JPH0723547A - 回転機 - Google Patents
回転機Info
- Publication number
- JPH0723547A JPH0723547A JP16434293A JP16434293A JPH0723547A JP H0723547 A JPH0723547 A JP H0723547A JP 16434293 A JP16434293 A JP 16434293A JP 16434293 A JP16434293 A JP 16434293A JP H0723547 A JPH0723547 A JP H0723547A
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- JP
- Japan
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- coil
- rotating machine
- rotor
- supported member
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 コイルにより発生する磁場のエネルギーをよ
り有効に利用できる直流回転機を提供することを目的と
する。 【構成】 遊転自在の円環状の被支持部材１に所定の電
気角で界磁機構２を配置した回転子Ｒと、その支持部材
１の周囲にコイル３を巻回した固定子Ｓと、前記被支持
部材１の回転に伴って前記電気角と同期して前記コイル
３への印加電圧の極性を切り替える整流機構とから構成
する。
り有効に利用できる直流回転機を提供することを目的と
する。 【構成】 遊転自在の円環状の被支持部材１に所定の電
気角で界磁機構２を配置した回転子Ｒと、その支持部材
１の周囲にコイル３を巻回した固定子Ｓと、前記被支持
部材１の回転に伴って前記電気角と同期して前記コイル
３への印加電圧の極性を切り替える整流機構とから構成
する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、発電機や電動機として
利用される回転機に関する。
利用される回転機に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、回転機として例えば直流回転機
は、図７に示すように、鉄心にコイルを巻回した界磁機
構でなる固定子の磁場内に、遊転自在の電機子及び整流
子でなる回転子を配置して構成してあり、電機子の各コ
イルに作用する電磁力を利用して、発電機或いは電動機
として動作させていた。
は、図７に示すように、鉄心にコイルを巻回した界磁機
構でなる固定子の磁場内に、遊転自在の電機子及び整流
子でなる回転子を配置して構成してあり、電機子の各コ
イルに作用する電磁力を利用して、発電機或いは電動機
として動作させていた。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述した従来
技術では、界磁機構を構成するコイルにより発生する磁
場のエネルギーの全てが起電力或いは回転力として電機
子に作用するものではなく、その一部は無駄となり効率
が必ずしもよいものであるとはいえないものであった。
本発明の目的は上述した従来欠点を解消し、コイルによ
り発生する磁場のエネルギーをさらに有効に利用できる
回転機を提供する点にある。
技術では、界磁機構を構成するコイルにより発生する磁
場のエネルギーの全てが起電力或いは回転力として電機
子に作用するものではなく、その一部は無駄となり効率
が必ずしもよいものであるとはいえないものであった。
本発明の目的は上述した従来欠点を解消し、コイルによ
り発生する磁場のエネルギーをさらに有効に利用できる
回転機を提供する点にある。
【０００４】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、本発明による回転機の特徴構成は、遊転自在の円環
状の被支持部材に所定の電気角で界磁機構を配置した回
転子と、その支持部材の周囲にコイルを巻回した固定子
とから構成してある点にある。さらに、前記被支持部材
の回転に伴って前記電気角と同期して前記コイルへの印
加電圧の極性を切り替える整流機構とから構成してある
ことが好ましい。
め、本発明による回転機の特徴構成は、遊転自在の円環
状の被支持部材に所定の電気角で界磁機構を配置した回
転子と、その支持部材の周囲にコイルを巻回した固定子
とから構成してある点にある。さらに、前記被支持部材
の回転に伴って前記電気角と同期して前記コイルへの印
加電圧の極性を切り替える整流機構とから構成してある
ことが好ましい。
【０００５】
【作用】一例として、整流機構を設けた電動機として動
作する場合を説明する。整流機構を介してコイルへ電圧
が印加されると、図３（ａ）に示すように、コイルに発
生する磁場と、円環状の被支持部材に所定の電気角で配
置した界磁機構の磁場とが、互いに吸引する方向とな
り、吸引力で円環状の支持部材を回転させる。次に、整
