JPH072340Y2 - ワイパ装置 - Google Patents
ワイパ装置Info
- Publication number
- JPH072340Y2 JPH072340Y2 JP1141589U JP1141589U JPH072340Y2 JP H072340 Y2 JPH072340 Y2 JP H072340Y2 JP 1141589 U JP1141589 U JP 1141589U JP 1141589 U JP1141589 U JP 1141589U JP H072340 Y2 JPH072340 Y2 JP H072340Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- arm
- sub
- wiper device
- pivot
- head
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Description
【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は車両用ワイパ装置のワイヤ浮上り防止装置、す
なわち増圧装置に関する。
なわち増圧装置に関する。
〈従来の技術〉 車輌用ワイパ装置において、車輌の高速走行時のワイパ
ブレードの浮上り現象を防止する装置としての増圧装置
に関しては種々の提案がなされており広く使用されてい
る。例えばウイングをつけたワイパ装置、アクチュエー
タおよびその制御回路を組込んだワイパ装置、アームヘ
ッドをひねった形状構造のワイパ装置などがある。
ブレードの浮上り現象を防止する装置としての増圧装置
に関しては種々の提案がなされており広く使用されてい
る。例えばウイングをつけたワイパ装置、アクチュエー
タおよびその制御回路を組込んだワイパ装置、アームヘ
ッドをひねった形状構造のワイパ装置などがある。
ウイングをつけたワイパ装置としては通常ワイパブレー
ドに連結されるワイパアームに直接に、またはワイパア
ームから補助的な腕を突出せしめてその腕にウイングを
取付ける。
ドに連結されるワイパアームに直接に、またはワイパア
ームから補助的な腕を突出せしめてその腕にウイングを
取付ける。
〈考案が解決しようとする課題〉 従来技術によるウイングをつけたワイパ装置では、ウイ
ングが比較的大きい形状を有して視界を妨げるという問
題、逆風によって押え圧力が減少するという問題などが
あった。
ングが比較的大きい形状を有して視界を妨げるという問
題、逆風によって押え圧力が減少するという問題などが
あった。
アクチュエータおよびその制御回路を組込んだワイパ装
置はコストが高いという問題がある。
置はコストが高いという問題がある。
アームヘッドをひねった形状構造のワイパ装置ではワイ
パブレードおよびリテーナに当る気流によってアーム圧
力が増大し、ガラスとブレードラバーとの摩擦力によっ
てもアーム圧力が増大するという利点があるが、アーム
圧力が過度に増大するという問題、逆風を受けると押え
圧力が減少するという問題などがあった。さらに、メイ
ンアームと、当該アームと軸線を垂直方向に角度を持た
せたサブアームとで構成した形式のものはメインアーム
とサブアームとがずれる場合があり、ロックバック状態
とするときに不都合であった。
パブレードおよびリテーナに当る気流によってアーム圧
力が増大し、ガラスとブレードラバーとの摩擦力によっ
てもアーム圧力が増大するという利点があるが、アーム
圧力が過度に増大するという問題、逆風を受けると押え
圧力が減少するという問題などがあった。さらに、メイ
ンアームと、当該アームと軸線を垂直方向に角度を持た
せたサブアームとで構成した形式のものはメインアーム
とサブアームとがずれる場合があり、ロックバック状態
とするときに不都合であった。
〈課題を解決するための手段〉 本考案は上述従来技術の問題点を解決するワイパ装置を
提供することを目的としており、本考案によれば、ワイ
パブレードに連結されるアームをメインアームとしてア
ームヘッドに揺動可能に支持し、ウイングを支持するア
ームをサブアームとして該サブアームの根元部を下方に
開口した溝形としてメインアームの根元部を覆うように
配置し、該サブアームの根元部の両側部をアームヘッド
の両側部にそれぞれ揺動可能に支持するピボット部を設
け、両ピボット部を通る軸線をメインアームの揺動軸線
