JPH0723715B2 - スクロールコンプレッサ - Google Patents

スクロールコンプレッサ

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JPH0723715B2
JPH0723715B2 JP4545289A JP4545289A JPH0723715B2 JP H0723715 B2 JPH0723715 B2 JP H0723715B2 JP 4545289 A JP4545289 A JP 4545289A JP 4545289 A JP4545289 A JP 4545289A JP H0723715 B2 JPH0723715 B2 JP H0723715B2
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JP
Japan
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back plate
connecting portion
insertion hole
scroll
scroll compressor
Prior art date
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JP4545289A
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JPH02227582A (ja
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勝利 神代
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) 本発明はスクロールコンプレッサに係り、特に旋回スク
ロール背面部とスラスト受との間に背面板を有するスク
ロールコンプレッサにおいて、上記背面板を回止めする
ためのスクロールコンプレッサに関する。
(従来技術) 冷凍サイクルなどに組み込まれるスクロールコンプレッ
サにおいては第9図に示す如き構成が採用されている。
図示するように、コンプレッサには上方に開放されたフ
レームaが設けられる。このフレームaの中央部にはロ
ーラベアリングbに支持された回転軸cが挿通され、こ
の回転軸cの上端部には固定スクロールdに噛み合う旋
回スクロールeが連結される。
この旋回スクロールeの下部には円形状の背面部fが形
成され、この背面部fの中央部には回転軸cに連結され
る連結部gが形成される。この連結部gは回転軸cを覆
うボス部により構成される。
また、背面部fはそのスラスト荷重を受けるスラスト受
hを介してフレームa上に支持される。
(発明が解決しようとする課題) ところで、旋回スクロールeの背面部fはその旋回運動
によりスラスト受に対して摺動するため、摩耗、焼付け
をを起こす恐れがある。そこで、旋回スクロール背面部
fとスラスト受hとの間には第9図および第10図に示す
ように、背面板kが介在される。したがって、この背面
板iの中央分には背面部fの連結部gを挿通させる挿通
穴jが形成される。
また、背面板iを回止めするために、背面板iには回止
めピンkおよび固定ボルトlを介して旋回スクロール背
面部fに固定されている。したがって、旋回スクロール
背面部fが損傷することがない。
一方、コンプレッサの高速化が要請される近年では旋回
スクロールeの軽量化が必要であり、そのために旋回ス
クロールeのアルミ化が進められている。このようにア
ルミ化した場合には固定ボルトlなどを取り付けるため
にタップ加工を要することになり、製造性に劣る。ま
た、タップサイズ(径や深さ)等設計自由度が小さいば
かりでなく、部品点数が多くコスト的にも不利な欠点が
ある。
また、従来の背面板iはSK材などの一般材料を採用して
おり、そのため厚さの寸法公差が大きくなる傾向があ
る。そのため、スクロールd,f間の高さクリアランスを
ミクロンオーダで管理することが困難になり、性能の低
下を招き商品性を損なう問題があった。
また、この種のコンプレッサにおいては特開昭62−1597
80号公報において「スクロール圧縮機」が提案されてい
る。この提案は背面板(当て板)をスクロール背面部に
ビス止めしたものである。したがって、上記の製造性、
部品点数の増大といった欠点が解決されるに至っていな
い。
本発明は上記問題点を有効に解決すべく創案されたもの
である。
本発明は旋回スクロールとスラスト受との間に背面板を
有するスクロールコンプレッサにおいて、部品点数の削
減、加工性生産性に優れ、かつスクロール間の高さクリ
アランスの安定化を図り信頼性の高いスクロールコンプ
レッサを提供することを目的とする。
[発明の構成] (課題を解決するための手段) 本発明は回転軸に連結される連結部を有する旋回スクロ
ール背面部とそのスラスト受との間に背面板を挿入する
と共に、その背面板に上記連結部を挿通させる挿通穴を
有するスクロールコンプレッサにおいて、上記連結部の
外周部と耐摩耗性に優れた上記背面板の挿通穴とに、互
いに係合して背面板を回止めするための回止め部を形成
したのもである。
(作用) このように連結部の外周部と、背面板に形成される挿通
穴とにより、背面板を回止めするので、部品点数が少な
く製造性が向上する。
また、背面板が耐摩耗性に優れるため、寸法公差が小さ
くスクロール間の高さクリアランスの管理が容易にな
る。
(実施例) 以下、本発明の一実施例を添付図面に従って詳述する。
第8図はスクロールコンプレッサの要部を示したもので
ある。
図示するように、コンプレッサには上方に開放されたフ
レーム1が設けられ、このフレーム1にはローラベアリ
ング2に支持された回転軸3が挿通される。
の回転軸3の上端部には固定スクロール4に噛み合う旋
回スクロール5が連結される。この旋回スクロール5の
下部には円形状の背面部6が形成され、この背面部6に
は回転軸3に連結される連結部7が形成される。この連
結部7は回転軸3を覆うボス部により構成される。
また、背面部6はそのスラスト荷重を受けるスラスト受
8を介してフレーム1上に支持される。これら背面部7
とスラスト受8との間には薄肉の背面板9が介在され
る。したがって、この背面板9の中央分には第1図に示
すように、背面部6の連結部7を挿通させる挿通穴10が
形成される。
