JPH07235549A - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置の製造方法

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JPH07235549A
JPH07235549A JP5123594A JP5123594A JPH07235549A JP H07235549 A JPH07235549 A JP H07235549A JP 5123594 A JP5123594 A JP 5123594A JP 5123594 A JP5123594 A JP 5123594A JP H07235549 A JPH07235549 A JP H07235549A
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JP5123594A
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Makoto Motoyoshi
真 元吉
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Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ポリシリコンベース型バイポーラトランジス
タを製造する際のエミッタ領域への照射損傷を低減し、
かつベース・コレクタ接合容量を低下する。 【構成】 半導体装置のエミッタ領域には、酸化膜2
1、Si34膜22およびCVD酸化膜23が堆積さ
れ、その側面にサイドウォール27が形成され、その後
素子分離領域30が形成される。このため素子分離領域
30とエミッタ領域が自己整合的に決まり、グラフトベ
ース42の面積が小さくできる。またベースポリシリコ
ン膜41を形成する際、エミッタ領域は酸化膜21で覆
われるため、照射損傷が入らない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は半導体装置の製造方法に
関し、特にバイポーラトランジスタの製造方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】バイポーラICは、2つの極性のキャリ
アが活躍するバイポーラトランジスタを主役として、更
に必要なダイオードや抵抗、コンデンサなどが作りこま
れており、この内、npn型トランジスタは最も重要な
基本素子である。近年まで、このnpn型トランジスタ
としては、図9に示すようなポリシリコンエミッタを用
いたプレーナ型トランジスタが主流であった。
【0003】しかしながら、このトランジスタは、構造
がシンプルではあるものの、セルフ・アライン(自己整
合)で形成することができないために、ベース領域とエ
ミッタ領域との合わせ精度バラツキや引き出し配線の合
わせ精度バラツキを見越んで作りこむために、ベース領
域が大きくなる傾向にあり、ベース・コレクタ間のpn
接合の容量を低くできないという問題があった。
【0004】このような問題に対して、最近、ポリシリ
コンベース型のバイポーラトランジスタが開発されてお
り主流となりつつある。その代表的構造を図10に示
す。このトランジスタは、ポリシリコンによってベース
とエミッタの引き出し電極が形成されるため、ベースの
メタルコンタクト部をベース・コレクタ接合部分の外側
に配置させることができ、これによりそれらの接合面積
を縮小できるという長所がある。加えて、エミッタ・ベ
ース間の距離がサイドウォールスペーサの幅によって決
定され、エミッタとベースが自己整合されるために、ト
ランジスタの寄生容量が低減されて高い遮断周波数が得
られる点で有効である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このポ
リシリコンベース型のバイポーラトランジスタは、その
製造にあたり、次のような問題点を含んでいる。
【0006】図11は、ベースポリシリコン形成時のデ
バイス断面を示し、ドライエッチングされたエミッタ領
域を示している。なお、本図において111はP型シリ
コン基板、113はN+埋め込み層、114はエピタキ
シャルシリコン層、117は素子分離用酸化膜、119
はコレクタ引き出し層、121はポリシリコン膜(P
型)、122は絶縁膜である。図からも明らかなよう
に、ベース電極となるポリシリコン膜121は、その一
部が基板の活性層(N+型埋め込み層113)上に形成
