JPH072284A - 液体収納袋 - Google Patents

液体収納袋

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JPH072284A
JPH072284A JP6014754A JP1475494A JPH072284A JP H072284 A JPH072284 A JP H072284A JP 6014754 A JP6014754 A JP 6014754A JP 1475494 A JP1475494 A JP 1475494A JP H072284 A JPH072284 A JP H072284A
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Katsuji Furuta
勝司 古田
Yukihiko Shibata
幸彦 柴田
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Daiwa Gravure Co Ltd
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Daiwa Gravure Co Ltd
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B05SPRAYING OR ATOMISING IN GENERAL; APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
    • B05BSPRAYING APPARATUS; ATOMISING APPARATUS; NOZZLES
    • B05B11/00Single-unit hand-held apparatus in which flow of contents is produced by the muscular force of the operator at the moment of use
    • B05B11/01Single-unit hand-held apparatus in which flow of contents is produced by the muscular force of the operator at the moment of use characterised by the means producing the flow
    • B05B11/02Membranes or pistons acting on the contents inside the container, e.g. follower pistons
    • B05B11/026Membranes separating the content remaining in the container from the atmospheric air to compensate underpressure inside the container

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  • Containers And Packaging Bodies Having A Special Means To Remove Contents (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】チューブを袋に突き刺しても袋の孔部に裂け目
が生じることなく、袋内部の液体を殆ど最後まで取り出
すことができ、また容器が倒れても袋内部の液体が容器
内で漏れることがない液体収納袋を提供する。 【構成】液体取り出し口を上端に備えてなる容器の内部
に入れられ、内部に洗剤などの液体が収納される合成樹
脂からなる液体収納袋であって、この袋1の少なくとも
一部に未延伸ナイロンフイルム3aとポリオレフィン系
フイルム3bを積層接着してなるラミネートフイルムの
層を設け、このラミネートフイルムの層に前記液体取り
出し口から下方に突出するチューブを突き刺すように構
成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、洗剤などの液体を収納
する液体収納袋に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から家庭などで使用される液状の洗
剤などは樹脂製の容器に詰められて販売されているが、
例えば容器内の洗剤がなくなると樹脂製袋の中に入った
詰め替え用洗剤を購入し、この詰め替え用洗剤を空の容
