JPH0723487Y2 - 養生シート - Google Patents

養生シート

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JPH0723487Y2
JPH0723487Y2 JP1988065705U JP6570588U JPH0723487Y2 JP H0723487 Y2 JPH0723487 Y2 JP H0723487Y2 JP 1988065705 U JP1988065705 U JP 1988065705U JP 6570588 U JP6570588 U JP 6570588U JP H0723487 Y2 JPH0723487 Y2 JP H0723487Y2
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JP
Japan
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sheet
curing
curing sheet
floor
fold line
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JP1988065705U
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JPH01168756U (ja
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利彰 小林
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Fukuvi Chemical Industry Co Ltd
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Fukuvi Chemical Industry Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 この考案は、建築作業現場において用いられて、仕上げ
られた床や壁を保護するための養生シートに関するもの
である。
「従来の技術」 建築作業現場においては、すでに仕上げられた床の上を
歩行したり、そこで他の作業を行う必要がしばしば生
じ、このため、仕上げられた床に傷が着いたり汚れたり
することを防止するための養生を行うことが不可欠であ
る。そのような床の養生を行う場合、従来においては薄
いベニヤ板やラスボード(石こうボード)を養生板とし
て用いることが一般的であり、通常、床の上にまず紙を
敷き、その上にそれらの養生板をすき間なく敷き並べる
ようにしていることが一般的である。
「考案が解決しようとする課題」 しかしながら、建築資材として使用可能なベニヤ板やラ
スボード等を仮設の養生板として用いることは不経済で
あるし、それらは通常三六版すなわち3尺×6尺(約90
cm×約180cm)の大きさとなっていて、その大きさ、重
量では取り扱いは必ずしも容易ではなく、それらを敷き
込む際や工事完了後に撤去する際に柱や壁にぶつけて傷
をつけてしまう恐れがあった。
また、それらの養生板を狭い場所(たとえば幅の狭い廊
下)に敷き込むような場合には切断する必要も生じる
が、それらを切断するには鋸を使用しなければならず、
したがって、切り屑の清掃もしなければならないから、
面倒であった。
また、ベニヤ板やラスボードを紙の上に敷き込んだだけ
では容易に滑って移動してしまうから、通常、養生板を
接着テープにより床面に固定するようにしているのであ
るが、養生板の表面が汚れているような場合には接着テ
ープが十分に付着しない場合があるし、万一接着テープ
がはがれた場合にはその上面を歩行した際に養生板が滑
ってしまって危険であった。
さらに、床と養生板の間に砂等が入り込んでしまうこと
を完全には避けられないものであるが、その場合、砂が
養生板によって床に押し付けられて床が傷ついてしまう
ものであった。特に、養生板としてラスボードを用いた
場合には、ラスボードが崩れてその屑がラスボードの下
面に入り込み、床を傷つけてしまうことがあった。すな
わち、床の養生のために敷き込んだ養生板が逆に床を傷
つけてしまう原因にもなっており、ベニヤ板やラスボー
ドでは養生板の機能を十分に果たし得るとは言えないも
のであった。
この考案は上記の事情に鑑みてなされたもので、その目
的とするところは、ベニヤ板やラスボードに代えて用い
て有効な養生シートを提供することにある。
「課題を解決するための手段」 この考案の養生シートは、基材である厚紙の表面全体に
エンボス加工のなされたポリエチレンフィルムを接着す
るとともに、前記厚紙の裏面全体に発泡ポリエチレンシ
ートを接着してなり、かつ、折り線に沿って折り畳み可
能とされてるとともに、縁部には縁部折り線が形成され
この縁部折り線に沿って縁部が屈曲可能とされているこ
とを特徴としている。
「作用」 この考案の養生シートは、保管や運搬は折り畳んだ状態
