JPH07229538A - ダンパ - Google Patents

ダンパ

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JPH07229538A
JPH07229538A JP4328794A JP4328794A JPH07229538A JP H07229538 A JPH07229538 A JP H07229538A JP 4328794 A JP4328794 A JP 4328794A JP 4328794 A JP4328794 A JP 4328794A JP H07229538 A JPH07229538 A JP H07229538A
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damper
pulley
hub
coupling rubber
outer peripheral
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Yoshiyuki Onishi
義之 大西
Yasushi Tsuna
康 綱
Kenichi Kametaka
健一 亀高
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N O K MEGURASUTEITSUKU KK
Nok Megulastik Co Ltd
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N O K MEGURASUTEITSUKU KK
Nok Megulastik Co Ltd
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H55/00Elements with teeth or friction surfaces for conveying motion; Worms, pulleys or sheaves for gearing mechanisms
    • F16H55/32Friction members
    • F16H55/36Pulleys
    • F16H2055/366Pulleys with means providing resilience or vibration damping

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  • Pulleys (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ハブ1にカップリングゴム6を介してプーリ
7を接続するとともにトーショナルダンパ部2を設けた
ダンパについて、軸方向長さを短くしてこの方向につい
ての占有スペースを小さくし、カップリングゴム6に大
きな予圧縮を付与して同ゴム6の耐久性を向上させ、専
用のストッパ部材を不要として部品点数を少なくする。 【構成】 ハブ1の外周側にトーショナルダンパ部2を
配置するとともに同ダンパ部2の外周側にプーリ7のプ
ーリ溝部7cを配置し、ダンパ部2とプーリ溝部7cの
間にベアリング8を配置した。カップリングゴム6を、
その内周端部6aと外周端部6bの軸方向相対位置が成
形時とは異なるようにして、当該ダンパに組み込んだ。
ハブ1とプーリ7またはダンパ部2の質量体4とプーリ
7に、円周方向に係合してハブ1とプーリ7の相対回転
を所定角度までに制限するストッパ9を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ダンパに係り、更に詳
しくは、エンジンのクランクシャフトから当該ダンパお
よび無端ベルトを経由して各種の補器へトルクを伝達す
る際に、クランクシャフト側に生起されるトルク変動を
吸収する機能を備え、併せてクランクシャフト側に生起
される捩り振動を吸収する機能を備えたトルク変動吸収
ダンパに関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、図8に示すように、ハブ21
とこのハブ21にベアリング22を介して回転自在に接
続されたプーリ23とを、カップリングゴム24を介し
て接続し、もってクランクシャフト(図示せず)側に生
起されるトルク変動を吸収する機能を備えるとともに、
トーショナルダンパ部25を設け、もってクランクシャ
フト側に生起される捩り振動を吸収する機能を備えたト
ルク変動吸収ダンパが知られている(実公平3−254
55号公報参照)。
【0003】しかしながら上記従来のダンパにおいて
は、ベアリング22、カップリングゴム24およびトー
ショナルダンパ部25が軸方向に一列に並べられている
ために、当該ダンパの軸方向長さが長く、よってこの方
向についての当該ダンパの占有スペースが大きい問題が
ある。またカップリングゴム24が、その内周端部と外
周端部の軸方向相対位置を成形時と同じ状態のままに、
ハブ21とプーリ23の間に嵌着されているために、こ
のカップリングゴム24に殆ど予圧縮を付与することが
できず、よってこのカップリング24が早期に劣化する
問題がある。またハブ21の外周側とプーリ23の内周
