JPH07224742A - スタータマグネチックスイッチ - Google Patents

スタータマグネチックスイッチ

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JPH07224742A
JPH07224742A JP5435294A JP5435294A JPH07224742A JP H07224742 A JPH07224742 A JP H07224742A JP 5435294 A JP5435294 A JP 5435294A JP 5435294 A JP5435294 A JP 5435294A JP H07224742 A JPH07224742 A JP H07224742A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
plunger
contact
plate
magnetic switch
leaf spring
Prior art date
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Pending
Application number
JP5435294A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigenobu Kuroki
重宣 黒木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shinko Seiki Co Ltd
Original Assignee
Shinko Seiki Co Ltd
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Publication date
Application filed by Shinko Seiki Co Ltd filed Critical Shinko Seiki Co Ltd
Priority to JP5435294A priority Critical patent/JPH07224742A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】耐久性があり低消費電力型及び小型化を可能に
すると共に、構造が簡単で低コストで製造できる。 【構成】プランジャー2の凸部2bにインシュレーター
6及びインシュレーター7を、その間に板ばね5を介し
て嵌着する。板ばね5を略菱形の平板状に形成し、略H
字状の切り込みを刻設し、中央部分の中板5bと両縁部
分の側板5cとに分割した構造にする。ケース蓋8から
ケース内部に突出して設けられた一対のガイド板8aに
て板ばね5の側板5cを押圧し、電磁コイル1のボビン
1aの前端から突出して設けられた一対の支持片1bに
て各中板5bを支持して板ばね5を組み付ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動二輪車のセルモー
ターを始動させるためのスタータマグネチックスイッチ
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の装置としては図5に示す
ようなものが知られている。この装置の基本的な構成と
しては、電磁コイル11と、該電磁コイル11内に収納
されたプランジャー21と、固定接点であるコンタクト
ボルト31と、これに接離する可動接点であるコンタク
トプレート41とをスイッチケース91内に収容して成
っており、プランジャー21はリターンスプリング51
により図面左方向に付勢され、前記コンタクトプレート
41はコンタクトスプリング52により図面右方向に付
勢された状態にされている。ここでリターンスプリング
51の付勢力はコンタクトスプリング52の付勢力より
も大きく設定されているので、図5(a)に示すよう
に、無通電時にはプランジャー21によりコンタクトプ
レート41が常時図面左方向に押圧され、その接触面4
1aとコンタクトボルト31の接触面31aとは非接触
になりスイッチOFFの状態に保持される。図5(b)
に示すように、電磁コイル11への通電時には、プラン
ジャー21が磁化して電磁コイル11内へ吸引され図面
右方向に移動し、その端部吸着面21aが底板91aに
吸着する。これにより、プランジャー21とコンタクト
プレート41は離反し、コンタクトスプリング52によ
りコンタクトプレート41が図面右方向に付勢され、そ
の接触面41aとコンタクトボルト31の接触面31a
とが係合接触しスイッチONの状態に保持される。とこ
ろで、スタータマグネチックスイッチは走行中(スイッ
チOFF状態)の衝撃、振動等による誤作動を防止する
ため、コンタクトプレート41とコンタクトボルト31
とを非接触状態で確実に保持する必要があり、そのため
の付勢力を与えるリターンスプリング51には、衝撃、
振動等により発生するG(重力加速度)に打ち勝つだけ
の反力が要求される。更に、スタータマグネチックスイ
ッチの始動時(スイッチON状態)には、上述したリタ
ーンスプリング51の反力よりも大きな吸引力をプラン
ジャー21に与えることが必要であり、この吸引力を発
生させるために、電磁コイルの巻数や通電する電流、電
圧及びプランジャー21の断面積をある程度の大きさ以
上にする必要があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】つまり、従来装置にお
いては電磁コイル11によるプランジャー21の吸引方
向とコンタクトスプリング52との付勢方向、すなわち
プランジャー21とコンタクトプレート41との移動方
向が同じであるため、その耐衝撃、耐振動性を考慮する
と、装置構成部品の低消費電力型及び小型化を達成する
ことは困難であった。また、従来のものは、その構成が
複雑になりがちで製造コストも高いものが多かった。
本発明は、上記問題点に鑑み、充分な耐衝撃、耐振動性
並びに繰り返し作動における充分な耐久性を持ち、装置
の低消費電力型及び小型化を可能にすることができると
共に、構造が簡単で低コストで製造できるスタータマグ
ネッチックスイッチを提供することを目的とするもので
ある。
【0004】
【課題を解決するため手段】このため本発明では、電磁
コイルと、該電磁コイル内に収納されたプランジャー
と、該プランジャーの移動に連動して固定接点に接離す
る可動接点とからなるスタータマグネッチックスイッチ
において、前記プランジャーと前記可動接点との間に、
前記プランジャーの吸引方向と逆方向に前記可動接点を
移動させる反転機構を設けるようにしたものである。
【0005】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1は本発明に係るスタータマグネッチックスイ
ッチにおける(a)は無通電時、(b)は通電時の側面
断面図、図2の(a)は図1のA−A線断面図、(b)
はB−B線断面図、図3は板ばねの平面図、図4の
(A)は無通電時、(B)は通電し接点が接触した瞬
間、(C)はプランジャーが更に吸着された状態におけ
る板ばねの作動説明図、図5は従来装置における(a)
は無通電時、(b)は通電時の側面断面図である。
【0006】図1及び図2に示すように、スタータマグ
ネッチックスイッチの円筒形のスイッチケース9のケー
ス内には電磁コイル1と、該電磁コイル1内に収納され
たプランジャー2と、固定接点である一対のコンタクト
ボルト3がケース蓋8に固着して設けられると共に、こ
れに接離する可動接点であるコンタクトプレート4と、
一端がプランジャー2に、他端がコンタクトプレート4
