JPH07231953A - ゴルフクラブシャフトの曲げ硬さ測定方法及び装置 - Google Patents

ゴルフクラブシャフトの曲げ硬さ測定方法及び装置

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JPH07231953A
JPH07231953A JP6046512A JP4651294A JPH07231953A JP H07231953 A JPH07231953 A JP H07231953A JP 6046512 A JP6046512 A JP 6046512A JP 4651294 A JP4651294 A JP 4651294A JP H07231953 A JPH07231953 A JP H07231953A
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Japan
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golf club
club shaft
bending
shaft
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Tateo Fushihara
健郎 伏原
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ASUTON KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 シャフト1の軸心を中心とする全方位につい
ての曲げ硬さを容易に測定可能とすることによって、測
定の信頼性を向上させる。 【構成】 ゴルフクラブシャフト1の両端部1a,1c
の外周面を押さえる端部支持手段20,30と、ゴルフ
クラブシャフト1の略中間部1bの外周面を端部支持手
段20,30の押さえ方向と反対側へ向けて押さえて曲
げ変位を与える中間支持手段40と、このときのゴルフ
クラブシャフト1の曲げ荷重を検出する荷重検出手段5
0とを備え、端部支持手段20,30及び中間支持手段
40によってゴルフクラブシャフト1を支持して、中間
部1bに軸心に対する略直角方向の曲げ変位を加え、ゴ
ルフクラブシャフト1の曲げ硬さを測定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ゴルフクラブシャフト
の曲げ硬さを測定する方法及び測定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ゴルフクラブシャフトは、スイング時の
加速や、ボール打撃時に加わる衝撃によって撓むが、そ
の時の曲げ硬さは、スイング時及びボール打撃の瞬間に
おける感触や、打撃のタイミングに微妙な影響を与え
る。このため近年、シャフトの曲げ硬さを測定するため
の種々の装置が開発されており、その典型的な従来例と
しては、例えば図7に示すようなものがある。
【0003】すなわち図7に示す曲げ硬さ測定装置11
0は、ゴルフクラブ100の長手方向一端(例えばグリ
ップ101側の端部)を上側から押さえる上支持部材1
11と、その内側を下から押さえる下支持部材112に
よって水平に片持ち支持し、長手方向他端(例えばヘッ
ド102側の端部)に所定重量の錘113を吊り下げて
曲げ変位(撓み)を与え、この錘113を吊り下げた端
部の下方変位量を目盛板114で読み取ることによって
曲げ硬さを判定するものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、錘113を吊
り下げた端部の下方変位量が例えば同一の場合であって
も、グリップ101の近傍で大きく撓むものと、ヘッド
102の近傍で大きく撓むものとでは、ゴルフプレイヤ
ーが実際にスイングしたときに手に感じる硬さが異な
る。また、ゴルフクラブ100は、実際には強化繊維の
巻き付けによる僅かな偏肉(円周方向各部における径方
向肉厚の不均一)や、断面形状の相違等によって、軸心
を中心とする各方位での曲げ硬さが異なるため、上述の
測定装置110によって一方向に対する曲げ硬さを測定
しただけでは、ゴルフプレイヤーが実際にスイングした
ときに手に感じる硬さを的確に評価することは困難であ
る。
【0005】本発明は、上記のような事情のもとになさ
れたもので、その技術的課題とするところは、ゴルフク
ラブシャフトの曲げ硬さの評価を的確に行い、測定の信
頼性を向上させることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述した技術的課題は、
本発明によって有効に解決することができる。すなわち
本発明に係るゴルフクラブシャフトの曲げ硬さ測定方法
は、ゴルフクラブシャフトの両端部を支持し、両支持位
