JPH072331Y2 - 自動車用インシュレータダッシュ - Google Patents

自動車用インシュレータダッシュ

Info

Publication number
JPH072331Y2
JPH072331Y2 JP15335588U JP15335588U JPH072331Y2 JP H072331 Y2 JPH072331 Y2 JP H072331Y2 JP 15335588 U JP15335588 U JP 15335588U JP 15335588 U JP15335588 U JP 15335588U JP H072331 Y2 JPH072331 Y2 JP H072331Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
small
hole
slit
slit portion
holes
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP15335588U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0275247U (ja
Inventor
功 川本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kasai Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Kasai Kogyo Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kasai Kogyo Co Ltd filed Critical Kasai Kogyo Co Ltd
Priority to JP15335588U priority Critical patent/JPH072331Y2/ja
Publication of JPH0275247U publication Critical patent/JPH0275247U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH072331Y2 publication Critical patent/JPH072331Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Vehicle Interior And Exterior Ornaments, Soundproofing, And Insulation (AREA)
  • Body Structure For Vehicles (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 《産業上の利用分野》 この考案は自動車用インシュレータダッシュに関するも
ので、特にクラッチマスターシリンダ,クラッチシリン
ダ等を貫通させる貫通孔の形状が相異する仕様において
も共用化できるようにした自動車用インシュレータダッ
シュの改良に関する。
《従来の技術》 周知のように、車室内の静粛性を保つために、自動車室
内には各種インシュレータが設定されている。
例えば、第6図に示すように、自動車用インシュレータ
ダッシュ1は、エンジンルームからのエンジンの騒音や
振動を車室内に伝えないように、フロントシート前方の
ダッシュパネル(図示せず)の室内側面上に添設固定さ
れる。
そして、このインシュレータダッシュ1は、通常、PVC
シート,ゴムシート等の面密度の高い遮音性材料を成形
してなり、裏面側に上述したクリアランスを保持するた
めのフェルト,ウレタンフォーム等の吸音材層を介挿す
るか、もしくは遮音材料の裏面側に一定寸法のリブを突
設するかして、ダッシュパネルとの間に所望の二重壁遮
音効果を得るようにしている。
ところで、このインシュレータダッシュ1には、クラッ
チマスターシリンダやクラッチシリンダ等ダッシュパネ
ルを貫通してエンジンルームと車室との間にまたがる部
品を貫通させるための開口が必要であり、仕様により、
比較的大径のクラッチマスターシリンダを貫通させるた
めの大形開口が穿設されるタイプと、クラッチシリンダ
を貫通させる小形開口を複数開設するタイプのものがあ
り、両仕様を別々に製作すると、別個の成形型を必要と
し、大幅なコストアップを招来するため、第7図に示す
ように、クラッチマスターシリンダ用の開口を形成する
ため、大径の円形状に沿うスリット2を非連続部分を介
して設ける一方、この大径円内にクラッチシリンダ貫通
用の小径口を開設するためのスリット3をこれもまた非
連続部分を介して設けるようにしている。
そして、クラッチマスターシリンダを挿通させるタイプ
のものにおいては、大径の円形状に沿うスリット2に沿
ってカット処理を施し、大径の開口を形成するととも
に、小径のクラッチシリンダが必要とするタイプのもの
においては、小径の円形状に沿うスリット3に沿うよう
にカット処理を行ない、小径の開口を形成して、インシ
ュレータダッシュ1の共用化を図るようにしているのが
実状である。
《考案が解決しようとする課題》 しかしながら、クラッチマスターシリンダ用開口を開設
するため大径の円形状に沿うスリットをカット処理する
場合は問題はないが、クラッチシリンダ用開口を開設す
る小径の円形状に沿うスリットをカット処理する場合、
大径の円形状に沿うスリットにも外力が加わり、小径の
円形状に沿うスリットのみを切断する作業が極めて面倒
なものとなっている。
従って、開口を形成する作業の能率が著しく低下すると
ともに、誤って、不必要な部位をカットすることにより
シール性が低下するという問題点も指摘されている。
この考案は上述の事情に鑑みてなされたもので、本考案
の目的とするところは、例えば、クラッチマスターシリ
ンダ仕様あるいはクラッチシリンダ仕様の両者に共用化
できるように、小形貫通孔を形成するための非連続スリ
ット部と、それらの外周に大径貫通孔を形成するための
非連続スリット部とを各々設け、いずれか一方側のみの
非連続スリット部をカット処理するようにした自動車用
インシュレータダッシュにおいて、小形貫通孔を形成す
るための非連続スリット部をカット処理する際、その外
周にある大形貫通孔を形成するための非連続スリット部
に悪影響を与えることなく、迅速かつ簡単にカット処理
を行なうようにした自動車用インシュレータダッシュを
提供することにある。
《課題を解決するための手段》 上記目的を達成するために、本考案はエンジンルームと
車室内とを区画するダッシュパネルの室内側面上に空気
層あるいは吸音材層を介して遮音材が設置され、かつ、
この遮音材にシャフト,ハーネス等の貫通部分を貫通さ
せる大形貫通孔ならびに小形有貫通孔が選択的に開設で
きるように、小形貫通孔を形成するための非連続スリッ
ト部と、それらの外周に大形貫通孔を形成するための非
連続スリット部が各々設けられ、いずれか一方側の非連
続スリット部分をカット処理することにより、大形貫通
孔並びに小形貫通孔のいずれか一方を選択的に使用でき
るようにした自動車用インシュレータダッシュにおい
て、 前記大形貫通孔を形成するためのスリット間の非スリッ
