JPH0722897U - 車椅子の走行駆動装置 - Google Patents

車椅子の走行駆動装置

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JPH0722897U
JPH0722897U JP058250U JP5825093U JPH0722897U JP H0722897 U JPH0722897 U JP H0722897U JP 058250 U JP058250 U JP 058250U JP 5825093 U JP5825093 U JP 5825093U JP H0722897 U JPH0722897 U JP H0722897U
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drive
operating rod
wheelchair
rod
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JP058250U
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力 酒井
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力 酒井
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Abstract

(57)【要約】 【目的】自力で走行する車椅子に於いて、既存の車椅子
に簡単に装着でき、而も軽い操作力で走行を可能とする
走行駆動装置を提供する。 【構成】車椅子の大径の駆動輪3の軸部に先端部を枢止
して駆動輪上方部分で回動自在に設けた作動杆41に、
作動杆に偏心した連結盤61を軸装する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、車椅子を車椅子に座乗した本人が自力で走行する為の駆動装置に関 するものである。
【0002】
【従来の技術】
車椅子は、椅子部を大径の一対の駆動輪と小径の舵取輪とで支持してなり、そ の自力走行を行う為の駆動構造を付設してなり、最も一般的な駆動構造は、大径 の駆動車輪の外側に、駆動車輪と一体に形成した作動リング体を設けてなるもの で、使用者が左右の作動リング体を操作して、適宜な舵取り走行を行うものであ る。
【0003】 また特に実公昭48−28515号公報及び実開平5−13894号公報に開 示されているように作動レバーの操作でスプロケットとチェーンの組み合わせで 駆動輪を作動せしめる機構も知られている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
前記の作動リング体を使用した車椅子は、構造が簡便である反面、直接車輪よ り小さい径のリング体を操作するものであるから、力の弱い使用者にとっては走 行操作し難い問題がある。
【0005】 一方作動レバーを使用してスプロケットを回転させ、チェーンで駆動輪を作動 せしめるものは、伝達部分の噛み合い比の調節で、作動レバーの操作力を小さく できるので、力の弱い使用者も容易に走行が可能である利点はあるが、構造が複 雑であり、而も作動リング体を具備した既存の車椅子に簡単に組み込むことがで きない。 そこで本考案は、構造が簡単で既存の車椅子に容易に装着できる作動レバータ イプの車椅子走行駆動装置を提案したものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案に係る車椅子の走行駆動装置は、椅子部を、大径の一対の駆動輪と、小 径の舵取輪とで支持してなる車椅子に於いて、駆動輪の軸位置に基端部を枢止し て駆動輪上方部分で回動自在に設けた作動杆部に、駆動輪との外周当接表面が駆 動輪表面と摩擦力が充分大きくなる形状に形成した連結盤を偏心して軸装した駆 動伝達部を付設したことを特徴とするものである。
【0007】 また特に前記装置に於いて、作動杆部に駆動輪の左右を挟持する対向ローラを 具備したガイド部を付設した、また作動杆の先端部分に、駆動輪軸と平行とした 横杆を折り曲げ自在の継手部を介して連結したり、作動杆前方位置の椅子部本体 と作動杆との間に、引張発条部を着脱自在に介装してなることを特徴とするもの である。
【0008】 更にまた駆動伝達部を付設した作動杆部を左右駆動輪に装着し、左右作動杆各 の先部に、作動杆軸方向と平行に回動可能に設けた継手部を介して、伸縮自在と した操作杆部を左右作動杆間に架設すると共に、少なくとも一方の操作杆部と作 動杆部との間を着脱自在に連結してなることを特徴とするものである。
【0009】
【作用】
連結盤が偏心軸の前方側に位置して駆動輪と当接した状態で作動杆を、前方に 回動するように操作すると、連結盤は駆動輪上を転回するが、偏心軸のため連結 盤は駆動輪に強く喰い込むことになり、作動杆と連結盤と駆動輪が一体化して、 作動杆の操作で駆動輪が動作せしめられて車椅子は走行する。
【0010】 作動杆を復帰させると、連結盤は偏心軸のため駆動輪への喰い込みが解除され て、少し浮いた状態でスリップ状態となるので、駆動輪に関係無く作動杆が復帰 する。
【0011】 従って作動杆を前後往復運動することで車椅子が走行するものである。 また作動杆部を左右駆動輪に設け、両者を操作杆部で連結すると、片手操作で の走行が可能となる。
【0012】
【実施例】
