JPH0723238A - 画像データ圧縮及び復元装置 - Google Patents

画像データ圧縮及び復元装置

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JPH0723238A
JPH0723238A JP5153094A JP15309493A JPH0723238A JP H0723238 A JPH0723238 A JP H0723238A JP 5153094 A JP5153094 A JP 5153094A JP 15309493 A JP15309493 A JP 15309493A JP H0723238 A JPH0723238 A JP H0723238A
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dimensional
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JP5153094A
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Inventor
Yoshiyuki Okada
佳之 岡田
Yasuhiko Nakano
泰彦 中野
Shigeru Yoshida
茂 吉田
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】文字、網点などの2次元の画像データを、パタ
ーン・ランレングス符号に変換した後にユニバーサル符
号化する画像データ圧縮及び復元装置に関し、行ピッチ
や網点画像の網点周期に依存した統計的性質の違いに対
応した専用の辞書を選択しユニバーサル符号化の圧縮率
を高める。 【構成】ニバーサル符号化に用いる辞書として空白用辞
書16−1と非空白用辞書16−2を設け、文字画像の
行ピッチ情報により辞書選択手段14で、中間データへ
の変換対象となった複数ラインが空白か否か判断して辞
書16−1,16−2から1つを選択し、中間符号化手
段10によるパターン・ランレングス符号をユニバーサ
ル符号化手段12で符号化する。復元装置でも同様にし
て辞書が選択される。また網点画像は、網点周期に応じ
て固有の辞書が選択される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、文字、網点などの1次
元ビットストリームの画像データをユニバーサル符号に
符号化して圧縮すると共に符号データを復号する画像デ
ータ圧縮及び復元装置に関し、特に、1次元ビットスト
リームをパターンとランレングスの中間データに変換し
た後にユニバーサル符号化する画像データ圧縮及び復元
装置に関する。
【0002】近年、オフィスオートメーションが発展
し、文書が白黒2値の画像情報としてファクシミリや光
ディスクファイル・システムなどで扱われるようになっ
ている。文書情報をディジタルデータとして利用すると
き、画像情報のデータ量は、文字画像に比べ非常に大き
く10数〜数10倍になる。また、最近は、画像の品位
を向上させるため、ファクシミリにおいては、従来のG
3機の約200dpiから、次のG4機では300dp
i,400dpiへと解像度が上がり、データ量は増加
する方向にある。したがって、蓄積や伝送等で画像情報
を効率良く扱うには、効率的なデータ圧縮を加えること
でデータ量を減らすことが必須となる。
【0003】
【従来の技術】従来、白黒2値画像の圧縮方式として、
画像の二次元的性質を捉えた中間データへの変換処理を
行った後にユニバーサル符号化する方式が既に提案され
ており、この方法によれば従来の代表的な2つの方式で
あるMMR方式と予測符号化方式に匹敵する圧縮率が得
られる。
【0004】図24は従来のデータ圧縮装置を示し、パ
ターン・ランレングス変換部10と、LZW符号化部1
2で構成される。また図25は従来の画像データ復元装
置を示したもので、LZW復号化部18とパターン・ラ
ンレングス逆変換部20で構成される。図26は画像デ
ータとパターン・ランレングス符号の変換を、白黒画像
データを例にとって示す。画像データは通常、1次元の
ビットストリームとして入力される。この画像データは
実際の画像に対応した所定ビット長のラインデータに図
26(a)に示すように分割する。この2次元の原画デ
ータについて、4ラインを対象に、図26(b)のよう
に白黒パターンの種類と同一パターンが連続する数、即
ちランレングス情報との組で表現される中間データに変
換する。このように変換されたパターン・ランレングス
符号を対象に、例えばLZW符号に変換するユニバーサ
ル符号化を適用する。
【0005】符号データの復元は、LZA符号からパタ
ーン・ランレングス符号を復号した後に、図26に示す
逆変換を行って元の原画データを復元し、最終的に1次
元のビットストリームとして出力する。この方法は、2
値画像の2次元的情報を前処理によって取り入れ、その
結果をユニバーサル符号化するため、データの種類に依
存せず、かつ簡単な回路で効率よくデータを圧縮するこ
とができる。
【0006】即ち、入力した画像を複数ラインのパター
ンとランレングスの中間データに変換し、中間データか
らパターンとランレングスの連続性等の統計的性質をユ
ニバーサル符号化の手法により学習しながら符号の最良
化を図り、種々の性質の画像において効率の良い圧縮を
行うようにするものである。また、元来ユニバーサル符
号は、情報保存型のデータ圧縮方法であり、データ圧縮
時に情報源の統計的な性質を予め仮定しないため、文字
コード、オブジェクトコードなどの種々のデータに適用
することができる。文書画像では、文字の輪郭等や文字
間隔には類似性がある。また、網点画像は網点周期性、
網点形状の同一性等が類似している。この類似性のもつ
冗長性をユニバーサル符号化により削減し、有効な圧縮
を行うことができる。
【0007】ここでは、ユニバーサル符号化の一つであ