ト部の厚みに対して、小形貫通孔を貫通するためのスリ
ット間の非スリット部の厚みを薄肉状に設定したことを
特徴とする。
《作用》 以上の構成から明らかなように、例えば、クラッチシリ
ンダ貫通孔となる小形貫通孔を形成するためのスリット
間の非スリット部の厚みを、その外周にある大形貫通孔
を形成するためのスリット間の中、非スリット部の厚み
に対して薄肉としたことにより、小形貫通孔を開設する
際、大形貫通孔の非スリット部分が誤ってカットされる
ことなく、小形貫通孔のみを簡単かつ迅速にカット処理
することができる。
《実施例》 以下、本考案に係る自動車用インシュレータダッシュの
実施例について添付図面を参照しながら詳細に説明す
る。
第1図は本考案による自動車用インシュレータダッシュ
の全体図ならびに要部を拡大して示す斜視図であり、第
2図ならびに第5図は要部の各断面図である。
第1図において、本考案に係る自動車用インシュレータ
ダッシュ10は、PVCシート,ゴムシート等比較的面密度
の高い遮音材11の裏面にフェルト等の吸音材12を貼着し
て、エンジンルームと車室内とを区画するダッシュパネ
ル(図示せず)の室内側面上に添設固定され、ダッシュ
パネルと遮音材11との二重壁遮音効果により所望の遮音
効果を得るように構成されている。
また、第1図にて拡大して示すように、クラッチが装着
される箇所において、クラッチマスターシリンダ用開口
を形成するためのスリット13が大径の円形状に沿い、非
スリット部14を介して非連続に設けられており、またそ
の内部の3箇所に、クラッチシリンダ用開口を形成する
ためのこれも同様のスリット15が非スリット部16を介し
て、非連続に各々開設されている。
さらに、第2図,第3図において、第2図は大径の円形
状に沿う非スリット部14であり、第3図に示すのは、大
径の円形状に沿うスリット13部分である。
一方、第4図に示すのは小径の円形状に沿う非スリット
部16であり、第5図に示すのは小径の円形状に沿うスリ
ット15部分である。
すなわち、第2図,第4図から明らかなように、小径の
円形状に沿う非スリット部16の厚みが、大径の円形状に
沿う非スリット部14の厚みより薄肉に設定されている。
このことにより、例えば、クラッチシリンダの3つの開
口を開設して、クラッチシリンダ仕様のタイプに本願イ
ンシュレータダッシュ10を適用する場合、クラッチシリ
ンダ用開口を形成する小径の円形状に沿うスリット15を
カット処理する際、非スリット部16が薄肉に設定されて
いるため、カット作業が簡単かつ迅速に行なえ、誤っ
て、クラッチマスターシリンダ用開口となる大径の円形
状に沿う非スリット部14がカットされることはない。
逆に、クラッチマスターシリンダ仕様のものにあって
は、クラッチシリンダ用開口となる小径の円形状に沿う
非スリット部16が先に切れても端材となるため何等問題
はない。
本例においては、遮音材11の裏面側に吸音材12を設置し
たが、遮音材11の裏面側にスペーサリブを突設して、こ
のスペーサリブの寸法高さによりダッシュパネルと遮音
材11とのクリアランスを維持する構成のインシュレータ
ダッシュに本願を適用しても差し支えない。
《効果》 以上記載したように本考案による自動車用インシュレー
タダッシュにおいては、例えばクラッチマスターシリン
ダ仕様とクラッチシリンダ仕様の両仕様に共用化できる
ように、小形貫通孔を形成するための非連続スリット部
と、それらの外周に大形貫通孔を形成するための非連続
スリット部とを各々設け、いずれか一方側のみの非連続
スリット部をカット処理するようにした自動車用インシ
ュレータダッシュにおいて、特にクラッチシリンダ用開
口のような小形貫通孔を開設する作業において、小形貫
通孔を形成するスリット間の非スリット部を薄肉状に設
定したため、この非連続スリット部分のカット作業が極
めて簡単かつ迅速に行なえ、作業能率が著しく向上する
という利点がある。
さらに、小形貫通孔の非連続スリット部のカット作業の
際、誤って大形貫通孔を形成するための非連続スリット
部をカットしてしまうおそれがなく、不良品の発生を未
然に防止できる効果もある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案による自動車用インシュレータダッシュ
の全体ならびに要部を示す正面図、第2図は非スリット
部を示す第1図中II-II線断面図、第3図はスリット部
を示す第1図中III-III線断面図、第4図は非スリット
部を示す第1図中IV-IV線断面図、第5図はスリット部
を示す第1図中V−V線断面図、第6図はクラッチマス
ターシリンダ仕様,クラッチシリンダ仕様の両タイプに
共用化できる自動車用インシュレータダッシュを示す全
体図、第7図は同自動車用インシュレータダッシュにお
けるクラッチ装着部分のスリット形状を示す部分拡大図
である。 10……自動車用インシュレータダッシュ 11……遮音材 12……吸音材 13,15……スリット部 14,16……非スリット部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】エンジンルームと車室内とを区画するダッ
    シュパネルの室内側面上に空気層あるいは吸音材層を介
    して遮音材が設置され、かつ、この遮音材にシャフト,
    ハーネス等の貫通部分を貫通させる大形貫通孔ならびに
    小形有貫通孔が選択的に開設できるように、小形貫通孔
    を形成するための非連続スリット部と、それらの外周に
    大形貫通孔を形成するための非連続スリット部が各々設
    けられ、いずれか一方側の非連続スリット部分をカット
    処理することにより、大形貫通孔並びに小形貫通孔のい
    ずれか一方を選択的に使用できるようにした自動車用イ
    ンシュレータダッシュにおいて、 前記大形貫通孔を形成するためのスリット間の非スリッ
    ト部の厚みに対して、小形貫通孔を貫通するためのスリ
    ット間の非スリット部の厚みを薄肉状に設定したことを
    特徴とする自動車用インシュレータダッシュ。
JP15335588U 1988-11-25 1988-11-25 自動車用インシュレータダッシュ Expired - Lifetime JPH072331Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15335588U JPH072331Y2 (ja) 1988-11-25 1988-11-25 自動車用インシュレータダッシュ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15335588U JPH072331Y2 (ja) 1988-11-25 1988-11-25 自動車用インシュレータダッシュ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0275247U JPH0275247U (ja) 1990-06-08
JPH072331Y2 true JPH072331Y2 (ja) 1995-01-25