器内に詰め替えていた。
【0003】しかし、上記のように詰め替え用洗剤を空
の容器内に詰め替えるとき、樹脂製の柔軟な袋を手に持
って詰め替え作業を行なっており、袋が柔軟なことから
袋の口部の位置が不安定であり、容器の口部と袋の口部
を合わせて詰め替え作業を行なうのに手間がかかり、油
断をすると容器の外に洗剤がこぼれるという問題があっ
た。
【0004】この問題を解決するために、詰め替え用洗
剤が入った樹脂製袋を空の容器内に入れ、容器の上端に
備えてなる液体取り出し部となるノズル付きのポンプ部
材から下方に突出する吸い込み用チューブを前記袋に突
き刺し、前記ポンプ部材の上下操作により袋内の洗剤を
ノズルから取り出すように構成したものが知られてい
る。この場合、前記吸い込み用チューブが突き刺さる部
分のみならず袋全体が延伸ナイロンフイルムとポリオレ
フィン系フイルムを積層してなるラミネートフイルムで
構成され、延伸ナイロンフイルムは吸い込み用チューブ
が突き刺さるときの力によって吸い込み用チューブの先
端で裂ける方向に力が掛かることにより裂けやすいとい
う性質を有し、この延伸ナイロンフイルムにラミネート
されたポリオレフィン系フイルムも延伸ナイロンフイル
ムと同調して、吸い込み用チューブを袋に突き刺すと
き、その突き刺すときの力によって吸い込み用チューブ
の先端でラミネートフイルムに裂け目が生じて、吸い込
み用チューブが貫通した孔部周囲の裂け目より袋内部に
空気が入り、袋内部の洗剤が少量になってくると、前記
ポンプ部材を操作しても吸い込み用チューブから空気を
吸い込み、袋内部の洗剤を最後まで取り出すことができ
ないという問題があった。また、容器が倒れたりしたと
き、前記裂け目より袋内部の洗剤が容器内で漏れ、この
漏れた洗剤により容器内が汚れ、さらには容器外にも洗
剤が漏れるという問題があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明はこのような課
題を解決するもので、チューブを袋に突き刺しても袋の
孔部に裂け目が生じることなく、袋内部の液体を殆ど最
後まで取り出すことができ、また容器が倒れても袋内部
の液体が容器内で漏れることがない液体収納袋を提供す
ることを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に本発明は、内部に洗剤などの液体が収納される合成樹
脂からなる液体収納袋であって、この袋の少なくとも一
部に未延伸ナイロンフイルムとポリオレフィン系フイル
ムを積層接着してなるラミネートフイルムの層を設けた
ことを要旨とするものである。また本発明は、内部に洗
剤などの液体が収納される合成樹脂からなる液体収納袋
であって、この袋の少なくとも一部に未延伸ナイロンフ
イルムとポリオレフィン系フイルムを積層接着してなる
ラミネートフイルムの層とこのラミネートフイルムの層
の内側に重なりラミネートフイルムの層に接着していな
いポリオレフィン系フイルムの層を設けたことを要旨と
するものである。
【0007】ところで、前記液体収納袋としては容器の
内部に上下逆さにして入れられるスタンドパックタイプ
の液体収納袋、テトラポット型の液体収納袋、4面を有
して長さ方向両端がヒートシールにより閉じられガゼッ
ト型に形成され、内部に収納された液体が中央に寄るよ
うに長さ方向両端部を互いに近づく方向に曲げられて容
器の内部に入れられる液体収納袋などが挙げられ、これ
ら液体収納袋において、液体取り出し口から下方に突出
するチューブが突き刺さる部分を未延伸ナイロンフイル
ムとポリオレフィン系フイルムを積層接着してなるラミ
ネートフイルムの層で構成し、さらにはこのラミネート
フイルムの層の内側にラミネートフイルムの層に接着さ
せずに重なるようにポリオレフィン系フイルムの層を設
けて構成してある。
【0008】
【作用】以上のように、液体収納袋において、液体取り
出し口から下方に突出するチューブが突き刺さる部分を
未延伸ナイロンフイルムとポリオレフィン系フイルムを
積層接着してなるラミネートフイルムの層で構成し、さ
らにはこのラミネートフイルムの層の内側にラミネート
フイルムの層に接着させずに重なるようにポリオレフィ
ン系フイルムの層を設けて構成することにより、液体取
り出し口から下方に突出するチューブの下端が袋に突き
刺さったときに突き刺し部における孔部が裂けることな
くチューブに密着し、袋内部に空気が入りにくく、袋内
部の液体が少量になっても、袋内部の液体を殆ど最後ま
で取り出すことができる。また容器が倒れても袋内部の