されているため、ベースポリシリコンのパターニングの
際に、ドライエッチングによってエミッタ領域123に
照射損傷401が入ってしまう問題がある。加えて、ポ
リシリコンとシリコン基板とのエッチング選択比は、ほ
ぼ1となるためにエッチングの終点制御が困難である。
したがって、生産のバラツキを考慮すると、どうしても
オーバーエッチング量を多めに設定する必要があり、こ
れによりエミッタ領域123が40〜100nm削られ
る傾向になる。
【0007】図12は、上記デバイス構造から更にベー
スポリシリコンとエミッタポリシリコンを電気的に絶縁
するスペーサを形成したデバイス断面を示している。な
お本図で、124はポリシリコン膜からの拡散によって
基板内に形成されたP型不純物層(グラフトベース)、
125はグラフトベース124と真性ベース(図示せ
ず)を電気的に接続させるリンクベース、126はリン
クベース125上に形成されたスペーサをそれぞれ示し
ている。スペーサ126は、絶縁膜を全面に堆積後、エ
ッチバックすることによりベースポリシリコンの側面に
形成されるが、エッチバックによってシリコン表面が露
出するために、ここでも照射損傷402がある。
【0008】このように、これまでのポリシリコンベー
ス型のバイポーラトランジスタは、エッチングによって
エミッタ領域が深く削られ、グラフトベース124とリ
ンクベース125間の抵抗が増大したり、照射損傷40
1、402によりトランジスタの電気的特性のバラツキ
が大きくなったりする問題点があった。加えて、実際に
は、ポリシリコン膜121から拡散したグラフトベース
124自体も、素子分離パターンとエミッタコンタクト
のアライメント精度や寸法バラツキを加味して大きく設
定されるために、ベース・コレクタ接合容量も著しく低
下できるものではない。
【0009】本発明は、このような従来トランジスタの
問題点に鑑み、エミッタ表面への影響が少なく、以てト
ランジスタ特性のバラツキを減じると共に、ベース・コ
レクタ接合容量もこれまでよりも低下できる半導体装置
の製造方法を提供するものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明によれば、コレクタ領域とベース領域とエミ
ッタ領域を有するバイポーラトランジスタを含む半導体
装置の製造方法において、半導体基板の一方の主表面に
バイポーラトランジスタのコレクタを形成する工程と、
前記主表面のエミッタ領域に、第1、第2および第3の
絶縁膜を積層させる工程と、前記第1、第2および第3
の絶縁膜からなる積層膜の側面上に、第4および第5の
絶縁膜を積層させる工程と、前記エミッタ領域をマスク
して、エミッタと自己整合的に素子分離酸化膜を形成す
る工程と、前記主表面に不純物をドープした第1の導電
体膜からなるベース引き出し電極を形成する工程と、前
記第1の導電体膜から不純物を半導体基板に拡散させ、
グラフトベースを形成する工程と、前記第1の絶縁膜を
露出させたまま前記第1の導電体膜を覆う第6の絶縁膜
を形成する工程と、前記第1の絶縁膜を選択的に除去す
る工程と、除去後の部分に不純物を導入して真性ベース
を形成する工程と、前記真性ベース上にエミッタ電極と
なる不純物をドープした第2の導電体膜を形成する工程
と、前記第2の導電体膜から不純物を真性ベースに拡散
させてエミッタを形成する工程と、を有する製造方法が
提供される。
【0011】また同一目的達成のため、本発明では、上
記製造方法とは別に、半導体基板の一方の主表面にバイ
ポーラトランジスタのコレクタを形成する工程と、前記
主表面のエミッタ領域に、第1、第2および第3の絶縁
膜を積層させる工程と、前記第1、第2および第3の絶
縁膜からなる積層膜の側面上に、第4および第5の絶縁
膜を積層させる工程と、前記エミッタ領域をマスクし
て、エミッタと自己整合的に素子分離酸化膜を形成する
工程と、前記第3、第5の絶縁膜を除去する工程と、前
記第2、第4の絶縁膜および前記素子分離酸化膜をマス
クに半導体基板をエッチングする工程と、前記主表面に
不純物をドープした第1の導電体膜からなるベース引き
出し電極を形成する工程と、前記第1の導電体膜から不
純物を半導体基板に拡散させ、グラフトベースを形成す
る工程と、前記第2の絶縁膜を露出させたまま前記第1
の導電体膜を覆う第6の絶縁膜を形成する工程と、前記
第1の絶縁膜を選択的に除去する工程と、第1の絶縁膜
を除去した後の部分に不純物を導入して真性ベースを形
成する工程と、前記真性ベース上にエミッタ電極となる