側にそれぞれ専用のストッパ部材27,28が嵌着され
て、この一対のストッパ部材27,28の組み合わせに
より、図9に示すような、ハブ21とプーリ23の相対
回転を所定角度までに制限するストッパ26が設定され
ているために、この一対ストッパ部材27,28が必要
とされる分だけ、当該ダンパの部品点数が多い問題があ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は以上の点に鑑
み、軸方向長さが従来より短く、もってこの方向につい
ての占有スペースが従来より小さいダンパを提供するこ
とを目的とする。またカップリングゴムに従来より大き
な予圧縮を付与することが可能で、もってカップリング
ゴムの耐久性を向上させたダンパを提供することを目的
とする。また専用のストッパ部材が不要であり、もって
この分、部品点数が従来より少ないダンパを提供するこ
とを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明のダンパは、ハブにカップリングゴムを介し
てプーリを接続するとともにトーショナルダンパ部を設
けたダンパにおいて、前記ハブの外周側に前記トーショ
ナルダンパ部を配置するとともに前記トーショナルダン
パ部の外周側に前記プーリのプーリ溝部を配置し、前記
トーショナルダンパ部と前記プーリ溝部の間にベアリン
グを配置することにした(請求項1)。またハブにカッ
プリングゴムを介してプーリを接続するとともにトーシ
ョナルダンパ部を設けたダンパにおいて、前記ハブに設
けた円筒部の外周側に前記トーショナルダンパ部を配置
するとともに前記円筒部の内周側に前記プーリの円筒状
部を配置し、前記円筒部と前記円筒状部の間にベアリン
グを配置することにした(請求項2)。また請求項1の
ダンパにおいて、プーリ溝部が軸方向一対のテーパ部を
備えており、前記一対のテーパ部を軸方向両側から挾む
ようにして、一対のベアリングが配置されていることを
特徴とする(請求項3)。また請求項1または請求項2
のダンパにおいて、カップリングゴムが、その内周端部
と外周端部の軸方向相対位置が成形時とは異なるように
して、当該ダンパに組み込まれて、前記カップリングゴ
ムに予圧縮が付与されており、更に前記相対位置の変更
状態を維持するスラストベアリング部が設けられている
ことを特徴とする(請求項4)。また請求項1または請
求項2のダンパにおいて、ハブとプーリに、またはトー
ショナルダンパ部の質量体と前記プーリに、円周方向に
係合して前記ハブと前記プーリの相対回転を所定角度ま
でに制限するストッパが設けられていることを特徴とす
る(請求項5)。
【0006】
【作用】ハブの外周側にトーショナルダンパ部を配置す
るとともにこのトーショナルダンパ部の外周側にプーリ
のプーリ溝部を配置し、トーショナルダンパ部とプーリ
溝部の間にベアリングを配置すると、トーショナルダン
パ部とベアリングが径方向に並べられるために、当該ダ
ンパの軸方向長さを従来より短くすることが可能となる
(請求項1)。またハブに設けた円筒部の外周側にトー
ショナルダンパ部を配置するとともに円筒部の内周側に
プーリの円筒状部を配置し、円筒部と円筒状部の間にベ
アリングを配置すると、同じくトーショナルダンパ部と
ベアリングが径方向に並べられるために、当該ダンパの
軸方向長さを従来より短くすることが可能となる(請求
項2)。また請求項1のダンパにおいて、プーリ溝部が
軸方向一対のテーパ部を備えており、この一対のテーパ
部を軸方向両側から挾むようにして、一対のベアリング
が配置されていると、径方向だけでなく、軸方向につい
ても軸受作用(位置決め作用)がある(請求項3)。ま
た請求項1または請求項2のダンパにおいて、カップリ
ングゴムが、その内周端部と外周端部の軸方向相対位置
が成形時とは異なるようにして、当該ダンパに組み込ま
れていると、内周端部と外周端部の距離が大きな比率を
もって短くなるために、カップリングゴムに大きな予圧
縮が付与される。カップリングゴムが原状(成形時の状
態)に戻ろうとするのに対しては、スラストベアリング
部がこれを阻止する(請求項4)。またハブとプーリ
に、またはトーショナルダンパ部の質量体とプーリに、
円周方向に係合してハブとプーリの相対回転を所定角度
までに制限するストッパが設けられていると、専用のス
トッパ部材が不要となる(請求項5)。
【0007】
【実施例】つぎに本発明の実施例を図面にしたがって説
明する。
【0008】第一実施例・・・図1に示すように、ハブ
1が、クランクシャフト(図示せず)に対する取付部1
aと、径方向外方へ向けての立上がり部1bと、リム状
の円筒部1cとを一体に備えており、円筒部1cの外周
側に、弾性体3および質量体(振動リングとも称する)
4を備えたトーショナルダンパ部2が設けられている。
取付部1aの外周側に取付スリーブ5が嵌着されてお
り、この取付スリーブ5の外周側にカップリングゴム6
を介してプーリ7が接続され、このプーリ7が、円筒部
1cの内周側に配置された円筒状部7aと、フランジ部
7bと、質量体4の外周側に配置されたプーリ溝部7c
とを一体に備えている。プーリ溝部7cは、小型のV溝
を複数軸方向に並べたポリV状に成形されている。質量
体4とプーリ溝部7cの間にベアリング8が介装され、