流機構を介してコイルへ逆相電圧が印加されると、図３
（ｂ）に示すように、コイルに発生する磁場と、円環状
の被支持部材に所定の電気角で配置した界磁機構の磁場
とが、互いに反発する方向となるが、円環状の被支持部
材が慣性により回転すると、図３（ｃ）に示すように、
その反発力で同方向への回転力が作用して円環状の被支
持部材を回転させる。さらに、整流機構を介してコイル
へ同相電圧が印加されると、図３（ｄ）に示すように、
コイルに発生する磁場と、円環状の被支持部材に所定の
電気角で配置した界磁機構の磁場とが、互いに反発する
方向となるが、円環状の被支持部材が慣性により回転す
ると、図３（ａ）に示すように、その反発力で同方向へ
の回転力が作用して円環状の被支持部材を回転させる。
以下、これを繰り返すことにより、回転するのである。
作する場合を説明する。整流機構を介してコイルへ電圧
が印加されると、図３（ａ）に示すように、コイルに発
生する磁場と、円環状の被支持部材に所定の電気角で配
置した界磁機構の磁場とが、互いに吸引する方向とな
り、吸引力で円環状の支持部材を回転させる。次に、整
流機構を介してコイルへ逆相電圧が印加されると、図３
（ｂ）に示すように、コイルに発生する磁場と、円環状
の被支持部材に所定の電気角で配置した界磁機構の磁場
とが、互いに反発する方向となるが、円環状の被支持部
材が慣性により回転すると、図３（ｃ）に示すように、
その反発力で同方向への回転力が作用して円環状の被支
持部材を回転させる。さらに、整流機構を介してコイル
へ同相電圧が印加されると、図３（ｄ）に示すように、
コイルに発生する磁場と、円環状の被支持部材に所定の
電気角で配置した界磁機構の磁場とが、互いに反発する
方向となるが、円環状の被支持部材が慣性により回転す
ると、図３（ａ）に示すように、その反発力で同方向へ
の回転力が作用して円環状の被支持部材を回転させる。
以下、これを繰り返すことにより、回転するのである。
【０００６】
【発明の効果】従って、本発明によれば、コイル内を回
転子が通過する構成となるので、コイルにより発生する
磁場のエネルギーをより有効に利用できる直流回転機を
提供することができるようになった。
転子が通過する構成となるので、コイルにより発生する
磁場のエネルギーをより有効に利用できる直流回転機を
提供することができるようになった。
【０００７】
【実施例】以下に本発明の一実施例である直流電動機に
ついて説明する。直流電動機は、図１、図２、及び、図
４に示すように、遊転自在の円環状の被支持部材１に所
定の電気角で界磁機構２を配置した回転子Ｒと、その被
支持部材１の周囲にコイル３を巻回した固定子Ｓと、被
支持部材１の回転に伴って前記所定の電気角と同期して
前記コイル３への印加電圧の極性を切り替える整流機構
４とから構成してある。
ついて説明する。直流電動機は、図１、図２、及び、図
４に示すように、遊転自在の円環状の被支持部材１に所
定の電気角で界磁機構２を配置した回転子Ｒと、その被
支持部材１の周囲にコイル３を巻回した固定子Ｓと、被
支持部材１の回転に伴って前記所定の電気角と同期して
前記コイル３への印加電圧の極性を切り替える整流機構
４とから構成してある。
【０００８】前記回転子Ｒは、外周の一部を基板Ｗに設
けたコロガイド５により空中で遊転自在に支持された被
支持部材１の上部に円周のほぼ１／４に相当する長さの
２個の永久磁石８を対向させて固定してあり、被支持部
材１の内周部に形成した歯１ａと噛み合う中間歯車６を
介して被支持部材１中心部に位置する回転軸７に外嵌し
た歯車９とギヤ連結してある。
けたコロガイド５により空中で遊転自在に支持された被
支持部材１の上部に円周のほぼ１／４に相当する長さの
２個の永久磁石８を対向させて固定してあり、被支持部
材１の内周部に形成した歯１ａと噛み合う中間歯車６を
介して被支持部材１中心部に位置する回転軸７に外嵌し
た歯車９とギヤ連結してある。
【０００９】前記固定子Ｓは、前記永久磁石８にほぼ相
当する長さのソレノイドコイル３ａを、基板Ｗに固定設
置された角筒状の鉄板３ｂの外周部に巻回してある。
当する長さのソレノイドコイル３ａを、基板Ｗに固定設
置された角筒状の鉄板３ｂの外周部に巻回してある。
【００１０】前記整流機構４は、図４（ａ),（ｂ）に示
すように、回転軸７の外側に同心状に配置したスリップ
リング１０と、回転軸７に取り付けられ一端がスリップ
リング１０の内周面を摺動するブラシ１１と、そのブラ
シ１１の他端が摺動する同じく回転軸７の外側に同心状
に配置した二分割のスリップリング１２とで構成してあ
り、電源１３からの直流電圧を、その極性を交互に切り
換えながらコイル３に印加するもので、２個の永久磁石
８の電気角に同期して極性を切り換えるように、被支持
部材１の内周面の径と、歯車６の径と、歯車９の径の比
を２：０．５：１に設定してある。
すように、回転軸７の外側に同心状に配置したスリップ
リング１０と、回転軸７に取り付けられ一端がスリップ
リング１０の内周面を摺動するブラシ１１と、そのブラ
