JPH07232577A - シートスライド装置 - Google Patents

シートスライド装置

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Publication number
JPH07232577A
JPH07232577A JP2786494A JP2786494A JPH07232577A JP H07232577 A JPH07232577 A JP H07232577A JP 2786494 A JP2786494 A JP 2786494A JP 2786494 A JP2786494 A JP 2786494A JP H07232577 A JPH07232577 A JP H07232577A
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JP
Japan
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side rail
seat
vehicle body
nut
rail
Prior art date
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Pending
Application number
JP2786494A
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English (en)
Inventor
Satoru Isomura
了 磯村
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Ikeda Corp
Original Assignee
Ikeda Bussan Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】電動よって座席側レールを車体側レールに対し
て移動させるにも拘らず、手動による素早いウォークイ
ン動作も可能であり、後席への乗降が容易であると共に
緊急時における安全性が高く、しかもナットが一方のレ
ールに対して拘束される通常時にナットがガタつくこと
なく、異音が発生せず、円滑にスライド操作が可能なシ
ートスライド装置を提供すること。 【構成】車体側レール21及び座席側レール31の一方
のレールに、回転駆動されるスクリュー部材41を支持
する一方、該スクリュー部材41に相対的に回転可能に
螺合するナット部材42を拘束し得るロック部材60を
車体側レール21及び座席側レール31の他方のレール
に支持し、ナット部材42に、ロック部材60を介して
ナット部材42が回転不能に保持されない側の前記一方
のレールに対し摺動可能に当接するガタ止め用の係合部
44aを設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車体フロア側に固設さ
れる車体側レールと、該車体側レールに長手方向に移動
可能に嵌合して座席を支持する座席側レールとを有し、
動力により座席側レールを車体側レールに対し移動させ
て座席位置を調整でき、かつウォークイン操作が可能な
シートスライド装置に関する。そのうち特に、電力によ
り作動する駆動機構がいわゆるスクリュー&ナットタイ
プであって、かかる駆動機構が両レール間の空隙に収納
されるシートスライド装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のシートスライド装置とし
ては、例えば、図4に示すようなものがある。すなわ
ち、車体フロア側に固設される車体側レール1に、座席
を支持する座席側レール2が前後移動可能に嵌合してお
り、電動モータ(図示せず)を動力源とし座席側レール
2を前後移動させる駆動部3が、両レール1,2が成す
空隙に収納されている。駆動部3は座席側レール1に回
転可能に支持されたスクリュー部材4と、該スクリュー
部材4に相対的に回転可能に螺合し車体側レール2に回
転不能に固着されるナット部材5とを具備して成る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のシートスライド装置は、例えば2ドア車にお
いて後席へ乗降する場合に、電動モータの駆動により座
席(運転席又は助手席)、すなわち座席側レール1が徐
々に前方へ移動するのを待たねばならないから、時間が
かかり煩わしく、特に緊急時等において後席から早急に
車室外へ出る必要がある場合でも、手動で素早く座席を
前方へ移動させるウォークイン操作ができないため、安
全上問題があった。
【0004】そこで出願人は実願平3−49835号に
より、電動によって座席側レールを車体側レールに対し