このベアリング8に、質量体4とフランジ部7bの間に
介装されたスラストベアリング部8aが一体に成形され
ている。円筒状部7aの、フランジ部7bとは反対側の
軸方向端部(図上右端部)7dに、円周上一部の突起7
eが軸方向一方(図上右方)へ向けて設けられ、この突
起7eが、立上がり部1bに設けた円弧形の孔部1dに
挿入され、この突起7eと孔部1dの組み合わせによ
り、円周方向に係合してハブ1とプーリ7の相対回転を
所定角度までに制限するストッパ9が設けられている。
【0009】ハブ1は所定の金属により環状に成形され
ている。孔部1dは、突起7dを相対回転自在とすると
ともに所定の角度で円周方向に係合することができれ
ば、軸方向に貫通されていなくても良い。弾性体3は所
定のゴム状弾性材により環状に成形され、円筒部1cと
質量体4の間に軸方向一方から圧入されている。質量体
4は所定の金属により環状に成形されている。この質量
体4は外周面に段差4aを有して、この段差4aを境と
して小径部4bと大径部4cとを備えており、小径部4
bの外周側にプーリ溝部7cが配置されている。大径部
4cの外径寸法はプーリ溝部7cの外径寸法より大きく
設定されており、必要に応じて、この大径部4cの外周
面に、図2(第二実施例)に示すような、プーリ溝4d
を設けても良い。このプーリ溝4dは、V溝が一つのモ
ノV状に形成されている。弾性体3および質量体4を備
えたトーショナルダンパ部2は、円筒部1cと質量体4
の間に弾性体3を圧入した嵌合タイプのトーショナルダ
ンパ部であるが、取付スリーブ(図示せず)と質量体4
の間に弾性体3を加硫接着するとともにこの取付スリー
ブを円筒部1cに嵌着するブッシュタイプのトーショナ
ルダンパ部であっても良い。取付スリーブ5およびプー
リ7はそれぞれ所定の板金により環状に成形されてい
る。ベアリング8は所定の樹脂により環状に成形されて
いるが、その種類または材質は特に限定されない。カッ
プリングゴム6は所定のゴム状弾性材により環状に成形
され、成形と同時に取付スリーブ5およびプーリ7のそ
れぞれに加硫接着されている。
【0010】またこのカップリングゴム6は、その内周
端部6aと外周端部6bの軸方向相対位置が成形時とは
異なるようにして、当該ダンパに組み込まれて、このカ
ップリングゴム6に予圧縮が付与されている。すなわ
ち、このカップリング6を成形するに際しては、取付ス
リーブ5のプーリ7に対する軸方向相対位置を図上鎖線
で示す位置に設定し、このように取付スリーブ5とプー
リ7を軸方向にずらした状態で、カップリングゴム6を
成形するとともに取付スリーブ5およびプーリ7のそれ
ぞれに加硫接着する。これによりカップリングゴム6
は、図上鎖線で示した形状に成形され、この形状を原状
(原形)として成形される。ゴム状弾性材(カップリン
グゴム6)を二つの剛材(取付スリーブ5およびプーリ
7)の間に掛け渡すように成形接着した場合には、二つ
の剛材の相対位置が変わらない限り、ゴム状弾性材が成
形後に熱収縮して、二つの剛材の間で引っ張られた状態
となり、この状態のまま使用されると、負荷が大きいた
めに、ゴム状弾性材が早期に劣化してしまう。これを防
止するには、成形後にゴム状弾性材に予圧縮を付与し
て、引っ張り状態を圧縮状態に変更すれば良い訳で、そ
こで当該ダンパでは、破線の形状に成形したカップリン
グゴム6を実線の状態で当該ダンパに装着すべく、カッ
プリングゴム6を、内周端部6aと外周端部6bの軸方
向相対位置が成形時とは異なるようにして、当該ダンパ
に組み込むことにした。これにより内周端部6aと外周
端部6bの距離が大きな比率をもって短くなるために、
カップリングゴム6に大きな予圧縮が付与される。取付
スリーブ5はこれを、取付部1aの外周面に設けた係合
段部1eに当接するまで、圧入する。ここまで取付スリ
ーブ5を圧入すると、プーリ7がカップリングゴム6の
弾性により、スラストベアリング部8aを介して質量体
4に押し付けられる。すなわち、スラストベアリング部
8aが相対位置の変更状態を維持し、プーリ7がスラス
トベアリング部8aを介して質量体4に常に押し付けら
れることになる。
【0011】上記構成を有するダンパは、取付部1aを
もってクランクシャフトの外周に取り付けられ、プーリ
溝部7cに無端ベルト(図示せず)を巻架し、クランク
シャフトから当該ダンパおよび無端ベルトを経由して各
種の補器(エアコン、パワステポンプまたはオルタネー
タ等、何れも図示せず)へトルクを伝達する際に、クラ
ンクシャフト側に生起されるトルク変動を吸収し、併せ
てクランクシャフト側に生起される捩り振動を吸収する
もので、以下の作用効果を奏する。 先ず、トーショナルダンパ部2とベアリング8が径
方向に並べられているために、これを理由として当該ダ
ンパの軸方向長さを従来より短くすることができる。し
たがって当該ダンパの軸方向についての占有スペースを
従来より小さくすることができる。 トーショナルダンパ部2とカップリングゴム6が径
方向に並べられているために、これを理由として当該ダ
ンパの軸方向長さを従来より短くすることができる。し
たがって当該ダンパの軸方向についての占有スペースを
従来より小さくすることができる。 ベアリング8とカップリングゴム6が径方向に並べ