るLZW符号を取り上げる(T.A.Welch,"A Technique f
or High-Performance Data Compression",Computer,Jun
e1984 参照)。LZW符号では、次のシンボルを次の部
分列に組み込むようにしてインデックスのみで符号化で
きるようにしている。図27にLZW符号における辞書
の木構成を示し、図28にLZW符号における文字列の
符号化を示す。また、LZW符号の符号化と復号化の詳
細なアルゴリズムを図29と図30に示す。LZW符号
化は、書き替え可能な辞書をもち、入力文字コード、デ
ータ中を相異なる文字列に分け、この文字列を出現した
順に番号(インデックスi)を付けて辞書に登録すると
ともに、現在入力している文字列を辞書に登録してある
最長一致文字列の番号で表して、符号化するものであ
る。
【0008】図29のLZW符号化処理では、まずステ
ップS1で予め全文字につき一文字からなる文字列を初
期値として登録してから符号化を始める。ステップS2
では入力した最初の文字Kを辞書検索する参照番号ωと
し、これを語頭文字列(prefix string )とする。次に
ステップS3で入力データの次の文字Kを読み込み、ス
テップS4ではステップS2で求めた語頭文字列ωにス
テップS3で読み込んだ文字Kを加えた文字列(ωK)
が現在の辞書にあるか否か検索する。
【0009】ステップS4で文字列(ωK)が辞書にあ
れば、ステップS5で文字列(ωK)を参照番号ωに置
き換え、ステップS5で入力データが終了かどうかを判
断した後、再びステップS3に戻って文字列(ωK)が
辞書から探せなくなるまで最大一致長の検索を続ける。
次にステップS4で文字列(ωK)が辞書になければ、
ステップS7に進んでステップS2で求めた文字Kの参
照番号ωを符号語code(ω)として出力する。
【0010】また文字列(ωK)に新たな参照番号を付
加して辞書に登録し、さらにステップS2の入力文字K
を参照番号ωに置き換えるとともに、辞書アドレスNを
インクリメントして、ステップS5のチェックを受けた
後、ステップS2に戻って次の文字Kを読み込む。図3
1、図32を参照して符号化を具体的に説明すると次の
ようになる。尚、説明を簡単にするためabcの3文字
の組合せからなるデータを圧縮する場合を取上げてい
る。まず図31の入力データは左から右へ読み込む。最
初の文字aを入力したとき、辞書にはaの他に一致する
文字列がないので、出力符号(参照番号ω)を符号語と
して出力する。
【0011】そして、拡張した文字列abに参照番号4
を付けて辞書に登録する。実際の登録は文字列(1b)
の形となる。続いて2番目のbが文字列の先頭になる。
辞書にはbの他に一致する文字列がないので、参照番号
2を符号語として出力し、拡張した文字列baを実際に
は2aの形で参照番号5をつけて辞書に登録する。3番
目のaが次の文字列の先頭になる。以下、同様にこの処
理を続ける。
【0012】図30の復号化処理は図29の符号化の逆
の操作を行う。まずステップS1において符号化と同様
に予め辞書に全文字につき一文字からなる文字列を初期
値として登録してから復号を始める。まずステップS2
で最初の符号(参照番号)を読み込み、現在のCODE
をOLDcodeとし、最初の符号は既に辞書に登録さ
れた一文字の参照番号いずれかに該当することから、入
力符号CODEに一致する文字code(K)を探し出
し、文字Kを出力する。なお、出力した文字(K)は後
の例外処理のためcharにセットしておく。
【0013】次にステップS3に進んで次の符号を読み
込んでCODEにNEWcodeとしてセットする。次
にステップS4に進み、ステップS3で入力された符号
CODEが辞書に定義(登録)されているか否かチェッ
クする。通常、入力した符号語は前回までの処理で辞書
に登録されているため、ステップS5に進んで符号CO
DEに対応する文字列code(ωK)を辞書から読み
出し、ステップS6で文字列Kを一時的にスタックし、
参照番号code(ω)を新たなCODEとして再度ス
テップS5に戻し、このステップS5,ステップS6の
手順を再帰的に参照番号ωが一文字にいたるまで繰り返
す。
【0014】最後にステップS7に進んでステップS6
でスタックした文字をLILO(Last In Fast Out)形
式でポップアップして出力する。同時にステップS7に
おいて、前回使った符号ωと今回復元した文字列の最初
の一文字Kを組(ω,K)と表した文字列に、新たな参
照番号を付加して辞書に登録する。なお、ステップS4
において登録されていない符号(符号化において直前の
参照番号を参照する場合に起きる)場合、ステップS9
にて、OLDcodeをCODEに、code(OLD
code,char)をNEWcodeに戻した後にス
テップS5へ進むようにする。
【0015】図33を参照して復号化処理を具体的に説
明すると次のようになる。尚、説明を簡単にするためa
bcの3文字の組合せからなるデータを復元する場合を
取上げている。まず最初の入力文字は1であり、一文字
a,b,cについては既に参照番号1,2,3として図
32に示すように辞書に登録されているため、辞書の参
照により符号1に一致する参照番号の文字列aに置き換
えて出力する。
【0016】次の符号2についても同様にして文字bに
置き換えて出力する。このとき前回処理した符号と今回
復号した最初の一文字bとを組み合わせた(1b)に新
たな参照番号4を付加した辞書に登録する。3番目の符
号4は辞書の探索により1bからabと置き換えて文字
列abを出力する。同様に前回処理した符号2と今回復
号した文字列の1番目の文字aとの組合せた文字列2a
(=ba)を新たな参照番号5を付加して辞書に登録す
る。以下同様に、この処理を繰り返す。
【0017】ただし、図33の復号化では次の例外処理
がある。この例外処理は、第6番目の入力符号8の復号