液体が容器内で漏れることがない。特に、前述のように
ラミネートフイルムの層の内側にラミネートフイルムの
層に接着させずに重なるようにポリオレフィン系フイル
ムの層を設けることにより、万が一ラミネートフイルム
の層にチューブの突き刺しにより裂け目が生じても、そ
の内側のポリオレフィン系フイルムの層での突き刺し部
における孔部がチューブに密着し、袋内部に空気が入り
にくく、袋内部の液体が少量になっても、袋内部の液体
を殆ど最後まで取り出すことができる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例について、図面に基づ
いて説明する。先ず、図1〜図5に示す第1実施例につ
いて説明すると、1は洗剤などの液体を収納する合成樹
脂製の袋であり、少なくとも対向する両側の2辺にヒー
トシールによる封止部2、2を備えており、下端に膨ら
んだ底部3を有してスタンドパックの形態を呈してい
る。ところで前記袋1の材料としては、少なくとも底部
3は図2に示すように未延伸ナイロンフイルム3aとポ
リオレフィン系フイルム3bを積層接着してなるラミネ
ートフイルムが用いられ、残りの他の部分は延伸された
ナイロンフイルムとポリオレフィン系フイルムを積層接
着してなるラミネートフイルムが用いられる。そして底
部3以外の部分および底部3のポリオレフィン系フイル
ムを内側に位置させ、このポリオレフィン系フイルムを
ヒートシールにより融着させてスタンドパックの形態の
袋1を形作っている。
【0010】4は前記洗剤などの液体を収納する袋1を
底部3が上端となるように上下逆さの状態で入れる上端
が開口する縦長の合成樹脂製の容器本体で、この容器本
体4の上端開口部は容器本体4と同様の合成樹脂製の蓋
体5により閉じられるようになっている。前記容器本体
4の上端両側には孔部6,6が形成され、前記蓋体5よ
り垂下する爪片7,7が容器本体4の上端内側より孔部
6,6に係合して容器本体4と蓋体5とが結合されるよ
うになっている。前記蓋体5には液体取り出し部となる
ポンプ部材8が装着され、このポンプ部材8から下方に
突出するチューブ9の下端が上端に位置する袋1の底部
3に突き刺さり、袋1の下端近傍に位置するようになっ
ている。詳しくは、前記チューブ9は中密度ポリエチレ
ンやポリプロピレンなどで硬く作られていて、その先端
は斜めにカットされて尖っており、袋1の底部3が未延
伸ナイロンフイルム3aとポリオレフィン系フイルム3
bを積層接着してなるラミネートフイルムを材料として
作られていることからチューブ9が袋1の底部3に突き
刺さったときに袋1の底部3が裂けることなく突き刺し
部における孔部がチューブ9に密着するようになってい
る。10は前記チューブ9により吸い込まれた液体を取り
出すために前記ポンプ部材8に設けられた液体取り出し
口となるノズルである。なお、前記袋1が容器本体4内
に入れられるとき、袋1を上下逆さにした状態で内部の
液体が中央に寄って上端に位置する袋1の底部3が平た
く張った状態となるように袋1の下端部および両側部を
折り曲げて袋1を絞っており、袋1が容器本体4内に入
れられたときこの状態を保持できるように容器本体4の
内部の大きさが予め設定されている。
【0011】次に上記構成における使用方法について説
明すると、まず例えば家庭で洗剤などの液体を収納する
袋1を上下逆にして容器本体4の中にセットする。その
とき袋1を上下逆さにした状態で内部の液体が中央に寄
って上端に位置する袋1の底部3が平たく張った状態と
なるように袋1の下端部および両側部を折り曲げて袋1
を絞り、この状態で袋1を容器本体4内にセットする。
これにより袋1の底部3が平たく張った状態となり、容
器本体4の上端に蓋体5を取り付けるとき、ポンプ部材
8のチューブ9が袋1の底部3に突き刺さり易くなる。
容器本体4の上端に蓋体5を取り付ければ、ポンプ部材
8の頭部を押し下げた後、上に戻すことにより前記チュ
ーブ9で袋1内の液体が吸い上げられ、その動作を数回
繰り返すことによりノズル10から液体が断続的に取り出
されるのである。前述のように袋1は底部3が未延伸ナ
イロンフイルム3aとポリオレフィン系フイルム3bを
積層接着してなるラミネートフイルムを材料として作ら
れていることからチューブ9が袋1の底部3に突き刺さ
ったときに袋1の底部3が裂けることなくチューブ9に
密着し、袋1内部に空気が入りにくく、袋1内部の液体
が少量になっても、袋1内部の液体を最後まで取り出す
ことができる。また、容器本体4が倒れても袋1内部の
液体が容器本体4内で漏れることがない。
【0012】袋1の底部3にチューブ9が突き刺さった