不純物をドープした第2の導電体膜を形成する工程と、
前記第2の導電体膜から不純物を真性ベースに拡散させ
てエミッタを形成する工程とからなる製造方法も提供さ
れる。
【0012】また、本発明によるバイポーラトランジス
タは、半導体基板の主表面に形成されたコレクタと、前
記エミッタ領域とともに自己整合的に形成された素子分
離領域と、前記エミッタ領域に対し絶縁膜を介して形成
された、ポリシリコンのベース電極と、前記ベース電極
からの不純物拡散によって基板内に形成されたグラフト
ベースと、前記ベース電極を覆う酸化膜と、前記エミッ
タ領域に形成されたポリシリコンエミッタと、前記ポリ
シリコンからの不純物拡散によって基板内に形成された
エミッタと、前記エミッタの下方に形成される真性ベー
ス層と、前記コレクタ、ベース電極およびポリシリコン
エミッタのそれぞれに電気的に接続されるメタル膜とを
有することを特徴としている
【0013】
【作用】前記製造方法に共通して、素子分離領域とエミ
ッタ領域が自己整合的に決定されるため、グラフトベー
ス面積の寸法バラツキを小さくでき、ベース・コレクタ
接合容量が低下できる。また、ベース引き出し電極を形
成する時点では、エミッタ領域は少なくとも第1および
第2の絶縁膜で覆われているため、ドライエッチングに
よる照射損傷がない。また、第4および第5の絶縁膜を
形成するときも、エミッタ領域は少なくとも第1および
第2の絶縁膜で覆われるため、ドライエッチングによる
照射損傷を受けない。
【0014】
【実施例】図面を参照しながら本発明による半導体装置
の製造方法を以下、説明する。図1〜図8は、本発明に
よる実施例として、p型シリコン基板上にnpn型バイ
ポーラトランジスタを形成する製造工程を順に示したも
のである。
【0015】まず最初に、p型シリコン基板11(図
1)を用意し、その表面に図示しない熱酸化膜を形成し
た後、その上にフォトレジストを塗布し露光および現像
して、酸化膜を部分的に除去し埋め込み層形成用の窓を
形成する。次に、この窓にアンチモン(Sb)を熱拡散
し、n+埋め込み層13を形成する。このn+埋め込み
層13は、トランジスタのコレクタ部分を構成する。そ
して、n+埋め込み層13を形成した後は、シリコン基
板11上の熱酸化膜を全面エッチングによって除去し、
シラン(珪化水素)と燐化合物を高温で反応させ、n層
をエピタキシャル成長させ、例えば1μm、比抵抗1Ω
・cmのn型シリコン層14を形成する。図1はこの時
のデバイス断面を示している。
【0016】以上のようにしてn型シリコン層14が形
成されたならば、次に、シリコン層14を熱酸化して酸
化膜21を5nm形成し、まず第1の絶縁膜として、C
VD法でSi34膜22を400nm、CVD酸化膜
(第2の絶縁膜)23を100nm、更にCVD法で再
度、Si34膜(第3の絶縁膜)24を100nm堆積
させる。このようにして絶縁層が形成されたならば、次
にフォトエッチングを行い、図2に示すようにエミッタ
領域のみ積層パターン25を残す。次に、CVD法によ
りこの積層パターン25上に酸化膜26を150nmほ
ど堆積させた後、エッチバックして積層パターン25の
側面に第4の絶縁膜としてのサイドウォール27を形成
する。このサイドウォール27は、将来ベース/エミッ
タ間を電気的に絶縁するためのスペーサを構成するもの
である。そして更に、第5の絶縁膜として、積層パター
ン25上に今度はSi34膜28を150nmほど堆積
させた後、エッチバックして積層パターン25の側面に
サイドウォール29を形成する。図2は、このようにし
て積層パターン25の両側に2層のサイドウォール2
7、29が形成された状態を示している。
【0017】次に、n型シリコン層14を200nmエ
ッチングした後、エミッタ領域のSi34膜24、29
をマスクして500nmほど選択酸化し、図3に示すよ
うに、素子分離領域30を基板表面に形成する。
【0018】素子分離領域形成後は、図4に示すよう
に、エミッタ領域のSi34膜24、29を、一般的な
ウェットエッチング(例えば熱燐酸エッチング)などに
より選択的に除去し、その後フォトレジストをマスク
に、例えばB+イオンを360KeV、3E13cm-2
でイオン注入し、表面リーク電流を抑えるためのチャン
ネルストッパ31を素子分離領域30に形成する。そし
て、更にBF2+イオンを例えば60KeV、3E13
cm-2の条件で、基板表面に対し45°の角度でエミッ
タ領域の周りを回転しながらイオン注入し、素子分離領