て相対的に前後移動させるにも拘らず、手動による素早
いウォークイン動作が可能なシートスライド装置を提案
した。これは、座席側レールにスクリュー部材を回転可
能に支持し、該スクリュー部材に相対的に回転可能に螺
合するナット部材を、係脱部材により通常時は車体側レ
ールに回転不能に拘束させる一方、ウォークイン操作時
は拘束解除させるものである。
【0005】ところが、このようなスクリュー&ナット
タイプにおいて、ナットを係脱部材により一方のレール
に対して拘束すると、かかる拘束時のナットがガタつき
やすく、またガタつくことで拘束が解除しかかるような
おそれもあるため、更なる性能向上のための改良が要望
された。
【0006】本発明は、このような従来の問題点や要望
に着目してなされたもので、電動によって座席側レール
を車体側レールに対して移動させるにも拘らず、手動に
よる素早いウォークイン動作も可能であり、後席への乗
降が容易であると共に緊急時における安全性が高く、し
かもナットが一方のレールに対して拘束される通常時に
ナットがガタつくことなく、異音が発生せず、円滑にス
ライド操作が可能なシートスライド装置を提供すること
を目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めの要旨とするところは、車体フロア側に固設される車
体側レール(21)と、該車体側レール(21)に長手
方向に移動可能に嵌合して座席を支持する座席側レール
(31)とを有し、動力により座席側レール(31)を
車体側レール(21)に対し移動させて座席位置を調整
でき、かつウォークイン操作が可能なシートスライド装
置(10)において、前記車体側レール(21)及び座
席側レール(31)の一方のレールに沿って動力により
回転可能に支持されるスクリュー部材(41)と、該ス
クリュー部材(41)に対し相対的に回転可能に螺合す
るナット部材(42)と、該ナット部材(42)に係合
してナット部材(42)を回転不能に保持する通常の拘
束位置とウォークイン操作の際にナット部材(42)か
ら離脱する拘束解除位置とに変位可能に、前記車体側レ
ール(21)及び座席側レール(31)の他方のレール
に支持されるロック部材(60)とを具備し、前記ナッ
ト部材(42)に、前記拘束位置にあるロック部材(6
0)を介してナット部材(42)が回転不能に保持され
ない側である前記一方のレールに対し摺動可能に当接す
るガタ止め用の係合部(44a)を設けたことを特徴と
するシートスライド装置(10)に存する。
【0008】
【作用】座席が通常の着座状態にある場合、車体側レー
ル(21)及び座席側レール(31)の一方のレールに
回転可能に支持されたスクリュー部材(41)を、電動
モータ等の動力により回転させると、その回転トルクに
応じてスクリュー部材(41)に螺合するナット部材
(42)が相対的に前後移動する。
【0009】ナット部材(42)には、通常は拘束位置
にあるロック部材(60)が係合しており、かかるナッ
ト部材(42)は車体側レール(21)及び座席側レー
ル(31)の他方のレールに回転不能に保持される。従
って、スクリュー部材(41)の回転に伴うナット部材
(42)の相対的な前後移動により、車体側レール(2
1)に対し座席側レール(31)がスライドするため、
座席位置を適宜調整することができる。
【0010】また、ナット部材(42)に設けられた係
合部(44a)は、前記ナット部材(42)が回転不能
に保持されない側の前記一方のレールに対し摺動可能に
当接している。従って、動力により回転するスクリュー
部材(41)に対しナット部材(42)が相対的に前後
移動する際、ナット部材(42)の係合部(44a)
は、前記一方のレールに対して摺接する。
【0011】それにより、ナット部材(42)のガタつ
きが防止され、ナット部材(42)に対し拘束位置に変
位したロック部材(60)が確実に係合することができ
る。特に、車体側レール(21)に対し座席側レール
(31)をスライドさせる際、ナット部材(42)が上
下に浮き沈みするようにガタつくこともなく、従って、
異音が発生せず、円滑なスライド操作が可能となる。ま
た、ガタつきによりナット部材(42)に対するロック
部材(60)の拘束が解除しかかるような不都合な事態
も生じない。
【0012】2ドア車において後席への乗降時や、後席
から早急に車室外へ出る必要がある場合には、前記ロッ
ク部材(60)をナット部材(42)から離脱する拘束
解除位置に変位させればよい。ロック部材(60)によ
る拘束を解除されたナット部材(42)は、スクリュー
部材(41)に螺合したままの状態で前記ロック部材
(60)が支持されている他方のレールに対して自由に
移動可能となる。