で生ずる。符号8は復号時に辞書に定義されておらず、
復号できない。この場合には、前回処理した符号5に前
回復号した文字列baの最初の一文字bを加えた文字列
5bを求め、さらに2ab,babと置き換えられて出
力される。そして、文字列の出力語に前回の符号語5に
今回復号した文字列の文字bを加えた文字列5bに参照
番号8を付加して辞書に登録する。
【0018】この例外処理は図30の復号化処理フロー
のステップS4,ステップS9の処理を通じて行われ、
最終的にステップS7で文字列の出力と新たな文字列に
参照番号を付加した辞書への登録が行われる。尚、図2
9、図30の符号化処理と復号化処理は、同じ辞書を作
り出しながら行う。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、画像デ
ータをパターン・ランレングス符号に変換した後にユニ
バーサル符号に変換し、またユニバーサル符号から復号
したパターン・ランレングス符号を元の画像データに逆
変換する従来装置にあっては、次の問題があった。
【0020】通常、ワープロ等で作成された文字画像の
場合、文字行間の行ピッチが一定であるために周期的に
空白部分が存在する。この場合、文字の部分と空白の部
分は分離可能であるが、画像の統計的性質が異なる。同
様に網点画像の場合も、網点周期毎に類似したパターン
が現れるが、網点周期の位相が異なるライン群では画像
の統計的性質が異なる。
【0021】しかしながら、従来の方法はLZW符号に
変換するユニバーサル符号化の部分において単一の辞書
を用いていたため、性質の異なるデータに対して混在さ
せた辞書を作成するか、データの種類毎に辞書をクリア
して再学習をするか2つの方法しかなかったため、圧縮
率を十分に高められない問題があった。本発明は、この
ような従来の問題点に鑑みてなされたもので、文字画像
の行ピッチや網点画像の網点周期に依存した統計的性質
の違いでデータを分類して専用の辞書を対応づけ、ユニ
バーサル符号化の圧縮率を高めるようにした画像データ
圧縮及び復元装置を提供することを目的とする。
【0022】
【課題を解決するための手段】図1は本願第1発明の原
理説明図であり、文字画像を対象とする。まず本発明
は、図1(a)に示す中間符号化手段(パターン・ラン
レングス符号化手段)10とユニバーサル符号化手段1
2を備えた画像データ圧縮装置を対象とする。ここで中
間符号化手段10は、1次元のビットストリームで構成
される画像データを、所定長のラインデータに分割して
並べて2次元化し、この2次元データを所定ライン数毎
に分割方向でのパターンとライン方向での同一パターン
の連続数を示すランレングスの組でなる中間データに変
換する。またユニバーサル符号化手段12は、中間符号
化手段10で変換した中間データを辞書を用いてユニバ
ーサル符号に符号化する。
【0023】このような画像データ圧縮装置につき第1
発明は、ユニバーサル符号化に用いる辞書として空白用
辞書16−1と非空白用辞書16−2を設ける。そし
て、予め与えられた文字画像の行ピッチ情報により辞書
選択手段14で、中間データへの変換対象となった複数
ラインが空白か否か判断し、2つの辞書16−1,16
−2から1つを選択することを特徴とする。
【0024】また本発明は、図1(b)に示すユニバー
サル復号化手段18と中間復号化手段(パターン・ラン
レングス逆変換手段)20とを備えた画像データ復元装
置を対象とする。ここでユニバーサル復号化手段18
は、辞書を用いて符号データから、所定ライン数毎に分
割方向でのパターンとライン方向での同一パターンの連
続数を示すランレングスとの組でなる2次元の中間デー
タを復号する。また中間復号化手段20は、ユニバーサ
ル復号化手段18で復号した2次元の中間データを、1
次元のビットストリームで構成する画像データに逆変換
する。
【0025】このような画像データ復元装置につき第1
発明にあっては、ユニバーサル復号化に用いる辞書とし
て、空白用辞書16−1と非空白用辞書16−2を設け
る。そして、予め与えられた文字画像の行ピッチ情報に
より辞書選択手段14で、中間データへの変換対象とな
る複数ラインが空白か否か判断し、2つの辞書16−
1,16−2から対応する1つを選択する。
【0026】図2は本願の第2発明の原理説明図であ
り、同じく文字画像を対象としている。図2(a)の画
像データ圧縮装置では、ユニバーサル符号化に用いる辞
書として空白用辞書16−1と非空白用辞書16−2を
設け、辞書選択手段22が中間データへの変換対象とな
った複数ライン毎にパターンの出現頻度を求めて空白か
否か判断し、2つの辞書の1つを選択とすると共に選択
した辞書番号を符号化させることを特徴とする。
【0027】また図2(b)の画像データ復元装置で
は、同様に、ユニバーサル復号化に用いる辞書として空
白用辞書16−1と非空白用辞書16−2を設け、辞書
選択手段24が符号データから復元した辞書番号によ
り、2つの辞書の1つを選択することを特徴とする。す
なわち第2発明は、中間データのパターンの出現頻度を
学習して自動的に辞書を選択する。
【0028】図3は本願の第3発明であり、網点画像を
対象とする。図3(a)の画像データ圧縮装置では、ユ
ニバーサル符号化に用いる辞書として、網点周期に対応
した複数の辞書32−1〜32−nを設ける。そして、
辞書選択手段26が、予め与えられた網点周期情報によ
り中間データへの変換対象となった複数ラインに対応し
た1つの辞書を複数の辞書32−1〜32−nから選択
することを特徴とする。
【0029】図3(b)の画像データ復元装置では、同
様に、ユニバーサル復号化に用いる辞書として網点周期
に対応した複数の辞書32−1〜32−nを設け、辞書
選択手段26が、予め与えられた網点周期情報により中
間データへの変換対象となる複数ラインに対応した1つ
の辞書を複数の辞書32−1〜32−nから選択するこ
とを特徴とする。