られているために、これを理由として当該ダンパの軸方
向長さを従来より短くすることができる。したがって当
該ダンパの軸方向についての占有スペースを従来より小
さくすることができる。 トーショナルダンパ部2、ベアリング8およびカッ
プリングゴム6が径方向に並べられているために、これ
を理由として当該ダンパの軸方向長さを従来より短くす
ることができる。したがって当該ダンパの軸方向につい
ての占有スペースを従来より小さくすることができる。 カップリングゴム6に大きな予圧縮が付与されてい
るために、カップリングゴム6が早期に劣化するのを防
止することができる。したがってカップリングゴム6の
耐久性を向上させることができる。 プーリ7がカップリングゴム6の弾性により、スラ
ストベアリング部8aを介して質量体4に常に押し付け
られているために、プーリ7が軸方向にぶれにくく、ま
たプーリ7の軸方向についての位置精度が良い。 ハブ1とプーリ7の相対回転を所定角度までに制限
するストッパ9がハブ1とプーリ7に直接設けられてい
るために、専用のストッパ部材が不要である。したがっ
てこの分、部品点数を従来より少なくすることができ
る。 ベアリング8がトーショナルダンパ部2の外周側に
配置されて、その径寸法および摺動面積が大きく設定さ
れているために、その単位面積当りの摺動面圧が小さ
い。したがってベアリング8の耐久性を向上させること
ができる。
【0012】第二実施例(図2参照)・・・上記したと
おり、第一実施例における質量体4に、第二の無端ベル
ト(図示せず)を巻架するプーリ溝4dを設けたもので
あって、他の構成および作用効果は第一実施例と同じで
ある。
【0013】第三実施例・・・図3に示すように、ハブ
1が、クランクシャフト(図示せず)に対する取付部1
aと、径方向外方へ向けての立上がり部1bと、リム状
の円筒部1cとを一体に備えており、円筒部1cの外周
側に、第一取付スリーブ10、弾性体3および質量体4
を備えたトーショナルダンパ部2が設けられている。取
付部1aの外周側に第二取付スリーブ5が嵌着されてお
り、この第二取付スリーブ5の外周側にカップリングゴ
ム6を介してプーリ7が接続され、このプーリ7が、モ
ノV状の第一プーリ溝部7fと、ポリV状の第二プーリ
溝部7gとを一体に備えている。質量体4の小径部4b
と第二プーリ溝部7gの間にベアリング8が介装され、
このベアリング8に、質量体4の大径部4cと第二プー
リ溝部7gの間に介装されたスラストベアリング部8a
が一体に成形されている。プーリ7に円周上一部の突起
7eが軸方向一方(図上左方)へ向けて設けられ、この
突起7eが、大径部に4cに設けた切欠部4dに挿入さ
れ、この突起7eと切欠部4dの組み合わせにより、円
周方向に係合してハブ1とプーリ7の相対回転を所定角
度までに制限するストッパ9が設けられている。
【0014】ハブ1は所定の金属、第一取付スリーブ1
0は所定の板金、弾性体3は所定のゴム状弾性材、質量
体4は所定の金属によりそれぞれ環状に成形されてい
る。トーショナルダンパ部2は、第一取付スリーブ10
と質量体4の間に弾性体3を加硫接着するとともに第一
取付スリーブ10を円筒部1cに嵌着したブッシュタイ
プのトーショナルダンパ部であるが、第一取付スリーブ
10を省略するとともに円筒部1cと質量体4の間に弾
性体3を圧入する嵌合タイプのトーショナルダンパ部で
あっても良い。質量体4は外周面に段差4aを有して、
この段差4aを境に小径部4bと大径部4cとを備えて
いる。第二取付スリーブ5およびプーリ7はそれぞれ所
定の板金により環状に成形されている。ベアリング8は
所定の樹脂により環状に成形されているが、その種類ま
たは材質は特に限定されない。カップリングゴム6は所
定のゴム状弾性材により環状に成形され、成形と同時に
第二取付スリーブ5およびプーリ7のそれぞれに加硫接
着されている。またこのカップリングゴム6は、その内
周端部6aと外周端部6bの軸方向相対位置が成形時と
は異なるようにして、当該ダンパに組み込まれて、この
カップリングゴム6に予圧縮が付与されている。その作
用効果を含む詳細は、第一実施例で述べたとおりであ
る。
【0015】上記構成を有するダンパは、取付部1aを
もってクランクシャフトの外周に取り付けられ、第一プ
ーリ溝部7fおよび第二プーリ溝部7gにそれぞれ無端
ベルト(図示せず)を巻架し、クランクシャフトから当
該ダンパおよび無端ベルトを経由して各種の補器(図示
せず)へトルクを伝達する際に、クランクシャフト側に
生起されるトルク変動を吸収し、併せてクランクシャフ
ト側に生起される捩り振動を吸収するもので、以下の作
用効果を奏する。 先ず、トーショナルダンパ部2とベアリング8が径
方向に並べられているために、これを理由として当該ダ
ンパの軸方向長さを従来より短くすることができる。し
たがって当該ダンパの軸方向についての占有スペースを
従来より小さくすることができる。 カップリングゴム6に大きな予圧縮が付与されてい
るために、カップリングゴム6が早期に劣化するのを防
止することができる。したがってカップリングゴム6の
耐久性を向上させることができる。 プーリ7がカップリングゴム6の弾性により、スラ
ストベアリング部8aを介して質量体4に常に押し付け
