JPH0614788Y2 - ゴルフクラブシャフトの剛性判定装置 - Google Patents

ゴルフクラブシャフトの剛性判定装置

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JPH0614788Y2
JPH0614788Y2 JP1988022152U JP2215288U JPH0614788Y2 JP H0614788 Y2 JPH0614788 Y2 JP H0614788Y2 JP 1988022152 U JP1988022152 U JP 1988022152U JP 2215288 U JP2215288 U JP 2215288U JP H0614788 Y2 JPH0614788 Y2 JP H0614788Y2
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JP
Japan
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club shaft
golf club
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shaft
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JP1988022152U
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JPH01126268U (ja
Inventor
正和 池田
正武 川口
Original Assignee
日本シャフト株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 [考案の目的] <産業上の利用分野> 本考案はゴルフクラブシャフトの剛性を正確に判定する
ための装置に関する。
<従来の技術> ゴルフクラブシャフトには、使用者の体力やスイングス
ピードによって異なる最適の曲げ剛性(フレックス)の
度合がある。クラブシャフトのフレックスが使用者に適
していない場合には、打球の飛距離が十分に得られなか
ったり、飛球の方向性や落下後のボールのころがり方が
損なわれる。そこで、従来からグリップ側を支点にして
ヘッド側に一定の重量の重錘を吊下げて、その結果発生
する曲げ撓み量の大小によりフレックスの度合を判定し
ていた。
第1図はそのようなフレックスの判定方法の原理を示す
ものでシャフトSのグリップ側若しくはヘッド側を下部
支持部材Bと、その軸線方向やや外側に位置する上部支
持部材Aとにより片持ち支持し、クラブシャフトの他方
の端部の所定の位置Cに重錘Wを吊下げ、この位置C若
しくはその近傍の位置Dの撓み量を測定することにより
クラブシャフトSのフレックスを判定していた。例え
ば、LOB=57mm、ウッドクラブのシャフトの場合には
LAC=1041mm、アイアンクラブの場合にはLAC=9
40mmとし、LCDを25mmとし、第1表に示されている
ように、位置Dの撓み量に応じてクラブシャフトの剛性
の大きさをX、S、R、A、Lの記号により表示してい
る。
このようにしてクラブシャフトの剛性が決定されること
となるが、このシャフトからクラブを製作する場合には
クラブの番手に応じてシャフトを切詰めるようにしてお
り、クラブシャフトはグリップ側が太くヘッド側が細く
なるようにテーパを有しているため、そのいずれの端部
を切詰めるかによって同じシャフトでもクラブとなった
ときのフレックスが一定しない。
従って、クラブシャフトのフレックスが表示されていて
も、そのクラブシャフトを用いて製作されたクラブのフ
レックスが定まらないため、クラブのフレックスを正確
に判定するためにはクラブになった状態でクラブシャフ
トのフレックスを判定する必要がある。
しかしながら、ゴルフクラブのグリップ部にはゴムや皮
でできた滑り止めが装着してあり、この部分を支点にし
てフレックスを測定しようとした場合にはグリップ部の
変形量がシャフトの撓み量に対して影響を及ぼす。しか
もグリップの材質に応じてその変形量がばらつくため、
クラブのフレックスを正確に判定することが困難であっ
た。
クラブシャフト或いはゴルフクラブの剛性の判定方法は
メーカーによって様々であるが、その一例が特開昭61
−5867号公報に記載されている。
<考案が解決しようとする課題> このような従来技術の問題点に鑑み、本考案の主な目的
は、グリップ部の変形の影響を受けることなくゴルフク
ラブのシャフトの剛性を正確に判定するための装置を提
供することにある。
[考案の構成] <課題を解決するための手段> ゴルフクラブSを上部支持部材A及び下部支持部材Bに
より片持ち支持した場合のこれら両支持部材に於けるグ
リップの変形量をそれぞれa、bとした場合には、a、
bによるD点に於ける撓み量に対する影響da、dbは
次の(1)、(2)式により与えられる。
そこで、A点、B点に於ける撓み量a、bを測定すれ
ば、(1)式、(2)式により得られる影響の度合d
a、dbをD点に於ける撓みから減算することによって
もグリップ部の変形の影響を受けないクラブシャフト剛
性の正確な判定が可能ではあるが、特に上部支持部材
A、下部支持部材Bをそれぞれ上下に移動可能にし、こ
れらの点に於けるグリップの変形量に応じてA、Bを上
下に変位させれば、D点に於ける撓みに対するa、bの
影響をなくすことができる。
従って本考案の前記したような目的は、ゴルフクラブシ
ャフトの一端側を片持ち支持するための軸線方向外側に
位置する上部支持部材及び軸線方向内側に位置する下部
支持部材を備える片持ち支持手段と、該ゴルフクラブシ
ャフトの他端に所定の荷重を加えるための負荷手段と、
該ゴルフクラブシャフトの曲げ撓み量を測定する計測手
段とを有するゴルフクラブシャフトの剛性判定装置であ
って、前記上部支持部材及び前記下部支持部材をそれぞ
れ別個に上下移動させるための調節手段と、前記上部支
持部材及び前記下部支持部材に接する前記ゴルフクラブ
シャフトの部分の近傍の上下移動量を表示するための計
測手段とを有することを特徴とするゴルフクラブシャフ
トの剛性判定装置を提供することにより達成される。
<作用> 上記構成により、先ず、無負荷状態でゴルフクラブシャ
フトの軸線が例えば水平となるように、上下両支持部材
の少なくともいずれか一方のゴルフクラブシャフトとの
接点の上下位置を調節し、同時に両支持点近傍の上下位
置表示を記録する。これによってゴルフクラブシャフト
の各支持点の変形量が読み取れる。次に、所定の荷重を