域30からサイドウォール27の下方にまで、繋ぎベー
ス層32を形成する。
【0019】なお、上述したSi34膜24、29のウ
ェットエッチング後においては、この後形成されるベー
スポリシリコン膜41(図5)と基板との接触面積を広
げるため、CVD酸化膜23および酸化膜26をマスク
に基板をエッチングしても良い。
【0020】次に、図5に示すように、基板全面に亙っ
てポリシリコン膜41(第1の導電体膜)を、例えば2
50nm堆積し、続いてBF2+イオンを例えば50K
eV、5E15cm-2の条件でイオン注入し、850℃
で熱処理する。これにより不純物が活性化され、素子分
離領域30で覆われない基板部分には、グラフトベース
42が形成される。更に、この上にフォトレジストを全
面塗布し、エッチバックを行う。このエッチバックはC
VD酸化膜23が露出した後、更に15nmだけエッチ
ングを行う。そして次に、フォトレジストをマスクにベ
ースポリシリコン膜41をパターニングして、図5に示
すようなベース引き出し電極43を形成するとともに、
更にフォトレジストをマスクに素子分離膜30の一部を
エッチングし、続いてP+イオンを、例えば50Ke
V、5E15cm-2の条件でイオン注入してコレクタ引
き出し層44を形成する。
【0021】そしてこの後、図6に示すようにCVD法
により酸化膜45(第6の絶縁膜)を400nm堆積し
た後、フォトレジスト(またはSOG)を全面塗布し、
エッチバックを行いCVD酸化膜23を除去してSi3
4膜22を表面に露出させる。
【0022】次に、図7に示すようにSi34膜22を
選択的にエッチングして除去し、続いてBF2+イオン
を例えば40KeV、3E13cm-2、15°の条件で
イオン注入し、真性ベース層51を形成する。この後、
真性ベース層51上の酸化膜21をウェットエッチング
し、エミッタ領域のシリコン面を露出させる。なお、こ
の時、サイドウォール27の内側の酸化膜21もエッチ
ングされることになるが、10〜15nm程度であり、
先の斜め方向のベースイオン注入により、その下方には
真性ベース層51が延在するため、デバイス特性には影
響はない。以上のようにして露出した真性ベース層51
が形成されたならば、次に第2の導電体膜としてのポリ
シリコン52を、例えば620℃で150nmほど堆積
し、その全面に砒素を例えば45KeV、5E16cm
-2イオン注入し、続いてフォトレジストをマスクにポリ
シリコン52をエッチングして、図7に示すようなカッ
プ状のポリシリコンエミッタ53を形成する。
【0023】以上のようにしてエミッタ電極が形成され
たならば、次に図8に示すように、酸化膜45の上にC
VD酸化膜61およびBPSG(燐・ホウ素シリケート
ガラス)膜62を堆積し、900℃でリフローさせる。
この時、ポリシリコンエミッタ53の下方の真性ベース
層51には、ポリシリコンから拡散した砒素によりエミ
ッタ63が形成される。BPSG膜62形成後は、フォ
トレジストをマスクに異方性エッチングし、ベース引き
出し電極43、ポリシリコンエミッタ53およびコレク
タ引き出し層44の上にコンタクトホール64を形成す
る。このようにして、トランジスタの配線部分が形成さ
れたならば、全面にアルミ合金またはアルミニウム多層
膜からなるメタル膜65をスパッタリングし、フォトレ
ジストをマスクに不要部分をエッチングし、所望の配線
パターン66を形成する。その後、フォーミングガス中
で400℃のアニールを行った後、保護膜としてプラズ
マCVD窒化膜67を例えば1μm堆積し、図8に示す
ようなデバイス構造を得ることになる。そして、最終的
にはこのプラズマCVD窒化膜67をフォトエッチング
し、ボンディングパッド用の穴をあけ装置を完成するこ
とになる。
【0024】以上説明したように、本実施例によれば、
グラフトベース42の形成に先立ち、まず素子分離領域
30とエミッタ領域が自己整合的に決定されるため、こ
れらの領域に挟まれるクラフトベース42の面積の寸法
バラツキを小さくでき、ベース・コレクタ接合容量を下
げて、トランジスタの高周波特性を高めることができ
る。また、ベース引き出し電極43を形成する時点で
は、エミッタ領域は酸化膜21、Si34膜22および
CVD酸化膜23で覆われているため、ドライエッチン
グによってSi表面が照射損傷することはない。また、
サイドウォール27、29を形成するときも、エミッタ
領域はこれらの絶縁膜で覆われるため、同様に照射損傷
を受けず、これによりエミッタ・ベース間のリークが抑