【0013】それにより、緊急時に後席から早急に車室
外へ出る必要がある場合等に、電動モータ等の動力によ
り座席(運転席又は助手席)が徐々に前方へ移動するの
を待つことなく、手動によって素早いウォークイン操作
が可能となるから安全性が向上する。また、電動モータ
等の電源を切った状態でも同様なウォークイン操作が可
能となり、2ドア車における乗降性が向上する。
【0014】なお、ロック部材(60)をナット部材
(42)に係合する拘束位置に戻せば、再びロック部材
(60)を介して前記他方のレールにナット部材(4
2)が回転不能に拘束され、電動モータ等の動力により
座席位置を適宜調整できる通常の着座状態となる。
【0015】
【実施例】以下、図面に基づき本発明の一実施例を説明
する。図1〜図3は本発明の一実施例を示している。図
1に示すように、シートスライド装置10は、レッグ部
材12,13を介して車体フロアに固設される車体側レ
ール21と、車体側レール21に長手方向(前後方向と
一致)に移動可能に嵌合し、座席を直接支持する座席側
レール31とを有する。車体側レール21と座席側レー
ル31とは組合されて一つのレールユニットを成してお
り、実際には一対のレールユニットが座席である車両用
シートのシートクッションの両側部下側に配されること
になる。
【0016】車体側レール21は、図示したように溝状
断面形に形成されており、底面部22と両側壁部23,
23、それに天井部24を有している。天井部24の略
中央には、長手方向に延びる開口溝24aが形成されて
いる。一方の座席側レール31も溝状断面に形成されて
おり、天井部32と両側壁33,33とを有しており、
底面側は大きく開口している。図2に示すように、座席
側レール31の底部開口側が車体側レール21の開口溝
24aに入り込むようにして、両レール21,31は互
いに嵌合しており、その内部には、車体側レール21の
底面部22及び両側壁部23,23、並びに座席側レー
ル31の天井部32及び両側壁部33,33により囲ま
れた空隙が形成されている。
【0017】車体側レール21のガイド溝24aの両端
縁は、それぞれ下方に折曲されて下向フランジ24b,
24bが形成されている。一方、座席側レール31の両
側壁部33,33の下端縁は、それぞれ上方に折曲され
て上向フランジ部33a,33aが形成されている。下
向フランジ24bと上向フランジ部33aとは互いに摺
動可能に対向しており、両フランジ24b,33a間に
は球状ベアリング35が介装されている。また、車体側
レール21の底面部22と座席側レール31の上向フラ
ンジ部33aとの間には、コロ状ベアリング36が介装
されている。
【0018】図2及び図3に示すように、車体側レール
21に対して座席側レール31を動力により前後移動さ
せる駆動機構40は、両レール21,31間の空隙に内
装されている。駆動機構40は、座席側レール21に沿
って回転可能に支持されたスクリュー部材41と、該ス
クリュー部材41に対し相対的に回転可能に螺合するナ
ット部材42とを有している。スクリュー部材41の後
端41bは、軸受部材45を介して回転可能に座席側レ
ール31の天井部32に枢支されている。
【0019】スクリュー部材41の前端41aは、取付
ブラケット46を介して座席側レール31の前端に固設
されたギアケース50に挿通している。図3に示すよう
に、ギアケース50の内部にはウォーム51が回転可能
に内装され、またウォーム51に噛合するウォームホイ
ール52も内装されている。ウォームホイール52は、
ギアケース50に挿通したスクリュー部材41の前端4
1aに一体的に回転可能に固結されている。またウォー
ム51は、図1に示す電動モータ53の出力軸に一体的
に固結されている。
【0020】ナット部材42は、ナット43と該ナット
43を回転不能に収納するナットハウジング44とから
成る。図2及び図3に示すように、ナット部材42は通
常、後述するロック部材60を介して前後移動不能かつ
回転不能に、車体側レール21の底面部22に保持され
ている。ナットハウジング44の両側壁面には、ロック
部材60を介してナット部材42が拘束されない側の座
席側レール31に対し摺動可能に当接するガタ止め用の
係合部44a,44a…が設けられている。
【0021】各係合部44aは、ナットハウジング44
の両側壁面から両側に張り出すように突出しており、図
2示すように座席側レール31の上向フランジ部33a
の底辺に対し摺動可能に当接すべく設定されている。ま
た、ナットハウジング44の底面部には、次述するロッ
ク部材60が係合するための嵌入孔45が穿設されてい
る。
【0022】ロック部材60は、ナット部材42のナッ
トハウジング44に係合してナット部材42を回転不能