加え、この状態での両支持点の位置表示が無負荷時の表
示と同一となるように、各支持部材の位置を別個に調節
する。これにより、ゴルフクラブシャフトの支持部材と
の当接面が半径方向内向きに変形することに基因するゴ
ルフクラブシャフトの軸心の傾きと下方への沈み込みと
を正確に補正することができるので、測定誤差の介入を
好適に排除することができる。
<実施例> 以下に添付の図面を参照して本考案を特定の実施例につ
いて詳細に説明する。
第2図は、本考案に基づく剛性判定装置の一実施例を示
す。この装置は、一対の支脚2により垂直に支持された
基板1を有し、その左端にはクラブシャフト6のグリッ
プ側若しくはヘッド側を支持するための片持ち支持装置
3が設けられ、基板1の上下位置には一対の水平なガイ
ドレール4が延設されている。ガイドレール4は撓み測
定装置5を水平方向に沿ってガイドする。片持ち支持装
置3は、本実施例の場合クラブ6のグリップ7を支持
し、クラブヘッド8の近傍には重錘9が吊下げられる。
第3図は片持ち支持装置3を拡大して示す正面図であ
る。この支持装置3は、基板1に固着された概ね水平な
支持板10と、その上側に位置するように同じく基板1
に固設された左右一対の支持アーム11、12とを有す
る。左側の支持アーム11には、上端にノブ13を有す
るめじ棒19が螺合されており、該支持棒19の下端に
は上側支持部材17が相対回動自在に装着されている。
また、支持板10の右端近傍には下端にノブ14を有す
るねじ棒20が螺合されており、該ねじ棒の上端には前
記支持部材17と同様な下部支持部材18が装着されて
いる。上部支持部材17に対向する支持板10の部分に
はダイヤルゲージ15が固着され、同様に下部支持部材
18に対向する支持アーム12には同様なダイヤルゲー
ジ16が固着されている。従って、この支持装置3に於
ては、ゴルフクラブ6のグリップ7をこの上部支持部材
17と下部支持部材18とにより片持ち支持することが
できる。
第4図及び第5図は撓み測定装置5を詳しく示す側面図
及び正面図である。この測定装置5は、ガイドレール4
により水平方向にガイドされる一対のキャリッジ30
と、両キャリッジ間に上下に架設された支持バー31と
を有する。上側のキャリッジ30の上端には指針32が
固設されており、この指針32を基板1に記された目盛
33のいずれかに整合させることによりキャリッジ30
及び支持バー31の水平方向変位を読取り得るようにし
ている。支持バー30にはカーソル34が上下に摺動自
在に装着されており、図示されない制動手段により支持
バー31の任意の位置に固定可能であって、ボタン35
を押すことによりこの制動装置を解除しカーソル34の
位置を上下に変更することができる。また、カーソル3
4の左側面には位置決め板38が基板1の主面に対して
直交する向き突設されている。また、カーソル34の適
所にはシリンドリカルレンズを有する窓36が開設され
ており、この窓を介して支持バー31に記された目盛3
7を読取り得るようにしてある。
次に本実施例の使用要領を説明する。
まずクラブ6のグリップ7を無負荷状態で上下の支持部
材17、18間に挾持する。このとき、一般にクラブシ
ャフト6は水平方向を表わすべく基板1に表示された水
平線21に対して変位しているが、ノブ17若しくは1
4を適宜回動させることによりクラブシャフト6を水平
に支持する。この状態でダイヤルゲージ15、16の測
定端15a、16aを上下支持部材17、18に対向す
るグリップの部分に当接し両ダイヤルゲージ15、16
の0点調整を行う。次にキャリッジ30と共に支持バー
31の位置を左右に調整し、キャリッジ30の指針32
を所定の位置に整合させる。次にカーソル34を支持バ
ー31に沿って上下に動かし、位置決め板38をクラブ
シャフトの上側側面に当接させる。このとき、位置決め
板38が当接したクラブシャフトの部分にマーキングを
行う。
次に支持バー31の中心位置と整合するクラブシャフト
の位置に重錘9を吊下げる。その結果、クラブシャフト
6が撓むこととなるが、同時にグリップ7も支持点に於
て変形することとなる。そこでノブ13、14を適宜回
動させることによりダイヤルゲージ15、16の読みが
0となるようにする。その結果、グリップ7の変形若し
くは同部分のクラブシャフトの偏平化に基因する変位が
補償される。次にクラブシャフト6の撓み量を測定する
ために、カーソル34を下向きに移動させ位置決め板3
8をクラブシャフト6の上側側面に当接させる。このと
き、位置決め板38は先程マークした位置から僅かに変
位した位置に於てクラブシャフトと当接することとなる
が、キャリッジ30を左側にごく僅か移動させることに
より位置決め板38を前記したマークに整合させことが
できる。このとき窓36から目盛37を読取ることによ
りクラブシャフトのマーク位置(D)の撓み量が与えら
れる。
以上本考案の好適実施例について説明したが、本考案は
上記に限らず例えばクラブヘッド側を片持ち支持するよ
うな測定方法に適用することができる。
[考案の効果] このように本考案によれば、荷重を掛けた際のゴルフク
ラブシャフトの支持点の変形量を読み取り、この値に基
づいて軸心の水平度のみならず、上下位置をも正確に補
正可能になるので、グリップ部に巻かれた皮やゴムなど
の影響を略完全に排除することができる。従って、無負
荷時のゴルフクラブシャフトの実際に握られる部分の軸
心位置を基準にした撓み量の正確な測定が可能となるの
で、ゴルフクラブの剛性を簡単にしかも正確に判定する
ことができ、使用者に適したクラブの選択を効果的に行
うことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の概念を説明するためのモデル図であ
る。 第2図は本考案に基づくゴルフクラブシャフトの剛性判
定装置の好適実施例を示す全体斜視図である。 第3図は第2図に示された片持ち支持装置を拡大して示
す正面図である。 第4図及び第5図は第2図に示された撓み測定装置を拡
大して示す側面図及び正面図である。 1…基板、2…支脚 3…片持ち支持装置、4…ガイドレール 5…撓み測定装置、6…ゴルフクラブ 7…グリップ、8…ヘッド 9…重錘、10…支持板 11、12…支持アーム 13、14…ノブ 15、16…ダイヤルゲージ 15a、16a…測定端 17、18…支持部材 19、20…ねじ棒、21…水平線 30…キャリッジ、31…支持バー 32…指針、33…目盛 34…カーソル、35…ボタン 36…窓、37…目盛 38…位置決め板