を含む平面に対して傾斜するものとしたワイパ装置が提
供される。
提供することを目的としており、本考案によれば、ワイ
パブレードに連結されるアームをメインアームとしてア
ームヘッドに揺動可能に支持し、ウイングを支持するア
ームをサブアームとして該サブアームの根元部を下方に
開口した溝形としてメインアームの根元部を覆うように
配置し、該サブアームの根元部の両側部をアームヘッド
の両側部にそれぞれ揺動可能に支持するピボット部を設
け、両ピボット部を通る軸線をメインアームの揺動軸線
を含む平面に対して傾斜するものとしたワイパ装置が提
供される。
両ピボット部をそれぞれ互いに係合するほぼ半球形の凹
部および凸部より成るものとすることが望ましい。
部および凸部より成るものとすることが望ましい。
下方ピボット部をサブアームに設けたほぼ半球形の凸部
とアームヘッドに設けたほぼ半球形の凹部と該凹部から
延長する円弧溝とを含むものとすることが望ましい。
とアームヘッドに設けたほぼ半球形の凹部と該凹部から
延長する円弧溝とを含むものとすることが望ましい。
〈作用〉 本考案によればサブアームの揺動軸線すなわち両ピボッ
ト部を通る軸線をメインアームの揺動軸線を含む平面に
対して傾斜するものとしたから、従来のアームヘッドを
ひねった形状構造のワイパ装置と同様にワイパブレード
およびリテーナに当る気流によってアーム圧力を増大さ
せることができ、しかもワイパ装置の高さを最小とする
ことができ、視界を妨げることがなく、曲面ガラスに対
する追随性が良好であり、さらに、メインアームとサブ
アームとがずれることがないからロックバック状態とす
ることが容易であり、拭き不良、モータ焼損などを防止
することができる。
ト部を通る軸線をメインアームの揺動軸線を含む平面に
対して傾斜するものとしたから、従来のアームヘッドを
ひねった形状構造のワイパ装置と同様にワイパブレード
およびリテーナに当る気流によってアーム圧力を増大さ
せることができ、しかもワイパ装置の高さを最小とする
ことができ、視界を妨げることがなく、曲面ガラスに対
する追随性が良好であり、さらに、メインアームとサブ
アームとがずれることがないからロックバック状態とす
ることが容易であり、拭き不良、モータ焼損などを防止
することができる。
〈実施例〉 第１図は本考案によるワイパ装置の上面図、第２図は側
面断面図、第３図は軸線Ｂ−Ｂに沿う断面図、第４図は
軸線Ｃ−Ｃに沿う断面図であって、細い実線で示すメイ
ンアーム１が軸線Ｂ−Ｂの周りに揺動可能にアームヘッ
ド２に支持され、太い実線で示すサブアーム３が軸線Ｃ
−Ｃの周りに揺動可能にアームヘッド２に支持され、ア
ームヘッド２は軸線Ａ−Ａの周りに揺動可能に図示しな
い車体などに支持されている。メインアーム１の先端1a
には図示しないワイパブレードが取付けられる。
面断面図、第３図は軸線Ｂ−Ｂに沿う断面図、第４図は
軸線Ｃ−Ｃに沿う断面図であって、細い実線で示すメイ
ンアーム１が軸線Ｂ−Ｂの周りに揺動可能にアームヘッ
ド２に支持され、太い実線で示すサブアーム３が軸線Ｃ
−Ｃの周りに揺動可能にアームヘッド２に支持され、ア
ームヘッド２は軸線Ａ−Ａの周りに揺動可能に図示しな
い車体などに支持されている。メインアーム１の先端1a
には図示しないワイパブレードが取付けられる。
揺動軸線Ａ−Ａと揺動軸線Ｂ−Ｂとは互いに平行な平面
内にあり、さらに、揺動軸線Ｃ−Ｃもこれらの平面と平
行な平面内にあるがこれら平面はメインアーム１の長手
方向に互いに間隔をおかれている。
内にあり、さらに、揺動軸線Ｃ−Ｃもこれらの平面と平
行な平面内にあるがこれら平面はメインアーム１の長手
方向に互いに間隔をおかれている。
サブアーム３の先端部にはウイング４が支持されてい
る。ばね５がアームヘッド２とサブアーム３との間に設
けられてサブアーム３をメインアーム１に向って偏倚し
ている。ばね５は特に逆風状態においてもサブアーム３
が風圧によって持上げられてメインアーム１から離れる
ことのないようにスプリング力を定めることが望まし
い。
る。ばね５がアームヘッド２とサブアーム３との間に設
けられてサブアーム３をメインアーム１に向って偏倚し
ている。ばね５は特に逆風状態においてもサブアーム３
が風圧によって持上げられてメインアーム１から離れる
ことのないようにスプリング力を定めることが望まし
い。
６はメインアーム１とアームヘッド２との間に作用する
メインスプリングであり、７はメインスプリング６とア