に保持する通常の拘束位置と、ウォークイン操作の際に
ナット部材42から離脱する拘束解除位置とに変位可能
に、車体側レール21の底面部22に支持されている。
更に詳しく言えば、車体側レール21の底面部22に、
支持ブラケット61を介して枢軸62がレール長手方向
と平行な状態で回転可能に枢支されており、支持ブラケ
ット61の略中央の切り欠かれた部分に、前記ロック部
材60が枢軸62を回転中心として揺動可能に取付けら
れている。
【0023】ロック部材60はその先端部60aが、図
2において実線で示す如く車体側レール21の底面部2
2に穿設された挿通孔25に挿通し、かつナットハウジ
ング44の嵌入孔45内に係合する拘束位置と、想像線
で示す如く嵌入孔45及び挿通孔25から外れる拘束解
除位置とに揺動可能に、枢軸62に一体的に取付けられ
ている。ロック部材60は、コイルばね63によって通
常は拘束位置にあるように付勢されている。ロック部材
60が拘束位置にある時には、ナット部材42は前後移
動不能かつ回転不能に車体側レール21の底面部22に
保持される一方、ロック部材60が拘束解除位置にある
時には、ナット部材42はスクリュー部材41に螺合し
たままの状態で車体側レール21に対して自由に移動す
ることができる。
【0024】なお、図示省略したがロック部材60及び
枢軸61は、シートバックの前倒操作に連動して、コイ
ルばね63の付勢力に抗して拘束位置から拘束解除位置
に揺動するよう設定されている。すなわち、シートバッ
クの前倒させると、そのままウォークイン操作ができる
ようになっている。
【0025】次に作用を説明する。座席が通常の着座状
態にある場合、図2及び図3に示すように、車体側レー
ル21に揺動可能に支持されたロック部材60は、コイ
ルばね63の付勢力によりナット部材42に係合する拘
束位置にある。拘束位置にあるロック部材60の先端部
60aは、車体側レール21の底面部22に穿設された
挿通孔25を通って、ナットハウジング44の嵌入孔4
5に係合しており、それにより、ナット部材42を車体
側レール21に回転不能かつ移動不能に拘束している。
【0026】ナット部材42が車体側レール21側に拘
束された状態にて、電動モータ53によりスクリュー部
材41を回転駆動すると、その回転トルクに応じて、ス
クリュー部材41に螺合するナット部材42が相対的に
前後移動する。従って、スクリュー部材41が支持され
ている座席側レール31が、車体側レール21に対して
前後移動し、座席の前後位置を適宜調整することができ
る。
【0027】図2に示すように、ナットハウジング44
に設けられた各係合部44aは、前記拘束位置にあるロ
ック部材60を介してナット部材42が回転不能に保持
されない側である座席側レール31の上向フランジ部3
3aの底辺に対し摺動可能に当接している。従って、回
転駆動するスクリュー部材41に対しナット部材42が
相対的に前後移動する際には、ナットハウジング44の
各係合部44aは、座席側レール31の上向フランジ部
33aの底辺に対し摺接する。
【0028】それにより、ナット部材42のガタつきが
防止され、ナット部材42に対し拘束位置に揺動したロ
ック部材60が確実に係合することができる。特に、車
体側レール21に対し座席側レール31をスライドさせ
る際、ナット部材42が上下に浮き沈みするようにガタ
つくこともなく、従って、異音が発生せず、円滑なスラ
イド操作が可能となる。また、ガタつきによりナット部
材42に対するロック部材60の拘束が解除しかかるよ
うな不都合な事態も防止することができる。
【0029】2ドア車における乗降時や、後席から早急
に車室外へ出る必要がある場合には、先ずシートバック
の前倒させればよい。このシートバック前倒操作に連動
してロック部材60は、コイルばね63の付勢力に抗し
て拘束位置から拘束解除位置に揺動する。それにより、
ナット部材42はスクリュー部材41に螺合した状態の
ままで座席側レール31と共に、車体側レール21に対
して自由に移動可能となる。
【0030】このように、ロック部材60が拘束解除位
置に揺動すると、たとえ電動モータ53の電源が切れた
状態でも、手動で素早く座席側レール31(座席)を前
方へ移動させるウォークイン操作を行なうことができ、
2ドア車での乗降性が向上する。また、緊急時に後席か
ら早急に車室外へ出る必要がある場合にも、電動モータ
の駆動により座席が前方へ移動するのを待つことなく、
素早いウォークイン操作が可能となり安全性が向上す
る。
【0031】ロック部材60をナット部材42に係合す
る拘束位置に戻す場合は、先ず座席側レール31を所定
位置まで後方へ押し戻す。そして、シートバックを元の
位置まで待ち上げれば、再びコイルばね63の付勢力に