Family

ID=31429120

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP15335588U Expired - Lifetime JPH072331Y2 (ja) 1988-11-25 1988-11-25 自動車用インシュレータダッシュ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH072331Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108778842B (zh) * 2016-02-19 2021-08-06 河西工业株式会社 车辆用的吸音材料以及叠层材料

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0275247U (ja) 1990-06-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2007203938A (ja) 配管シール部材およびその製造方法
JP5719804B2 (ja) 車両用ペダルブラケット
JPH072331Y2 (ja) 自動車用インシュレータダッシュ
JPH0143326Y2 (ja)
JP2002087179A (ja) 自動車用内装部品
JPH08308067A (ja) グロメット
JPH0745391Y2 (ja) 自動車用インシュレータダッシュ
JPS60166420A (ja) 自動車の合成樹脂製内装材の製造方法
JP2000071902A (ja) 自動車用インシュレ―タダッシュ
JPH0735507Y2 (ja) 自動車のスピ−カ取付装置
JP2574822Y2 (ja) インシュレータダッシュの取付構造
JPH0343051U (ja)
JPS6218485Y2 (ja)
JPH11107225A (ja) 吸音パネル
JPH0317955U (ja)
JPH0317360Y2 (ja)
JPH0314442Y2 (ja)
JPS6348448Y2 (ja)
JPH0117476Y2 (ja)
JPH0241783Y2 (ja)
JPH1120571A (ja) インシュレータダッシュの取付構造
JPH0872547A (ja) 自動車用トリムボードの取付構造
WO2019038828A1 (ja) 車両用の吸音材及び積層材
JPH0458461U (ja)
JPH0345350U (ja)