【請求項5】 該印字ヘッド識別手段は、該印字ヘッド
    側に設けられた該構成パラメータ情報を読み取る様に構
    成されている事を特徴とする請求項1記載のプリンター
    に於ける印字ヘッドの識別装置。
  6. 【請求項6】 該印字ヘッド識別手段は、該制御手段側
    から該印字ヘッドに対して識別信号を送信し、その応答
    信号を受信する事により該印字ヘッドの構成パラメータ
    情報を確認する様に構成されている事を特徴とする請求
    項1記載のプリンターに於ける印字ヘッドの識別装置。
  7. 【請求項7】 該印字ヘッド識別手段は、該印字ヘッド
    に対して、所定のシリアルデータを送信し、当該シリア
    ルデータを該印字ヘッドから受信する迄のデータの量に
    基づいて当該印字ヘッドの構成パラメータを判断する事
    を特徴とする請求項6記載のプリンターに於ける印字ヘ
    ッドの識別装置。
  8. 【請求項8】 該印字ヘッド識別手段は、該印字ヘッド
    に対して、所定のパラレルデータを送信し、当該パラレ
    ルデータを該印字ヘッドから受信する迄のデータの量に
    基づいて当該印字ヘッドの構成パラメータを判断する事
    を特徴とする請求項6記載のプリンターに於ける印字ヘ
    ッドの識別装置。
  9. 【請求項9】 該印字ヘッドが、複数個の印字ブロック
    で構成されており、且つ該制御手段に、当該各印字ブロ
    ックを個別に駆動させるイネーブル信号発生手段が設け
    られているプリンターに於ける印字ヘッドの識別装置に
    於いて、該印字ヘッド識別手段は、該各イネーブル信号
    発生手段からのイネーブル信号の出力状態に基づいて、
    該印字ヘッドの構成パラメータを識別する様に構成され
    ている事を特徴とする請求項1記載のプリンターに於け
    る印字ヘッドの識別装置。
  10. 【請求項10】 該印字ヘッド識別手段は、該印字ヘッ
    ドに対して、所定の識別信号を送信した場合に、該印字
    ヘッド側から当該印字ヘッドの構成パラメータを示す識
    別コードデータが出力され、当該印字ヘッド識別手段
    が、該識別コードデータを判別する様に構成されている
    事を特徴とする請求項6記載のプリンターに於ける印字
    ヘッドの識別装置。
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