られているために、プーリ7が軸方向にぶれにくく、ま
たプーリ7の軸方向についての位置精度が良い。 ハブ1とプーリ7の相対回転を所定角度までに制限
するストッパ9が質量体4とプーリ7に設けられている
ために、専用のストッパ部材が不要である。したがって
この分、部品点数を従来より少なくすることができる。 ベアリング8がトーショナルダンパ部2の外周側に
配置されて、その径寸法および摺動面積が大きく設定さ
れているために、その単位面積当りの摺動面圧が小さ
い。したがってベアリング8の耐久性を向上させること
ができる。
【0016】第四実施例・・・図4に示すように、ハブ
1が、クランクシャフト(図示せず)に対する取付部1
aと、径方向外方へ向けての立上がり部1bと、リム状
の円筒部1cとを一体に備えており、円筒部1cの外周
側に、第一取付スリーブ10、弾性体3および質量体4
を備えたトーショナルダンパ部2が設けられている。同
じく円筒部1cの外周側に第二取付スリーブ5が嵌着さ
れており、この第二取付スリーブ5の外周側にカップリ
ングゴム6および第三取付スリーブ11を介してプーリ
7が接続され、このプーリ7が、その内周側に第三取付
スリーブ11を嵌着したポリV状の第一プーリ溝部7f
と、モノV状の第二プーリ溝部7gとを一体に備えてい
る。質量体4の小径部4bと第二プーリ溝部7gの間に
ベアリング8が介装され、このベアリング8に、質量体
4の大径部4cと第二プーリ溝部7gの間に介装された
スラストベアリング部8aが一体に成形されている。プ
ーリ7に円周上一部の突起7eが軸方向一方(図上右
方)へ向けて設けられ、この突起7eが、大径部に4c
に設けた切欠部4dに挿入され、この突起7eと切欠部
4dの組み合わせにより、円周方向に係合してハブ1と
プーリ7の相対回転を所定角度までに制限するストッパ
9が設けられている。
【0017】ハブ1は所定の金属、第一取付スリーブ1
0は所定の板金、弾性体3は所定のゴム状弾性材、質量
体4は所定の金属によりそれぞれ環状に成形されてい
る。トーショナルダンパ部2は、第一取付スリーブ10
と質量体4の間に弾性体3を加硫接着するとともに第一
取付スリーブ10を円筒部1cに嵌着したブッシュタイ
プのトーショナルダンパ部であるが、第一取付スリーブ
10を省略するとともに円筒部1cと質量体4の間に弾
性体3を圧入する嵌合タイプのトーショナルダンパ部で
あっても良い。質量体4は外周面に段差4aを有して、
この段差4aを境として小径部4bと大径部4cとを備
えている。第二取付スリーブ5、第三取付スリーブ11
およびプーリ7はそれぞれ所定の板金により環状に成形
されている。ベアリング8は所定の樹脂により環状に成
形されているが、その種類または材質は特に限定されな
い。カップリングゴム6は所定のゴム状弾性材により環
状に成形され、成形と同時に第二取付スリーブ5および
第三取付スリーブ11のそれぞれに加硫接着されてい
る。またカップリングゴム6は、その内周端部6aと外
周端部6bの軸方向相対位置が成形時とは異なるように
して、当該ダンパに組み込まれて、このカップリングゴ
ム6に予圧縮が付与されている。その作用効果を含む詳
細は、第一実施例で述べたとおりである。
【0018】上記構成を有するダンパは、取付部1aを
もってクランクシャフトの外周に取り付けられ、第一プ
ーリ溝部7fおよび第二プーリ溝部7gにそれぞれ無端
ベルト(図示せず)を巻架し、クランクシャフトから当
該ダンパおよび無端ベルトを経由して各種の補器(図示
せず)へトルクを伝達する際に、クランクシャフト側に
生起されるトルク変動を吸収し、併せてクランクシャフ
ト側に生起される捩り振動を吸収するもので、以下の作
用効果を奏する。 先ず、トーショナルダンパ部2とベアリング8が径
方向に並べられているために、これを理由として当該ダ
ンパの軸方向長さを従来より短くすることができる。し
たがって当該ダンパの軸方向についての占有スペースを
従来より小さくすることができる。 カップリングゴム6に大きな予圧縮が付与されてい
るために、カップリングゴム6が早期に劣化するのを防
止することができる。したがってカップリングゴム6の
耐久性を向上させることができる。 プーリ7がカップリングゴム6の弾性により、スラ
ストベアリング部8aを介して質量体4に常に押し付け
られているために、プーリ7が軸方向にぶれにくく、ま
たプーリ7の軸方向についての位置精度が良い。 ハブ1とプーリ7の相対回転を所定角度までに制限
するストッパ9が質量体4とプーリ7に設けられている
ために、専用のストッパ部材が不要である。したがって
この分、部品点数を従来より少なくすることができる。 ベアリング8がトーショナルダンパ部2の外周側に
配置されて、その径寸法および摺動面積が大きく設定さ
れているために、その単位面積当りの摺動面圧が小さ
い。したがってベアリング8の耐久性を向上させること
ができる。
【0019】第五実施例・・・図5に示すように、ハブ
1が、クランクシャフト(図示せず)に対する取付部1
aと、径方向外方へ向けての立上がり部1bと、リム状
の円筒部1cとを一体に備えており、円筒部1cの外周
側に、第一取付スリーブ10、弾性体3および質量体4
を備えたトーショナルダンパ部2が設けられている。同