【0030】図4は本願の第4発明の原理説明図であ
り、同じく網点画像を対象とする。図4(a)の画像デ
ータ圧縮装置では、ユニバーサル符号化に用いる辞書と
して、網点周期に対応した複数の辞書32−1〜32−
nを設け、そして、辞書選択手段32が、中間データへ
の変換対象となった複数ライン毎にパターンの出現頻度
の分布を求め、過去に求めた出現頻度との差から複数の
辞書32−1〜32−nの1つを選択するか又は新たな
作成辞書を選択し、選択辞書の辞書番号と共に符号化さ
せることを特徴とする。
【0031】図4(b)の画像データ復元装置では、ユ
ニバーサル復号化に用いる辞書として、網点周期に対応
した複数の辞書32−1〜32−nを設け、辞書選択手
段34が、符号データから復元した辞書番号により複数
の辞書32−1〜32−nの1つを選択するか、又は新
たな作成辞書を選択して復号化を行わせることを特徴と
する。
【0032】ここで図3及び図4の網点画像を対象とし
た画像データ圧縮又復元装置ついて、辞書32−1〜3
2−nの分割数nは、網点周期と変換対象とするライン
数の最小公倍数を求め、最小公倍数を変換対象とする複
数ラインで割った値を辞書の分割数とする。即ち 分割数N=最小公倍数(網点周期,ライン数)/ライン
数 として求める。
【0033】
【作用】このように本発明は、文字画像の場合は、文字
と空白に対応する2つの辞書2を用意し、前処理として
中間データ、例えばパターン・ランレングス符号に変換
し、続いて与えられた文字の行ピッチ等の情報により辞
書を選択してユニバーサル符号に符号化する。また中間
データとしてのパターン・ランレングス符号に変換する
複数ラインごとの2次元データにつき、パターンの出現
頻度分布を求め、全く空白であれば空白に対応する辞書
を選択し、そうでなければ文字に対応する辞書を選択し
て符号化する。
【0034】一方、網点画像の場合は、網点周期の位相
の異なりに対応した辞書を複数用意し、前処理として中
間データ、例えばパターン・ランレングス符号に変換
し、続いて、与えられた網点周期の位相の違いにより辞
書を選択してユニバーサル符号に符号化する。また中間
データとしてのパターン・ランレングス符号に変換する
複数ラインごとの2次元データにつき、出現頻度の分布
を求め、この出現頻度分布を以前の出現頻度分布と比較
して、差異の最も小さい複数ラインに対応する辞書を選
択して符号化する。このとき以前の出現頻度の分布との
差異が所定の閾値以上で対応が得られなければ、新たな
辞書を作って符号化する。
【0035】
【実施例】図5は文書画像を処理する第1発明の画像デ
ータ圧縮装置の実施例を示す。この実施例において、画
像データ圧縮装置は中間符号化手段としてのパターン・
ランレングス変換器10とLZW符号化を行うユニバー
サル符号器12を備える。ユニバーサル符号器12での
LZW符号化に使用する辞書として空白用辞書16−1
と文字用辞書16−2を設けている。
【0036】辞書選択部14は入力する文字画像につい
て予め定められている文書形式情報から文字の行ピッチ
を入力し、現在、ユニバーサル符号器12で符号化する
パターン・ランレングス符号が文書画像の空白か文字か
を判断する。空白であれば空白用辞書16−1を選択
し、文字であれば文字用辞書16−2を選択する。ここ
で、パターン・ランレングス変換器10は例えば図26
に示したように、1次元のビットストリームとして入力
される文字データを所定長のラインデータに分割して2
次元的に配列し、例えば4ラインを対象にパターンの種
類と同一パターンの繰り返しでなるランレングスの組合
せでなるパターン・ランレングス符号に変換する。
【0037】また、ユニバーサル符号器12は例えば、
図29に示したLZW符号化アルゴリズムに従ってパタ
ーン・ランレングス変換器10より得られた中間データ
としてのパターン・ランレングス符号を、そのとき選択
されている空白用辞書16−1または文字用辞書16−
2を使用してLZW符号化を行う。図6は図5の符号化
処理を示したフローチャートである。まずステップS1
でユニバーサル符号化に使用する辞書を空白用辞書16
−1と文字用辞書16−2の2つに分割する。続いてス
テップS2でパターン・ランレングス変換器10に文字
画像の現画像データを入力する。この現画像データは1
次元のビットストリームとして入力される。続いてステ
ップS3で、処理対象とする文字画像の文書形式に従っ
て1行分の文字数に対応したビット長毎のラインデータ
に分割し、これを行方向に並べて図26(a)に示した
2次元データに変換する。そして、この2次元データに
ついて例えば4ラインを1ブロックとして、行方向での
パターンとライン方向での同一パターンの繰返しを示す
ランレングスとの組合せでなるパターン・ランレングス
符号への変換を行う。
【0038】続いてステップS4に進み、このときの文
字の行ピッチ情報に基づき、ユニバーサル符号器12に
よる符号化に使用する辞書を選択する。いま図7に示す
ような2次元データに変換された文字画像から得られた
パターン・ランレングスを対象に、辞書を用いてユニバ
ーサル符号化を行うものとする。2次元データに変換さ
れた文字画像は文字部分及び空白部分が共に4ラインで
あることが文字の行ピッチ情報から認識される。
【0039】即ち、先頭の4ラインで構成された第1ブ
ロックは文字の行ピッチ情報から文字部分と認識され、
従って文字用辞書16−2が選択される。次の4ライン
の第2ブロックについては、文字の行ピッチ情報から空
白部分であることが認識され、空白用辞書16−1が選
択される。以下、奇数ブロックについては文字用辞書1
6−2が選択され、偶数ブロックについては空白用辞書
16−1が選択される。
【0040】再び図6を参照するに、ステップS4で文
字の行ピッチ情報から辞書選択を行うと、ステップS5
で選択された空白用辞書16−1または文字用辞書16
−2を参照しながら符号化及び新たな辞書登録を行う。