で行い、使用時には広げてポリエチレンフィルムを表面
側、発泡ポリエチレンシートを裏面側とし、必要に応じ
て折り曲げたり切断して用いる。そして、この養生シー
トは、基材である厚紙および発泡ポリエチレンシートに
より十分な養生効果が確保されるとともに、表面側のポ
リエチレンフィルムが防水効果、滑り止め効果を発揮
し、また、裏面側の発泡ポリエチレンシートによって、
この養生シートが床面に敷き込まれた際に入り込む砂等
がその内部に埋没され、床が傷付くことを防止する。ま
た、壁に近い部分に敷く際には縁部折り線に沿って縁部
を屈曲して立ち上げ壁の下端部を覆って配置することに
より、壁の下端部の幅木等の養生を同時に行えるととも
に、壁とシートの間に隙間が開かずシート下へ砂等が侵
入しにくくなる。
「実施例」 以下、この考案の一実施例を第1図ないし第3図を参照
して説明する。
この実施例の養生シート1は、第1図にその断面を示す
ように、厚紙2を基材としてその表面全体に、エンボス
加工がなされて凹凸が形成されたポリエチレンフィルム
3が接着され、裏面全体には発泡ポリエチレンシート4
が接着された構成となっている。上記の厚紙2、ポリエ
チレンフィルム3、発泡ポリエチレンシート4の厚み寸
法は適宜で良いが、一例としては、厚紙2の厚みを0.7m
m、発泡ポリエチレンフィルム3の厚みを0.08mm、発泡
ポリエチレンシート4の厚みを2.0mm程度とすることが
良い。
この養生シート1は、第2図(イ)に示すように全体と
して長方形状とされているとともに、その長手方向の中
心位置に形成されている折り線5に沿って第2図(ロ)
に示すように2つ折りにできるようにされている。そし
て、この養生シート1の大きさがいわゆる三六版とさ
れ、短辺(図中のa寸法)の長さが910mm、長辺(同、
b寸法)の長さが短辺の倍の1,820mmとされている。し
たがって、この養生シート1が2つ折りされたときに
は、910mm×910mm(3尺×3尺)の正方形となるように
なっている。
また、この養生シート1の両側縁部には折り線(縁部折
り線)6,6が付けられており、それらの折り線6,6に沿っ
て両側縁部を折り曲げることができるようにされてい
る。それらの折り線6,6の両側縁からの距離、すなわち
第2図(イ)に示すc寸法は、たとえば85mm程度とする
ことが良い。
上記の養生シート1は、保管時や持ち運ぶ際には2つ折
りにしておくとともに、使用時には広げて発泡ポリエチ
レンシート4を下面側、ポリエチレンフィルム3を上面
側として床面に敷き込み、接着テープにより床面に固定
して用いるものである。また、複数枚の養生シート1を
広い範囲にわたって敷き並べた際には、隣接するものど
うしを接着テープにより連結すると良い。
上記構成の養生シート1は、厚紙2および発泡ポリエチ
レンシート4によって十分な養生効果が得られることは
勿論のこと、従来において養生板として使用されていた
ベニヤ板やラスボードに比して同一の面積を有するもの
であっても十分に軽量であり、しかも、保管時や持ち運
ぶ際には2つ折りにすることでコンパクトになり、した
がって取り扱いが極めて容易である。このため、この養
生シート1を持ち運んだ際に柱や壁にぶつけてしまう恐
れが少ないし、仮にぶつけたとしても柱や壁に傷が付い
てしまうようなことがない。
また、この養生シート1は、基材が厚紙2であり、ま
た、ポリエチレンフィルム3や発泡ポリエチレンシート
4も柔軟な材料であるから、側縁部に形成されている折
り線6,6、あるいは任意の位置で自由に折り曲げること
ができるものである。特に、住宅等における幅の狭い廊
下等に敷き込む際には、予め形成されている折り線6,6
に沿って第3図に示すように両側縁部を折り曲げること
によって、容易に寸法を合わせることができる。なお、
この場合、第3図に示すように両側縁部を折り曲げて立
ち上げるようにすれば、壁Wの下端部や幅木に対する養
生も同時に行えることになるとともに、壁Wと養生シー
ト1の間に隙間が開かない状態が保持され、養生シート
1の下に砂等が侵入しにくくなる。第3図は廊下に敷き
込む例であるが、床の壁に近い部分に敷き込む際に、片
方の折り線6に沿って端部を屈曲して立ち上げ、壁を覆
って配置すれば、同様の効が得られる。
また、この養生シート1は、使用場所の大きさや形状に
応じて、カッターナイフ等により容易にかつ自由に切断
することもできるものである。そして、切断の際にはベ
ニヤ板やラスボードを切断する場合のように切り屑がで
ることもないから、作業場所を汚してしまうこともな
い。
また、この養生シート1は、表面側(上面側)にポリエ
チレンフィルム3が接着されているので、ベニヤ板やラ
スボードに比して接着テープの付着力が十分に確保でき
るとともに、このポリエチレンフィルム3は防水性を有
しているので、水がかかっても基材の厚紙2が濡れて破
れるようなことが防止され、しかも、そのポリエチレン
フィルム3はエンボス加工がされているので滑り止め効
果も発揮する。