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ゴルフクラブシャフトの一端側を片持ち支
    持するための軸線方向外側に位置する上部支持部材及び
    軸線方向内側に位置する下部支持部材を備える片持ち支
    持手段と、該ゴルフクラブシャフトの他端に所定の荷重
    を加えるための負荷手段と、該ゴルフクラブシャフトの
    曲げ撓み量を測定するための計測手段とを有するゴルフ
    クラブシャフトの剛性判定装置であって、 前記上部支持部材及び前記下部支持部材をそれぞれ別個
    に上下移動させるための調節手段と、 前記上部支持部材及び前記下部支持部材に接する前記ゴ
    ルフクラブシャフトの部分の近傍の上下移動量を表示す
    るための計測手段とを有することを特徴とするゴルフク
    ラブシャフトの剛性判定装置。
JP1988022152U 1988-02-22 1988-02-22 ゴルフクラブシャフトの剛性判定装置 Expired - Lifetime JPH0614788Y2 (ja)

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JPH01126268U JPH01126268U (ja) 1989-08-29
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JP1988022152U Expired - Lifetime JPH0614788Y2 (ja) 1988-02-22 1988-02-22 ゴルフクラブシャフトの剛性判定装置

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Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5845728Y2 (ja) * 1978-05-04 1983-10-18 マルマンゴルフ株式会社 ゴルフクラブの測定装置
JPS6113953Y2 (ja) * 1980-02-15 1986-04-30

Also Published As

Publication number Publication date
JPH01126268U (ja) 1989-08-29

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