この対象辞書を用いた符号化は、例えば図29に示した
AZW符号化アルゴリズムに従った処理となる。ステッ
プS5で1ブロック分の符号化が済むと、ステップS6
で符号化データを出力し、再びステップS4に戻って次
のブロックについて同様な処理を繰り返し、全ブロック
を終了するまで同様な処理を繰り返すことになる。
【0041】図8は第1発明の画像データ復元装置の実
施例を示し、図5の符号データ圧縮装置で得られた符号
データを元の文書画像の画像データに戻す。この画像デ
ータ復元装置はユニバーサル復号器18,中間復号手段
としてのパターン・ランレングス逆変換器20,空白用
辞書16−1,文字用辞書16−2及び辞書選択部14
で構成される。
【0042】ユニバーサル復号器18は辞書を用いて、
例えば図30に示した符号化アルゴリズムに従って符号
データからパターン・ランレングス符号を復元する。こ
のとき辞書選択部14は予め与えられた復元しようとす
る文書画像の文字の行ピッチ情報に基づき、復元するパ
ターン・ランレングス符号のブロック単位に空白用辞書
16−1または文字用辞書16−2を選択する。パター
ン・ランレングス逆変換器20はユニバーサル復号器1
8で復元されたパターン・ランレングス符号を4ライン
の画素の並びでなる2次元データに逆変換した後、1次
元のビットストリームとして出力する。
【0043】図9は図8の復元処理を示したフローチャ
ートである。まずステップS1で、ユニバーサル復号化
に使用する辞書を空白用辞書16−1と文字用辞書16
−2の2つに分割する。次にステップS2で符号データ
を入力する。続いてステップS3で1ブロック分の符号
データを対象に予め与えられている文字の行ピッチ情報
に基づき、空白用辞書16−1または文字用辞書16−
2のいずれか1つを選択する。
【0044】具体的には、図7に示したように先頭ブロ
ックの符号データについては文字部分となることから文
字用辞書16−2を選択し、次の第2ブロックについて
は空白部分となることから空白用辞書16−1を選択
し、以下同様に、奇数ブロックは文字用辞書16−2、
偶数ブロックは空白用辞書16−1を選択する。ステッ
プS3で辞書選択が済むとステップS4に進み、選択し
た対象辞書を参照して符号データからパターン・ランレ
ングス符号に変換する復号化を行い、新たな辞書登録を
繰り返す。1ブロック分のユニバーサル復号化が済むと
ステップS5に進み、パターン・ランレングス符号をパ
ターンの種類とランレングスに従って2次元データに逆
変換して、元の文書画像の画像データを復元する。
【0045】このようなステップS3〜S5の処理を全
ブロックあるいは予め定めた数のブロック単位に繰り返
す。全ブロックあるいは所定のブロック単位の復元処理
が終了するとステップS6に進み、2次元画像に復元さ
れた復元データを1次元のビットストリームとして出力
する。図10は第2発明による画像データ圧縮装置の実
施例を示し、この実施例にあってはパターン・ランレン
グス符号に変換する所定ライン数、例えば4ラインで構
成されたブロック毎にパターンの出現頻度を求めて空白
か否か検出するようにしたことを特徴とする。即ち、パ
ターン・ランレングス変換器10,ユニバーサル符号器
12,空白用辞書16−1及び文字用辞書16−2は図
5の第1発明の実施例と同じであるが、新たに空白の有
無を検出する辞書選択部22を設けている。
【0046】辞書選択部はパターン・ランレングス変換
器10で変換された2次元データの1ブロックについて
空白パターンの出現頻度を検出する。即ち、空白を示す
ビット0000の空白パターンの出現頻度が他のパター
ンに対し極めて高い値として得られている場合には空白
と判断し、空白用辞書16−1を選択してユニバーサル
符号器12で符号化させる。これに対し文字部分につい
ては、オールビット0の空白パターン以外に他のビット
パターンの出現頻度もあることから、文字部分と判断し
て文字用辞書16−2を選択してユニバーサル符号器1
2での符号化に使用させる。
【0047】図11は図10の空白検出を行う辞書選択
部22を用いた画像データ圧縮装置の処理動作を示した
フローチャートである。この場合にはステップS3でブ
ロック単位にパターンの出現頻度を求め、空白のみの場
合は空白用辞書16−1を、そうでない場合は文字用辞
書16−2を選択する。更に、復元側での辞書選択を可
能とするため、ユニバーサル符号器12ではパターン・
ランレングス符号のユニバーサル符号化に先立って最初
に辞書番号を符号化する。それ以外の処理は図6の符号
化と同じになる。
【0048】図12は図10の画像データ圧縮装置で得
られた符号データから元の文字画像の画像データを復元
する画像データ復元装置の実施例を示す。この実施例は
ユニバーサル復号器18に対し空白用辞書16−1と文
字用辞書16−2の2つを設けており、辞書選択部24
でいずれか1つを選択する。辞書選択部24は符号デー
タのブロック部分の先頭に符号化されている辞書番号を
復号し、復号した辞書番号に基づき空白用辞書16−1
または文字用辞書16−2を選択する。ユニバーサル復
号器18で空白用辞書16−1または文字用辞書16−
2を用いて復号されたパターン・ランレングス符号は、
パターン・ランレングス逆変換器20で2次元の画像デ
ータに復元され、最終的に1次元のビットストリームと
して出力される。
【0049】図13は図12の画像データ復元装置の復
元処理を示したフローチャートであり、ステップS2で
符号データのブロック部分の先頭の符号化された辞書番
号を復元し、復元した辞書番号に基づいて空白用辞書1
6−1または文字用辞書16−2を選択する点が特徴と
なる。それ以外は図9の復元処理と同じになる。図14
は網点画像を対象とした符号化を行う第3発明の画像デ
ータ圧縮装置の実施例を示す。この画像データ圧縮装置
はパターン・ランレングス変換器10,ユニバーサル符
号器12,辞書選択部26,辞書部28で構成される。