ームヘッド２とを連結するフックである。
メインスプリングであり、７はメインスプリング６とア
ームヘッド２とを連結するフックである。
第３図はメインアーム１の揺動軸線Ｂ−Ｂを通る断面図
で、この部位においてメインアーム１とアームヘッド２
とは、下方に開口した溝形のサブアーム３に覆われてい
ることが示される。
で、この部位においてメインアーム１とアームヘッド２
とは、下方に開口した溝形のサブアーム３に覆われてい
ることが示される。
第４図はサブアーム３の揺動軸線Ｃ−Ｃを通る断面図
で、上方ピボット部８、９と下方ピボット部10、11とを
通る傾斜した揺動軸線Ｃ−Ｃが示されている。上方ピボ
ット部はサブアーム３の一方の側壁の上方に固定された
半球形の凸部８とアームヘッド２の側壁に設けた半球形
の凹部９とから成り、下方ピボット部はサブアーム３の
他方の側壁の下方に固定された半球形の凸部10とアーム
ヘッド２の対応する側壁に設けた半球形の凹部11とから
成る。さらに、凹部11に連続して側面図（第２図、第６
図）において円弧形の凹所または溝12が設けられてお
り、ロックバック状態とするときのサブアーム３の運動
を円滑かつ容易とする。円弧形の中心は側面図において
上方ピボット部８、９の中心とする。溝12の深さを凹部
11の深さよりも浅くすることによって第５図に示すよう
に軸線Ｃ−Ｃの傾斜の影響を補償することができる。
で、上方ピボット部８、９と下方ピボット部10、11とを
通る傾斜した揺動軸線Ｃ−Ｃが示されている。上方ピボ
ット部はサブアーム３の一方の側壁の上方に固定された
半球形の凸部８とアームヘッド２の側壁に設けた半球形
の凹部９とから成り、下方ピボット部はサブアーム３の
他方の側壁の下方に固定された半球形の凸部10とアーム
ヘッド２の対応する側壁に設けた半球形の凹部11とから
成る。さらに、凹部11に連続して側面図（第２図、第６
図）において円弧形の凹所または溝12が設けられてお
り、ロックバック状態とするときのサブアーム３の運動
を円滑かつ容易とする。円弧形の中心は側面図において
上方ピボット部８、９の中心とする。溝12の深さを凹部
11の深さよりも浅くすることによって第５図に示すよう
に軸線Ｃ−Ｃの傾斜の影響を補償することができる。
ウイング４の断面形状は気流方向に対して直角、すなわ
ちガラス面に垂直に延長する形状としても軸線Ｃ−Ｃが
軸線Ｂ−Ｂに対して傾斜しているのでサブアーム３は充
分な押下げ力をメインアーム１に与える。この構成は運
転者の視界を妨げることが少ない。ウイング４の断面形
状を斜め後上方に平面または凹面をなして延長するもの
として、それ自体で押下げ力を生ずるようにしてもよ
い。
ちガラス面に垂直に延長する形状としても軸線Ｃ−Ｃが
軸線Ｂ−Ｂに対して傾斜しているのでサブアーム３は充
分な押下げ力をメインアーム１に与える。この構成は運
転者の視界を妨げることが少ない。ウイング４の断面形
状を斜め後上方に平面または凹面をなして延長するもの
として、それ自体で押下げ力を生ずるようにしてもよ
い。
〈考案の効果〉 本考案によれば、ワイヤ装置の高さを最小とすることが
でき、視界を妨げることがなく、曲面ガラスに対する追
随性が良好で、メインアームとサブアームとがずれるこ
とがないからロックバック状態とすることが容易であ
り、拭き不良、モータ焼損などを防止することができ
る。
でき、視界を妨げることがなく、曲面ガラスに対する追
随性が良好で、メインアームとサブアームとがずれるこ
とがないからロックバック状態とすることが容易であ
り、拭き不良、モータ焼損などを防止することができ
る。
第１図は本考案によるワイパ装置のワイパブレードを除
いて示す上面図、第２図は一部を断面として示す側面
図、第３図は第１図の線Ｂ−Ｂに沿う断面図、第４図は
第２図の線Ｃ−Ｃに沿う断面図、第５図は第４図と類似
であるがロックバック移行状態を示す断面図、第６図は
下方ピボット部の凹部と円弧形の溝を示す側面図、第７
図は第６図の中心線に沿う断面図である。 1:メインアーム、2:アームヘッド 3:サブアーム、4:ウイング 5:ばね、6:メインスプリング 7:フック、８、9:上方ピボット部 10、11:下方ピボット部、12:円弧形溝 ８、10:半球形凸部、９、11:半球形凹部 Ａ−A:アームヘッドの揺動軸線 Ｂ−B:メインアームの揺動軸線 Ｃ−C:サブアームの揺動軸線