じく円筒部1cの外周側に第二取付スリーブ5が嵌着さ
れており、この第二取付スリーブ5の外周側にカップリ
ングゴム6および第三取付スリーブ11を介してプーリ
7が接続され、このプーリ7が、その内周側に第三取付
スリーブ11を嵌着した円筒状部7aと、ポリV状の第
一プーリ溝部7fと、軸方向一対のテーパ部7h,7i
を備えたモノV状の第二プーリ溝部7gとを一体に備え
ている。質量体4の小径部4bの外周側にストッパ部材
12が嵌着されており、質量体4の大径部4cに設けた
テーパ面4fと第一テーパ部7hの間およびストッパ部
材12と第二テーパ部7iの間にそれぞれ、テーパ状の
ベアリング8,13が介装されている。
【0020】ハブ1は所定の金属、第一取付スリーブ1
0は所定の板金、弾性体3は所定のゴム状弾性材、質量
体4は所定の金属によりそれぞれ環状に成形されてい
る。トーショナルダンパ部2は、第一取付スリーブ10
と質量体4の間に弾性体3を加硫接着するとともに第一
取付スリーブ10を円筒部1cに嵌着したブッシュタイ
プのトーショナルダンパ部であるが、第一取付スリーブ
10を省略するとともに円筒部1cと質量体4の間に弾
性体3を圧入する嵌合タイプのトーショナルダンパ部で
あっても良い。質量体4は外周面に段差4aを有して、
この段差4aを境として小径部4bと大径部4cとを備
えている。第二取付スリーブ5、第三取付スリーブ1
1、プーリ7およびストッパ部材12はそれぞれ所定の
板金により環状に成形されている。一対のテーパ部7
h,7iを軸方向両側から挾むように配置された一対の
ベアリング8,13はそれぞれ所定の樹脂により環状に
成形されているが、その種類または材質は特に限定され
ない。カップリングゴム6は所定のゴム状弾性材により
環状に成形され、成形と同時に第二取付スリーブ5およ
び第三取付スリーブ11のそれぞれに加硫接着されてい
る。
【0021】上記構成を有するダンパは、取付部1aを
もってクランクシャフトの外周に取り付けられ、第一プ
ーリ溝部7fおよび第二プーリ溝部7gにそれぞれ無端
ベルト(図示せず)を巻架し、クランクシャフトから当
該ダンパおよび無端ベルトを経由して各種の補器(図示
せず)へトルクを伝達する際に、クランクシャフト側に
生起されるトルク変動を吸収し、併せてクランクシャフ
ト側に生起される捩り振動を吸収するもので、以下の作
用効果を奏する。 先ず、トーショナルダンパ部2と一対のベアリング
8,13が径方向に並べられているために、これを理由
として当該ダンパの軸方向長さを従来より短くすること
ができる。したがって当該ダンパの軸方向についての占
有スペースを従来より小さくすることができる。 ベアリング8がトーショナルダンパ部2の外周側に
配置されて、その径寸法および摺動面積が大きく設定さ
れているために、その単位面積当りの摺動面圧が小さ
い。したがってベアリング8の耐久性を向上させること
ができる。 第二プーリ溝部7gが軸方向一対のテーパ部7h,
7iを備えており、この一対のテーパ部7h,7iを軸
方向両側から挾むようにして、一対のベアリング8,1
3が配置されているために、径方向だけでなく、軸方向
についても軸受作用(位置決め作用)がある。したがっ
てプーリ7が軸方向にぶれにくく、またプーリ7の軸方
向についての位置精度が良い。
【0022】第六実施例・・・図6に示すように、ハブ
1が、クランクシャフト(図示せず)に対する取付部1
aと、径方向外方へ向けての立上がり部1bと、リム状
の円筒部1cとを一体に備えており、円筒部1cの外周
側に、弾性体3および質量体4を備えたトーショナルダ
ンパ部2が設けられている。取付部1aの外周側に取付
スリーブ5が嵌着されており、この取付スリーブ5の外
周側にカップリングゴム6を介してプーリ7が接続さ
れ、このプーリ7が、円筒部1cの内周側に配置された
円筒状部7aと、フランジ部7bと、質量体4の外周側
に配置されたプーリ溝部7cとを一体に備えている。プ
ーリ溝部7cは、小型のV溝を複数軸方向に並べたポリ
V状に成形されている。円筒部1cと円筒状部7aの間
にベアリング8が介装され、このベアリング8に、円筒
部1cとフランジ部7bの間に介装されたスラストベア
リング部8aが一体に成形されている。円筒状部7a
の、フランジ部7bとは反対側の軸方向端部(図上右端
部)7dに、円周上一部の突起7eが軸方向一方(図上
右方)へ向けて設けられ、この突起7eが、立上がり部
1bに設けた円弧形の孔部1dに挿入され、この突起7
eと孔部1dの組み合わせにより、円周方向に係合して
ハブ1とプーリ7の相対回転を所定角度までに制限する
ストッパ9が設けられている。
【0023】ハブ1は所定の金属により環状に成形され
ている。孔部1dは、突起7dを相対回転自在とすると
ともに所定の角度で円周方向に係合することができれ
ば、軸方向に貫通されていなくても良い。弾性体3は所
定のゴム状弾性材により環状に成形され、円筒部1cと
質量体4の間に軸方向一方から圧入されている。質量体
4は所定の金属により環状に成形されている。この質量
体4は外周面に段差4aを有して、この段差4aを境と
して小径部4bと大径部4cとを備えており、小径部4
bの外周側にプーリ溝部7cが配置されている。大径部