さらに、この養生シート1では、裏面側(下面側)全体
に発泡ポリエチレンシート4が接着されているので、こ
の養生シート1の下面と床との間に砂が入り込んだとし
ても、その砂は発泡ポリエチレンシート4の内部に入り
込んで埋没してしまい、したがって床が傷つくことを有
効に防止するとことができるものである。また、この裏
面側の発泡ポリエチレンシート4によってこの養生シー
ト1の下面は床面に密着し、ベニヤ板やラスボードを用
いる場合のように床面上を容易に滑って移動してしまう
ようなことがない。このため、この養生シート1を床に
対して固定している接着テープがはがれたとしても、あ
るいは接着テープによる固定を省略したとしても、その
上面を歩行した際にこの養生シート1が床面上を滑って
しまうことがなく、安全性を確保することができる。
なお、上記実施例の養生シート1は、三六版の大きさの
ものを2つ折りにしたものであるが、その大きさや折り
畳みの形態は上記実施例に限らず任意である。たとえ
ば、第4図に示す養生シート10は、幅寸法を上記実施例
の場合と同様に910mmとするとともに、長さ寸法をその1
0倍の9,100mmの長尺のものとし、これを10枚重ねに折り
畳むようにしたものであって、広い場所や長い廊下に敷
き込む場合に有効である。そして、この養生シート10
は、長尺ではあっても折り畳んだ状態では上記実施例の
養生シート1の場合と同様にコンパクトなものとなるか
ら、取り扱いが容易である。
なお、上記実施例では、養生シート1を床面に敷き込ん
で用いる場合について説明したが、この養生シート1を
壁や柱に取り付けて用いることにより、それらの養生を
行えることはいうまでもない。また、上記実施例の養生
シート1,10の両側縁に形成した折り線6,6は、必ずしも
設けることはなく不要であれば省略しても良いし、逆
に、同様の折り線を多数形成しておいても良い。
「考案の効果」 以上で詳細に説明したように、この考案の養生シート
は、基材である厚紙の表面側にエンボス加工のなされた
ポリエチレンフィルムを接着するとともに、裏面側に発
泡ポリエチレンシートを接着してなり、かつ折り線に沿
って折り畳み可能なものであるとともに、縁部には縁部
折り線が形成されこの縁部折り線に沿って縁部が屈曲可
能なものとしたから、厚紙および発泡ポリエチレンシー
トによって十分な養生効果が得られることは勿論のこ
と、軽量かつコンパクトなものであって取り扱いが容易
であるとともに、自由に折り曲げたり切断することがで
きるものであり、さらに、エンボス加工のなされたポリ
エチレンフィルムによって防水効果、滑り止め効果が発
揮されるとともに、この養生シートを床に敷き込んで使
用した際には、その下面と床との間に入り込んだ砂等が
発泡ポリエチレンシートの内部に埋没してしまうので、
床が傷付いてしまうことを有効に防止でき、特に壁に近
い部分に敷く際には縁部折り線に沿って縁部を屈曲して
立ち上げ壁の下端部を覆って配置することにより、壁の
下端部の幅木等の養生を同時に行えるとともに、壁とシ
ートの間に隙間が開かずシート下へ砂等が侵入しにくく
なるとい優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第3図はこの考案の一実施例を示すもの
で、第1図はこの一実施例の養生シートの断面拡大図、
第2図はこの養生シートの形状を示すもので、このうち
(イ)は広げた状態の斜視図、(ロ)は折り畳んだ状態
の斜視図、第3図はこの養生シートの使用例を示す立面
図である。 第4図はこの考案の他の実施例である養生シートが折り
畳まれた状態を示す斜視図である。 1,10……養生シート、2……厚紙、3……ポリエチレン
フィルム、4……発泡ポリエチレンシート、5……折り
線、6……折り線(縁部折り線)。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】建築作業現場において用いれらて、仕上げ
    られた床や壁を保護するための養生シートであって、基
    材である厚紙の表面全体にエンボス加工のなされたポリ
    エチレンフィルムを接着するとともに、前記厚紙の裏面
    全体に発泡ポリエチレンシートを接着してなり、かつ、
    折り線に沿って折り畳み可能とされているとともに、縁
    部には縁部折り線が形成されこの縁部折り線に沿って縁
    部が屈曲可能とされていることを特徴とする養生シー
    ト。
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JPH01168756U JPH01168756U (ja) 1989-11-28
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP6675219B2 (ja) * 2016-02-22 2020-04-01 フクビ化学工業株式会社 養生シート
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