次に本考案の実施例について説明する。 図1乃至図4は本考案の第一実施例を示したもので、この実施例に示した車椅 子は、基本的に従前と同様に椅子部1を、大径の一対の駆動輪2と、小径の舵取 輪3とで支持してなるものである。
【0013】 椅子部1は、基枠部11と、座布部12からなり、駆動輪2は軸21で軸止さ れ、且つ通常の自転車に多用されているブレーキ機構13を付設し、舵取輪3は 、走行方向自在に変更できるように水平回動自在した車輪装着部31に設けたも のである。
【0014】 走行駆動装置は、作動杆部4と、ガイド部5と、駆動伝達部6と、引張発条部 7から構成されており、作動杆部4は、駆動輪2の軸部21に基端部を枢止した り、或は駆動輪2のスポークに固定した軸止板22に軸止した軸部21に枢止し て駆動輪上方部分で回動自在にして且つ伸縮調整自在に設けた作動杆41と、作 動杆41の先端部分に継手部42を介して駆動輪軸部21と平行とした横杆43 と、横杆43に付設した駆動輪ブレーキ操作ハンドル44からなり、特に継手部 42は、横杆43を使用者の前方部分位置で固定でき、且つ使用者の車椅子から の乗り降りに際して邪魔にならない位置に移動できる構造としたものである。 ガイド部5は、作動杆41から枝設した支持腕51に、駆動輪2の左右を挟持 する対向ローラ52を垂設したものである。
【0015】 駆動伝達部6は、作動杆41に連結盤61を軸装したもので、駆動輪21との 当接表面が駆動輪表面と摩擦力が充分大くなる形状に形成してなり、且つ連結盤 61が充分駆動輪表面から離れることが可能で且つ充分に食い込むこともできる ように偏心軸62で軸止してなると共に、連結盤61が軽い力で回動しないよう に軸62の回転抵抗は充分に大きくしておくものである。また作動杆41への軸 装位置は駆動輪の大小の規格によつて変更できるようにしておく。
【0016】 引張発条部7は、引張発条71を作動杆41と、作動杆71の前方位置の椅子 部の基枠部11に設けた連結部72との間に介装したもので、特に連結部72は 、その一部を基枠11に枢止し、枢止部の他方部分を基枠11と着脱自在として 、引張発条71の作用を解除できるように設けるものである。
【0017】 尚前記駆動機構は駆動輪の左右にそれぞれ形成して、互いの横杆同士を連結し ても良いし、各横杆は独立して、作動杆の左右の調整操作で車椅子の舵取りをお こなつても良い。また一方の駆動輪にのみに駆動装置を装着し、左右の駆動輪を 駆動軸で連結しても良い。
【0018】 而して前記駆動機構で車椅子を走行させるには、作動杆41を前後に往復運動 させれば良いもので、作動杆41に付設した握部若しくは横杆43に設けた握部 を握持して作動杆41を前後の往復運動操作を行う。この際に連結盤61を偏心 軸62の前方側に位置して駆動輪2と当接した状態としておく。そこで作動杆4 1を、前方に作動せしめると、連結盤61は駆動輪2に強く喰い込む、作動杆4 1と駆動輪2が一体化して、作動杆41(横杆43)の操作で駆動輪2が作動し 車椅子は走行する。
【0019】 次に作動杆41を後方に回動すると、連結盤61は偏心軸62のため駆動輪2 への喰い込みが解除されるので、作動杆41は駆動輪2と関係なく動作するので 、単に作動杆41が前後往復運動するように操作することで車椅子が走行するも のである。
【0020】 また特に作動杆41と基枠11間に引張発条部7を介装することで、作動杆4 1の後退時に力が溜められ、走行時に当該発条71が補助走行力となるもので、 坂道走行に便利である。
【0021】 更にバック走行に際しては、前記発条部7の介装を解除し、且つ連結盤61を 偏心軸62の後方に位置せしめる。
【0022】 図5に例示したのは本考案の第二実施例で、この第二実施例は左右に設けた作 動杆部4,4aの先部間に操作杆部8を架設したものである。特に左右作動杆4 1の頂部に、作動杆軸方向と平行に回動可能に設けた継手部42a,42bを設 け、この継手部42a,42b間に伸縮自在とし且つ内部に収縮方向に付勢せし めた発条を内装した操作杆部8を連結し、且つ前記操作杆部8の連結部分の一方 若しくは双方が作動杆41と着脱自在となるようにしたものである。
【0023】 而して前記第二実施例の走行は、操作杆部8のほぼ中心部分を握持して前後往 復運動させると、左右の作動杆部が前記第一実施例と同様に作用して走行し、更 に操作杆部8の端側を握持して往復運動すると、操作杆部8が伸長すると共に継 手部42部分で回動するので、一方の作動杆部のみ往復回動運動を行うのでカー ブ走行が可能となるものである。
【0024】 従って車椅子の片手走行も可能となるものである。また車椅子への乗降に際し ては、操作杆部8と作動杆部との連結を解除するものである。
【0025】
【考案の効果】
以上のように本考案は、作動杆で直接駆動輪を動作せしめる走行駆動装置で、 駆動輪よりも大径の位置で駆動輪を動作せしめることになり、軽い力での走行が 容易であると共に、従前のレバータイプの走行駆動機構に比較して構造が簡単で 、且つ既存の車椅子に容易に組み込むことができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第一実施例の全体斜視図。
【図2】同作動杆の動作説明図(前進走行時)。
【図3】同作動杆の動作説明図(後退操作時)。
【図4】同要部斜視図。
【図5】同第二実施例の全体斜視図。
【符号の説明】
1 椅子部 2 駆動輪 21 駆動輪軸部 3 舵取輪 4 作動杆部 41 作動杆 42 継手部 43 横杆 5 ガイド部 51 支持腕 52 対向ローラ 6 伝達部 61 連結盤 7 引張発条部 8 操作杆部