状態でのその突き刺し部からの液体の漏れの有無を測定
するために、袋1の側部に80kgの荷重を掛けて食品
衛生法、食品添加物の規格基準第三器具および容器包装
B−2の耐圧縮試験に準じて耐圧縮試験を行なった結
果、液体の漏れは全く検出されなかった。
【0013】ところで、容器本体4は透明あるいは不透
明であっても良く、透明であれば容器本体4の外部から
袋1内の液体の残量を確認できる。また、図4において
二点鎖線で示すように容器本体4の下端部近傍に窓部11
を鉛直方向に設けておいても袋1内の液体の残量を確認
できる。さらに、前記容器本体4やポンプ部材8の構成
は図面に示すものに限定されるものではない。また、ポ
ンプ機能を有せず、液体取り出し口とチューブからなる
部材を用いるようにしても良い。
【0014】なお、前記容器本体4に入れて取り出され
る液体としては台所などで使用される洗剤の他、油、醤
油などの液状調味料や、牛乳、ジュース、あるいはシャ
ンプー、リンス、トリートメントなどの高粘度の液体な
どでも良い。
【0015】さらに、上記実施例では袋1の少なくとも
底部3を未延伸ナイロンフイルム3aとポリオレフィン
系フイルム3bの2層からなるラミネートフイルムによ
って構成してあるが、未延伸ナイロンフイルム3aとポ
リオレフィン系フイルム3bの間に別のフイルムを介在
させて積層接着してあっても良く、また図6に示すよう
に未延伸ナイロンフイルム3aとポリオレフィン系フイ
ルム3bの2層からなるラミネートフイルムの層の内側
にこのラミネートフイルムの層に接着させずに重なるよ
うにポリオレフィン系フイルム3cの層を設けるように
しても良い。このようにラミネートフイルムの層の内側
にポリオレフィン系フイルム3cの層を設けることによ
り、万が一ラミネートフイルムにチューブ9の突き刺し
により裂け目が生じても、その内側のポリオレフィン系
フイルム3cでの突き刺し部における孔部がチューブ9
に密着し、袋内部に空気が入りにくく、袋内部の液体が
少量になっても、袋内部の液体を殆ど最後まで取り出す
ことができる。
【0016】ところで、前記第1実施例において液体収
納袋1はスタンドパックの形態を呈しているが、図7に
示すようにテトラポット型であっても良く、あるいは図
8に示すように4面を有して長さ方向両端がヒートシー
ルにより閉じられたガゼット型であっても良い。前記テ
トラポット型の液体収納袋1の場合、液体収納袋1が容
器本体4の中にセットされるとき何れか1つの面が上端
に位置するようにセットされ、少なくともその上端に位
置する1つの面が図2に示すような未延伸ナイロンフイ
ルム3aとポリオレフィン系フイルム3bを積層接着し
てなるラミネートフイルムの層、あるいは図6に示すよ
うな未延伸ナイロンフイルム3aとポリオレフィン系フ
イルム3bの2層からなるラミネートフイルムの層の内
側にこのラミネートフイルムの層に接着させずに重なる
ようにポリオレフィン系フイルム3cの層を設けて構成
される。残りの他の面は延伸されたナイロンフイルムと
ポリオレフィン系フイルムなどを積層接着してなるラミ
ネートフイルムで構成される。
【0017】前記図8に示すガゼット型の液体収納袋1
は長さが同じで幅の異なる大小のシート12および13をそ
れぞれ2枚づつ用い、これらシート12,12、13,13の長
さ方向を揃えるとともに大きなシート12,12間を小さな
シート13,13でヒートシールにより繋いで筒状体を形成
し、小さなシート13,13を幅方向中央で内方に折り畳ん
で筒状体を扁平に形成し、次にこの扁平な筒状体の長さ
方向一端部をヒートシールにより閉じるとともに筒状体
の内部に洗剤などの液体を収納した後、扁平な筒状体の
長さ方向他端部をヒートシールにより閉じることにより
成形された4面を有するものである。ところで、前記袋
1の材料について、小さな一方のシート13を除いて残り
3枚のシート12,12、13は例えば延伸されたナイロンフ
イルムとポリオレフィン系フイルムなどを積層接着して
なるラミネートフイルムで構成される。また、前記小さ
な一方のシート13は図2に示すような未延伸ナイロンフ
イルム3aとポリオレフィン系フイルム3bを積層接着
してなるラミネートフイルムの層、あるいは図6に示す
ような未延伸ナイロンフイルム3aとポリオレフィン系
フイルム3bの2層からなるラミネートフイルムの層の
内側にこのラミネートフイルムの層に接着させずに重な
るようにポリオレフィン系フイルム3cの層を設けて構
成される。このように構成されて洗剤などの液体が収納
された袋1の長さ方向両端部近傍における大きな一方の