4cの外径寸法はプーリ溝部7cの外径寸法より大きく
設定されており、必要に応じて、この大径部4cの外周
面に、図7(第七実施例)に示すような、プーリ溝4d
を設けても良い。このプーリ溝4dは、V溝が一つのモ
ノV状に形成されている。弾性体3および質量体4を備
えたトーショナルダンパ部2は、円筒部1cと質量体4
の間に弾性体3を圧入した嵌合タイプのトーショナルダ
ンパ部であるが、取付スリーブ(図示せず)と質量体4
の間に弾性体3を加硫接着するとともにこの取付スリー
ブを円筒部1cに嵌着するブッシュタイプのトーショナ
ルダンパ部であっても良い。取付スリーブ5およびプー
リ7はそれぞれ所定の板金により環状に成形されてい
る。ベアリング8は所定の樹脂により環状に成形されて
いるが、その種類または材質は特に限定されない。カッ
プリングゴム6は所定のゴム状弾性材により環状に成形
され、成形と同時に取付スリーブ5およびプーリ7のそ
れぞれに加硫接着されている。またこのカップリングゴ
ム6は、その内周端部6aと外周端部6bの軸方向相対
位置が成形時とは異なるようにして当該ダンパに組み込
まれて、このカップリングゴム6に予圧縮が付与されて
いる。その作用効果を含む詳細は、第一実施例で述べた
とおりである。
【0024】上記構成を有するダンパは、取付部1aを
もってクランクシャフトの外周に取り付けられ、プーリ
溝部7cに無端ベルト(図示せず)を巻架し、クランク
シャフトから当該ダンパおよび無端ベルトを経由して各
種の補器(図示せず)へトルクを伝達する際に、クラン
クシャフト側に生起されるトルク変動を吸収し、併せて
クランクシャフト側に生起される捩り振動を吸収するも
ので、以下の作用効果を奏する。 先ず、トーショナルダンパ部2とベアリング8が径
方向に並べられているために、これを理由として当該ダ
ンパの軸方向長さを従来より短くすることができる。し
たがって当該ダンパの軸方向についての占有スペースを
従来より小さくすることができる。 トーショナルダンパ部2とカップリングゴム6が径
方向に並べられているために、これを理由として当該ダ
ンパの軸方向長さを従来より短くすることができる。し
たがって当該ダンパの軸方向についての占有スペースを
従来より小さくすることができる。 ベアリング8とカップリングゴム6が径方向に並べ
られているために、これを理由として当該ダンパの軸方
向長さを従来より短くすることができる。したがって当
該ダンパの軸方向についての占有スペースを従来より小
さくすることができる。 トーショナルダンパ部2、ベアリング8およびカッ
プリングゴム6が径方向に並べられているために、これ
を理由として当該ダンパの軸方向長さを従来より短くす
ることができる。したがって当該ダンパの軸方向につい
ての占有スペースを従来より小さくすることができる。 カップリングゴム6に大きな予圧縮が付与されてい
るために、カップリングゴム6が早期に劣化するのを防
止することができる。したがってカップリングゴム6の
耐久性を向上させることができる。 プーリ7がカップリングゴム6の弾性により、スラ
ストベアリング部8aを介して質量体4に常に押し付け
られているために、プーリ7が軸方向にぶれにくく、ま
たプーリ7の軸方向についての位置精度が良い。 ハブ1とプーリ7の相対回転を所定角度までに制限
するストッパ9がハブ1とプーリ7に直接設けられてい
るために、専用のストッパ部材が不要である。したがっ
てこの分、部品点数を従来より少なくすることができ
る。 ベアリング8が円筒部1cと円筒状部7aの間に配
置されて、その径寸法および摺動面積が大きく設定され
ているために、その単位面積当りの摺動面圧が小さい。
したがってベアリング8の耐久性を向上させることがで
きる。
【0025】第七実施例(図7参照)・・・上記したと
おり、第六実施例における質量体4に、第二の無端ベル
ト(図示せず)を巻架するプーリ溝4dを設けたもので
あって、他の構成および作用効果は第六実施例と同じで
ある。
【0026】
【発明の効果】本発明は以下の効果を奏する。
【0027】すなわち、先ず、請求項1のダンパにおい
ては、 ハブの外周側にトーショナルダンパ部を配置すると
ともにこのトーショナルダンパ部の外周側にプーリのプ
ーリ溝部を配置し、トーショナルダンパ部とプーリ溝部
の間にベアリングを配置して、トーショナルダンパ部と
ベアリングを径方向に並べたために、当該ダンパの軸方
向長さを従来より短くすることができる。したがって当
該ダンパの軸方向についての占有スペースを従来より小
さくすることができる。 またベアリングをトーショナルダンパ部の外周側に
配置し、その径寸法および摺動面積を大きく設定したた
めに、その単位面積当りの摺動面圧を小さくすることが
できる。したがってベアリングの耐久性を向上させるこ
とができる。また請求項2のダンパにおいては、 ハブに設けた円筒部の外周側にトーショナルダンパ
部を配置するとともに円筒部の内周側にプーリの円筒状
部を配置し、円筒部と円筒状部の間にベアリングを配置
して、トーショナルダンパ部とベアリングを径方向に並
べたために、当該ダンパの軸方向長さを従来より短くす
ることができる。したがって当該ダンパの軸方向につい