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 椅子部を、大径の一対の駆動輪と、小径
    の舵取輪とで支持してなる車椅子に於いて、駆動輪の軸
    位置に基端部を枢止して駆動輪上方部分で回動自在に設
    けた作動杆部に、駆動輪との外周当接表面が駆動輪表面
    と摩擦力が充分大きくなる形状に形成した連結盤を偏心
    して軸装した駆動伝達部を付設したことを特徴とする車
    椅子の走行駆動機構。
  2. 【請求項2】 請求項第1項記載の車椅子走行装置に於
    いて、作動杆部に、駆動輪の左右を挟持する対向ローラ
    を具備したガイド部を付設したことを特徴とする車椅子
    の走行駆動機構。
  3. 【請求項3】 請求項第1項又は第2項記載の車椅子の
    走行駆動装置に於いて、作動杆部の先端部分に、駆動輪
    軸と平行とした横杆を上下に折り曲げ自在とした継手部
    を介して連結してなることを特徴とする車椅子の走行駆
    動装置
  4. 【請求項4】 請求項第1項乃至第3項記載の車椅子の
    走行駆動装置に於いて、作動杆部前方位置の椅子部本体
    と作動杆との間に、引張発条部を着脱自在に介装してな
    ることを特徴とする車椅子の走行駆動装置
  5. 【請求項5】 請求項第1項記載の車椅子の走行装置に
    於いて、駆動伝達部を付設した作動杆部を左右駆動輪に
    装着し、左右作動杆各の先部に、作動杆軸方向と平行に
    回動可能に設けた継手部を介して、伸縮自在とした操作
    杆部を左右作動杆間に架設すると共に、少なくとも一方
    の操作杆部と作動杆部との間を着脱自在に連結してなる
    ことを特徴とする車椅子の走行駆動機構。
JP058250U 1993-09-30 1993-09-30 車椅子の走行駆動装置 Pending JPH0722897U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007505003A (ja) * 2003-09-12 2007-03-08 ピュア グローバル リミテッド 推進補助器具

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