シート12の外面には両面粘着テープ14,14が装着されて
いる。そして、家庭で洗剤などの液体を収納する前記袋
1を前記小さな一方のシート13が上端に位置するように
容器本体内に入れる。そのとき袋1の内部の液体が中央
に寄るように袋1の長さ方向両端部を図9に示すように
互いに近づく方向に曲げて前記大きな一方のシート12の
外面に重ね、その状態を両面粘着テープ14,14による接
着力で保持しておく。これにより袋1の小さなシート13
は内圧で張った状態となり、ポンプ部材の吸い込み用チ
ューブが袋1の上端に位置する前記小さな一方のシート
13に突き刺さり易くなる。
【0018】以上、本発明の実施例について説明した
が、袋1の形態は上記各実施例以外のものでも良く、要
は少なくともポンプ部材の吸い込み用チューブが突き刺
さる部分が未延伸ナイロンフイルム3aとポリオレフィ
ン系フイルム3bを積層接着してなるラミネートフイル
ムの層、あるいは未延伸ナイロンフイルム3aとポリオ
レフィン系フイルム3bの2層からなるラミネートフイ
ルムの層の内側にこのラミネートフイルムの層に接着さ
せずに重なるようにポリオレフィン系フイルム3cの層
を設けて構成されていれば良い。特に、前記ポリオレフ
ィン系フイルム3bおよび3cとして、未延伸のポリオ
レフィン系フイルムを使用するのが好ましく、これによ
り前記チューブ9が突き刺されたときの密着性がより一
層向上する。
【0019】なお、未延伸ナイロンフイルム3aとポリ
オレフィン系フイルム3bとの間に、エチレンポリビニ
ルアルコール共重合体や塩化ビニリデンなどの樹脂から
なるバリヤー層を設けることも可能である。このバリヤ
ー層は未延伸のフイルムを積層接着により設けても良
く、あるいはコーティングにより設けても良い。さら
に、前記未延伸ナイロンフイルム3aの外側に別のフイ
ルムを積層してあっても良い。
【0020】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、液体収納
袋において、液体取り出し口から下方に突出するチュー
ブが突き刺さる部分を未延伸ナイロンフイルムとポリオ
レフィン系フイルムを積層接着してなるラミネートフイ
ルムの層で構成し、さらにはこのラミネートフイルム層
のの内側にラミネートフイルムの層に接着させずに重な
るようにポリオレフィン系フイルムの層を設けて構成す
ることにより、液体取り出し口から下方に突出するチュ
ーブの下端が袋に突き刺さったときに突き刺し部におけ
る孔部が裂けることなくチューブに密着し、袋内部に空
気が入りにくく、袋内部の液体が少量になっても、袋内
部の液体を殆ど最後まで取り出すことができる。また容
器が倒れても袋内部の液体が容器内で漏れることがな
い。特に、前述のようにラミネートフイルムの層の内側
にラミネートフイルムの層に接着させずに重なるように
ポリオレフィン系フイルムの層を設けることにより、万
が一ラミネートフイルムの層にチューブの突き刺しによ
り裂け目が生じても、その内側のポリオレフィン系フイ
ルムの層での突き刺し部における孔部がチューブに密着
し、袋内部に空気が入りにくく、袋内部の液体が少量に
なっても、袋内部の液体を殆ど最後まで取り出すことが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例における液体収納袋と容器
本体と蓋体との分解斜視図である。
【図2】同液体収納袋の底部の拡大断面図である。
【図3】同容器本体に液体収納袋をセットした後蓋体を
容器本体の上端に取り付ける状態を示す正面図である。
【図4】同容器本体に蓋体を取り付けた状態を示す正面
図である。
【図5】同断面図である。
【図6】本発明の他の実施例におけるチューブが突き刺
さる部分の拡大断面図である。
【図7】本発明の液体収納袋の異なった例を示す斜視図
である。
【図8】本発明の液体収納袋のさらに異なった例を示す
斜視図である。
【図9】同液体収納袋を容器本体内に入れる直前の状態
を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 袋 2 封止部 3 底部 3a 未延伸ナイロンフイルム 3b ポリオレフィン系フイルム 3c ポリオレフィン系フイルム 4 容器本体 5 蓋体 6 孔部 7 爪片 8 ポンプ部材 9 チューブ 10 ノズル 12 シート 13 シート

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部に洗剤などの液体が収納される合成
    樹脂からなる液体収納袋であって、この袋の少なくとも