置の間で曲げ変位を与え、その曲げ硬さを測定するもの
で、この方法において、更に好ましくは、ゴルフクラブ
シャフトをその軸心を中心として回転させながら、前記
軸心の周りの全方位の曲げ硬さを連続的に測定するもの
である。
【0007】そしてこの測定方法を実現するための本発
明に係るゴルフクラブシャフトの曲げ硬さ測定装置は、
基台上に、ゴルフクラブシャフトの長手方向両端部の外
周面を一定方向へ押さえる一対の端部支持手段と、前記
ゴルフクラブシャフトの長手方向略中間部の外周面を前
記端部支持手段の押さえ方向と反対側へ向けて押さえて
前記ゴルフクラブシャフトに曲げ変位を与える中間支持
手段と、この中間支持手段に作用する前記ゴルフクラブ
シャフトの曲げ荷重を検出する荷重検出手段とを備える
ことを特徴としており、好ましくは、前記端部支持手段
及び中間支持手段は、前記ゴルフクラブシャフトをその
軸心を中心として回転可能な状態に支持するものであ
る。
【0008】
【作用】本発明の測定方法によると、ゴルフクラブシャ
フトの両端部を支持し、両支持位置の間に軸心と略直交
する方向へ強制的に曲げ変位を与えて、これによる反発
荷重を検出するものであるため、ヘッド側の細くなって
いる側の撓みが大きいシャフトほど、検出荷重(曲げ硬
さ)が小さくなる。また、この測定において、ゴルフク
ラブシャフトをその軸心を中心として回転させることに
より、曲げ方向が相対的に変化して行くので、軸心を中
心とする全方位の曲げ硬さが連続的に測定される。
【0009】本発明の測定装置は、前記ゴルフクラブシ
ャフトを、基台上の一対の端部支持手段及びその中間の
中間支持手段によって所定の曲げ変位を与え、このとき
に中間支持手段に作用するゴルフクラブシャフトの反発
荷重を、荷重検出手段で検出するものである。端部支持
手段と中間支持手段は、ゴルフクラブシャフトをその軸
心を中心として回転可能な状態に押さえるようすること
によって、ゴルフクラブシャフトの曲げ方向を軸心を中
心として相対的に変化させ、その全方位の曲げ硬さを測
定することができる。
【0010】ゴルフクラブシャフトの回転は、好適には
端部支持手段及び中間支持手段が、それぞれゴルフクラ
ブシャフトの軸心と平行な軸の周りに回転自在に支持さ
れて前記ゴルフクラブシャフトの外周面にその半円周以
内の位置で圧接する一対のローラを備えることによっ
て、容易に行うことができる。中間支持手段は、基台に
対して高さ調整可能とすることによって、ゴルフクラブ
シャフトに与える曲げ変位量を任意に設定することがで
きる。また、端部支持手段及び中間支持手段の各ローラ
の外周面を、その軸方向中央が最も大径となる凸面形状
とすることによって、ゴルフクラブシャフトの曲げ形状
による端部支持手段及び中間支持手段との接触位置のず
れが発生せず、測定精度を向上させることができる。
【0011】
【実施例】図1は本発明に係るゴルフクラブシャフトの
曲げ硬さ測定装置の具体的な一実施例を示す斜視図で、
参照符号10は扁平な直方体状の基台、20,30はこ
の基台10上における長手方向両端近傍に取り付けられ
た一対の端部支持手段、40はこの端部支持手段20,
30の間の中間位置に配置された中間支持手段、50は
この中間支持手段40の下側に一体的に設けられて基台
10上に取り付けられた荷重検出手段としてのロードセ
ルである。
【0012】一方の端部支持手段20は、基台10の上
面に対して垂直に立設され上端に基台10の長手方向に
対して直角な方向へ水平に延びる腕部21aが形成され
た支柱21と、この支柱21の腕部21aにその延在方
向に並んで配置され、図示されていないベアリングを介
して基台10の長手方向と平行な水平軸の周りに回転自
在に支持された一対のローラ22,23と、支柱21に
おけるローラ23側の側面に設けられたガイド部材24
とを有する。他方の端部支持手段30も同様に、基台1
0の上面に対して垂直に立設され上端に基台10の長手
方向に対して直角な方向へ水平に延びる腕部31aが形
成された支柱31と、この支柱31の腕部31aにその
延在方向に並んで配置され、図示されていないベアリン
グを介して基台10の長手方向と平行な水平軸の周りに
回転自在に支持された一対のローラ32,33と、支柱
31におけるローラ33側の側面に設けられたガイド部
材34とを有する。端部支持手段20のローラ22,2
3と他方の端部支持手段30のローラ32,33は、互
いに同一の高さに設けられている。
【0013】図2にも示すように、端部支持手段20に
おけるローラ22,23同士は、それぞれゴルフクラブ
シャフト1が通過できない狭い間隔をもって互いに近接
配置されている。このローラ22,23の一部は、支柱
21の腕部21aの下面よりも下側へ突出しており、こ
の下側突出部分22a,23a間に形成される楔形空間