辞書部28は予め与えられた網点周期と変換対象となっ
ている1ブロックを構成するライン数との関係で辞書を
辞書30−1〜30−nに分割する。
【0050】図15は網点画像を対象とした辞書分割を
具体的に示す。この網点画像は網点周期が12で4ライ
ン毎にパターン・ランレングス符号に変換する場合、網
点周期の位相が異なる3つのブロックが存在する。従っ
て、3つのブロック毎に出易いパターンが異なり、従っ
て辞書を3つの辞書30−1〜30−3に分割して、対
応する4ラインのブロック毎にユニバーサル符号化を行
う必要がある。
【0051】即ち、網点周期と変換対象とする1ブロッ
クのライン数の最小公倍数を1ブロックのライン数で割
った値が辞書の分割数nとなる。図15の場合、網点周
期12と1ブロックのライン数4の最小公倍数は12で
あり、これを1ブロックのライン数4で割ると分割数n
=3となる。再び図14を参照するに、辞書選択部26
はパターン・ランレングス変換器10で網点画像データ
をブロック単位にパターン・ランレングス符号に変換し
た後、予め与えられている網点周期と現在変換対象とな
っているブロックの複数ラインとの関係から、辞書部2
8の辞書30−1〜30−nの中から対象となる辞書を
選択して、ユニバーサル符号器12による符号化を行わ
せる。
【0052】図16は図14の網点画像を対象とした画
像データ圧縮装置の処理動作を示したフローチャートで
ある。まずステップS1で網点の周期情報と位相の違
い、即ち1ブロックを構成するライン数により決めた分
割数nにより1つの辞書を複数の辞書30−1〜30−
nに分割する。続いて、網点画像の現画像データをステ
ップS2で入力し、パターン・ランレングス変換器10
で2次元のパターン・ランレングス符号に変換する。
【0053】続いてステップS4に進み、ブロック単位
に与えられた網点周期と現在変換の対象となっているブ
ロックの複数ラインとの関係から、対応する辞書30−
iを選択する。続いてステップS5で、選択した辞書を
使用してユニバーサル符号化と辞書登録を行い、1ブロ
ック分の符号化が済むと、ステップS6で符号データを
出力する。以上のステップS4〜S6を所定ブロックま
たは全ブロックを終了するまで繰り返す。
【0054】図17は図14の画像データ圧縮装置で得
られた符号データから元の網点画像を復元する画像デー
タ復元装置の実施例を示す。この実施例においても、図
14の場合と同様、網点周期と変換対象となっている1
ブロックのライン数との関係から定まる分割数nで辞書
部28を辞書30−1〜30−nに分割する。また、辞
書選択部26で、現在ユニバーサル復号器18で復号し
ようとするブロックに対応する複数ラインと予め与えら
れた網点周期の関係から、対象となる辞書を選択する。
【0055】図18は図17の復元処理を示したフロー
チャートである。この復元処理にあっては、ステップS
1で図16の場合と同様、網点周期と位相の違いにより
決められた1ブロックのライン数で決まる分割数nで辞
書を分割する。またステップS3において、現在復元対
象となっているブロックに対応する複数ラインと予め与
えられた網点周期の関係から、対応する辞書を選択す
る。
【0056】図19は網点画像を対象とした第4発明の
画像データ復元装置の実施例を示す。この画像データ復
元装置にあっては、辞書選択部32で変換対象となるブ
ロックを構成する複数ラインの網点画像データを対象に
パターンの出現頻度の分布を求め、この出現頻度の分布
を以前のブロックの出現頻度の分布と比較し、差異の最
も小さいブロックに対応する辞書を選択して符号化する
ようにしたことを特徴とする。また、以前のブロックの
出現頻度との差異が所定の閾値より大きい場合には、新
たな辞書を作って符号化する。
【0057】図22は辞書選択部32における過去のブ
ロックの出現頻度の分布と、現在処理対象としているブ
ロックの出現頻度分布を示す。図22(a)のA,B,
Cは以前のブロックの出現頻度の分布である。このよう
な状態で図22(b)に示す現在処理対象としているブ
ロックの出現頻度の分布Dが得られたとする。これを出
現頻度分布A,B,Cに重ねると破線で示すようにな
る。この場合、出現頻度分布Bは以前のブロックの出現
頻度分布Bとの差異が最も小さいことから、出現頻度分
布Bをもつブロックの符号化で使用した辞書を選択す
る。また、辞書選択部32は辞書部28の中の辞書30
−1〜30−nのいずれかを選択したとき、あるいは新
たな辞書30−(n+1)を選択した場合には、ユニバ
ーサル符号器12におけるパターン・ランレングス符号
の符号化に先立ってブロックの先頭に選択した辞書番号
を符号化する。
【0058】図21は図19のパターンの出現頻度の分
布から辞書を選択する画像選択処理を示したフローチャ
ートであり、ステップS3でブロック単位に2次元デー
タとした1ブロックの複数ラインのパターンの出現頻度
を求め、以前の出現頻度の分布との差から辞書を選択す
る。また、以前の出現頻度との差が所定の閾値を越えて
いる場合には新たな辞書を作成する。そして、選択した
辞書番号または新たに作成した辞書番号を最初に符号化
するようになる。これをブロック単位に繰り返す。
【0059】図22は図19の画像データ圧縮装置で得
られた符号データから元の網点画像を復元する第4発明
の画像データ復元装置の実施例を示す。ユニバーサル復
号器18,パターン・ランレングス逆変換器20及び辞
書30−1〜30−nに分割された辞書部28は、図1
7の第3発明と同じであるが、新たに辞書選択部34が
設けられる。
【0060】辞書選択部34は符号データのブロック先
頭に符号化されている辞書番号を復号し、復号した辞書
番号に基づいて辞書部28の中の辞書30−1〜30−
nのいずれかを選択するか新たな辞書を作成する。図2
3は図22の復元処理を示したフローチャートであり、
ステップS2で送られてきた辞書番号を復元して複数の