特に本発明にあってはこれら連結部7と挿通穴10とに
は、それぞれ背面板9を背面部6に固定して回止めする
ために互いに係合する回止め部21が形成される。
具体的には第1図及び第2図に示すように、連結部7の
外周部にはその弦方向に切除したカット部22が形成され
る。本実施例においては互いに並行に向かい合った一対
のカット部22が形成される。したがって、連結部7には
平面状のカット部22と残存する曲面部23とを有する非円
形の外周部が形成されることになる。
他方、第1図及び第3図に示すように、背面板9は弁材
に採用される耐摩耗性に優れた板材をディスク状に打ち
抜いて高精度に仕上げられ、その中央部に形成される挿
通穴10には連結部7のカット部22に係合対応する直線状
のカット辺24が形成されると共に連結部7の曲面部23に
係合対応する曲線辺25が形成される。
したがって、連結部7の外周部に形成されるカット部22
に挿通穴10のカット辺24が係合されて回止め部21が構成
され、背面板9の回転が拘束されることになる。
第4図は連結部7の外周部にカット部22が形成されると
共に挿通穴10にカット辺24が形成され、これら連結部7
と挿通穴10との間にはバネ材からなる弾力性を有するラ
イナ26が挿入される。このライナ26は連結部7の外周部
に沿ってこれを覆うように円筒状に形成される。したが
って、ライナ26にも連結部7の外周部の形状に一致させ
るべく並行に一対のカット部29および曲面部27が形成さ
れることになる。なお、ライナ26を挟むことになるの
で、その分だけ、挿通穴10の開口径を大きく形成するこ
とになる。
このように、ライナ26が挿入保持されることにより、挿
入穴10のカット辺24が連結部7のカット部22に食い込ん
だり、ガタ付きを防ぐことができるし、取付け時のズレ
防止にもなる。
第7図は背面板9を回止めするための回止め部21の変形
例を示したものである。
連結部7の外周部にはその周方向に沿って歯車状に凹凸
したカット部22が形成される。したがって、挿通穴10に
はその周方向に沿ってカット部22に対応するように歯車
状にカット辺24が形成される。
これらカット部22およびカット辺24はその凹凸部を互い
に交互に周方向に噛み合わせて背面板9を回止めするた
めの回止め部21を形成することになる。
このように本発明は連結部7と背面板9とに互いに係合
して背面板9を回止めするための回止め部21を形成した
ものであり、背面板9を容易かつ簡単に取付け固定でき
るので、製造性が向上すると共に、部品点数が少なくな
り加工性、生産性が向上する。
また、背面板9が耐摩耗性に優れるのでスクロール間の
高さクリアランスの管理が容易になりコンプレッサの性
能、商品性が向上する。
[発明の効果] 以上要するに本発明によれば、次の如き優れた効果を発
揮する。
(1)連結部と背面板との互いに係合して背面板を回止
めするための回止め部を形成したので、背面板を容易か
つ簡単に取付け固定でき、製造性が向上すると共に、部
品点数が少なくなり加工性、生産性が向上する。
(2)耐摩耗性に優れる背面板によりスクロール間の高
さクリアランスの管理が容易になりコンプレッサの性
能、商品性が向上する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す断面図、第2図および
第3図は第1図の要部を示す図、第4図から第7図まで
は本発明の他の実施例を示す図、第8図はコンプレッサ
を示す断面図、第9図はコンプレッサの従来例を示す断
面図、第10図は第9図のIX−IX線矢視図である。 図中、3は回転軸、5は旋回スクロール、6は背面部、
7は連結部、9は背面板、10は挿入穴、21は回止め部で
ある。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】回転軸に連結される連結部を有する旋回ス
    クロール背面部とそのスラスト受との間に背面板を挿入
    すると共に、該背面板に上記連結部を挿通させる挿通穴
    を有するスクロールコンプレッサにおいて、上記連結部
    の外周部と耐摩耗性に優れた上記背面板の挿通穴とに、
    互いに係合して背面板を回止めするための回止め部を形
    成したことを特徴とするスクロールコンプレッサ。
JP4545289A 1989-02-28 1989-02-28 スクロールコンプレッサ Expired - Lifetime JPH0723715B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4545289A JPH0723715B2 (ja) 1989-02-28 1989-02-28 スクロールコンプレッサ

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JP4545289A JPH0723715B2 (ja) 1989-02-28 1989-02-28 スクロールコンプレッサ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH02227582A JPH02227582A (ja) 1990-09-10
JPH0723715B2 true JPH0723715B2 (ja) 1995-03-15

Family

ID=12719738

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4545289A Expired - Lifetime JPH0723715B2 (ja) 1989-02-28 1989-02-28 スクロールコンプレッサ

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4739103B2 (ja) * 2006-04-21 2011-08-03 サンデン株式会社 スクロール型流体機械
JP5445180B2 (ja) * 2010-02-02 2014-03-19 株式会社デンソー 圧縮機

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JPH02227582A (ja) 1990-09-10

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