に連接され、プランジャー2とコンタクトプレート4の
間に電磁コイル1のボビン1aから突出して設けられた
一対の支持片1bを支点として組み付けられた板ばね5
が設けられている。
【0007】プランジャー2の先端には、その本体より
も直径を小さくした凸部2bが一体に形成されており、
この凸部2bにはインシュレーター6及びインシュレー
ター7がその間に板ばね5を介して嵌着して設けられ、
その先端をかしめて固定されている。また、プランジャ
ー2の後端にはその本体よりも直径を大きく、すなわち
底面積を広くした吸着面2aが設けられており、その段
差によるツバ部分が、電磁コイル1のボビン1aの後端
に当接して係止できるようにされている。
【0008】板ばね5は図2及び図3に示すように、略
菱形の平板状に形成されており、略H字状の切り込みを
刻設し、中央部分の中板5bと両縁部分の側板5cとに
分割した構造にされている。また、板ばね5の上下両端
には係合突片5aが設けられコンタクトプレート4の上
下端に係合して連結されている。そして、図2の(b)
に示すように、ケース蓋8からケース内部に突出して設
けられた一対のガイド板8aにて側板5cを図面右方向
に押圧した状態で板ばね5を組み付けることにより、コ
ンタクトボルト3からコンタクトプレート4を離反させ
る力が働き、図面右方向に付勢すると共に、プランジャ
ー2を図面左方向に付勢した状態で維持するようにされ
ている。
【0009】次に本実施例の作動及び作用を板ばねを主
にして説明する。図4に示すように、まず、無通電時に
おいては、板ばね5を組み付ける際に側板5cに発生す
る反力によりコンタクトプレート4は図面右方向に付勢
された状態にあり、その接触面4aとコンタクトボルト
3の接触面3aとは非接触になりスイッチOFFの状態
に保持される(図4(A))。電磁コイル1への通電時
には、プランジャー2が磁化して電磁コイル1内へ吸引
され図面右方向に移動する。これにより、プランジャー
2に嵌着されたインシュレーター7が板ばね5の中板5
bを図面右方向に押圧する。ここで、電磁コイル1の吸
引力は板ばね5により図面左方向に反転される。これ
は、電磁コイル1のボビン1aの前端から突出して設け
られた一対の支持片1bが板ばね5の各中板5bを略中
央で支持することにより、これが支点となり、中板5b
がシーソーの如き動きをするためである。これによりコ
ンタクトプレート4は図面左方向に付勢され、コンタク
トボルト3と接触し(図4(B))、更に引き込まれる
と、図1(b)に示すように、プランジャー2の端部吸
着面2aがケース底板9aに吸着し、コンタクトプレー
ト4の接触面4aとコンタクトボルト3の接触面3aと
が接触したスイッチONの状態に保持される(図4
(C))。
【0010】更に、衝撃、振動等により発生するG(重
力加速度)による影響を従来装置と比較して詳述する。
ここでは説明を簡略化するために、本装置では、前提条
件としてコンタクトプレートに作用する接点荷重は従来
装置と同じとし、板ばね5の中板5bを支持する支点の
位置を中央とし、そのレバー比を1:1と仮定する。ま
ず、図1(a)に示す本装置について述べる。 (1)装置が図面左方へのGを受けた場合 コンタクトプレート4の重さをWとした場合にコンタ
クトプレート4をコンタクトボルト3に接触させようと
働く力FはF=WGとなり図面左方へ働く。その
際プランジャー2に発生する力をFとすると、その後
端がボビン1aに係止されているためF=0となる。
すなわちFを解消するために求められる板ばね5が組
み付けられた状態で発生する反力はWG以上であれば
よい。 (2)装置が図面右方へのGを受けた場合 コンタクトプレート4に発生する力FはF=W
となり図面右方へ働く、その際プランジャー2に発生す
る力Fはその重さをWとするとF=WGとなり
図面右方へ働くのであるが、板ばね5により図面左方向
への力に反転されるためコンタクトプレート4に働く力
はFとFを相殺したものとなる。すなわちF=F
−F=(W−W)G となり、例えばWとW
をほぼ同じ重さにするならばF=0となり、コンタ
クトプレート4へのGの影響は解消される。次に、図5
(a)に示す従来装置について述べる。 (1)装置が図面左方へのGを受けた場合 コンタクトプレート41及びプランジャー21は図面左
方向へ付勢されケース蓋81に係止されるので、Gの影
響は無視することができる。 (2)装置が図面右方へのGを受けた場合 コンタクトプレート41及びプランジャー21の重さを
それぞれWとWとするとコンタクトプレート41を
コンタクトボルト31に接触させる方向に働く力F
=(W+W)Gとなる。すなわちFを解消す
るためのリターンスプリング51に求められる付勢力
は、コンタクトプレート41に作用する接点荷重+(W
+W)G以上であればよい。 以上、本装置と従来装置のリターンスプリング部分に要
求される付勢力はコンタクトプレートに作用する接点荷
重を除くと、それぞれWG及び(W+W)Gとな
り、これを比較して分かるように本発明においてはリタ
ーンスプリング力を従来装置のほぼ半分にすることがで
きる。これにより、電磁コイル1の吸着力が小さくて済
むため、鉄心を小さくすることができる。すなわち、プ
ランジャーを小さく、また電磁コイルの巻数や通電する
電流を減少させることができ、低消費電力型及び小型化
ができる。また、プランジャー2の吸着面2aの面積を
プランジャー本体の断面積より広くしたことにより磁気
抵抗が小さくなるので、従来装置に必要とされた鉄製の
底板91aが不要になり、これも軽量化の一因となる。
更に、板ばね5に従来装置におけるリターンスプリング
51とコンタクトスプリング52の機能を一体に兼備さ
せたので、部品点数を削減することができ、組み立てを
簡単に行うことができる。ところで、本発明の要旨はプ
ランジャーと可動接点であるコンタクトプレートをプラ
ンジャーの吸引方向と逆方向に移動させる構造にした反
転機構を設けたことにあり、上記の板ばね5と支持片1
bによる構成はその一例であることは言うまでもなく、
他の反転機構としては、コンタクトプレートをコンタク
トボルトから離反する方向に押圧するリターンスプリン
グを別に設け、板ばねの中板に相当する部分をレバーで
作り、その略中央に支点を設け、このレバーをプランジ
ャーと連動させるようにしたものでもよい。
【0011】
【発明の効果】本発明では、以上のようにしてスタータ
マグネチックスイッチを構成したので、充分な耐衝撃、
耐振動性並びに繰り返し作動における充分な耐久性を持
ちながらも装置の低消費電力型及び小型化を可能にする
と共に、構造が簡単で低コストで製造できるという優れ
た効果がある。
【0012】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るスタータマグネッチックスイッチ
における(a)は無通電時、(b)は通電時の側面断面
図である。
【図2】(a)は図1のA−A線断面図、(b)はB−
B線断面図である。
【図3】板ばねの平面図である。
【図4】(A)は無通電時、(B)は通電し接点が接触
した瞬間、(C)は更にプランジャーが吸着された状態
における板ばねの作動説明図である。
【図5】従来装置における(a)は無通電時、(b)は
通電時の側面断面図である。
【符号の説明】
1 電磁コイル 1a ボビン 1b 支持片 2 プランジャー 2a 吸着面 2b 凸部 3 コンタクトボルト 4 コンタクトプレート 5 板ばね 5a 係合突片 5b 中板 5c 側板 6 インシュレーター 7 インシュレーター 8 ケース蓋 8a ガイド板 9 スイッチケース 9a ケース底板