シ１１の他端が摺動する同じく回転軸７の外側に同心状
に配置した二分割のスリップリング１２とで構成してあ
り、電源１３からの直流電圧を、その極性を交互に切り
換えながらコイル３に印加するもので、２個の永久磁石
８の電気角に同期して極性を切り換えるように、被支持
部材１の内周面の径と、歯車６の径と、歯車９の径の比
を２：０．５：１に設定してある。
【００１１】〔別実施例〕先の実施例では、電動機の一
回転につき極性が２回切り替わる２極のものについて説
明したが、これに限定するものではなく、図５（ａ),
（ｂ),（ｃ）に示すように、４極のもの３極のもの等適
宜構成することができる。先の実施例では、電動機に利
用した場合を説明をしたが、本発明は、発電機としても
利用することができる。即ち、図６（ロ）に示すよう
に、回転軸７を動力装置を用いて回転させることにより
整流機構４を介さずに直流電圧を得ることができる。さ
らには、整流機構４を設けずに、電動機として用いる場
合には、交流電源を用いて直接にコイル３の磁場を切替
えることもでき、発電機として用いる場合には、図６
（イ）に示すように、コイル３から直接に交流電力を取
出すこともできる。即ち、交流回転機として用いること
ができる。
回転につき極性が２回切り替わる２極のものについて説
明したが、これに限定するものではなく、図５（ａ),
（ｂ),（ｃ）に示すように、４極のもの３極のもの等適
宜構成することができる。先の実施例では、電動機に利
用した場合を説明をしたが、本発明は、発電機としても
利用することができる。即ち、図６（ロ）に示すよう
に、回転軸７を動力装置を用いて回転させることにより
整流機構４を介さずに直流電圧を得ることができる。さ
らには、整流機構４を設けずに、電動機として用いる場
合には、交流電源を用いて直接にコイル３の磁場を切替
えることもでき、発電機として用いる場合には、図６
（イ）に示すように、コイル３から直接に交流電力を取
出すこともできる。即ち、交流回転機として用いること
ができる。
【００１２】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にする為に符号を記すが、該記入により本発明は添
付図面の構成に限定するものではない。
便利にする為に符号を記すが、該記入により本発明は添
付図面の構成に限定するものではない。
【図１】直流回転機の斜視図
【図２】直流回転機の一部切り欠き平面図
【図３】直流回転機の動作説明図
【図４】直流回転機の要部の構成図
【図５】別実施例を示す電動機の概略平面図
【図６】別実施例を示す発電機の概略平面図
【図７】従来例の直流回転機の断面図
１ 被支持部材 ２ 界磁機構 ３ コイル ４ 整流機構 Ｒ 回転子 Ｓ 固定子
Claims (2)
- 【請求項１】 遊転自在の円環状の被支持部材（１）に
所定の電気角で界磁機構（２）を配置した回転子（Ｒ）
と、その支持部材（１）の周囲にコイル（３）を巻回し
た固定子（Ｓ）とから構成してある回転機。 - 【請求項２】 遊転自在の円環状の被支持部材（１）に
所定の電気角で界磁機構（２）を配置した回転子（Ｒ）
と、その支持部材（１）の周囲にコイル（３）を巻回し
た固定子（Ｓ）と、前記被支持部材（１）の回転に伴っ
て前記電気角と同期して前記コイル（３）への印加電圧
の極性を切り替える整流機構（４）とから構成してある
回転機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16434293A JPH0723547A (ja) | 1993-07-02 | 1993-07-02 | 回転機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16434293A JPH0723547A (ja) | 1993-07-02 | 1993-07-02 | 回転機 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0723547A true JPH0723547A (ja) | 1995-01-24 |
Family
ID=15791352
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP16434293A Pending JPH0723547A (ja) | 1993-07-02 | 1993-07-02 | 回転機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0723547A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2008032410A1 (fr) * | 2006-09-11 | 2008-03-20 | Iichi Okuno | Générateur conçu pour générer une énergie électrique par des rotations en forme d'anneau |