辞書30−1〜30−nの中から対応する辞書を選択す
るか、あるいは新たな辞書を作成してユニバーサル復号
器18による復号化を行う。
【0061】
【発明の効果】以上説明してきたように本発明によれ
ば、複数の辞書を用いて、文字画像の場合は空白部分と
文字部分に分けてそれぞれ対応する専用の辞書を選択
し、また網点画像の場合は網点周期と処理単位となる複
数ラインから位相の異なった数分の辞書に分けてそれぞ
れ対応する専用の辞書を選択することで、統計的性質の
異なる部分を考慮せずに、混在した単一の辞書を用いて
符号化した場合に比べ、より高い圧縮率を得ることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】文字画像を対象とした第1発明の原理説明図
【図2】文字画像を対象とした第2発明の原理説明図
【図3】網点画像を対象とした第3発明の原理説明図
【図4】網点画像を対象とした第4発明の原理説明図
【図5】第1発明の画像データ圧縮装置の実施例構成図
【図6】図5の実施例の符号化処理を示したフローチャ
ート
【図7】文字画像と辞書選択の説明図
【図8】第1発明の画像データ復元装置の実施例構成図
【図9】図8の実施例の復号化処理を示したフローチャ
ート
【図10】第2発明の画像データ圧縮装置の実施例構成
【図11】図10の実施例の符号化処理を示したフロー
チャート
【図12】第2発明の画像データ復元装置の実施例構成
【図13】図12の実施例の復号化処理を示したフロー
チャート
【図14】第3発明の画像データ圧縮装置の実施例構成
【図15】網点画像と辞書選択の説明図
【図16】図14の実施例の符号化処理を示したフロー
チャート
【図17】第3発明の画像データ復元装置の実施例構成
【図18】図17の実施例の復号化処理を示したフロー
チャート
【図19】第4発明の画像データ圧縮装置の実施例構成
【図20】辞書選択に用いる複数ラインごとのパターン
出現頻度分布の相違を示した説明図
【図21】図19の実施例の符号化処理を示したフロー
チャート
【図22】第4発明の画像データ復元装置の実施例構成
【図23】図22の実施例の復号化処理を示したフロー
チャート
【図24】従来の画像データ圧縮装置の説明図
【図25】従来の画像データ復元装置の説明図
【図26】2次元画像データとパターン・ランレングス
符号との間の変換および逆変換を示した説明図
【図27】ユニバーサル符号化で用いる辞書の木構造を
示した説明図
【図28】ユニバーサル符号の説明図
【図29】従来のLZA符号化アルゴリズムを示したフ
ローチャート
【図30】従来のLZW復号化アルゴリズムを示したフ
ローチャート
【図31】abc3文字を例にとってLZW符号化を具
体的に示した説明図
【図32】図31の符号化で使用される辞書の説明図
【図33】abc3文字を例にとってLZW復号化を具
体的に示した説明図
【符号の説明】
10:中間符号化手段(パターン・ランレングス符号
器) 12:ユニバーサル符号化手段(ユニバーサル符号器) 14,22,24,32,34:辞書選択手段(辞書選
択部) 16−1:空白用辞書 16−2:文字用辞書 18:ユニバーサル復号化手段(ユニバーサル復号器) 20:中間復号化手段(パターン・ランレングス復号
器) 28:辞書機構 30−1〜30−2:辞書

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】1次元のビットストリームで構成される画
    像データを、所定長のラインデータに分割して2次元デ
    ータに変換し、該2次元データを所定ライン数毎に分割
    方向でのパターンとライン方向での同一パターンの連続
    数を示すランレングスの組からなる中間データに変換す
    る中間符号化手段(10)と、該中間符号化手段(1
    0)で変換した中間データを辞書を用いてユニバーサル
    符号に符号化するユニバーサル符号化手段(12)とを
    備えた画像データ圧縮装置に於いて、 前記ユニバーサル符号化に用いる辞書として空白用辞書
    (16−1)と非空白用辞書(16−2)を設け、予め
    与えられた文字のピッチ情報により前記中間データへの
    変換対象となった複数ラインが空白か否か判断して前記
    2つの辞書から1つを選択する辞書選択手段(14)と
    を設けたことを特徴とする画像データ圧縮装置。
  2. 【請求項2】辞書を用いてユニバーサル符号化した符号
    データから、所定ライン数毎に分割方向でのパターンと
    ライン方向での同一パターンの連続数を示すランレング
    スとの組からなる2次元の中間データを復号するユニバ
    ーサル復号化手段(18)と、該ユニバーサル復号化手
    段(18)で復号した2次元の中間データを1次元のビ
    ットストリームで構成する画像データに逆変換する中間
    復号化手段(20)とを備えた画像データ復元装置に於
    いて、 前記ユニバーサル復号化に用いる辞書として、空白用辞
    書(16−1)と非空白用辞書(16−2)を設け、予
    め与えられた文字のピッチ情報により前記中間データへ
    の変換対象となる複数ラインが空白か否か判断して前記
    2つの辞書から1つを選択する辞書選択手段(14)を
    設けたことを特徴とする画像データ圧縮装置。
  3. 【請求項3】1次元のビットストリームで構成される画
    像データを、所定長のラインデータに分割して2次元デ
    ータに変換し、該2次元データを所定ライン数毎に分割
    方向でのパターンとライン方向での同一パターンの連続
    数を示すランレングスの組からなる中間データに変換す
    る中間符号化手段(10)と、該中間符号化手段(1
    0)で変換した中間データを辞書を用いてユニバーサル
    符号に符号化するユニバーサル符号化手段(12)とを