いて示す上面図、第２図は一部を断面として示す側面
図、第３図は第１図の線Ｂ−Ｂに沿う断面図、第４図は
第２図の線Ｃ−Ｃに沿う断面図、第５図は第４図と類似
であるがロックバック移行状態を示す断面図、第６図は
下方ピボット部の凹部と円弧形の溝を示す側面図、第７
図は第６図の中心線に沿う断面図である。 1:メインアーム、2:アームヘッド 3:サブアーム、4:ウイング 5:ばね、6:メインスプリング 7:フック、８、9:上方ピボット部 10、11:下方ピボット部、12:円弧形溝 ８、10:半球形凸部、９、11:半球形凹部 Ａ−A:アームヘッドの揺動軸線 Ｂ−B:メインアームの揺動軸線 Ｃ−C:サブアームの揺動軸線
Claims (3)
- 【請求項１】ワイパブレードに連結されるアームをメイ
ンアームとしてアームヘッドに揺動可能に支持し、ウイ
ングを支持するアームをサブアームとして該サブアーム
の根元部を下方に開口した溝形としてメインアームの根
元部を覆うように配置し、該サブアームの根元部の両側
部をアームヘッドの両側部にそれぞれ揺動可能に支持す
るピボット部を設け、両ピボット部を通る軸線をメイン
アームの揺動軸線を含む平面に対して傾斜するものとし
たことを特徴とするワイパ装置。 - 【請求項２】両ピボット部がそれぞれ互いに係合するほ
ぼ半球形の凹部および凸部を含むことを特徴とする請求
項１に記載のワイパ装置。 - 【請求項３】下方ピボット部がサブアームに設けたほぼ
半球形の凸部とアームヘッドに設けたほぼ半球形の凹部
と該凹部から延長する円弧溝とを含むことを特徴とする
請求項２に記載のワイパ装置。
Priority Applications (5)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1141589U JPH072340Y2 (ja) | 1989-02-03 | 1989-02-03 | ワイパ装置 |
| US07/432,877 US4984325A (en) | 1988-11-15 | 1989-11-07 | Windshield wiper |
| EP89311562A EP0369672B1 (en) | 1988-11-15 | 1989-11-08 | Windshield wiper |
| DE8989311562T DE68903091T2 (de) | 1988-11-15 | 1989-11-08 | Scheibenwischer. |
| KR1019890016447A KR900007666A (ko) | 1988-11-15 | 1989-11-14 | 와이퍼 장치 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1141589U JPH072340Y2 (ja) | 1989-02-03 | 1989-02-03 | ワイパ装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH02103857U JPH02103857U (ja) | 1990-08-17 |
| JPH072340Y2 true JPH072340Y2 (ja) | 1995-01-25 |
Family
ID=31219948
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1141589U Expired - Lifetime JPH072340Y2 (ja) | 1988-11-15 | 1989-02-03 | ワイパ装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH072340Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4504129B2 (ja) * | 2004-07-23 | 2010-07-14 | 日産自動車株式会社 | 車両用ワイパー装置 |
-
1989
- 1989-02-03 JP JP1141589U patent/JPH072340Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH02103857U (ja) | 1990-08-17 |
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