に、ゴルフクラブシャフト1の端部1a又は1cの外周
面が嵌め込まれるようになっている。したがって、ロー
ラ22,23の下側突出部分22a,23aの外周面
は、ゴルフクラブシャフト1のセット状態において、そ
の端部1a又は1cの外周面の上側半円周以内の位置に
圧接される。また、他方の端部支持手段30もこれと同
様に構成されている。
【0014】中間支持手段40は、上端に基台10の長
手方向に対して直角な方向へ水平に延びる溝41aが形
成された台金41と、この台金41の溝41a内にその
延在方向に並んで配置され、図示されていないベアリン
グを介して基台10の長手方向と平行な水平軸の周りに
回転自在に支持された一対のローラ42,43とを有す
る。図3にも示すように、このローラ42,43同士
は、ゴルフクラブシャフト1が通過できない狭い間隔を
もって互いに近接配置されている。このローラ42,4
3の外周面の一部は、台金41の上面よりも上側へ突出
しており、この上側突出部42a,43a間に形成され
る楔形空間に、ゴルフクラブシャフト1の軸方向中間部
外周面が嵌め込まれるようになっている。したがって、
ローラ42,43の下側突出部分42a,43aの外周
面は、ゴルフクラブシャフト1のセット状態において、
その中間部1bの外周面の下側半円周以内の位置に圧接
される。
【0015】中間支持手段40のローラ42,43は、
ゴルフクラブシャフト1の外周面に損傷を与えることが
ないように、表面が合成ゴム等のエラストマーで被覆さ
れるか、あるいは全体を硬質のエラストマーで成形され
ており、その外周面は、図4に示すように、軸方向中央
において最も大径となる凸面形状に形成されている。端
部支持手段20におけるローラ22,23及び他方の端
部支持手段30におけるローラ32,33も同様であ
る。また、中間支持手段40のローラ42,43は、そ
の上側突出部42a,43aによるゴルフクラブシャフ
ト1の接触支持位置が、ローラ22,23の下側突出部
分22a,23aにおけるゴルフクラブシャフト1との
接触支持位置及びローラ32,33の下側突出部分32
a,33aにおけるゴルフクラブシャフト1との接触支
持位置よりも適宜高位置となるように設けられている。
【0016】中間支持手段40の台金41の下面に接合
されたロードセル50は、正面側及び背面側から異なる
高さで水平に延びるスリット51,52が形成された略
S字形を呈するものであって、中間支持手段40からの
垂直荷重を受けることによって弾性歪みを発生し、その
歪み量に対応した電気信号を出力する。このロードセル
50の下面には円盤状の台座60が接合されており、そ
の外周部が、円周方向略等間隔で配置された3本のボル
ト61(図1には2本のみ示されている)を介して高さ
調整可能な状態で固定されている。
【0017】基台10上には、荷重測定器70が設置さ
れている。この荷重測定器70は、ロードセル50から
与えられた検出データから、中間支持手段40に作用す
る荷重を算出し、これによって得られた曲げ硬さの測定
値を7セグメント式の液晶表示部71に表示するもの
で、図示されていないプリンタも内蔵されている。
【0018】一方の端部支持手段20の支柱21には、
セット位置規制手段80が取り付けられている。このセ
ット位置規制手段80は、前記支柱21の上端近傍から
基台10の長手方向外側へ向けて略水平に突出された支
持軸81と、この支持軸81に一端を回転自在に支持さ
れ軸方向所定の間隔をもって配置された複数のストッパ
82,83と、このストッパ82,83をゴルフクラブ
シャフト1の端部と当接可能な角度に規定するピン84
と、ストッパ82,83を締め付け固定する螺子部材8
5とを有する。すなわち、セット位置規制手段80は、
測定対象のゴルフクラブシャフト1が例えばアイアンク
ラブ用である場合は内側のストッパ82を、また、ウッ
ドクラブ用である場合は外側のストッパ83を、ピン8
4との当接位置へ進出させて螺子部材85で固定し、こ
れによって、ゴルフクラブシャフト1のセット位置を規
制するものである。
【0019】上記実施例の測定装置を用いてゴルフクラ
ブシャフト1の曲げ硬さを測定するには、まずセット位
置規制手段80におけるストッパ82又は83を、ピン
84と当接する位置に進出させて固定しておき、ゴルフ
クラブシャフト1の例えばヘッド側となる細い方の端部
1aを、前記ストッパ82又は83に突き当てると共
に、一方の端部支持手段20におけるローラ22,23
の下側突出部分22a,23a間に嵌め込む。この場
合、ゴルフクラブシャフト1の端部1aの外周面をガイ
ド部材24に接触させながら上方へ移動させることによ
って、このガイド部材24側のローラ23の下側突出部
分23aに当接させると、このローラ23の回転によっ