よってロック部材60がナット部材42に係合する拘束
位置に揺動し、かかるロック部材60によりナット部材
42が車体側レール21に回転不能かつ移動不能に拘束
される。すなわち、電動モータ53により座席の前後位
置を調整できる状態となる。
【0032】なお、前記実施例におけるロック部材は、
枢軸を中心として拘束位置と拘束解除位置とに揺動して
変位するように車体側レールに支持されているが、ロッ
ク部材を、拘束位置と拘束解除とにスライド変位するよ
うに支持してもよい。また、スクリュー部材を座席側レ
ールに支持する一方、ナット部材を拘束するロック部材
を座席側レールに変位可能に支持したが、図示の実施例
に限定されるものではなく、逆の態様として、スクリュ
ー部材を車体側レールに支持する一方、ナット部材を座
席側レールに変位可能に支持してもよい。
【0033】
【発明の効果】本発明に係るシートスライド装置によれ
ば、スクリュー部材の回転駆動に伴うナット部材の相対
移動により徐々に座席側レールを車体側レールに対して
移動させるタイプにも拘らず、ナット部材のレールに対
する拘束を解除して手動による素早いウォークイン操作
も可能であり、2ドア車等における乗降性が向上し、緊
急時等の安全性も高められ、しかもナット部材には、ロ
ック部材を介してナット部材が拘束されない側である一
方のレールに対し摺動可能に当接する係合部を設けたか
ら、ナット部材のガタつきを防止することができ、ナッ
ト部材に対し拘束位置に変位したロック部材を確実に係
合させることができる。また、車体側レールに対し座席
側レールをスライドさせる際、ナット部材が上下に浮き
沈みするようにガタつくこともなく、従って、異音が発
生せず、円滑なスライド操作が可能となる。また、ガタ
つきによりナット部材に対するロック部材の拘束が解除
しかかるような不都合な事態も防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るシートスライド装置を
分解して示す斜視図である。
【図2】本発明の一実施例をシートスライド装置を長手
方向と直角に切断した箇所を示す横断面図である。
【図3】本発明の一実施例をシートスライド装置を長手
方向と平行に切断した箇所を示す縦断面図である。
【図4】従来のシートスライド装置のレールユニットを
示す縦断面図ある。
【符号説明】
10…シートスライド装置 21…車体側レール 31…座席側レール 41…スクリュー部材 42…ナット部材 43…ナット 44…ナットハウジング 44a…係合部 60…ロック部材

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車体フロア側に固設される車体側レール
    と、該車体側レールに長手方向に移動可能に嵌合して座
    席を支持する座席側レールとを有し、動力により座席側
    レールを車体側レールに対し移動させて座席位置を調整
    でき、かつウォークイン操作が可能なシートスライド装
    置において、 前記車体側レール及び座席側レールの一方のレールに沿
    って動力により回転可能に支持されるスクリュー部材
    と、該スクリュー部材に対し相対的に回転可能に螺合す
    るナット部材と、該ナット部材に係合してナット部材を
    回転不能に保持する通常の拘束位置とウォークイン操作
    の際にナット部材から離脱する拘束解除位置とに変位可
    能に、前記車体側レール及び座席側レールの他方のレー
    ルに支持されるロック部材とを具備し、 前記ナット部材に、前記拘束位置にあるロック部材を介
    してナット部材が回転不能に保持されない側である前記
    一方のレールに対し摺動可能に当接するガタ止め用の係
    合部を設けたことを特徴とするシートスライド装置。
JP2786494A 1994-02-25 1994-02-25 シートスライド装置 Pending JPH07232577A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014034214A (ja) * 2012-08-07 2014-02-24 Toyota Boshoku Corp スライド装置

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JPH051565B2 (ja) * 1986-08-25 1993-01-08 Murata Manufacturing Co
JPH051568B2 (ja) * 1986-10-29 1993-01-08 Fuji Electric Co Ltd

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