JPH07225270A - レーダー自動感知警告装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 高出力対空レーダー送信機の側に置き、自動
的に警告を発し、安全喚起を行う。 【構成】 レーダー感知部（１）と警告部（３）から成
り、レーダー電波をレーダー感知部（１）で感知したと
き、信号が警告部（３）に伝わり、自動的にライトが点
灯し警告を発することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】この発明は、高出力対空レーダー
送信機の安全上、レーダー電波が放射されたことを知ら
せるレーダー自動感知警告装置に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】高出力対空レーダー送信機の送信時に、
安全上、操作員が手動でブザーを鳴らしたり、ライトを
点灯させて周囲の人員に対して注意を促してきた。自動
的に警告を発する装置は作られていない。

【０００３】

【発明が解決しようとする問題点】高出力対空レーダー
送信機から放射されるレーダー電波は高周波数、高出力
で長くさらされると人体に悪影響があるため、レーダー
電波が放射されていることを警告する必要があり、今ま
では、ブザーやライトを手動で操作し、警告してきた
が、人為的ミスにより不確実な警告を発する問題点があ
った。この発明は、かかる問題を解決するため、レーダ
ー電波放射時、確実に警告を発するため、レーダー電波
を感知するレーダー感知部（１）の信号によって自動的
に警告部（３）の回転ライト（３２）を作動させ、警告
をするようになしたことを特徴としている。

【０００４】

【問題点を解決するための手段】この発明は、レーダー
感知部（１）と警告部（３）とから成り、レーダー電波
をレーダー感知部（１）で感知したとき、信号が警告部
（３）に伝わり、自動的に回転ライト（３２）が警告を
発するものである。

【０００５】

【作用】この発明は、高出力対空レーダー送信機の直接
波、又はサイドローブ波を感知部（１）で感知すること
により、レーダー感知部（１）の信号を警告部（３）に
伝え、回転ライト（３２）を点灯し、レーダー電波の放
射を自動警告する。

【０００６】

【実施例】この発明は捕捉レーダー、追随レーダーの付
近で人目に付きやすいところに設置する。図１はこの発
明の概略を示すブロック図である。レーダー感知部
（１）はセンサー（１１）および検知回路（１２）で構
成される。レーダー感知部（１）の信号は遅延・保持回
路（２）を通り、警告部（３）に伝わる。電源部（４）
は制知部（１）と警告部（３）に必要な直流電源を供給
している。図２はこの発明の具体的な回路図を示してい
る。レーダー感知部（１）ではセンサー（１１）により
レーダーの電磁波を受信し、検知部が増幅を行う。この
際、感度調整抵抗（１２−１）でレーダー電波の強度や
設置場所の条件により感度調整を行う。検知部（１２）
からの信号は遅延・保持回路（２）によって制御回路の
安定化をはかる。抵抗器（２−１）は 高出力対空レー
ダー送信機のＰＲＦ等の特性に合わせて設定できる。制
御回路（３１）は伝達された信号によって電源部からの
直流を回転ライト（３２）に伝え作動させる。また、必
要に応じ回転ライト（３２）のほかにブザー（３３）を
つけることもできる。

【０００７】

【発明の効果】この発明は以上説明したように、レーダ
ー感知部（１）がレーダー電波を感知することによって
発生する信号で、警告部（３）の回転ライト（３２）を
自動的に作動させることにより、周囲の人員に対し、適
切で正確な安全喚起を行うことができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の概略の構成を示すブロック図である。

【図２】本発明の具体的な回路図である。

【図３】本発明の斜視図である。

【符号の説明】

１ レーダー感知部 ２ 遅延・保持回路 ３ 警告部 ４ 電源部 １１ センサー １２ 検知回路 ３１ 制御回路 ３２ 回転ライト ３３ ブザー

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 高出力対空レーダー送信機の直接波、及
   びサイドローブ波を自動感知し、ライトで警告を発する
   レーダー自動感知警告装置。