てローラ22の下側突出部分22aとの間に案内される
ので、容易に嵌め込むことができる。
【0020】次に、ゴルフクラブシャフト1の軸方向中
間部1bを、中間支持手段40におけるローラ42,4
3の上側突出部分42a,43a間に上側から嵌め込む
ようにしてから、グリップ側となる太い方の端部1cを
押し下げ、これによって強制的に曲げられる当該ゴルフ
クラブシャフト1の弾性による復帰力を利用して、他方
の端部支持手段30におけるローラ32,33の下側突
出部分32a,33a間に嵌め込む。この場合も、先に
述べた一方の端部支持手段20への嵌め込みの時と同様
に、グリップ側の端部1cは、ガイド部材34によって
ローラ33の下側突出部分33aへ案内され、更にこの
ローラ23の回転によってローラ22の下側突出部分2
2aとの間に案内される。
【0021】上述のようにして、端部支持手段20、中
間支持手段40及び端部支持手段30に掛け渡した状態
でセットされたゴルフクラブシャフト1は、図1及び図
5に示すように、その軸方向中間部1bが両端部1a,
1bより高位置となるような所定の曲げ変位が強制的に
与えられているので、その反発力による垂直荷重が中間
支持手段40を介してロードセル50に作用する。ロー
ドセル50は、この荷重に対応した検出信号を荷重測定
器70へ送り、測定値が液晶表示部71に表示される。
ここで、ボルト61によって、基台10に対する台座6
0の固定高さを調節すれば、ロードセル50を介して中
間支持手段40の高さが変化するので、与える曲げ変位
量を、ゴルフクラブシャフト1の種類等に応じて任意に
設定することができる。
【0022】このとき、ゴルフクラブシャフト1が、ヘ
ッド側となる細い方の端部1a側が大きく撓みやすいも
のであるほど、中間支持手段40を介してロードセル5
0で検出される荷重が小さくなる。一般に、実際のスイ
ング時にヘッド側が大きく撓みやすいゴルフクラブは、
ゴルフプレイヤーの手には柔らかく感じ、逆にヘッド側
で撓みにくいことによって相対的にグリップ側の撓みが
大きくなるゴルフクラブは硬く感じるため、この実施例
の測定装置によれば、実際の感触に対応した硬さの評価
を行うことができる。
【0023】両側の端部支持手段20,30及び中間支
持手段40は、それぞれ基台10の長手方向と平行な水
平軸の周りに回転自在に支持された一対のローラによっ
てゴルフクラブシャフト1を支持するものであるため、
図1及び図5に示すセット状態において、ゴルフクラブ
シャフト1は、曲げ変位を与えられたまま、その軸心を
中心にして回転することができる。そして、この回転
は、端部支持手段30の外側へ突出した例えばグリップ
側の端部1cを手指でつまんで回すことによって容易に
行われる。このようにして、ゴルフクラブシャフト1を
回転させると、その曲げ方向が相対的に変化して行くの
で、軸心を中心とする全方位の曲げ硬さを測定すること
ができる。
【0024】ゴルフクラブ100の曲げ硬さは、その軸
心を中心とする全方位において均一であることが望まし
いが、実際には、加工誤差あるいはアモルファス繊維の
巻き付けによる僅かな偏肉(円周方向各部における径方
向肉厚の不均一)や、断面形状の相違等によって、曲げ
硬さが異なるのが普通である。また、ゴルフプレイヤー
による実際のスイングの過程においては、図6に示すよ
うにゴルフクラブシャフト1に加わる曲げ変形の方向
は、ヘッド2の向きの変化との関係から、ダウンスイン
グA→ボール打撃B→フォロースルーCといった一連の
動作の過程で連続的に変化して行く。このため、ゴルフ
クラブシャフト1の軸心を中心とする全方位の曲げ硬さ
を測定することによって、スイングの過程で手に感じる
硬さを、より的確に評価することができる。
【0025】曲げ変位を与えられたゴルフクラブシャフ
ト1は、ヘッド側の撓み量が相対的に大きいものである
か、グリップ側の撓み量が相対的に大きいものであるか
によって、図4に一点鎖線で示すように、中間支持手段
40のローラ42,43に対する接触角度が異なるが、
このローラ42,43は、その外周面が軸方向中央にお
いて最も大径となる凸面形状に形成されていることか
ら、前記接触角度の相違による曲げ荷重の作用位置のず
れが殆ど発生しない。また、端部支持手段20及び30
におけるローラ22,23及び32,33も同様の形状
であるため、曲げ変位に伴うゴルフクラブシャフト1の
両端部1a,1cの傾斜角度による支持位置のずれが殆
ど発生しない。しかも、各ローラ22,23,32,3
3,42,43は、ベアリングを介してがたつきのない
状態に支持されているので、各支持位置間の距離L1
2 はゴルフクラブシャフト1の曲げ形状によって変化
することがなく、精度の高い曲げ硬さの測定を行うこと
ができる。
【0026】なお、本発明は、図示の実施例に限定され