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電磁コイルと、該電磁コイル内に収納され
    たプランジャーと、該プランジャーの移動に連動して固
    定接点に接離する可動接点とからなるスタータマグネッ
    チックスイッチにおいて、前記プランジャーと前記可動
    接点との間に前記プランジャーの移動方向と逆方向に前
    記可動接点を移動させる反転機構を設けたことを特徴と
    するスタータマグネチックスイッチ。
  2. 【請求項2】反転機構が、一端がプランジャーに、他端
    が可動接点に連接され、前記プランジャーと可動接点の
    間に設けられた支点を有するレバーであることを特徴と
    する請求項1記載のスタータマグネチックスイッチ。
  3. 【請求項3】レバーが板ばねであることを特徴とする請
    求項2記載のスタータマグネチックスイッチ。
  4. 【請求項4】板ばねに略H字状の切り込みを刻設し、中
    央部分の中板と両縁部分の側板とに分割したことを特徴
    とする請求項3記載の板ばね。
  5. 【請求項5】プランジャーの吸着面の面積をプランジャ
    ー本体の断面積より広くしたことを特徴とする請求項1
    記載のスタータマグネチックスイッチ。
JP5435294A 1994-02-14 1994-02-14 スタータマグネチックスイッチ Pending JPH07224742A (ja)

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JP5435294A Pending JPH07224742A (ja) 1994-02-14 1994-02-14 スタータマグネチックスイッチ

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JP (1) JPH07224742A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012178254A (ja) * 2011-02-25 2012-09-13 Denso Corp 電磁スイッチ装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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