    一部に未延伸ナイロンフイルムとポリオレフィン系フイ
    ルムを積層接着してなるラミネートフイルムの層を設け
    たことを特徴とする液体収納袋。
  2. 【請求項2】 液体取り出し口を上端に備えてなる容器
    の内部に上下逆さにして入れられるスタンドパックタイ
    プの液体収納袋であって、液体取り出し口から下方に突
    出するチューブが突き刺さる袋の底部に未延伸ナイロン
    フイルムとポリオレフィン系フイルムを積層接着してな
    るラミネートフイルムの層を設けたことを特徴とする請
    求項1記載の液体収納袋。
  3. 【請求項3】 液体取り出し口を上端に備えてなる容器
    の内部に入れられるテトラポット型の液体収納袋であっ
    て、液体取り出し口から下方に突出するチューブが突き
    刺さる部分に未延伸ナイロンフイルムとポリオレフィン
    系フイルムを積層接着してなるラミネートフイルムの層
    を設けたことを特徴とする請求項1記載の液体収納袋。
  4. 【請求項4】 4面を有して長さ方向両端がヒートシー
    ルにより閉じられガゼット型に形成され、内部に収納さ
    れた液体が中央に寄るように長さ方向両端部を互いに近
    づく方向に曲げられて液体取り出し口を上端に備えてな
    る容器の内部に入れられる液体収納袋であって、液体取
    り出し口から下方に突出するチューブが突き刺さる部分
    に未延伸ナイロンフイルムとポリオレフィン系フイルム
    を積層接着してなるラミネートフイルムの層を設けたこ
    とを特徴とする請求項1記載の液体収納袋。
  5. 【請求項5】 内部に洗剤などの液体が収納される合成
    樹脂からなる液体収納袋であって、この袋の少なくとも
    一部に未延伸ナイロンフイルムとポリオレフィン系フイ
    ルムを積層接着してなるラミネートフイルムの層とこの
    ラミネートフイルムの層の内側に重なりラミネートフイ
    ルムの層に接着していないポリオレフィン系フイルムの
    層を設けたことを特徴とする液体収納袋。
  6. 【請求項6】 液体取り出し口を上端に備えてなる容器
    の内部に上下逆さにして入れられるスタンドパックタイ
    プの液体収納袋であって、液体取り出し口から下方に突
    出するチューブが突き刺さる袋の底部に未延伸ナイロン
    フイルムとポリオレフィン系フイルムを積層接着してな
    るラミネートフイルムの層とこのラミネートフイルムの
    層の内側に重なりラミネートフイルムの層に接着してい
    ないポリオレフィン系フイルムの層を設けたことを特徴
    とする請求項5記載の液体収納袋。
  7. 【請求項7】 液体取り出し口を上端に備えてなる容器
    の内部に入れられるテトラポット型の液体収納袋であっ
    て、液体取り出し口から下方に突出するチューブが突き
    刺さる部分に未延伸ナイロンフイルムとポリオレフィン
    系フイルムを積層接着してなるラミネートフイルムの層
    とこのラミネートフイルムの層の内側に重なりラミネー
    トフイルムの層に接着していないポリオレフィン系フイ
    ルムの層を設けたことを特徴とする請求項5記載の液体
    収納袋。
  8. 【請求項8】 4面を有して長さ方向両端がヒートシー
    ルにより閉じられガゼット型に形成され、内部に収納さ
    れた液体が中央に寄るように長さ方向両端部を互いに近
    づく方向に曲げられて液体取り出し口を上端に備えてな
    る容器の内部に入れられる液体収納袋であって、液体取
    り出し口から下方に突出するチューブが突き刺さる部分
    に未延伸ナイロンフイルムとポリオレフィン系フイルム
    を積層接着してなるラミネートフイルムの層とこのラミ
    ネートフイルムの層の内側に重なりラミネートフイルム
    の層に接着していないポリオレフィン系フイルムの層を
    設けたことを特徴とする請求項5記載の液体収納袋。
JP6014754A 1993-02-26 1994-02-09 液体収納袋 Expired - Lifetime JP2661868B2 (ja)

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JP6014754A JP2661868B2 (ja) 1993-02-26 1994-02-09 液体収納袋

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