えられ、高性能かつ高速のバイポーラトランジスタを提
供することができる。
【0025】以上、本発明による半導体装置の製造方法
を、ベース引き出し電極およびエミッタ引き出し電極に
ポリシリコンを用いたトランジスタに例示して説明した
が、他の電極用材料としては、この他にポリサイドやア
モルファスシリコン(a−Si)を用いても良い。ま
た、実施例では、コレクタ引き出し層44を形成した後
形成される酸化膜45(図6)の平坦化を、エッチバッ
クによって行っているが、他の方法としては研磨による
ものでも良い。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
素子分離領域とエミッタ領域を自己整合的に形成するこ
とにより、ベース領域が決定されるため、これまでのポ
リシリコンベースのバイポーラトランジスタよりも更に
コレクタ・ベース容量が下げられる。また、グラフトベ
ースや第4の絶縁膜を形成する時、エミッタ領域は絶縁
膜で覆われるため、エミッタ表面は照射損傷を受けず、
このため低電流領域でもエミッタ・ベース間のリークが
なく、トランジスタの特性を安定化させることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による半導体装置の製造方法
の一工程を示し、p型シリコン基板にn+部分を介して
n型シリコン層を形成したデバイス断面図である。
【図2】図1に続き、基板上エミッタ領域に複数の絶縁
膜およびスペーサからなる積層パターンを形成したデバ
イス断面図である。
【図3】図2に続き、エミッタ領域に隣接して素子分離
領域を形成したデバイス断面図である。
【図4】図3に続き、エミッタ領域の特定絶縁膜を除去
した後、スペーサ下方に繋ぎベースを形成したデバイス
断面図である。
【図5】図4に続き、ポリシリコンのベース引き出し電
極を形成したデバイス断面図である。
【図6】図5に続き、ポリシリコンベース上に酸化膜を
形成したデバイス断面図である。
【図7】図6に続き、エミッタ領域にポリシリコンエミ
ッタを形成したデバイス断面図である。
【図8】図7に続き、配線パターンを形成した完成状態
におけるデバイス断面図である。
【図9】従来のプレーナ型バイポーラトランジスタの断
面図である。
【図10】従来のポリシリコンベース型バイポーラトラ
ンジスタの断面図である。
【図11】図10に示すバイポーラトランジスタトにお
いて、ベースポリシリコン形成時のデバイス断面図であ
る。
【図12】図11から更にベースポリシリコンとエミッ
タポリシリコンを電気的に絶縁するスペーサを形成した
デバイス断面図である。
【符号の説明】
11…シリコン基板 14…n型シリコン層 21…酸化膜 22…Si34膜(第1の絶縁膜) 23…CVD酸化膜(第2の絶縁膜) 24…Si34膜(第3の絶縁膜) 26…酸化膜(第4の絶縁膜) 27、29…サイドウォール 28…Si34膜(第5の絶縁膜) 30…素子分離領域 41…ポリシリコン膜(第1の導電体膜) 42…グラフトベース 43…ベース引き出し電極 45…CVD酸化膜(第6の絶縁膜) 51…真性ベース層 52…ポリシリコン 53…ポリシリコンエミッタ 62…BPSG膜 63…エミッタ 65…メタル膜 67…CVD窒化膜

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コレクタ領域とベース領域とエミッタ領
    域を有するバイポーラトランジスタを含む半導体装置の
    製造方法であって、 半導体基板の一方の主表面にバイポーラトランジスタの
    コレクタを形成する工程と、 前記主表面のエミッタ領域に、第1、第2および第3の
    絶縁膜を積層させる工程と、 前記第1、第2および第3の絶縁膜からなる積層膜の側
    面上に、第4および第5の絶縁膜を積層させる工程と、 前記エミッタ領域をマスクして、エミッタと自己整合的
    に素子分離酸化膜を形成する工程と、 前記主表面に不純物をドープした第1の導電体膜からな
    るベース引き出し電極を形成する工程と、 前記第1の導電体膜から不純物を半導体基板に拡散さ
    せ、グラフトベースを形成する工程と、 前記第1の絶縁膜を露出させたまま前記第1の導電体膜
    を覆う第6の絶縁膜を形成する工程と、 前記第1の絶縁膜を選択的に除去する工程と、 除去後の部分に不純物を導入して真性ベースを形成する
    工程と、 前記真性ベース上にエミッタ電極となる不純物をドープ