    備えた画像データ圧縮装置に於いて、 前記ユニバーサル符号化に用いる辞書として、空白用辞
    書(16−1)と非空白用辞書(16−2)を設け、前
    記中間データへの変換対象となった複数ライン毎に前記
    パターンの出現頻度を求めて空白か否か判断し、前記2
    つの辞書の1つを選択すると共に選択した辞書番号を符
    号化させる辞書選択手段(22)を設けたことを特徴と
    する画像データ圧縮装置。
  4. 【請求項4】辞書を用いてユニバーサル符号化した符号
    データから、所定ライン数毎に分割方向でのパターンと
    ライン方向での同一パターンの連続数を示すランレング
    スとの組からなる2次元の中間データを復号するユニバ
    ーサル復号化手段(18)と、該ユニバーサル復号化手
    段(18)で復号した2次元の中間データを1次元のビ
    ットストリームで構成する画像データに逆変換する中間
    復号化手段(20)とを備えた画像データ復元装置に於
    いて、 前記ユニバーサル復号化に用いる辞書として、空白用辞
    書(16−1)と非空白用辞書(16−2)を設け、前
    記符号データから復元した辞書番号により、前記2つの
    辞書の1つを選択する辞書選択手段(24)を設けたこ
    とを特徴とする画像データ圧縮装置。
  5. 【請求項5】1次元のビットストリームで構成される画
    像データを、所定長のラインデータに分割して2次元デ
    ータに変換し、該2次元データを所定ライン数毎に分割
    方向でのパターンとライン方向での同一パターンの連続
    数を示すランレングスの組からなる中間データに変換す
    る中間符号化手段(10)と、該中間符号化手段(1
    0)で変換した中間データを辞書を用いてユニバーサル
    符号に符号化するユニバーサル符号化手段(12)とを
    備えた画像データ圧縮装置に於いて、 前記ユニバーサル符号化に用いる辞書として、網点周期
    に対応した複数の辞書(32−1〜32−n)を設け、
    予め与えられた網点周期情報により前記中間データへの
    変換対象となった複数ラインに対応した1つの辞書を前
    記複数の辞書(32−1〜32−n)から選択する辞書
    選択手段(26)とを設けたことを特徴とする画像デー
    タ圧縮装置。
  6. 【請求項6】辞書を用いてユニバーサル符号化した符号
    データから、所定ライン数毎に分割方向でのパターンと
    ライン方向での同一パターンの連続数を示すランレング
    スとの組からなる2次元の中間データを復号するユニバ
    ーサル復号化手段(18)と、該ユニバーサル復号化手
    段(18)で復号した2次元の中間データを1次元のビ
    ットストリームで構成する画像データに逆変換する中間
    復号化手段(20)とを備えた画像データ復元装置に於
    いて、 前記ユニバーサル復号化に用いる辞書として、網点周期
    に対応した複数の辞書(32−1〜32−n)を設け、
    予め与えられた網点周期情報により前記中間データへの
    変換対象となる複数ラインに対応した1つの辞書を前記
    複数の辞書(32−1〜32−n)から選択する網点辞
    書選択手段(26)を設けたことを特徴とする画像デー
    タ圧縮装置。
  7. 【請求項7】1次元のビットストリームで構成される画
    像データを、所定長のラインデータに分割して2次元デ
    ータに変換し、該2次元データを所定ライン数毎に分割
    方向でのパターンとライン方向での同一パターンの連続
    数を示すランレングスの組からなる中間データに変換す
    る中間符号化手段(10)と、該中間符号化手段(1
    0)で変換した中間データを辞書を用いてユニバーサル
    符号に符号化するユニバーサル符号化手段(12)とを
    備えた画像データ圧縮装置に於いて、 前記ユニバーサル符号化に用いる辞書として、網点周期
    に対応した複数の辞書(32−1〜32−n)を設け、
    前記中間データへの変換対象となった複数ライン毎に前
    記パターンの出現頻度の分布を求め、過去に求めた出現
    頻度との差から前記複数の辞書(32−1〜32−n)
    の1つを選択するか又は新たな作成辞書を選択し、該選
    択辞書の辞書番号と共に符号化させる辞書選択手段(3
    2)を設けたことを特徴とする画像データ圧縮装置。
  8. 【請求項8】辞書を用いてユニバーサル符号化した符号
    データから、所定ライン数毎に分割方向でのパターンと
    ライン方向での同一パターンの連続数を示すランレング
    スとの組からなる2次元の中間データを復号するユニバ
    ーサル復号化手段(18)と、該ユニバーサル復号化手
    段(18)で復号した2次元の中間データを1次元のビ
    ットストリームで構成する画像データに逆変換する中間
    復号化手段(20)とを備えた画像データ復元装置に於
    いて、 前記ユニバーサル復号化に用いる辞書として、網点周期
    に対応した複数の辞書(32−1〜32−n)を設け、
    前記符号データから復元した辞書番号により前記複数の
    辞書(32−1〜32−n)の1つを選択するか又は新
    たな作成辞書を選択して復号化を行わせる辞書選択手段
    (34)を設けたことを特徴とする画像データ圧縮装
    置。
  9. 【請求項9】請求項7又は8記載の画像データ圧縮又は
    復元装置に於いて、 網点周期と変換対象とするライン数の最小公倍数を求
    め、該最小公倍数を前記変換対象とする複数ラインで割
    った値を辞書の分割数とすることを特徴とする画像デー
    タ圧縮又は復元装置。
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