るものではない。例えば、荷重検出手段としては、ロー
ドセル50の他にも、圧電セラミックスなどを用いたも
のなどが使用可能である。
【0027】また、上述の測定方法では、ゴルフクラブ
シャフト1をヘッド側の端部1aがセット位置規制手段
80を有する端部支持手段20側、グリップ側の端部1
cが他方の端部支持手段30側となるようにセットした
が、その逆向きにセットして測定することも可能であ
る。また、セット位置規制手段80のるストッパ82,
83の双方を、ピン84との当接位置から後退させてお
けば、ゴルフクラブシャフト1にヘッド及びグリップが
装着された既製のゴルフクラブも容易にセットすること
ができる。したがって、このような既製のゴルフクラブ
においても、ダウンスイング→ボール打撃→フォロース
ルーの一連の動作の過程で変化する曲げ方向の硬さを的
確に評価することができる。
【0028】
【発明の効果】本発明によると、ゴルフクラブシャフト
に所定の曲げ変位を与えた状態で、そその軸心を中心と
して回転させながら曲げ硬さを測定するため、軸心を中
心とする全方位の曲げ硬さを測定することができる。し
たがって、加工誤差あるいは円周方向各部における径方
向肉厚の不均一等によって異なる各方位での曲げ硬さが
全て測定され、実際のスイングや打撃時において手に感
じる硬さの感触に適合した信頼性の高い評価を行うこと
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るゴルフクラブシャフトの曲げ硬さ
測定装置の具体的な一実施例を示す斜視図である。
【図2】上記実施例における端部支持手段の一部を拡大
して示す説明図である。
【図3】上記実施例における中間支持手段の一部を拡大
して示す説明図である。
【図4】図3における矢印IV方向から見た拡大して示す
説明図である。
【図5】本発明に係るゴルフクラブシャフトの曲げ硬さ
測定方法を模式的に示す説明図である。
【図6】ゴルフクラブのスイング時にそのシャフトに作
用する曲げ方向の変化を示す説明図である。
【図7】従来の曲げ硬さ測定装置を示す説明図である。
【符号の説明】
1 ゴルフクラブシャフト 1a,1c 端部 1b 中間部 10 基台 20,30 端部支持手段 22,23,32,33,42,43 ローラ 40 中間支持手段 50 ロードセル(荷重検出手段) 70 荷重測定器

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ゴルフクラブシャフトの両端部を支持
    し、両支持位置の間で曲げ変位を与え、その曲げ硬さを
    測定することを特徴とするゴルフクラブシャフトの曲げ
    硬さ測定方法。
  2. 【請求項2】 請求項1の記載において、 ゴルフクラブシャフトをその軸心を中心として回転させ
    ながら、前記軸心の周りの全方位の曲げ硬さを連続的に
    測定することを特徴とするゴルフクラブシャフトの曲げ
    硬さ測定方法。
  3. 【請求項3】 基台上に、 ゴルフクラブシャフトの長手方向両端部の外周面を一定
    方向へ押さえる一対の端部支持手段と、 前記ゴルフクラブシャフトの長手方向略中間部の外周面
    を前記端部支持手段の押さえ方向と反対側へ向けて押さ
    えて前記ゴルフクラブシャフトに曲げ変位を与える中間
    支持手段と、 この中間支持手段に作用する前記ゴルフクラブシャフト
    の曲げ荷重を検出する荷重検出手段と、を備えることを
    特徴とするゴルフクラブシャフトの曲げ硬さ測定装置。
  4. 【請求項4】 請求項3の記載において、 端部支持手段及び中間支持手段は、前記ゴルフクラブシ
    ャフトをその軸心を中心として回転可能な状態に支持す
    るものであることを特徴とするゴルフクラブシャフトの
    曲げ硬さ測定装置。
  5. 【請求項5】 請求項4の記載において、 端部支持手段及び中間支持手段が、それぞれゴルフクラ
    ブシャフトの軸心と平行な軸の周りに回転自在に支持さ
    れて前記ゴルフクラブシャフトの外周面にその半円周以
    内の位置で圧接する一対のローラを備えたことを特徴と
    するゴルフクラブシャフトの曲げ硬さ測定装置。
  6. 【請求項6】 請求項5の記載において、 各ローラの外周面がその軸方向中央が最も大径となる凸
    面形状を呈することを特徴とするゴルフクラブシャフト
    の曲げ硬さ測定装置。
JP6046512A 1994-02-22 1994-02-22 ゴルフクラブシャフトの曲げ硬さ測定方法及び装置 Withdrawn JPH07231953A (ja)

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