    した第2の導電体膜を形成する工程と、 前記第2の導電体膜から不純物を真性ベースに拡散させ
    てエミッタを形成する工程と、 を有する半導体装置の製造方法。
  2. 【請求項2】 コレクタ領域とベース領域とエミッタ領
    域を有するバイポーラトランジスタを含む半導体装置の
    製造方法であって、 半導体基板の一方の主表面にバイポーラトランジスタの
    コレクタを形成する工程と、 前記主表面のエミッタ領域に、第1、第2および第3の
    絶縁膜を積層させる工程と、 前記第1、第2および第3の絶縁膜からなる積層膜の側
    面上に、第4および第5の絶縁膜を積層させる工程と、 前記エミッタ領域をマスクして、エミッタと自己整合的
    に素子分離酸化膜を形成する工程と、 前記第3、第5の絶縁膜を除去する工程と、 前記第2、第4の絶縁膜および前記素子分離酸化膜をマ
    スクに半導体基板をエッチングする工程と、 前記主表面に不純物をドープした第1の導電体膜からな
    るベース引き出し電極を形成する工程と、 前記第1の導電体膜から不純物を半導体基板に拡散さ
    せ、グラフトベースを形成する工程と、 前記第2の絶縁膜を露出させたまま前記第1の導電体膜
    を覆う第6の絶縁膜を形成する工程と、 前記第1の絶縁膜を選択的に除去する工程と、 前記第1の絶縁膜を除去した部分から不純物を導入して
    真性ベースを形成する工程と、 前記真性ベース上にエミッタ電極となる不純物をドープ
    した第2の導電体膜を形成する工程と、 前記第2の導電体膜から不純物を真性ベースに拡散させ
    てエミッタを形成する工程と、 を有する半導体装置の製造方法。
  3. 【請求項3】 前記第1の導電体膜がポリシリコンであ
    ることを特徴とする請求項1又は2に記載の半導体装置
    の製造方法。
  4. 【請求項4】 前記第1の導電体膜がポリサイドである
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の半導体装置の
    製造方法。
  5. 【請求項5】 前記第6の絶縁膜を形成する工程は、第
    6の絶縁膜を堆積し、レジストを全面塗布した後、エッ
    チバックする工程からなることを特徴とする請求項1又
    は2に記載の半導体装置の製造方法。
  6. 【請求項6】 前記第6の絶縁膜を形成する工程は、第
    6の絶縁膜を堆積し、SOGを全面塗布した後、エッチ
    バックする工程からなることを特徴とする請求項1又は
    2に記載の半導体装置の製造方法。
  7. 【請求項7】 前記第6の絶縁膜を形成する工程は、第
    6の絶縁膜を堆積した後、研磨によって表面後退させる
    工程からなることを特徴とする請求項1又は2に記載の
    半導体装置の製造方法。
  8. 【請求項8】 前記第2の導電体膜がポリシリコンであ
    ることを特徴とする請求項1又は2に記載の半導体装置
    の製造方法。
  9. 【請求項9】 前記第2の導電体膜がアモルファスシリ
    コンであることを特徴とする請求項1又は2に記載の半
    導体装置の製造方法。
  10. 【請求項10】 前記第2の導電体膜がポリサイドであ
    ることを特徴とする請求項1又は2に記載の半導体装置
    の製造方法。
  11. 【請求項11】 前記第2の導電体膜がポリサイドであ
    ることを特徴とする請求項1又は2に記載の半導体装置
    の製造方法。
  12. 【請求項12】 コレクタ領域とベース領域とエミッタ
    領域を有するバイポーラトランジスタであって、 半導体基板の主表面に形成されたコレクタと、 前記エミッタ領域とともに自己整合的に形成された素子
    分離領域と、 前記エミッタ領域に対し絶縁膜を介して形成された、ポ
    リシリコンのベース電極と、 前記ベース電極からの不純物拡散によって基板内に形成
    されたグラフトベースと、 前記ベース電極を覆う酸化膜と、 前記エミッタ領域に形成されたポリシリコンエミッタ
    と、 前記ポリシリコンからの不純物拡散によって基板内に形
    成されたエミッタと、 前記エミッタの下方に形成される真性ベース層と、 前記コレクタ、ベース電極およびポリシリコンエミッタ
    のそれぞれに電気的に接続されるメタル膜と、 を有することを特徴とするバイポーラトランジスタ。
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