| WO2008032384A1 (fr) * | 2006-09-14 | 2008-03-20 | Okamoto, Norimasa | Générateur |
| DE102008047152A1 (de) * | 2008-09-12 | 2010-05-12 | Schäfer KFZ Tuning GmbH | Ringförmiger Energiewandler mit motorischer Wirkung |
| JP5153955B1 (ja) * | 2012-07-03 | 2013-02-27 | 勝行 上林 | エネルギー変換装置 |
Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5172612A (ja) * | 1974-12-20 | 1976-06-23 | Teijin Ltd | Bosekishofukugosenino seizoho |
| JPS536804A (en) * | 1976-07-07 | 1978-01-21 | Katsumi Masuda | Generator |
| JPS5989564A (ja) * | 1982-11-15 | 1984-05-23 | Sony Corp | モ−タ |
-
1993
- 1993-07-02 JP JP16434293A patent/JPH0723547A/ja active Pending
Patent Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5172612A (ja) * | 1974-12-20 | 1976-06-23 | Teijin Ltd | Bosekishofukugosenino seizoho |
| JPS536804A (en) * | 1976-07-07 | 1978-01-21 | Katsumi Masuda | Generator |
| JPS5989564A (ja) * | 1982-11-15 | 1984-05-23 | Sony Corp | モ−タ |
Cited By (11)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2008032410A1 (fr) * | 2006-09-11 | 2008-03-20 | Iichi Okuno | Générateur conçu pour générer une énergie électrique par des rotations en forme d'anneau |
| JPWO2008032410A1 (ja) * | 2006-09-11 | 2010-01-21 | 猪一 奥野 | リング形状の回転で発電する構成とした発電機 |
| US7884519B2 (en) | 2006-09-11 | 2011-02-08 | Iichi Okuno | Generator constituted to generate electric power by ring-shaped rotations |
| WO2008032384A1 (fr) * | 2006-09-14 | 2008-03-20 | Okamoto, Norimasa | Générateur |
| US7939983B2 (en) | 2006-09-14 | 2011-05-10 | Norimasa Okamoto | Generator having first and second windings with same-direction electromotive forces |
| DE102008047152A1 (de) * | 2008-09-12 | 2010-05-12 | Schäfer KFZ Tuning GmbH | Ringförmiger Energiewandler mit motorischer Wirkung |
| JP5153955B1 (ja) * | 2012-07-03 | 2013-02-27 | 勝行 上林 | エネルギー変換装置 |
| WO2014007078A1 (ja) | 2012-07-03 | 2014-01-09 | 真銅 弘 | エネルギー変換装置 |
| US8994238B2 (en) | 2012-07-03 | 2015-03-31 | Katsuyuki Kamibayashi | Energy conversion device |
| CN104584399A (zh) * | 2012-07-03 | 2015-04-29 | 上林胜行 | 能量转换装置 |
| EP2871757A4 (en) * | 2012-07-03 | 2016-05-18 | Katsuyuki Kamibayashi | ENERGY CONVERSION DEVICE |
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