ての占有スペースを従来より小さくすることができる。 またベアリングを円筒部と円筒状部の間に配置し
て、その径寸法および摺動面積を大きく設定したため
に、その単位面積当りの摺動面圧を小さくすることがで
きる。したがってベアリングの耐久性を向上させること
ができる。
【0028】また請求項3のダンパにおいては、上記
およびの他に、 プーリ溝部が軸方向一対のテーパ部を備えており、
この一対のテーパ部を軸方向両側から挾むようにして、
一対のベアリングが配置されているために、径方向だけ
でなく、軸方向についても軸受作用(位置決め作用)が
ある。したがってプーリが軸方向にぶれにくく、またプ
ーリの軸方向についての位置精度が良い。 また請求項4のダンパにおいては、上記ないしの他
に、 カップリングゴムに大きな予圧縮が付与されている
ために、カップリングゴムが早期に劣化するのを防止す
ることができる。したがってカップリングゴムの耐久性
を向上させることができる。 またプーリがカップリングゴムの弾性により、スラ
ストベアリング部を介して質量体に常に押し付けられて
いるために、プーリが軸方向にぶれにくく、またプーリ
の軸方向についての位置精度が良い。 また請求項5のダンパにおいては、上記ないしの他
に、 ハブとプーリの相対回転を所定角度までに制限する
ストッパがハブとプーリに、またはトーショナルダンパ
部の質量体とプーリに直接設けられているために、専用
のストッパ部材が不要である。したがってこの分、部品
点数を従来より少なくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施例に係るダンパの半裁断面図
【図2】本発明の第二実施例に係るダンパの半裁断面図
【図3】本発明の第三実施例に係るダンパの半裁断面図
【図4】本発明の第四実施例に係るダンパの半裁断面図
【図5】本発明の第五実施例に係るダンパの半裁断面図
【図6】本発明の第六実施例に係るダンパの半裁断面図
【図7】本発明の第七実施例に係るダンパの半裁断面図
【図8】従来例に係るダンパの半裁断面図
【図9】ストッパの構造を示す断面図
【符号の説明】
1 ハブ 1c 円筒部 2 トーショナルダンパ部 3 弾性体 4 質量体 5,10,11 取付スリーブ 6 カップリングゴム 6a 内周端部 6b 外周端部 7 プーリ 7a 円筒状部 7c,7f,7g プーリ溝部 7h,7i テーパ部 8,13 ベアリング 8a スラストベアリング部 9 ストッパ 12 ストッパ部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 亀高 健一 神奈川県藤沢市辻堂新町4−3−1 エ ヌ・オー・ケー・メグラスティック株式会 社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハブ(1)にカップリングゴム(6)を
    介してプーリ(7)を接続するとともにトーショナルダ
    ンパ部(2)を設けたダンパにおいて、前記ハブ(1)
    の外周側に前記トーショナルダンパ部(2)を配置する
    とともに前記トーショナルダンパ部(2)の外周側に前
    記プーリ(7)のプーリ溝部(7c)(7g)を配置
    し、前記トーショナルダンパ部(2)と前記プーリ溝部
    (7c)(7g)の間にベアリング(8)(13)を配
    置したことを特徴とするダンパ。
  2. 【請求項2】 ハブ(1)にカップリングゴム(6)を
    介してプーリ(7)を接続するとともにトーショナルダ
    ンパ部(2)を設けたダンパにおいて、前記ハブ(1)
    に設けた円筒部(1c)の外周側に前記トーショナルダ
    ンパ部(2)を配置するとともに前記円筒部(1c)の
    内周側に前記プーリ(7)の円筒状部(7a)を配置
    し、前記円筒部(1c)と前記円筒状部(7a)の間に
    ベアリング(8)を配置したことを特徴とするダンパ。
  3. 【請求項3】 請求項1のダンパにおいて、プーリ溝部
    (7g)が軸方向一対のテーパ部(7h)(7i)を備
    えており、前記一対のテーパ部(7h)(7i)を軸方
    向両側から挾むようにして、一対のベアリング(8)
    (13)が配置されていることを特徴とするダンパ。
  4. 【請求項4】 請求項1または請求項2のダンパにおい
    て、カップリングゴム(6)が、その内周端部(6a)
    と外周端部(6b)の軸方向相対位置が成形時とは異な
    るようにして、当該ダンパに組み込まれて、前記カップ
    リングゴム(6)に予圧縮が付与されており、更に前記
    相対位置の変更状態を維持するスラストベアリング部
    (8a)が設けられていることを特徴とするダンパ。
  5. 【請求項5】 請求項1または請求項2のダンパにおい
    て、ハブ(1)とプーリ(7)に、またはトーショナル
    ダンパ部(2)の質量体(4)と前記プーリ(7)に、
    円周方向に係合して前記ハブ(1)と前記プーリ(7)
    の相対回転を所定角度までに制限するストッパ(9)が
    設けられていることを特徴とするダンパ。
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